JP3134582B2 - Pwmインバータ用出力回路 - Google Patents

Pwmインバータ用出力回路

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JP3134582B2
JP3134582B2 JP05064923A JP6492393A JP3134582B2 JP 3134582 B2 JP3134582 B2 JP 3134582B2 JP 05064923 A JP05064923 A JP 05064923A JP 6492393 A JP6492393 A JP 6492393A JP 3134582 B2 JP3134582 B2 JP 3134582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機のコイル電圧をP
WM制御するPWMインバータのパワー回路に関するも
のである。PWMは、Pulse Width Mod
ulationの略で、モータ制御の分野において広く
利用されている技術である。
【0002】
【従来の技術】近年、PWMインバータが急速に普及
し、広くモータ制御に利用されている。図31は一般的
なPWMインバータの構成を示す略線図で、三相PWM
インバータを例にとって示している。一般的にPWMイ
ンバータでは使用する電動機の相数に応じてPWMイン
バータ用出力回路53の数が異なるが、その基本動作は
同じである。
【0003】図31において一般的な三相PWMインバ
ータの構成を説明する。まず、周波数電圧設定手段58
に電動機60に供給する三相交流電圧波形の基本周波数
と実効電圧値がセットされる。次にPWM制御回路59
は、周波数電圧設定手段58に設定された情報をもとに
内部で三相PWM信号を発生し、スイッチング指令信号
42,61および62として出力する。
【0004】このスイッチング指令信号42,61およ
び62は、電動機巻線端子52,63および64をそれ
ぞれ直流主電源14のプラス端子に接続するか、または
マイナス端子に接続するかを指令する2値信号である。
また、このスイッチング指令信号42または61または
62の周波数はPWMキャリア周波数と呼ばれ、通常電
動機60に供給する三相交流電圧波形の基本周波数の1
0倍以上の値をとる。
【0005】一般的に、電動機に供給する三相交流電圧
波形の基本周波数が0Hz〜200Hz程度で、PWMキャ
リア周波数が2kHz〜20kHz程度のものが多い。
【0006】電動機解放信号156は、電動機をフリー
ラン状態とするか否かを指令する2値信号である。フリ
ーラン状態とは電動機巻線端子52,63および64の
すべてを直流主電源14のプラス端子にもマイナス端子
にも接続しない状態で、何らかのトラブルが発生した場
合等においてこの状態とし、電動機および制御装置を保
護するのが一般的である。
【0007】PWMインバータ用出力回路53は、スイ
ッチング指令信号42または61または62にしたがっ
て電動機巻線端子52または63または64を直流主電
源14のプラス端子またはマイナス端子に接続制御する
半導体スイッチ回路である。
【0008】また、電動機解放信号156がフリーラン
状態を指令している場合には、スイッチング指令信号4
2または61または62にかかわらず電動機巻線端子5
2または63または64を直流主電源14のプラス端子
にもマイナス端子にも接続しないように構成されてい
る。一般的に直流主電源はAC100Vを整流平滑した
DC140V程度のものや、AC200Vを整流平滑し
たDC280V程度のものが多い。
【0009】以下に、従来のPWMインバータ用出力回
路について説明する。図32は従来のPWMインバータ
用出力回路の構成を示すものである。
【0010】図32において、65は論理反転手段でス
イッチング指令信号42の正負論理を反転し反転スイッ
チング信号80を出力する。157と158は論理積手
段で、電動機解放信号156とスイッチング指令信号4
2の論理積をとった結果を上アームスイッチング信号1
59として出力し、電動機解放信号156と反転スイッ
チング信号80の論理積をとった結果を下アームスイッ
チング信号160として出力する。
【0011】66と67はオンディレイ回路で、上アー
ムスイッチング信号159と下アームスイッチング信号
160の立ち上がりエッジをそれぞれオンディレイ時間
TDだけ遅らせて上アーム制御信号81または下アーム
制御信号82を出力する。68と69はベースドライブ
回路で、68は上アーム制御信号81に対応してパワー
トランジスタ70をONまたはOFFさせ、69は下ア
ーム制御信号82に対応してパワートランジスタ71を
ONまたはOFFさせるように構成されている。
【0012】すなわち、上アーム制御信号81が‘H’
レベルになるとホトカプラ72の出力トランジスタがO
Nし、これによりトランジスタ74がONし、これによ
りトランジスタ76がOFFすることによりパワートラ
ンジスタ70がONする。逆に上アーム制御信号81が
‘L’レベルになるとホトカプラ72の出力トランジス
タがOFFし、これによりトランジスタ74もOFF
し、これによりトランジスタ76がONすることにより
パワートランジスタ70がOFFする。
【0013】このベースドライブ回路は、他に実開昭5
7−42589号公報や特開昭59−178980号公
報に記載されているもの等があるが、基本的に図32記
載のベースドライブ回路68および69と同様の作用を
行い置換可能である。
【0014】以上のように構成されたPWMインバータ
用出力回路について、以下その動作について説明する。
【0015】まず、電動機解放信号156が‘L’レベ
ル、つまりフリーラン状態を指令している場合について
考察すると、スイッチング指令信号42が‘L’レベル
でも‘H’レベルでもパワートランジスタ70およびパ
ワートランジスタ71はOFF状態となることがわか
る。
【0016】以下、電動機解放信号156が‘H’レベ
ル、つまりフリーランでない状態を指令している場合に
ついて説明する。
【0017】図33は図32のPWMインバータ用出力
回路の内部の信号を示す図で、まずスイッチング指令信
号42が‘L’レベルから‘H’レベルに変化すると、
オンディレイ回路66はオンディレイ時間TDだけ遅れ
て上アーム制御信号81を‘L’レベルから‘H’レベ
ルに変化させる。上アーム制御信号81を‘H’レベル
にするとパワートランジスタ70がONするが、その間
にはベースドライブ回路68とパワートランジスタ70
の動作遅れ時間TX1が存在する。この動作遅れ時間T
X1はパワートランジスタ70の温度やコレクタを流れ
る電流値の変化により変動し、またベースドライブ回路
を構成する部品やパワートランジスタのバラツキや経年
変化によっても変化する。
【0018】また、スイッチング指令信号42が‘L’
レベルから‘H’レベルに変化すると、反転スイッチン
グ信号80は‘H’レベルから‘L’レベルに変化し、
オンディレイ回路67は下アーム制御信号82をほとん
ど時間遅れなしに‘L’レベルにする。下アーム制御信
号82を‘L’レベルにするとパワートランジスタ71
がOFFするが、その間にはベースドライブ回路69と
パワートランジスタ71の動作遅れ時間TY2が存在す
る。この動作遅れ時間TY2はパワートランジスタ71
の温度やコレクタを流れる電流値の変化により変動し、
またベースドライブ回路を構成する部品やパワートラン
ジスタのバラツキや経年変化によっても変化する。
【0019】次にスイッチング指令信号42が‘H’レ
ベルから‘L’レベルに変化すると、オンディレイ回路
66は上アーム制御信号81をほとんど時間遅れなしに
‘L’レベルにし、パワートランジスタ70はOFFす
るが、その間にはベースドライブ回路68とパワートラ
ンジスタ70の動作遅れ時間TY1が存在する。また、
スイッチング指令信号42が‘H’レベルから‘L’レ
ベルに変化すると、反転スイッチング信号80は‘L’
レベルから‘H’レベルに変化し、オンディレイ回路6
7はオンディレイ時間TDだけ遅れて下アーム制御信号
82を‘L’レベルから‘H’レベルに変化する。下ア
ーム制御信号82を‘H’レベルにするとパワートラン
ジスタ71がONするが、その間にはベースドライブ回
路69とパワートランジスタ71の動作遅れ時間TX2
が存在する。
【0020】ここで、動作遅れ時間TX1または動作遅
れ時間TX2と、動作遅れ時間TY1または動作遅れ時
間TY2を比較すると、一般的に動作遅れ時間TX1ま
たはTX2より動作遅れ時間TY1またはTY2のほう
が長くなる傾向がある。動作遅れ時間TX1および動作
遅れ時間TX2の最悪条件を考慮した上での最短の値を
TXWとし、動作遅れ時間TY1および動作遅れ時間T
Y2の最悪条件を考慮した上での最長の値をTYWとす
ると、通常オンディレイ時間TDはTYWからTXWを
差し引いた値に多少の余裕を加えた時間に設定される。
【0021】通常、オンディレイ時間TDはバイポーラ
タイプのパワートランジスタを使用したもので10〜5
0マイクロ秒程度に設定され、IGBTを使用したもの
で5〜30マイクロ秒程度に設定され、MOSタイプの
パワーMOS−FETを使用したもので2〜10マイク
ロ秒程度に設定される。これにより、スイッチング指令
信号42が‘H’レベルから‘L’レベルに変化した時
や‘L’レベルから‘H’レベルに変化したときに、パ
ワートランジスタ70とパワートランジスタ71が同時
にON状態となり直流主電源14のプラス端子とマイナ
ス端子が短絡状態となることを防止している。
【0022】以上より、スイッチング指令信号42と電
動機巻線端子電圧51の状態とに着目して考察すると、
まずスイッチング指令信号42が‘L’レベルに固定し
ている時はパワートランジスタ70がOFF状態でパワ
ートランジスタ71がON状態となっているため電動機
巻線端子52は直流主電源14のマイナス端子に接続さ
れることになり、またスイッチング指令信号42が
‘H’レベルに固定している時はパワートランジスタ7
0がON状態でパワートランジスタ71がOFF状態と
なっているため電動機巻線端子52は直流主電源14の
プラス端子に接続されることになる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、電動機解放信号156が‘H’レベル、つ
まりフリーランでない状態を指令している際に、スイッ
チング指令信号42が‘L’レベルから‘H’レベルに
変化した時や‘H’レベルから‘L’レベルに変化した
時に、ある時間パワートランジスタ70とパワートラン
ジスタ71が両方OFFした状態となり、これが電動機
巻線端子52を電圧制御する上での制御誤差となる。こ
の制御誤差は、電動機の発生トルクや回転速度の変動を
招き、また電動機の騒音振動も大きくするという問題点
を有していた。
【0024】これをさらに詳しく説明する。図32およ
び図33において、スイッチング指令信号42が‘L’
レベルから‘H’レベルに変化した時や、‘H’レベル
から‘L’レベルに変化した時には、ONしていたパワ
ートランジスタをまずOFFさせた後OFFしていたパ
ワートランジスタをONさせる。したがって、ある時間
パワートランジスタ70とパワートランジスタ71が両
方OFFした状態となる。この状態をフローティング状
態と呼び、この時間をフローティング時間TZと呼んで
いる。一般的にフローティング時間TZはオンディレイ
時間TDの1/2〜2/3程度である場合が多い。
【0025】一般的に電動機のPWM制御は本来、電動
機巻線端子を直流主電源のプラス端子とマイナス端子に
交互に接続し、そのプラス端子に接続する時間とマイナ
ス端子に接続する時間の比率に応じて電動機巻線端子の
平均電圧を制御しようとするものである。したがって、
直流主電源14の電圧を一定とした場合において、スイ
ッチング指令信号42の‘H’レベルと‘L’レベルの
時間の比率に応じて電動機巻線端子52の平均電圧を一
義的に制御できることが理想である。
【0026】しかしながら従来のPWMインバータ用出
力回路においては、フローティング状態が存在するため
電動機巻線端子を流れる電流の方向により電動機巻線端
子の平均電圧が変動する。すなわち、電動機巻線端子5
2よりPWMインバータ用出力回路53に電流が流入す
る方向に電流が流れている状態でフローティング状態に
なるとダイオード78が導通し、電動機巻線端子52は
直流主電源14のプラス端子に接続された状態となる。
この状態を図33の電動機巻線端子電圧51Aに示す。
【0027】逆に、フローティング状態においてPWM
インバータ用出力回路53より電動機巻線端子52に電
流が流出する方向に電流が流れると、ダイオード79が
導通し電動機巻線端子52は直流主電源14のマイナス
端子に接続された状態となる。この状態を図33の電動
機巻線端子電圧51Bに示す。またフローティング状態
において、電動機巻線端子52に電流が流れていない状
態では、電動機巻線端子52の電圧は電動機60の内部
で発生する誘起電圧等より定まる電圧となる。
【0028】以上のように、フローティング状態がある
ためにスイッチング指令信号42と電動機巻線端子52
の平均電圧が一義的に定まらず制御誤差を生じる。通
常、電動機巻線端子52を流れる電流は交流で電流の方
向が変化するため、それに応じて制御誤差も変化し、電
動機60の発生トルクや回転速度の変動が生じる。フロ
ーティング状態をなくし、フローティング時間を0にす
ることによりこの問題は解決できるが、従来のPWMイ
ンバータ用出力回路においては直流主電源14のプラス
端子とマイナス端子の短絡状態が生じ、実際には不可能
である。
【0029】さらに、パワートランジスタがONまたは
OFFする際に電気ノイズが発生するが、特にこれを小
さくしたい用途においてはパワートランジスタのベース
とエミッタ間にコンデンサを接続する等の方法でスイッ
チングスピードを遅くする場合がある。しかし、これに
より動作遅れ時間TX1,TX2,TY1およびTY2
のバラツキが非常に大きくなり、フローティング時間を
さらに大きくせざるをえない。したがって制御誤差が大
きくなり、結果としてスイッチングスピードをあまり遅
くできない。
【0030】また、図32のパワートランジスタ70と
パワートランジスタ71をそれぞれパワーMOS−FE
Tに置き換えたタイプの従来のPWMインバータ用出力
回路や図32のパワートランジスタ70とパワートラン
ジスタ71をそれぞれIGBTに置き換えたタイプの従
来のPWMインバータ用出力回路もあるが、動作は全く
図32に示すPWMインバータ用出力回路と同じであり
フローティング状態を有する。
【0031】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、フローティング状態を本質的になくし
フローティング時間が0で、スイッチング指令信号と電
動機巻線端子の平均電圧が一義的に定まることにより制
御誤差を生じず、かつ消費電力の少ないPWMインバー
タ用出力回路を安価に提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のPWMインバータ用出力回路は、Nチャンネ
ルタイプの第1のパワーMOS−FETと、Pチャンネ
ルタイプの第2のパワーMOS−FETと、第1,第
2,第3および第4のダイオードと、電流出力端子を有
し前記電流出力端子より流出する電流を制御する電流制
御手段1と、電流入力端子を有し前記電流入力端子より
流入する電流を制御する電流制御手段2と、直流主電源
とを備えた構成とする。
【0033】そして、その構成において、第1のパワー
MOS−FETのドレインと第3のダイオードのカソー
ドを接続し、第3のダイオードのアノードと第1のダイ
オードのカソードと前記直流主電源のプラス端子を接続
し、第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダ
イオードのアノードを接続し、第4のダイオードのカソ
ードと第2のダイオードのアノードと前記直流主電源の
マイナス端子を接続し、第1のパワーMOS−FETの
ソースと第1のダイオードのアノードと第2のパワーM
OS−FETのソースと第2のダイオードのカソードを
接続し、第1のパワーMOS−FETのゲートと第2の
パワーMOS−FETのゲートと前記電流制御手段1の
電流出力端子と前記電流制御手段2の電流入力端子を接
続し、第1または第2のパワーMOS−FETのゲート
とソース間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対して
ツェナー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続し
た構成としている。
【0034】
【作用】この構成によって、本質的に第1および第2の
パワーMOS−FETが同時にON状態となることがな
く安全で、かつフローティング時間も本質的に0である
ため非常に制御誤差が小さく、かつ消費電力の少ないP
WMインバータ用出力回路が実現できる。
