JP3136789B2 - ポリアミド系積層二軸延伸フイルム - Google Patents
ポリアミド系積層二軸延伸フイルムInfo
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Description
屈曲ピンホール性、および強靱性等に優れ、酸素による
内容物の変質を嫌う食品、医療品、および薬品等の包装
用フイルムに適するポリアミド系積層二軸延伸フイルム
に関する。
ムまたは延伸フイルムは、単独で、または、他のフイル
ムとの積層体として、種々の一般的な包装用途に使用さ
れてきた。しかしながら、脂肪族ポリアミドよりなるフ
イルムは、引っ張り強度、耐屈曲ピンホール性等の機械
的性質においては優れているが、酸素ガスバリヤ性にお
いては充分なものとは云えない。そこで、この脂肪族ポ
リアミドフイルムの表面に塩化ビニリデン系重合体ラテ
ックスをコートして、酸素ガスバリヤ性を付与した塩化
ビニリデン系樹脂コートフイルムが提案され、実用化さ
れている。ところが、上記の塩化ビニリデン系重合体樹
脂コートフイルムは、熱水処理を受けると白濁してしま
うため用途が極端に制限されるという欠点を有するう
え、さらに焼却処分時に、塩素を含んだ化合物が発生す
るため、環境汚染等の原因にもなっていた。
として、キシリレンジアミンと脂肪族ジカルボン酸とか
らなるポリアミド構成単位を主成分とする芳香族ポリア
ミド重合体を原料としたものが提案されている。このフ
イルムは、透明性、耐油性においては優れているが、耐
屈曲ピンホール性に劣っているために、その用途には制
限があった。上記の脂肪族ポリアミドフイルム、芳香族
ポリアミドフイルム双方の利点、すなわち引っ張り強
度、耐屈曲ピンホール性、および酸素ガスバリヤ性に優
れているという性質を併せ持つフイルムを得るために、
この2種類のポリアミドを溶融共押出して、インフレー
ション法により積層二軸延伸フイルムを製造する方法
(特開昭57ー51427号公報参照)や脂肪族ポリア
ミドを主成分とする層の間に、芳香族ポリアミドを主成
分とする層を配置する層構成の積層フイルム(特開昭5
6ー155762号公報参照)も提案されている。
二軸延伸フイルムは、脂肪族ポリアミドよりなる層の寄
与により耐屈曲ピンホール性や強靱性が向上し、また芳
香族ポリアミドよりなる層の寄与により酸素ガスバリヤ
性が向上する傾向にはあるものの、耐屈曲ピンホール性
と酸素ガスバリヤ性とを共に満足なレベルで有するもの
ではない。また、種類の異なるポリアミドを原料とする
共押出積層フイルムを製造する場合には、異なるポリア
ミド樹脂の混合物の生成が避けられない。例えば、積層
二軸延伸フイルム製造設備の運転を開始してから、規格
内の製品が得られる定常状態に達するまでの間に、規格
外のフイルムができたり、定常状態に達してからでも、
耳トリムと称される切断端材ができたりする。これら規
格外フイルムや切断端材からは、個別のポリアミドを分
別回収することは実質的に不可能なため、ポリアミド樹
脂混合物として廃棄処分、もしくはなんらかの用途に再
利用することが必要である。この場合、これらの樹脂混
合物を廃棄処分すると原料歩留りが低下して経済性を損
なう上、廃棄処分自体にもコストがかかるという問題が
ある。かかる観点から、この積層フイルムの製造におい
ては、発生する樹脂混合物の有効利用が強く望まれてい
た。しかし、上記刊行物にも、これらの規格外フイルム
や切断端材等の再利用については、全く着目されていな
い。
鑑みなされたものであり、強靱で、優れた酸素ガスバリ
ヤ性と優れた耐屈曲ピンホール性とを兼ね備えたポリア
ミド系積層二軸延伸フイルムを提供するものであり、ま
た、ポリアミド系積層二軸延伸フイルムを製造する際に
規格外フイルムや切断端材等として発生する原料ポリア
ミド混合物を有効に活用して製造できる積層二軸延伸フ
イルムを提供するものである。
題点を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明を完
成するに至ったものである。しかして本発明の要旨とす
るところは、下記のポリアミド(A)よりなる(a)層
および/または下記のポリアミド(B)よりなる(b)
層、およびポリアミド(A)とポリアミド(B)との混
合組成物(C)よりなる(c)層から構成される積層フ
