JP2016502963A - 剥離可能なタブを備える製品パッケージシール - Google Patents
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Abstract
栄養または医薬製品を貯蔵するための製品パッケージは、本体および開口を有する容器と、開口を封止するように容器に付着されるシール(300、600)と、容器の開口を選択的に閉鎖するように容器と着脱可能に係合されるクロージャと、を含む。クロージャおよび/またはシールは、シールを容器から持ち上げ、かつ/または取り外すことを容易にするように1つまたは複数の把持要素(304、604、710)を含む。
Description
本出願は、そのすべての内容が全体として参照により組み込まれている、2013年1月10日に出願された米国仮特許出願第61/750,899号の優先権および任意の利益を主張するものである。
本開示は、製品パッケージ、特に容器およびクロージャ用のシールに関する。
シールは、容器を開封するユーザに有用な触覚要素を含む。製品パッケージのシール、クロージャ、および容器は、とりわけ、飲料製品、栄養製品、および医薬製品に関して使用され得る。いくつかの製品パッケージ設計においては、シールは、ユーザによる最初の使用前に容器が開封されていないことをユーザに示す不正開封防止シールとして働く。
容器に使用される不正開封防止シールに対する懸念は、特に把持能力が低下したユーザにとって、シールにより容器を開封することがより困難になり得るということである。したがって、シールにより容器を開封することが過度に困難にならず、同時に製品の所期の使用の時点でタンパーエビデントシールを提供するように把持要素を備える容器のためのクロージャおよび/またはシールを提供することが望ましい。
さまざまな製品パッケージ、特に容器のためのクロージャおよび/またはシールが作られ、使用されているが、本発明者(複数の発明者)より以前には誰も、本明細書において説明されるような発明を作るかまたは使用していないと考えられる。
本明細書は本発明を特に指摘し明確に請求する特許請求の範囲によって完結しているが、本発明は、同じ参照数字が同じ要素を識別する添付の図面と関連して採用されるある実施例についての次の説明からよりよく理解されるであろうと考えられる。
図面は、決して限定することを目的とするものではなく、本発明のさまざまな実施形態が、図面に示されているとは限らないものを含めてさまざまな他の方法で実施され得ることが考えられる。本明細書の一部に組み込まれその一部を構成する添付図面は、本発明のいくつかの態様を例示するものであり、また、記述は、本発明の原理を説明する働きをするが、本発明は、示されたまさにその構成に限定されるものではないことが理解される。
本発明のある実施例の次の説明は、本発明の範囲を限定するように使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態、および利点は、例示として本発明を実施するために考えられる最適なモードの1つである次の説明から当業者に明らかになるであろう。理解される通り、本発明は、全く本発明から逸脱することなく、他の異なる明白な態様が可能である。したがって、図面および説明は、例示以外のものではなく、制限するものではないと考えられるべきである。
図1〜図2は、クロージャ(100)および容器(200)を含む例示的な製品パッケージ(10)を示している。容器(200)は、本体(210)を含む。本体(210)は、本体(210)から延在するネック(212)を含む。ネック(212)は、上面(203)、側壁(205)、開口(214)、ねじ山(202)、中間フランジ(204)、および下部フランジ(208)を含む。側壁(205)は、上面(203)と本体(210)との間で本体(210)から実質的に直角に延在する。ねじ山(202)、中間フランジ(204)、および下部フランジ(208)は、側壁(205)に配置される。開口(214)は、上面(203)から本体(210)を通して延在する。ネック(212)は、下記にさらに説明されるように、クロージャ(100)と係合するように構成される。
図2に見られるように、クロージャ(100)は、容器(200)から取り外し可能である。本実施例においては、クロージャ(100)は、上面(118)、側壁(102)、ロックリング(106)、およびシールディスク(107)を含む。いくつかの実施形態においては、シールディスク(107)は省略される。シールディスク(107)がないこの種の実施形態においては、クロージャ(100)は、閉鎖された上面(118)を有することができ、クロージャ(100)は、単一体であり得る。側壁(102)は、上面(118)から概ね下方に延在し、把持面(116)を含む。把持面(116)は、直角に配向され、側壁(102)の外周に概ね等間隔に配置される複数の突出部(117)を含む。本実施形態においては、把持面(116)は、人がクロージャ(100)から容器(200)を取り外すことを試みる場合に、人の指とクロージャ(100)との間の摩擦を大きくする。
