JP3133974B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3133974B2
JP3133974B2 JP10087620A JP8762098A JP3133974B2 JP 3133974 B2 JP3133974 B2 JP 3133974B2 JP 10087620 A JP10087620 A JP 10087620A JP 8762098 A JP8762098 A JP 8762098A JP 3133974 B2 JP3133974 B2 JP 3133974B2
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明浩 富永
優美 西川
直子 小林
悟 阿波根
賢治 丸笹
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株式会社ハーマン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロや電気
コンロなどの加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器としては、加熱源で
あるガスバーナと、ガスバーナに供給するガス量の調整
やガスバーナへのガス供給の遮断を行うための調整つま
みとを備えたガスコンロがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のガスコンロを用
いて粥を調理する場合、ユーザが調整つまみを用いバー
ナの火力を手動で調整することによって、粥を調理して
いた。そのため、ユーザは粥の調理状態を見ながらバー
ナの火力を調整しなければならず、調理に手間がかかる
という問題がある。しかもバーナの火力調整を誤ると、
粥が焦げついたり、生煮えとなる虞がある。またバーナ
の火力が大きい場合、吹きこぼれが激しく、水分の蒸発
量を多くなり、粥の水分が少なくなる虞もある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、バーナの火力が大き
い場合にも粥を美味しく自動的に調理することのできる
加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、調理物を納めた調理容器を加
熱する加熱手段と、調理容器の温度を検出する温度検出
手段と、加熱時間を計時する計時手段と、温度検出手段
による検出温度が平衡となる平衡状態を検出する平衡状
態検出手段と、温度検出手段及び平衡状態検出手段の検
出結果や計時手段の計時時間に基づいて加熱手段の加熱
状態を制御する加熱制御手段と、調理容器による調理方
法を設定する設定手段とを備え、調理容器により粥を調
理する際に加熱制御手段は、設定手段により粥調理を設
定した時点から一定時間が経過すると加熱手段の加熱量
を増加させるとともに、平衡状態検出手段が平衡状態を
検出した検出時点から所定の加熱時間が経過すると加熱
手段の加熱量を低下させ、上記平衡状態の検出時点から
上記加熱時間よりも長い所定の停止時間が経過すると加
熱手段による加熱を停止させる加熱調理器において、設
定手段により粥調理を設定した時点から上記一定時間が
経過した時点における温度検出手段の検出温度が所定の
しきい値温度以上の場合、加熱制御手段は、設定手段に
より粥調理を設定した時点から上記一定時間が経過した
時点よりさらに所定時間が経過した時点における温度検
出手段の検出温度と、上記平衡状態の検出時点における
温度検出手段の検出温度との差が所定の変動幅以下であ
れば上記加熱時間を短縮することを特徴とし、設定手段
により粥調理を設定した時点から一定時間が経過するま
での間は加熱手段の加熱量が小さいので、米粒に水を十
分吸収させることができ、しかも温度検出手段による検
出温度の平衡状態を検出した検出時点、すなわち調理物
が沸騰した時点を基準にして、加熱手段の加熱量を低下
させるまでの時間や、加熱手段による加熱を停止させる
までの時間を決定しているので、米、水の分量が異なっ
たとしても、焦げついたり生煮えとなることがなく美味
しい粥を自動的に調理することができ、そのうえ設定手
段により粥調理を設定した時点から上記一定時間が経過
した時点における温度検出手段の検出温度がしきい値温
度以上の場合、加熱制御手段は、設定手段により粥調理
を設定した時点から上記一定時間が経過した時点よりさ
らに所定時間が経過した時点における温度検出手段の検
出温度と、平衡状態検出手段が平衡状態を検出した検出
時点における温度検出手段の検出温度との差が所定の変
動幅以下であれば上記加熱時間を短縮しているので、加