イルムであり、(a)層を構成するポリアミド(A)は
下記のアイオノマー樹脂混合物を0.3〜10重量%、
(c)層を構成する混合組成物(C)はアイオノマー樹
脂混合物を10重量%以下、各々含有するものであるこ
とを特徴とするポリアミド系積層二軸延伸フイルムに存
する。 ポリアミド(A):m−および/またはp−キシリレン
ジアミンと炭素数6〜12のα、ω脂肪族ジカルボン酸
とからなるポリアミド構成単位を分子鎖中に70モル%
以上含有する芳香族ポリアミド ポリアミド(B):脂肪族ポリアミド アイオノマー樹脂混合物:アクリル酸および/またはメ
タアクリル酸含有量が10〜20重量%のエチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・メタアクリル酸共重合
体、またはエチレン・アクリル酸・メタアクリル酸共重
合体のカルボキシル基の20〜40%が中和されてお
り、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレ
ートが0.5〜10g/10分以下であるエチレン系共
重合体(アイオノマー樹脂)70重量%以上と他の熱可
塑性樹脂30重量%以下とを混合したもの
係るポリアミド系積層二軸延伸フイルムの主要な原料
は、ポリアミド(A)、ポリアミド(B)およびアイオ
ノマー樹脂混合物である。上に定義されるポリアミド
(A)の具体例としては、ポリメタキシリレンアジパミ
ド、ポリメタキシリレンピメラミド、ポリメタキシリレ
ンアゼラミド、ポリパラキシリレンアゼラミド、ポリパ
ラキシリレンデカナミドのような単独重合体、メタキシ
リレン/パラキシリレンアジパミド共重合体、メタキシ
リレン/パラキシリレンピメラミド共重合体、メタキシ
リレン/パラキシリレンアゼラミド共重合体、メタキシ
リレン/パラキシリレンセパカミド共重合体のような共
重合体が挙げられる。このほか、m−または/およびp
−キシリレンジアミンと炭素数6〜12のα,ω脂肪族
ジカルボン酸とからなるポリアミド構成単位を分子鎖中
に70モル%以上含有する限り、この成分と他のポリア
ミド構成成分とからなる共重合体であってもよい。
アミン類とジカルボン酸類とのナイロン塩およびεーカ
プロラクタムのようなラクタム類、εーアミノカルボン
酸のようなωーアミノカルボン酸類等が挙げられる。ナ
イロン塩の成分としてのジアミン類の具体例には、ヘキ
サメチレンジアミン、2,2,4ートリメチルヘキサメ
チレンジアミンのような脂肪族ジアミン、ピペラジンビ
スプロピルアミン、ネオペンチルグリコールビスプロピ
ルアミンのような異節環または異原子含有ジアミン等が
あり、また、ジカルボン酸類の具体例には、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸のような脂肪族ジカルボ
ン酸、テレフタル酸、イソフタル酸のような芳香族ジカ
ルボン酸、1,4ーシクロヘキサンジガルボン酸のよう
な環状脂肪族ジカルボン酸等が挙げられる。また、ポリ
アミド(A)には、20重量%以下の範囲内であれば、
これと相溶性のある他の熱可塑性樹脂(D)を含有させ
ることも使用できる。ポリアミド(A)と相溶性のある
他の熱可塑性樹脂(D)としては、上に例示されていな
いポリアミドや他の熱可塑性樹脂が挙げられる。
p−キシリレンジアミンと炭素数6〜12のα,ω脂肪
族ジカルボン酸とからなるポリアミド構成単位を分子鎖
中に70モル%以上含有するものでなければならない。
ポリアミド(A)として、分子鎖中における上記特定の
ポリアミド構成単位の割合が70モル%未満のものを使
用すると、最終的に得られる積層二軸延伸フイルムに付
与しようとした酸素ガスバリヤ性が目標値(温度25
℃、相対湿度65%条件下で15cc/m2・24H・at
m以下)に達せず、好ましくない。また、ポリアミド
(A)として、上記の他の熱可塑性樹脂(D)の含有率
が20重量%を越えたものを使用すると、同じく酸素ガ
スバリヤ性が目標値に達せず好ましくない。
脂肪族ポリアミドである。その具体例としては、ポリー
εーカプロラクタム等のラクタム重合体、ポリヘキサメ
チレンアジパミド等の脂肪族ジアミン類と脂肪族ジカル
ボン酸類とからなる脂肪族ポリアミド類、ωーアミノカ
ルボン酸類の重合体、およびεーカプロラクタム、また
はヘキサメチレンアジパミド等を主成分とし、これらと