ロックリング(106)は、オプション機能であり、図示された実施形態においては、側壁(102)に取り付けられて示されている。クロージャ(100)を容器(200)から取り外すと、ロックリング(106)は、側壁(102)から分離し、図2に示されるように容器(200)と共に残る。この分離しているロックリング(106)は、クロージャ(100)が以前に容器(200)から部分的にまたは完全に取り外されているかどうかを示すことによって不正開封の証拠を提供する。ロックリング(106)のこの分離は、穿孔されている側壁(102)に最初にロックリング(106)を取り付けることよって容易にされる。
容器(200)の中間フランジ(204)は、ロックリング(106)と側壁(102)との間に配置される。中間フランジ(204)は、ロックリング(106)を実質的に静止して保持すべくロックリング(106)と係合するように構成されるが、クロージャ(100)の側壁(102)および上面(118)は回転され、それによって、ロックリング(106)は、容器(200)からクロージャ(100)を取り外す間に側壁(102)から分離することになる。いくつかの実施形態においては、中間フランジ(204)およびロックリング(106)は、クロージャ(100)の開封時にロックリング(106)を概ね静止して保持すべく対応する歯を用いて係合する。中間フランジ(204)およびロックリング(106)のための他の適切なロック構成は、本明細書における教示を考慮すると当業者に明らかであろう。
側壁(102)は、容器(200)のねじ山(202)に対応するねじ山を備える内側表面を含む。側壁(102)のねじ山は、クロージャ(100)が容器(200)に螺入螺脱され得るように、容器(200)のねじ山と係合するように構成される。クロージャ(100)を容器(200)に締め付けると、クロージャ(100)は、クロージャ(100)と容器(200)との間のねじ構成により下部フランジ(208)の方へ下方に引っ張られる。クロージャ(100)を容器(200)から取り外す場合には、反対のことが起こり、クロージャ(100)は、下部フランジ(208)から離れて上方へ駆動される。いくつかの実施形態においては、容器(200)および/またはクロージャ(100)は、ねじ山(202)を含まず、ねじ接続部の代わりに、クロージャ(100)は、容器(200)にスナップ嵌めされる。本明細書における教示を考慮すると製品パッケージ(10)の容器(200)およびクロージャ(100)のさまざまな他の変更、ならびに容器(200)およびクロージャ(100)の特徴が当業者に明らかであろう。
いくつかの実施形態においては、容器がユーザによる最初の使用前に開封されていないということユーザに示す不正開封防止を提供するように、シール(300)が容器(200)に使用される。図3に示されるように、シール(300)は、部分(302)から延在するタブ(304)を備える部分(302)を含む。タブ(304)は、特に把持能力が低減したユーザの場合に、容器(200)からのシール(300)の取り外しをより容易にすることを可能とする把持要素として設けられる。タブ(304)は概ね半円形の延長部分として示されているが、他の適切なタブ(304)形状が、本明細書における教示を考慮すると当業者に明らかであろう(たとえば、正方形、長方形、三角形の、等)。シール(300)は、アルミニウム箔、または任意の他のこの種の適切な材料、たとえば、プラスチック、紙、等から作られる。シール(300)は、シール(300)が容器(200)から取り外された後に処分できる。シール(300)は、容器(200)と結合するように大きさ、形状、および/または配置が異なってよい。
図4に示されるように、シール(300)は、容器(200)に使用される。シール(300)は、容器(200)の開口(214)を覆うように上面(203)に配置される。本実施例においては、部分(302)は、開口(214)を覆い、部分(302)がネック(212)の側壁(205)に下方に折り畳まれるように上面(203)の上に延在する。側壁(205)に折り畳まれた部分(302)の領域は、スカート長さ(303)を形成する。いくつかの実施形態においては、部分(302)は、部分(302)がネック(212)を覆って折り畳まれないように開口(214)の大きさに対応するようなサイズとされる。シール(300)の部分(302)は、たとえば接着取付け、超音波ボンディング、または他の適切な取付けの形態によって、開口(214)の周りにシールを形成するように容器(200)に取り付けられる。タブ(304)は、部分(302)から延在し、ネック(212)の側壁(205)に下方に折り畳まれる。タブ(304)は、部分(302)のスカート長さ(303)を越えてネック(212)の下方に向けて延在する。