JP3136462B2 - 紙幣処理機の一時貯留紙幣取出し装置 - Google Patents

紙幣処理機の一時貯留紙幣取出し装置

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JP3136462B2 JP07110138A JP11013895A JP3136462B2 JP 3136462 B2 JP3136462 B2 JP 3136462B2 JP 07110138 A JP07110138 A JP 07110138A JP 11013895 A JP11013895 A JP 11013895A JP 3136462 B2 JP3136462 B2 JP 3136462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等で取引機器
として用いられ、紙幣の入金あるいは出金処理を行う紙
幣処理機であって、そのうちの金種別正券プ−ル部に一
時貯留されている集積紙幣を外方に取出すことができる
紙幣処理機の一時貯留紙幣取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積紙幣を一時的に貯留すること
ができるプ−ル部の前方には下部の支点軸中心にして回
動できるプ−ル扉を開閉自在に設けて構成する紙幣処理
機において、金融機関等で取引機器として用いられ、紙
幣の入金あるいは出金処理を行う紙幣処理機は、本出願
人が既に出願した特願平5−288525号に見られる
ように知られており、この紙幣処理機には、入金した紙
幣を金種別入出金収納部に収納する前に、機内に取り込
んだ紙幣を一時保管する金種別正券プ−ル部が設けられ
ているが、これは、取引中に、何等かの原因でその取引
を取り消した場合に、その処理紙幣を全て取り出さなけ
ればならないためであり、この取消操作がなされると、
機体前面のプ−ル部に対応して設けられるプ−ル扉のロ
ックが解除され、操作をする者がそのプ−ル扉を開放し
て、金種別正券プ−ル部から一時貯留されている紙幣を
取り出せるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のプ−ル部は、その一時貯留という性格上、紙幣の収納
容量がそれほど多くないため、プ−ル部内のスペ−スが
狭く、しかも、その配置される位置は、通常、機体下部
に設けられる金種別入出金収納部上に設置されることが
多いため、紙幣が取りやすい機体上部に設けられること
が少なく、実際に操作をする者が、取引取消し後にプ−
ル扉を開放して、金種別プ−ル部内に指を入れて紙幣を
取り出す場合、掴みにくくて取り出しにくく、手間がか
かってしまう、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
そのような不具合を解決し、プ−ル部内の集積紙幣をプ
−ル扉の開きに連動させて押し出しながら、有効に取出
し可能とするものであり、そのため集積紙幣を一時的に
貯留することができるプ−ル部の前方には下部の支点軸
を中心にして回動できるプ−ル扉を開閉自在に設けて構
成する紙幣処理機において、機内(金種別プ−ル部)に
ある一時貯留紙幣を取り出しやすくするため前記プ−ル
部内にはプ−ル部内の集積紙幣をプ−ル扉側へ押し出す
ことができる後押し体を架設するとともに、該後押し体
は前記プ−ル扉の開閉にともなって前後動するようプ−
ル扉に連動連繋し、該プ−ル扉の内面には該扉の下部側
から上部側にかけて高く傾斜または彎曲するガイド部材
を設けて構成したものである。
【0005】また、本発明の第2の目的は、後押し体3
によって取り出しやすく押し出された集積紙幣を指で掴
みやすくして有効に取出し可能とするものであり、その
ため、ガイド部材の横幅方向中央部には扉の上部側方向
にも開放される凹所を設けて構成したものであり従って
ガイド部材の高さ寸法を大きく設けなくても一時貯留紙
幣を掴みやすく形成している。
【0006】
【作用】したがって、プ−ル扉が下部の支点軸中心に回
動して垂立状態から水平状態にまで開かれると同時に、
