JP3137494U - 手すり - Google Patents

手すり Download PDF

Info

Publication number
JP3137494U
JP3137494U JP2007007186U JP2007007186U JP3137494U JP 3137494 U JP3137494 U JP 3137494U JP 2007007186 U JP2007007186 U JP 2007007186U JP 2007007186 U JP2007007186 U JP 2007007186U JP 3137494 U JP3137494 U JP 3137494U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
bar
horizontal
horizontal surface
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2007007186U
Other languages
English (en)
Inventor
隆司 梶原
洋一郎 松浦
和宏 水津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molten Corp filed Critical Molten Corp
Priority to JP2007007186U priority Critical patent/JP3137494U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3137494U publication Critical patent/JP3137494U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】握力の弱い人でも容易に使用することができるとともに、適宜の場所に固定することのできる手すりを提供する。
【解決手段】下端が床面Fに当接し、上端が天井Cに当接して、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材2と、棒材2に連結される手すり部材4とを有し、手すり部材4は、棒材2の側方へ長手方向が伸びた水平面部11を備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、手すりに関するものである。
従来より、ベッドのある寝室や便所など着座した状態から立ち上がる動作が行われる屋内の場所に、円形断面を有し、手で握って使用する手すり棒が設置されている。
しかしながら、前記手すり棒では、高齢者や身障者など握力の弱い人が使用する場合には、身体を十分に支えきれないという問題がある。また、握力の弱い人が手すり棒の上に肘をついて、手すり棒に自重をかける場合には、手すり棒が円形断面を有していることで、使用者は痛みを感じることになる。また、手すり棒が、家屋の壁や柱などに固定されるものである場合には、手すり棒の取り付け場所が制限される。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、握力の弱い人でも容易に使用することができるとともに、適宜の場所に固定することのできる手すりを提供することにある。
上記の課題を解決するために本考案の手すりは、次に示す構成を有している。
第1の考案の手すりは、下端が床面に当接し、上端が天井に当接して、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材と、前記棒材に連結される手すり部材とを有し、前記手すり部材は、前記棒材の側方へ長手方向が伸びた水平面部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、前記水平面部を備えた前記手すり部材が前記棒材に連結されていることで、前記手すり部材は、前記棒材によって支持された状態となっている。これにより、前記水平面部が使用者の胴体を支える部分として使用することができる。また、前記水平面部が平面状を呈していることから、使用者は、水平面部上に胴体を載せた際に痛みを感じない。これにより、握力の弱い人でも容易に手すりを使用することが出来る。
また、前記棒材が突っ張り型の棒材であることから、手すりは適宜の場所に固定され得る。
また、前記水平面部は、前記棒材の側方へ長手方向が伸びていることから、水平面部の幅方向の一方側を使用者が座る家具や器具に向かい合わせた状態で、棒材と平面部とが前記家具等の前で左右に並ぶように手すりを配置することができる。これにより、水平面部の長手方向の全体が使用者の胴体を支える部分として有効に使用できるようになるとともに、使用者が、水平面部上に肘を置いたり胴体に載せる際に、棒材は支障物にはならない。
