JP3133969B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents
化粧板の製造方法Info
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Description
関框、ドア、扉、式台などの建材等に用いられる化粧板
の製造方法に関するものである。
チックシートを貼り付けて表面保護性や意匠性を高める
ようにした化粧板が提案されている。図14(a)にこ
の種の化粧板の製造方法の一例を示す。この方法では、
基材の表面に突板5を貼り付けて突板貼り基材3を形成
し、突板5の表面に塩化ビニル樹脂製などのプラスチッ
クシート4を載置して積層すると共にプラスチックシー
ト4の表面にあて板12を積層し、温度120〜150
℃、圧力10〜60kg/cm2 、時間8〜10分間の
条件で上記積層物を一対の熱板10、10で上下から加
熱圧締して突板5の表面にプラスチックシート4を接着
してラミネートするようにしたものである。
示す。この方法では、基材9の表面に突板5を貼り付け
て突板貼り基材3を形成し、突板5の表面に接着剤13
を塗布すると共にこの突板5の表面に塩化ビニル樹脂製
などのプラスチックシート4を載置して積層し、プラス
チックシート4の表面にこれと接着しないポリエチレン
フィルム14を積層し、上下一対の熱板10、10の間
に上記積層物を配置すると共に上記と同様の条件で積層
物を熱板10、10で上下から加熱圧締して突板5の表
面にプラスチックシート4を接着剤13で接着してラミ
ネートするようにしたものである。
のように、単に突板5の表面にプラスチックシート4を
載置して積層すると、突板5とプラスチックシート4の
間に空気が残存して突板5とプラスチックシート4を密
着させることができないことがあり、また加熱圧締後、
突板貼り基材3が高温状態で解圧されると、上記残存す
る空気が膨張したり、プラスチックシート4のスプリン
グバックが発生して突板5からプラスチックシート4が
浮き上がったりすることがあり、このために、突板5の
表面の導管(道管)で形成される凹凸を化粧板(プラス
チックシート4)の表面に忠実に発現することができな
いという問題があった。
ックの発生を防ぐには、加熱圧締後、加圧したまま突板
貼り基材3とプラスチックシート4とを冷却するように
すればよいが、冷却するのに時間がかかって生産性が極
めて低くなるという問題があった。本発明は上記の点に
鑑みてなされたものであり、突板の導管による凹凸が忠
実に発現された化粧板を生産性を高くして製造すること
ができる化粧板の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
の発明は、厚み50〜200μmの熱可塑性樹脂層6に
ホットメルト接着剤の接着剤層7を設けてプラスチック
シート4を形成し、硬度が20〜90°のゴムロールで
形成される一対の圧締ロール1、2の間に突板貼り基材
3とプラスチックシート4を送りつつ突板5の表面にプ
ラスチックシート4を積層し、一方の圧締ロール1でプ
ラスチックシート4を加熱しつつ圧締ロール1、2の間
で突板貼り基材3とプラスチックシート4を圧締するこ
とによって複数連の圧締ロール1、2の間で突板貼り基
材3とプラスチックシート4を圧締した後、冷却ロール
8でプラスチックシート4を冷却することによって、突
板5の表面にプラスチックシート4を接着することを特
徴とするものである。
求項1の構成に加えて、突板5の表面にプラスチックシ
ート4を積層する前に、接着剤層7を予備加熱すること
を特徴とするものである。
求項1又は2の構成に加えて、プラスチックシート4の
ヤング率が2×108〜2×109dyn/cm2になる
ように加熱することを特徴とするものである。
求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、突板5の表面
にプラスチックシート4を積層する前に、突板5の表面
を着色し、着色後の突板5の表面をロールプレスするこ
とを特徴とするものである。また本発明の請求項5に記
載の発明は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加え
て、突板5の表面にプラスチックシート4を積層する前
に、突板貼り基材3を加熱することを特徴とするもので
ある。
求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、突板5の表面
にプラスチックシート4を積層した後、プラスチックシ
ート4の表面を塗装することを特徴とするものである。
する。図1に本発明で用いるラミネート装置の一例を示
す。このラミネート装置には、速度2〜20m/分で一
方向(矢印イで示す)に進行する搬送ベルト15の上側
に加熱ロール17と上側の圧締ロール1と冷却ロール8
とを搬送ベルト15の進行方向に沿ってこの順で配列し
