JP3138502U - 円筒状容器 - Google Patents

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稔明 松田
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株式会社北新商事
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Abstract

【課題】容器本体の開口部外周に対する蓋体の嵌合解除を容易に実施可能にする。
【解決手段】容器本体1の胴部3外周に、複数の波状の滑り止め部5を持つ環状凹部を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、食品や薬品などの各種の固形物や液状物を密閉保存するのに用いる円筒状容器に関する。
従来から、円筒形状をなす容器本体の開口部に、円周方向への回動操作によって着脱可能に装着される蓋体を備える円筒状容器が、種々提案されている。この円筒状容器は、例えば容器本体がガラスやプラスチックからなり、蓋体がプラスチックからなる。また、容器本体内には開口部から固形物や液状物などが出し入れされた後、その開口部に蓋体が装着されて、容器本体が閉じられる。これにより、容器本体内の前記固形物や液状物を密閉状態にて保存することができる。
ところで、このような構成になる密閉タイプの円筒状容器は、蓋体を容器本体の開口部外周に対し、螺合などの方法によって密嵌する構成を持つ。つまり、この密嵌構造は、蓋体の内周に設けられた螺条と容器本体の開口部外周に形成された螺溝とを嵌合(螺合)する関係にある。従って、蓋体を容器本体に対し回動操作することで、蓋体を容器本体に対し容易に着脱することができる。
ところが、このような構成の円筒状容器にあっては、螺条と螺溝との螺合状態が長引くと、容器本体の内部気圧の低下などによって前記螺合が硬く締まった状態になることがある。この場合には、手で蓋体を開蓋方向に強く回動しても、手や指が蓋体や容器本体に対して滑ってしまい、前記螺合を解除できない状態に陥ることとなる。
一方、蓋体の容器本体に対する螺合及び螺合解除を容易にするために、蓋体の外周面に滑り止め用の凹凸面(ローレット)を多数施したものが提供されている。これによれば、凹凸面に対する手や指の接触抵抗を高めることができる。従って、蓋体の容器本体に対する螺合及び螺合解除が容易になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002‐87450号公報
しかしながら、このような凹凸面を外周に有する蓋体にあっても、前述のように螺合状態が硬く締まった状態では、蓋体を一方の手で回動操作できても、他方の手で支えている容器本体がその手の中で滑りながら回動し、螺合解除は容易でないという不都合があった。
本考案は前記のような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、容器本体に対しても手や指を高い摩擦抵抗にて密着させることで、容器本体の開口部外周に対する蓋体の螺合および螺合解除、特に螺合解除を比較的容易に行えるようにする円筒状容器を提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本考案に係る円筒状容器は、円筒形状をなす容器本体の開口部に、円周方向への回動操作によって着脱可能に装着される蓋体を備える円筒状容器であって、前記容器本体の胴部外周に、複数の波状の滑り止め部を持つ環状凹部が形成されてなることを特徴とする。
この構成により、容器本体の開口部から蓋体を外す際には、容器本体の胴部に片方の手を添え、かつ指を滑り止め部に密着するように掛けて、蓋体を一方向に回動操作することにより、容器本体が手および指にしっかりと保持された状態にて、開蓋操作力を効果的に蓋体に及ぼすことができる。従って、蓋体は容器本体の開口部から比較的容易に外れることとなる。特に、容器本体の胴部は、環状凹部で外径が小径となるので手で握り易くなり、手での握持が確実となり、滑り落とすこともないし、手での握持が確実で強く握持できるので、蓋体の開閉も容易となる。
また、容器本体の容量を多くするために容器本体を径太にしても、胴部の環状凹部で、小径とすることで対応できるので、容器本体の身長は同じでも容量を多くすることができる。
また、本考案に係る円筒状容器は、前記環状凹部が、前記胴部外周の最大径部に設けられてなることを特徴とする。