【0035】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1において、1は
NチャンネルタイプのパワーMOS−FET、2はPチ
ャンネルタイプのパワーMOS−FET、5,6,7お
よび8はダイオード、125および126は電流制御手
段、109は信号処理手段、14は直流主電源、15お
よび16は直流電源、105は抵抗、97は電圧リミッ
ト手段でツェナーダイオード95および96で構成され
ている。
【0036】以上のように構成されたPWMインバータ
用出力回路について、その動作を説明する。
【0037】65は論理反転手段で、スイッチング指令
信号42を論理反転した結果を反転スイッチング信号8
0として出力する。106と107は論理積否定手段
で、106は電動機解放信号156と反転スイッチング
信号80の論理積否定をとった結果を出力し、107は
電動機解放信号156とスイッチング信号42の論理積
否定をとった結果を出力する。
【0038】ここで説明を簡単にするために、まず電動
機解放信号156が‘H’レベル、つまりフリーランで
ない状態を指令している場合についてすべて説明し、最
後に電動機解放信号156が‘L’レベル、つまりフリ
ーラン状態を指令している場合についての説明をつけ加
えることにする。
【0039】まず、電流制御手段125および電流制御
手段126の動作を図2(a)を用いて詳しく説明す
る。
【0040】PNPタイプのトランジスタ119のベー
ス信号123はスイッチング指令信号42を論理積否定
手段107とホトカプラ115と論理反転手段111を
通して発生させる。このベース信号123は、スイッチ
ング指令信号42が‘L’レベルの場合に例えば直流電
源15のプラス端子と同電位、‘H’レベルの場合に例
えば直流電源15のプラス端子より5V低い電位とす
る。
【0041】次に、PチャンネルタイプのMOS−FE
T120のゲート信号124はスイッチング指令信号4
2を論理積否定手段107とホトカプラ115と論理反
転手段112および113と信号遅延手段114を通し
て発生させる。このゲート信号124は、スイッチング
指令信号42を遅延時間TAだけ遅らせたもので、
‘L’レベルをMOS−FET120を十分にONさせ
ることのできる電圧とし、‘H’レベルをMOS−FE
T120を十分にOFFさせることのできる電圧とす
る。
【0042】トランジスタ119はエミッタホロワ型の
回路構成をとり、ベース信号123の電位が直流電源1
5のプラス端子の電位に比べ約0.7V以上低くなると
エミッタに接続された抵抗の値とそれに印加される電圧
で定まる電流がほぼコレクタ電流49として流れ、ベー
ス信号123の電位と直流電源15のプラス端子の電位
との差が約0.7V以下の場合にはコレクタ電流49は
0となる。
【0043】MOS−FET120はトランジスタ11
9のエミッタに接続された抵抗の値を切り換える働きを
しており、トランジスタ119のベース信号の電位が直
流電源15のプラス端子の電位に比べ約0.7V以上低
い状態でMOS−FET120がONするとトランジス
タ119のコレクタ電流49を大きくする作用がある。
【0044】ここで、スイッチング指令信号42とコレ
クタ電流49の関係を考察すると、スイッチング指令信
号42が‘L’レベルの時にはコレクタ電流49は0
で、次にスイッチング指令信号42が‘H’レベルに変
化してから遅延時間TAが経過するまでコレクタ電流4
9は比較的大きな電流値となり、次に比較的小さな電流
値となり、スイッチング指令信号42が‘L’レベルに
なるとコレクタ電流49は0となる。
【0045】また、NPNタイプのトランジスタ29の
ベース信号45はスイッチング指令信号42を論理反転
手段65および23と論理積否定手段106を通して発
生させる。このベース信号45はスイッチング指令信号
42を論理反転した信号とほぼ同じで、‘L’レベルが
例えば0V、‘H’レベルが例えば5Vの値をとるもの
とする。
【0046】次に、NチャンネルタイプのMOS−FE
T31のゲート信号46はスイッチング指令信号42を
論理反転手段65,24および25と論理積否定手段1
06と信号遅延手段27を通して発生させる。
【0047】このゲート信号46は、スイッチング指令
信号42を遅延時間TBだけ遅らせたもので、‘L’レ
ベルをMOS−FET31を十分にOFFさせることの
できる電圧とし、‘H’レベルをMOS−FET31を
十分にONさせることのできる電圧とする。
【0048】トランジスタ29はエミッタホロワ型の回
路構成をとり、ベース信号45が約0.7V以上になる
とベース信号45の電圧とエミッタに接続された抵抗の
値で定まるコレクタ電流48が流れ、ベース信号45が
約0.7V以下の場合にはコレクタ電流48は0とな
る。MOS−FET31はトランジスタ29のエミッタ
に接続された抵抗の値を切り換える働きをしており、ト
ランジスタ29のベース信号が約0.7V以上でMOS
−FET31がONするとトランジスタ29のコレクタ
電流48を大きくする作用がある。
【0049】ここで、スイッチング指令信号42とコレ
クタ電流48の関係を考察すると、スイッチング指令信
号42が‘H’レベルの時にはコレクタ電流48は0
で、次にスイッチング指令信号42が‘L’レベルに変
化してから遅延時間TBが経過するまでコレクタ電流4
8は比較的大きな電流値となり、次に比較的小さな電流
値となり、スイッチング指令信号42が‘H’レベルに
なるとコレクタ電流48は0となる。
【0050】これらを整理すると、スイッチング指令信
号42にしたがってコレクタ電流49が第1の電流値1
64としコレクタ電流48が第7の電流値170とする
第1の状態と、コレクタ電流49が第2の電流値165
としコレクタ電流48が第8の電流値171とする第2
の状態と、コレクタ電流49が第5の電流値168とし
コレクタ電流48が第3の電流値166とする第3の状
態と、コレクタ電流49が第6の電流値169としコレ
クタ電流48が第4の電流値167とする第4の状態を
有し、第1の状態から順に第4の状態を繰り返し実現し
ていることがわかる。
【0051】ただし本実施例においては、第5の電流値
168,第6の電流値169,第7の電流値170,第
8の電流値171を0としている。以上が電流制御手段
125および126の動作についての説明である。
【0052】次に、電圧リミット手段97の働きについ
て述べる。ツェナーダイオード95および96で構成さ
れた電圧リミット手段97は、電流制御手段125のト
ランジスタ119が飽和しないようにトランジスタ11
9のコレクタ電圧の上限を制限する働きをしていると同
時にパワーMOS−FET1および2のゲート電圧の上
限を制限する働きをしている。また、ツェナーダイオー
ド95および96で構成された電圧リミット手段97
は、電流制御手段126のトランジスタ29が飽和しな
いようにトランジスタ29のコレクタ電圧の下限を制限
する働きをしていると同時にパワーMOS−FET1お
よび2のゲート電圧の下限を制限する働きをしている。
【0053】ここで、パワーMOS−FET1および2
のゲート電圧の上限は、パワーMOS−FET1が十分
にONできえる電圧で、かつパワーMOS−FET2が
十分にOFFできえる電圧で、かつパワーMOS−FE
T1および2のゲートとソース間の耐圧を越えない値と
する必要がある。また、パワーMOS−FET1および
2のゲート電圧の下限は、パワーMOS−FET2が十
分にONできえる電圧で、かつパワーMOS−FET1
が十分にOFFできえる電圧で、かつパワーMOS−F
ET1および2のゲートとソース間の耐圧を越えない値
とする必要がある。
【0054】一般的にNチャンネルタイプのパワーMO
S−FETのゲートとソース間の耐圧は±20V〜±3
0V程度のものが多く、またドレインとソース間の導通
を開始するゲート電圧しきい値はソース電圧を基準に+
1V〜+5V程度のものが多い。一方Pチャンネルタイ
プのパワーMOS−FETのゲートとソース間の耐圧は
±20V〜±30V程度のものが多く、またドレインと
ソース間の導通を開始するゲート電圧しきい値はソース
電圧を基準に−1V〜−5V程度のものが多い。
【0055】ここで、スイッチング指令信号42と直流
主電源14のマイナス端子を基準にしたゲート信号電圧
50の関係を図3に示す。
【0056】まず、スイッチング指令信号42が‘L’
レベルから‘H’レベルに変化すると、トランジスタ1
19のコレクタ電流49が流れ、ゲート信号電圧50は
急上昇し、ツェナーダイオード95および96が導通し
た時点で電圧が固定される。このゲート信号電圧50が
上昇するに必要な上昇時間TRは、パワーMOS−FE
T1および2やツェナーダイオード95および96等に
含まれる静電容量とコレクタ電流49との関係より定ま
る。
【0057】またツェナーダイオード95および96が
導通している状態においては、ゲート信号電圧50が大
きく変化しないため、コレクタ電流49を非常に小さな
電流としてもその電圧を維持でき、実際には抵抗105
を流れる電流値以上に設定すれば十分である。
【0058】したがって、信号遅延手段114の遅延時
間TAを上昇時間TRよりやや大きい程度に設定してお
けば、上昇時間TRを小さくでき、かつトランジスタ1
19や抵抗122等の電力損失も最小限にできる。
【0059】次に、スイッチング指令信号42が‘H’
レベルから‘L’レベルに変化すると、トランジスタ2
9のコレクタ電流48が流れゲート信号電圧50は急下
降し、ツェナーダイオード95および96が導通した時
点で電圧が固定される。このゲート信号電圧50が下降
するのに必要な時間TFは、パワーMOS−FET1お
よび2やツェナーダイオード95および96等に含まれ
る静電容量とコレクタ電流48との関係より定まる。
【0060】また、ツェナーダイオード95および96
が導通している状態においてはゲート信号電圧50が大
きく変化しないため、コレクタ電流48を非常に小さな
電流としてもその電圧を維持でき、実際には抵抗105
を流れる電流値以上に設定すれば十分である。
【0061】したがって、信号遅延手段27の遅延時間
TBを下降時間TFよりやや大きい程度に設定しておけ
ば、下降時間TFを小さくでき、かつトランジスタ29
や抵抗35等の電力損失も最小限にできる。
【0062】次に、パワーMOS−FET1および2の
動作を説明する。パワーMOS−FET1および2はゲ
ートとソースがそれぞれ共通接続しているため、ゲート
信号電圧50が電動機巻線端子電圧51よりもパワーM
OS−FET1のゲート電圧しきい値以上高くなるとパ
ワーMOS−FET1はドレインからソースに向かって
電流を流し始め、逆にゲート信号電圧50が電動機巻線
端子電圧51よりもパワーMOS−FET2のゲート電
圧しきい値以上低くなるとパワーMOS−FET2はソ
ースからドレインに向かって電流を流し始める。
【0063】したがって、ゲート信号電圧50と電動機
巻線端子電圧51の電位差は常に一定の範囲内に入り、
かつパワーMOS−FET1および2が同時に電流を流
して直流主電源14のプラス端子とマイナス端子が短絡
状態となることが本質的にありえない。次に、ダイオー
ド5,6,7および8の働きについて述べる。
【0064】一般的に電動機巻線の簡易等価回路は抵抗
とインダクタンスと誘起電圧に相当する電圧源が直列に
接続したものとして表される。したがって、純抵抗負荷
とは異なり電動機巻線端子52に印加した電圧により一
義的に電動機巻線端子52を流れる電流の方向が定まら
ず、パワーMOS−FET1がONでかつパワーMOS
−FET2がOFFでかつ電動機巻線端子52から電動
機に電流が流出しているAの状態と、パワーMOS−F
ET1がONでかつパワーMOS−FET2がOFFで
かつ電動機巻線端子52に電動機から電流が流入してい
るBの状態と、パワーMOS−FET1がOFFでかつ
パワーMOS−FET2がONでかつ電動機巻線端子5
2に電動機から電流が流入しているCの状態と、パワー
MOS−FET1がOFFでかつパワーMOS−FET
2がONでかつ電動機巻線端子52から電動機に電流が
流出しているDの状態の4つの状態を有する。
【0065】まずAの状態においては、電動機巻線端子
52を流れる電流はダイオード7およびパワーMOS−
FET1を流れることがわかる。またCの状態において
は、電動機巻線端子52を流れる電流はダイオード8お
よびパワーMOS−FET2を流れることがわかる。
【0066】またBの状態とDの状態については、電動
機巻線端子52を流れる電流はダイオード5およびダイ
オード6をそれぞれ流れることがわかる。ここでBの状
態における電動機巻線端子電圧51は、電動機巻線端子
52を流れる電流により上昇し、ダイオード5が導通し
た時点で固定されることがわかる。
【0067】一般的に、NチャンネルタイプのパワーM
OS−FETにはソースからドレインに電流を流す働き
をする寄生ダイオードが存在するが、この寄生ダイオー
ドの逆回復時間trrが非常に長いという欠点を有す。
したがって、逆回復時間trrが短いダイオード5を別
に付けてかつパワーMOS−FET1の寄生ダイオード
に電流が流れないようにダイオード7を取り付けてい
る。このダイオード5の逆回復時間trrが長いとスイ
ッチング損失が増大するため、なるべくダイオード5は
逆回復時間の短いものを選定することが好ましい。
【0068】同様に、Dの状態における電動機巻線端子
電圧51は電動機巻線端子52を流れる電流により下降
し、ダイオード6が導通した時点で固定される。
【0069】一般的に、PチャンネルタイプのパワーM
OS−FETにはドレインからソースに電流を流す働き
をする寄生ダイオードが存在するが、この寄生ダイオー
ドの逆回復時間trrが非常に長いという欠点を有す。
したがって、逆回復時間trrが短いダイオード6を別
に付けてかつパワーMOS−FET2の寄生ダイオード
に電流が流れないようにダイオード8を取り付けてい
る。このダイオード6の逆回復時間trrが長いとスイ
ッチング損失が増大するため、なるべくダイオード6は
逆回復時間の短いものを選定することが好ましい。
【0070】以上の説明によりスイッチング指令信号4
2を‘H’レベルにすると電動機巻線端子52が直流主
電源14のプラス端子に接続されることがわかる。ま
た、スイッチング指令信号42を‘L’レベルにすると
電動機巻線端子52が直流主電源14のマイナス端子に
接続され、スイッチング指令信号42を‘H’レベルか
ら‘L’レベルに変化させた時や‘L’レベルから
‘H’レベルに変化させた時においてもフローティング
時間が本質的に0である構成であることがわかる。
【0071】さらに、トランジスタ119のコレクタ電
流49とトランジスタ29のコレクタ電流48の電流値
を変えることにより、ゲート信号電圧50の上昇時間T
Rおよび下降時間TFをある程度の範囲内で自由に設定
でき、これにともなって電動機巻線端子電圧51の上昇
時間および下降時間もある程度の範囲内で自由に設定で
きるという長所を有する。
【0072】通常、電動機巻線端子電圧51の上昇時間
および下降時間は小さくするほどパワーMOS−FET
1およびパワーMOS−FET2等の電力損失が小さく
できるため好ましいが、電気雑音が大きくなるという欠
点がある。したがって、電気雑音を特に小さくしたい用
途ではあえて電動機巻線端子電圧51の上昇時間および
下降時間を大きくすることが必要であり、これに容易に
対応できる構成である。
【0073】また、図1および図4におけるパワーMO
S−FET1および2のゲートとソース間にコンデンサ
を接続することにより、さらに電動機巻線端子電圧51
の上昇時間および下降時間を大幅に長くできることはい
うまでもない。
【0074】以上が、電動機解放信号156が‘H’レ
ベル、つまりフリーランでない状態を指令している場合
における電流制御手段125および126の動作につい
ての説明であるが、最後に電動機解放信号156が
‘L’レベル、つまりフリーラン状態を指令している場
合における電流制御手段125および126の動作につ
いての説明をつけ加える。
【0075】電動機解放信号156が‘L’レベル、つ
まりフリーラン状態を指令している場合には、スイッチ
ング指令信号42にかかわらず論理積否定手段106お
よび107の出力信号はともに‘H’レベルとなり、し
たがってPNPタイプのトランジスタ119のベース信
号123は‘H’レベル、トランジスタ29のベース信
号45は‘L’レベルとなる。
【0076】この状態はいわゆる第5の状態で、第9の
電流値であるコレクタ電流49およびコレクタ電流48
はともに0である。
【0077】第5の状態となると、パワーMOS−FE
T1および2のゲート信号電圧50は抵抗105により
電動機巻線端子電圧51とほぼ同電位となる。したがっ
て、パワーMOS−FET1および2はともにOFF状
態となり、フリーラン状態が実現できる。第5の状態
は、主に何らかのトラブルが発生した場合等において、
電動機の運転を中断して電動機および制御装置を保護す
