JP3134847B2 - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置の製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な強誘電体容
量を有する半導体記憶装置の製造方法に関する。
量を有する半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体を容量素子に用いた半導体不揮
発性メモリデバイスは最近の記憶の大容量、高密度化を
背景に、その不揮発かつ高速性により注目を浴びている
分野である。
発性メモリデバイスは最近の記憶の大容量、高密度化を
背景に、その不揮発かつ高速性により注目を浴びている
分野である。
【0003】これらのメモリデバイスは強誘電体膜とし
てPZT(Pb(TixZry)O3)(ここでX、Y
は、TiとZrの組成比を表し、X+Y=1である)ま
たはSBT(SrBi2Ta2O9)等の酸化物強誘電体
が、通常用いられている。この強誘電体膜は通常の半導
体製造プロセスに用いられている微細加工技術で精度良
く加工することは非常に困難なため、このような問題点
を解決する方法として、特開平5−167010には、
下部電極のみ加工し、強誘電体(PZT)は微細に加工
せず複数のメモリセルに共通する連続膜とする方法が提
案されている。また、特開平9−135007では、下
部電極の形成後、全面に絶縁膜を形成し、さらに下部電
極に至る開孔部を形成し、強誘電体膜を成膜後に、化学
機械的研磨法を用いて前記開孔部のみ残存させ、その後
上部電極を形成する方法が提案されている。
てPZT(Pb(TixZry)O3)(ここでX、Y
は、TiとZrの組成比を表し、X+Y=1である)ま
たはSBT(SrBi2Ta2O9)等の酸化物強誘電体
が、通常用いられている。この強誘電体膜は通常の半導
体製造プロセスに用いられている微細加工技術で精度良
く加工することは非常に困難なため、このような問題点
を解決する方法として、特開平5−167010には、
下部電極のみ加工し、強誘電体(PZT)は微細に加工
せず複数のメモリセルに共通する連続膜とする方法が提
案されている。また、特開平9−135007では、下
部電極の形成後、全面に絶縁膜を形成し、さらに下部電
極に至る開孔部を形成し、強誘電体膜を成膜後に、化学
機械的研磨法を用いて前記開孔部のみ残存させ、その後
上部電極を形成する方法が提案されている。
【0004】一方で、この強誘電体に接する電極の電極
材料としてPt、Ir、Ru等の貴金属材料が用いられ
ている。これらの電極材料が用いられる理由は、従来用
いられていたSi系の電極材料では、酸化物強誘電体の
成膜時および成膜後の処理により電極が酸化されてしま
うからである。
材料としてPt、Ir、Ru等の貴金属材料が用いられ
ている。これらの電極材料が用いられる理由は、従来用
いられていたSi系の電極材料では、酸化物強誘電体の
成膜時および成膜後の処理により電極が酸化されてしま
うからである。
【0005】これらの貴金属電極の場合、通常用いられ
る半導体製造プロセスである、ドライエッチングやウエ
ットエッチングで加工することが非常に困難である。例
えば、ドライエッチングの場合、電極材料であるPt、
Ir等は、適当な他の元素と結合して揮発性の高い化合
物を生成しないため困難であり、またウエットエッチン
グの場合、Pt、Irは王水以外の溶液とはほとんど反
応しないため困難である。また、イオンミリング法とよ
ばれるArイオン等により物理的な加工方法があるが、
微細なパターンを精度よく加工することは困難である。
る半導体製造プロセスである、ドライエッチングやウエ
ットエッチングで加工することが非常に困難である。例
えば、ドライエッチングの場合、電極材料であるPt、
Ir等は、適当な他の元素と結合して揮発性の高い化合
物を生成しないため困難であり、またウエットエッチン
グの場合、Pt、Irは王水以外の溶液とはほとんど反
応しないため困難である。また、イオンミリング法とよ
ばれるArイオン等により物理的な加工方法があるが、
微細なパターンを精度よく加工することは困難である。
【0006】特開平5−167010、特開平9−13
5007のいずれの方法においても、強誘電体そのもの
の加工については示されているものの、下部電極の微細
加工の方法については示されておらず、強誘電体を用い
た高密度の半導体記憶装置を製造することが困難であっ
た。
5007のいずれの方法においても、強誘電体そのもの
の加工については示されているものの、下部電極の微細
加工の方法については示されておらず、強誘電体を用い
た高密度の半導体記憶装置を製造することが困難であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に鑑みなされたものであり、従来の製造方法ではな
しえなかった強誘電体膜及び下部電極両方の微細加工を
可能とし、大容量、高密度半導体記憶装置の製造方法を
提供することを目的とする。
題点に鑑みなされたものであり、従来の製造方法ではな
しえなかった強誘電体膜及び下部電極両方の微細加工を
可能とし、大容量、高密度半導体記憶装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法によれば、
半導体基板と、この半導体基板上に形成されたトランジ
スタと、このトランジスタと電気的に接続された強誘電
体容量とを有する半導体記憶装置であって、前記トラン
ジスタ上部に形成された層間絶縁膜中に、強誘電体膜の
一部または全部が埋め込まれた構造を有し、この強誘電
