JP3127172B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- tread
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- groove
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0374—Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、全天候で使用でき、特
に積雪や氷結を生じた路面での走行時においても使用可
能な空気入りタイヤに関するものである。
に積雪や氷結を生じた路面での走行時においても使用可
能な空気入りタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来技術】現在の自動車用空気入りタイヤは、ブレー
キ性能、トラクション性能およびコントロール性能等が
高いことが要求される。そこで、前記の性能を向上させ
るために、タイヤが路面と接地する部位、いわゆるトレ
ッド部のパターンに対する種々の改良が行われている。
代表的なタイヤのトレッドパターンとしては、タイヤの
赤道の両側で対をなし周溝が形成されたリブパターン
と、周溝およびタイヤの軸方向に形成された横溝とでブ
ロック状に区画された陸部を有するブロックパターンと
がある。このブロックパターンのタイヤは、複数のサイ
プを有し、低温の条件下でも軟らかさを有する特性のゴ
ムを用いるのが一般的であった。
キ性能、トラクション性能およびコントロール性能等が
高いことが要求される。そこで、前記の性能を向上させ
るために、タイヤが路面と接地する部位、いわゆるトレ
ッド部のパターンに対する種々の改良が行われている。
代表的なタイヤのトレッドパターンとしては、タイヤの
赤道の両側で対をなし周溝が形成されたリブパターン
と、周溝およびタイヤの軸方向に形成された横溝とでブ
ロック状に区画された陸部を有するブロックパターンと
がある。このブロックパターンのタイヤは、複数のサイ
プを有し、低温の条件下でも軟らかさを有する特性のゴ
ムを用いるのが一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のリブパターンの
タイヤは、通常の路面においては、横滑りが少なく、操
縦性および安定性に優れている。しかし、積雪や氷結し
た路面においては、エッジ不足、雪柱せん断力不足等に
よりトラクション性能および氷上ブレーキ性能が劣るこ
とから、これらの環境下では使用できない。一方、ブロ
ックパターンのタイヤは、積雪や氷結路面の走行におけ
る操縦安定性には優れているものの、トレッドパターン
をブロックに独立させると、ブロックの剛性不足による
トレッドの早期摩耗や、ウエット時の制動力の不足およ
びコーナリング時の陸部のエッジ効果の不足などの欠点
を抱えていた。またその他として、負荷転動中、同一横
溝の縁における接地がトレッド中央寄りからトレッド端
に向かって移るようにした方向性パターンがある。これ
は、雨天時の路面走行における排水性やコーナリング時
の操縦安定性には優れているが、積雪や氷結路面におけ
るトラクション性能、制動性能および横滑り性能がブロ
ックパターンに比べて劣ることがわかっている。
タイヤは、通常の路面においては、横滑りが少なく、操
縦性および安定性に優れている。しかし、積雪や氷結し
た路面においては、エッジ不足、雪柱せん断力不足等に
よりトラクション性能および氷上ブレーキ性能が劣るこ
とから、これらの環境下では使用できない。一方、ブロ
ックパターンのタイヤは、積雪や氷結路面の走行におけ
る操縦安定性には優れているものの、トレッドパターン
をブロックに独立させると、ブロックの剛性不足による
トレッドの早期摩耗や、ウエット時の制動力の不足およ
びコーナリング時の陸部のエッジ効果の不足などの欠点
を抱えていた。またその他として、負荷転動中、同一横
溝の縁における接地がトレッド中央寄りからトレッド端
に向かって移るようにした方向性パターンがある。これ
は、雨天時の路面走行における排水性やコーナリング時
の操縦安定性には優れているが、積雪や氷結路面におけ
るトラクション性能、制動性能および横滑り性能がブロ
ックパターンに比べて劣ることがわかっている。