第2の考案では、第1の考案において、前記水平面部は、長手方向の中間が幅方向内側に凹んでいることを特徴とする。
この構成によれば、前記水平面部の凹みが前記家具等の反対側に配置された場合には、使用者は、胴体を水平面部上に載せる際に前記凹みを掴むことで手が滑ることが防止される。
第3の考案では、第2の考案において、前記凹みは、前記水平面部の両側に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、水平面部を棒材の左右いずれの側に配置しても、前記座部の反対側に前記水平面部の凹みが位置するようになる。これにより、手すりの設置場所の自由度が増える。
第4の考案では、第2又は3の考案において、前記水平面部の長手方向の一端及び他端は、外側に膨出する円弧状を呈し、前記水平面部の側壁は、前記円弧に連続した湾曲状を呈していることを特徴とする。
この構成によれば、前記水平面部の側壁はその全体が滑らかに湾曲したものとなるため、使用者は、前記水平面部の凹みを掴む際に痛みを感ぜず、また前記水平面部の側部に使用者の掴みやすい部分が存在するようになる。
第5の考案では、第1〜4のいずれか1つの考案において、前記手すり部材は、前記棒材に着脱自在に連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記手すり部材の高さを調整することができる。これにより、様々な体格の者が手すりを使用することができる。
第6の考案では、第1〜5のいずれか1つの考案において、前記水平面部は、長手方向の軸線に関して線対称の形状を呈していることを特徴とする。
この構成によれば、前記水平面部の支持点を前記軸線上に配置した場合には、水平面部安定して支持される。
本考案によれば、前記水平面部が使用者の胴体を支える部分として使用することができるとともに、使用者は前記水平面部上に胴体を載せた際に痛みを感じない。これにより、握力の弱い人でも容易に手すりを使用することが出来る。また、前記棒材が突っ張り型の棒材であることから、手すりは適宜の場所に固定され得る。
以下、本考案の第1実施形態を図1〜20に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
手すり1は、図1に示すように、棒材2と、手すり部材3と、手すり部材4とを有している。まず棒材2について図2〜13を参照して説明する。
棒材2は、垂直方向に立設されるものであって、下部パイプ10、上部パイプ20、下部ホルダー30、上部ホルダー40、回動レバー50、および引張スプリング60で構成されている。
大径下部パイプ10は、下端である土台部12が床面に当接する。小径上部パイプ20は、下部パイプ10よりも小径であり、その下端部が下部パイプ10の上端部に挿入され、上端が天井Cに当接する。
下部ホルダー30は、下部パイプ10の上端部に嵌合してビス33で固定され、後端部の左右両側に、水平軸31を中心に回転する一対のローラー32を軸支している。上部ホルダー40は、上部パイプ20の下端部に嵌合し、その後端部に横軸41を有する。
母線方向に割れ目43を設けた円筒状の上部ホルダー40には、割れ目43の両側に放射方向の締付片44a,44bが対向させて突設されており、両締付片44a,44bの上部には両者を貫通する軸受孔45が設けられ、また軸受孔45より下側の締付片44a,44bの両外面は、後方に向かって狭くなり、下に向かって広くなるテーパー面46a,46bが設けられている。
回動レバー50は、レバー本体51とカム板部62とで構成される。レバー本体51は、下に凹の逆溝形で、前部には平行する内側壁57a,57bが設けられ、また前端溝底部には切欠き58が設けられている。そしてレバー本体51は、上部ホルダー40の後端部の締付片44a,44bを挟んで外側から嵌められ、横軸41を介してその前端部が軸受孔45に軸支された長尺状である。カム板部52は、レバー本体51のほぼ前半部の左右両側下端に外に拡がる段部58を介して一体設され、下端面を、円弧状でローラー32の上面に当接するカム面53としている。カム面53の後方に隣接して、レバー本体51に、ローラー32が進入するストッパー凹部54を形成している。
また、上部パイプ20の上端部には、上端面が天井Cに当接する平面十字状の支持板21が設けられている。
次に手すり部材3,4について図1を参照して説明する。
手すり部材3は、一端40aが下部パイプ10に連結された水平フレーム40と、該水平フレーム40の下方で一端41aが下部パイプ10に連結された水平フレーム41と、水平フレーム40,41の他端40b,41b同士を繋ぐ垂直フレーム42とを有し、水平フレーム40,41及び垂直フレーム42は、断面が円形に形成されている。
手すり部材4は、水平面部11と、該水平面部11を支持する支持部12とを有している。
