JP3138906B2 - 接着芯地及びその製造方法 - Google Patents
接着芯地及びその製造方法Info
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Description
法に関する。詳細には低目付でソフトな風合いを備えて
おり、しかも表地と接着したときにモアレ現象を起こし
難い接着芯地及びその製造方法に関する。
ブラウスなどの薄物用の接着芯地として、多数の点状の
熱融着部を形成したポイントシール不織布にドット状に
接着樹脂を付着したものがあった。
と接着したときに不織布のポイントシール部と表地とが
モアレ現象を起こすことがあった。また不織布のフィル
ム化した熱融着部は、当該不織布の風合いを硬くしてお
り、このため、不織布の全表面積に占める熱融着部の割
合を少なくしてソフトな風合いとした場合には強度が低
下するという不具合を招いていた。
にモアレ現象を起こし難く、しかもソフトな風合いに創
り出すことができる接着芯地として、乾式繊維ウェブに
水流絡合処理を施した水流絡合不織布にドット状に接着
樹脂を付着したものもあった。
目付が25g/m2 を下回るような低目付の水流絡合不
織布は、容易に製造することができなかった。というの
は、乾式繊維ウェブは、繊維相互が結合しておらず、単
に層状に積載されているだけなので、水流絡合する際の
水圧で繊維が飛散してしまい、繊維の粗密が生じたり、
繊維相互の絡みが不十分であったりし、しかも、乾式繊
維ウェブの目付が小さくなればなるほどその影響は大き
くなり、均質なものが得られない、さらには不織布とし
ての形態が維持できないという事態を招くことになるか
らである。
ものであり、低目付でソフトな風合いを備えており、し
かも表地と接着したときにモアレ現象を起こし難い接着
芯地及びその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
するため、請求項1記載の発明は、繊維長が20〜80
mmの短繊維よりなり、目付が5〜25g/m2 の乾式
繊維ウェブから形成した水流絡合不織布の構成繊維相互
が、前記水流絡合不織布の一方面側に付着する接着樹脂
によって結合していることを特徴とする接着芯地をその
要旨とした。
他方面側の剥離痕が起毛部分として現れていることを特
徴とする接着芯地をその要旨とした。
構成繊維相互間が含浸またはスプレーにより付与された
樹脂で結合されていることを特徴とする接着芯地をその
要旨とした。
0mmの短繊維よりなり、目付が5〜25g/m2 の乾
式繊維ウェブにニットまたはネットを積層し、この状態
で水流絡合処理を施して前記乾式繊維ウェブの構成繊維
をニットまたはネットに絡ませ、次いで、前記乾式繊維
ウェブ側に接着樹脂を付着させ、この後乾式繊維ウェブ
をニットまたはネットから剥離することを特徴とする接
着芯地の製造方法をその要旨とした。
した後、乾式繊維ウェブに樹脂エマルジョンを付与した
ことを特徴とする接着芯地の製造方法をその要旨とし
た。
を更に詳しく説明する。まず、請求項1、2及び3記載
の接着芯地について説明する。図1に示すように、この
接着芯地11は、乾式繊維ウェブから形成した水流絡合
不織布12の構成繊維相互が、前記水流絡合不織布12
の一方面側に付着する接着樹脂13によって結合してい
るものである。
には、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの繊維が単独であるいは複数種の繊維を組み合わ
せて使用されている。その繊維長は20〜80mmの短
繊維である。
3デニール、より好ましくは0.5〜2デニールであ
る。0.3デニールよりも繊維径が細くなると、均質な
乾式繊維ウェブを得るのが難しくなると共に、得られる
接着芯地の強度が低下し、3デニールを上回る場合には
得られる接着芯地の風合いが硬くなってしまうことにな
る。
5g/m2 、より好ましくは10〜20g/m2 の範囲
となっている。目付が5g/m2 を下回るときには、繊
維の粗密が生じたり、繊維相互の絡みが不十分であった
りするなどの恐れがあり、25g/m2 を上回る場合に
は嵩高で厚手のものになってしまいブラウスなどの薄手
の接着芯地として使用できなくなる。
により構成繊維相互が絡み合い、不織布としての形態が
保持されている。しかしながら、該不織布の構成繊維の
繊維長は20〜80mmであり、目付は5〜25g/m
2 であることから、繊維相互が絡み合いのみでは接着芯