【０００４】一方、トレッドの材質の改良により性能を
向上させることも考えられるが、この場合も限界があっ
た。 そこで本発明の課題は、トレッドパターンの改良
により前述した課題を解消もしくは低減させることであ
る。
向上させることも考えられるが、この場合も限界があっ
た。 そこで本発明の課題は、トレッドパターンの改良
により前述した課題を解消もしくは低減させることであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のサイド
ウォールと両サイドウォール間にまたがるトレッド部が
トロイド状に連なり、上記トレッド部にその両端から該
トレッド部の中央部に向かって延びる斜め溝の対をタイ
ヤの外周に沿う間隔をおいて多列に配設し、これらの斜
め溝によって区分された陸部に複数のサイプを備えたタ
イヤにおいて、上記トレッドの斜め溝は、その長手方向
の中途から該溝の両側にそれぞれ分岐し他のいずれの溝
とも開口しないで陸部に終端を有する枝溝を備え、かつ
枝溝の一方はほぼタイヤの中央周線に対し、また枝溝の
他方はほぼタイヤの回転軸心に対しそれぞれ平行または
わずかな角度をなしていることを特徴とする空気入りタ
イヤである。
ウォールと両サイドウォール間にまたがるトレッド部が
トロイド状に連なり、上記トレッド部にその両端から該
トレッド部の中央部に向かって延びる斜め溝の対をタイ
ヤの外周に沿う間隔をおいて多列に配設し、これらの斜
め溝によって区分された陸部に複数のサイプを備えたタ
イヤにおいて、上記トレッドの斜め溝は、その長手方向
の中途から該溝の両側にそれぞれ分岐し他のいずれの溝
とも開口しないで陸部に終端を有する枝溝を備え、かつ
枝溝の一方はほぼタイヤの中央周線に対し、また枝溝の
他方はほぼタイヤの回転軸心に対しそれぞれ平行または
わずかな角度をなしていることを特徴とする空気入りタ
イヤである。
【０００６】以下に本発明の説明を図面に基づいて行
う。なおタイヤの内部構造については図示を省略した
が、それは一般的なラジアルタイヤのものと同様だから
である。図１は本発明のトレッド部１の展開図である。
このトレッドパターンは、トレッド部１の両側のトレッ
ド端２ａ，２ｂからトレッド部１の中央部に向かって延
びる斜め溝４ａ，４ｂの対を、タイヤの外周に沿う間隔
を置いて多列に配設して成るものである。この斜め溝４
ａ，４ｂは、トレッド端２ａ，２ｂからトレッド部の中
央周線３の方へ収斂し、矢印５で示したタイヤの回転に
よってトレッド部１の中央部から両側への排水を強いる
主溝の性格を有する。斜め溝４ａ，４ｂは、中央周線３
に対し鋭角をなす角度がトレッド部１の中央部と両トレ
ッド端２ａ，２ｂ寄りとで同じであるか、または中央部
に比し両トレッド端２ａ，２ｂ寄りで大きくし、その角
度は左右同じにしてもしなくてもよい。なお、斜め溝４
ａ，４ｂがトレッド部１の中央周線３をわずかに越えて
それぞれ互い違いに延びてＴ字状に交差する場合につい
て図１に示したが、交差する配列であっても交差しない
配列であってもよい。さらにトレッド部１の中央におい
て対称（点対称または線対称）になっているが、そうで
なくてもよい。
う。なおタイヤの内部構造については図示を省略した
が、それは一般的なラジアルタイヤのものと同様だから
である。図１は本発明のトレッド部１の展開図である。
このトレッドパターンは、トレッド部１の両側のトレッ
ド端２ａ，２ｂからトレッド部１の中央部に向かって延
びる斜め溝４ａ，４ｂの対を、タイヤの外周に沿う間隔
を置いて多列に配設して成るものである。この斜め溝４
ａ，４ｂは、トレッド端２ａ，２ｂからトレッド部の中
央周線３の方へ収斂し、矢印５で示したタイヤの回転に
よってトレッド部１の中央部から両側への排水を強いる
主溝の性格を有する。斜め溝４ａ，４ｂは、中央周線３
に対し鋭角をなす角度がトレッド部１の中央部と両トレ
ッド端２ａ，２ｂ寄りとで同じであるか、または中央部
に比し両トレッド端２ａ，２ｂ寄りで大きくし、その角
度は左右同じにしてもしなくてもよい。なお、斜め溝４
ａ，４ｂがトレッド部１の中央周線３をわずかに越えて
それぞれ互い違いに延びてＴ字状に交差する場合につい
て図１に示したが、交差する配列であっても交差しない
配列であってもよい。さらにトレッド部１の中央におい
て対称（点対称または線対称）になっているが、そうで