るために用いられる。
【0078】第5の状態への移行は、前記第1の状態,
第2の状態,第3の状態および第4の状態のいずれの状
態からも可能で、電動機解放信号156が‘L’レベル
に変化した瞬間に移行する。逆に第5の状態からは、電
動機解放信号156が‘H’レベルに変化した瞬間に第
1の状態または第3の状態へ移行するように構成してい
る。これは、第5の状態から第2の状態または第4の状
態に移行すると、ゲート信号電圧50の上昇または下降
に要する時間が非常に長くなり、パワーMOS−FET
1および2に過大な発熱を生じるため、この防止策であ
る。
【0079】しかしながら、第5の状態から他の状態へ
の移行は、中断していた電動機の運転を再開することを
目的とする場合が主であり、この場合においては頻度が
多くても数秒に1回程度と低いため、パワーMOS−F
ET1および2の耐量が十分あれば第5の状態から他の
すべての状態へ移行できるような構成とすることもでき
る。
【0080】なお、本実施例の電流制御手段125およ
び126は、第5の電流値168,第6の電流値16
9,第7の電流値170および第8の電流値171を0
としているが、第1の電流値164が第7の電流値17
0よりも大きな電流値とし、第2の電流値165が第8
の電流値171よりも大きな電流値とし、第3の電流値
166が第5の電流値168よりも大きな電流値とし、
第4の電流値167が第6の電流値169よりも大きな
電流値とし、第1の電流値164と第7の電流値170
の差が第2の電流値165と第8の電流値171の差よ
り大きくし、第3の電流値166と第5の電流値168
の差が第4の電流値167と第6の電流値169の差よ
り大きくすれば、第5の電流値168,第6の電流値1
69,第7の電流値170および第8の電流値171を
0以外の値とできることはいうまでもない。図2(b)
にその一例を示す。
【0081】また本実施例の電流制御手段125および
126は、第5の状態における第9の電流値も0として
いるが、第9の電流値も0以外の値とできることはいう
までもない。
【0082】つまり、トランジスタ119のコレクタ電
流49とトランジスタ29のコレクタ電流48を同一の
電流値とすれば0以外の値とすることができる。
【0083】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0084】図4において、125および126は電流
制御手段、109は信号処理手段、14は直流主電源、
15および16は直流電源、105は抵抗、97はツェ
ナーダイオード95および96で構成された電圧リミッ
ト手段で、以上は図1の構成と同様なものである。図1
の構成と異なるのは、パワーMOS−FET1および2
とダイオード5,6,7および8を、逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するNチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET1aとPチャンネルタイプのパワー
MOS−FET2aとした点である。
【0085】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図4の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0086】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0087】図5において、1はNチャンネルタイプの
パワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパワ
ーMOS−FET、5,6,7および8はダイオード、
126は電流制御手段、109は信号処理手段、14は
直流主電源、15および16は直流電源、105は抵
抗、97はツェナーダイオード95および96で構成さ
れた電圧リミット手段で、以上は図1の構成と同様なも
のである。図1の構成と異なるのは、電流制御手段12
5をカレントミラー手段98と電流制御手段127で構
成した点である。
【0088】以上のように構成されたPWMインバータ
用出力回路について、図1の構成と異なるカレントミラ
ー手段98と電流制御手段127の動作を説明する。
【0089】ここでも説明を簡単にするために、まず電
動機解放信号156が‘H’レベル、つまりフリーラン
でない状態を指令している場合についてすべて説明し、
最後に電動機解放信号156が‘L’レベル、つまりフ
リーラン状態を指令している場合についての説明をつけ
加えることにする。
【0090】まず、電流制御手段127の動作を図6を
用いて詳しく説明する。NPNタイプのトランジスタ2
8のベース信号43はスイッチング指令信号42を論理
積否定手段107と論理反転手段20を通して発生させ
る。このベース信号43はスイッチング指令信号42と
ほぼ同じで、‘L’レベルが例えば0V、‘H’レベル
が例えば5Vの値をとるものとする。
【0091】次に、NチャンネルタイプのMOS−FE
T30のゲート信号44はスイッチング指令信号42を
論理反転手段21および22と論理積否定手段107と
信号遅延手段26を通して発生させる。このゲート信号
44は、スイッチング指令信号42を論理反転した信号
を遅延時間TAだけ遅らせたもので、‘L’レベルをM
OS−FET30を十分にOFFさせることのできる電
圧とし、‘H’レベルをMOS−FET30を十分にO
Nさせることのできる電圧とする。
【0092】トランジスタ28はエミッタホロワ型の回
路構成をとり、ベース信号43が約0.7V以上になる
とベース信号43の電圧とエミッタに接続された抵抗の
値で定まるコレクタ電流47が流れ、ベース信号43が
約0.7V以下の場合にはコレクタ電流47は0とな
る。
【0093】MOS−FET30はトランジスタ28の
エミッタに接続された抵抗の値を切り換える働きをして
おり、トランジスタ28のベース信号が約0.7V以上
でMOS−FET30がONするとトランジスタ28の
コレクタ電流47を大きくする作用がある。
【0094】ここで、スイッチング指令信号42とコレ
クタ電流47の関係を考察すると、スイッチング指令信
号42が‘L’レベルの時にはコレクタ電流47は0
で、次にスイッチング指令信号42が‘H’レベルに変
化してから遅延時間TAが経過するまでコレクタ電流4
7は比較的大きな電流値となり、次に比較的小さな電流
値となり、スイッチング指令信号42が‘L’レベルに
なるとコレクタ電流47は0となる。以上が電流制御手
段127の動作についての説明である。
【0095】次に、カレントミラー手段98の働きにつ
いて述べる。抵抗11および12とトランジスタ9およ
び10は互いにカレントミラー構成をとり、トランジス
タ9が飽和しない範囲において、トランジスタ9のコレ
クタ電流49をトランジスタ28のコレクタ電流47に
対応した電流とする働きをする。ここで、トランジスタ
9のコレクタ電圧が上昇し過ぎてトランジスタ9が飽和
してON状態となると、コレクタ電流47とコレクタ電
流49の比例関係がくずれ、さらにトランジスタ9の次
のOFF動作が遅くなってしまうため、トランジスタ9
を飽和させずに動作させることが必要である。そこで、
ツェナーダイオード95および96で構成された電圧リ
ミット手段97により、トランジスタ9が飽和しないよ
うにトランジスタ9のコレクタ電圧の上限を制限してい
る。
【0096】ここで、スイッチング指令信号42とトラ
ンジスタ9のコレクタ電流49の関係を考察すると、ス
イッチング指令信号42が‘L’レベルの時にはコレク
タ電流49は0で、次にスイッチング指令信号42が
‘H’レベルに変化してから遅延時間TAが経過するま
でコレクタ電流49は比較的大きな電流値となり、次に
比較的小さな電流値となり、スイッチング指令信号42
が‘L’レベルになるとコレクタ電流49は0となる。
【0097】以上が、電動機解放信号156が‘H’レ
ベル、つまりフリーランでない状態を指令している場合
における電流制御手段127とカレントミラー手段98
の動作についての説明であるが、最後に電動機解放信号
156が‘L’レベル、つまりフリーラン状態を指令し
ている場合における電流制御手段127とカレントミラ
ー手段98の動作についての説明をつけ加える。電動機
解放信号156が‘L’レベル、つまりフリーラン状態
を指令している場合には、スイッチング指令信号42に
かかわらず論理積否定手段107の出力信号は‘H’レ
ベルとなり、したがってNPNタイプのトランジスタ2
8のベース信号43は‘L’レベルとなる。この状態
は、コレクタ電流47は0であり、トランジスタ9のコ
レクタ電流49も0となる。いわゆる第5の状態とな
る。
【0098】以上のように、カレントミラー手段98と
電流制御手段127は、電流制御手段125と同等の動
作を行うことがわかる。
【0099】また、図5,図7,図8,図9,図10お
よび図11においてもパワーMOS−FET1および2
のゲートとソース間にコンデンサを接続することによ
り、さらに電動機巻線端子電圧51の上昇時間および下
降時間を大幅に長くできることはいうまでもない。
【0100】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図7において、
126および127は電流制御手段、98はカレントミ
ラー手段、109は信号処理手段、14は直流主電源、
15および16は直流電源、105は抵抗、97はツェ
ナーダイオード95および96で構成された電圧リミッ
ト手段で、以上は図5の構成と同様なものである。
【0101】図5の構成と異なるのは、パワーMOS−
FET1および2とダイオード5,6,7および8を、
逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するNチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャンネ
ルタイプのパワーMOS−FET2aとした点である。
【0102】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図7の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0103】なお、図5および図7におけるPNPタイ
プのトランジスタ10をダイオードとして表現しても良
いことはいうまでもない。
【0104】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0105】図8において、1はNチャンネルタイプの
パワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパワ
ーMOS−FET、5,6,7および8はダイオード、
126および127は電流制御手段、109は信号処理
手段、14は直流主電源、15および16は直流電源、
105は抵抗、97はツェナーダイオード95および9
6で構成された電圧リミット手段で、以上は図5の構成
と同様なものである。
【0106】図5の構成と異なるのは、PNPタイプの
トランジスタ9および10と抵抗11および12で構成
していたカレントミラー手段98を、PNPタイプのト
ランジスタ9と抵抗11および12で簡易的にカレント
ミラー手段を構成した点である。
【0107】図8におけるカレントミラー手段は図5に
おけるカレントミラー手段に比べ精度や温度特性が劣る
ために直流電源15の電圧を高くする必要があるが、そ
れが許容される場合では実用上問題はない。
【0108】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0109】図9において、126および127は電流
制御手段、98はカレントミラー手段、109は信号処
理手段、14は直流主電源、15および16は直流電
源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図8の
構成と同様なものである。
【0110】図8の構成と異なるのは、パワーMOS−
FET1および2とダイオード5,6,7および8を、
逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するNチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャンネ
ルタイプのパワーMOS−FET2aとした点である。
最近、パワーMOS−FETの技術が進歩し、寄生ダイ
オードの逆回復時間trrが非常に短いものもごく一部
で製造されている。この逆回復時間trrの短い寄生ダ
イオードを有するパワーMOS−FETが入手できる場
合においては図9の構成をとることができ、部品点数の
削減をすることができる。
【0111】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0112】図10において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、126および127は電流制御手段、109は信号
処理手段、14は直流主電源、15および16は直流電
源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図5の
構成と同様なものである。
【0113】図5の構成と異なるのは、PNPタイプの
トランジスタ9および10と抵抗11および12で構成
していたカレントミラー手段98を、PNPタイプのト
ランジスタ9とNPNタイプのトランジスタ128とダ
イオード129と抵抗11および130でカレントミラ
ー手段を構成した点である。
【0114】図5におけるカレントミラー手段では、P
NPトランジスタ9のコレクタ電圧が下降する際、PN
Pトランジスタ9のベース電圧がコレクタ出力容量Co
bを流れる電流によって低下しPNPトランジスタ9を
ONしてしまう。このため、PNPトランジスタ9のコ
レクタに電流を漏洩する結果となり、ゲート信号電圧5
0の下降時間が長くなりパワーMOS−FETのスイッ
チング損失を増大してしまう。
【0115】したがってこれを防ぐためには、PNPタ
イプのトランジスタ9をコレクタ出力容量Cobが非常
に小さいものを選択する必要がある。
【0116】これに対して図10におけるカレントミラ
ー手段では、PNPトランジスタ9のコレクタ電圧が下
降する際に、コレクタ出力容量Cobを流れる電流がN
PNトランジスタ128のエミッタ電流によって補われ
るため、PNPトランジスタ9のベース電圧の低下を防
止でき、PNPタイプのトランジスタ9をコレクタ出力
容量Cobが比較的大きなものを選択してもスイッチン
グ損失の少ない構成とすることができる。
【0117】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0118】図11において、126および127は電
流制御手段、98はカレントミラー手段、109は信号
処理手段、14は直流主電源、15および16は直流電
源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図10
の構成と同様なものである。
【0119】図10の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0120】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図11の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0121】(実施例9)以下本発明の第9の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0122】図12において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、109は信号処理手段、14は直流主電源、15お
よび16は直流電源、105は抵抗、97はツェナーダ
イオード95および96で構成された電圧リミット手段
で、以上は図1の構成と同様なものである。
【0123】図1の構成と異なるのは、電流制御手段1
26をカレントミラー手段132と電流制御手段131
で構成した点と電流制御手段125を電流制御手段16
3とした点である。
【0124】以上のように構成されたPWMインバータ
用出力回路について、図1の構成と異なるカレントミラ
ー手段132と電流制御手段131の動作を説明する。
【0125】ここでも説明を簡単にするために、まず電
動機解放信号156が‘H’レベル、つまりフリーラン
でない状態を指令している場合についてすべて説明し、
最後に電動機解放信号156が‘L’レベル、つまりフ
リーラン状態を指令している場合についての説明をつけ
加えることにする。
【0126】まず、電流制御手段131の動作を図13
を用いて詳しく説明する。PNPタイプのトランジスタ
137のベース信号148はスイッチング指令信号42