シール(300)のタブ(304)は、ユーザがタブ(304)を容器(200)から持ち上げることができるが、部分(302)が容器(200)に封止されたままであるように、容器(200)に結合されていない。いくつかの実施形態においては、クロージャ(100)は、シール(300)が容器(200)とクロージャ(100)との間に配置されるようにシール(300)を覆って容器(200)の上に閉鎖される。シール(300)により、クロージャ(100)と容器(200)との間にねじ接続を用いた実施形態においては、クロージャ(100)が容器(200)のねじ山(202)に螺装できるように、また同様に、クロージャ(100)と容器(200)との間にスナップ嵌め接続を用いた実施形態においては、クロージャ(100)が容器(200)にスナップ嵌めできるように、シール(300)は容器(200)の上に配置される。
容器(200)の開封に関しては、ユーザは、クロージャ(100)を回転させてクロージャを容器(200)から取り外すように上方にクロージャを駆動するか、またはスナップ嵌め構成においては、クロージャ(100)をスナップオフする。次いで、ユーザは、シール(300)を容器(200)から取り外す。シール(300)を取り外すために、タブ(304)は、ネック(212)に対して第1の位置からネック(212)に対して直接ではなく第2の位置まで(たとえば、指、指の爪、工具、等によって)容器(200)から離れて上方へ持ち上げられる。いったんタブ(304)が第2の位置まで容器(200)から離れて上方へ持ち上げられると、タブ(304)は、シール(300)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方に引っ張られる。いくつかの実施形態においては、ユーザは、タブ(304)を容器(200)に沿って引っ張るために、タブ(304)の両側を把持するかまたは挟む。シール(300)は、シール(300)が容器(200)から取り外されるにつれて、シール(300)が屈曲できるようになっているように十分に可撓性がある。いったんシール(300)が容器(200)から取り外されると、容器(200)内の製品は、ユーザにとってアクセス可能である。いくつかの実施形態においては、クロージャ(100)は、シール(300)が取り外された後、容器(200)内に残る製品を取っておくために、容器(200)の上へ再設置される。
いくつかの実施形態においては、クロージャ(100)および/またはシール(300)は、ユーザが、シール(300)のタブ(304)を容器(200)から離れて第2の位置まで持ち上げるのをより容易にするように、把持要素を含むように変更される。下記の実施例は、クロージャ(100)および/またはシール(300)の変化に対して容易に組み込まれ得る把持要素の単に例示的な実施形態を含んでいる。
いくつかの実施形態においては、クロージャ(100)は、容器(200)から離れてタブ(304)を持ち上げるのを助けるように把持要素によって変更される。図5Aは、把持要素を備える例示的なクロージャ(700)を示している。クロージャ(700)は、クロージャ(700)が容器(200)から離れてタブ(304)を持ち上げるのを助けるように把持要素としてタブ(710)を含むことを除いては、クロージャ(100)に類似している。タブ(710)は、クロージャ(700)の側壁(702)から内側に、かつ概ね直角に延在する。側壁(702)は、クロージャ(700)の上面(707)から下方に延在する。タブ(710)は、クロージャ(700)が容器(200)に結合されるとタブ(304)に隣接して配置されるように構成される。タブ(710)は、図5Bに示されるように、側壁(702)の内側全体に連続的に延在する。本実施例においては、タブ(710)は、側壁(702)の底部に配置される。いくつかの実施形態においては、タブ(710)は、側壁(702)上により高く配置される。
図5Cは、把持要素を備えるもう1つの例示的なクロージャ(800)を示している。クロージャ(800)は、クロージャ(800)が容器(200)から離れてタブ(304)を持ち上げるのを助けるように複数のタブ(810)を含むことを除いては、クロージャ(700)に類似している。タブ(810)は、側壁(802)から鋭角で内側に延在する。側壁(802)は、クロージャ(800)の上面(807)から下方に延在する。各タブ(810)は、図5Dに示されるように、側壁(802)の一部の周囲のみに延在する。3つのタブ(810)が示されているが、任意の数のタブ(810)が使用され得る。
図6Aに示されるように、クロージャ(700)は、クロージャ(700)が容器(200)に結合される場合にはシール(300)を覆って配置される。シール(300)は初めに、タブ(304)が容器(200)のネック(212)の上に折り畳まれ、それの上に延在ように、容器(200)に取り付けられる。次いで、クロージャ(700)は、対応するねじ山(202、704)がクロージャ(700)を容器(200)の上に閉鎖するように互いに係合するように、クロージャ(700)を容器(200)上に回転させることによって容器(200)に結合される。したがって、クロージャ(700)は容器(200)の上でシール(300)を覆って配置される。クロージャ(700)のタブ(710)は、タブ(710)がシール(300)のタブ(304)の下に配置されるように、内側に延在する。