なくてもよい。
【０００７】斜め溝４ａ，４ｂは、タイヤの外周に沿う
間隔をおいて多列をなしているが、前記の間隔で隣接す
る二つの斜め溝の間にそれぞれ弓形の陸部６を形成す
る。該陸部６では、タイヤの接地部がトレッド部１の中
央部から端部へ移るよう配慮されている。この各陸部６
には、ブロック剛性を均一に維持するために、タイヤの
回転軸心にほぼ平行もしくは垂直なサイプ７が設けてあ
る。斜め溝４ａ，４ｂの両側にそれぞれ分岐して陸部６
に終端を有する枝溝８ａと９ａ，８ｂと９ｂは、それぞ
れ対をなし、タイヤの中央周線３に対し平行またはわず
かな角度をなしている枝溝８ａ、８ｂと、タイヤの回転
軸心に対し平行またはわずかな角度をなしている枝溝９
ａ，９ｂとに分かれる。なお、前記で言うわずかな角度
とは、それぞれ±１５°の範囲の角度のことを意味す
る。図１に示す実施例では、枝溝８ａ，８ｂは中央周線
３と平行、また枝溝９ａ，９ｂは回転軸心と平行、すな
わち角度０°の場合をそれぞれ示している。
間隔をおいて多列をなしているが、前記の間隔で隣接す
る二つの斜め溝の間にそれぞれ弓形の陸部６を形成す
る。該陸部６では、タイヤの接地部がトレッド部１の中
央部から端部へ移るよう配慮されている。この各陸部６
には、ブロック剛性を均一に維持するために、タイヤの
回転軸心にほぼ平行もしくは垂直なサイプ７が設けてあ
る。斜め溝４ａ，４ｂの両側にそれぞれ分岐して陸部６
に終端を有する枝溝８ａと９ａ，８ｂと９ｂは、それぞ
れ対をなし、タイヤの中央周線３に対し平行またはわず
かな角度をなしている枝溝８ａ、８ｂと、タイヤの回転
軸心に対し平行またはわずかな角度をなしている枝溝９
ａ，９ｂとに分かれる。なお、前記で言うわずかな角度
とは、それぞれ±１５°の範囲の角度のことを意味す
る。図１に示す実施例では、枝溝８ａ，８ｂは中央周線
３と平行、また枝溝９ａ，９ｂは回転軸心と平行、すな
わち角度０°の場合をそれぞれ示している。
【０００８】この枝溝８ａ，８ｂ，９ａ，９ｂは、エッ
ジ効果の点では複数設けたほうがよいが、ブロックの剛
性を維持することを考慮すると、各斜め溝４ａ，４ｂで
１〜３対程度が好ましい。また、ブロック剛性を維持す
るため、枝溝のいずれか一方の端は他のいずれの溝とも
開口しないようにする。枝溝長さは、ブロック全体の剛
性を確保しエッジ効果を十分発揮できるようにするた
め、陸部幅の６０〜９０％とする。なお、陸部幅は、各
枝溝の開口部から、開口していない先端を真っすぐ延長
し他の溝と交わったところまでの長さであると、便宜
上、定義する。
ジ効果の点では複数設けたほうがよいが、ブロックの剛
性を維持することを考慮すると、各斜め溝４ａ，４ｂで
１〜３対程度が好ましい。また、ブロック剛性を維持す
るため、枝溝のいずれか一方の端は他のいずれの溝とも
開口しないようにする。枝溝長さは、ブロック全体の剛
性を確保しエッジ効果を十分発揮できるようにするた
め、陸部幅の６０〜９０％とする。なお、陸部幅は、各
枝溝の開口部から、開口していない先端を真っすぐ延長
し他の溝と交わったところまでの長さであると、便宜
上、定義する。
【０００９】
【作用】この空気入りタイヤでは、矢印５の方向に負荷
転動した時に、トレッド部の斜め溝４ａ，４ｂと陸部６
とが、トレッド部１の中央部から端部へ移るように成っ
ていることから、雨天走行時の排水性およびコーナリン
グでの操縦安定性を向上することができる。また、陸部
６に複数のサイプ７を設けることにより、トレッド部１
の材質に軟らかいゴムを用いた場合でも、トレッド部１
は、ブロック剛性を均一に維持することができ、積雪や
氷結した路面においても安定した性能を維持することが
できる。さらに、トレッド部１に、前記の枝溝８ａ，８
ｂ，９ａ，９ｂを設けることにより、駆動および制動の
際における前後の力や横滑りの力を受けた場合でも、そ
のエッジ効果により安全走行ができる。
転動した時に、トレッド部の斜め溝４ａ，４ｂと陸部６
とが、トレッド部１の中央部から端部へ移るように成っ
ていることから、雨天走行時の排水性およびコーナリン
グでの操縦安定性を向上することができる。また、陸部
６に複数のサイプ７を設けることにより、トレッド部１
の材質に軟らかいゴムを用いた場合でも、トレッド部１
は、ブロック剛性を均一に維持することができ、積雪や
氷結した路面においても安定した性能を維持することが
