JPH05276761A - パワー半導体素子の過電流検出方法及び回路並びにこれを用いたインバータ装置 - Google Patents

パワー半導体素子の過電流検出方法及び回路並びにこれを用いたインバータ装置

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JPH05276761A
JPH05276761A JP4063853A JP6385392A JPH05276761A JP H05276761 A JPH05276761 A JP H05276761A JP 4063853 A JP4063853 A JP 4063853A JP 6385392 A JP6385392 A JP 6385392A JP H05276761 A JPH05276761 A JP H05276761A
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sense
semiconductor element
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Hideki Miyazaki
英樹 宮崎
Kozo Watanabe
晃造 渡辺
Kenichi Onda
謙一 恩田
Masayuki Wada
雅行 和田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流センスを備えたパワー半導体素子のター
ンオン又はターンオフ時におけるセンス電流の跳上りに
よる過電流の誤検出を防止する。 【構成】 パワー半導体素子1に組み込まれた電流セン
スに流れるセンス電流Isを設定値Irと比較し、パワ
ー半導体素子1の過電流を検出する場合において、パワ
ー半導体素子1のオン又はオフ指令信号に同期させて、
スイッチM1を一定期間オンしてセンス電流の跳上り電
流を過電流検出回路3に入力させないことにより、セン
ス電流の跳上りによる過電流の誤検出を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー半導体素子の過
電流検出方法および回路に関し、具体的にはパワー半導
体素子に組み込まれた電流センスに流れるセンス電流
が、設定値を超えたことにより過電流を検出する過電流
検出方法および回路、並びにその過電流検出回路が適用
されたパワー半導体素子をスイッチング素子とするイン
バータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ等の出力段のスイッチング素
子として用いられるパワー半導体素子として、その駆動
機能、保護機能等をモノリシックICに集積化したパワ
ーICが開発されている。パワーICの代表的な保護機
能としては、過電流保護があげられ、その一例を図12
に示す。同9において、出力段のパワー半導体素子であ
る絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGB
Tと称する。)1には、1の主回路に流れる負荷電流I
Lに比例した微小なセンス電流Isを流す機能を有する
周知の電流センスが組み込まれて構成されている。IG
BT 1は駆動回路4から印加されるゲート電圧により
ターンオンし、負荷電流ILを通流する。過電流検出回
路3はセンス電流Isの値を検出して、ILが保護レベル
に達したかどうかを間接的に検知するようになってい
る。
【0003】すなわち、過電流検出回路3は、センス電
流Isが通流されるトランジスタQ2と、このトランジ
スタQ2にカレントミラー接続されたトランジスタQ3
トランジスタM3を介して電源6に接続してなる比較回
路部と、このトランジスタM3にカレントミラー接続さ
れたトランジスタM2を介して、比較回路部に設定電流
Irを流す定電流源7とを有してなり、トランジスタQ
3とM3の接続点電圧を過電流検出出力Voとするもので
ある。この過電流検出出力Voは駆動回路4に伝達さ
れ、ILが保護レベルに達した場合にはIGBT 1をタ
ーンオフする。このとき、ノイズ等で生じる瞬間的な過
電流を検知しないように、電気学会半導体研究会資料SP
C-91-34 P89に記載されているように、過電流検出回路
3の出力側に遅延時間発生回路8を設け、これにより過
電流検出信号が出力されてから一定時間(ノイズに対応
する時間)過電流検出出力Voを遅延させ、この遅延時
間を越えて過電流状態が続く場合に過電流の発生を確認
してIGBT 1をターンオフしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、IGBT 1の電流センスから出力されるセンス電