体膜の埋め込まれた部分の底面及び側面が、下部電極に
より被覆されており、前記強誘電体膜の上面に上部電極
が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置を、
好適に製造することができる。また、半導体基板と、こ
の半導体基板上に形成されたトランジスタと、このトラ
ンジスタと電気的に接続された強誘電体容量とを有する
半導体記憶装置であって、前記トランジスタ上部に形成
された層間絶縁膜中に、強誘電体膜の一部または全部が
埋め込まれた構造を有し、この強誘電体膜の埋め込まれ
た部分の底面、及び側面の一部が、下部電極により被覆
されており、前記強誘電体膜の上面に上部電極が形成さ
れていることを特徴とする半導体記憶装置を、好適に製
造することができる。
半導体基板と、この半導体基板上に形成されたトランジ
スタと、このトランジスタと電気的に接続された強誘電
体容量とを有する半導体記憶装置であって、前記トラン
ジスタ上部に形成された層間絶縁膜中に、強誘電体膜の
一部または全部が埋め込まれた構造を有し、この強誘電
体膜の埋め込まれた部分の底面及び側面が、下部電極に
より被覆されており、前記強誘電体膜の上面に上部電極
が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置を、
好適に製造することができる。また、半導体基板と、こ
の半導体基板上に形成されたトランジスタと、このトラ
ンジスタと電気的に接続された強誘電体容量とを有する
半導体記憶装置であって、前記トランジスタ上部に形成
された層間絶縁膜中に、強誘電体膜の一部または全部が
埋め込まれた構造を有し、この強誘電体膜の埋め込まれ
た部分の底面、及び側面の一部が、下部電極により被覆
されており、前記強誘電体膜の上面に上部電極が形成さ
れていることを特徴とする半導体記憶装置を、好適に製
造することができる。
【0009】即ち、本発明は、半導体基板と、この半導
体基板上に形成されたトランジスタと、このトランジス
タと電気的に接続された強誘電体容量とを有する半導体
記憶装置の製造方法であって、前記トランジスタ上部に
形成された層間絶縁膜に開孔を形成する第1の工程と、
少なくとも前記開孔の内部に、開孔構造を残しながら下
部電極層を形成する第2の工程と、この下部電極層の上
に強誘電体膜層を形成し、前記開孔構造を埋める第3の
工程と、前記下部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘
電体膜層側から除去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の
埋め込まれた部分の底面と側面の少なくとも一部が下部
電極により被覆された形で残存させる第4の工程とを含
む半導体記憶装置の製造方法に関する。
体基板上に形成されたトランジスタと、このトランジス
タと電気的に接続された強誘電体容量とを有する半導体
記憶装置の製造方法であって、前記トランジスタ上部に
形成された層間絶縁膜に開孔を形成する第1の工程と、
少なくとも前記開孔の内部に、開孔構造を残しながら下
部電極層を形成する第2の工程と、この下部電極層の上
に強誘電体膜層を形成し、前記開孔構造を埋める第3の
工程と、前記下部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘
電体膜層側から除去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の
埋め込まれた部分の底面と側面の少なくとも一部が下部
電極により被覆された形で残存させる第4の工程とを含
む半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0010】さらに本発明は、半導体基板と、この半導
体基板上に形成されたトランジスタと、このトランジス
タと電気的に接続された強誘電体容量とを有する半導体
記憶装置の製造方法であって、前記トランジスタ上部に
形成された層間絶縁膜にソースドレイン領域にいたるコ
ンタクト孔を形成する第1の工程と、前記コンタクト孔
に導電性材料を埋め込み、プラグ構造を形成する第2の
工程と、このプラグ構造を含む層間絶縁膜の上にさらに
層間絶縁膜を形成する第3の工程と、この層間絶縁膜に
前記コンタクト孔に到る開孔を形成する第4の工程と、
少なくとも前記開孔の内部に、開孔構造を残しながら下
部電極層を形成する第5の工程と、この下部電極層の上
に強誘電体膜層を形成し、前記開孔構造を埋める第6の
工程と、前記下部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘
電体膜側から除去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の埋
め込まれた部分の底面と側面の少なくとも一部が下部電
極により被覆された形で残存させる第7の工程とを含む
半導体記憶装置の製造方法に関する。
体基板上に形成されたトランジスタと、このトランジス
タと電気的に接続された強誘電体容量とを有する半導体
記憶装置の製造方法であって、前記トランジスタ上部に
形成された層間絶縁膜にソースドレイン領域にいたるコ
ンタクト孔を形成する第1の工程と、前記コンタクト孔
に導電性材料を埋め込み、プラグ構造を形成する第2の
工程と、このプラグ構造を含む層間絶縁膜の上にさらに
層間絶縁膜を形成する第3の工程と、この層間絶縁膜に
前記コンタクト孔に到る開孔を形成する第4の工程と、
少なくとも前記開孔の内部に、開孔構造を残しながら下
部電極層を形成する第5の工程と、この下部電極層の上