て設けられており、また搬送ベルト15の下側に導入ロ
ール18と下側の圧締ロール2と導出ロール19とを搬
送ベルト15の進行方向に沿ってこの順で配列して設け
られている。
5を介して上下に対向して配設されている。上側の圧締
ロール1は、例えば、鉄ロールの外周にブレネル硬度が
20〜90°のシリコンゴムなどのゴムを厚さ5〜30
mmで巻き付けたゴムロールであって、直径約200m
mの円柱に形成されるものである。下側の圧締ロール2
は上側の圧締ロール1よりも小径の円柱に形成されるも
のであり、上記のようなゴムロールを用いることができ
るが、ゴムよりも硬度の高い鉄ロールを用いてもよい。
下側の圧締ロール2を鉄ロールで形成することによっ
て、上側の圧締ロール1からの圧力を突板貼り基材3と
プラスチックシート4に分散させることなくかけること
ができ、突板貼り基材3の突板5とプラスチックシート
4の密着性を高めることができる。
も上側の圧締ロール1は120〜150℃になるように
加熱されている。この加熱は上側の圧締ロール1の上方
に配置される赤外線ヒータなどのヒータ16で行うこと
ができる。また下側の圧締ロール2は加熱される必要は
ないが、突板貼り基材3を40〜60℃に昇温させるた
めに加熱してもよい。
同様に形成されるものであって、その上方に配置された
ヒータ16で120〜150℃になるように加熱されて
いる。冷却ロール8は、上側の圧締ロール1と同様に形
成されるものであるが、水を送って冷やすようにしても
よい。導入ロール18は、下側の圧締ロール2と同様に
ゴムロールあるいは鉄ロールで形成されるものであっ
て、加熱ロール17と対向させると共に搬送ベルト15
の下面に当接させて配設されており、搬送ベルト15を
ガイドするものである。導出ロール19は、下側の圧締
ロール2と同様にゴムロールあるいは鉄ロールで形成さ
れるものであって、冷却ロール8と対向させると共に搬
送ベルト15の下面に当接させて配設されており、搬送
ベルト15をガイドするものである。さらに22はガイ
ドロールであって、プラスチックシート4を進行させる
際のガイドとして作用するものである。またこのガイド
ロール22と加熱ロール17の間には、遠赤外線ヒータ
などで形成される予備加熱ヒータ20が設けられてい
る。予備加熱ヒータ20の温度はスライダックによって
無段階に調整することができ、この実施の形態では予備
加熱ヒータ20の温度は約130〜150℃に設定され
ている。
に突板5を貼り付けて形成されるものである。基材9と
して中密度繊維板(MDF)や合板やパーティクルボー
ドなどの木質基材、石膏ボード、珪酸カルシウム板など
の厚手のものを用いると、突板貼り基材3は図2(a)
のように板状に形成され、基材9として和紙や不織布な
どの薄手のものを用いると、突板貼り基材3は図2
(b)のようにシート状に形成される。
に、熱可塑性樹脂層6に接着剤層7を設けて形成される
ものである。熱可塑性樹脂層6は塩化ビニル樹脂、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂などの熱可塑
性樹脂製のシート(フィルム)、あるいはフッ素貼塩化
ビニル樹脂シートで形成されている。接着剤層7は熱可
塑性樹脂層6の裏面に、ホットメルト接着剤を塗工して
形成されるものであり、ホットメルト接着剤としてはポ
リエチレン、ポリウレタン、ポリエステル、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)などを用いた樹脂100
%のものを用いることができる。
0μmに設定することができる。熱可塑性樹脂層6の厚
みが50μm未満であれば、プラスチックシート4が破
損し易くなり、また熱可塑性樹脂層6の厚みが200μ
mを超えると、熱によって軟化させにくくなってプラス
チックシート4を突板5に接着するのに時間がかかって
生産性が低下する恐れがある。また接着剤層7の厚みは
20〜40μmに設定することができる。接着剤層7の
厚みが20μm未満であれば、プラスチックシート4を
強固に接着することができず、また接着剤層7の厚みが
40μmを超えると、接着剤が突板5と熱可塑性樹脂層
6の間からはみ出して外観を損なう恐れがある。
の製造方法について説明する。まず、プラスチックシー
ト4をロール状に巻いたシートロール21から解きなが
ら引き出し、圧締ロール1、2の間に導入する。このよ
うに圧締ロール1、2の間に導入されるまでにプラスチ
ックシート4は、予備加熱ヒータ20によって裏面側の
接着剤層7が予備加熱されると共に加熱ロール17との
接触によって表面側の熱可塑性樹脂層6が予備加熱され
る。そしてホットメルト接着剤で接着剤層7が形成され
ている場合には、この予備加熱によって接着剤層7を昇
温して圧締ロール1、2の間で熱活性(熱流動)しやす
くし、溶剤型接着剤で接着剤層7が形成されている場合
には、この予備加熱によって接着剤層7の溶剤を少し除
去するなどして圧締ロール1、2の間で硬化させやすく