流Isは、負荷電流ILにほぼ比例するものと考えられて
いたが、実際には図13に示すように、IGBT 1が
ターンオンする過渡的な状態においてはわずかな期間τ
1の間、サージ状に跳ね上がることが判った。このIsの
跳上り値が過電流の検出レベルを越えると、過電流保護
回路の出力Voが正常状態のハイレベルからローレベル
に変化する過電流検出信号が出されることになる。
【0005】このIsの跳上り期間τ1が、遅延時間発生
回路8で作られる遅延時間τ2に比べて小さい場合、本
来であればVoは図13の破線で示すようにτ1の期間
以降、正常なレベルに復帰し、τ1<τ2の関係からIsの
跳上りはノイズと判定されるはずである。
【0006】しかしながら、IGBT 1のターンオン
時に発生するIsの跳上りは、期間τ1が0.1〜0.2
μs程度と非常に速い現象であり、過電流検出回路3の
周波数特性がこの高速についていけない場合、Voは図
13の実線で示すように遅延時間τ2を越えてローレベ
ルの状態となり、この結果、駆動回路はIsの跳上りを過
電流と誤って判断し、IGBT 1をターンオフしてし
まうという問題がある。
【0007】ここで、IGBT 1のセンス電流Isが、
ターンオン時に跳ね上がるメカニズムを検討する。図1
4(a)に電流センス付きのIGBTの表示記号を、同
図(b)にその構造を、同図(c)に等価回路をそれぞ
れ示す。それらの図に示すように、この素子は、電流の
出力として、主回路のエミッタ電極の他にセンス端子を
備えている。各電極の位置関係は、同図(b)に示すと
おりであり、櫛型になったエミッタ11とコレクタ12
は交互に並んでおり、両者の間には酸化膜上に電極を形
成してなるゲート電極13が設けられている。電流セン
ス14は、エミッタの一部を分割して形成したものであ
り、電流センス14に流れる電流とエミッタ11に流れ
る電流は、両者の面積に比例する。ここで、センス電極
の長さをLSと表し、エミッタ電極の長さを、 ΣL=L1+L2+L3+………………………+Ln で表すと、コレクタ電極に流入する負荷電流ILに対し
て、センス端子から流出するセンス電流Isは次式で表す
ことができる。
【0008】Is=(LS/ΣL)・IL 以上の関係は一般的に知られているが、図14(b)の
素子構造を等価回路的に表すと同図(c)のように分散
された小容量のIGBTを並列接続した回路で表せ、そ
の中の一つが電流センス14に相当することになる。図
に示すように、ゲート端子15から電流センス14のゲ
ート電極、又はL1、L2……Lnに分散されたエミッタ
電極に対応するゲート電極に至るゲート抵抗を、分布定
数化して表すことができる。本例のIGBTの場合、ゲ
ート端子15と電流センス14のゲート電極間のゲート
抵抗は、ゲート端子15と分散された各エミッタ電極に
対応するゲート電極間のゲート抵抗に比べて小さい。し
たがって、電流センス14に相当する小容量IGBT
は、他の小容量IGBTに比べて早くターンオンするこ
とになる。これが、IGBT 1のターンオン時にセン
ス電流Isを跳ね上がらせる原因となるのである。な
お、電流センス14の位置は種々選べるが、図14の例
とは逆に、電流センス14をゲート端子15から遠い位
置に配置すると、電流センス14はターンオフ時に他の
小容量IGBTに比べて遅れてターンオフすることか
ら、ターンオフ時にセンス電流が跳ね上がることにな
る。すなわち、センス電流の跳上り(サージ電流)は、
電流センスを構成するIGBTと他の小容量IGBTと
のゲート抵抗の相違に基づくスイッチング特性の不均一
により生ずるのである。
【0009】また、センス電流の跳ね上がる期間τ
1は、分布定数化された抵抗と小容量IGBTのゲート
容量で決まるものと考えられる。
【0010】上記のようなセンス電流Isの跳上りによ
り起きる過電流の誤検出動作は、負荷電流ILが十分小
さい値になり、Isの跳上りが過電流検出レベル以下に
なるまで繰り返し起きることになる。その結果、従来の
過電流検出回路3備えたIGBT等のパワー半導体素子
の場合、パワー半導体素子に定格電流一杯まで負荷電流
を流せないという問題が生じる。
【0011】また、センス電流Isの跳上りは、電流セ
ンスを構成するIGBTと他の小容量IGBTとのゲー
ト抵抗の相違に基づくスイッチング特性の不均一により
生ずる場合に限らず、例えば、インバータ装置の出力段
のスイッチング素子に、上記の過電流検出回路を備えた
パワー半導体素子を用いた場合においても生ずる。つま
り、インバータのパワー半導体素子がターンオンする
