JP3137936U - 合成樹脂板加工用ルータービット - Google Patents

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Abstract

【課題】切削された切削屑による強い衝撃がなく、切削屑が一定方向に滑らかに排出され、きれいな切削肌に加工できる合成樹脂板加工用ルータービットを提供する。
【解決手段】少なくとも刃先部分が超硬材料で作られてなる合成樹脂板加工用ルータービットであって、刃部2を2〜5°の捻れ角で形成し、刃先3から刃底4にかけて凹入した滑らかな円弧面5を備え、この円弧面5に沿って切削屑を一定方向に円滑に排出させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、合成樹脂板の端面を切削するための合成樹脂板加工用ルータービットに関するものである。
従来のこの種合成樹脂板加工用のルータービットとしては例えば特許文献1に開示されているようなものが知られている。この特許文献1において公知のルータービットとして図7に開示されているルータービットは、刃底部においてほぼ直角に近い角度がついており、このルータービットによって合成樹脂板の端面を切削したときの切削屑が刃底部への衝突によって向きを変えて外部に排出されるのであるが、そのとき切削屑が刃底部に衝突するときの衝撃が強く、外部に排出される切削屑が方向が定まらない状態で飛散するという問題があり、またこの飛散した切削屑が合成樹脂板の表面に付着して合成樹脂板の表面に傷を付けるという問題があった。さらに、切削屑の量が多い場合は、切削屑の刃底部への衝突によって刃先が微振動を起こし、この刃先の微振動によって合成樹脂板も微振動を起こし、切削肌にも悪影響を与えるという問題があった。
実公平6−38643号公報
上記のように従来のルータービットの構成では、刃底部においてほぼ直角に近い角度がついており、このルータービットによって合成樹脂板の端面を切削したとき、外部に排出される切削屑が方向が定まらない状態で飛散するという問題があり、またこの飛散した切削屑が合成樹脂板の表面に付着して合成樹脂板の表面に傷を付けるという問題があり、さらに、切削屑の量が多い場合は、切削屑の刃底部への衝突によって刃先が微振動を起こし、この刃先の微振動によって合成樹脂板も微振動を起こし、切削肌にも悪影響を与えるという問題があった。
本考案の目的は、このような課題を解決するものであり、切削された切削屑による強い衝撃がなく、切削屑が一定方向に滑らかに排出され、きれいな切削肌に加工できる合成樹脂板加工用ルータービットを提供することにある。
本考案の請求項1に記載の合成樹脂板加工用ルータービットは、少なくとも刃先部分が超硬材料で作られてなる合成樹脂板加工用ルータービットであって、刃部を2〜5°の捻れ角で形成し、刃先から刃底にかけて凹入した滑らかな円弧面を備え、この円弧面に沿って切削屑を一定方向に円滑に排出させるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の合成樹脂板加工用ルータービットは、刃部は正面から見た断面形状が三日月型となる1枚刃に作られていることを特徴とする。
請求項3に記載の合成樹脂板加工用ルータービットは、刃部は正面から見た断面形状がほぼ分銅型となる2枚刃に作られていることを特徴とする。
請求項4に記載の合成樹脂板加工用ルータービットは、すくい角を30°程度、逃げ角を10°程度に作られていることを特徴とする。
以上のように、本考案の合成樹脂板加工用ルータービットは、刃部を2〜5°の捻れ角で形成し、刃先から刃底にかけて滑らかな円弧面を備えてあるので、円弧面に沿って切削屑を一定方向に円滑に排出させることができ、切削された切削屑による強い衝撃がなく、きれいな切削肌に加工できる合成樹脂板加工用ルータービットを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき具体的に説明する。
先ず、図1〜図3に示す第1の実施の形態について説明すると、1は合成樹脂板加工用ルータービットの軸部で、この軸部1と一体的に刃部2が軸部1と同一軸心上に設けられている。刃部2は刃先3から刃底4にかけて凹入した滑らかな円弧面5を備えており、この刃部2は2〜5°の浅い捻れ角を持って形成されている。そして、前記円弧面5に沿って切削屑を一定方向に円滑に排出させるようにしてある。
本実施の形態のルータービットは刃先2部分を超硬チップ6で形成しており、他の部分は鉄を材料にして作られているが、全体を超硬材料で作り、別部品としての超硬チップを用いないようにしても良い。
なお、図面において本実施の形態のルータービットは、前記円弧面5は刃先3から刃底4にかけて滑らかに凹入した形であるが、円弧面5とは反対側の面は膨らんだ円弧面7となっていて、刃部2は正面から見た断面形状が三日月型となる1枚刃に作られている。また、刃部2の先端は斜めにカットされている。さらに図2に示すように、すくい角αについては30°、逃げ角βについては10°に作られている。
上記構成の合成樹脂板加工用ルータービットを用いて合成樹脂板の端面を切削する場合、図3に示すようにルータービットの刃先3で切削された合成樹脂板8の端面の切削屑9は前記凹入した円弧面5に沿って一定方向に円滑に排出されることになる。
次に、図4〜図5に示す第2の実施の形態について説明すると、前記第1の実施の形態では刃部2は正面から見た断面形状が三日月型となる1枚刃に作られているが、第2の実施の形態では刃部2は正面から見た断面形状がほぼ分銅型となる2枚刃に作られていて、各刃先3から刃底4にかけて凹入した滑らかな円弧面5を備えている。そして、この刃部2は第1の実施の形態と同様に2〜5°の浅い捻れ角を持って形成されている。また、刃部2の先端は中央に向って凹入している。また、図5に示すように、すくい角γについては32°、逃げ角Δについては12°に作られている。
他の構成は第1の実施の形態と同様である。
なお、第1および第2の実施の形態においてすくい角、逃げ角に多少の違いがあるが、すくい角は30°程度、逃げ角は10°程度であれば良い。
本考案の第1の実施の形態におけるルータービットの斜視図である。 同刃部の拡大断面図である。 同ルータービットによる合成樹脂板の切削状態を示す説明図である。 本考案の第2の実施の形態におけるルータービットの斜視図である。 同刃部の拡大断面図である。
符号の説明
1 軸部
2 刃部
3 刃先
4 刃底
5 円弧面
6 超硬チップ
7 円弧面
8 合成樹脂板
9 切削屑

Claims (4)

  1. 少なくとも刃先部分が超硬材料で作られてなる合成樹脂板加工用ルータービットであって、刃部を2〜5°の捻れ角で形成し、刃先から刃底にかけて凹入した滑らかな円弧面を備え、この円弧面に沿って切削屑を一定方向に円滑に排出させるようにしたことを特徴とする合成樹脂板加工用ルータービット。
  2. 刃部は正面から見た断面形状が三日月型となる1枚刃に作られていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂板加工用ルータービット。
  3. 刃部は正面から見た断面形状がほぼ分銅型となる2枚刃に作られていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂板加工用ルータービット。
  4. すくい角を30°程度、逃げ角を10°程度に作られていることを特徴とする請求項1または2記載の合成樹脂板加工用ルータービット。
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