できる。さらに、トレッド部１に、前記の枝溝８ａ，８
ｂ，９ａ，９ｂを設けることにより、駆動および制動の
際における前後の力や横滑りの力を受けた場合でも、そ
のエッジ効果により安全走行ができる。
【００１０】
【実施例】以下に本発明タイヤと従来タイヤとの比較試
験を行ったので説明する。 ◎供試タイヤ ・発明タイヤ１ このタイヤは、図１に示すトレッドパターンを有し、そ
のサイズがＰＳＲ１８５／７０Ｒ１３、トレッド幅が１
５２ｍｍである。またトレッド部の斜め溝は、その溝幅
をトレッド中央部で５ｍｍ、トレッド端付近で１０ｍ
ｍ、これらの中間で７ｍｍとし、矢印５に示したタイヤ
の回転に対し、トレッド端付近でほぼ９０°とし、トレ
ッド端側の枝溝付近における角度と中央域付近における
角度をそれぞれ５５°と３５°になるようにする。対を
なす枝溝は、一方がタイヤの中央周線３に対して、他方
がタイヤの回転軸心に対してそれぞれ平行であり、枝溝
長さはそれぞれ陸部幅の７０％と６５％である。またサ
イプ７の切り込みすき間幅は、０．７ｍｍである。 ・発明タイヤ２ このタイヤは、図２に示すトレッドパターンであり、負
荷転動時において、最初にタイヤの接地面内に入るの
は、タイヤの回転軸心に対し平行である枝溝９ａ，９ｂ
であり、次いで、タイヤの中央周線３に対し平行である
枝溝８ａ、８ｂであることが発明タイヤ１との相違点で
あり、その他は同じ構造のタイヤである。 ・発明タイヤ３ このタイヤは、図３に示すトレッドパターンであり、対
をなす枝溝のそれぞれが、斜め溝に対して鋭角側で１０
°だけ発明タイヤ２よりも広がっている他は発明タイヤ
２と同じ構造のタイヤである。 ・従来タイヤ トレッドパターンが図４に示すブロックパターンであ
り、その他の構造は発明タイヤと同じである。
験を行ったので説明する。 ◎供試タイヤ ・発明タイヤ１ このタイヤは、図１に示すトレッドパターンを有し、そ
のサイズがＰＳＲ１８５／７０Ｒ１３、トレッド幅が１
５２ｍｍである。またトレッド部の斜め溝は、その溝幅
をトレッド中央部で５ｍｍ、トレッド端付近で１０ｍ
ｍ、これらの中間で７ｍｍとし、矢印５に示したタイヤ
の回転に対し、トレッド端付近でほぼ９０°とし、トレ
ッド端側の枝溝付近における角度と中央域付近における
角度をそれぞれ５５°と３５°になるようにする。対を
なす枝溝は、一方がタイヤの中央周線３に対して、他方
がタイヤの回転軸心に対してそれぞれ平行であり、枝溝
長さはそれぞれ陸部幅の７０％と６５％である。またサ
イプ７の切り込みすき間幅は、０．７ｍｍである。 ・発明タイヤ２ このタイヤは、図２に示すトレッドパターンであり、負
荷転動時において、最初にタイヤの接地面内に入るの
は、タイヤの回転軸心に対し平行である枝溝９ａ，９ｂ
であり、次いで、タイヤの中央周線３に対し平行である
枝溝８ａ、８ｂであることが発明タイヤ１との相違点で
あり、その他は同じ構造のタイヤである。 ・発明タイヤ３ このタイヤは、図３に示すトレッドパターンであり、対
をなす枝溝のそれぞれが、斜め溝に対して鋭角側で１０
°だけ発明タイヤ２よりも広がっている他は発明タイヤ
２と同じ構造のタイヤである。 ・従来タイヤ トレッドパターンが図４に示すブロックパターンであ
り、その他の構造は発明タイヤと同じである。
【００１１】◎試験方法 内圧１．８ｋｇｆ／ｃｍ2 、実車で２名が乗車したのと
同様な荷重を付加した条件下で上記の各タイヤを使用
し、雪上フィーリング試験、氷上ブレーキ試験、ウエッ
トブレーキ試験およびタイヤ摩耗試験を行った。雪上フ
ィーリング試験は、圧雪状態の路面でのハンドリング、
発進、加速および制動の総合フィーリング評価試験であ
る。氷上ブレーキ試験は、氷盤上における時速４０ｋｍ
／ｈの制動距離の計測による試験である。ウエットブレ
ーキ試験は、水深２ｍｍ、時速８０ｋｍ／ｈの制動距離
の計測による試験である。タイヤ摩耗試験は、５０００
ｋｍの通常走行後の残溝深さの計測による試験である。
表１にこれらの試験結果を示す。なお、表１中の数値
は、従来タイヤの性能を１００としており、この数値は
いずれの試験でも大きいほうが性能が優れていることを
示している。
同様な荷重を付加した条件下で上記の各タイヤを使用
し、雪上フィーリング試験、氷上ブレーキ試験、ウエッ
トブレーキ試験およびタイヤ摩耗試験を行った。雪上フ
