JP3180078B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3180078B2
JP3180078B2 JP07587098A JP7587098A JP3180078B2 JP 3180078 B2 JP3180078 B2 JP 3180078B2 JP 07587098 A JP07587098 A JP 07587098A JP 7587098 A JP7587098 A JP 7587098A JP 3180078 B2 JP3180078 B2 JP 3180078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスコンロや電気
コンロやオーブンなどの加熱調理器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器としては、調理物を
加熱する加熱手段と、加熱手段の加熱動作を制御する制
御手段と、点火時からの経過時間を計時する計時手段と
を備え、制御手段は計時手段の計時した経過時間を監視
し、経過時間が所定の停止時間(約2時間)に達すると
消し忘れと判断して、加熱手段を自動的に消火するもの
があった。ここに、停止時間とは、点火時から消し忘れ
を防止するために制御手段が加熱手段を自動的に消火す
るまでの時間のことを言う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の加熱調理器で
は、制御手段は点火時からの経過時間しか監視しておら
ず、調理内容や調理作業を監視していないので、低温か
ら約200℃以下の低温域で加熱調理を行う場合の停止
時間と、約200〜250℃の高温域で加熱調理を行う
場合の停止時間とが同じであった。そのため、高温域で
加熱調理を行う場合に消し忘れが発生しても、制御手段
が消し忘れと判断して加熱手段を自動的に消火させるま
でに比較的長い時間がかかっていた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、安全性を向上させた
加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、調理物を納めた調理容器を加
熱する加熱手段と、加熱開始時からの経過時間を計時す
る計時手段と、加熱手段の加熱動作を制御するとともに
計時手段の計時した経過時間が所定の第1の停止時間に
達すると加熱手段の加熱動作を停止させる制御手段と、
調理容器の温度を検出する温度検出手段とを備え、温度
検出手段の検出温度がしきい値温度以上となるような高
温域で油物調理を行う際に、検出温度がしきい値温度以
上の温度で安定するように制御手段が加熱手段の加熱量
を制御する場合、加熱手段による加熱動作を停止させる
操作を忘れて、温度検出手段の検出温度の単位時間当た
りの温度変化が所定の温度範囲内となる状態が上記第1
の停止時間よりも短い第2の停止時間継続すると、制御
手段が加熱手段の加熱動作を停止させており、温度検出
手段の検出温度がしきい値温度以上の場合は、制御手段
が消し忘れと判断して加熱手段の加熱動作を停止させる
までの時間を短くしているので、消し忘れが発生したと
しても加熱手段の加熱動作を短時間で停止させることが
できる。しかも、温度検出手段の検出温度がしきい値温
度以上の場合、温度検出手段の検出温度の単位時間当た
りの温度変化が平衡時の温度範囲内となる状態が第1の
停止時間よりも短い第2の停止時間継続すると、制御手
段が加熱手段の加熱動作を停止させているので、調理中
に制御手段が誤って加熱手段の加熱動作を停止させるの
を防止できる。
【0006】請求項2の発明では、調理物を納めた調理
容器を加熱する加熱手段と、加熱開始時からの経過時間
を計時する計時手段と、加熱手段の加熱動作を制御する
とともに計時手段の計時した経過時間が所定の第1の停
止時間に達すると加熱手段の加熱動作を停止させる制御
手段と、調理容器の温度を検出する温度検出手段とを備
え、温度検出手段の検出温度がしきい値温度以上となる
ような高温域で油物調理を行う際に、制御手段が加熱手
段の出力を大火と小火に交互に切り換えることにより温
度検出手段の検出温度をしきい値温度以上の温度に安定
させる場合、加熱手段による加熱動作を停止させる操作
を忘れて、温度検出手段の検出温度が所定の温度範囲内
となる状態が上記第1の停止時間よりも短い第2の停止
時間継続すると、制御手段が加熱手段の加熱動作を停止
させており、請求項1の発明と同様、温度検出手段の検
出温度がしきい値温度以上で温度変化の小さい場合、す