に強誘電体膜層を形成し、前記開孔構造を埋める第6の
工程と、前記下部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘
電体膜側から除去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の埋
め込まれた部分の底面と側面の少なくとも一部が下部電
極により被覆された形で残存させる第7の工程とを含む
半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0011】本発明の方法により製造される半導体記憶
装置は、半導体基板と前記半導体基板上に形成されたト
ランジスタと前記トランジスタと電気的に接続された強
誘電体容量とを有した半導体記憶装置であって、前記強
誘電体容量は、少なくとも強誘電体膜側壁が電極によっ
て覆われ、かつ層間絶縁膜絶縁膜中に埋め込まれた構造
を有し、そのことにより、前記目的が達成される。
装置は、半導体基板と前記半導体基板上に形成されたト
ランジスタと前記トランジスタと電気的に接続された強
誘電体容量とを有した半導体記憶装置であって、前記強
誘電体容量は、少なくとも強誘電体膜側壁が電極によっ
て覆われ、かつ層間絶縁膜絶縁膜中に埋め込まれた構造
を有し、そのことにより、前記目的が達成される。
【0012】すなわち、層間絶縁膜中に開孔を形成し、
その中に開孔構造を残しながら、下部電極層、さらに強
誘電体膜層を形成する。次いで、強誘電体膜層側から、
例えば、全面エッチバック、化学機械的な研磨法等によ
り、強誘電体膜層及び下部電極層を除去していくことに
より、開孔構造中に下部電極に被覆された強誘電体膜が
残存する上記構造を形成することができる。ここで、層
間絶縁膜の開孔構造については、公知のRIE技術を用
いて微細加工することができるため、下部電極、強誘電
体膜も開孔構造と同等の精度の加工が可能となるのであ
る。
その中に開孔構造を残しながら、下部電極層、さらに強
誘電体膜層を形成する。次いで、強誘電体膜層側から、
例えば、全面エッチバック、化学機械的な研磨法等によ
り、強誘電体膜層及び下部電極層を除去していくことに
より、開孔構造中に下部電極に被覆された強誘電体膜が
残存する上記構造を形成することができる。ここで、層
間絶縁膜の開孔構造については、公知のRIE技術を用
いて微細加工することができるため、下部電極、強誘電
体膜も開孔構造と同等の精度の加工が可能となるのであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の一
実施形態である強誘電体容量素子を用いた半導体記憶装
置の断面構造図である。
実施形態である強誘電体容量素子を用いた半導体記憶装
置の断面構造図である。
【0014】MOSトランジスタは半導体基板1上に形
成されている。素子分離膜2により分離された領域の第
1の層間絶縁膜4の層中にゲート絶縁膜(不図示)と、
ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極3と半導体基板
中に形成されたソース(不図示)およびドレイン領域
(不図示)を有している。このMOSトランジスタは公
知の形成プロセスにより形成された一般的なMOSトラ
ンジスタである。第1の層間絶縁膜の層中に、前述のソ
ースおよびドレイン領域に電気的に接続するコンタクト
プラグ5が形成され、ビット線6または強誘電体容量の
下部電極8に接続されている。
成されている。素子分離膜2により分離された領域の第
1の層間絶縁膜4の層中にゲート絶縁膜(不図示)と、
ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極3と半導体基板
中に形成されたソース(不図示)およびドレイン領域
(不図示)を有している。このMOSトランジスタは公
知の形成プロセスにより形成された一般的なMOSトラ
ンジスタである。第1の層間絶縁膜の層中に、前述のソ
ースおよびドレイン領域に電気的に接続するコンタクト
プラグ5が形成され、ビット線6または強誘電体容量の
下部電極8に接続されている。
【0015】強誘電体容量は、ソース領域と電気的に接
続するコンタクトプラグを介して下部電極8と第2の層
間絶縁膜7の中に埋め込まれた第1の強誘電体膜9、こ
の第1の強誘電体膜9と第2の層間絶縁膜7の上に形成
された第2の強誘電体膜10および上部電極11とから
構成されている。図1では、上述の1つのMOSトラン
ジスタと1つの強誘電体容量から1つのメモリセルが構
成されている。
続するコンタクトプラグを介して下部電極8と第2の層
間絶縁膜7の中に埋め込まれた第1の強誘電体膜9、こ
の第1の強誘電体膜9と第2の層間絶縁膜7の上に形成
された第2の強誘電体膜10および上部電極11とから
構成されている。図1では、上述の1つのMOSトラン
ジスタと1つの強誘電体容量から1つのメモリセルが構
成されている。
【0016】このとき第2の強誘電体膜及び上部電極の
両方もしくは、上部電極のみが、複数のメモリセルに共
通のものとして、複数のメモリセルにわたって形成され
ていてもよい。
両方もしくは、上部電極のみが、複数のメモリセルに共
通のものとして、複数のメモリセルにわたって形成され
ていてもよい。
【0017】いずれの場合も、第1の強誘電体膜9(強
誘電体膜の一部)及び下部電極8は層間絶縁膜7に形成
された開孔に埋め込まれる形で形成されているととも
に、下部電極8は、埋め込まれた強誘電体膜の底面及び
側面をすべて被覆した構造となっている。
誘電体膜の一部)及び下部電極8は層間絶縁膜7に形成