を論理積否定手段106と論理反転手段65,161お
よび139を通して発生させる。このベース信号148
はスイッチング指令信号42が‘H’レベルの場合に例
えば直流電源15のプラス端子と同電位、‘L’レベル
の場合に例えば直流電源15のプラス端子より5V低い
電位とする。
【0127】次に、PチャンネルタイプのMOS−FE
T138のゲート信号149はスイッチング指令信号4
2を論理反転手段65,161,140および141と
論理積否定手段106と信号遅延手段142を通して発
生させる。このゲート信号149はスイッチング指令信
号42を論理反転し遅延時間TBだけ遅らせたもので、
‘L’レベルをMOS−FET138を十分にONさせ
ることのできる電圧とし、‘H’レベルをMOS−FE
T138を十分にOFFさせることのできる電圧とす
る。
【0128】トランジスタ137はエミッタホロワ型の
回路構成をとり、ベース信号148の電位が直流電源1
5のプラス端子の電位に比べ約0.7V以上低くなると
エミッタに接続された抵抗の値とそれに印加される電圧
で定まる電流がほぼコレクタ電流150として流れ、ベ
ース信号148の電位と直流電源15のプラス端子の電
位との差が約0.7V以下の場合にはコレクタ電流15
0は0となる。
【0129】MOS−FET138はトランジスタ13
7のエミッタに接続された抵抗の値を切り換える働きを
しており、トランジスタ137のベース信号の電位が直
流電源15のプラス端子の電位に比べ約0.7V以上低
い状態でMOS−FET138がONするとトランジス
タ137のコレクタ電流150を大きくする作用があ
る。
【0130】ここで、スイッチング指令信号42とコレ
クタ電流150の関係を考察すると、スイッチング指令
信号42が‘H’レベルの時にはコレクタ電流150は
0で、次に、スイッチング指令信号42が‘L’レベル
に変化してから遅延時間TBが経過するまでコレクタ電
流150は比較的大きな電流値となり、次に比較的小さ
な電流値となり、スイッチング指令信号42が‘H’レ
ベルになるとコレクタ電流150は0となる。以上が電
流制御手段131の動作についての説明である。
【0131】次に、カレントミラー手段132の働きに
ついて述べる。抵抗135および136とトランジスタ
133および134は互いにカレントミラー構成をと
り、トランジスタ133が飽和しない範囲において、ト
ランジスタ133のコレクタ電流48をトランジスタ1
37のコレクタ電流150に対応した電流とする働きを
する。ここで、トランジスタ133のコレクタ電圧が下
降し過ぎてトランジスタ133が飽和してON状態とな
ると、コレクタ電流150とコレクタ電流48の比例関
係がくずれ、さらにトランジスタ133の次のOFF動
作が遅くなってしまうため、トランジスタ133を飽和
させずに動作させることが必要である。そこで、ツェナ
ーダイオード95および96で構成された電圧リミット
手段97により、トランジスタ133が飽和しないよう
にトランジスタ133のコレクタ電圧の下限を制限して
いる。
【0132】ここで、スイッチング指令信号42とトラ
ンジスタ133のコレクタ電流48の関係を考察する
と、スイッチング指令信号42が‘H’レベルの時には
コレクタ電流48は0で、次にスイッチング指令信号4
2が‘L’レベルに変化してから遅延時間TBが経過す
るまでコレクタ電流48は比較的大きな電流値となり、
次に比較的小さな電流値となり、スイッチング指令信号
42が‘H’レベルになるとコレクタ電流48は0とな
る。
【0133】以上が、電動機解放信号156が‘H’レ
ベル、つまりフリーランでない状態を指令している場合
における電流制御手段131とカレントミラー手段13
2の動作についての説明であるが、最後に電動機解放信
号156が‘L’レベル、つまりフリーラン状態を指令
している場合における電流制御手段131とカレントミ
ラー手段132の動作についての説明をつけ加える。
【0134】電動機解放信号156が‘L’レベル、つ
まりフリーラン状態を指令している場合には、スイッチ
ング指令信号42にかかわらず論理積否定手段106の
出力信号は‘H’レベルとなり、したがってPNPタイ
プのトランジスタ137のベース信号148は‘H’レ
ベルとなる。この状態はコレクタ電流150は0であ
り、トランジスタ133のコレクタ電流48も0とな
る。いわゆる第5の状態となる。
【0135】以上のように、カレントミラー手段132
と電流制御手段131は、電流制御手段126と同等の
動作を行うことがわかる。
【0136】また、図1の構成と異なる電流制御手段1
63は、電流制御手段125のホトカプラ115を論理
反転手段162とした点である。これは、電流制御手段
163および131と信号処理手段109の論理素子を
共通電源により動作させることにより絶縁を考慮する必
要がなく、電流制御手段162の構成により電流制御手
段125と同等の動作をえることができる。
【0137】また、図12,図14,図15,図16,
図17および図18においてもパワーMOS−FET1
および2のゲートとソース間にコンデンサを接続するこ
とにより、さらに電動機巻線端子電圧51の上昇時間お
よび下降時間を大幅に長くできることはいうまでもな
い。
【0138】(実施例10)以下本発明の第10の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0139】図14において、131および163は電
流制御手段、132はカレントミラー手段、109は信
号処理手段、14は直流主電源、15および16は直流
電源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95お
よび96で構成された電圧リミット手段で、以上は図1
2の構成と同様なものである。
【0140】図12の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0141】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図14の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0142】なお、図12および図14におけるPNP
タイプのトランジスタ134をダイオードとして表現し
ても良いことはいうまでもない。
【0143】(実施例11)以下本発明の第11の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0144】図15において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、131および163は電流制御手段、109は信号
処理手段、14は直流主電源、15および16は直流電
源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図12
の構成と同様なものである。
【0145】図12の構成と異なるのは、NPNタイプ
のトランジスタ133および134と抵抗135および
136で構成していたカレントミラー手段132を、N
PNタイプのトランジスタ133と抵抗135および1
36で簡易的にカレントミラー手段を構成した点であ
る。図15におけるカレントミラー手段は図12におけ
るカレントミラー手段に比べ精度や温度特性が劣るため
に直流電源15の電圧を高くする必要があるが、それが
許容される場合では実用上問題はない。
【0146】(実施例12)以下本発明の第12の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0147】図16において、131および163は電
流制御手段、132はカレントミラー手段、109は信
号処理手段、14は直流主電源、15および16は直流
電源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95お
よび96で構成された電圧リミット手段で、以上は図1
5の構成と同様なものである。
【0148】図15の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0149】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図16の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0150】(実施例13)以下本発明の第13の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0151】図17において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、131および163は電流制御手段、109は信号
処理手段、14は直流主電源、15および16は直流電
源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図12
の構成と同様なものである。
【0152】図12の構成と異なるのは、NPNタイプ
のトランジスタ133および134と抵抗135および
136で構成していたカレントミラー手段132を、N
PNタイプのトランジスタ133とPNPタイプのトラ
ンジスタ152とダイオード153と抵抗135および
154でカレントミラー手段を構成した点である。
【0153】図12におけるカレントミラー手段では、
NPNトランジスタ133のコレクタ電圧が上昇する
際、NPNトランジスタ133のベース電圧がコレクタ
出力容量Cobを流れる電流によって上昇しNPNトラ
ンジスタ133をONしてしまう。このため、NPNト
ランジスタ133のコレクタに電流を漏洩する結果とな
り、ゲート信号電圧50の上昇時間が長くなりパワーM
OS−FETのスイッチング損失を増大してしまう。
【0154】したがってこれを防ぐためには、NPNタ
イプのトランジスタ133をコレクタ出力容量Cobが
非常に小さいものを選択する必要がある。
【0155】これに対して図17におけるカレントミラ
ー手段では、NPNトランジスタ133のコレクタ電圧
が上昇する際に、コレクタ出力容量Cobを流れる電流
をPNPトランジスタ152のエミッタ電流によって除
去することができ、NPNトランジスタ133のベース
電圧の上昇を防止でき、NPNタイプのトランジスタ1
33をコレクタ出力容量Cobが比較的大きなものを選
択してもスイッチング損失の少ない構成とすることがで
きる。
【0156】(実施例14)以下本発明の第14の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0157】図18において、131および163は電
流制御手段、132はカレントミラー手段、109は信
号処理手段、14は直流主電源、15および16は直流
電源、105は抵抗、97はツェナーダイオード95お
よび96で構成された電圧リミット手段で、以上は図1
7の構成と同様なものである。
【0158】図17の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0159】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図18の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0160】なお、図31に示すように三相PWMイン
バータを構成する場合においては、一般的に直流主電源
を共通接続して3個のPWMインバータ用出力回路を配
置するが、本発明によるPWMインバータ用出力回路に
おいてはさらに第1,第2,第3,第4,第5,第6,
第7,第8,第9,第10,第11,第12,第13お
よび第14の実施例における直流電源15および16も
共通接続できることはいうまでもない。
【0161】(実施例15)以下本発明の第15の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0162】図19において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、98はカレントミラー手段、14は直流主電源、1
5および16は直流電源、97は電圧リミット手段でツ
ェナーダイオード95および96で構成されている。
【0163】図5の構成と異なるのは、抵抗105を省
き電流制御手段126および127と信号処理手段10
9を電流制御手段13で構成した点である。電動機をフ
リーラン状態にする必要がない場合においては図19の
構成をとることができる。
【0164】また、図19,図20,図21,図22,
図23および図24においてもパワーMOS−FET1
および2のゲートとソース間にコンデンサを接続するこ
とにより、さらに電動機巻線端子電圧51の上昇時間お
よび下降時間を大幅に長くできることはいうまでもな
い。
【0165】(実施例16)以下本発明の第16の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0166】図20において、98はカレントミラー手
段、13は電流制御手段、14は直流主電源、15およ
び16は直流電源、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図19
の構成と同様なものである。
【0167】図19の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0168】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図20の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0169】なお、図19および図20におけるPNP
タイプのトランジスタ10をダイオードとして表現して
も良いことはいうまでもない。
【0170】(実施例17)以下本発明の第17の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0171】図21において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、13は電流制御手段、14は直流主電源、15およ
び16は直流電源、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図19
の構成と同様なものである。
【0172】図19の構成と異なるのは、PNPタイプ
のトランジスタ9および10と抵抗11および12で構
成していたカレントミラー手段98を、PNPタイプの
トランジスタ9と抵抗11および12で簡易的にカレン
トミラー手段を構成した点である。図21におけるカレ
ントミラー手段は図19におけるカレントミラー手段に
比べ精度や温度特性が劣るために直流電源15の電圧を
高くする必要があるが、それが許容される場合では実用
上問題はない。
【0173】(実施例18)以下本発明の第18の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0174】図22において、98はカレントミラー手
段、13は電流制御手段、14は直流主電源、15およ
び16は直流電源、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図21
の構成と同様なものである。
【0175】図21の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0176】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図22の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0177】(実施例19)以下本発明の第19の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0178】図23において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、13は電流制御手段、14は直流主電源、15およ
び16は直流電源、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図19
の構成と同様なものである。
【0179】図19の構成と異なるのは、PNPタイプ
のトランジスタ9および10と抵抗11および12で構
成していたカレントミラー手段98を、PNPタイプの
トランジスタ9とNPNタイプのトランジスタ128と
ダイオード129と抵抗11および130でカレントミ
ラー手段を構成した点である。
【0180】図19におけるカレントミラー手段では、
PNPトランジスタ9のコレクタ電圧が下降する際、P
NPトランジスタ9のベース電圧がコレクタ出力容量C
obを流れる電流によって低下しPNPトランジスタ9
をONしてしまう。このため、PNPトランジスタ9の