なわち検出温度が大火/小火の切り換えによる温度変化
以内になる場合、制御手段が消し忘れと判断して加熱手
段の加熱動作を停止させるまでの時間を短くしているの
で、消し忘れが発生したとしても加熱手段の加熱動作を
短時間で停止させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の加熱調理器は、図1のブロ
ック図に示すように、加熱源であるコンロバーナ1aと
コンロバーナ1aへのガス供給を制御する電磁弁1bと
ガスに着火するための点火プラグ1cとを備え調理物を
納めた調理容器を加熱する加熱手段たる加熱部1と、加
熱部1の加熱動作を制御する制御部2と、加熱部1に載
架された調理物を収納する鍋などの器の底に接触して調
理物の温度を検出する例えばサーミスタからなる温度検
出手段たる温度検出部3と、温度検出部3の検出温度の
上昇カーブから煮物調理か油物調理かを判断する調理モ
ード判断部4と、点火時からの経過時間を計時する計時
手段たるタイマ部5と、加熱部1の点火/消火などの操
作を行うための操作部6とを備え、制御部2及び調理モ
ード判断部4から制御手段が構成される。タイマ部5は
制御部2によって加熱部1の点火時に起動され、タイマ
部5の計時した経過時間が第1の停止時間(例えば約2
時間)に達すると、制御部2が加熱部1を自動的に消火
する。
【0008】ここで、調理モード判断部4は、約200
℃以下の比較的低温域で長時間にわたって調理される煮
物調理か、約200℃以上の比較的高温域で短時間に調
理される油物調理かを判断しており、調理モード判断部
4が油物調理と判断した場合、温度検出部3の検出温度
の単位時間当たりの温度変化が所定の温度範囲内となる
状態が第1の停止時間よりも短い第2の停止時間だけ継
続すると、制御部2が加熱部1を消火する。したがっ
て、比較的高温域で調理される油物調理の場合に消し忘
れが発生すると、比較的低温域で調理される煮物調理の
場合に比べて短い時間で加熱部1を消火することができ
る。
【0009】図3は煮物調理及び油物調理における加熱
時間と温度検出部3の検出温度tとの関係を示してお
り、煮物調理の場合には煮汁のもとである水の沸騰温度
が約100℃であるので、温度検出部3の検出温度tは
約100℃付近で安定する〔図3の〕。一方、加熱部
1の大火の火力が小さい状態で油物調理を行う場合(例
えばガス器具栓でガス量を小さくして大火をしぼってい
る場合やガス圧が低い場合など)、油物調理では油の沸
点が水よりも遙かに高いために、温度検出部3の検出温
度tは所定のしきい値温度ta(例えば約200℃)以
上の温度で安定する〔図3の’〕。そこで、調理モー
ド判断部4は、温度検出部3の検出温度tがしきい値温
度ta(よりも低い場合には低温調理や煮物調理と判断
し、温度検出部3の検出温度tがしきい値温度ta以上
の場合には油物調理と判断している。
【0010】次に、この加熱調理器の動作を図2のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、ユーザが操作部
6を用いて加熱部1の点火操作を行うと、制御部2が電
磁弁1bを制御してコンロバーナ1bへのガス供給を開
始するとともに、点火プラグ1cに通電して火花を発生
させ、コンロバーナ1bに点火する(ステップ11)。
この時、制御部2はタイマ部5を起動し、タイマ部2は
点火時からの経過時間を計時する。次に制御部2はタイ
マ部5が計時した経過時間から点火時より2時間(第1
の停止時間)が経過したか否かを判断する(ステップ1
2)。尚、第1の停止時間は通常2時間に設定されてい
る。ここで、点火時より2時間が経過した場合、制御部
2は消し忘れと判断し、電磁弁1bを閉じてコンロバー
ナ1aへのガス供給を遮断し、コンロバーナ1aを自動
的に消火する(ステップ13)。一方、点火時より2時
間が経過していない場合は、調理モード判断部4が温度
検出部3の検出温度tとしきい値温度ta(200℃)
との高低を比較し、低温調理又は煮物調理か、油物調理
かを判断する(ステップ14)。
【0011】ここで、温度検出部3の検出温度tが20
0℃未満の場合、調理モード判断部4は低温調理又は煮
物調理と判断する。煮物調理の場合には調理物が沸騰す
ると調理物の温度が約100℃付近で安定するので、温
度検出部3の検出温度tが調理物の沸騰時における沸騰
検知温度tb(約100℃)を含む温度範囲内となるこ
とから、制御部2は調理物が沸騰したか否かを検知する
(ステップ15)。ここで、調理物が沸騰していなけれ
ば、ステップ12に戻って上述の処理を繰り返し実行す
る。一方、図4のに示すように、期間T1において温