された開孔に埋め込まれる形で形成されているととも
に、下部電極8は、埋め込まれた強誘電体膜の底面及び
側面をすべて被覆した構造となっている。
【0018】(実施例1)本発明の第1の実施形態にお
ける実施例について図2及び図7を用いて説明する。図
2は、工程順の断面図である。また、図7は、図2のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
ける実施例について図2及び図7を用いて説明する。図
2は、工程順の断面図である。また、図7は、図2のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
【0019】図2(a)に示すように、半導体基板とし
てシリコン基板21に酸化シリコンからなる素子分離酸
化膜22を一般的なLOCOS法で形成し、さらにソー
ス・ドレイン領域(図示せず)、ゲート電極23からな
るMOSトランジスタを形成する。その後、表面全体に
第1の層間絶縁膜24を形成し、ソース・ドレイン領域
に至るコンタクト孔を形成後、前記コンタクト孔内に導
電性材料を埋め込みコンタクトプラグ25を形成する。
コンタクトプラグの材料としてはW、ポリシリコン、T
iN等、通常コンタクト孔に用いられる導電性材料を用
いることができる。さらにその後、ビット線26を形成
する。次に、図2(b)に示すように第2の層間絶縁膜
27堆積後、その一部をエッチングすることによりコン
タクトプラグに至る開孔部を形成する。層間絶縁膜とし
てはシリコン酸化膜等を用い、膜厚は300〜700n
mとする。開孔部は酸化膜RIE装置を用いて形成し
た。しかる後、図2(c)に示すように下部電極層2
8、第1の強誘電体膜層29をこの順に成膜する。下部
電極はスパッタ法を用いて成膜した。また用いた材料
は、Ti層の上にPt層を積層させたPt/Tiの積層
膜とし、膜厚はPt150nm、Ti50nmとした。
同図に示すように、下部電極層28は、凹凸を完全に埋
めることなく開孔構造を残した形で、少なくとも開孔内
部を被覆し、さらに、第1の強誘電体膜層29を同図に
示すように成膜面に凹凸が存在しても成膜後の表面形状
が平坦となるような成膜法を用いて成膜する。本実施例
では強誘電体材料としてPZTを用い、ゾル−ゲル成膜
法により、図2(c)に示すような形状で、層間絶縁膜
上の平坦部で200nmの膜厚で成膜する。強誘電体材
料については、容量を形成するために通常用いている材
料、例えば、SBTやPZT等の材料を用いることが可
能であり、また成膜法もゾル−ゲル成膜法の他、CVD
等の気相成長法を用いることも可能である。
てシリコン基板21に酸化シリコンからなる素子分離酸
化膜22を一般的なLOCOS法で形成し、さらにソー
ス・ドレイン領域(図示せず)、ゲート電極23からな
るMOSトランジスタを形成する。その後、表面全体に
第1の層間絶縁膜24を形成し、ソース・ドレイン領域
に至るコンタクト孔を形成後、前記コンタクト孔内に導
電性材料を埋め込みコンタクトプラグ25を形成する。
コンタクトプラグの材料としてはW、ポリシリコン、T
iN等、通常コンタクト孔に用いられる導電性材料を用
いることができる。さらにその後、ビット線26を形成
する。次に、図2(b)に示すように第2の層間絶縁膜
27堆積後、その一部をエッチングすることによりコン
タクトプラグに至る開孔部を形成する。層間絶縁膜とし
てはシリコン酸化膜等を用い、膜厚は300〜700n
mとする。開孔部は酸化膜RIE装置を用いて形成し
た。しかる後、図2(c)に示すように下部電極層2
8、第1の強誘電体膜層29をこの順に成膜する。下部
電極はスパッタ法を用いて成膜した。また用いた材料
は、Ti層の上にPt層を積層させたPt/Tiの積層
膜とし、膜厚はPt150nm、Ti50nmとした。
同図に示すように、下部電極層28は、凹凸を完全に埋
めることなく開孔構造を残した形で、少なくとも開孔内
部を被覆し、さらに、第1の強誘電体膜層29を同図に
示すように成膜面に凹凸が存在しても成膜後の表面形状
が平坦となるような成膜法を用いて成膜する。本実施例
では強誘電体材料としてPZTを用い、ゾル−ゲル成膜
法により、図2(c)に示すような形状で、層間絶縁膜
上の平坦部で200nmの膜厚で成膜する。強誘電体材
料については、容量を形成するために通常用いている材
料、例えば、SBTやPZT等の材料を用いることが可
能であり、また成膜法もゾル−ゲル成膜法の他、CVD
等の気相成長法を用いることも可能である。
【0020】その後、第1の強誘電体膜層29および下
部電極層28の全面エッチバックを行い、第2の層間絶
縁膜27の開孔部のみに第1の強誘電体膜および下部電
極を残存させる。なお、全面エッチバックのかわりに、
化学機械的研磨法を用いても良い。これらの方法の場
合、第1の強誘電体膜の底面及び側面の全部が、下部電
極により被覆された構造となる。前記開孔部は一般的な
シリコン酸化膜のRIE技術を用いて微細な加工が可能
である。したがって、本形成法により、第2の層間絶縁
膜内に埋め込まれた微細な下部電極および強誘電体から
なる構造を形成できる。
部電極層28の全面エッチバックを行い、第2の層間絶
縁膜27の開孔部のみに第1の強誘電体膜および下部電
極を残存させる。なお、全面エッチバックのかわりに、
化学機械的研磨法を用いても良い。これらの方法の場
合、第1の強誘電体膜の底面及び側面の全部が、下部電
極により被覆された構造となる。前記開孔部は一般的な
シリコン酸化膜のRIE技術を用いて微細な加工が可能
である。したがって、本形成法により、第2の層間絶縁
膜内に埋め込まれた微細な下部電極および強誘電体から
