JP3137521B2 - クレーン荷振れ角と吊りロープ長の計測装置 - Google Patents

クレーン荷振れ角と吊りロープ長の計測装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの荷振れ止め
運転制御等において必要となるクレーンの吊り荷の振れ
角を簡単に精度よく計測する計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ジブクレーンを運転する際に
は、ジブの旋回及び起伏に伴って、加速及び減速に起因
する荷振れが生じ、作業の安全性が損われると共に、振
れを停止させるために余計な時間が掛ってしまうという
問題がある。
【0003】そこで、本出願人は、加速・減速を適宜中
断して前段で生じた振れを後段でキャンセルするという
二段階の加速・減速運転方法を自動運転において実現す
る方法として、荷振れ止めさせるための二段加速・減速
を含めて旋回運転速度パターン及び起伏運転速度パター
ンを荷役データ及びルールマップに基づいて第1のファ
ジー推論によって作成し、その速度パターンにおける二
段加速・減速時のクレーン姿勢及び吊り荷高を演算し、
吊りロープ長を演算して、最適な指令用速度パターンを
第2のファジー推論によって決定して、この指令用速度
パターンに従ってジブクレーンを自動制御運転させるこ
とを提案している(特願平3−277989号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の振れ止
め運転方法の場合、推論した結果を与えるだけのオープ
ンループ制御であるため、吊り荷の振れ止め運転動作を
一度決定すると、それ以上の振れ止め性能は得られな
い。
【0005】この問題を解決する手法としては、吊り荷
の振れ周期を決定する因子である吊りロープ長を精度よ
く測定すること、更には、一度行った振れ止め運転の結
果たる残留する荷振れ角を精度よく測定して、その荷振
れ角をフィードバックしてクローズ制御系を構成するこ
とが有効と考えられる。
【0006】しかし、一般に、クレーンの吊り荷振れ角
を計測することは難しく、これに適したセンサがなかっ
たため、従来の計測手法では、簡単で精度の良い方法が
実現されていなかった。
【0007】例えば、フックにジャイロを取り付け、フ
ックの回転角速度を計測し、回転角速度を2回積分する
ことにより、フックの回転角を計測する方法があるが、
ジャイロからの出力をケーブル又は無線でクレーン本体
まで持ってくる必要がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、フック側からの信号を必要とせずにクレーンのロー
プの振れ角とクレーンからフックまでの距離とを測定す
ることのできるクレーン荷振れ角と吊りロープ長の計測
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるクレーン荷振れ角と吊りロープ長の計
測装置は、クレーンフックに入射方向に光を反射する反
射プリズムを取り付ける一方、クレーン本体には、上記
反射プリズムに対して光を出射しその反射光を受けて上
記反射プリズムを常に追尾するよう2軸動作する追尾装
置と、該追尾時の2軸の回転角度を検出することにより
二段加速・減速が完了した時点の荷振れ角のデータを取
り出す振れ角処理装置とを取り付け、また上記追尾装置
上には上記反射プリズムまでの距離を測ることにより吊
りロープ長を計測する光波距離計を搭載した構成のもの
である。
【0010】
【作用】追尾装置が、クレーンフックに取り付けられた
反射プリズムを常に追尾することにより、フックの振れ
角(吊り荷の振れ角)が精度よく計測され、また、追尾
装置と同軸に装置された光波距離計により、クレーン本
体とフックとの距離であるロープ長が精度よく計測され
る。従って各種の用途に適用できる。
【0011】フック先端には反射プリズムを取り付ける
のみで良いため、フックからクレーンまで信号ケーブル
を設けたり、フックに無線送信器を取り付ける必要な
い。この点で、複雑な機械装置が不用であり、測定方法
や装置取付が簡単である。また一組の計測装置で、全方
向の吊り荷振れ角が計測できることにより、計測システ
ムのコンパクト化が図れる。そしてジブクレーンに限ら