度検出部3の検出温度tが沸騰検知温度tbで略安定
し、検出温度tが沸騰時における沸騰検知温度tbを含
む温度範囲内に入ると、制御部2は温度検出部3の検出
温度tから調理物が沸騰したことを検出する。次に制御
部2は温度検出部3の検出温度tが沸騰時の検出温度で
ある沸騰検知温度tbから所定温度(例えば約30℃)
以上上昇したか否かを判断する(ステップ16)。ここ
で、図4のに示すように、期間T2において温度検出
部3の検出温度tが沸騰検知温度tbよりも30℃以上
上昇すると、すなわち、検出温度tと沸騰検知温度tb
との差Δt1(=t−tb)が30℃以上になると、制御
部2は煮汁切れによる焦げつきが発生したものと判断し
て、加熱部1を自動的に消火させる(ステップ17)。
一方、検出温度tと沸騰検知温度tbとの差Δt1が30
℃未満であれば、制御部2はステップ12に戻って上述
の処理を繰り返し実行する。このように、沸騰検知後に
温度検出部3の検出温度tが沸騰検知温度tbから30
℃以上上昇すると、制御部2は焦げつきと判断して加熱
部1を自動的に消火しているので、調理物の焦げつきを
防止することができる。
【0012】また、ステップ14において温度検出部3
の検出温度tとしきい値温度taとの高低を比較した結
果、図3の’及び図4のに示すように温度検出部3
の検出温度tがしきい値温度ta以上になると、調理モ
ード判断部3は油物調理と判断する。そして、ステップ
18において温度検出部3が検出した温度t3と、一定時
間後のステップ19において温度検出部3が検出した温
度t4との差の絶対値が10℃以下か否かを判断する(ス
テップ20)。温度t3と温度t4との差の絶対値が10℃
以下になると、制御部2はタイマ部5の計時時間より温
度t3と温度t4との差の絶対値が10℃以下になった時刻
T3からの経過時間を計時し(ステップ21)、ステッ
プ22において制御部2は時刻T3から30分が経過し
たか否かを判断する。そして、時刻T3から30分が経
過した場合は、制御部2が加熱部1を自動的に消火させ
(ステップ23)、時刻T3から30分が経過していな
ければ、ステップ12に戻って上述の処理を繰り返し実
行する。一方、ステップ20において温度t3と温度t4と
の差の絶対値が10℃以下か否かを判断した結果、温度
t3と温度t4との差の絶対値が10℃よりも大きくなる
と、制御部2は時刻T3からの計時時間をクリアし(ス
テップ24)、ステップ12に戻って上述の処理を繰り
返し実行する。
【0013】このように、加熱部1の大火の出力が小さ
い状態で温度検出部3の検出温度tがしきい値温度ta
以上の温度に安定した場合、温度検出部3の検出温度t
の単位時間当たりの温度変化(=|t3−t4|)が所定の
温度範囲内(例えば約10℃)となる状態が、第1の停
止時間(例えば2時間)よりも短い第2の停止時間(例
えば数十分、本実施形態の場合は30分)継続すると、
制御部2は加熱部1の加熱動作を停止させているので、
比較的高温域で調理時間の短い油物調理を行う場合に消
し忘れが発生したとしても、煮物調理を行う場合に比べ
て短い時間で加熱部1を自動的に消火させることがで
き、加熱調理器の安全性が向上するとともに、ガスの無
駄を省くことができる。しかも、油物調理を行っている
間は、温度検出部3の検出温度tが変化するが、本実施
形態では、温度検出部3の検出温度tの温度変化が所定
の温度範囲内となる状態が第2の停止時間だけ継続した
時点で、制御部2が加熱部1を自動的に消火させている
ので、調理中に制御部2が加熱部1を誤って消火するこ
とはない。また、低温調理や煮物調理の場合は一般に調
理時間が長くなるが、本実施形態では低温調理や煮物調
理の場合の第1の停止時間を十分長い時間に設定してい
るので、調理中に加熱部1が自動的に消火されることは
ない。
【0014】(実施形態2)実施形態1では、加熱部1
の大火の火力が小さい状態で温度検出部3の検出温度t
がしきい値温度ta以上の温度に安定した場合について
説明したが、本実施形態では、制御部2が加熱部1の出
力を大火と小火とに交互に切り換えて、温度検出部3の
検出温度tをしきい値温度ta以上で温度変化の小さい
状態に安定させた場合〔図3の〕について説明する。
尚、加熱調理器の基本的な構成及び動作は実施形態1と
同様であるので、その説明は省略する。
【0015】本実施形態の加熱調理器の動作を図5のフ
ローチャートに基づいて説明する。尚、図5のフローチ
ャートは、図2のステップ14において、温度検出部3
の検出温度tが200℃以上になった場合の処理を示し
ている。まずステップ30において制御部2は加熱部1