なる構造を形成できる。
【0021】次いで、第2の強誘電体膜210を膜厚7
0nm、上部電極211を膜厚200nm成膜後、レジ
ストマスクを用いた加工法により上部電極211および
第2の強誘電体膜10の加工を行い図2(d)を得る。
0nm、上部電極211を膜厚200nm成膜後、レジ
ストマスクを用いた加工法により上部電極211および
第2の強誘電体膜10の加工を行い図2(d)を得る。
【0022】図7(a)は、第2の強誘電体膜及び上部
電極を除いた透視図であり、図7(b)は、図7(a)
の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示す。こ
のように、本実施例の強誘電体記憶装置の動作方式とし
て上部電極を駆動しない動作方式の場合、上部電極およ
び第2の強誘電体膜は複数のメモリセルをに共通した1
つのブロックとして形成することが可能であり、微細加
工する必要がないため、レジストマスクを用いた従来の
加工法により形成可能である。
電極を除いた透視図であり、図7(b)は、図7(a)
の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示す。こ
のように、本実施例の強誘電体記憶装置の動作方式とし
て上部電極を駆動しない動作方式の場合、上部電極およ
び第2の強誘電体膜は複数のメモリセルをに共通した1
つのブロックとして形成することが可能であり、微細加
工する必要がないため、レジストマスクを用いた従来の
加工法により形成可能である。
【0023】(実施例2)本発明の第1の実施形態にお
ける実施例について図3及び図8を用いて説明する。図
3は、工程順の断面図である。また、図8は、図3のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
ける実施例について図3及び図8を用いて説明する。図
3は、工程順の断面図である。また、図8は、図3のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
【0024】図3(a)から(c)までの製造工程は図
2(a)から(c)の工程と同様である。その後、本実
施例では図3(d)に示すように、第2の強誘電体膜3
10および上部電極311を堆積し、レジストマスクを
用いた加工法により上部電極311および強誘電体膜3
10の加工を行い図3(d)を得る。上部電極311お
よび強誘電体膜310は図の奥から手前の方向に線状に
複数のメモリセルにわたって形成されている。
2(a)から(c)の工程と同様である。その後、本実
施例では図3(d)に示すように、第2の強誘電体膜3
10および上部電極311を堆積し、レジストマスクを
用いた加工法により上部電極311および強誘電体膜3
10の加工を行い図3(d)を得る。上部電極311お
よび強誘電体膜310は図の奥から手前の方向に線状に
複数のメモリセルにわたって形成されている。
【0025】図8(a)は、第2の強誘電体膜及び上部
電極を除いた透視図であり、図8(b)は、図8(a)
の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示す。こ
のように、上部電極を加工することにより、上部電極を
駆動させる強誘電体記憶装置の動作方式にも対応可能で
ある。この上部電極および第2の強誘電体膜は複数のメ
モリセルに共通した1つのブロックとして形成されてお
り、微細加工する必要がないため、レジストマスクを用
いた従来の加工法により形成可能である。
電極を除いた透視図であり、図8(b)は、図8(a)
の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示す。こ
のように、上部電極を加工することにより、上部電極を
駆動させる強誘電体記憶装置の動作方式にも対応可能で
ある。この上部電極および第2の強誘電体膜は複数のメ
モリセルに共通した1つのブロックとして形成されてお
り、微細加工する必要がないため、レジストマスクを用
いた従来の加工法により形成可能である。
【0026】(実施形態2)図4は、本発明の一実施形
態である強誘電体容量素子を用いた半導体記憶装置の断
面構造図である。
態である強誘電体容量素子を用いた半導体記憶装置の断
面構造図である。
【0027】MOSトランジスタは半導体基板41上に
形成されている。素子分離膜42により分離された領域
の第1の層間絶縁膜44の層中にゲート絶縁膜(不図
示)と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極3と半
導体基板中に形成されたソース(不図示)およびドレイ
ン領域(不図示)を有している。このMOSトランジス
タは公知の形成プロセスにより形成された一般的なMO
Sトランジスタである。第1の層間絶縁膜の層中に、前
述のソースおよびドレイン領域に電気的に接続するコン
タクトプラグ45が形成され、ビット線46または強誘
電体容量の下部電極48に接続されている。
形成されている。素子分離膜42により分離された領域
の第1の層間絶縁膜44の層中にゲート絶縁膜(不図
示)と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極3と半
導体基板中に形成されたソース(不図示)およびドレイ
ン領域(不図示)を有している。このMOSトランジス
タは公知の形成プロセスにより形成された一般的なMO
Sトランジスタである。第1の層間絶縁膜の層中に、前
述のソースおよびドレイン領域に電気的に接続するコン
タクトプラグ45が形成され、ビット線46または強誘