ず、他の様々な種類のクレーンに適用可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1及び図2において、クレーン6のジブ
先端には、自動追尾装置21及び振れ角処理装置23か
ら成る振れ角計測装置20が設けられており、追尾装置
21上には光波距離計24が同軸に取り付けられてい
る。一方、クレーン6のロープ14先端に位置するクレ
ーンフック18には、追尾装置21及び光波距離計24
の方向に向けて反射プリズム22が設置されている。
【0013】図3及び図4において、31はジブ先端側
部に取り付けた取付枠であり、この取付枠31に、振れ
角計測装置20を構成する追尾装置21の基部21aが
取り付けられ、該基部21に対して軸線Xの回り(起伏
方向)に回転可能に横U字状の支持腕部32が設けら
れ、このU字状支持腕部32間に設けられた回転軸33
(軸線Y)に、追尾装置21の本体21bが揺動可能に
支持されている。
【0014】追尾装置21は、追尾装置本体21bに装
置された送光部,受光部及び角度制御部から成り、送光
部から発光ダイオードを光源とするビーム光を発射し
て、これを反射プリズム22に向けて照射し、その反射
光を受光部にて受光するようになっている。
【0015】反射プリズム22は、図5に示すように、
入射方向に光を反射する複数個のコーナー・キューブ2
2aの集合から成る。光源からのビーム光は、この反射
プリズム(コーナー・キューブ)22で反射して再び自
動追尾装置21に向けて送り返えされる。そして、追尾
装置21の受光部の対物レンズで集光された光は、焦点
面に設置した二次元位置検出フォトダイオード(PD
S)の光電面上に結像される。
【0016】自動追尾動作は、この時のPDS光電面上
における反射プリズムの像位置を検出して、光軸中心か
らのずれ量に応じてX・Y二軸の架台のパルスモータを
駆動して、常に反射プリズムの像が、PDS光軸面の中
心になるようにサーボ動作を行わせる。反射プリズムの
移動又は追尾装置の移動(及び両方の移動)によって生
じる光軸の中心からの受光位置の変化をフィードバック
して常に光軸中心で受光するように追尾動作を行う。
【0017】振れ角処理装置23は、振れ角計測装置2
0からの振れ角信号を受けて、つまり上記追尾装置21
のX軸,Y軸の回転角度を検出することにより、サーボ
機構が動作した分を計算し、荷振れ角θのデータを取り
出す。このようにして、荷物Aを吊っているフック18
の振れ角(吊り荷の振れ角)θが計測される。
【0018】光波距離計24は、上記揺動する追尾装置
本体21bの上に搭載されており、上記自動追尾用の反
射プリズム22を相手方に兼用して、光波距離計24か
ら反射プリズム22までの距離を測定する。従って、移
動する吊り荷Aを自動追尾しながら、ジブ11先端とフ
ック18との距離である吊りロープ長Lが連続的にかつ
より精密に計測される。結局、吊り荷のX,Y,Z座標
値が算出される。従って、この振れ角計測装置20によ
れば、全方向の吊り荷振れ角θの計測ができる。
【0019】なお、上記振れ角計測装置20は、市販さ
れている反射プリズム追尾型光波距離測定装置を使用す
ることで構成できる。
【0020】図6に、ジブクレーンの荷振れ止め運転制
御装置に適用した例を示す。この荷振れ止め運転制御装
置は、旋回運転速度パターン及び起伏運転速度パターン
をまず作成するための第一ファジー推論ブロック1と、
それら速度パターンのうち運転時間の長いほうを先に開
始させるための優先順位決定ブロック2と、その速度パ
ターンに基づいて最適な指令用速度パターンを決定する
第二ファジー推論ブロック3とにより構成されるファジ
ー制御部4を有する。また、この運転制御装置は、これ
らブロック1,2,3が組み込まれたファジー制御部4
に、荷役データを適宜に入力させるための入力部(設定
器)5と、決定された指令用速度パターンに従ってジブ
クレーン6の駆動部7に操作信号を出力する出力制御部
8とを有する。
【0021】更に、この運転制御装置は、上記振れ角処
理装置23によって、実際に荷振れ角θ゜(図1参照)
が残留振れとして測定されたとき、次回の自動運転時に
荷振れ角θ゜が小さくなるように、当該振れ角を基に、
学習機能を用いて二段加速・減速タイミングを最適に調
整する学習制御部9を備えている。このクレーンの二段
加速・減速タイミングの調整は、上記第二ファジー推論
ブロック3で決定される指令用速度パターンにおける等