の火力を大火とし、温度検出部3の検出温度tが例えば
250℃以上か否かを判定する(ステップ31)。検出
温度tが250℃未満であれば、制御部2はステップ3
0に戻って上述の処理を繰り返し実行し、検出温度tが
250℃以上であれば、さらに制御部2は温度検出部3
の検出温度tが例えば270℃以上か否かを判定する
(ステップ32)。そして、検出温度tが270℃以上
であれば、制御部2は加熱部1を自動的に消火させる
(ステップ33)。一方、検出温度tが270℃未満で
あれば、制御部2は加熱部1の火力を小火にして(ステ
ップ34)、タイマ部5の計時時間より検出温度tが2
50℃以上になった時刻T4からの経過時間を計時し
(ステップ35)、さらに温度検出部3の検出温度tが
248℃以下になったか否かを判断する(ステップ3
6)。ここで、検出温度tが248℃よりも高ければ、
ステップ34に戻って上述の処理を繰り返し実行する。
一方、検出温度tが248℃以下であれば、さらに制御
部2は検出温度tが例えば240℃以下になったか否か
を判断する(ステップ37)。そして、検出温度tが2
40℃以下になると、制御部2は時刻T4からの経過時
間の計時結果をクリアし、ステップ30に戻って上述の
処理を繰り返し実行する。一方、検出温度tが240℃
よりも高ければ、制御部2は時刻T4から30分以上経
過したか否かを判断し(ステップ39)、時刻T4から
30分以上経過していれば、制御部2は加熱部1を自動
的に消火し、時刻T4から30分以上経過していなけれ
ば、ステップ30に戻って上述の処理を繰り返し実行す
る。
【0016】このように、制御部2が加熱部2の火力を
大火と小火とに交互に切り換えることによって、温度検
出部3の検出温度tがしきい値温度ta以上で温度変化
の小さい場合(すなわち、検出温度tが大火/小火の切
り換えによる温度変化以内となる場合)、温度検出部3
の検出温度tが所定の温度範囲内となる状態が第1の停
止時間(例えば2時間)よりも短い第2の停止時間(例
えば数十分、本実施形態の場合は30分)継続すると、
制御部2が加熱部1の加熱動作を停止させているので、
比較的高温域で調理時間の短い油物調理を行う場合に消
し忘れが発生したとしても、煮物調理を行う場合に比べ
て短い時間で加熱部1を自動的に消火させることがで
き、加熱調理器の安全性が向上するとともに、ガスの無
駄を省くことができる。また、低温調理や煮物調理の場
合は一般に調理時間が長くなるが、本実施形態では低温
調理や煮物調理の場合の第1の停止時間を十分長い時間
に設定しているので、調理中に加熱部1が自動的に消火
されることはない。
【0017】尚、上述の各実施形態では、第1の停止時
間を2時間とし、第2の停止時間を30分に設定してい
るが、第1及び第2の停止時間を上記の値に限定する趣
旨のものではなく、装置の安全性などを考慮して最適な
時間に設定すれば良い。また、上述した各実施形態では
加熱調理器としてガスコンロを例に説明を行ったが、加
熱調理器をガスコンロに限定する趣旨のものではなく、
電気コンロやオーブンなどの加熱調理器に本実施形態を
適用しても良いことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、調理
物を納めた調理容器を加熱する加熱手段と、加熱開始時
からの経過時間を計時する計時手段と、加熱手段の加熱
動作を制御するとともに計時手段の計時した経過時間が
所定の第1の停止時間に達すると加熱手段の加熱動作を
停止させる制御手段と、調理容器の温度を検出する温度
検出手段とを備え、温度検出手段の検出温度がしきい値
温度以上となるような高温域で油物調理を行う際に、検
出温度がしきい値温度以上の温度で安定するように制御
手段が加熱手段の加熱量を制御する場合、加熱手段によ
る加熱動作を停止させる操作を忘れて、温度検出手段の
検出温度の単位時間当たりの温度変化が所定の温度範囲
内となる状態が上記第1の停止時間よりも短い第2の停
止時間継続すると、制御手段が加熱手段の加熱動作を停
止させており、温度検出手段の検出温度がしきい値温度
以上の場合は、制御手段が消し忘れと判断して加熱手段
の加熱動作を停止させるまでの時間を短くしているの
で、消し忘れが発生したとしても加熱手段の加熱動作を
短時間で停止させることができるという効果がある。し
かも、温度検出手段の検出温度がしきい値温度以上の場
合、温度検出手段の検出温度の単位時間当たりの温度変
化が平衡時の温度範囲内となる状態が第1の停止時間よ
りも短い第2の停止時間継続すると、制御手段が加熱手
段の加熱動作を停止させているので、調理中に制御手段
が誤って加熱手段の加熱動作を停止させるのを防止でき