そのプ−ル扉の回動に連動して後押し体がプ−ル部内を
扉側へ移動しながら、プ−ル部内に貯留されている集積
紙幣を後押しすることになって、その集積紙幣の先端部
はガイド部材に案内されながらプ−ル扉の内面の上方に
押し上げられることになり、指でもってその集積紙幣の
前部を簡単に掴んで容易に取り出すことができる。
【0007】また、前記ガイド部材の横幅方向中央部に
は扉の上部側方向にも開放される凹所を設けて構成する
と、その凹所に指を深く入れることができることになっ
て、集積紙幣が多少に拘らず、集積紙幣の先端部側を充
分にしっかりと掴むことができる。
【0008】
【実施例】図面は紙幣処理機に設けられる金種別プ−ル
部のうちの1つを示したものであり、プ−ル部(B)には
一時貯留する集積紙幣(A)を側面からガイドするガイド
板7が設けられ、プ−ル部(B)の下方には集積紙幣(A)
を載置することができて水平方向にスライド可能のシャ
ッタ6を設けるとともに、該シャッタ6がスライドする
と、その下方に位置する図示省略の金種別収納部に集積
紙幣(A)を落下・収納させることができるように設け、
また、プ−ル部(B)の前方側となる機体正面には、下部
の支点軸1中心に回動しながら金種別正券プ−ル部と機
体外部とをアクセス可能とする開閉自在のプ−ル扉2を
設けるが、取引の取り消し等による開放指示がない限り
は常に閉鎖状態でロックされるように構成する。
【0009】前記シャッタ6の上方両側にはそれぞれ前
後方向のガイド溝8aを有して前後方向に延長する平行
の両ガイドレ−ル8、8を固定させて架設し、両端部が
両ガイドレ−ル8、8のガイド溝8aに摺動自在に嵌合
する横方向の摺動軸9の両外端部には両リンク10、1
0の後端部をそれぞれ連結し、両リンク10、10の前
端部に連結する両軸11、11の内端部を前記ガイド溝
8a、8aにそれぞれ摺動自在に嵌合し、両軸11、1
1の外端部には長い両リンク12、12の後端部をそれ
ぞれ連結し、両リンク12、12の前端部は、前記プ−
ル扉2の上部側内面に突設した両連結片13、13に連
結ピン14、14を介してそれぞれ連結するが、前記両
軸11、11がガイド溝8a、8aの先端部にまで移動
してくると、プ−ル扉2が水平状態に開くようにして構
成する。
【0010】前記摺動軸9の途中部からは、前記ガイド
板7の背面部に形成された、縦溝7a、7a内を通過す
ることができるとともに下端部が、前記シャッタ6に形
成された前後方向の長溝6a、6a内を摺動することが
できる2本のバ−形後押し体3、3を垂設し、また、前
記プ−ル扉2の内面には、該扉の下部側から上部側にか
けて高く傾斜または彎曲するガイド面4aと、逆に低く
なる後方面4bとを有する側面視3角形状の両ガイド部
材4、4を固設または一体的に形設するが、両ガイド部
材4、4を図3に示すようにプ−ル扉2の横幅方向に間
隔をおいて、その間が扉の上部側方向にも開放されるこ
とになる凹所5となるように構成する。
【0011】なお、前記凹所5はプ−ル扉2の内面によ
り形設されるが、ガイド部材4の横幅方向中央部を変形
させて形設しても良く、また、凹所5を図3に示すよう
に幅広にすると好適となる。
【0012】したがって、プ−ル扉2が支点軸1中心に
矢印イ方向に回動されると、両リンク12、12によっ
て両軸11、11および両リンク10、摺動軸9が矢印
ロ方向に摺動させられることになり、プ−ル扉2が垂立
状態から水平状態にまで開かれると同時に、そのプ−ル
扉2の回動に連動して両後押し体3、3が長溝6a、6
aに沿ってプ−ル部(B)内を扉側へ移動しながら、シャ
ッタ6上の集積紙幣(A) を後押しすることになって、
図1に示すように、集積紙幣(A)の先端部はガイド部材
4、4のガイド面4a、4aに案内されながらプ−ル扉
2の内面の上方に押し上げられることになり、集積紙幣
(A)が多少に拘らず、凹所5に指を深く入れることがで
きることになって、集積紙幣(A)の先端部側を充分にし
っかりと掴んで集積紙幣(A)全体を容易に取り出すこと
ができる。
【0013】なお、前記凹所5が無くてガイド部材4の