速運転区間長さD1,D2(図8)を、荷振れ角θ゜に
応じた調整時間Δt(s)によって加減することで行わ
れる。但し、本実施例では、ファジー制御部4からのフ
ァジー出力t(s)、つまり図8における後段の加速・
減速開始時刻t2,t4までの加速・減速制御時間T
1,T2を制御することで、間接的に等速運転区間長さ
D1,D2を加減している。
【0022】ジブクレーン6は、タワー10に旋回式の
起伏自在なジブ11が装備されて構成され、ジブ11の
基端部に、旋回駆動のための旋回モータ12と、起伏動
作のための起伏モータ13と、荷物Aを吊るロープ(ワ
イヤ)14を巻き上げあるいは巻き下げ(繰り出し)す
るための巻き上げ機15とが設けられている。そしてこ
れらモータ12,13の駆動部7に所定の操作信号が入
力されたときに、ジブ11が所定の角度αだけ旋回移動
すると共に所定の角度βだけ起伏動作して、吊りロープ
14の上下と相俟って、荷物Aを所定の搬出地点Bから
搬入地点Cまで運搬するようになっている。
【0023】入力部5は、操作ボタンなどにより荷役デ
ータである搬出地点及び搬入地点Cの地上の高さ、平面
的な位置、更には吊り荷重量などが設定入力されるよう
に構成されている。そしてこれらデータを変換して、ジ
ブ11の初期起伏角度β0 及び初期旋回角度α0 、ジブ
11が旋回・起伏動作を開始すべき初期吊り荷地上高H
0 、又目標値である最終起伏角度βE 及び最終旋回角度
αE 、ジブ11が旋回・起伏動作を終了すべき最終吊り
荷地上高HE を第一ファジー推論ブロック1に入力させ
るものである。
【0024】第一ファジー推論ブロック1は、入力され
たデータから初期及び最終吊りロープ長L0 ,LE を算
出し、これらのロープ長における吊り荷の周期を考慮
し、ルールマップ16上に書き込まれた加速・減速パタ
ーン(タイミング)からこの算出値L0 ,LE に近い吊
りロープ長に対応したものを抽出すると共に、メンバシ
ップ関数によりその適合度を算出し、確定値を得るよう
になっている。そしてその他のデータから導き出される
定常速度(最大速度)及びその運転時間と合わせて、起
動から停止までの基本的な旋回運転速度パターン及び起
伏運転速度パターンを作成するようになっている。ルー
ルマップ16は、経験則及びコンピュータシュミレーシ
ョンによって予め準備されたものであり、本実施例にあ
ってはその二段加速・減速パターンとして、前段と後段
との加速・減速度及びその長さを略等しいものとし、前
段及び後段間の等速区間長さD1,D2(図8)を吊り
ロープ長ごとに変えて設定している。
【0025】優先順位決定ブロック2は、第一ファジー
推論ブロック1で作成された速度パターンの全運転時間
を比較し、短い方の速度パターンの加速開始時刻を、長
い方の速度パターンの加速終了時刻とするようになって
いる。この際、短い方の速度パターンの全運転時間長が
他方よりも充分短く、他方の運転時間内にその動作が終
了するようであれば、その開始時刻は長い方の加速終了
時刻以降に適宜設定してもかまわない。
【0026】第二ファジー推論ブロック3は、優先順位
決定ブロック2によって設定された速度パターンにおけ
る二段加速・減速時のクレーン姿勢(α、β)及び吊り
荷高(H)を演算し、この演算値に基づいて、そのとき
の吊りロープ長(L)を算出するようになっている。こ
れは、ジブ11の起伏動作による水平引き込みの作用で
吊りロープ長Lが変化し、更に荷物Aが旋回・起伏移動
される間になされる巻き上げによって変化することか
ら、二段階加速・減速のタイミングも変える必要がある
ためである。この吊りロープ長Lは運搬経路に係わるも
のであり、例えば途中に障害物などがあると搬出入地点
B,Cとは無関係に変化するので、その荷役情報が入力
部5から第二ファジー推論ブロック3へと伝達されるよ
うになっている。そして演算した吊りロープ長Lによっ
て、ファジー推論を使って修正用ルールマップ17に基
づいて最初に作成した加速・減速タイミングを修正し、
最適な指令用速度パターンを決定するようになってい
る。
【0027】クレーン出力制御部8に出力される速度パ
ターンつまり運転制御データは、図8のように、加速
トリガt1(加速開始条件)、加速制御時間T1、
減速トリガt2(減速開始条件)、減速制御時間T2
によって構成される。加速制御時間T1,減速制御時間