地としての十分な強度を得ることができない。このた
め、本発明の接着芯地にあっては、水流絡合不織布の一
方面側に接着樹脂を付着させることで、同不織布の構成
繊維相互が接着樹脂によって結合し、接着芯地としての
十分な強度を確保され、形態保持、安定化の向上が計ら
れている。
0°Cのポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂
等の熱可塑性樹脂が用いられており、この接着樹脂が3
〜15g/m2 、好ましくは4〜10g/m2 の付着量
で前記水流絡合不織布の一方面側に付着している。この
付着量が3g/m2 を下回る場合には強度が不足し、か
つ表地などとの間で十分な接着力が得られなくなる。一
方、接着樹脂の付着量が15g/m2 を上回る場合には
表地などと接着したときに風合いが硬くなると共に、当
該接着芯地の接着面とは反対の面側に樹脂が染み出して
しまう恐れがある。
着の態様は任意であるが、例えば接着樹脂をドット状に
付着させる場合には、そのドットが不織布全体に一様に
分布していて、その1個のドット面積が0.1〜2mm
2 、密度が10〜200個/cm2 であるのが望まし
い。尚、接着樹脂のドット状以外の付着の例としては、
ストライプ状、ランダム状、格子状などが挙げられる。
mmの短繊維よりなり、目付が5〜25g/m2 の水流
絡合不織布の他方面側が起毛されている態様を採ること
もできる。この場合、他方面側の起毛部分は剥離の痕で
あり、当該接着芯地の製造過程で生じたものである。
80mmの短繊維よりなり、目付が5〜25g/m2 の
乾式繊維ウェブにニットまたはネットを積層し、その上
で水流絡合処理を施し、次いでこの乾式繊維ウェブ側に
接着樹脂を付着させ、この後乾式繊維ウェブをニットま
たはネットから剥離するという方法で得られたものであ
り、他方面側の起毛部分は乾式繊維ウェブからニットま
たはネットを剥離するときに生じたものである。このた
め、他方面側の起毛部分、換言すれば剥離痕は当該不織
布の製造時に使用したニットまたはネットに対応してお
り、ニットまたはネットの形態や目の形、大きさなどが
起毛部分として他方面側に現れているのである。
成繊維相互間を含浸またはスプレーにより付与された樹
脂で結合させることもできる。本発明の接着芯地は、前
述した如く繊維相互の絡み合いと、水流絡合不織布の一
方面側に付着する接着樹脂による繊維相互の結合とによ
って接着芯地としての十分な強度が確保されているが、
含浸またはスプレーにより付与された樹脂で繊維相互を
結合することで、強度をさらに高め、取り扱い性の向上
を計ることができる。この場合、樹脂の付着量としては
3g/m2 以下、好ましくは1g/m2 以下で、これよ
りも付着量が多くなると、接着芯地の風合いが硬くな
り、重量も増えるので、使用に適さなくなる。
造方法について説明する。この製造方法は、乾式繊維ウ
ェブにニットまたはネットを積層し、この状態で水流絡
合処理を施して、次いで前記乾式繊維ウェブ側に接着樹
脂を付着させ、この後乾式繊維ウェブをニットまたはネ
ットから剥離することを特徴とするものである。
1にニットまたはネット22を積層する。乾式繊維ウェ
ブは、梳繊方式あるいは気流方式などの乾式法によって
形成されたものであり、その構成繊維としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの繊維
を用いることができる。これらの繊維は、繊維長が20
〜80mmの短繊維である。
ル、より好ましくは0.5〜2デニールのものがよく、
0.3デニールよりも繊維径が細くなると、均質な乾式
繊維ウェブを得るのが困難になると共に、得られる接着
芯地の強度が低下し、3デニールを上回る場合には得ら
れる接着芯地の風合いが硬くなってしまうことになる。
ておらず、単に層状に積載されているだけであり、しか
も目付が25g/m2 を下回るような低目付で、その構
成繊維も繊維長が20〜80mmの短繊維であるので、
後述の水流絡合処理を施した場合には、水圧で繊維が飛
散してしまい、繊維の粗密が生じたり、繊維相互の絡み
が不十分となったりする。そこで、本発明の製造方法で
は、この乾式繊維ウェブにニットまたはネットを積層し
て、水流絡合処理時における水圧によっても繊維の飛散
や繊維の粗密が生じたりしないようこれを支持するよう
にした。
ェブを確実に支持しながらも、水流の通過が可能で十分
な繊維の絡合処理を行うことができるものならば、その