電体容量の下部電極48に接続されている。
【0028】強誘電体容量は、ソース領域と電気的に接
続するコンタクトプラグを介して下部電極48と第2の
層間絶縁膜47の中に埋め込まれた第1の強誘電体膜4
9、この強誘電体膜49の上に形成された第2の強誘電
体膜410および上部電極411とから構成されてい
る。図4では、上述の1つのMOSトランジスタと1つ
の強誘電体容量から1つのメモリセルが構成されてい
る。
続するコンタクトプラグを介して下部電極48と第2の
層間絶縁膜47の中に埋め込まれた第1の強誘電体膜4
9、この強誘電体膜49の上に形成された第2の強誘電
体膜410および上部電極411とから構成されてい
る。図4では、上述の1つのMOSトランジスタと1つ
の強誘電体容量から1つのメモリセルが構成されてい
る。
【0029】このとき、上部電極が、複数のメモリセル
に共通のものとして、複数のメモリセルにわたって形成
されていてもよい。
に共通のものとして、複数のメモリセルにわたって形成
されていてもよい。
【0030】いずれの場合も、第1の強誘電体膜49及
び第2の強誘電体膜411(強誘電体膜全部)及び下部
電極48は層間絶縁膜47に形成された開孔に埋め込ま
れる形で形成されているとともに、下部電極48は、埋
め込まれた強誘電体膜の底面及び側面の一部を被覆した
構造となっている。
び第2の強誘電体膜411(強誘電体膜全部)及び下部
電極48は層間絶縁膜47に形成された開孔に埋め込ま
れる形で形成されているとともに、下部電極48は、埋
め込まれた強誘電体膜の底面及び側面の一部を被覆した
構造となっている。
【0031】(実施例3)本発明の第2の実施形態にお
ける実施例について図5及び図9を用いて説明する。図
5は、工程順の断面図である。また、図9は、図5のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
ける実施例について図5及び図9を用いて説明する。図
5は、工程順の断面図である。また、図9は、図5のメ
モリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
【0032】第1の実施形態の実施例と同様に、図5
(a)に示すように、シリコン基板51に酸化シリコン
からなる素子分離酸化膜52を一般的なLOCOS法で
形成し、さらにソース・ドレイン領域(図示せず)、ゲ
ート電極53からなるMOSトランジスタを形成する。
さらに、第1の実施形態の実施例と同様に第1の層間絶
縁膜 54、コンタクトプラグ55、ビット線56を形
成する。その後、図5(c)まで第1の実施形態の実施
例と同様の工程を用い形成する。
(a)に示すように、シリコン基板51に酸化シリコン
からなる素子分離酸化膜52を一般的なLOCOS法で
形成し、さらにソース・ドレイン領域(図示せず)、ゲ
ート電極53からなるMOSトランジスタを形成する。
さらに、第1の実施形態の実施例と同様に第1の層間絶
縁膜 54、コンタクトプラグ55、ビット線56を形
成する。その後、図5(c)まで第1の実施形態の実施
例と同様の工程を用い形成する。
【0033】次に、表面に露出している第1の強誘電体
膜59の全面エッチバックをCF4+Arガスを用いて
行う。このエッチバックは表面に下部電極58が露出し
た時点で一度中断し、その後、エッチングガスをCl2
+Arに切り替えて全面エッチバックを再度行う。この
エッチング条件では、第1の強誘電体膜59および第2
の層間絶縁膜57に対するエッチング速度より下部電極
58に対するエッチング速度が速いため、下部電極58
の第2の層間絶縁膜57内に埋め込まれた部分が下方に
後退した形状を得ることができる。このような表面形状
を得た後、全面に第2の強誘電体膜510をゾル−ゲル
法等により膜厚70nm形成し、図5(d)を得る。さ
らに、第2の強誘電体膜510を、全面エッチバック等
の手法により凹部のみに残存させ、その後上部電極51
1を膜厚200nm成膜する。レジストを所望の形状に
パターニングし、上部電極を加工し、図5(e)を得
る。下部電極は、埋め込まれた強誘電体膜の底面及び側
面の一部を被覆した構造となっている。
膜59の全面エッチバックをCF4+Arガスを用いて
行う。このエッチバックは表面に下部電極58が露出し
た時点で一度中断し、その後、エッチングガスをCl2
+Arに切り替えて全面エッチバックを再度行う。この
エッチング条件では、第1の強誘電体膜59および第2
の層間絶縁膜57に対するエッチング速度より下部電極
58に対するエッチング速度が速いため、下部電極58
の第2の層間絶縁膜57内に埋め込まれた部分が下方に
後退した形状を得ることができる。このような表面形状
を得た後、全面に第2の強誘電体膜510をゾル−ゲル
法等により膜厚70nm形成し、図5(d)を得る。さ
らに、第2の強誘電体膜510を、全面エッチバック等
の手法により凹部のみに残存させ、その後上部電極51
1を膜厚200nm成膜する。レジストを所望の形状に
パターニングし、上部電極を加工し、図5(e)を得
る。下部電極は、埋め込まれた強誘電体膜の底面及び側
面の一部を被覆した構造となっている。
【0034】図9(a)は、第2の強誘電体膜及び上部
電極を除いた透視図であり、図9(b)は、図9(a)
の真上に重なる上部電極を示す。このように、本実施例
の強誘電体記憶装置の動作方式として上部電極を駆動し
ない動作方式の場合、上部電極および第2の強誘電体膜
は複数のメモリセルに共通した1つのブロックとして形
成することが可能であり、微細加工する必要がないた
め、レジストマスクを用いた従来の加工法により形成可