T2は、荷振れ制御演算により求められる時間データで
あり、又、加速・減速のトリガt1,t2は、クレーン
の目的位置までの運転パスの設定により求められる位置
データである。加速制御時間T1,減速制御時間T2
は、二段加速制御,二段減速制御における2番目(後
段)の加速又は減速タイミングt2,t4を定めるもの
で、これらを学習制御部9の学習機能に基づいて振れ角
計測装置20の検出する吊り荷振れ角θが最小となるよ
うに可変制御することで、荷振れを押さえながら目標位
置まで自動運転することができる。
【0028】出力制御部8は、第二ファジー推論ブロッ
ク3によって決定された指令用速度パターンに基づい
て、正確には更に学習制御部9で修正された二段加速・
減速タイミングに基づいて、駆動部7に操作信号を出力
して旋回モータ12及び起伏モータ13を制御するよう
になっている。この制御によって、ジブ11が適宜動作
して吊りロープ14と協動して荷物Aを搬出地点Bから
搬入地点Cまで運搬することになる。
【0029】ところで、上記荷振れ止め運転制御におい
て、振れ角計測装置20により、リアルタイムに荷振れ
角θが検出される。振れ角処理装置23は、追尾装置2
1のX軸,Y軸の回転角度を検出することにより、二段
加速・減速が完了した時点の荷振れ角θのデータを取り
出す。また、同時に、追尾装置21と同軸に装置された
光波距離計24により、ジブ11先端とフック18との
距離である吊りロープ長Lがより精密に計測される。
【0030】学習制御部9は、比較部25により、上記
振れ角処理装置23から得られる荷振れ角θを受け、旋
回又は起伏運転速度パターンが二段加速・減速を終了し
た時点TE ,TE (図8)における荷振れ角θを目標値
“0゜”と比較して誤差e゜を出力する。また、学習制
御部9は、ニューラルネットワークを具備する二段階タ
イミング調整器26を有し、これに比較部25の出力e
゜を学習信号として受け、その学習記憶結果に基づいて
二段加速・減速タイミングの調整時間Δt(s)を決定
する。その際、ニューラルネットワークには、上記光波
距離計24で得られるロープ長Lと、ファジー出力t
(s)とをティーチングしておく。
【0031】この二段階タイミング調整器26で得られ
る調整時間Δt(s)が、加算部27により、ファジー
制御部4からのファジー出力t(s)に加えられ、適切
な二段加速・減速タイミングに調整される。ここでの調
整は学習機能によるため、調整方向が正しい方向に始ま
るか試行錯誤的に行われるか否かは問題ではなく、いず
れであっても、結果として正しい調整が行われる。
【0032】このように、振れ角計測装置20を設けて
その荷振れ角を利用することにより、学習機能を発揮さ
せて、振れ止め性能を自動的に高めて行くことができ
る。従って、振れ角の計測精度の限界まで、自動運搬途
中における荷振れを完全に消去することができ、自動運
転の安全性の向上及び作業時間の短縮を達成することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。 1)追尾装置がクレーンフックに取り付けられた反射プ
リズムを常に追尾することにより二段加速・減速が完了
した時点の吊り荷の振れ角が精度よく計測され、また、
追尾装置上の光波距離計によりクレーン本体からフック
までのロープ長が精度よく計測される。従って、クレー
ンの自動運転において、吊り荷の荷振れ止め運転制御を
行うに際し、とりあえず行った振れ止めの動作タイミン
グにおける荷振れ角を測定し、これをフィードバックさ
せて、振れ止めの動作タイミングを最適に調整させ、残
留する振れ角がゼロとなるように収束させることができ
る。
【0034】2)フック先端には、反射プリズムを取り
付けるのみで良いため、フックからクレーンまで信号ケ
ーブルを設けたり、フックに無線送信器を取り付ける必
要がなくなる。即ち、従来のようにフックにジャイロを
設ける構成では、高揚程のクレーンでは長い信号ケーブ
ルを取り扱う必要があるため、信頼性が悪化するが、本
発明ではかかる不都合がない。かかる不都合はフック先
端に無線送信器を取り付ける構成とすることで解消でき
るが、この場合には電源を必要としてメンテナンスが面
倒となり、またフック先端へ取り付ける装置も大きくな
り作業性が悪化する。しかし、本発明では、反射プリズ
ムは無線送信器に比べて簡単且つ小型であるため、フッ