際、対アームのパワー半導体素子に逆並列接続されたダ
イオードの逆阻止回復電流が負荷電流に加えて流入する
ため、この逆阻止回復電流によりセンス電流がサージ状
に跳ね上がり、これにより過電流検出回路が誤動作する
という問題がある。特に、モータ等のインダクタンス負
荷を駆動するインバータ装置の場合、センス電流の跳上
りの影響が大きい。
【0012】本発明の目的は、センス電流を出力する機
能を備えたパワー半導体素子の過電流を検出するにあた
り、パワー半導体素子のターンオン又はターンオフ時に
おけるセンス電流に跳上りによる過電流の誤検出を防止
できる過電流検出方法及び回路を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、パワー半導体
素子のターンオン時又はターンオフ時のセンス電流の跳
上りで誤動作しない過電流検出回路を備えたインバータ
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパワー半導体素子の過電流検出方法および
回路は、パワー半導体素子に組み込まれた電流センスに
流れるセンス電流を設定値と比較し、前記パワー半導体
素子の過電流を検出する場合において、前記パワー半導
体素子のオン又はオフ指令信号に同期させて一定期間過
電流検出を停止することを特徴とする。
【0015】この場合において、前記一定期間は、パワ
ー半導体素子のオン又はオフ時に電流センスに流れるサ
ージ電流の通流時間に設定することが好ましい。
【0016】また、本発明の他の目的は、インバータ装
置のダイオードの逆阻止回復電流によるセンス電流の跳
上りは、スイッチング素子のターンオン時であることか
ら、上記の過電流検出回路を設けることで、達成でき
る。
【0017】
【作用】このように構成することにより、本発明によれ
ば、次の作用により、上記目的が達成できる。まず、ノ
イズと判定すべきセンス電流Isのサージ電流は、パワ
ー半導体素子のターンオン時又はターンオフ時に、また
インバータ装置における還流ダイオードの逆阻止回復電
流はパワー半導体素子のターンオン時に繰り返し発生す
るものが大部分であり、非繰り返し的なノイズの発生は
極めてまれである。そこで、センス電流が繰り返し跳ね
上がるパワー半導体素子のターンオン又はターンオフの
タイミングは、オン・オフ指令により容易に把握できる
から、オン・オフ指令のタイミングに合わせて、所定の
期間、センス電流を過電流検出回路に入力させないよう
にすることにより、パワー半導体素子のオン・オフ時の
センス電流のサージ電流を過電流として誤検出すること
を防止できる。
【0018】また、センス電流のサージ分を過電流検出
回路に入力させないから、同回路の周波数特性にかかわ
らず、誤検出を防止できる。
【0019】センス電流を入力しない期間については、
電流の跳上り期間τ1とほぼ同等の時間があれば十分で
あり、センス電流の跳上りによる誤動作を回避すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明に係るパワー半導体素子の過電流検
出回路の一実施例を適用してなる構成図である。本実施
例の過電流保護対象のパワー半導体素子は、図14で説
明したのと同じ素子構造を持つ電流センスが組み込まれ
たIGBT 1である。このIGBT 1は、直流電源2
と負荷5の間に挿入され、直流電源2から負荷5に供給
する負荷電流ILをオン・オフ制御する。このオン・オ
フ制御は、図示していない制御装置から与えられる駆動
信号S1に従い、駆動回路4の働きによって行われる。
IGBT 1のセンス端子は過電流検出回路3に接続さ
れ、過電流検出回路3にセンス電流Isが入力されてい
る。過電流検出回路3は公知の過電流検出回路を適用で
き、要はIGBT 1を保護する過電流レベルに応じて設
定された設定値と入力されるセンス電流とを比較し、セ
ンス電流が設定値を超えたときに過電流検出信号を出力
する構成であればよい。過電流検出回路3の出力Voは
駆動回路4に入力されている。駆動回路4では、Voの
状態からIGBT1の過電流状態を検知し、過電流の場
合はIGBT 1をターンオフするように動作する。駆
動回路4の制御電源Vccは駆動用電源6から供給され
ている。この駆動用電源6の負極は直流電源2の負極と
IGBT 1のエミッタと共通に接地されている。IG
BT 1のセンス端子と駆動用電源6の負極端子間にス
イッチM1を接続し、これによりセンス電流Isをバイ
パスさせて過電流検出回路3への入力を阻止するセンス
電流バイパス回路21が構成されている。このセンス電