熱手段の加熱量が大きい場合は、沸騰時の加熱時間を短
縮することにより、水分の蒸発量を少なくして、適度な
水分のある美味しい粥を作ることができる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、加熱手段はガスバーナからなっており、ガスバー
ナによる加熱量は大きいので、粥を短時間で調理するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施形態の加熱調理器のブロッ
ク図を図1に、概略構成図を図2に示す。この加熱調理
器Aは、加熱手段としてのガスバーナ1と、ガスバーナ
1の周囲に配設された五徳4上に載置される調理容器
(鍋)5の下面中央に当接して調理容器5の温度を検出
する温度検出手段としての例えばサーミスタからなる温
度センサ6と、ガスバーナ1の火力(加熱量)を制御す
る制御信号を発生する信号処理部7と、ガスの元栓2と
ガスバーナ1との間のガス供給路8に挿入され信号処理
部7の制御信号に基づいてガスバーナ1へのガス供給を
制御するガス供給制御部3とから構成される。本実施形
態では、加熱手段としてガスバーナ1を用いており、ガ
スバーナ1の加熱量が大きいので、粥を短時間で調理す
ることができる。
【0008】また信号処理部7は、図1に示すように、
温度センサ6による検出温度Tが平衡となる平衡状態を
検出する平衡状態検出手段7bと、ガスバーナ1による
加熱時間を計時する計時手段としてのタイマ7cと、温
度センサ6及び平衡状態検出手段7bの検出結果やタイ
マ7cの計時時間に基づいてガスバーナ1の加熱状態を
制御する制御信号をガス供給制御部3に出力する加熱制
御手段7aと、調理容器5による調理方法(粥調理)を
設定する設定手段としてのスイッチ7dとから構成され
る。ここに平衡状態とは、ガスバーナ1による加熱量と
調理容器6内に納められた調理物及び調理容器6からの
放熱量とが略平衡した状態をいう。なお、信号処理部7
は例えば1チップのマイクロコンピュータから構成さ
れ、温度センサ6の検出温度Tをデジタルデータに変換
するA/D変換器や、加熱制御手段7aの制御信号によ
りガス供給制御部3を駆動する駆動回路などを備えてい
る。
【0009】ところで、調理容器5により粥を調理する
際、粥を美味しく調理できるように、加熱制御手段7a
は温度センサ6及び平衡状態検出手段7bの検出結果や
タイマ7cの計時時間に基づいてガスバーナ1の火力
(加熱量)を制御する制御信号を発生する。ガス供給制
御部3は、加熱制御手段7aの制御信号に基づいてガス
バーナ1へのガス供給量を変化させ、ガスバーナ1の火
力を図3(b)に示すように2段階(中火、小火)で変
化させている。ここに、ガスバーナ1の火力を図3
(b)に示すように変化させた場合の温度センサ6によ
る検出温度Tの経時変化の一例を図3(a)に示す。
尚、図3(a)中の実線は温度センサ6による検出温度
Tを示し、図3(a)中の破線は調理容器5の内容物
(調理物)の温度を示している。
【0010】以下に、粥を調理するする際の各部の動作
を図3乃至図5に基づいて説明する。ユーザが加熱開始
のための操作を行い、ガスバーナ1aに点火した後、時
刻t0においてユーザがスイッチ7dをオン(ON)
し、粥調理を設定すると(ステップS1)、加熱制御手
段7aは、米粒の中に水が十分吸収されるように、ガス
バーナ1の火力を小火とする制御信号を発生し、ガス供
給制御部3は加熱制御手段7aの制御信号に基づいてガ
スバーナ1へのガスの供給量を制御し、ガスバーナ1の
火力を小火にする(ステップS2)。この時、調理容器
5の温度上昇に伴って、温度センサ6の検出温度Tが上
昇する。
【0011】ここで、タイマ7cはガスバーナ1による
加熱時間を計時しており、加熱制御手段7aは、タイマ
7cの計時時間に基づいて、スイッチ7dにより粥調理
を設定した時点(時刻t0)から一定時間ta(例えば
10分)が経過したか否かを判断する(ステップS
3)。そして、時刻t0から一定時間taが経過した時
点(時刻t1)において、加熱制御手段7aはガスバー
ナ1の火力を小火から中火に増加させる制御信号を発生
し、この制御信号に基づいてガス供給制御部3はガスバ
ーナ1に供給するガス量を増加させ、ガスバーナ1の火
力を小火から中火に大きくする(ステップS4)。
【0012】この時、加熱制御手段7aは、スイッチ7
dにより粥調理を設定した時点(時刻t0)から一定時
間taが経過した時刻t1(すなわちガスバーナ1の火
力を小火から中火に切り換えた時点)における温度セン
サ6の検出温度TAを読み込み(ステップS5)、この
検出温度TAと所定のしきい値温度(例えば90℃)と