ク先端への取り付けも容易となり、メンテナンスも容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計測装置のジブヘの取り付けを示す正
面図である。
【図2】本発明の計測装置のジブヘの取り付けを示す側
面図である。
【図3】本発明のクレーン荷振れ角と吊りロープ長の計
測装置を示す上面図である。
【図4】本発明のクレーン荷振れ角と吊りロープ長の計
測装置を示す側面図である。
【図5】本発明の計測装置を構成する反射プリズムを示
した図である。
【図6】本発明の計測装置を適用したクレーンの荷振れ
止め運転装置例を示すブロック図である。
【図7】本発明の計測装置を適用した荷振れ止め運転装
置を示す概略ブロック図である。
【図8】二段加速・減速を含む運転速度パターンを例示
した図である。
【符号の説明】
1 第一ファジー推論ブロック 2 優先順位決定ブロック 3 第二ファジー推論ブロック 4 ファジー制御部 5 入力部 6 ジブクレーン 7 駆動部 8 出力制御部 9 学習制御部 10 タワー 11 ジブ 12 旋回モータ 13 起伏モータ 14 ロープ 15 巻き上げ機 16 ルールマップ 17 修正用ルールマップ 18 クレーンフック 20 振れ角計測装置 21 追尾装置 21a 追尾装置の基部 21b 追尾装置本体 22 反射プリズム 22a コーナー・キューブ 23 振れ角処理装置 24 光波距離計 25 比較部 26 二段階タイミング調整器 27 加算部 31 取付枠 32 支持腕部 33 回転軸(軸線Y) A 荷物(吊り荷) B,C 搬出入地点 D1,D2 等速区間 H0 初期吊り荷地上高 HE 最終吊り荷地上高 L0 初期吊りロープ長 LE 最終吊りロープ長 T1 加速制御時間 T2 減速制御時間 TE 二段加速・減速終了時点 t1 加速トリガ(加速開始条件) t2 減速トリガ(減速開始条件) t(s) ファジー出力 Δt(s) 調整時間 α 旋回角度 α0 初期旋回角度 αE 最終旋回角度 β 起伏角度 β0 初期起伏角度 βE 最終起伏角度 θ 荷振れ角
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01S 17/06 G01S 17/06 (72)発明者 久保 喜良 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 根本 勤 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 竜郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 村山 茂樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 斉藤 俊明 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 岡野 茂 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (72)発明者 牟田 吉宏 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−120546(JP,A) 特開 昭60−205383(JP,A) 実開 平1−176680(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/22,23/00 G01S 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンフックに入射方向に光を反射する
    反射プリズムを取り付ける一方、クレーン本体には、上
    記反射プリズムに対して光を出射しその反射光を受けて
    上記反射プリズムを常に追尾するよう2軸動作する追尾
    装置と、該追尾時の2軸の回転角度を検出することによ
    り二段加速・減速が完了した時点の荷振れ角のデータを
    取り出す振れ角処理装置とを取り付け、また上記追尾装
    置上には上記反射プリズムまでの距離を測ることにより
    吊りロープ長を計測する光波距離計を搭載したことを特
    徴とするクレーン荷振れ角と吊りロープ長の計測装置。
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