流バイパス回路21が本発明の特徴部にかかるものであ
る。本実施例のスイッチM1にはM0Sトランジスタが
用いられており、ゲート端子に印加されるオンパルスS
2によってオンされるようになっている。
【0021】このように構成される実施例の動作を、図
2に示した各部の信号と電流のタイムチャートを参照し
て説明する。まず、基本的に、IGBT 1のセンス端
子から出力されるセンス電流Isは、M1がオフのとき
過電流検出回路3に入力され、M1がオンになるとM1
通って共通な接地端子にバイパスされる。ここで、M1
にバイパスされる電流をI1、過電流検出回路3に入力
される電流をI2と呼ぶ。
【0022】M1のゲートに入力されるオンパルスS
2は、IGBT 1をオンさせる駆動信号S1すなわちオ
ン指令の立上りに同期して印加される。IGBT 1が
オンされると、前述したようにセンス電流Isは跳上り
を含んだサージ電流となる。このサージ電流は電流I1
としてオンされているM1を通り接地端子にバイパスさ
れるから、過電流検出回路3には入力されない。これに
より、IGBT 1のオンに伴うサージ電流を過電流と
して誤検出することを防止できる。ここで、M1のオン
期間τ、つまりオンパルスS2のパルス幅τは、センス
電流の跳上り期間τ1に比べて長く設定することが重要
である。期間τが経過して、オンパルスS2が立ち下が
り、M1がオフになると、センス電流Isは過電流検出
回路3に入力される。これにより、過電流検出回路3
は、IGBT 1オン時の跳上り期間を除くセンス電流
2と過電流検出の設定値と比較して、ILが過電流レ
ベルを超えているか否かを判定し、正常な過電流検出動
作を行うことができる。
【0023】図3に図1の過電流検出回路3を具体化し
た実施例を示す。図3に示した過電流検出回路3は、図
12で説明したと同一であり、バイポーラトランジスタ
2、Q3及びMOSトランジスタM2、M3からなる二組
のカレントミラー回路を用いた構成である。つまり、I
GBT 1のセンス電流IsをQ2に流すようにし、この
2にQ3をカレントミラー接続する。そのQ3にM3を直
列接続し、この直列接続体を駆動電源6に接続して比較
回路を形成する。この比較回路のM3にM2をカレントミ
ラー接続し、定電流源7からM2を介してM3に過電流検
出レベルに相当する設定電流を流す設定電流通流回路を
形成する。そして、Q3とM3の接続点電圧を過電流検出
出力Voとして、駆動回路4に入力する。スイッチM1
はQ2のベースと接地端子との間に接続されている。M1
のゲートにはスイッチ制御回路22からオンパルスS1
が入力されるようになっている。スイッチ制御回路22
は、反転素子22a,22b、ナンドゲート22c、R
Cタイマ回路22dから構成されている。そして、駆動
回路4からオン指令を取り込み、オン指令の立上りに同
期してオンパルスS1の出力を開始するとともに、抵抗
RとコンデンサCからなるRCタイマ回路22dが起動
される。RCタイマ回路は前記期間τに設定されてお
り、その設定時間満了によりオンパルスS1をローレベ
ルにするようになっている。
【0024】このように構成される実施例の動作を説明
する。この過電流検出回路3の2組のカレントミラー回
路の部分自体は、半導体研究会資料SPC−91−34
に記載された公知な回路であるから、詳細な説明は省略
する。基本的には、センス電流IsがQ2に流れると、
カレントミラー作用によりIsに比例した電流I2がQ3
に流れる。Q3には元々M2とM3を介して設定電流Ir
が流れており、そのとき駆動電源6の電圧Vccの殆ど
を、Q3により分担するように設定されているから、過
電流検出出力Voはハイレベルになっている。これにセ
ンス電流Isが加わると、Q3の動作点が変化し、Is
の大きさに応じて過電流出力Voが低下し、I2がIr
に比べて大きくなると、ハイレベルからローレベルに変
化する。このVoの変化により、駆動回路4はIGBT
1が過電流である判断し、IGBT 1をターンオフし
て保護する。
【0025】また、IGBT 1のターンオン時のセン
ス電流の跳上りによる過電流の誤検出を防止する動作
は、図1の場合と同様である。すなわち、スイッチ制御
回路22は駆動回路4からオン指令を取り込み、オン指
令パルスの立上りに同期してオンパルスS1をハイレベ
ルにし、これと同時に、RCタイマ回路22dが起動さ
れ設定時間τの満了によりオンパルスS1をローレベル
にする。これにより、センス電流Isの跳上りによるサ
ージ電流が過電流検出回路3に入力されるのを阻止し
て、サージ電流による誤動作を防止する。