共重合可能な化合物2〜10モル%とからなる共重合
体、等が挙げられる。例えば、ポリアミド(B)がεー
カプロラクタムを主成分とする共重合ポリアミドの場合
には、脂肪族ジアミン類と脂肪族ジカルボン酸類とのナ
イロン塩が挙げられ、また、ヘキサメチレンアジパミド
を主成分とする共重合ポリアミドの場合には、共重合可
能な化合物としてはεーカプロラクタム等のラクタム類
が挙げられる。共重合に用いるナイロン塩を構成する脂
肪族ジアミン類の具体例としては、エチレンジアミン、
テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカ
メチレンジアミン等が挙げられ、脂肪族ジカルボン酸類
の具体例としては、アジピン酸、セバシン酸、コルク
酸、グルタール酸、アゼライン酸、βーメチルアジピン
酸、デカメチレンジカルボン酸、ドデカメチレンジカル
ボン酸、ピメリン酸等が挙げられる。これらのポリアミ
ド(B)の中では、ナイロンー6と称されるεーカプロ
ラクタムの単独重合体、あるいはナイロンー66と称さ
れるポリヘキサメチレンアジパミドが、安価に入手で
き、かつ、二軸延伸操作を円滑に遂行し得るので好まし
い。
ド(A)とポリアミド(B)との均質な混合物である。
この混合組成物(C)は、原料ポリアミド(A)と原料
ポリアミド(B)とを混合したものであってもよいし、
また、本発明のポリアミド系積層二軸延伸フイルムを製
造する際に規格外フイルムや切断端材(耳トリム)とし
て発生する原料ポリアミド混合物もしくは発生する原料
ポリアミド混合物に原料ポリアミドを加えて調整したも
のであってもよい。その組成(混合割合)には特に制限
はないが、ポリアミド(A)とポリアミド(B)とを重
量比で7:3〜1:9の範囲内で選ぶのが好適である。
び混合組成物(C)は、いずれも吸湿性が大きく、吸湿
したものを使用すると原料を熱溶融し押出す際に、水蒸
気やオリゴマーが発生しフイルム化を阻害するので、事
前に乾燥して水分含有率を0.1重量%以下とするのが
好ましい。これらの原料ポリアミド、ポリアミド混合組
成物には滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、ブロッキング
防止剤、安定剤、染料、顔料、無機質微粒子等の各種添
加剤を、フイルムの性質に影響を与えない範囲で、添加
することができる。
は、アクリル酸および/またはメタアクリル酸含有量が
10〜20重量%のエチレン・アクリル酸共重合体、エ
チレン・メタアクリル酸共重合体、またはエチレン・メ
タアクリル酸・アクリル酸共重合体のカルボキシル基の
20〜40%が中和されており、190℃、2160g
荷重におけるメルトフローレートが0.5〜10g/1
0分であるエチレン系共重合体(アイオノマー樹脂)を
少なくとも70重量%以上含むものをいう。アイオノマ
ー樹脂のアクリル酸および/またはメタアクリル酸含有
量は10〜20重量%であることが必要であり、さらに
好ましくは12〜18重量%の範囲が好適である。10
重量%未満ではアイオノマー樹脂混合物のポリアミド樹
脂への分散性が低下し、得られたフイルムがヘイジーと
なり好ましくない。一方、20重量%より大きい場合で
はアイオノマー樹脂混合物のポリアミド樹脂への分散性
が高すぎ、分散したアイオノマー樹脂の粒子径が小さく
なり得られたフイルムの耐屈曲ピンホール性改良効果が
かえって減少し、またアイオノマー樹脂のコストも高く
なるので好ましくない。
レン・アクリル酸共重合体、またはエチレン・メタアク
リル酸・アクリル酸共重合体のカルボキシル基の中和度
は20〜40%、好ましくは25〜35%のものが好適
である。中和度が20%未満ではアイオノマー樹脂混合
物のポリアミド樹脂への分散性が低下し、得られたフイ
ルムがヘイジーとなり好ましくない。一方40%を越え
る場合は、アイオノマー樹脂混合物の溶融時の流動性が
低下し、やはり得られたフイルムがヘイジーとなり好ま
しくない。中和する金属成分としては亜鉛やナトリウ
ム、リチウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等
がよく用いられる。特に亜鉛やナトリウムが好ましく使
用されるが、これに限定される物ではない。使用するア
イオノマー樹脂混合物のメルトフローレートは190