次いで、クロージャ(700)は、図6Bに示されるように、容器(200)から取り外される。クロージャ(700)が容器(200)から持ち上げられるにつれて、タブ(710)は、容器(200)から離れてタブ(304)を持ち上げるようにシール(300)のタブ(304)と係合する。本実施例においては、タブ(710)は、容器(200)から離れて少なくとも10°までタブ(304)を持ち上げるが、他の実施例においては、タブ(710)は、他の限度までタブ(304)を持ち上げることができる。タブ(304)を容器(200)から離れて持ち上げた状態で、ユーザは、より容易にタブ(304)を把持することができる。次いで、ユーザは、シール(300)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方へタブ(304)を引っ張るようにタブ(304)を挟む。いくつかの実施形態においては、クロージャ(700)は、タブ(710)の代わりに側壁(102、702)の内側に接着剤などの、他の把持要素を含む。接着剤は、クロージャ(700)が容器(200)から取り外される場合に容器(200)から離れてタブ(304)を持ち上げるようにタブ(304)に付着させる。さらに他の実施例においては、接着剤およびタブ(710)の組合せが使用されることができ、その場合、この種の接着剤は、タブ(710)の上にまたはそれの近くに配置される。
もう1つの例示的なクロージャ(900)が、図7に示されている。クロージャ(900)は、クロージャ(900)がクロージャ(900)の側壁(902)に配置される開口(906)を含むことを除いては、クロージャ(100)に類似している。いくつかの実施形態においては、開口(906)は、クロージャ(900)の頂部に配置される。開口(906)は、シール(300)のタブ(304)の大きさに対応するようなサイズとされる。1つの開口(906)が示されているが、任意の適切な数の開口(906)が使用され得る。本実施例においては、側壁(902)は、把持面(916)を含む。しかし、把持面(916)は、単に任意選択的であるに過ぎない。いくつかの実施形態においては、クロージャ(700)のタブ(710)に類似するタブが、クロージャ(900)に設けられる。
いったんタブ(304)が容器(200)から離れて持ち上げられてしまうと、クロージャ(900)は、シール(300)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方へタブ(304)を引っ張るように使用される。クロージャ(900)は、図8に示されるように、タブ(304)がクロージャ(900)の開口(906)を通して摺動するように配置される。タブ(304)を開口(906)内に配置した状態で、クロージャ(900)は、この場合、容器(200)に沿って上方へ引っ張られる。クロージャ(900)が引っ張られるにつれて、タブ(304)は、シール(300)を容器(200)から取り外すようにクロージャ(900)と共に引っ張られる。ユーザは、容易にクロージャ(900)を把持することができるので、これは、シール(300)の取り外しのために把持するのに利用できる表面積を増大させるので、容器(200)からのシール(300)の取り外しをより容易にする。いくつかの実施形態においては、クロージャ(900)の一部は、クロージャ(900)がシール(300)を容器(200)から取り外すように引っ張られるにつれて、クロージャ(900)が容器(200)に対して枢動するように、容器(200)の一部に対して配置される。これは、シール(300)を容器(200)から取り外すようなレバレッジ効果をもたらす。
いくつかの実施形態においては、シール(300)は、容器(200)から離れてシール(300)のタブ(304)を持ち上げるのを助けるように把持要素によって変更される。図9は、シール(400)上の把持要素として折り畳まれた部分(406)を含む例示的なシール(400)を示している。シール(400)は、シール(400)が部分(402)および部分(402)から延在するタブ(404)を含むという点でシール(300)に類似している。部分(402)は、容器(200)の上面(203)に付着される。部分(402)は、上面(203)を越えて延在し、スカート長さ(403)を形成するように容器(200)の側壁(205)の上に下方に折り畳まれる。しかし、図9に示されるように、タブ(404)は、タブ(404)の一部が折り畳まれた部分(406)を形成するようにそれ自体の上に折り畳まれるように折り畳まれた部分(406)を含む。タブ(404)は初めに、容器(200)の側壁(205)の上に下方に折り畳まれる。