ィーリング試験は、圧雪状態の路面でのハンドリング、
発進、加速および制動の総合フィーリング評価試験であ
る。氷上ブレーキ試験は、氷盤上における時速４０ｋｍ
／ｈの制動距離の計測による試験である。ウエットブレ
ーキ試験は、水深２ｍｍ、時速８０ｋｍ／ｈの制動距離
の計測による試験である。タイヤ摩耗試験は、５０００
ｋｍの通常走行後の残溝深さの計測による試験である。
表１にこれらの試験結果を示す。なお、表１中の数値
は、従来タイヤの性能を１００としており、この数値は
いずれの試験でも大きいほうが性能が優れていることを
示している。
【００１２】
【表１】 これらの試験結果を総合的に評価すると、発明タイヤは
いずれも従来タイヤに比べて優れているのがわかる。特
に、いずれの発明タイヤも、雪上フィーリング性能を低
下させることなく、ウエットブレーキ性能とタイヤ摩耗
の度合いが従来タイヤよりも勝っている。また、発明タ
イヤ１と発明タイヤ２は、いずれの試験結果も従来タイ
ヤに対して同等以上の性能を示すことがわかった。
いずれも従来タイヤに比べて優れているのがわかる。特
に、いずれの発明タイヤも、雪上フィーリング性能を低
下させることなく、ウエットブレーキ性能とタイヤ摩耗
の度合いが従来タイヤよりも勝っている。また、発明タ
イヤ１と発明タイヤ２は、いずれの試験結果も従来タイ
ヤに対して同等以上の性能を示すことがわかった。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば、上記比較試験結果か
らも明らかなように、通常の路面のみならず、積雪や氷
結した路面でも優れた運動性能を発揮することができ
る。
らも明らかなように、通常の路面のみならず、積雪や氷
結した路面でも優れた運動性能を発揮することができ
る。
【図１】図１は、本発明による発明タイヤ１のトレッド
展開図である。
展開図である。
【図２】図２は、本発明による発明タイヤ２のトレッド
展開図である。
展開図である。
【図３】図３は、本発明による発明タイヤ３のトレッド
展開図である。
展開図である。
【図４】図４は、従来タイヤのトレッド展開図である。
1 トレッド部 2a, 2b トレッド端 3 中央周線 4a, 4b 斜め溝 5 矢印 6 陸部 7 サイプ 8a, 8b ほぼタイヤの中央周線に対し平行またはわずか
な角度をなしている枝溝 9a,9b ほぼタイヤの回転軸心に対し平行またはわずかな
角度をなしている枝溝
な角度をなしている枝溝 9a,9b ほぼタイヤの回転軸心に対し平行またはわずかな
角度をなしている枝溝
Claims (1)
- 【請求項１】 一対のサイドウォールと両サイドウォー
ル間にまたがるトレッド部がトロイド状に連なり、上記
トレッド部にその両端から該トレッド部の中央部に向か
って延びる斜め溝の対をタイヤの外周に沿う間隔をおい
て多列に配設し、これらの斜め溝によって区分された陸
部に複数のサイプを備えたタイヤにおいて、上記トレッ
ドの斜め溝は、その長手方向の中途から該溝の両側にそ
れぞれ分岐し他のいずれの溝とも開口しないで陸部に終
端を有する枝溝を備え、かつ枝溝の一方はほぼタイヤの
中央周線に対し、また枝溝の他方はほぼタイヤの回転軸
心に対しそれぞれ平行またはわずかな角度をなしている
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04122060A JP3127172B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04122060A JP3127172B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05319023A JPH05319023A (ja) | 1993-12-03 |