の高低を比較する(ステップS6)。検出温度TAがし
きい値温度(90℃)未満であれば、平衡状態検出手段
7bは平衡状態の検出動作を開始する(ステップS
7)。尚、この場合の温度センサ6の検出温度Tの経時
変化を図5(a)中に実線で示し、調理容器5の内容物
の温度を図5(a)中に破線で示し、ガスバーナ1の火
力の経時変化を図5(b)に示す。ここに、平衡状態検
出手段7bは以下のようにして平衡状態を検出する。ま
ず、平衡状態検出手段7bは所定の時間間隔(例えば数
十秒)で温度センサ6の検出温度Tをサンプリングし、
サンプリング値の時系列を所定個数(数個)ずつの組に
する。尚、各組の最後のサンプリング値は時系列的に並
ぶ次の組の最初のサンプリング値と共用する。また、各
組の最初のサンプリング値を基準温度として同じ組内で
のサンプリング値のうちの規定個数(各組のサンプリン
グ値の個数のうちの大部分)が基準温度に対して規定の
温度範囲内(上下数度内)であるときに、その組を合格
組とする。各組について上述した判定を順に行い、時系
列的に並ぶ2つの組が連続して合格組であるときには平
衡状態と判定するのである。すなわち、サンプリング値
の離散度が小さくなると平衡状態になったと判断するの
である。
【0013】時刻t2において平衡状態検出手段7bが
温度センサ6による検出温度Tの平衡状態を検出すると
(すなわち調理物が沸騰状態となると)、加熱制御手段
7aは加熱時間tbを約6分に設定(ステップS13)
した後、タイマ7cの計時時間に基づいて、平衡状態検
出手段7bが平衡状態を検出した検出時点t2から加熱
時間tb(約6分)が経過したか否かを判断する(ステ
ップS15)。そして、平衡状態の検出時点t2より加
熱時間tbが経過すると、加熱制御手段7aは、ガスバ
ーナ1の火力を中火から小火に低減させる制御信号を発
生し、この制御信号に基づいてガス供給制御部3はガス
バーナ1に供給するガス量を低減して、ガスバーナ1の
火力を中火から小火に小さくする(ステップS16)。
【0014】さらに、加熱制御手段7aは、タイマ7c
の計時時間に基づいて、平衡状態の検出時点t2から加
熱時間tbよりも長い所定の停止時間tc(例えば28
分)が経過したか否かを判断する(ステップS17)。
そして、平衡状態の検出時点t2から停止時間tcが経
過すると、加熱制御手段7aは、ガスバーナ1による加
熱を停止させる制御信号を発生し、この制御信号に基づ
いてガス供給制御部3はガスバーナ1へのガス供給を遮
断して、ガスバーナ1を消火させる(ステップS1
8)。
【0015】一方、ステップS6において、スイッチ7
dにより粥調理を設定した時点(時刻t0)から一定時
間taが経過した時点(時刻t1)における温度センサ
6の検出温度TAとしきい値温度(90℃)とを比較し
た結果、検出温度TAがしきい値温度(90℃)以上の
場合、加熱制御手段7aは、時刻t1よりさらに所定時
間td(例えば数秒から数十秒)が経過したか否かを判
断する(ステップS8)。尚、この場合の温度センサ6
の検出温度T及び調理容器5の内容物の温度の経時変化
を図3(a)に示し、ガスバーナ1の火力の経時変化を
図3(b)に示す。そして、時刻t1よりさらに所定時
間td(例えば数秒から数十秒)が経過すると、加熱制
御手段7aはこの時の温度センサ6の検出温度TBを読
み込み、平衡状態検出手段7bは平衡状態の検出動作を
開始する(ステップS10)。
【0016】時刻t2において平衡状態検出手段7bが
温度センサ6による検出温度Tの平衡状態を検出する
と、加熱制御手段7aは、平衡状態の検出時点(時刻t
2)における温度センサ6の検出温度TCを読み込む
(ステップS11)。ステップS12において、上述の
検出温度TBと検出温度TCとの差が所定の変動幅より
も大きければ〔すなわち、検出温度TBと検出温度TC
との差の絶対値がΔT(例えば数℃)よりも大きけれ
ば〕、加熱制御手段7aは加熱時間tbを約6分に設定
し(ステップS13)、検出温度TBと検出温度TCと
の差が所定の変動幅以下であれば〔すなわち、検出温度
TBと検出温度TCとの差の絶対値がΔT(例えば数
℃)以下であれば〕、加熱制御手段7aは加熱時間tb
を約3分に設定する(ステップS14)。
【0017】次に加熱制御手段7aは、タイマ7cの計
時時間に基づいて、平衡状態検出手段7bが平衡状態を
検出した検出時点t2から加熱時間tbが経過したか否
かを判断し(ステップS15)、平衡状態の検出時点t
2より加熱時間tbが経過すると、加熱制御手段7a
は、ガスバーナ1の火力を中火から小火に低減させる制
御信号を発生する。この制御信号に基づいてガス供給制