種類、構造は特に限定されないが、少なくとも100〜
15メッシュ、好ましくは30〜65メッシュの目を有
するものが好ましい。というのはニットまたはネットの
目が100メッシュよりも小さいと繊維が絡み難くな
り、15メッシュよりも大きな場合には十分な支持効果
が得られなくなるからである。
21をニットまたはネット22に積層した状態で水流絡
合処理を施す。これにより乾式繊維ウェブの構成繊維相
互が絡み合い、かつこれを支持するニットまたはネット
にも繊維が絡まることになり、乾式繊維ウェブとこれを
支持するニットまたはネットとは一体物となる。
ェブ21側に接着樹脂13を付着させる。これにより乾
式繊維ウェブの構成繊維相互が接着樹脂によって結合さ
れ、前記水流絡合による繊維相互の絡み合いとともに接
着芯地としての十分な強度が確保されることになる。
0°Cのポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂
等の熱可塑性樹脂を用いることができ、この接着樹脂を
3〜15g/m2 、好ましくは4〜10g/m2 の付着
量で前記乾式繊維ウェブに付着させるのである。尚、接
着樹脂の付着量が3g/m2 を下回る場合には強度が不
足し、かつ表地などとの間で十分な接着力が得られなく
なる。一方、接着樹脂の付着量が15g/m2を上回る
場合には表地などと接着したときに風合いが硬くなると
共に、当該接着芯地の接着面とは反対の面側に樹脂が染
み出してしまう恐れがある。
に付着させるかは任意である。例えば接着樹脂をドット
状に付着させる場合には、そのドットが不織布全体に一
様に分布していて、その1個のドット面積が0.1〜2
mm2 、密度が10〜200個/cm2 であるのが望ま
しい。尚、接着樹脂はドット状の他に、ストライプ状、
ランダム状、格子状などに付着させることができる。
21をニットまたはネット22から剥離する。これによ
り乾式繊維ウェブの剥離した面側には、乾式繊維ウェブ
を支持していたニットまたはネットの形態や目の形、大
きさなどが起毛部分として現れることになる。
ェブに樹脂エマルジョンを含浸またはスプレーにより付
与してもよい。これにより乾式繊維ウェブは、構成繊維
相互間が含浸またはスプレーにより付与された樹脂で結
合されることになり、当該乾式繊維ウェブをニットまた
はネットから剥離するときに、同乾式繊維ウェブが損傷
を受け難くなり、剥がし易くなる。また樹脂エマルジョ
ンの付与により得られる接着芯地は、水流絡合による繊
維相互の絡み合いと、接着樹脂による繊維相互の結合と
によって確保されている接着芯地としての強度がさらに
向上し、取り扱い性の向上も計られることになる。尚、
樹脂の付着量としては3g/m2 以下、好ましくは1g
/m2 以下で、これよりも付着量が多くなると、接着芯
地の風合いが硬くなり、重量も増えるので、使用に適さ
なくなる。
を用いて、カード機により目付10g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、繊維径20デニールのポリアミド繊維
からなるウェール35、コース35のトリコット上に積
層する。次いで、この積層体に乾式繊維ウェブ側から7
0kg/cm2 の圧力で水流絡合処理を施し、繊維を絡
合させた。次に、この積層体の乾式繊維ウェブ側の表面
にポリアミド樹脂を目付10g/m2 の付着量となるよ
うにドット状に加工した。なお、1個のドットの面積は
0.15mm2 、密度は100個/cm2 となるよう
にした。この後、積層体からトリコットを剥がし、水流
により絡合された乾式繊維ウェブ(水流絡合不織布)か
らなる接着芯地を得た。
ソフトで、ブラウス等の薄手素材に接着した場合でも芯
地が表地側から透けて見えることがなく、またモアレ現
象の発生も見られなかった。
を用いて、カード機により目付10g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、25メッシュのポリエステル製のプラ
スチックネット上に積層する。次いで、この積層体に乾
式繊維ウェブ側から70kg/cm2 の圧力で水流絡合
処理を施し、繊維を絡合させた。次に、この積層体の乾
式繊維ウェブ側の表面にポリアミド樹脂を目付10g/
m2 の付着量となるようにドット状に加工した。なお、
1個のドットの面積は0.15mm2 、密度は100個
/cm2 となるようにした。この後、積層体からプラス
チックネットを剥がし、水流により絡合された乾式繊維