この構成により、指および手の把持力および開蓋操作力を容器本体の胴部外周に対して最も効果的に及ぼすことができる。
また、本考案に係る円筒状容器は、前記環状凹部が、前記胴部外周における高さ方向の中央部付近に設けられてなることを特徴とする。
この構成により、指および手の把持力を容器本体の胴部外周に対して効果的に及ぼすことができる。
本考案に係る円筒状容器によれば、次のような効果を奏する。
(1)容器本体の胴部は、環状凹部で外径が小径となるし、その環状凹部には複数の波状の滑り止め部が形成されているので、容器を手で握持しやすくなり、確実な握持が可能で滑り落とすこともない。
(2)容器本体に対して手や指を高い摩擦抵抗にて密着させることができ、従って容器本体の開口部外周に対する蓋体の着脱操作、特に脱抜操作を比較的容易に実施できる効果が得られる。また、かかる効果を大きなコストの負担なく容易に実現できる。
(3)容器本体を大径にしても、胴部の環状凹部の部分を小径として手での握持を容易にできるので、容器本体を大径にして容量を多くすることができる。
(4)環状凹部に設ける複数の波状の滑り止め部によって、容器本体の外観を変化させ、美感を向上させることができる。
以下に、本考案の実施形態による円筒状容器を、図面を参照して詳細に説明する。
本考案に係る円筒状容器は、基本的に、容器本体の胴部外周に、複数の波状の滑り止め部を持つ環状凹部を形成した構成であり、これによって、手の指を胴部外周の滑り止め部に密着させ、蓋体を一方向に回動操作することで、十分に大きな開蓋操作力を蓋体に及ぼすことができ、この蓋体を容器本体の開口部から容易に外すことができる。
図1は、本実施形態による円筒状容器の開蓋状態の斜視図、図2は、同じく円筒状容器の縦断面図、図3は、同じく円筒状容器の開蓋状況を示す説明図である。
本実施形態による円筒状容器は、円筒状の容器本体1と蓋体2とからなる。これらのうち、容器本体1は、ガラスまたはプラスチックなどからなり、上部が開口6する有底円筒状の容器形状をなし、全体として略樽形をなす。
この容器本体1の胴部3外周には、1本または複数本(図では、1本)の環状凹部4が形成されている。この環状凹部4は、複数個の波状の滑り止め部5を円周方向に持つ。ここで、波状とは、円弧状を含む窪み形状の一般的概念であり、容器本体の形状、厚みなどに応じて任意の形状、サイズを採用することができる。
波状の滑り止め部5は、開蓋操作時に人の手や指が所定の摩擦力を持って接触乃至係止可能なサイズに形成されている。要するに手での握持が容易となっている。これによって、手や指の力(つまり握持力および回動操作力を)を容器本体1に対して効果的に伝えることができる。なお、この回動操作力を容器本体1に十分効果的にに伝えるために、滑り止め部5を持つ環状凹部4を、胴部3外周のうち、最も径の大きい部分または胴部3における上下方向の中央部付近に設けることが好ましい。
容器本体1の開口部6付近の外周には、複数本(図では、4本)の同一形状、同一サイズの、傾斜状の突条7が円周方向に突設されている。これらの突条7は、蓋体2の容器本体1に対する嵌合保持およびこの嵌合保持の解除のために設けられる。
一方、蓋体2はプラスチックや金属板等からなる天板付きの薄型円筒状体であり、その内周径は容器本体1の開口部6外径に対して僅かに大きい。また蓋体2の下縁には容器本体1の中心方向に向かって突出する4本の傾斜状の突片8が一体に設けられている。
この突片8は、容器本体1側の突条7と略同一の傾きを持つが、その突条7の長さおよび隣り合う各突条7、7どうしの間隔に対して円周方向の長さが十分に短い。
従って、容器本体1の開口部6を塞ぐように蓋体2を被せると、各突条7、7間を各突片8が下方へ通過し、各突片8が各突条7の下縁レベル付近に位置することとなる。
この状況で、蓋体2を図3の矢印A方向に回動操作することにより、各突片8を各突条7の下縁に沿って摺動させることができる。このため、蓋体2の天板2aは開口部6を密閉するように、開口部6上縁6aに圧接されることとなる。
この場合において、蓋体2の天板部内面には、図2に示すような環状のパッキング9が装着されている。このため、前記圧接によって、蓋体2は開口部6の上縁に確実に密接され、このため容器本体1内は完全に密封されることとなる。
一方、この密閉状態の蓋体2を容器本体1の開口部6から分離し、容器本体1内の収納物を取り出す場合には、前記蓋体2を容器本体1に対して矢印B方向に回動操作する。これにより、各突片8は各突条7の下縁に沿って徐々に上昇するため、前記圧接力が解除される。