能である。本実施例では第2の強誘電体膜をレジストマ
スクで加工する必要がなくさらに加工が容易といえる。
電極を除いた透視図であり、図9(b)は、図9(a)
の真上に重なる上部電極を示す。このように、本実施例
の強誘電体記憶装置の動作方式として上部電極を駆動し
ない動作方式の場合、上部電極および第2の強誘電体膜
は複数のメモリセルに共通した1つのブロックとして形
成することが可能であり、微細加工する必要がないた
め、レジストマスクを用いた従来の加工法により形成可
能である。本実施例では第2の強誘電体膜をレジストマ
スクで加工する必要がなくさらに加工が容易といえる。
【0035】(実施例4)本発明の第2の実施形態にお
ける実施例について図6及び図10を用いて説明する。
図6は、工程順の断面図である。また、図10は、図6
のメモリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
ける実施例について図6及び図10を用いて説明する。
図6は、工程順の断面図である。また、図10は、図6
のメモリセルを含む複数のメモリセルの平面図である。
【0036】図6(a)から(d)までの製造工程は図
5(a)から(d)の工程と同様である。その後、本実
施例では図6(e)に示すように、上部電極611を堆
積し、レジストマスクを用いた加工法により上部電極6
11の加工を行い図6(e)を得る。上部電極611は
図の奥から手前の方向に線状に複数のメモリセルにわた
って形成されている。
5(a)から(d)の工程と同様である。その後、本実
施例では図6(e)に示すように、上部電極611を堆
積し、レジストマスクを用いた加工法により上部電極6
11の加工を行い図6(e)を得る。上部電極611は
図の奥から手前の方向に線状に複数のメモリセルにわた
って形成されている。
【0037】図10(a)は、第2の強誘電体膜及び上
部電極を除いた透視図であり、図10(b)は、図10
(a)の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示
す。このように、上部電極を加工することにより、上部
電極を駆動させる強誘電体記憶装置の動作方式にも対応
可能である。この上部電極は複数のメモリセルに共通し
た1つのブロックとして形成されており、微細加工の必
要がないため。レジストマスクを用いた従来の加工方法
により形成可能である。
部電極を除いた透視図であり、図10(b)は、図10
(a)の真上に重なる上部電極と第2の強誘電体膜を示
す。このように、上部電極を加工することにより、上部
電極を駆動させる強誘電体記憶装置の動作方式にも対応
可能である。この上部電極は複数のメモリセルに共通し
た1つのブロックとして形成されており、微細加工の必
要がないため。レジストマスクを用いた従来の加工方法
により形成可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、強誘電体容量を有する
半導体記憶装置において、下部電極及び強誘電体膜を層
間絶縁膜中の微細な開孔中に埋め込んだ構造にすること
により、従来形成不可能であった微細な強誘電体容量を
有する半導体記憶装置の実現が可能となる。
半導体記憶装置において、下部電極及び強誘電体膜を層
間絶縁膜中の微細な開孔中に埋め込んだ構造にすること
により、従来形成不可能であった微細な強誘電体容量を
有する半導体記憶装置の実現が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す半導体記憶装置
の断面構造図である。
の断面構造図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における一実施例を工
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における一実施例を工
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す半導体記憶装置
の断面構造図である。
の断面構造図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における一実施例を工
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における一実施例を工
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
程順に示す半導体記憶装置の断面図である。
【図7】図2に対応する半導体装置の平面図である。
【図8】図3に対応する半導体装置の平面図である。
【図9】図5に対応する半導体装置の平面図である。
【図10】図6に対応する半導体装置の平面図である。
1 半導体基板 2 素子分離酸化膜 3 ゲート電極 4 第1の層間絶縁膜 5 コンタクトプラグ 6 ビット線 7 第2の層間絶縁膜 8 下部電極 9 第1の強誘電体膜 10 第2の強誘電体膜 11 上部電極 21 シリコン基板 22 素子分離酸化膜 23 ゲート電極 24 第1の層間絶縁膜 25 コンタクトプラグ 26 ビット線 27 第2の層間絶縁膜 28 下部電極層(下部電極) 29 第1の強誘電体膜層(第1の強誘電体膜) 210 第2の強誘電体膜層(第2の強誘電体膜) 211 上部電極 31 シリコン基板 32 素子分離酸化膜 33 ゲート電極 34 第1の層間絶縁膜 35 コンタクトプラグ 36 ビット線 37 第2の層間絶縁膜 38 下部電極層(下部電極) 39 第1の強誘電体膜層(第1の強誘電体膜) 310 第2の強誘電体膜層(第2の強誘電体膜) 311 