コレクタに電流を漏洩する結果となり、ゲート信号電圧
50の下降時間が長くなりパワーMOS−FETのスイ
ッチング損失を増大してしまう。
【0181】したがってこれを防ぐためには、PNPタ
イプのトランジスタ9をコレクタ出力容量Cobが非常
に小さいものを選択する必要がある。
【0182】これに対して図23におけるカレントミラ
ー手段では、PNPトランジスタ9のコレクタ電圧が下
降する際に、コレクタ出力容量Cobを流れる電流がN
PNトランジスタ128のエミッタ電流によって補われ
るため、PNPトランジスタ9のベース電圧の低下を防
止でき、PNPタイプのトランジスタ9をコレクタ出力
容量Cobが比較的大きなものを選択してもスイッチン
グ損失の少ない構成とすることができる。
【0183】(実施例20)以下本発明の第20の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0184】図24において、98はカレントミラー手
段、13は電流制御手段、14は直流主電源、15およ
び16は直流電源、97はツェナーダイオード95およ
び96で構成された電圧リミット手段で、以上は図23
の構成と同様なものである。
【0185】図23の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0186】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図24の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0187】(実施例21)以下本発明の第21の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0188】図25において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、132はカレントミラー手段、14は直流主電源、
15および16は直流電源、97は電圧リミット手段で
ツェナーダイオード95および96で構成されている。
【0189】図12の構成と異なるのは、抵抗105を
省き電流制御手段131および163と、信号処理手段
109を信号処理手段155で構成した点である。電動
機をフリーラン状態にする必要がない場合においては図
25の構成をとることができる。
【0190】また、図25,図26,図27,図28,
図29および図30においてもパワーMOS−FET1
および2のゲートとソース間にコンデンサを接続するこ
とにより、さらに電動機巻線端子電圧51の上昇時間お
よび下降時間を大幅に長くできることはいうまでもな
い。
【0191】(実施例22)以下本発明の第22の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0192】図26において、132はカレントミラー
手段、155は電流制御手段、14は直流主電源、15
および16は直流電源、97はツェナーダイオード95
および96で構成された電圧リミット手段で、以上は図
25の構成と同様なものである。
【0193】図25の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0194】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図26の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0195】なお、図25および図26におけるNPN
タイプのトランジスタ134ダイオードとして表現して
も良いことはいうまでもない。
【0196】(実施例23)以下本発明の第23の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0197】図27において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、155は電流制御手段、14は直流主電源、15お
よび16は直流電源、97はツェナーダイオード95お
よび96で構成された電圧リミット手段で、以上は図2
5の構成と同様なものである。
【0198】図25の構成と異なるのは、NPNタイプ
のトランジスタ133および134と抵抗135および
136で構成していたカレントミラー手段132を、N
PNタイプのトランジスタ133と抵抗135および1
36で簡易的にカレントミラー手段を構成した点であ
る。図27におけるカレントミラー手段は図25におけ
るカレントミラー手段に比べ精度や温度特性が劣るため
に直流電源15の電圧を高くする必要があるが、それが
許容される場合では実用上問題はない。
【0199】(実施例24)以下本発明の第24の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0200】図28において、132はカレントミラー
手段、155は電流制御手段、14は直流主電源、15
および16は直流電源、97はツェナーダイオード95
および96で構成された電圧リミット手段で、以上は図
27の構成と同様なものである。
【0201】図27の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0202】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図28の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0203】(実施例25)以下本発明の第25の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0204】図29において、1はNチャンネルタイプ
のパワーMOS−FET、2はPチャンネルタイプのパ
ワーMOS−FET、5,6,7および8はダイオー
ド、155は電流制御手段、14は直流主電源、15お
よび16は直流電源、97はツェナーダイオード95お
よび96で構成された電圧リミット手段で、以上は図2
5の構成と同様なものである。
【0205】図25の構成と異なるのは、NPNタイプ
のトランジスタ133および134と抵抗135および
136で構成していたカレントミラー手段132を、N
PNタイプのトランジスタ133とPNPタイプのトラ
ンジスタ152とダイオード153と抵抗135および
154でカレントミラー手段を構成した点である。
【0206】図25におけるカレントミラー手段では、
NPNトランジスタ133のコレクタ電圧が上昇する
際、NPNトランジスタ133のベース電圧がコレクタ
出力容量Cobを流れる電流によって上昇しNPNトラ
ンジスタ133をONしてしまう。このため、NPNト
ランジスタ133のコレクタに電流を漏洩する結果とな
り、ゲート信号電圧50の上昇時間が長くなりパワーM
OS−FETのスイッチング損失を増大してしまう。
【0207】したがってこれを防ぐためには、NPNタ
イプのトランジスタ133をコレクタ出力容量Cobが
非常に小さいものを選択する必要がある。
【0208】これに対して図29におけるカレントミラ
ー手段では、NPNトランジスタ133のコレクタ電圧
が上昇する際に、コレクタ出力容量Cobを流れる電流
をPNPトランジスタ152のエミッタ電流によって除
去することができ、NPNトランジスタ133のベース
電圧の上昇を防止でき、NPNタイプのトランジスタ1
33をコレクタ出力容量Cobが比較的大きなものを選
択してもスイッチング損失の少ない構成とすることがで
きる。
【0209】(実施例26)以下本発明の第26の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0210】図30において、132はカレントミラー
手段、155は電流制御手段、14は直流主電源、15
および16は直流電源、97はツェナーダイオード95
および96で構成された電圧リミット手段で、以上は図
29の構成と同様なものである。
【0211】図29の構成と異なるのは、パワーMOS
−FET1および2とダイオード5,6,7および8
を、逆回復時間trrの短い寄生ダイオードを有するN
チャンネルタイプのパワーMOS−FET1aとPチャ
ンネルタイプのパワーMOS−FET2aとした点であ
る。
【0212】最近、パワーMOS−FETの技術が進歩
し、寄生ダイオードの逆回復時間trrが非常に短いも
のもごく一部で製造されている。この逆回復時間trr
の短い寄生ダイオードを有するパワーMOS−FETが
入手できる場合においては図30の構成をとることがで
き、部品点数の削減をすることができる。
【0213】なお、図31に示すように三相PWMイン
バータを構成する場合においては、一般的に直流主電源
を共通接続して3個のPWMインバータ用出力回路を配
置するが、本発明によるPWMインバータ用出力回路に
おいてはさらに第15,第16,第17,第18,第1
9,第20,第21,第22,第23,第24,第25
および第26の実施例における直流電源15および16
も共通接続できることはいうまでもない。
【0214】
【発明の効果】以上のように本発明は、Nチャンネルタ
イプの第1のパワーMOS−FETと、Pチャンネルタ
イプの第2のパワーMOS−FETと、第1,第2,第
3および第4のダイオードと、電流出力端子を有し前記
電流出力端子より流出する電流を制御する電流制御手段
1と、電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入す
る電流を制御する電流制御手段2と、直流主電源とを備
えたものである。
【0215】そして、この構成において、第1のパワー
MOS−FETのドレインと第3のダイオードのカソー
ドを接続し、第3のダイオードのアノードと第1のダイ
オードのカソードと前記直流主電源のプラス端子を接続
し、第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダ
イオードのアノードを接続し、第4のダイオードのカソ
ードと第2のダイオードのアノードと前記直流主電源の
マイナス端子を接続し、第1のパワーMOS−FETの
ソースと第1のダイオードのアノードと第2のパワーM
OS−FETのソースと第2のダイオードのカソードを
接続し、第1のパワーMOS−FETのゲートと第2の
パワーMOS−FETのゲートと前記電流制御手段1の
電流出力端子と前記電流制御手段2の電流入力端子を接
続し、第1または第2のパワーMOS−FETのゲート
とソース間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対して
ツェナー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続し
た構成としたものである。
【0216】そして、上記構成とすることにより、フロ
ーティング状態が本質的になくフローティング時間が0
でスイッチング指令信号と電動機巻線端子の平均電圧が
一義的に定まることにより制御誤差が非常に小さく、か
つ消費電力も少ない優れたPWMインバータ用出力回路
を安価に提供することができるものである。さらに必要
に応じて、電気雑音の発生が非常に小さな優れたPWM
インバータ用出力回路を安価に提供することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図2】(a)本発明の第1の実施例におけるPWMイ
ンバータ用出力回路の電流制御手段の動作を示す図 (b)本発明の第1の実施例におけるPWMインバータ
用出力回路の電流制御手段の他の動作を示す図
【図3】本発明の第1の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の動作を示す図
【図4】本発明の第2の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図5】本発明の第3の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図6】本発明の第3の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の電流制御手段の動作を示す図
【図7】本発明の第4の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図8】本発明の第5の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図9】本発明の第6の実施例におけるPWMインバー
タ用出力回路の構成図
【図10】本発明の第7の実施例におけるPWMインバ
ータ用出力回路の構成図
【図11】本発明の第8の実施例におけるPWMインバ
ータ用出力回路の構成図
【図12】本発明の第9の実施例におけるPWMインバ
ータ用出力回路の構成図
【図13】本発明の第9の実施例におけるPWMインバ
ータ用出力回路の電流制御手段の動作を示す図
【図14】本発明の第10の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図15】本発明の第11の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図16】本発明の第12の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図17】本発明の第13の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図18】本発明の第14の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図19】本発明の第15の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図20】本発明の第16の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図21】本発明の第17の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図22】本発明の第18の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図23】本発明の第19の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図24】本発明の第20の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図25】本発明の第21の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図26】本発明の第22の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図27】本発明の第23の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図28】本発明の第24の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図29】本発明の第25の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図30】本発明の第26の実施例におけるPWMイン
バータ用出力回路の構成図
【図31】一般的なPWMインバータの構成を示す略線
【図32】従来のPWMインバータ用出力回路の構成図
【図33】従来のPWMインバータ用出力回路の動作を
示す図
【符号の説明】
1,1a NチャンネルタイプのパワーMOS−FET 2,2a PチャンネルタイプのパワーMOS−FET 5,6,7,8,78,79,129,153 ダイオ
ード 9,10,119,137,152 PNPタイプのト
ランジスタ 11,12,32,33,34,35,83,84,8
5,86,87,88,89,90,91,92,10
5,116,117,121,122,130,13
5,136,146,147,154 抵抗 13,125,126,127,131,155,16
3 電流制御手段 14 直流主電源 15,16,93,94,118 直流電源 20,21,22,23,24,25,65,111,
112,113,139,140,141,161,1
62 論理反転手段 26,27,114,142 信号遅延手段 28,29,74,75,76,77,128,13
3,134 NPNタイプのトランジスタ 30,31 NチャンネルタイプのMOS−FET 42,61,62 スイッチング指令信号 52,63,64 電動機巻線端子 53 PWMインバータ用出力回路 54 第1の状態 55 第2の状態 56 第3の状態 57 第4の状態 58 周波数電圧設定手段 59 PWM制御回路 60 電動機 66,67 オンディレイ回路 68,69 ベースドライブ回路 70,71 パワートランジスタ 72,73,115 ホトカプラ 95,96 ツェナーダイオード 97 電圧リミット手段 98,132 カレントミラー手段 106,107 論理積否定手段 109 信号処理手段 120,138 PチャンネルタイプのMOS−FET 157,158 論理積手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/537