そして、各突片8が各突条7、7間の位置に来たときは、各突条7に対する各突片8の係止が解除されるため、蓋体2を開口部6から容易に上方へ分離することができる。
ところで、このような蓋体2の容器本体1に対する着脱操作、特に脱抜操作が、前述のような密着によって、困難になる場合がある。しかしながら、本実施の形態では、容器本体1の胴部3外周に設けられた波状の滑り止め部5に片手の指を掛け、かつ十分な摩擦力を持って保持し、他方の手で蓋体2を回動操作することにより、前述のように蓋体2を比較的簡単に容器本体1から分離することができる。
また、容器本体1の胴部3は、環状凹部4で外径が小径とされ、その環状凹部4には複数の波状の滑り止め部5が形成されているので、容器を手で握持し易く、確実な握持が可能で滑り落とすこともない。
また、容器本体1を大径にしても、胴部の環状凹部4の部分を小径として片手での握持を容易にできるので、容器本体1の身長は同じでも容器本体1を大径にして容量を多くすることができる。
さらに、環状凹部4に設ける複数の波状の滑り止め部5によって、容器本体1の外観を変化させ、美感を向上させることもできる。
また、前記容器本体11および蓋体2の一方または両方を透明なガラスやプラスチックで構成することにより、容器本体1内の収納物を外部から簡単かつ速やかに看取、確認することができる。
前述では、蓋体2の容器本体1の開口部6に対する開閉は、突片8と突条7との相対回動によって行う場合を示したが、容器本体1と蓋体2の両方に螺合可能な螺条および螺溝をそれぞれ設けることで、前記同様にして、蓋体2の容器本体1の開口部6に対する開閉を容易に実施することができる。
このように、本実施形態では、容器本体1の胴部3外周に、複数の波状の滑り止め部5を持つ環状凹部4を形成した構成としている。従って、手や指を胴部3外周の滑り止め部5に密着させ、蓋体2を一方向に回動操作することにより、十分に大きな開蓋操作力を容器本体1および蓋対2に及ぼすことができ、この蓋体2を容器本体1の開口部6から容易に外すことができることとなる。
また、容器本体1の胴部3は、環状凹部4で外径が小径とされ、その環状凹部4には複数の波状の滑り止め部5が形成されているので、容器を手で握持し易く、確実な握持が可能で滑り落とすこともない。
また、容器本体1を大径にしても、胴部の環状凹部4の部分を小径として片手での握持を容易にできるので、容器本体1の身長は同じでも容器本体1を大径にして容量を多くすることができる。
さらに、環状凹部4に設ける複数の波状の滑り止め部5によって、容器本体1の外観を変化させ、美感を向上させることもできる。
本考案は、容器本体の開口部外周に対する蓋体の嵌合および嵌合解除、特に嵌合解除を比較的容易に実施できるという効果を有し、食品や薬品などの各種の固形物や液状物を密閉保存するのに用いる円筒状容器等に有用である。
本考案の実施形態による円筒状容器を示す開蓋状態の斜視図である。 図1に示す円筒状容器の縦断面図である。 図1に示す円筒状容器の開蓋状況を示す説明図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋体
3 胴部
4 環状凹部
5 滑り止め部
6 開口部
7 突条
8 突片
9 パッキング

Claims (3)

  1. 円筒形状をなす容器本体の開口部に、円周方向への回動操作によって着脱可能に装着される蓋体を備える円筒状容器であって、
    前記容器本体の胴部外周に、複数の波状の滑り止め部を持つ環状凹部が形成されてなることを特徴とする円筒状容器。
  2. 前記環状凹部が、前記胴部外周の最大径部に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の円筒状容器。
  3. 前記環状凹部が、前記胴部外周における高さ方向の中央部付近に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の円筒状容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241944A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Nippon Light Metal Co Ltd 焙煎済みコーヒー豆用充填容器
JP2011251696A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 容器

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