【0026】なお、本実施例の過電流検出回路3におけ
る過電流検出時のVoの変化動作は、Q3とM3の寄生キ
ャパシタの影響を受け、図13で説明したように高速応
答性(周波数特性)に劣る。このような過電流検出回路
3の周波数特性が良くない場合に本発明は特に有効であ
る。
【0027】また、センス電流の跳上りがIGBT 1
のターンオフ時に生ずる場合は、スイッチ制御回路22
のオンパルスS1を、IGBT 1のオフ指令即ちオン指
令パルスの立下りに同期させて出力するようにする。こ
こで、センス電流の跳上りが、ターンオン時に生ずる場
合と、ターンオフ時に生ずる場合を、図4と図5を用い
て説明する。図4(a)と図5(a)は、それぞれIG
BT 1を図14と同様に分布定数化した等価回路の形
で表したものである。図4(a)は、駆動回路4と電流
センスのゲートとセンス端子間のゲート抵抗が、エミッ
タ端子に接続された他の小容量IGBTに比べて小さい
場合、つまり電流センスがゲート端子に近い側に配置さ
れた場合である。図5(a)は、逆の配置関係の場合を
示している。
【0028】図4(a)の場合には、電流センスの小容
量IGBTは、他の小容量IGBTに比べて早くターン
オンすることから、センス電流はIGBT 1のターン
オン時に跳ね上がる。そこで、この場合には、IGBT
1のオン指令信号の立上りに関してスイッチ制御回路
22で微分パルスを作り、このオンパルスS1でセンス
電流バイパス回路21のスイッチM1を、一定期間τオ
ンすることにより、図4(b)に示すように、過電流検
出回路3にセンス電流跳上りが入力されるのを阻止す
る。
【0029】一方、図5(a)の場合は、IGBT 1
のターンオフ時に、電流センスの小容量IGBTは他の
小容量IGBTに比べて遅れてターンオンすることか
ら、センス電流はIGBT 1のターンオフ時に跳ね上
がる。そこで、この場合には、反転素子24によりIG
BT 1のオン指令信号を反転した信号を作り、この反
転信号の立上りに関してスイッチ制御回路22で微分パ
ルスを作り、このオンパルスS1でセンス電流バイパス
回路21のスイッチM1を、一定期間τオンすることに
より、図5(b)に示すように、過電流検出回路3にセ
ンス電流跳上りが入力されるのを阻止するようにする。
【0030】図6に、本発明の他の実施例の構成図を示
す。本実施例は、センス電流を出力する機能を備えたパ
ワー半導体素子が、図1のIGBTとは異なり、MOS
FET 9の場合の例である。このMOSFET 9の素
子構造は省略するが、原理は図14と同様であり、負荷
電流を出力するソース電極の一部を分割して電流センス
を形成している。また、本実施例では、過電流検出回路
25の構成が図3と異なっている。この過電流検出回路
25も公知の構成であり、センス電流を検出用の抵抗R
sに流して電圧に変換し、Rsで生じる電圧降下と基準
電圧Vrとを演算増幅器から成る比較器25aで比較
し、Rsで生じる電圧降下が基準電圧Vrを超えたとき
に過電流検出信号Voを駆動回路4に出力するものであ
る。
【0031】本実施例のセンス電流バイパス回路21
は、MOSFET 9のセンス端子と接地端子間にスイ
ッチM1を接続して形成されている。スイッチM1をオン
・オフするスイッチ制御回路22の構成は図3と同一で
ある。すなわち、MOSFET9のターンオン時又はタ
ーンオフ時にM1をオンさせるオンパルスS2を出力する
ようになっおり、本実施例の動作は図2のタイムチャー
トに示したものと同様であり、詳細な説明は省略する。
【0032】したがって、本実施例によっても、図1又
は図3と同一の効果が得られる。
【0033】また、図3と図6の実施例では、スイッチ
1のオン抵抗の影響を無視したが、センス電流の跳上
りが非常に大きい場合には、M1のオン抵抗とセンス電
流の跳上りで生じる電圧降下により過電流検出回路3又
は25が誤動作することがある。このような誤動作を防
止するには、図7に示すように、過電流検出回路3の出
力Voとスイッチ制御回路22の出力S2の論理和をO
Rゲート26でとり、このORゲート26の出力を過電
流検出信号として駆動回路4に入力するようにすればよ
い。
【0034】これによれば、図8に示したタイムチャー
トのように、センス電流Isが跳ね上がる期間τ1
は、スイッチ制御回路22からオンパルスS2がスイッ
チM1に印加されるから、M1はオン状態となる。このと
き、Isの跳上りによりM1のオン抵抗で生じる電圧降
下が、トランジスタQ3のベース・エミッタ間に印加さ
れ、この電圧が約0.7Vを越えるとQ3はオン状態と
なって電流を流す。そして、この電流と基準電流Irが