Claims (35)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、第1,第2,第3および第4のダイオード
    と、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段1と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段2と、 直流主電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと前記電流制御手段1の電流出力
    端子と前記電流制御手段2の電流入力端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段1および前記電流制御手段2が、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第7の電流値とする第1の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第2の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第8の電流値とする第2の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第5の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第3の電流値とする第3の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第6の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第4の電流値とする第4の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第9の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流も第9の電流値とする第5の状態を有
    し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  2. 【請求項2】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段1と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段2と、 直流主電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と前記電流制御手段1の電流出力端子と前記電流制御手
    段2の電流入力端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段1および前記電流制御手段2が、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第7の電流値とする第1の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第2の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第8の電流値とする第2の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第5の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第3の電流値とする第3の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第6の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流を第4の電流値とする第4の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第9の電流値とし前記電流制御手段2の電流入力端子よ
    り流入する電流も第9の電流値とする第5の状態を有
    し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  3. 【請求項3】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、第1,第2,第3および第4のダイオード
    と、 電流流入端子と第1および第2の電流流出端子を持ち前
    記第2の電流流出端子から流出する電流に対応した電流
    を前記第1の電流流出端子から流出させる働きをするカ
    レントミラー手段1と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段3と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段2と、 直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス
    端子を接続した第1の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと前記カレントミラー手段1の第
    1の電流流出端子と前記電流制御手段2の電流入力端子
    を接続し、前記カレントミラー手段1の第2の電流流出
    端子と前記電流制御手段3の電流入力端子を接続し、 第1の直流電源のプラス端子と前記カレントミラー手段
    1の電流流入端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記カレントミラー手段1および前記電流制御手段2
    が、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第1の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第7の電流値とする第1
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第2の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第8の電流値とする第2
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第5の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第3の電流値とする第3
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第6の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第4の電流値とする第4
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第9の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流も第9の電流値とする第5
    の状態を有し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  4. 【請求項4】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、 電流流入端子と第1および第2の電流流出端子を持ち前
    記第2の電流流出端子から流出する電流に対応した電流
    を前記第1の電流流出端子から流出させる働きをするカ
    レントミラー手段1と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段3と、 電流入力端子を有し前記電流入力端子より流入する電流
    を制御する電流制御手段2と、 直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス
    端子を接続した第1の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子と前
    記電流制御手段2の電流入力端子を接続し、前記カレン
    トミラー手段1の第2の電流流出端子と前記電流制御手
    段3の電流入力端子を接続し、 第1の直流電源のプラス端子と前記カレントミラー手段
    1の電流流入端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記カレントミラー手段1および前記電流制御手段2
    が、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第1の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第7の電流値とする第1
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第2の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第8の電流値とする第2
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第5の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第3の電流値とする第3
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第6の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流を第4の電流値とする第4
    の状態と、 前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子より流
    出する電流を第9の電流値とし前記電流制御手段2の電
    流入力端子より流入する電流も第9の電流値とする第5
    の状態を有し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  5. 【請求項5】前記カレントミラー手段1が、 PNPタイプの第3および第4のトランジスタを有し、
    前記第3のトランジスタのコレクタを第1の電流流出端
    子とし、前記第4のトランジスタのベースとコレクタと
    前記第3のトランジスタのベースを接続したものを第2
    の電流流出端子とし、前記第3および第4のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものを電
    流流入端子とした請求項3または4記載のPWMインバ
    ータ用出力回路。
  6. 【請求項6】前記カレントミラー手段1が、 PNPタイプの第3のトランジスタを有し、前記第3の
    トランジスタのコレクタを第1の電流流出端子とし、前
    記第3のトランジスタのベースを第2の電流流出端子と
    し、前記第3のトランジスタのベースとエミッタにそれ
    ぞれ抵抗を介して接続したものを電流流入端子とした請
    求項3または4記載のPWMインバータ用出力回路。
  7. 【請求項7】前記カレントミラー手段1が、 PNPタイプの第3のトランジスタとNPNタイプの第
    5のトランジスタと第5のダイオードを有し、 前記第3のトランジスタのコレクタを第1の電流流出端
    子とし、 前記第5のトランジスタのベースと前記第5のダイオー
    ドのカソードを接続したものを第2の電流流出端子と
    し、 前記第3のトランジスタのベースと前記第5のトランジ
    スタのエミッタと前記第5のダイオードのアノードを接
    続し、 前記第5のトランジスタのベースと前記第5のダイオー
    ドのカソードを接続したものと、前記第3のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものと、
    前記第5のトランジスタのコレクタを接続したものを電
    流流入端子とした請求項3または4記載のPWMインバ
    ータ用出力回路。
  8. 【請求項8】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、第1,第2,第3および第4のダイオード
    と、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段1と、 電流流出端子と第1および第2の電流流入端子を持ち前
    記第2の電流流入端子から流入する電流に対応した電流
    を前記第1の電流流入端子から流入させる働きをするカ
    レントミラー手段2と、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段4と、 直流主電源と、 前記直流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した
    第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと前記電流制御手段1の電流出力
    端子と前記カレントミラー手段2の第1の電流流入端子
    を接続し、前記電流制御手段4の電流出力端子と前記カ
    レントミラー手段2の第2の電流流入端子を接続し、 第2の直流電源のマイナス端子と前記カレントミラー手
    段2の電流流出端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段1および前記カレントミラー手段2
    が、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第7の電流値とする第1
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第2の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第8の電流値とする第2
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第5の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第3の電流値とする第3
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第6の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子に流入する電流を第4の電流値とする第4の
    状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第9の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流も第9の電流値とする第5
    の状態を有し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  9. 【請求項9】Nチャンネルタイプの第1のパワーMOS
    −FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMOS
    −FETと、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段1と、 電流流出端子と第1および第2の電流流入端子を持ち前
    記第2の電流流入端子から流入する電流に対応した電流
    を前記第1の電流流入端子から流入させる働きをするカ
    レントミラー手段2と、 電流出力端子を有し前記電流出力端子より流出する電流
    を制御する電流制御手段4と、 直流主電源と、 前記直流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した
    第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と前記電流制御手段1の電流出力端子と前記カレントミ
    ラー手段2の第1の電流流入端子を接続し、前記電流制
    御手段4の電流出力端子と前記カレントミラー手段2の
    第2の電流流入端子を接続し、 第2の直流電源のマイナス端子と前記カレントミラー手
    段2の電流流出端子を接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に抵抗と正および負の双方向の電圧に対してツェナ
    ー現象を有する電圧リミット手段を並列に接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段1および前記カレントミラー手段2