支持部12は、一端18aが下部パイプ10に連結された水平軸部18、該水平軸部18よりも下方で一端19aが下部パイプ10に連結された水平軸部19、及び水平軸部18と水平軸部19とを上下に繋ぐ垂直壁28から構成されている。
水平軸部18の長さ寸法は、水平軸部19の長さ寸法よりも長くなっている。また、水平軸部18の上端には、上方に延びる突起18cが形成され、その上端に水平面部11の下面が一体に接合されている。
垂直壁28における棒材2側の端部28aは、水平軸部18,19の中間を繋ぐように上下方向に延びており、下部パイプ10との間に隙間29が存在している。また、垂直壁28における棒材2反対側の端部28bは、水平軸部18,19における棒材2反対側の端部18b,19bを繋ぐように上下方向に延びて、その中間が棒材2側に凹む湾曲状を呈している。この凹みは、人間の太腿周りに対応した大きさに形成されている。
水平面部11は、図15に示すように、棒材2の側方へ長手方向が伸びている。また、水平面部11の両方の側壁11cは、長手方向の中間が内側に凹んでいる。また、水平面部11の長手方向の両端11a,11bは外側に膨出する円弧状を呈し、両方の側壁11cは端部11a,11bの円弧に連続した湾曲状を呈している。また、水平面部11は、長手方向の軸線Gに関して線対称の形状を呈しており、軸線G上で突起18c(図1参照)に接合されている。
図16,17は、水平軸部18を下部パイプ10に繋ぐジョイント9を示している。
ジョイント9は、下部パイプ10の中間部分が挿入される筒部22と、該筒部22の周壁から外側に突出するように形成され、水平軸部18の一端18aが挿入される筒部23を有している。ジョイント9は、筒部22における筒部23反対側の半割部を構成する分割体24と、筒部23と筒部22における筒部23側の半割部とを構成する分割体25とによって構成されたものであって、分割体24,25は、それぞれ半割開口側の縁にボルト孔26を有するフランジ27が形成され、フランジ27同士が重ね合わされた状態でボルト孔26に通したボルト28にナット29が締結することで連結されている。このジョイント9によれば、ボルト28とナット29との締結を解除して分割体24,25を分離することで水平軸部18と下部パイプ10との連結を解除できるため、水平軸部18は下部パイプ10に対して着脱自在に連結されたものとなっている。なお、図1に示す水平軸部19や水平フレーム40,41を下部パイプ10に繋ぐジョイント13,14,15も、ジョイント9と同様の構成を有しており、ジョイント13,14,15では筒部23に対応する筒部に水平軸部19や水平フレーム40,41の端部19a,40a,41aが挿入されるようになっている。なお、ジョイント9,13のフランジ27(図16,17参照)の重ね合わせ位置を下部パイプ10の周方向に変更することで、水平軸部18,19が延びる方向を変更させることができ、これに伴い、水平面部11の向きも変わってくる。よって、手すり1では前記フランジ27の重ね合わせ位置を変更することで、水平面部11の向きを調整することができるようになっている。また、図1に示すように、手すり部材3の水平フレーム40は水平軸部18と水平軸部19との間で下部パイプ10に連結され、水平フレーム41は水平軸部18よりも下方で下部パイプ10に連結されており、下部パイプ10と垂直壁28との間に隙間29が存在することで、ジョイント14の筒部に下部パイプ10を通すことが可能になっている。
次に手すり1の設置方法について説明する。なお以下では、図18,19に示すようにベッドKの前側に手すり1を設置する場合について説明する。
まず、ベッドKの前側における床Fに下部パイプ10の下端を垂直に位置させる。この際、上部パイプ20を下部パイプ10から手で引き出し、支持板21を天井Cに接触させる。このとき、上部ホルダー40の下面は下部ホルダー30に接触している。
回動レバー50をやや下方向に回動させると、レバー本体51の内側壁57a,57bがテーパー面46a,46bに接触して、締付片44a,44bを接近させ割れ目43を小さくし、上部ホルダー40に縮径の外力を与え、上部パイプ20を締付ける。
この状態から、回動レバー50を更に下方向に回動する。これにより、カム面53がローラー32上に載り、ローラー32を回転させながら前方に移動するが、当該カム面53は、横軸41からの半径が後方に向かって徐々に大きく形成されているので、上部ホルダー40と共に上部パイプ20が上昇する。これにより、上部パイプ20の上端は、天井Cに強く圧接し、棒材2は天井Cと床Fとの間に突っ張った状態で強固に取り付けられている。
なお、回動レバー50を回動し切った状態では、ローラー32がカム面53のストッパー凹部54に進入するので、当該ローラー32はその位置で停止する。従って、回動ストッパーは、その状態を維持することができ、よって、当該棒材2は天井Cと床Fとの間に突っ張った姿勢で強固に固定される。