比較され、Irが小さい場合にはVoはローレベルとな
り、この信号を受けた駆動回路4は過電流が発生したと
誤検出することになる。
【0035】本実施例では、こうした誤検出を避けるた
め、VoとS2の論理和を取り、この結果を駆動回路4
に入力しているのである。このようにすると、例えVo
がローレベルになっても、S2はτ期間、ハイレベルで
あるから両者の論理和はハイレベルとなり、センス電流
の跳上りによる誤動作は発生しない。
【0036】次に、図9に、上記の過電流検出回路をイ
ンバータ装置の出力段スイッチング素子の過電流保護に
適用した実施例の全体構成図を示す。本実施例は、U,
V,W各相の上下アームの出力段スイッチング素子とし
て、図14に示したセンス端子付きIGBTを用いてい
る。各相の上下アームの構成は同一であり、センス端子
付きIGBT 1と逆並列接続された還流用のダイオー
ド30を備える。また、IGBT 1を駆動する駆動回
路4、センス電流を検出し、モータ電流が過電流の状態
にあるかどうかを検知する過電流検出回路3、センス端
子とIGBT1のエミッタ端子間に接続されたスイッチ
1からなるセンス電流バイパス回路21、及びスイッ
チM1にオンパルスS2を与えるためのスイッチ制御回路
22からなる。
【0037】また、各相の上下アームの駆動回路4に対
して、ロジック手段31から各IGBT 1を駆動する
信号が与えられる。ここで上アームに関しては、駆動信
号をレベルシフト手段32によって基準電位を昇圧して
与えられる。
【0038】本実施例の、各アームの駆動回路4、過電
流検出回路3、センス電流バイパス回路21、スイッチ
制御回路22の働きは、図1又は図3の実施例で説明し
た動作と同様であるため、その説明は省略し、ここでは
本実施例に特有なダイドード30の逆阻止回復時の誤動
作防止の動作について述べる。
【0039】図10は,V相上アームのIGBT 1が
オン状態にあり、U相下アームのIGBT 1がターン
オンする瞬間の動作を示す。ここで、U相下アームのI
GBT 1がターンオンする直前、モータ電流ILは巻
線33に蓄えられたエネルギーによって、V相上アーム
のIGBT 1とU相上アームのダイオード30を通っ
て還流しているものとする。次に、U相下アームのIG
BT 1がターンオンすると、このIGBT 1にはモー
タ電流ILに加えて、U相上アームダイオード30の逆
阻止回復電流Irrが重畳して流れ、図11に示すよう
な電流波形(IL+Irr)となる。
【0040】U相下アームのIGBT 1のセンス電流
は、図14で述べたように、分布定数化された等価回路
におけるスイッチング特性の不均一化により跳ね上が
る。しかし、本実施例では、U相下アームのIGBT
1を流れる電流自体が、ダイオード30の逆阻止回復電
流の重畳により跳上りを生じており、例え上記スイッチ
ング特性の不均一がなかったとしても、センス電流はI
GBT 1のターンオンの瞬間から逆阻止回復電流の分
だけ確実に跳ね上がる。
【0041】センス電流Isが跳ね上がる期間τ1は、
スイッチング特性の不均一化が影響しない場合にはダイ
オードの逆阻止回復時間trと等しくなり、スイッチン
グ特性の不均一化がある場合には、分布定数化された素
子構造が要因となる跳上り期間τ1と上記trとのいづ
れか大きい方で決まる。
【0042】このセンス電流の跳上りによって過電流検
出回路3が誤動作しないように防ぐ方法としては、前記
各実施例で述べたように、IGBT 1のターンオンの
瞬間からセンス電流の跳上り期間よりも長い時間、セン
ス電流バイパス回路21のスイッチM1をオン状態と
し、跳上り電流を過電流検出回路に入力しないようにす
る。ただし、本実施例の場合には、上述のように、跳上
り期間が逆回復時間trとスイッチング特性の不均一性
のいずれで決まるかを把握してからセンス電流バイパス
回路21のオンパルス幅τを決める必要がある。
【0043】また、本実施例のIGBT 1が図5に示
した構造の場合は、そのIGBT 1のターンオンとタ
ーンオフの両方に同期させて、スイッチM1をオンし
て、逆回復とスイッチング特性の不均一性に起因するセ
ンス電流の跳上りをいずれもバイパスするようにする。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センス端子付きパワー半導体素子のスイッチング特性の
不均一化、又はインバータ装置におけるダイオード逆回
復電流のいずれかが原因で起きるセンス電流の跳上りに
対しても、誤動作しない過電流検出回路を実現できる。
【0045】その結果、過電流検出回路が動作しない期