℃、2160g荷重において0.5〜10g/10分、
さらに好ましくは1〜8g/10分であることが必要で
ある。メルトフローレートが0.5g/10分未満では
アイオノマー樹脂混合物の溶融時の流動性が低く、得ら
れたフイルムがヘイジーとなり好ましくない。また、メ
ルトフローレートが10g/10分より大きいと、アイ
オノマー樹脂混合物のポリアミド樹脂への分散が細かく
なりすぎ、得られたフイルムの耐屈曲ピンホール性が低
下するので好ましくない。
ー樹脂そのもの、またはアイオノマー樹脂に熱可塑性樹
脂(E)を30重量%以下混合して使用する。熱可塑性
樹脂(E)としては、一般にポリオレフィンと称される
ものが使用でき、例えば低密度ポリエチレン、線状低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーアクリ
ル酸エチル共重合体、エチレンーメタアクリル酸エチル
共重合体、またはこれらの樹脂混合物等が使用できる。
熱可塑性樹脂(E)のメルトフローレートはアイオノマ
ー樹脂のそれと同様に、190℃、2160g荷重にお
いて0.5〜10g/10分であることが望ましい。メ
ルトフローレートが0.5g/10分未満ではアイオノ
マー樹脂混合物の溶融時の流動性が低く、得られたフイ
ルムがヘイジーとなりやすく好ましくない。熱可塑性樹
脂(E)のメルトフローレートは、混合するアイオノマ
ー樹脂のメルトフローレートに近い方が望ましいが、ア
イオノマー樹脂混合物のポリアミド樹脂への分散性が変
らなければ、これに限定されるものではない。アイオノ
マー樹脂混合物における熱可塑性樹脂(E)の割合が3
0重量%を越えると、アイオノマー樹脂混合物のポリア
ミド樹脂への分散性が低下し、得られる積層二軸延伸フ
イルムがヘイジーとなるので好ましくない。樹脂の混合
は、アイオノマー樹脂と熱可塑性樹脂(E)を押出機で
溶融混練りし、ペレット化して使用するのが望ましい
が、アイオノマー樹脂混合物のポリアミド樹脂への分散
性が変らなければ、これに限定されるものではない。
イルムは、上記ポリアミド(A)よりなる(a)層およ
び/またはポリアミド(B)よりなる(b)層、および
ポリアミド(A)とポリアミド(B)との混合組成物
(C)よりなる(c)層から構成され、かつ、(a)層
を構成するポリアミド(A)は前記アイオノマー樹脂混
合物を0.3〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量
%含有し、(c)層を構成する混合組成物(C)は前記
アイオノマー樹脂混合物を10重量%以下、好ましくは
0.1〜5重量%未満含有する点に大きな特徴を有す
る。そして、その代表的な層構成としては以下の例を挙
げることができるが、これらに限定されるものではな
い。 (1)2層構成の例 (a)/(c)、(b)/(c) (2)3層構成の例 (a)/(b)/(c)、(b)/(a)/(c)、
(b)/(c)/(a)、(c)/(a)/(c) (3)4層構成の例 (b)/(c)/(a)/(b) (4)5層構成の例 (b)/(c)/(a)/(c)/(b)、(b)/
(a)/(c)/(a)/(b)、(c)/(b)/
(a)/(b)/(c)
イルムにおいて、(a)層を構成するポリアミド(A)
のアイオノマー樹脂混合物含有率が、0.5重量%未満
であると、耐屈曲ピンホール性の改良効果が少なく、
0.3重量%未満であるとその効果が一層少なくなり耐
屈曲ピンホール性の目標値(後述の評価方法でピンホー
ル数が15個/77inch2 以下)を達成できなくな
るからであり、他方アイオノマー樹脂混合物含有率が5
重量%を越えると、耐屈曲ピンホール性の改良効果が飽
和に近付く傾向にあると共に、得られる積層フイルムが
ヘイジーとなって外観が損なわれる傾向にあり、10重
量%を越えるとこの傾向が顕著に現れるからである。ま
た、(c)層を構成する混合組成物(C)のアイオノマ
ー樹脂混合物含有率も、同様の理由から10重量%以
下、好ましくは0.1〜5重量%未満の範囲とする。な
お、(c)層を構成する混合組成物(C)として、積層
フイルムを製造する際に発生した規格外フイルムや切断
端材(耳トリム)をリサイクル使用するときには、
(a)層もしくは(c)層中のアイオノマー樹脂混合物
が自ずとリサイクルされるので、積極的にアイオノマー
樹脂混合物を添加する必要がない場合もある。
