JP3138832B2 - スタッドレスタイヤ - Google Patents

スタッドレスタイヤ

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JP3138832B2
JP3138832B2 JP03345174A JP34517491A JP3138832B2 JP 3138832 B2 JP3138832 B2 JP 3138832B2 JP 03345174 A JP03345174 A JP 03345174A JP 34517491 A JP34517491 A JP 34517491A JP 3138832 B2 JP3138832 B2 JP 3138832B2
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tire
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shoulder
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誠 野口
公太郎 岩渕
泉 蔵持
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタッドレスタイヤに
関し、更に詳しくは、氷雪路における操縦性能と駆動性
能を向上させたスタッドレスタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スパイク公害等の問題でスパイクが禁止
され、スパイクを有さないスタッドレスタイヤの使用が
義務づけられるようになった。一般にスタッドレスタイ
ヤは、そのトレッド面にタイヤ周方向の主溝とタイヤ幅
方向の横溝とにより区分された多数のブロックを形成
し、さらにそれらブロックにタイヤ幅方向のカーフを配
置することによってエッジ効果を高め、氷雪路における
走行性能を向上させるようにしている。
【0003】しかし、従来のスタッドレスタイヤは、一
般路での騒音性と摩耗性とを両立させるように考慮され
ているため、氷雪路における駆動性能がやや犠牲になっ
ている傾向があった。また、旋回時における操縦性能が
十分でないなどの種々の問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、氷雪
路における駆動性能と操縦性能とを共に最大限に得られ
るようにしたスタッドレスタイヤを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、トレッド面にタイヤ周方向の主溝とタイヤ
幅方向の横溝とにより区分された多数のブロックを形成
し、このトレッドの子午線断面形状をスクウェアショル
ダーにしたスタッドレスタイヤにおいて、トレッド接地
面の両端部からそれぞれ内側にトレッド接地幅の25%
のショルダー領域に存在する上記横溝とカーフとを赤道
線に対して線対称に配置すると共に、その80%以上の
横溝とカーフとを子午線方向に対して10°〜20°の
溝角度にし、また赤道線からそれぞれ左右両側にトレッ
ド接地幅の15%のセンター領域に存在する80%以上
の上記横溝とカーフとを子午線方向に対して0°〜5°
の溝角度にしたことを特徴とする。
【0006】このように、旋回時に接地圧が最も大きく
なるトレッドショルダー領域に存在する横溝とカーフの
大部分を子午線方向に対して10°〜20°の溝角度に
したので、これら横溝やカーフのエッジを、旋回すると
きの横力に対してほぼ直角にし、それらのエッジ効果を
最大にするため、操縦性を最も良好な状態にすることが
できる。
【0007】また、直進時に接地圧が最も大きくなるセ
ンター領域に存在する横溝とカーフの大部分を子午線方
向に対して0°〜5°の溝角度にしたので、それらのエ
ッジを直進時の駆動方向に対してほぼ直角にし、エッジ
効果を最大にするため、駆動性を最も良好な状態にする
ことができる。本発明において、さらに望ましくは、ス
クウェアショルダーのショルダー端部の平面視形状をジ
グザグ状にするとよく、これによって操縦性を一層向上
させることができる。ジグザグの形状としては鋸刃状や
矩形状にすることができる。
【0008】なお、本発明において、トレッド接地幅と
は、JATMA規定の標準空気圧、標準荷重下に接地す
るときのものをいう。以下、図を参照して本発明のタイ
ヤにつき詳しく説明する。図1は本発明の実施例からな
る空気入りタイヤのトレッドパターンの展開図を示して
いる。トレッド面1にはタイヤ周方向の主溝2とタイヤ
幅方向の横溝3とが設けられ、これら主溝2と横溝3に
より区分された多数のブロック4が形成されている。こ
れらブロック4にはそれぞれタイヤ幅方向のカーフ5が
複数配置されている。また、複数本の主溝2のうち、シ
ョルダー部に配置されたものはジグザグ状に形成され、
それに伴ってショルダー端部6の形状もジグザグ状の鋸
刃状になっている。
【0009】上述した横溝3とカーフ5は、トレッド面
1のセンター領域とショルダー領域とでは赤道線Sに対
する溝角度を異ならせるようにしてある。トレッド接地
面の両端部からそれぞれ内側にトレッド接地幅Wの25
%のショルダー領域に存在する横溝3とカーフ5は子午
線方向に対して10°〜20°の溝角度にしてあり、か
つタイヤ回転方向に対して反対側へ傾斜するようにして
いる。好ましくは15°の角度に配置するのがよい。こ
のショルダー領域は旋回進行時に接地圧が最も大きくな
る領域であり、この領域における横溝3とカーフ5を上
述のような角度に配置することによって、そのエッジを
旋回時の横力に対してほぼ直角にし、そのエッジ効果を
最大にするようになる。したがって、最大の操縦性が得
られるようになるのである。図2は、これを実験結果に
よって示したものである。すなわち、タイヤサイズ19
5/65R15を有し、図1に示すトレッドパターンに
おいて、そのセンター領域の横溝およびカーフの溝角度
を0°の一定にすると共に、ショルダー領域の横溝およ