間を必要最小限に押さえられるので装置の安全性を高め
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンス電流のサージ電流による誤動作
防止機能を備えた過電流検出回路の一実施例の構成図で
ある。
【図2】図1実施例の動作を説明するための各部の信号
又は電流のタイムチャートである。
【図3】本発明のセンス電流のサージ電流による誤動作
防止機能を備えた過電流検出回路の具体的な一実施例の
構成図である。
【図4】誤動作防止のためセンス電流をバイパスさせる
スイッチをパワー半導体素子のターンオンに同期してオ
ンさせる場合を説明する図であり、(a)は電流センス
がゲート端子側に配置されたパワー半導体素子の等価回
路を示し、この場合は、(b)に示すようにスイッチを
パワー半導体素子のターンオンに同期して一定期間オン
させる。
【図5】誤動作防止のためセンス電流をバイパスさせる
スイッチをパワー半導体素子のターンオフに同期してオ
ンさせる場合を説明する図であり、(a)は電流センス
がゲート端子から遠い側に配置されたパワー半導体素子
の等価回路を示し、この場合は(b)に示すようにスイ
ッチをパワー半導体素子のターンオフに同期して一定期
間オンさせる。
【図6】本発明のセンス電流のサージ電流による誤動作
防止機能を備えた過電流検出回路の具体的な他の一実施
例の構成図である。
【図7】図3実施例のセンス電流バイパス回路のスイッ
チのオン抵抗による誤動作を防止させてなる実施例の構
成図である。
【図8】図7実施例の動作を説明するための各部の信
号、電流、電圧のタイムチャートである。
【図9】本発明の過電流検出回路を適用してなるパワー
半導体素子をスイッチング素子とするインバータ装置の
一実施例の全体構成図である。
【図10】図9実施例の動作を説明するための部分回路
図である。
【図11】図9実施例の動作を説明するための各部の電
流、信号のタイムチャートである。
【図12】電流センスが組み込まれたパワー半導体素子
の従来例の過電流検出回路の構成図である。
【図13】図12従来例の問題点を説明するための各部
の電流、電圧のタイムチャートである。
【図14】電流センスが組み込まれたIGBTを説明す
る図であり、(a)は表示記号、(b)は素子構造図、
(c)は等価回路図である。
【符号の説明】
1 IGBT、 2 直流電源、 3 過電流検出回路、 4 駆動回路、 5 負荷、 6 駆動用電源、 7 定電流源、 8 遅延時間発生回路、 9 MOSFET、 21 センス電流バイパス回路、 22 スイッチ制御回路、 25 過電流検出回路、 26 OR回路、 32 レベルシフト手段、 30 ダイオード、 33 モータ、 31 ロジック手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 雅行 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワー半導体素子に組み込まれた電流セ
    ンスに流れるセンス電流を設定値と比較し、前記パワー
    半導体素子の過電流を検出する過電流検出方法におい
    て、前記パワー半導体素子のオン又はオフ指令信号に同
    期させて一定期間過電流検出を停止することを特徴とす
    るパワー半導体素子の過電流検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記一定期間が、前
    記パワー半導体素子のオン又はオフ時に前記電流センス
    に流れるサージ電流の通流時間に設定することを特徴と
    するパワー半導体素子の過電流検出方法。
  3. 【請求項3】 パワー半導体素子に組み込まれた電流セ
    ンスに流れるセンス電流を入力し、該センス電流を設定
    値と比較し、センス電流が設定値を超えたときに過電流
    検出信号を出力するパワー半導体素子の過電流検出回路
    において、前記パワー半導体素子のオン又はオフ指令信
    号に同期させて一定期間前記センス電流の入力を阻止す
    る手段を設けたことを特徴とするパワー半導体素子の過
    電流検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記一定期間が、前
    記パワー半導体素子のオン又はオフ時に前記電流センス
    に流れるサージ電流の通流時間に設定してなることを特
    徴とするパワー半導体素子の過電流検出回路。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記電流センスが、