ウェブ(水流絡合不織布)からなる接着芯地を得た。
ソフトで、ブラウス等の薄手素材に接着した場合でも芯
地が表地側から透けて見えることがなく、またモアレ現
象の発生も見られなかった。
を用いて、カード機により目付15g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、繊維径20デニールのポリアミド繊維
からなるウェール35、コース35のトリコット上に積
層する。次いで、この積層体に乾式繊維ウェブ側から7
0kg/cm2 の圧力で水流絡合処理を施し、繊維を絡
合させた。次に、この積層体の乾式繊維ウェブ側の表面
にポリアミド樹脂を目付10g/m2 の付着量となるよ
うにドット状に加工した。なお、1個のドットの面積は
0.15mm2 、密度は100個/cm2 となるように
した。この後、積層体からトリコットを剥がし、水流に
より絡合された乾式繊維ウェブ(水流絡合不織布)から
なる接着芯地を得た。
ソフトで、ブラウス等の薄手素材に接着した場合でも芯
地が表地側から透けて見えることがなく、またモアレ現
象の発生も見られなかった。
を用いて、カード機により目付10g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、70kg/cm2 の圧力で水流絡合処
理を施した。その結果、繊維ウェブがコンベアネットに
張りつき強度不足のため、コンベアネットから剥がすこ
とができなかった。また、水流による繊維ウェブの乱れ
も大きかった。
を用いて、カード機により目付15g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、70kg/cm2 の圧力で水流絡合処
理を施した。その結果、繊維ウェブをコンベアネットか
ら剥がすことはできたが、水流による繊維ウェブの乱れ
が大きく、強度も低いため芯地としては使用できないも
のであった。
を用いて、カード機により目付26g/m2 の乾式繊維
ウェブを形成し、130kg/cm2 の圧力で水流絡合
処理を施して水流絡合不織布を得た。次に、この水流絡
合不織布の表面にポリアミド樹脂を目付10g/m2 の
付着量となるようにドット状に加工して接着芯地を得
た。なお、1個のドットの面積は0.15mm2 、密度
は100個/cm2 となるようにした。
ス用途の薄手の表地に貼った場合に貼った場所に厚み感
が生じ、また風合いも固いため、薄手の表地には使用で
きないものであった。
表地(ウールトロピカル)と接着した場合の剪断値と純
曲げとを、各々引張り剪断試験機(カートテック株式会
社製 KES−FB1)と純曲げ試験機(カートテック
株式会社製 KES−FB2)とを用いて測定した。そ
の結果を表1に示す。
比較例3より剪断値と純曲げ値が小さく、表地と貼り合
わせた場合の風合いがよりソフトであることがわかる。
5g/m2 以下の低目付であるにも拘わらず、ソフトな
風合いと共に接着芯地として十分な強度を有しており、
しかも表地と接着したときにモアレ現象を起こし難い。
g/m2 以下の低目付であるにも拘わらず、ソフトな風
合いと共に接着芯地として十分な強度を有しており、し
かも表地と接着したときにモアレ現象を起こし難い。ま
たこの接着芯地にあっては、水流絡合不織布の他方面側
の剥離痕が起毛部分として現れていることから、衣服に
適用したときに裏地と起毛部分との間が密着しないた
め、ずれを生じやすく、これがソフトな感触を造り出す
ようになっている。
絡合不織布の構成繊維相互間が含浸またはスプレーによ
り付与された樹脂で結合されているので、接着芯地とし
ての強度がさらに向上し、取り扱い性の向上も計られて
いる。
式繊維ウェブをニットまたはネットで支持しておいて、
これに水流絡合処理を施し、接着樹脂を付着させて、接
着芯地としての十分な強度を付与し、この後乾式繊維ウ
ェブをニットまたはネットから剥離するという方法であ
るので、例えば10g/m2 以下の低目付の水流絡合不
織布よりなる接着芯地でも容易に作製することができ
る。
流絡合処理を施した後、乾式繊維ウェブに樹脂エマルジ
ョンを付与して、乾式繊維ウェブの構成繊維相互間が含
浸またはスプレーにより付与された樹脂で結合されるよ
うにしたので、当該乾式繊維ウェブをニットまたはネッ
トから剥離するときに、同乾式繊維ウェブが損傷を受け
難くなり、剥がし易くなる。またこの方法により得られ
る接着芯地は、水流絡合による繊維相互の絡み合いと、