そして、水平軸部18,19及び水平フレーム40,41をジョイント9、13,14,15を用いて下部パイプ10に連結する。この結果、手すり部材3,4が棒材2に取り付けられ、手すり1が組み立てられる。この際には、図19に示すように、棒材2と手すり部材3,4とが、手すり部材3,棒材2,手すり部材4の順にベッドKの前で並ぶように、手すり部材3,4を棒材2に取り付ける。さらに手すり部材4については、水平面部11の一方の側壁11cとベッドKの側縁Mとが向かい合った状態で、水平面部11の軸線GがベッドKの側縁Mに対して30度の鋭角で傾斜するように、水平面部11の向きを調整する(具体的にはジョイント9,13のフランジ27の重ね合わせ位置を調整する)。この結果、水平面部11とベッドKとの間には、棒材2から離れるに従って幅が大きくなる隙間16が生じている。
次に手すり1の使用方法について図20を用いて説明する。
まず(a)に示すように、使用者Pは、ベッドKに横たわった状態で片方の手で手すり部材3を握る。次に(b)に示すように、使用者Pは、身体の向きを棒材2側に向けた状態で他方の手で下部パイプ10を握る。次に(c)に示すように、使用者Pは、ベッドKに肘を付いて身体を起こす。次に(d)に示すように、使用者Pは、ベッドKを支えにして肘を伸ばすことでベッドKの上に腰掛ける。次に(e)に示すように、使用者Pは、水平面部11のベッドK反対側の側壁11cの凹みを両手で掴んだ状態で、肘を水平面部11上に置く。この際には、使用者Pは、垂直壁28における端部28bの凹み下方に太腿を入れる。次に(f)に示すように、使用者Pは、凹みを掴んだ両手で身体を引っ張るように肘を曲げて水平面部11上に胴体を載せる。次に(g)に示すように、使用者Pは、水平面部11を支えにして肘を延ばし立ち上がる。そして、この後、使用者Pは、隙間16(図19参照)を通ってベッドKから離れる。
本実施形態における手すり1によれば、水平面部11を備えた手すり部材4が棒材2に連結されていることで、手すり部材4は棒材2によって支持された状態となっている。これにより、水平面部11を使用者Pの胴体を支える部分として使用することができる。そして、水平面部11が平面状を呈していることから、使用者Pは、水平面部11上に胴体を載せた際に痛みを感じない。これにより、握力の弱い人でも容易に手すり1を使用することが出来る。
また、棒材2が突っ張り型の棒材であることから、手すり1は適宜の場所に固定され得る。
また、図15に示したように、水平面部11は棒材2の側方へ長手方向が伸びていることから、図19に示すごとく、水平壁部11の一方の側壁11cをベッドKの側縁Mに向かい合わせた状態で、棒材2と水平面部11とがベッドKの前で左右に並ぶように手すり1を配置することができる。これにより、図20の(e)や(f)のように、水平面部11の長手方向の全体が胴体を支える部分として有効に使用できるようになるとともに、使用者Pが、水平面部11上に肘を置いたり胴体に載せる際に、棒材2は支障物にはならない。
また、水平面部11が平面状を呈していることから、使用者Pは、水平面部11上に胴体を載せた際に痛みを感じない。なお、手すり部材3のフレーム40,41,42は断面が丸形を呈しているが、図20の(a),(b),(c)のように使用者Pが手すり部材3を握る際には、手すり部材3は補助的に使用されているに過ぎず、使用者Pの胴体は、肘を付いたベッドKによって支えられている。これにより、使用者Pが手すり部材3を使用することで痛みを感じることはない。
また、図20の(f)のように胴体を水平面部上に載せる際には、使用者Pは側壁11cの凹みを掴むことで手が滑らない。
また、水平面部11の両側の側壁11cに凹みが形成されていることで、水平面部11を棒材2の左右いずれの側に配置しても、水平面部11ではベッドの反対側に前記凹みのある側壁11cが位置するようになる。これにより、手すり1の設置場所の自由度が増える。
また、水平面部11の側壁11cが、端部11bの円弧に連続した湾曲状を呈していることから、水平面部11の側壁11cはその全体が滑らかに湾曲したものとなっている。これにより、使用者Pは、水平面部11の側壁11cの凹みを掴む際に痛みを感ぜず、また側壁11cに使用者Pの掴みやすい部分が存在するようになる。
また、水平軸部18,19や水平フレーム40,41がジョイント9,13,14,15により着脱自在に棒材2に連結されていることから、手すり部材3,4の高さを調整することができる。これにより、様々な体格の者が、手すり1を使用することができる。
また、水平面部11が長手方向の軸線Gに関して線対称の形状を呈し、その軸線G上で水平面部11が突起18に接合されていることから、水平面部11は支持部12により安定して支持される。