るという効果がある。
【0019】請求項2の発明では、調理物を納めた調理
容器を加熱する加熱手段と、加熱開始時からの経過時間
を計時する計時手段と、加熱手段の加熱動作を制御する
とともに計時手段の計時した経過時間が所定の第1の停
止時間に達すると加熱手段の加熱動作を停止させる制御
手段と、調理容器の温度を検出する温度検出手段とを備
え、温度検出手段の検出温度がしきい値温度以上となる
ような高温域で油物調理を行う際に、制御手段が加熱手
段の出力を大火と小火に交互に切り換えることにより温
度検出手段の検出温度をしきい値温度以上の温度に安定
させる場合、加熱手段による加熱動作を停止させる操作
を忘れて、温度検出手段の検出温度が所定の温度範囲内
となる状態が上記第1の停止時間よりも短い第2の停止
時間継続すると、制御手段が加熱手段の加熱動作を停止
させており、請求項1の発明と同様、温度検出手段の検
出温度がしきい値温度以上で温度変化の小さい場合、す
なわち検出温度が大火/小火の切り換えによる温度変化
以内になる場合、制御手段が消し忘れと判断して加熱手
段の加熱動作を停止させるまでの時間を短くしているの
で、消し忘れが発生したとしても加熱手段の加熱動作を
短時間で停止させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の加熱調理器を示すブロック図であ
る。
【図2】同上の動作を示すフローチャートである。
【図3】同上の動作を説明する図である。
【図4】同上の動作を説明する図である。
【図5】実施形態2の加熱調理器の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 加熱部 2 制御部 3 温度検出部 4 調理モード検出部 5 タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 優美 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (72)発明者 福田 孝之 大阪市港区南市岡1丁目1番52号株式会 社ハーマン内 (56)参考文献 特開 平4−244523(JP,A) 特開 平6−174235(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/12 F24C 7/04 301 F24C 7/08 320 F24C 7/08 345

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を納めた調理容器を加熱する加熱手
    段と、加熱開始時からの経過時間を計時する計時手段
    と、加熱手段の加熱動作を制御するとともに計時手段の
    計時した経過時間が所定の第1の停止時間に達すると加
    熱手段の加熱動作を停止させる制御手段と、調理容器の
    温度を検出する温度検出手段とを備え、温度検出手段の
    検出温度がしきい値温度以上となるような高温域で油物
    調理を行う際に、前記検出温度がしきい値温度以上の温
    度で安定するように制御手段が加熱手段の加熱量を制御
    する場合、加熱手段による加熱動作を停止させる操作を
    忘れて、温度検出手段の検出温度の単位時間当たりの温
    度変化が所定の温度範囲内となる状態が上記第1の停止
    時間よりも短い第2の停止時間継続すると、制御手段が
    加熱手段の加熱動作を停止させることを特徴とする加熱
    調理器。
  2. 【請求項2】調理物を納めた調理容器を加熱する加熱手
    段と、加熱開始時からの経過時間を計時する計時手段
    と、加熱手段の加熱動作を制御するとともに計時手段の
    計時した経過時間が所定の第1の停止時間に達すると加
    熱手段の加熱動作を停止させる制御手段と、調理容器の
    温度を検出する温度検出手段とを備え、温度検出手段の
    検出温度がしきい値温度以上となるような高温域で油物
    調理を行う際に、制御手段が加熱手段の出力を大火と小
    火に交互に切り換えることにより温度検出手段の検出温
    度をしきい値温度以上の温度に安定させる場合、加熱手
    段による加熱動作を停止させる操作を忘れて、温度検出
    手段の検出温度が所定の温度範囲内となる状態が上記第
    1の停止時間よりも短い第2の停止時間継続すると、制
    御手段が加熱手段の加熱動作を停止させることを特徴と
    する加熱調理器。
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