みが設けられた場合には、ガイド部材4の上端部より前
方側に集積紙幣(A)の先端部が突出するように後押しす
ることによって、プ−ル扉2の上方側で集積紙幣(A)の
先端部を容易に掴んで取り出すことができる。
【0014】前記実施例では、1つのプ−ル部に対し取
出し装置を設けたが、複数のプ−ル部を有する金種別プ
−ル部に1つのプ−ル扉が設けられるような場合には、
両端のプ−ル部に前記実施例と同様の取出し装置を設け
るとともに、その間のプ−ル部には両端のプ−ル部から
延出する摺動軸をのぞませてそれぞれの後押し体を配備
させることができるように構成し、一つのプ−ル扉を開
放することによって、各プ−ル部から一度に一時貯留紙
幣を引き出し取り出せるようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】このように本発明は、金融機関等で取引
機器として用いられ、紙幣の入金あるいは出金処理を行
う紙幣処理機において、金種別正券プ−ル部(B)に一時
貯留されている集積紙幣(A)を取出す際には、プ−ル扉
2が支点軸1中心に回動して直立状態から水平状態にま
で開かれると同時に、そのプ−ル扉2の回動に連動して
後押し体3がプ−ル部(B)内を扉側へ移動しながら、プ
−ル部(B)内に貯留されている集積紙幣(A)を後押しす
ることができることになって、その集積紙幣の先端部は
ガイド部材4に案内されながらプ−ル扉2の内面の上方
に押し上げられることになり、上方に持ち上げられた状
態の集積紙幣(A)の前部を指で簡単に掴むことができて
容易に取り出すことができることになり、従来のように
手間どることなく集積紙幣(A)を迅速容易に取り出すこ
とができることになって好適に実施できる特長を有す
る。
【0016】また、前記ガイド部材4の横幅方向中央部
には扉の上部側方向にも開放される凹所5を設けて構成
すると、その凹所5に指を深く入れることができること
になって、集積紙幣(A)が多少に拘らず、集積紙幣(A)
の先端部側を充分にしっかりと掴んで良好に取り出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部を示した側面図である。
【図2】扉を閉じた状態の要部を示した側面図である。
【図3】扉を開いた状態の要部を示した平面図である。
【符号の説明】
(A) 集積紙幣 (B) プ−ル部 1 支点軸 2 プ−ル扉 3 後押し体 4 ガイド部材 5 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−257886(JP,A) 特開 平5−210779(JP,A) 特開 昭57−52985(JP,A) 特開 平7−37137(JP,A) 特開 昭63−53688(JP,A) 実開 平5−79678(JP,U) 実開 昭60−44158(JP,U) 実開 昭61−94976(JP,U) 実開 平1−79174(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積紙幣(A)を一時的に貯留することがで
    きるプ−ル部(B)の前方には下部の支点軸1中心にして
    回動できるプ−ル扉2を開閉自在に設けて構成する紙幣
    処理機において、前記プ−ル部(B)内にはプ−ル部(B)
    内の集積紙幣(A)をプ−ル扉2側へ押し出すことができ
    る後押し体3を架設するとともに、該後押し体3は前記
    プ−ル扉2の開閉にともなって前後動するようプ−ル扉
    2に連動連繋し、該プ−ル扉2の内面には該扉の下部側
    から上部側にかけて高く傾斜または彎曲するガイド部材
    4を設けて構成したことを特徴とする一時貯留紙幣取出
    し装置。
  2. 【請求項2】ガイド部材4の横幅方向中央部には扉の上
    部側方向にも開放される凹所5を設けてなる請求項1記
    載の紙幣処理機の一時貯留紙幣取出し装置。
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