接着樹脂による繊維相互の結合とによって確保されてい
る接着芯地としての強度が、含浸またはスプレーにより
付与された樹脂による構成繊維相互の結合でさらに向上
し、取り扱い性の向上も計られる。
た状態を示す拡大断面図。
た状態で水流絡合処理を施した状態を示す拡大断面図。
を示す拡大断面図。
している状態を示す拡大断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 繊維長が20〜80mmの短繊維よりな
り、目付が5〜25g/m2 の乾式繊維ウェブから形成
した水流絡合不織布の構成繊維相互が、前記水流絡合不
織布の一方面側に付着する接着樹脂によって結合してい
ることを特徴とする接着芯地。 - 【請求項2】 水流絡合不織布の他方面側の剥離痕が起
毛部分として現れていることを特徴とする請求項1記載
の接着芯地。 - 【請求項3】 水流絡合不織布の構成繊維相互間が含浸
またはスプレーにより付与された樹脂で結合されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の接着芯地。 - 【請求項4】 繊維長が20〜80mmの短繊維よりな
り、目付が5〜25g/m2 の乾式繊維ウェブにニット
またはネットを積層し、この状態で水流絡合処理を施し
て前記乾式繊維ウェブの構成繊維をニットまたはネット
に絡ませ、次いで、前記乾式繊維ウェブ側に接着樹脂を
付着させ、この後乾式繊維ウェブをニットまたはネット
から剥離することを特徴とする接着芯地の製造方法。 - 【請求項5】 前記水流絡合処理を施した後、乾式繊維
ウェブに樹脂エマルジョンを付与したことを特徴とする
請求項4記載の接着芯地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10387195A JP3138906B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接着芯地及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10387195A JP3138906B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接着芯地及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296163A JPH08296163A (ja) | 1996-11-12 |
JP3138906B2 true JP3138906B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=14365507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10387195A Expired - Lifetime JP3138906B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 接着芯地及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3138906B2 (ja) |
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JP4511254B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-07-28 | 日本バイリーン株式会社 | 起毛不織布及びその製造方法 |
KR101025445B1 (ko) * | 2008-07-25 | 2011-03-30 | 한국바이린주식회사 | 패턴 프린팅을 통해 제조된 부직포 접착 심지 및 이의제조방법 |
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JP5968604B2 (ja) * | 2011-08-11 | 2016-08-10 | 日本バイリーン株式会社 | インサイドベルト用接着不織布及び複合インサイドベルト |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10387195A patent/JP3138906B2/ja not_active Expired - Lifetime
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