    前記パワー半導体素子と同一の素子構造を有して同一の
    半導体チップに形成され、電流センスとパワー半導体素
    子の一方の主電極およびゲート電極がそれぞれ共通接続
    されてなり、ゲート信号の共通入力端子から見て電流セ
    ンスのゲート電極がパワー半導体素子のゲート電極より
    も近くに配置されている場合は、前記センス電流の入力
    阻止をパワー半導体素子のオン指令信号に同期させて、
    遠くに配置されている場合は、前記センス電流の入力阻
    止をパワー半導体素子のオフ指令信号に同期させること
    を特徴とするパワー半導体素子の過電流検出回路。
  6. 【請求項6】 パワー半導体素子に組み込まれた電流セ
    ンスに流れるセンス電流が通流される第1のトランジス
    タと、該第1のトランジスタにカレントミラー接続され
    た第2のトランジスタを第3のトランジスタを介して電
    源に接続してなる比較回路と、該第3のトランジスタに
    カレントミラー接続された第4のトランジスタを介して
    前記比較回路に設定電流を流す設定電流通流回路とを有
    し、前記第2と第3のトランジスタの接続点電圧を過電
    流検出出力とするパワー半導体素子の過電流検出回路に
    おいて、前記第1のトランジスタを迂回させて前記セン
    ス電流を流すバイパス回路と、該バイパス回路をオン・
    オフするスイッチと、該スイッチを前記パワー半導体素
    子のオン又はオフ指令信号に同期させて一定期間オンさ
    せるバイパススイッチ制御回路とを設けたことを特徴と
    するパワー半導体素子の過電流検出回路。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記過電流検出出力
    と前記スイッチのオン指令との論理和をとって最終的な
    過電流検出出力とするオア回路を設けたことを特徴とす
    るパワー半導体素子の過電流検出回路。
  8. 【請求項8】 パワー半導体素子に組み込まれた電流セ
    ンスに流れるセンス電流を電圧に変換する抵抗と、該抵
    抗により変換されたセンス電流検出値と設定値とを演算
    増幅器からなる比較回路に入力し、センス電流検出値が
    設定値を超えたときに過電流検出信号を出力するパワー
    半導体素子の過電流検出回路において、前記比較回路の
    センス電流検出値の入力又は過電流検出信号の出力を阻
    止する手段を設けたことを特徴とするパワー半導体素子
    の過電流検出回路。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記比較回路のセン
    ス電流検出値の入力を阻止する手段が、前記抵抗に並列
    に接続されたスイッチと、該スイッチを前記パワー半導
    体素子のオン又はオフ指令信号に同期させて一定期間オ
    ンさせるバイパススイッチ制御回路とからなることを特
    徴とするパワー半導体素子の過電流検出回路。
  10. 【請求項10】 請求項6又は8において、前記バイパ
    ススイッチ制御回路は前記一定時間に設定されたタイマ
    回路を有してなり、前記パワー半導体素子のオン又はオ
    フ指令信号を入力し、該指令信号の入力タイミングに同
    期させて前記スイッチにオン指令を出力するとともに前
    記タイマ回路を起動し、該タイマ回路の満了に合わせて
    前記スイッチにオフ指令を出力する回路であることを特
    徴とするパワー半導体素子の過電流検出回路。
  11. 【請求項11】 主回路電流に相関した電流が流れる電
    流センスが組み込まれたパワー半導体素子をスイッチン
    グ素子とするインバータ主回路と、前記電流センスに流
    れるセンス電流を入力し該センス電流を設定値と比較し
    てセンス電流が設定値を超えたときに過電流検出信号を
    出力する過電流検出回路と、入力されるオン・オフ指令
    に従って前記インバータ主回路のスイッチング素子をオ
    ン・オフ制御するとともに、前記過電流検出信号が入力
    されたとき前記スイッチング素子をオフする駆動回路と
    備えてなるインバータ装置において、前記過電流検出回
    路が、請求項3,4,5,6,7,8,9,10のいず
    れかに記載の過電流検出回路であることを特徴とするイ
    ンバータ装置。
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