タブ(404)は、側壁(205)の上にスカート長さ(403)を越えて延在する。次いで、タブ(404)は、折り畳まれた部分(406)を形成するようにそれ自体の上に上方へ折り畳まれる。折り畳まれた部分(406)は、容器(200)の側壁(205)に配置される。折り畳まれた部分(406)は、シール(400)を容器(200)から取り外すように容器(200)から離れてタブ(404)を持ち上げる把持能力を増大させる。タブ(404)は、折り畳まれた部分(406)がタブ(404)の折り畳まれていない部分の頂部に配置されるように折り畳まれる。いくつかの実施形態においては、タブ(404)は、折り畳まれた部分(406)がタブ(404)の折り畳まれない部分のすぐ下に配置されるように折り畳まれる。本実施例においては、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)の上におよそ半分程度延在する。いくつかの実施形態においては、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)の上に半分よりも多く延在する。他の実施形態においては、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)の上に半分よりも少なく延在する。図示された実施形態においては、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)に亘って実質的に水平であり、換言すれば、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)に亘って横方向に配置される。他の実施形態においては、折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)に沿って長手方向に配置される。他の適切な折り畳まれた部分(406)の形態が、本明細書における教示を考慮すると当業者に明らかであろう。
シール(400)は、図10に示されるように、容器(200)に結合される。シール(400)の部分(402)は、容器(200)の開口(214)を覆うように上面(203)に配置される。部分(402)は、容器(200)の上面(203)を越えて延在し、ネック(212)の側壁(205)の上に下方に折り畳まれる。タブ(404)は、部分(402)から延在し、容器(200)のネック(212)の側壁(205)の上に下方に折り畳まれる。折り畳まれた部分(406)は、ネック(212)の側壁(205)上でタブ(404)上の上方位置においてタブ(404)に配置される。いくつかの実施形態においては、クロージャ(100)は、容器(200)を閉鎖するようにシール(400)および容器(200)を覆って配置され、シール(400)の不用意な穿刺を防止する。いったんユーザがまさに容器(200)を開封しようとすると、ユーザは、ねじ山(202)に沿って上方にクロージャを回転させることによって、クロージャ(100)を容器(200)から取り外す。クロージャ(100)を取り外した状態で、シール(400)は、図10に示されるように容器(200)に配置される。
図11A〜図11Bは、容器(200)から離れてシール(400)のタブ(404)を持ち上げる例示的な方法を示している。タブ(404)は、図11Aに示されるように、折り畳まれた部分(406)がタブ(404)上に折り畳まれたままであるように(たとえば、指、指の爪、工具、等によって)容器(200)から離れて上方へ持ち上げられる。折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)の表面積および剛性を増大させ、ユーザが容器(200)から離れてタブ(404)を持ち上げることをより容易にする。いったんタブ(404)が容器(200)から離れて持ち上げられると、タブ(404)は、図11Bに示されるように、シール(400)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方へ引っ張られる。いくつかの実施形態においては、ユーザは、タブ(404)を容器(200)に沿って引っ張るために、タブ(404)の両側を把持するかまたは挟む。折り畳まれた部分(406)は、タブ(404)に折り畳まれたままであるが、シール(400)は、容器(200)から取り外される。
いくつかの実施形態においては、折り畳まれた部分(406)は、図12A〜図12Bに示されるように、シール(400)を容器(200)から取り外すのを助けるように下方へ引っ張られる。折り畳まれた部分(406)は、図12Aに示されるように(たとえば、指、指の爪、工具、等によって)タブ(404)から折り畳まれた部分(406)を展開するように下方へ引っ張られる。これは、容器(200)から離れてタブ(404)を延在し、それにより、把持されるべきタブ(404)の一部の表面積の増大がもたらされ、タブ(404)を把持するユーザがシール(400)を容器(200)から取り外すのがより容易になる。いったんタブ(404)が容器(200)から延在されると、タブ(404)は、図12Bに示されるように、シール(400)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方へ引っ張られる。いくつかの実施形態においては、ユーザは、タブ(404)を容器(200)に沿って引っ張るために、タブ(404)の両側を把持するかまたは挟む。