御部3はガスバーナ1に供給するガス量を低減して、ガ
スバーナ1の火力を中火から小火に小さくする(ステッ
プS16)。さらに、加熱制御手段7aは、タイマ7c
の計時時間に基づいて、平衡状態の検出時点t2から加
熱時間tbよりも長い所定の停止時間tc(例えば28
分)が経過したか否かを判断する(ステップS17)。
平衡状態の検出時点t2から停止時間tcが経過する
と、加熱制御手段7aは、ガスバーナ1による加熱を停
止させる制御信号を発生し、この制御信号に基づいてガ
ス供給制御部3はガスバーナ1へのガス供給を遮断し
て、ガスバーナ1を消火させる(ステップS18)。
【0018】上述のように本実施形態の加熱調理器Aで
は、加熱制御手段7aが、温度センサ6及び平衡状態検
出手段7bの検出結果やタイマ7cの計時時間に基づい
て、ガスバーナ1の加熱量を制御する制御信号を発生し
ており、粥を調理する際に、スイッチ7dにより粥調理
を設定した時点(時刻t0)から一定時間taが経過す
るまでの間、加熱制御手段7aがガスバーナ1の火力を
小火に制御しているので、米粒に水を十分吸収させるこ
とができる。また、米、水の分量やガスバーナ1の火力
などによって粥の調理時間は異なるが、加熱制御手段7
aは、温度センサ6の検出温度Tが平衡状態となる時
点、すなわち調理物が沸騰する時点を基準にして、ガス
バーナ1の火力を中火から小火に低下させるタイミング
や、ガスバーナ1を消火させるタイミングを決定してい
るので、米、水の分量やガスバーナ1の火力が変動した
としても、生炊きや焦げつきが発生することなく、美味
しい粥を自動的に調理することができる。
【0019】さらに、本実施形態の加熱調理器Aでは、
ガスバーナ1の火力を小火から中火に切り換えた時点
(時刻t1)より所定時間tdが経過した時点における
温度センサ6の検出温度TBと、平衡状態の検出時点
(時刻t2)における温度センサ6の検出温度TCとの
差が所定の変動幅以下の場合、すなわち、時刻t1にお
いて温度センサ6の検出温度Tが平衡状態となっている
場合、加熱制御手段7aはガスバーナ1の火力が大きい
ものと判断し、加熱時間tbを短縮して、中火による沸
騰時の加熱時間を短くし、水分の蒸発量が増加するのを
防止しており、適度な水分のある粥を作ることができ
る。
【0020】なお、スイッチ7dにより粥調理を設定し
た時点からガスバーナ1の火力を中火に切り換えるまで
の一定時間taや加熱時間tbや停止時間tcは上記の
時間に限定する趣旨のものではなく、粥がおいしく調理
できるような時間に設定すれば良い。また、本実施形態
では、加熱手段としてガスバーナ1を用いているが、加
熱手段としてヒータや電磁調理器などを用いても良い。
また、温度検出手段として調理容器5の底に接触するサ
ーミスタを用いているが、温度検出手段として、調理容
器5の内部に入れて調理容器5の温度を検出する温度セ
ンサや、調理容器5から放出される赤外線を検出するこ
とによって調理容器5の温度を検出する温度センサを用
いても良い。
【0021】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、調理
物を納めた調理容器を加熱する加熱手段と、調理容器の
温度を検出する温度検出手段と、加熱時間を計時する計
時手段と、温度検出手段による検出温度が平衡となる平
衡状態を検出する平衡状態検出手段と、温度検出手段及
び平衡状態検出手段の検出結果や計時手段の計時時間に
基づいて加熱手段の加熱状態を制御する加熱制御手段
と、調理容器による調理方法を設定する設定手段とを備
え、調理容器により粥を調理する際に加熱制御手段は、
設定手段により粥調理を設定した時点から一定時間が経
過すると加熱手段の加熱量を増加させるとともに、平衡
状態検出手段が平衡状態を検出した検出時点から所定の
加熱時間が経過すると加熱手段の加熱量を低下させ、上
記平衡状態の検出時点から上記加熱時間よりも長い所定
の停止時間が経過すると加熱手段による加熱を停止させ
る加熱調理器において、設定手段により粥調理を設定し
た時点から上記一定時間が経過した時点における温度検
出手段の検出温度が所定のしきい値温度以上の場合、加
熱制御手段は、設定手段により粥調理を設定した時点か
ら上記一定時間が経過した時点よりさらに所定時間が経
過した時点における温度検出手段の検出温度と、上記平
衡状態の検出時点における温度検出手段の検出温度との
差が所定の変動幅以下であれば上記加熱時間を短縮する
ことを特徴とし、設定手段により粥調理を設定した時点
から一定時間が経過するまでの間は加熱手段の加熱量が
小さいので、米粒に水を十分吸収させることができ、し