びカーフの溝角度を0°〜60°の範囲で7通りに異な
らせた7種類のスタッドレスタイヤについて氷雪路面で
の操縦性を測定した結果を、溝角度0°にしたタイヤを
100(基準値)として指数で示した結果である。この
図2の結果から、溝角度を10°〜20°の範囲にした
タイヤは、操縦性に優れていることがわかる。
【0010】上述のような効果を得るためには、ショル
ダー領域に存在する横溝3とカーフ5の80%以上を上
記溝角度にする必要がある。また、これらの横溝とカー
フとは左右両ショルダー領域のものが赤道線に対して線
対称になっている必要がある。これが非対称であると、
左右いずれの方向にも同等の性能を発揮させることがで
きなくなる。
【0011】一方、センター領域に存在する横溝3とカ
ーフ5とは子午線方向に対して0°〜5°の溝角度にな
っている。このセンター領域は直進時の駆動力に最も寄
与する部分であるので、この領域の横溝3とカーフ5が
上記溝角度であることによって直進走行時のエッジ効果
を最大にすることができる。図3は、これを実験結果に
よって示したものである。すなわち、タイヤサイズ19
5/65R15を有し、図1に示すトレッドパターンに
おいて、そのショルダー領域の横溝およびカーフの溝角
度を15°の一定にすると共に、センター領域の横溝お
よびカーフの溝角度を0°〜60°の範囲で8通りに異
ならせた8種類のスタッドレスタイヤについて氷雪路面
での駆動性能を測定した結果を、溝角度0°にしたタイ
ヤを100(基準値)として指数で示した結果である。
この図3の結果から、溝角度を0°〜5°の範囲にした
タイヤは、駆動性能に優れていることがわかる。
【0012】また、本発明において、子午線断面がスク
ウェアショルダーになっているショルダー端部6の平面
視形状をジグザグ形状にすることは、さらに操縦性を向
上させる上で有利である。しかも、このジグザグ形状の
タイヤ幅方向の振れ幅aを大きくするほど操縦性を向上
させることができる。図4は、図1のトレッドパターン
において、センター部の横溝およびカーフの溝角度0
°、ショルダー部の横溝およびカーフの溝角度を15°
に設定したスタッドレスタイヤにおいて、そのショルダ
ー端部のジグザグの振れ幅aを0mm(ジグザグ無し)、
3mm、6mmの3通りに異ならせた場合について、操縦性
を試験した実験結果を示す。この結果から上記振れ幅a
を3mm以上にすれば、一層優れた操縦性が得られること
がわかる。
【0013】また、この操縦性は、ジグザグを形成する
ブロックの端部形状によっても影響される。図5は、図
4における振れ幅a=3mmのスタッドレスタイヤにおい
て、その端部形状を矩形にした場合(B)と鋸刃形にし
た場合(C)の操縦性を試験し、振れ幅a=0のタイヤ
(A)の操縦性を100として示した結果である。この
結果から、鋸刃形にした場合が有利であることがわか
る。上述した本発明のスタッドレスタイヤは、氷雪路を
走行するラリーレース用に最適である。
【0014】
【発明の効果】上述したように本発明は、トレッド接地
面のショルダー領域に存在する横溝とカーフとを赤道線
に対して線対称に配置すると共に、その80%以上の横
溝とカーフとを子午線方向に対して10°〜20°の溝
角度にしたことによって、氷雪路において旋回するとき
のエッジ効果を最大にし、操縦性を最大にすることがで
きる。
【0015】また、センター領域に存在する80%以上
の横溝3とカーフ4とを子午線方向に対して0°〜5°
の溝角度にしたため、氷雪路を直進走行するときのエッ
ジ効果を最大にし、駆動性を最大にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例からなる空気入りタイヤのトレ
ッドパターンの展開図である。
【図2】ショルダー領域の横溝とカーフの溝角度と操縦
性能との関係を示すグラフである。
【図3】センター領域の横溝とカーフの溝角度と駆動性
能との関係を示すグラフである。
【図4】図1のトレッドパターンのショルダー端部ジグ
ザグの振れ幅と操縦性能を示すグラフである。
【図5】ショルダー端部のジグザグ形状と操縦性能との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 トレッド面 2 主溝 3 横溝 4 ブロック 5 カーフ 6 ショルダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 11/11 B60C 11/04 B60C 11/12 B60C 11/13

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向の主溝とタイ
    ヤ幅方向の横溝とにより区分された多数のブロックを形
    成し、該トレッドの子午線断面形状をスクウェアショル
    ダーにしたスタッドレスタイヤにおいて、トレッド接地
    面の両端部からそれぞれ内側にトレッド接地幅の25%
    のショルダー領域に存在する前記横溝とカーフとを赤道
    線に対して線対称に配置すると共に、その80%以上の
    横溝とカーフとを子午線方向に対して10°〜20°の
    溝角度にし、また赤道線からそれぞれ左右両側にトレッ
    ド接地幅の15%のセンター領域に存在する80%以上
    の前記横溝とカーフとを子午線方向に対して0°〜5°
    の溝角度にしたスタッドレスタイヤ。
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JP5184116B2 (ja) * 2008-02-04 2013-04-17 株式会社ブリヂストン スタッドレスタイヤ
KR100883018B1 (ko) * 2008-02-20 2009-02-12 금호타이어 주식회사 스노우 타이어의 패턴구조
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