上部電極 41 シリコン基板 42 素子分離酸化膜 43 ゲート電極 44 第1の層間絶縁膜 45 コンタクトプラグ 46 ビット線 47 第2の層間絶縁膜 48 下部電極 49 第1の強誘電体膜 410 第2の強誘電体膜 411 上部電極 51 シリコン基板 52 素子分離酸化膜 53 ゲート電極 54 第1の層間絶縁膜 55 コンタクトプラグ 56 ビット線 57 第2の層間絶縁膜 58 下部電極層(下部電極) 59 第1の強誘電体膜層(第1の強誘電体膜) 510 第2の強誘電体膜層(第2の強誘電体膜) 511 上部電極 61 シリコン基板 62 素子分離酸化膜 63 ゲート電極 64 第1の層間絶縁膜 65 コンタクトプラグ 66 ビット線 67 第2の層間絶縁膜 68 下部電極層(下部電極) 69 第1の強誘電体膜層(第1の強誘電体膜) 610 第2の強誘電体膜層(第2の強誘電体膜) 611 上部電極
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
されたトランジスタと、このトランジスタと電気的に接
続された強誘電体容量とを有する半導体記憶装置の製造
方法であって、前記トランジスタ上部に形成された層間
絶縁膜に開孔を形成する第1の工程と、少なくとも前記
開孔の内部に、開孔構造を残しながら下部電極層を形成
する第2の工程と、この下部電極層の上に強誘電体膜層
を形成し、前記開孔構造を埋める第3の工程と、前記下
部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘電体膜層側から
除去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の埋め込まれた部
分の底面と側面の少なくとも一部が下部電極により被覆
された形で残存させる第4の工程とを含む半導体記憶装
置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板上に形成
されたトランジスタと、このトランジスタと電気的に接
続された強誘電体容量とを有する半導体記憶装置の製造
方法であって、前記トランジスタ上部に形成された層間
絶縁膜にソースドレイン領域にいたるコンタクト孔を形
成する第1の工程と、前記コンタクト孔に導電性材料を
埋め込み、プラグ構造を形成する第2の工程と、このプ
ラグ構造を含む層間絶縁膜の上にさらに層間絶縁膜を形
成する第3の工程と、この層間絶縁膜に前記コンタクト
孔に到る開孔を形成する第4の工程と、少なくとも前記
開孔の内部に、開孔構造を残しながら下部電極層を形成
する第5の工程と、この下部電極層の上に強誘電体膜層
を形成し、前記開孔構造を埋める第6の工程と、前記下
部電極層及び前記強誘電体膜層を、強誘電体膜側から除
去し、前記開孔構造中に強誘電体膜の埋め込まれた部分
の底面と側面の少なくとも一部が下部電極により被覆さ
れた形で残存させる第7の工程とを含む半導体記憶装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10195840A JP3134847B2 (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 半導体記憶装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10195840A JP3134847B2 (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 半導体記憶装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000031396A JP2000031396A (ja) | 2000-01-28 |
JP3134847B2 true JP3134847B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16347890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10195840A Expired - Fee Related JP3134847B2 (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 半導体記憶装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3134847B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3762148B2 (ja) | 1999-06-30 | 2006-04-05 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
KR20020058573A (ko) * | 2000-12-30 | 2002-07-12 | 박종섭 | 반도체소자 및 그 제조 방법 |
WO2006092976A1 (ja) | 2005-03-02 | 2006-09-08 | Nec Corporation | 下りパケット通信の送信制御方法及び無線基地局 |
-
1998
- 1998-07-10 JP JP10195840A patent/JP3134847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000031396A (ja) | 2000-01-28 |
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