    が、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第7の電流値とする第1
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第2の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第8の電流値とする第2
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第5の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流を第3の電流値とする第3
    の状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第6の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子に流入する電流を第4の電流値とする第4の
    状態と、 前記電流制御手段1の電流出力端子より流出する電流を
    第9の電流値とし前記カレントミラー手段2の第1の電
    流流入端子より流入する電流も第9の電流値とする第5
    の状態を有し、 前記第1の電流値は前記第7の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第2の電流値は前記第8の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第3の電流値は前記第5の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第4の電流値は前記第6の電流値よりも大きな電流
    値とし、 前記第1の電流値と前記第7の電流値の差は前記第2の
    電流値と前記第8の電流値の差より大きくし、 前記第3の電流値と前記第5の電流値の差は前記第4の
    電流値と前記第6の電流値の差より大きくし、 第1の状態からは第2の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第2の状態からは第3の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第3の状態からは第4の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第4の状態からは第1の状態と第5の状態へのみ移行可
    能とし、 第5の状態からは少なくとも第1の状態と第3の状態へ
    移行可能なる構成としたPWMインバータ用出力回路。
  10. 【請求項10】前記カレントミラー手段2が、 NPNタイプの第6および第7のトランジスタを有し、
    前記第6のトランジスタのコレクタを第1の電流流入端
    子とし、前記第7のトランジスタのベースとコレクタと
    前記第6のトランジスタのベースを接続したものを第2
    の電流流入端子とし、前記第6および第7のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものを電
    流流出端子とした請求項8または9記載のPWMインバ
    ータ用出力回路。
  11. 【請求項11】前記カレントミラー手段2が、 NPNタイプの第6のトランジスタを有し、前記第6の
    トランジスタのコレクタを第1の電流流入端子とし、前
    記第6のトランジスタのベースを第2の電流流入端子と
    し、前記第6のトランジスタのベースとエミッタにそれ
    ぞれ抵抗を介して接続したものを電流流出端子とした請
    求項8または9記載のPWMインバータ用出力回路。
  12. 【請求項12】前記カレントミラー手段2が、 NPNタイプの第6のトランジスタとPNPタイプの第
    8のトランジスタと第6のダイオードを有し、 前記第6のトランジスタのコレクタを第1の電流流入端
    子とし、 前記第8のトランジスタのベースと前記第6のダイオー
    ドのアノードを接続したものを第2の電流流入端子と
    し、 前記第6のトランジスタのベースと前記第8のトランジ
    スタのエミッタと前記第6のダイオードのカソードを接
    続し、 前記第8のトランジスタのベースと前記第6のダイオー
    ドのアノードを接続したものと、前記第6のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものと、
    前記第8のトランジスタのコレクタを接続したものを電
    流流出端子とした請求項8または9記載のPWMインバ
    ータ用出力回路。
  13. 【請求項13】前記第5の電流値または前記第6の電流
    値または前記第7の電流値または前記第8の電流値また
    は前記第9の電流値を0とした請求項1から12のいず
    れかに記載のPWMインバータ用出力回路。
  14. 【請求項14】正および負の双方向の電圧に対してツェ
    ナー現象を有する電圧リミット手段が、互いのアノード
    またはカソードを共通にかつ直列に接続したツェナーダ
    イオードとした請求項1から13のいずれかに記載のP
    WMインバータ用出力回路。
  15. 【請求項15】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、電流流入端子と第1および第2の電流流出端子を
    持ち前記第2の電流流出端子から流出する電流に比例し
    た電流を前記第1の電流流出端子から流出させる働きを
    するカレントミラー手段1と、電流出力端子と第1およ
    び第2の電流入力端子を持ち、前記第1および第2の電
    流入力端子に流入する電流値を0を含む3段階にそれぞ
    れ独立して可変できる電流制御手段5と、直流主電源
    と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス端子を接続
    した第1の直流電源と、前記直流主電源のマイナス端子
    にプラス端子を接続した第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、第3のダイオードのアノード
    と第1のダイオードのカソードと前記直流主電源のプラ
    ス端子を接続し、第2のパワーMOS−FETのドレイ
    ンと第4のダイオードのアノードを接続し、第4のダイ
    オードのカソードと第2のダイオードのアノードと前記
    直流主電源のマイナス端子を接続し、第1のパワーMO
    S−FETのソースと第1のダイオードのアノードと第
    2のパワーMOS−FETのソースと第2のダイオード
    のカソードを接続し、第1のパワーMOS−FETのゲ
    ートと第2のパワーMOS−FETのゲートと前記カレ
    ントミラー手段1の第1の電流流出端子と前記電流制御
    手段5の第1の電流入力端子を接続し、第1の直流電源
    のプラス端子と前記カレントミラー手段1の電流流入端
    子を接続し、前記カレントミラー手段1の第2の電流流
    出端子と前記電流制御手段5の第2の電流入力端子を接
    続し、前記電流制御手段5の電流出力端子を第2の直流
    電源のマイナス端子に接続し、第1または第2のパワー
    MOS−FETのゲートとソース間に正および負の双方
    向の電圧に対してツェナー現象を有する電圧リミット手
    段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  16. 【請求項16】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、電流流入端子と第1および第2の電流流
    出端子を持ち前記第2の電流流出端子から流出する電流
    に比例した電流を前記第1の電流流出端子から流出させ
    る働きをするカレントミラー手段1と、電流出力端子と
    第1および第2の電流入力端子を持ち前記第1および第
    2の電流入力端子に流入する電流値を0を含む3段階に
    それぞれ独立して可変できる電流制御手段5と、直流主
    電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス端子を
    接続した第1の直流電源と、前記直流主電源のマイナス
    端子にプラス端子を接続した第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と前記カレントミラー手段1の第1の電流流出端子と前
    記電流制御手段5の第1の電流入力端子を接続し、第1
    の直流電源のプラス端子と前記カレントミラー手段1の
    電流流入端子を接続し、前記カレントミラー手段1の第
    2の電流流出端子と前記電流制御手段5の第2の電流入
    力端子を接続し、前記電流制御手段5の電流出力端子を
    第2の直流電源のマイナス端子に接続し、第1または第
    2のパワーMOS−FETのゲートとソース間に正およ
    び負の双方向の電圧に対してツェナー現象を有する電圧
    リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  17. 【請求項17】前記カレントミラー手段1が、PNPタ
    イプの第3および第4のトランジスタを有し、前記第3
    のトランジスタのコレクタを第1の電流流出端子とし、
    前記第4のトランジスタのベースとコレクタと前記第3
    のトランジスタのベースを接続したものを第2の電流流
    出端子とし、前記第3および第4のトランジスタのエミ
    ッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものを電流流入端
    子とした請求項15または16記載のPWMインバータ
    用出力回路。
  18. 【請求項18】前記カレントミラー手段1が、PNPタ
    イプの第3のトランジスタを有し、前記第3のトランジ
    スタのコレクタを第1の電流流出端子とし、前記第3の
    トランジスタのベースを第2の電流流出端子とし、前記
    第3のトランジスタのベースとエミッタにそれぞれ抵抗
    を介して接続したものを電流流入端子とした請求項15
    または16記載のPWMインバータ用出力回路。
  19. 【請求項19】前記カレントミラー手段1が、 PNPタイプの第3のトランジスタとNPNタイプの第
    5のトランジスタと第5のダイオードを有し、 前記第3のトランジスタのコレクタを第1の電流流出端
    子とし、 前記第5のトランジスタのベースと前記第5のダイオー
    ドのカソードを接続したものを第2の電流流出端子と
    し、 前記第3のトランジスタのベースと前記第5のトランジ
    スタのエミッタと前記第5のダイオードのアノードを接
    続し、 前記第5のトランジスタのベースと前記第5のダイオー
    ドのカソードを接続したものと、前記第3のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものと、
    前記第5のトランジスタのコレクタを接続したものを電
    流流入端子とした請求項15または16記載のPWMイ
    ンバータ用出力回路。
  20. 【請求項20】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、電流流出端子と第1および第2の電流流入端子を
    持ち前記第2の電流流入端子から流入する電流に比例し
    た電流を前記第1の電流流入端子から流入させる働きを
    するカレントミラー手段2と、電流入力端子と第1およ
    び第2の電流出力端子を持ち前記第1および第2の電流
    出力端子より流出する電流値を0を含む3段階にそれぞ
    れ独立して可変できる電流制御手段6と、直流主電源
    と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス端子を接続
    した第1の直流電源と、前記直流主電源のマイナス端子
    にプラス端子を接続した第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、第2のパ
    ワーMOS−FETのドレインと第4のダイオードのア
    ノードを接続し、第4のダイオードのカソードと第2の
    ダイオードのアノードと前記直流主電源のマイナス端子
    を接続し、第1のパワーMOS−FETのソースと第1
    のダイオードのアノードと第2のパワーMOS−FET
    のソースと第2のダイオードのカソードを接続し、第1
    のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーMOS
    −FETのゲートと前記カレントミラー手段2の第1の
    電流流入端子と前記電流制御手段6の第1の電流出力端
    子を接続し、第1の直流電源のプラス端子と前記電流制
    御手段6の電流入力端子を接続し、前記カレントミラー
    手段2の第2の電流流入端子と前記電流制御手段6の第
    2の電流出力端子を接続し、前記カレントミラー手段2
    の電流流出端子を第2の直流電源のマイナス端子に接続
    し、第1または第2のパワーMOS−FETのゲートと
    ソース間に正および負の双方向の電圧に対してツェナー
    現象を有する電圧リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  21. 【請求項21】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、電流流出端子と第1および第2の電流流
    入端子を持ち前記第2の電流流入端子から流入する電流
    に比例した電流を前記第1の電流流入端子から流入させ
    る働きをするカレントミラー手段2と、電流入力端子と
    第1および第2の電流出力端子を持ち前記第1および第
    2の電流出力端子より流出する電流値を0を含む3段階
    にそれぞれ独立して可変できる電流制御手段6と、直流
    主電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス端子
    を接続した第1の直流電源と、前記直流主電源のマイナ
    ス端子にプラス端子を接続した第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と前記カレントミラー手段2の第1の電流流入端子と前
    記電流制御手段6の第1の電流出力端子を接続し、第1
    の直流電源のプラス端子と前記電流制御手段6の電流入
    力端子を接続し、前記カレントミラー手段2の第2の電
    流流入端子と前記電流制御手段6の第2の電流出力端子
    を接続し、前記カレントミラー手段2の電流流出端子を
    第2の直流電源のマイナス端子に接続し、第1または第
    2のパワーMOS−FETのゲートとソース間に正およ
    び負の双方向の電圧に対してツェナー現象を有する電圧
    リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  22. 【請求項22】前記カレントミラー手段2が、NPNタ
    イプの第6および第7のトランジスタを有し、前記第6
    のトランジスタのコレクタを第1の電流流入端子とし、
    前記第7のトランジスタのベースとコレクタと前記第6
    のトランジスタのベースを接続したものを第2の電流流
    入端子とし、前記第6および第7のトランジスタのエミ
    ッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものを電流流出端
    子とした請求項20または21記載のPWMインバータ
    用出力回路。
  23. 【請求項23】前記カレントミラー手段2が、NPNタ
    イプの第6のトランジスタを有し、前記第6のトランジ
    スタのコレクタを第1の電流流入端子とし、前記第6の
    トランジスタのベースを第2の電流流入端子とし、前記
    第6のトランジスタのベースとエミッタにそれぞれ抵抗
    を介して接続したものを電流流出端子とした請求項20
    または21記載のPWMインバータ用出力回路。
  24. 【請求項24】前記カレントミラー手段2が、 NPNタイプの第6のトランジスタとPNPタイプの第
    8のトランジスタと第6のダイオードを有し、 前記第6のトランジスタのコレクタを第1の電流流入端
    子とし、 前記第8のトランジスタのベースと前記第6のダイオー
    ドのアノードを接続したものを第2の電流流入端子と