| JP3127172B2 true JP3127172B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=14826633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04122060A Expired - Fee Related JP3127172B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3127172B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102058017B1 (ko) | 2018-11-06 | 2019-12-20 | (주)동진침장 | 장식용 레이스 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10137739B2 (en) | 2011-03-28 | 2018-11-27 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
| JP5316591B2 (ja) * | 2011-06-08 | 2013-10-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| FR3011512B1 (fr) * | 2013-10-07 | 2017-02-24 | Michelin & Cie | Bande de roulement comportant une sculpture directionnelle |
| JP6246601B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2017-12-13 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
| JP5805244B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2015-11-04 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
| JP6318018B2 (ja) * | 2014-06-17 | 2018-04-25 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
| DE102015224286A1 (de) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
| JP6881962B2 (ja) * | 2016-12-08 | 2021-06-02 | Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 | 空気入りタイヤ |
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| JP7159968B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2022-10-25 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| FR3099084B1 (fr) * | 2019-07-26 | 2021-06-25 | Michelin & Cie | Pneumatique comportant une bande de roulement |
| JP7372550B2 (ja) * | 2020-04-14 | 2023-11-01 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ |
| IT202100014642A1 (it) * | 2021-06-08 | 2022-12-08 | Pirelli | Pneumatico per ruote di veicoli per trasporto leggero |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP04122060A patent/JP3127172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102058017B1 (ko) | 2018-11-06 | 2019-12-20 | (주)동진침장 | 장식용 레이스 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05319023A (ja) | 1993-12-03 |
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