また、ジョイント9,13におけるフランジ27の重ね合わせ位置を変更することで、水平面部11の軸線Gの延伸方向を変更することができるため、水平面部11の軸線GがベッドKの縁に対して傾斜する角度を調整することができる。そして図19のごとく前記傾斜角度を鋭角にした場合には、水平面部11を使用者Pが容易に胴体を載せることが出来る範囲に配置した状態で、ベッドKと水平面部11との間に隙間16を生じさせることができる。これにより、使用者Pは、水平面部11を利用して立ち上がった後に、隙間16を通ってベッドKから離れることができるようになる。
また、垂直壁28の端部28bが、人間の太腿周りに対応した大きさに凹む湾曲状を呈していることから、使用者Pは、手すり1を使用する際に前記凹みの下方に太腿を入れることができる。これにより、使用者Pは胴体を水平面部11近傍に寄せることが出来るので、使用者Pは、水平面部11上に肘を置いたり胴体に載せることが容易になる。
また、棒材2は、下部パイプ10、上部パイプ20、下部ホルダー30、上部ホルダー40、回動レバー50で構成され、これらの部材はいずれも簡易な構成であるので、全体構造が簡易である。従って、棒材2の取り付けが極めて容易である。
また、上部パイプ20を手で引き出して支持板に天井Cに当て、回動レバー50を下方向に回動するのみで、天井Cと床Fとの間に突っ張らせて固定するので、棒材2を強固に取り付けることができる。
また、上部パイプ20の上端部に、上端面が天井Cに当接する平面十字状の支持板21を設けていることから、天井Cに対する棒材2の組み付きを安定させて、より強固に取り付けることができる。
また、レバー本体51のカム部材の後端部に対応する部分に、左右方向に支持部材を設け、回動レバー50を回動した際にカム部材52に作用する力によって、該カム部材52およびレバー本体51が左右方向に変形してしまうことが防止される。なお、回動レバー50を下向きから水平位置に戻したとき、上部ホルダー40が確実に下部ホルダー30に接触するまで下降させるために、両者間に引張スプリングを張架することもある
本考案は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内において、種々改変することができる。
例えば、水平面部11では、片方の側壁11cのみが内側に凹んだ形状を呈していてもよい。この場合には、前記湾曲状を呈する側壁11cがベッドKの反対側に位置するように、手すり部材4は下部パイプ10に取り付けられる。このようにしても、ベッドKに座った使用者Pは、前記側壁11cの凹みを掴む部分として使用することができる。
また、手すり1が配置される空間は、天井があって、椅子や便座等の家具や器具が配置されることで座った状態から立ち上がる動作が行われる空間に配置される。この場合には、椅子などの前で棒材2や手すり部材3,4が図19のごとく横に並ぶように、手すり1は設置される。
また、手すり部材3が棒材2に取り付けられていない状態であっても、本考案の目的は達成され得る。すなわち、手すり部材4のみが棒材2に取り付けられた手すり1が、椅子や便座の前に設置されている場合には、握力の弱い人は、椅子や便座に座った状態から図20に示す(d)〜(g)と同様の動作を行うことで容易に立ち上がることができる。
本考案の実施形態に係る手すりを示す側面図である。 棒材の取り付け方を示す側面図である。 棒材の回動レバー近傍部分を示す拡大図である。 図3のA−A線断面図である。 回動レバーを示す側面図である。 (a)は図5のB−B線断面図、(b)はC−C線断面図である。 下部ホルダーを示す側面図である。 図7に示す下部ホルダーの平面図である。 上部ホルダーを示す側面図である。 図8に示す下部ホルダーの平面図である。 レバーを上げた状態における図9のZ−Z断面端図である。 レバーを若干傾けた状態における図9のZ−Z断面端図である。 棒材の動作を示す要部拡大側面図である。 棒材の概略平面図である。 水平面部の拡大平面図である。 水平軸部を下部パイプに連結するジョイントを示す斜視図である。 図16に示すジョイントの分解平面図である。 ベッドの前に手すりが設置された状態を示す斜視図である。 ベッドの前に手すりが設置された状態を示す平面図である。 手すりの使用方法を示す図である。
符号の説明
1 手すり、
2 棒材、
4 手すり部材、
11 水平面部、
11a 一端、
11b 他端、
11c 側壁、
G 軸線。

Claims (6)

  1. 下端が床面に当接し、上端が天井に当接して、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材と、
    前記棒材に連結される手すり部材とを有し、