    し、 前記第6のトランジスタのベースと前記第8のトランジ
    スタのエミッタと前記第6のダイオードのカソードを接
    続し、 前記第8のトランジスタのベースと前記第6のダイオー
    ドのアノードを接続したものと、前記第6のトランジス
    タのエミッタにそれぞれ抵抗を介して接続したものと、
    前記第8のトランジスタのコレクタを接続したものを電
    流流出端子とした請求項20または21記載のPWMイ
    ンバータ用出力回路。
  25. 【請求項25】正および負の双方向の電圧に対してツェ
    ナー現象を有する電圧リミット手段が、互いのアノード
    またはカソードを共通にかつ直列に接続した2個のツェ
    ナーダイオードとした請求項15から24のいずれかに
    記載のPWMインバータ用出力回路。
  26. 【請求項26】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、PNPタイプの第3および第4のトランジスタ
    と、電流出力端子と第1および第2の電流入力端子を持
    ち前記第1および第2の電流入力端子に流入する電流値
    を0を含む3段階にそれぞれ独立して可変できる電流制
    御手段5と、直流主電源と、前記直流主電源のプラス端
    子にマイナス端子を接続した第1の直流電源と、前記直
    流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した第2の
    直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと第3のトランジスタのコレクタ
    と前記電流制御手段5の第1の電流入力端子を接続し、 第1の直流電源のプラス端子と第3および第4のトラン
    ジスタのエミッタをそれぞれ抵抗を介して接続し、 第4のトランジスタのベースとコレクタと第3のトラン
    ジスタのベースと前記電流制御手段5の第2の電流入力
    端子を接続し、 前記電流制御手段5の電流出力端子を第2の直流電源の
    マイナス端子に接続し、第1または第2のパワーMOS
    −FETのゲートとソース間に正および負の双方向の電
    圧に対してツェナー現象を有する電圧リミット手段を接
    続した構成を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  27. 【請求項27】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、PNPタイプの第3および第4のトラン
    ジスタと、電流出力端子と第1および第2の電流入力端
    子を持ち前記第1および第2の電流入力端子に流入する
    電流値を0を含む3段階にそれぞれ独立して可変できる
    電流制御手段5と、直流主電源と、前記直流主電源のプ
    ラス端子にマイナス端子を接続した第1の直流電源と、
    前記直流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した
    第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と第3のトランジスタのコレクタと前記電流制御手段5
    の第1の電流入力端子を接続し、第1の直流電源のプラ
    ス端子と第3および第4のトランジスタのエミッタをそ
    れぞれ抵抗を介して接続し、第4のトランジスタのベー
    スとコレクタと第3のトランジスタのベースと前記電流
    制御手段5の第2の電流入力端子を接続し、前記電流制
    御手段5の電流出力端子を第2の直流電源のマイナス端
    子に接続し、第1または第2のパワーMOS−FETの
    ゲートとソース間に正および負の双方向の電圧に対して
    ツェナー現象を有する電圧リミット手段を接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  28. 【請求項28】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、PNPタイプの第3のトランジスタと、電流出力
    端子と第1および第2の電流入力端子を持ち前記第1お
    よび第2の電流入力端子に流入する電流値を0を含む3
    段階にそれぞれ独立して可変できる電流制御手段5と、
    直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイナス
    端子を接続した第1の直流電源と、前記直流主電源のマ
    イナス端子にプラス端子を接続した第2の直流電源を備
    え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと第3のトランジスタのコレクタ
    と前記電流制御手段5の第1の電流入力端子を接続し、 第1の直流電源のプラス端子と第3のトランジスタのエ
    ミッタおよびベースををそれぞれ抵抗を介して接続し、 第3のトランジスタのベースと前記電流制御手段5の第
    2の電流入力端子を接続し、 前記電流制御手段5の電流出力端子を第2の直流電源の
    マイナス端子に接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に正および負の双方向の電圧に対してツェナー現象
    を有する電圧リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  29. 【請求項29】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、PNPタイプの第3のトランジスタと、
    電流出力端子と第1および第2の電流入力端子を持ち前
    記第1および第2の電流入力端子に流入する電流値を0
    を含む3段階にそれぞれ独立して可変できる電流制御手
    段5と、直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子に
    マイナス端子を接続した第1の直流電源と、前記直流主
    電源のマイナス端子にプラス端子を接続した第2の直流
    電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と第3のトランジスタのコレクタと前記電流制御手段5
    の第1の電流入力端子を接続し、第1の直流電源のプラ
    ス端子と第3のトランジスタのエミッタおよびベースを
    それぞれ抵抗を介して接続し、第3のトランジスタのベ
    ースと前記電流制御手段5の第2の電流入力端子を接続
    し、前記電流制御手段5の電流出力端子を第2の直流電
    源のマイナス端子に接続し、第1または第2のパワーM
    OS−FETのゲートとソース間に正および負の双方向
    の電圧に対してツェナー現象を有する電圧リミット手段
    を接続した構成を有し、 前記電流制御手段5が、第1の電流入力端子に流入する
    電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流を第1
    の電流値とする第1の状態と、第1の電流入力端子に流
    入する電流を0とし第2の電流入力端子に流入する電流
    を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値とする第
    2の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流を0と
    し第1の電流入力端子に流入する電流を第3の電流値と
    する第3の状態と、第2の電流入力端子に流入する電流
    を0とし第1の電流入力端子に流入する電流を前記第3
    の電流値よりも小さな第4の電流値とする第4の状態を
    有し、第1の状態から順に第4の状態まで移行し第4の
    状態の次に第1の状態に移行して第1の状態から第4の
    状態を順に繰り返し移行していく構成としたPWMイン
    バータ用出力回路。
  30. 【請求項30】正および負の双方向の電圧に対してツェ
    ナー現象を有する電圧リミット手段が、互いのアノード
    またはカソードを共通にかつ直列に接続した2個のツェ
    ナーダイオードとした請求項26から29のいずれかに
    記載のPWMインバータ用出力回路。
  31. 【請求項31】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、NPNタイプの第6および第7のトランジスタ
    と、電流入力端子と第1および第2の電流出力端子を持
    ち前記第1および第2の電流出力端子より流出する電流
    値を0を含む3段階にそれぞれ独立して可変できる電流
    制御手段6と、直流主電源と、前記直流主電源のプラス
    端子にマイナス端子を接続した第1の直流電源と、前記
    直流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した第2
    の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと第6のトランジスタのコレクタ
    と前記電流制御手段6の第1の電流出力端子を接続し、 第2の直流電源のマイナス端子と第6および第7のトラ
    ンジスタのエミッタをそれぞれ抵抗を介して接続し、 第7のトランジスタのベースとコレクタと第6のトラン
    ジスタのベースと前記電流制御手段6の第2の電流出力
    端子を接続し、 前記電流制御手段6の電流入力端子を第1の直流電源の
    プラス端子に接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に正および負の双方向の電圧に対してツェナー現象
    を有する電圧リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  32. 【請求項32】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、NPNタイプの第6および第7のトラン
    ジスタと、電流入力端子と第1および第2の電流出力端
    子を持ち前記第1および第2の電流出力端子より流出す
    る電流値を0を含む3段階にそれぞれ独立して可変でき
    る電流制御手段6と、直流主電源と、前記直流主電源の
    プラス端子にマイナス端子を接続した第1の直流電源
    と、前記直流主電源のマイナス端子にプラス端子を接続
    した第2の直流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と第6のトランジスタのコレクタと前記電流制御手段6
    の第1の電流出力端子を接続し、第2の直流電源のマイ
    ナス端子と第6および第7のトランジスタのエミッタを
    それぞれ抵抗を介して接続し、第7のトランジスタのベ
    ースとコレクタと第6のトランジスタのベースと前記電
    流制御手段6の第2の電流出力端子を接続し、前記電流
    制御手段6の電流入力端子を第1の直流電源のプラス端
    子に接続し、第1または第2のパワーMOS−FETの
    ゲートとソース間に正および負の双方向の電圧に対して
    ツェナー現象を有する電圧リミット手段を接続した構成
    を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  33. 【請求項33】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、第1,第2,第3および第4のダイオー
    ドと、NPNタイプの第6のトランジスタと、電流入力
    端子と第1および第2の電流出力端子を持ち前記第1お
    よび第2の電流出力端子より流出する電流値を0を含む
    3段階にそれぞれ独立して可変できる電流制御手段6
    と、直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子にマイ
    ナス端子を接続した第1の直流電源と、前記直流主電源
    のマイナス端子にプラス端子を接続した第2の直流電源
    を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと第3のダイオ
    ードのカソードを接続し、 第3のダイオードのアノードと第1のダイオードのカソ
    ードと前記直流主電源のプラス端子を接続し、 第2のパワーMOS−FETのドレインと第4のダイオ
    ードのアノードを接続し、 第4のダイオードのカソードと第2のダイオードのアノ
    ードと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、 第1のパワーMOS−FETのソースと第1のダイオー
    ドのアノードと第2のパワーMOS−FETのソースと
    第2のダイオードのカソードを接続し、 第1のパワーMOS−FETのゲートと第2のパワーM
    OS−FETのゲートと第6のトランジスタのコレクタ
    と前記電流制御手段6の第1の電流出力端子を接続し、 第2の直流電源のマイナス端子と第6のトランジスタの
    エミッタおよびベースををそれぞれ抵抗を介して接続
    し、第6のトランジスタのベースと前記電流制御手段6
    の第2の電流出力端子を接続し、 前記電流制御手段6の電流入力端子を第1の直流電源の
    プラス端子に接続し、 第1または第2のパワーMOS−FETのゲートとソー
    ス間に正および負の双方向の電圧に対してツェナー現象
    を有する電圧リミット手段を接続した構成を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  34. 【請求項34】Nチャンネルタイプの第1のパワーMO
    S−FETと、Pチャンネルタイプの第2のパワーMO
    S−FETと、NPNタイプの第6のトランジスタと、
    電流入力端子と第1および第2の電流出力端子を持ち前
    記第1および第2の電流出力端子より流出する電流値を
    0を含む3段階にそれぞれ独立して可変できる電流制御
    手段6と、直流主電源と、前記直流主電源のプラス端子
    にマイナス端子を接続した第1の直流電源と、前記直流
    主電源のマイナス端子にプラス端子を接続した第2の直
    流電源を備え、 第1のパワーMOS−FETのドレインと前記直流主電
    源のプラス端子を接続し、第2のパワーMOS−FET
    のドレインと前記直流主電源のマイナス端子を接続し、
    第1のパワーMOS−FETのソースと第2のパワーM
    OS−FETのソースを接続し、第1のパワーMOS−
    FETのゲートと第2のパワーMOS−FETのゲート
    と第6のトランジスタのコレクタと前記電流制御手段6
    の第1の電流出力端子を接続し、第2の直流電源のマイ
    ナス端子と第6のトランジスタのエミッタおよびベース
    をそれぞれ抵抗を介して接続し、第6のトランジスタの
    ベースと前記電流制御手段6の第2の電流出力端子を接
    続し、前記電流制御手段6の電流入力端子を第1の直流
    電源のプラス端子に接続し、第1または第2のパワーM
    OS−FETのゲートとソース間に正および負の双方向
    の電圧に対してツェナー現象を有する電圧リミット手段
    を接続した構成を有し、 前記電流制御手段6が、第1の電流出力端子より流出す
    る電流を0とし第2の電流出力端子より流出する電流を
    第1の電流値とする第1の状態と、第1の電流出力端子
    より流出する電流を0とし第2の電流出力端子より流出
    する電流を前記第1の電流値よりも小さな第2の電流値
    とする第2の状態と、第2の電流出力端子より流出する
    電流を0とし第1の電流出力端子より流出する電流を第
    3の電流値とする第3の状態と、第2の電流出力端子よ
    り流出する電流を0とし第1の電流出力端子より流出す
    る電流を前記第3の電流値よりも小さな第4の電流値と
    する第4の状態を有し、第1の状態から順に第4の状態
    まで移行し第4の状態の次に第1の状態に移行して第1
    の状態から第4の状態を順に繰り返し移行していく構成
    としたPWMインバータ用出力回路。
  35. 【請求項35】正および負の双方向の電圧に対してツェ
    ナー現象を有する電圧リミット手段が、互いのアノード
    またはカソードを共通にかつ直列に接続した2個のツェ
    ナーダイオードとした請求項31から34のいずれかに
    記載のPWMインバータ用出力回路。
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