JP3134591U

JP3134591U - 外付の操作盤を採用した法面穿孔装置

Info

Publication number: JP3134591U
Application number: JP2007001968U
Authority: JP
Inventors: 山崎　　勇
Original assignee: 有限会社山秀技工
Priority date: 2007-02-23
Filing date: 2007-02-23
Publication date: 2007-08-23
Anticipated expiration: 2017-02-23

Abstract

【課題】土木工事や法面工事において手軽に持ち運びでき施工場所を選ばない安全で、強力な足場一体型ガイドセルボルトマシンを提供する。
【解決手段】法面現場で穿孔する場合に、横板と鉄パイプで手摺付き仮設台座を組立て、電動式ホイストをドリフター本体に取り付け、動滑車にチェーンを通し、先端の最高部に掛けることにより吸引力が倍増する。またＳＰスイベルを採用することによりエヤーブローが強力となる。電動式ホイストの電気系統基盤を外部へ移動することにより、ホイストの耐久性の向上し、遠隔操作を可能にした。装置は足場一体型として、人力で簡単に設置することができ、クランプで足場を固定する為、転倒したり、削孔位置がずれたりすることが全くない、安全で高精度な施工を実現できる。また従来の施工方法と異なり足場上での作業なので、親綱の必要がない為、効率のよい作業を行うことができる。
【選択図】図１

Description

本新案は、土木工事法面工で岩盤穿孔作業をする際に、重い削岩機の振動による白蝋病や疲労をなくするため、それと高所においての安全作業を確保するための手摺付き仮設台付きのレール式法面用軽量穿孔装置に関するものである。

従来、法面へ穿孔し打設する場合、アンカー長が３ｍ以上の場合は３００ｋｇ以上の機械を足場の上にのせて穿孔し、１ｍ〜３ｍ長は人力で穿孔していた。また機械をウインチで吊たりして不安定な状態で作業していた。

穿孔装置を岩盤穿孔現場でクレーン等に吊り下げて、穿孔していた。穿孔装置が重いため穿孔穴の中心を維持できなくなり、キリが抜けなくなる。

長時間穿孔するので、激しい振動で手の関節等に痛みを生じていた。

穿孔した粉を外に排出するために何度も削岩機を上下させるので作業員が疲労していた。

削岩機を乗せた案内板（１３）は固定された一対のガイドレール（６）に乗せて移動する。上部の固定された電動ホイスト（３）よって吊り下げし、下部を穿孔個所に設置する。滑車を掛けた吊り上げチェーン（５）を引っ張ることで半分の力で上下させる。穿孔ロット（１８）と削岩機（１３）をＳＰスイベル（１６）によって接合することによりエァーブローが倍増する。本考案は以上の構成による法面穿孔装置である。

本新案によりどんな高い法面でも容易に穿孔作業ができ、作業員の疲労と白蝋病を防ぎ、誰にでも容易に施工ができ、さらに安全作業を進めることができる。

本考案によりどんな高い法面でも容易に穿孔作業ができ、作業員の疲労と白蝋病を防ぎ、誰にでも容易に施工ができ、さらに安全作業を進めることができる。

穿孔装置は固定された一対の鉄パイプ（６）へ４箇所のスライドガイド付きの削岩機を取り付けた案内板（１３）を乗せ上下させる。案内板は動滑車（１１）を介した上部２箇所で（１）（２）固定されたチェーン（５）によって電動ホイスト（３）で上下する。案内板の下部にはチェーンにかかる振動を緩和し、下方向への打設の力を増幅するためにダンバー（１２）を装着している。削岩機と穿孔ロット（１８）の接合具としてＳＰスベイル（１６）を採用することにより穿孔洞内で発生する粉を外部に出やすくし、洞内への水の注入もできる。

激しい振動よる穿孔作業により電動ホイストの電気基盤が壊れることが多々あるため、遠隔操作盤（１５）へ移設した。遠隔操作盤（１５）を使用することにより作業員が作業中に振動している穿孔装置に触れることが少なくなり、従来の作業方法よりは安全作業が確保できる。

図２に示すように手摺（１０）付きの仮設台を設ける。その手摺と仮設台の前面鉄パイプ（１７）に穿孔装置の接続金具（８）４ヶ所を接合すれば、穿孔穴の中心を維持が容易になり、キリが抜けないと言う問題は解決する。

本考案の平面図本考案の断面図

符号の説明

１センターフック
２左フック
３電動ホイスト
４チェーン収納ボックス
５吊り用チェーン
６ガイドレール（左右）
７電動ホイスト保護ゴム（左右）
８仮設パイプと本体連結金具
９手摺用支柱鉄パイプ（左右）
１０手摺用鉄パイプ
１１動滑車
１２ダンバー
１３削岩機搭載の案内板
１４横板
１５操作盤
１６ＳＰスイベル
１７仮設パイプ前面部分
１８穿孔ロット

Claims

法面現場において、穿孔する場合、削岩機を上下移動でき、その上下運動を効率よくコントロールできるダンバーを装着した案内板に載せたドラフター本体と、その案内板の上下の移動にチェーンを通し動滑車を使用した電動ホイストと、ドラフター本体の電気関係の操作やエアーの操作を行う操作盤と、削岩機と穿孔用ロットを接続したＳＰスイベルと、手摺付きの仮設台座とを装備することを特徴とする法面穿孔装置。
削岩機を載せた案内板の上下移動を動滑車利用して、電動ホイストで行う請求項１に記載の法面穿孔装置。
作業振動によるホイストの電気基盤の損傷を防止し、作業員が白蝋病を罹病しないための遠隔操作盤を採用した請求項１または請求項２に記載の法面穿孔装置。
削岩機と穿孔用ロットの連結部分にＳＰスイベルを採用することにより穿孔洞内の粉塵等の排出を効果的にしたり、水の注入も可能となる。請求項１または請求項２、請求項３に記載の法面穿孔装置。
手摺付きの仮設台座とドラフター本体を連結することにより穿孔位置・角度がずれない請求項１または請求項２、請求項３、請求項４に記載の法面穿孔装置。