    前記手すり部材は、前記棒材の側方へ長手方向が伸びた水平面部を備えていることを特徴とする手すり。
  2. 前記水平面部は、長手方向の中間が幅方向内側に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の手すり。
  3. 前記凹みは、前記水平面部の両側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の手すり。
  4. 前記水平面部の長手方向の両端は、外側に膨出する円弧状を呈し、
    前記凹みは、前記円弧に連続した湾曲状を呈していることを特徴とする請求項2又は3に記載の手すり。
  5. 前記手すり部材は、前記棒材に着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の手すり。
  6. 前記水平面部は、長手方向の軸線に関して線対称の形状を呈していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の手すり。
JP2007007186U 2007-09-14 2007-09-14 手すり Expired - Lifetime JP3137494U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007186U JP3137494U (ja) 2007-09-14 2007-09-14 手すり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007186U JP3137494U (ja) 2007-09-14 2007-09-14 手すり

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3137494U true JP3137494U (ja) 2007-11-22

Family

ID=43287849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007007186U Expired - Lifetime JP3137494U (ja) 2007-09-14 2007-09-14 手すり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3137494U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002458A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 アロン化成株式会社 手摺り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002458A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 アロン化成株式会社 手摺り装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011010853A (ja) 介助用手摺装置
JPH09506015A (ja) 2ハンドル式つえ
JP6471886B2 (ja) 浴槽用手摺り
US20160184164A1 (en) Physical Therapy and Patient Movement System
US4469372A (en) Rollable stool
JP3137494U (ja) 手すり
JP4860412B2 (ja) 突っ張り型手すり
JP4454460B2 (ja) 歩行器
JP2005230031A (ja) 歩行補助具
JP2008212687A (ja) 取っ手装置
JP3137495U7 (ja)
JP6503236B2 (ja) 手摺り装置
KR20090048769A (ko) 좌우회전식 장애인용 손잡이
JP2579109Y2 (ja) 手動式マッサ−ジ器
JP3151521B2 (ja) ベッド用ハンドル付回転式ポール
JP7461657B2 (ja) 傾倒防止具
JP3081316U (ja) 浴槽手摺
JP7132605B2 (ja) 歩行支援装置
JP2005253564A (ja) 洗面器取付用手摺り
JP7434429B2 (ja) 手摺装置
JP6471925B2 (ja) 浴槽用手摺り
JP3015897U (ja) うしろに腰掛けを着脱自在にできる歩行補助車並びに歩行補助車の腰掛け装置及びそのロック装置
JP7123394B2 (ja) 歩行支援装置
JP2002248067A (ja) トイレットブースの壁
JP2005110785A (ja) 浴室用椅子

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term