るポリアミド(A)は、ポリアミド(A)とアイオノマ
ー樹脂混合物とを所定の割合でドライブレンドしたも
の、ドライブレンド物を押出機で溶融した後ペレット化
したもののいずれであってもよい。また、所定量のアイ
オノマー樹脂混合物を含有する混合組成物(C)も、同
様にして調整することができる。
イルムは、従来公知の一般的な方法により製造すること
ができる。まず、アイオノマー樹脂混合物を含有するポ
リアミド(A)および/またはポリアミド(B)、およ
び所定量のアイオノマー樹脂混合物を含有する混合組成
物(C)を原料として用いて、実質的に無定型で配向し
ていない積層フイルム(以下「積層未延伸フイルム」と
いう)を共押出法で製造するのがよい。
料を2〜3台の押出機により溶融し、フラットダイ、ま
たは環状ダイから押出した後、急冷することによりフラ
ット状、または環状の積層未延伸フイルムとする共押出
法を採用するのがよい。次に、上記の積層未延伸フイル
ムを、フイルムの流れ方向(縦方向)、およびこれと直
角な方向(横方向)に各々2.5〜5倍の範囲で二軸延
伸する。縦方向および横方向の二軸延伸方向の延伸倍率
が、各々2.5倍より小さい時は、延伸の効果が少な
く、フイルムの強度が劣り、また二軸延伸方向の延伸倍
率が各々5倍より大きい時は、延伸時に積層フィルムが
裂けたり破断したりしやすいので延伸倍率の上限は上記
の範囲内とするのがよい。二軸延伸の方法は、テンター
式逐次二軸延伸、テンター式同時二軸延伸、チューブラ
ー式同時二軸延伸等、本発明の趣旨を越えない限り従来
公知の延伸方法が採用できる。
合には、積層未延伸フイルムを50〜110℃の温度範
囲に加熱し、ロール式縦延伸機によって縦方向に2.5
〜5倍に延伸し、続いてテンター式横延伸機によって6
0〜120℃の温度範囲内で横方向に2.5〜5倍に延
伸することにより製造することができる。また、テンタ
ー式同時二軸延伸やチューブラー式同時二軸延伸方法の
場合は、例えば、60〜110℃の温度範囲において、
縦横同時に各軸方向に2.5〜5倍に延伸することによ
り製造することができる。上記方法により延伸された積
層二軸延伸フイルムは、引き続き熱処理をする。熱処理
をすることにより常温における寸法安定性を付与するこ
とができる。この場合の熱処理温度は、110℃を下限
としてポリアミド(B)の融点より5℃低い温度を上限
とする範囲を選択するのがよく、これにより常温寸法安
定性のよい、任意の熱収縮率を持った延伸フイルムを得
ることができる。熱処理操作により、充分に熱固定され
た積層二軸延伸フイルムは、常法により冷却し巻きと
る。
イルムは、上記方法によって製造することができるが、
本発明の目的を考慮すると次のような物性、すなわち、
温度25℃、相対湿度65%の条件下における酸素透過
率が15cc/m2・24H・atm以下で、かつ、温度2
3℃、相対湿度50%の条件下でのゲルボーフレックス
テスターによる3000サイクル繰返し屈曲後のピンホ
ール数が15個/77inch2 以下であると、酸素ガ
スバリヤ性、耐屈曲ピンホール性が優れている。本発明
に係るポリアミド系積層二軸延伸フイルムの全体の厚さ
は、10μ以上40μ以下が好ましい。全体の厚さが、
10μ未満のものは、酸素ガスバリヤ性と耐屈曲ピンホ
ール性のバランスに乏しく、耐摩耗性も不充分となり包
装用途として満足なフイルムは得られない。また、40
μを越えるものは、フイルムが硬くなり、更にシーラン
ト層を張り合わせる場合には、フイルム全体が非常に厚
くなり軟包装用途には適さなくなる。また、本発明のポ
リアミド系積層二軸延伸フイルムは、シーラント層を張
り合わせ袋状に生成できる。
り更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を越えな
い限り以下の例に限定されるものではない。なお、以下
の例において、得られた積層フイルムの評価は次の方法
によって行ったものである。また、アイオノマー樹脂成
分を表1に、また積層フイルムの層構成および評価結果
を表2に示した。 〈MFR〉JISK−6760により荷重2160g、
測定温度190℃で測定した。 〈酸素透過率(cc/m2・24H・atm)〉モダンコン
トロール社製のOXYーTRAN100型酸素透過率測
定装置を使用し、温度25℃、相対湿度65%の条件下