もう1つの例示的なシール(500)が、図13〜図14に示されている。シール(500)は、シール(500)のタブ(504)が部分(502)の上にさらに折り畳まれることを除いては、シール(400)に類似している。図14に示されるように、部分(502)は、容器(200)の上面(203)に結合される。部分(502)は、上面(203)を越えて延在し、スカート長さ(503)を形成するように容器(200)の側壁(205)の上に下方へ折り畳まれる。タブ(504)は、部分(502)から延在し、容器(200)の側壁(205)の上に下方へ折り畳まれる。タブ(504)は、折り畳まれた部分(505、506)を形成するようにそれ自体および部分(502)の上に上方へ折り畳まれる。容器の側壁(205)に沿って上方へ折り畳まれるタブ(504)の領域は、折り畳まれた部分(505)を形成する。次いで、タブ(504)の折畳みは、折り畳まれた部分(506)が容器(200)の上面(203)に配置されるように、折り畳まれた部分(506)を形成するように側壁(205)を越えて延在する。シール(500)を容器から取り外すために、折り畳まれた部分(505、506)は、(たとえば、指、指の爪、工具、等によって)タブ(504)から折り畳まれた部分(505、506)を展開するように下方へ引っ張られる。これは、容器(200)から離れてタブ(504)を延在し、それにより、把持されるべきタブ(504)の一部の表面積の増大がもたらされ、タブ(504)を把持するユーザがシール(500)を容器(200)から取り外すのがより容易になる。いったんタブ(504)が容器(200)から延在されると、ユーザは、シール(500)を容器(200)から取り外すように、タブ(504)を容器(200)に沿って上方へ引っ張るようにタブ(504)を把持する。
もう1つの例示的なシール(600)が、図15〜図16に示されている。シール(600)は、シール(600)のタブ(604)が第1の折り畳まれた部分(608)および第2の折り畳まれた部分(606)を含むことを除いては、シール(400)に類似している。タブ(604)は、容器(200)の側壁(205)に配置される。タブ(604)の第1の部分は、側壁(205)に第1の折り畳まれた部分(608)を形成するように上方へ折り畳まれる。同様に、タブ(604)の第2の部分は、側壁(205)に第2の折り畳まれた部分(606)を形成するように上方へ折り畳まれる。図示された実施形態においては、第1の折り畳まれた部分(608)および第2の折り畳まれた部分(606)は、タブ(604)に亘って概ね斜方向に延在する折畳み線を有する上方への折畳みによって作られる。いくつかの実施形態においては、第1の折り畳まれた部分(608)および/または第2の折り畳まれた部分(606)は、タブ(604)のすぐ下に折り畳まれる。図示された実施形態においては、第1の折り畳まれた部分(608)および第2の折り畳まれた部分(606)は、図15に示されるように、タブ(604)のコーナー(610)を形成するように配置される。本実施例においては、コーナー(610)は、タブ(604)上でセンタリングされる。しかし、いくつかの実施形態においては、コーナー(610)は、タブ(604)の片側の方へ配置される。本実施例においては、コーナー(610)はまた、尖った形状を有する。他の実施形態においては、コーナー(610)は、容器(200)から離れてタブ(600)を持ち上げるのを助けるように、丸みのある、平坦な、または他の適切な形状を有する。2つの折り畳まれた部分(606、608)が図示された実施形態において示されているが、任意の数の折畳みが使用され得る。たとえば、いくつかの実施形態においては、タブ(604)は、コーナー(610)が上方に折り畳まれ、タブ(604)の上に配置されるように、第3の折り畳まれた部分を含む。折り畳まれた部分(406、505、506)の形状のいずれかが、シール(600)に容易に組み込まれ得る。他の適切なタブ(604)形状が本明細書における教示を考慮すると当業者に明らかであろう。