かも温度検出手段による検出温度の平衡状態を検出した
検出時点、すなわち調理物が沸騰した時点を基準にし
て、加熱手段の加熱量を低下させるまでの時間や、加熱
手段による加熱を停止させるまでの時間を決定している
ので、米、水の分量が異なったとしても、焦げついたり
生煮えとなることがなく美味しい粥を自動的に調理する
ことができ、そのうえ設定手段により粥調理を設定した
時点から上記一定時間が経過した時点における温度検出
手段の検出温度がしきい値温度以上の場合、加熱制御手
段は、設定手段により粥調理を設定した時点から上記一
定時間が経過した時点よりさらに所定時間が経過した時
点における温度検出手段の検出温度と、平衡状態検出手
段が平衡状態を検出した検出時点における温度検出手段
の検出温度との差が所定の変動幅以下であれば上記加熱
時間を短縮しているので、加熱手段の加熱量が大きい場
合は、沸騰時の加熱時間を短縮することにより、水分の
蒸発量を少なくして、適度な水分のある美味しい粥を作
ることができるという効果がある。
【0022】請求項2の発明は、加熱手段はガスバーナ
からなっており、請求項1の発明の効果に加えて、強い
火力で粥を短時間で調理できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の加熱調理器を示すブロック図であ
る。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】(a)(b)は同上の火力が強い場合の動作を
説明する説明図である。
【図4】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図5】(a)(b)は同上の動作を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ガスバーナ 5 調理容器 6 温度センサ 7a 加熱制御手段 7b 平衡状態検出手段 7d スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 阿波根 悟 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 丸笹 賢治 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (56)参考文献 特公 平6−75426(JP,B2) 特公 平7−2131(JP,B2) 実公 平6−32017(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/12 A47J 27/00 109 F24C 7/04 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を納めた調理容器を加熱する加熱
    手段と、調理容器の温度を検出する温度検出手段と、加
    熱時間を計時する計時手段と、温度検出手段による検出
    温度が平衡となる平衡状態を検出する平衡状態検出手段
    と、温度検出手段及び平衡状態検出手段の検出結果や計
    時手段の計時時間に基づいて加熱手段の加熱状態を制御
    する加熱制御手段と、調理容器による調理方法を設定す
    る設定手段とを備え、調理容器により粥を調理する際に
    加熱制御手段は、設定手段により粥調理を設定した時点
    から一定時間が経過すると加熱手段の加熱量を増加させ
    るとともに、平衡状態検出手段が平衡状態を検出した検
    出時点から所定の加熱時間が経過すると加熱手段の加熱
    量を低下させ、上記平衡状態の検出時点から上記加熱時
    間よりも長い所定の停止時間が経過すると加熱手段によ
    る加熱を停止させる加熱調理器において、設定手段によ
    り粥調理を設定した時点から上記一定時間が経過した時
    点における温度検出手段の検出温度が所定のしきい値温
    度以上の場合、加熱制御手段は、設定手段により粥調理
    を設定した時点から上記一定時間が経過した時点よりさ
    らに所定時間が経過した時点における温度検出手段の検
    出温度と、上記平衡状態の検出時点における温度検出手
    段の検出温度との差が所定の変動幅以下であれば上記加
    熱時間を短縮することを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱手段はガスバーナからなることを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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