で測定した。
2)〉8インチ×11インチの大きさに切断したフイル
ムを、温度23℃、相対湿度50%の条件下に、24時
間以上放置してコンディショニングし、ゲルボーフレッ
クステスター(理学工業社製、No. 901型(MILー
Bー131Cの規格に準拠))を使用して、次のように
屈曲テストを繰り返し、ピンポールを計測した。上記長
方形テストフイルムを長さ8インチの円筒状にし、円筒
状にしたフイルムの一端をテスターの円盤状固定ヘッド
の外周に、他端をテスター円盤状可動ヘッドの外周にそ
れぞれ固定し、可動ヘッドを固定ヘッドの方向に、平行
に対向した両ヘッドの軸に沿って3.5インチ接近させ
る間に440゜回転させ、続いて回転させることなしに
2.5インチ直進させ、その後、これらの動作を逆に行
わせ、可動ヘッドを最初の位置に戻すまでの行程を1サ
イクルとする屈曲テストを、連続して3000サイクル
繰り返した。この屈曲テストを終えたフイルムについ
て、ピンホールテスター(サンコー電子研究所製、TR
D型)により1KVの電圧を印加して、屈曲テストによ
りフイルムに発じたピンホール数を計測して評価した。 〈透明度〉フィルムを透明度測定機(村上色彩技術研究
所製、TM−1D型)の試料室にとりつけ、光軸を中心
として360°回転させた時、546±5nmの波長の
光の透過率の最大値と最小値の平均を測定フィルムの透
明度とした。
菱瓦斯化学(株)製、MXーナイロン6007)(ポリ
アミド(A))と表1に示したアイオノマー樹脂1とを
97:3の割合(重量)で混合した混合組成物、相対粘
度が3.7のポリーεーカプロアミド(三菱化成(株)
製、ノバミッド1022)(ポリアミド(B))、およ
び別のフィルム製造テストから発生した耳トリム端材物
(ポリアミド(A)とポリアミド(B)との割合(重
量)が40:60、全体に占めるアイオノマー樹脂1の
含有割合が1.2重量%であるもの)を、65mmφ押出
機3台を使用して別々に溶融させ、共押出Tダイ内で積
層させて3層構造の積層フイルムとして押出し、30℃
のキャストロールに密着急冷し、外層が約54μのポリ
アミド(B)、中間層が約36μのポリアミド(A)と
アイオノマー樹脂1との混合組成物、そして内層が約4
5μの耳トリム端材組成物の各々よりなる未延伸積層フ
イルムを得た。
件下でロール式延伸機にて縦方向に3倍延伸し、ついで
この縦延伸フイルムの端部をテンタークリップで保持
し、テンターオーブン内で90℃の条件下で横方向に3
倍に延伸した後、205℃で6秒間の熱処理を行った。
熱処理を行った後のフイルムは、クリップの把持部に相
当する両端部分はトリミングし、トリミング後の製品フ
イルム部分をロール状に巻き取り、外層が約6μ、中間
層が約4μ、そして内層が約5μである、(b)/
(a)/(c)なる3層構成で、全体の厚さが約15μ
の積層二軸延伸フイルムを得た。得られたフイルムにつ
いて、前記の方法によって酸素透過率を測定し、耐屈曲
ピンホール性および透明度を評価した。その結果を、フ
ィルムの層構成等と共に、後述の表2に示した。
類、アイオノマー樹脂の含有割合、層構成、各層の樹脂
組成をそれぞれ後記の表2に記載したように代えたほか
は、同例に記載したと同様の方法で積層二軸延伸フイル
ムを得た。得られたフイルムについて、同例におけると
同様、酸素透過率を測定し、耐屈曲ピンホール性および
透明度を評価した。その結果を、フィルムの層構成等と
共に、後述の表2に示した。
ー樹脂1を、アイオノマー樹脂3にエチレンー酢酸ビニ
ル共重合体(三菱油化社製25K)を20wt%加え、混
合、押出ペレット化したアイオノマー樹脂8に代えたほ
かは、同例に記載したと同様の方法で積層二軸延伸フィ
ルムを得た。得られたフイルムについて、同例における
と同様、酸素透過率を測定し、耐屈曲ピンホール性およ
び透明度を評価した。その結果を、フィルムの層構成等
と共に、後述の表2に示した。
しないほかは、同例に記載したと同様の方法で積層二軸
延伸フイルムを得た。得られたフイルムについて、同例
におけると同様、酸素透過率を測定し、耐屈曲ピンホー
ル性および透明度を評価した。その結果を、フィルムの
層構成等と共に、後述の表2に示した。
をそれぞれ表2に記載したように代えたほかは、同例に
記載したと同様の方法で積層二軸延伸フイルムを得た。