図16に示されるように、シール(600)は、タブ(604)が容器(200)のネック(212)の上に延在するように、容器(200)に取り付けられる。シール(600)を容器(200)から取り外すために、タブ(604)は、折り畳まれた部分(606、608)がタブ(604)に折り畳まれたままであるように、(たとえば、指、指の爪、工具、等によって)コーナー(610)を介して容器(200)から離れて上方へ持ち上げられる。折り畳まれた部分(606、608)は、ユーザが容器(200)から離れてタブ(604)を持ち上げるのをより容易にする。いったんタブ(604)が容器(200)から離れて持ち上げられると、タブ(604)は、シール(600)を容器(200)から取り外すように容器(200)に沿って上方へ引っ張られる。いくつかの実施形態においては、ユーザは、タブ(604)を容器(200)に沿って引っ張るために、タブ(604)の両側を把持するかまたは挟む。折り畳まれた部分(606、608)は、タブ(604)に折り畳まれたままであるが、シール(600)は、容器(200)から取り外される。
本明細書における教示を考慮すると、製品パッケージ(10)の容器(200)およびクロージャ(100)、ならびにシール(300)の特徴へのさまざまな変更が当業者に明らかであろう。
本明細書において開示された本発明のさまざまな実施形態を示し、説明しているので、本明細書において説明された装置、方法、およびシステムのさらなる適応が、本明細書において開示された本発明の範囲から逸脱することなく当業者によって適切な変更によって達成され得る。このような可能性のある変更のいくつかが述べられており、これ以外のものが当業者に明らかであろう。たとえば、上記に説明された実施例、実施形態、幾何学的特徴、材料、寸法、比率、ステップ、等は、例示である。したがって、本発明の範囲は、次の特許請求の範囲によって考慮されるべきであり、本明細書および図面に示され、説明された構造および動作の詳細に限定されるものではないと理解される。
Claims (20)
- (a)本体および開口を備える容器と、
(b)開口を封止するように本体と着脱可能に係合され、タブが本体に沿って第1の位置に配置されるように、開口を越えて延在するタブを備える、シールと、
(c)シールを覆って配置され、容器と着脱可能に係合され、シールのタブと結合される少なくとも1つの把持要素を備えるクロージャであって、クロージャが容器から取り外されると、少なくとも1つの把持要素が本体から離れて第2の位置にシールのタブを持ち上げるように動作可能である、クロージャと
を備える、製品パッケージ。 - 少なくとも1つの把持要素が、クロージャの側壁から内側に延在するタブを備える、請求項1に記載の装置。
- タブが、側壁から実質的に直角に延在する、請求項2に記載の装置。
- タブが、側壁から鋭角で延在する、請求項2に記載の装置。
- タブが、側壁の内周に連続的に延在する、請求項2に記載の装置。
- タブが、側壁の一部内周のみに延在する、請求項2に記載の装置。
- タブが、側壁の端部に配置される、請求項2に記載の装置。
- クロージャが、クロージャの側壁に開口を備え、タブが開口の中に配置可能であるように、開口がシールのタブに対応するようなサイズとされる、請求項1に記載の装置。
- 開口が、シールを容器から取り外すのに役立つように動作可能である、請求項8に記載の装置。
- (a)本体および開口を備える容器と、
(b)開口を封止するように本体と着脱可能に係合され、容器の開口を越えて延在するタブを備えるシールであって、タブが容器の本体に対して第1の位置に配置可能であり、第1の折り畳まれた部分がタブに対して配置されるように、タブが第1の折り畳まれた部分を備え、第1の折り畳まれた部分が、シールを容器から取り外す把持要素を提供するように構成される、シールと
を備える、製品パッケージ。 - 第1の折り畳まれた部分が、ネック部に沿って配置される、請求項10に記載の装置。
- 第1の折り畳まれた部分が、タブに対して実質的に水平である、請求項10に記載の装置。
- 第1の折り畳まれた部分が、容器の本体から離れて第2の位置にタブを配置すべく持ち上げられるように構成される、請求項10に記載の装置。
- 第1の折り畳まれた部分が、容器の本体から離れて第2の位置にタブを配置すべくタブから折り畳まれないように構成される、請求項10に記載の装置。
- 第1の折り畳まれた部分が、容器の上面まで延在する、請求項10に記載の装置。
- タブが、第2の折り畳まれた部分を備える、請求項10に記載の装置。
- 第1の折り畳まれた部分および第2の折り畳まれた部分が、コーナーを備える、請求項16に記載の装置。
- コーナーが、タブのほぼ中心に配置される、請求項17に記載の装置。
- シールが、箔を備える、請求項10に記載の装置。
- (a)本体および開口を備える容器と、
(b)開口を封止するように本体と着脱可能に係合され、容器の開口を越えて延在するタブを備えるシールであって、タブが容器の本体の一部分に対して折り畳まれる、シールと、
(c)シールを覆って配置され、容器と着脱可能に係合される、クロージャと、
(d)シールを容器から取り外すように動作可能であり、シールおよびクロージャのうちの選んだ1つに配置される、把持要素と
を備える、製品パッケージ。
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