得られたフイルムについて、同例におけると同様、酸素
透過率を測定し、耐屈曲ピンホール性および透明度を評
価した。その結果を、フィルムの層構成等と共に、後述
の表2に示した。
ロンフイルム(三菱化成ポリテック(株)製、サントニ
ールSG)を用い、酸素透過率を測定し、耐屈曲ピンホ
ール性および透明度を評価した。その結果を、後述の表
2に示した。
下の意味である。 MFR:メルトフローレート EVA:エチレンー酢酸ビニル共重合体 A:ポリアミド(A) B:ポリアミド(B) K−ONY:塩化ビニリデンコート二軸延伸ナイロンフ
イルム
ルムは、酸素ガスバリヤ性、耐屈曲ピンホール性が目的
とした数値範囲内にあり、特に、耐屈曲ピンホール性が
優れており、比較例のフイルムは、酸素ガスバリヤ性に
ついては目的とした数値内であるが、耐屈曲ピンホール
性が目的とした数値範囲外であることが分かる。
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係るポリアミド系積層二軸延伸フイルム
は、優れた酸素ガスバリヤ性、優れた耐屈曲ピンホール
性、および強靱性等とを兼ね備え、また、酸素による内
容物の変質を嫌う食品、医療品、および薬品等の包装用
フイルムに好適である。 2.また、本発明に係るポリアミド系積層二軸延伸フイ
ルムは、耳トリム材等のスクラップを効率的に回収利用
でき、工業的に有効活用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記のポリアミド(A)よりなる(a)
層および/または下記のポリアミド(B)よりなる
(b)層、およびポリアミド(A)とポリアミド(B)
との混合組成物(C)よりなる(c)層から構成される
積層フイルムであり、(a)層を構成するポリアミド
(A)は下記のアイオノマー樹脂混合物を0.3〜10
重量%、(c)層を構成する混合組成物(C)はアイオ
ノマー樹脂混合物を10重量%以下、各々含有するもの
であることを特徴とするポリアミド系積層二軸延伸フイ
ルム。 ポリアミド(A):m−および/またはp−キシリレン
ジアミンと炭素数6〜12のα、ω脂肪族ジカルボン酸
とからなるポリアミド構成単位を分子鎖中に70モル%
以上含有する芳香族ポリアミド ポリアミド(B):脂肪族ポリアミド アイオノマー樹脂混合物:アクリル酸および/またはメ
タアクリル酸含有量が10〜20重量%のエチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・メタアクリル酸共重合
体、またはエチレン・アクリル酸・メタアクリル酸共重
合体のカルボキシル基の20〜40%が中和されてお
り、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレ
ートが0.5〜10g/10分以下であるエチレン系共
重合体(アイオノマー樹脂)70重量%以上と他の熱可
塑性樹脂30重量%以下とを混合したもの
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JP3-252182 | 1991-09-30 | ||
JP22620092A JP3136789B2 (ja) | 1991-09-30 | 1992-08-25 | ポリアミド系積層二軸延伸フイルム |
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Family
ID=26527047
Family Applications (1)
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JP22620092A Expired - Lifetime JP3136789B2 (ja) | 1991-09-30 | 1992-08-25 | ポリアミド系積層二軸延伸フイルム |
Country Status (1)
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-
1992
- 1992-08-25 JP JP22620092A patent/JP3136789B2/ja not_active Expired - Lifetime
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