する。また熱可塑性樹脂層6を予備加熱で昇温すること
によって圧締ロール1、2の間で軟化しやすいようにす
る。
ート4と略同速度(2〜20m/分)で進行する搬送ベ
ルト15に載せられて圧締ロール1、2の間に導入され
る。そして突板5の表面に接着剤層7が接触するように
して圧締ロール1、2の間で突板貼り基材3にプラスチ
ックシート4が積層(ラミネート)される。この積層
は、突板貼り基材3及びプラスチックシート4を送りつ
つ進行させながら行うので、突板貼り基材3の先端(進
行方向側の端部)から後端に向かって順次プラスチック
シート4が積層されることになり、従って、突板5とプ
ラスチックシート4の間の空気を突板貼り基材3の後端
の方へ送り出して除去しながらプラスチックシート4を
積層することができ、突板5とプラスチックシート4の
間に空気が残存しないようにすることができる。
ラスチックシート4は、圧締ロール1、2の間で圧力5
〜10kg/cm2 で加熱圧締され、熱可塑性樹脂層6
及び接着剤層7が温度60〜130℃に昇温されて軟化
することによって突板5の表面にプラスチックシート4
が密着して接着される。この後、プラスチックシート4
が接着された突板貼り基材3は、冷却ロール8と導出ロ
ール19の間で圧締されて冷却されることによって化粧
板が製造される。この冷却によって、接着剤層7(ホッ
トメルト接着剤)が硬化するので、接着剤層7に初期接
着力を発現させることができ、プラスチックシート4に
スプリングバックを発生させないようにすることができ
る。また冷却ロール8と導出ロール19の間でプラスチ
ックシート4が接着された突板貼り基材3を停止させて
冷却することなく、突板貼り基材3とプラスチックシー
ト4を連続して圧締ロール1、2の間に送って化粧板を
製造することができ、生産性を高めることができる。
基材9としては厚み2.5mmの中密度繊維板(ホクシ
ン(株)製のスターウッド)を、また突板5としては厚
み0.25mmのホワイトオークをそれぞれ用いた。そ
して基材9の表面に接着剤を塗布すると共に基材9の表
面に突板5を置き、これを100℃に加熱された熱板を
用いて3kg/cm2 の面圧で1分間上下に加熱圧締す
ることによって基材9と突板5を接着して突板貼り基材
3を形成した。尚、上記接着剤は、酢酸ビニル(松栄化
学製の品番KV555)100重量部と、ユリアメラミ
ン接着剤(アイカ工業製の品番UM96)40重量部
と、小麦粉40重量部と、水15重量部とを混合して調
製した。
0μmの塩化ビニルシート(理研ビニル(株)製、可塑
剤12パーツ含有)の熱可塑性樹脂層6の裏面に、ウレ
タン系の湿気硬化型接着剤(ノーテープ工業(株)製の
品番5900)をダイコーターで塗布して厚み40μm
の接着剤層7を形成したものを用いた。また上側の圧締
ロール1と加熱ロール17は出力3kWの赤外線ヒータ
で形成されるヒータ16で表面温度135℃に加熱し
た。また予備加熱ヒータ20としては温度調整機能付き
の遠赤外線ヒータを用い、出力1kWで温度を約100
〜150℃にした。さらに冷却ロール8には水を送って
冷却した。また上側の圧締ロール1と加熱ロール17と
冷却ロール8としてはゴム硬度60°のゴムロールを用
いた。
度10m/分で圧締ロール1、2の間に送った。この
時、プラスチックシート4の裏面の接着剤層7は予備加
熱ヒータ20で50℃に加熱され、プラスチックシート
4の表面は加熱ロール17との接触によって加熱され
た。またプラスチックシート4を送るのと同時に、表面
温度が45℃に加熱された上記突板貼り基材3を送り速
度10m/分で進行する搬送ベルト15に載せて圧締ロ
ール1、2の間に送った。そして圧締ロール1、2の間
で突板貼り基材3の表面にプラスチックシート4を積層
すると共に両者を加熱圧締して接着した。この時のプラ
スチックシート4の表面温度は70℃であった。この
後、冷却ロール8と導出ロール19の間でプラスチック
シート4が接着された突板貼り基材3を圧締して冷却し
て化粧板を製造した。この化粧板では、突板5の表面に
プラスチックシート4が密着して突板5の表面の導管に
よる凹凸をプラスチックシート4の表面に忠実に映し出
すことができた。
形態では、上下一対の圧締ロール1、2を一連として、
この連を搬送シート15の進行方向に沿って二連設けて
ラミネート装置が形成されており、二連の圧締ロール
1、2でプラスチックシート4と突板貼り基材3を圧締
することによって、突板貼り基材3へのプラスチックシ
ート4の接着力を高めることができる。
方法の具体例を示す。突板貼り基材3は、突板5として
厚み200μmのホワイトオークを用いた以外は、上記
具体例と同様に形成した。プラスチックシート4は上記
具体例と同様に形成した。また上側の圧締ロール1、1
は赤外線ヒータで形成されるヒータ16で表面温度13
5℃に加熱した。また上側の圧締ロール1としてはゴム
硬度60°のゴムロールを用いた。次に、上記プラスチ
ックシート4を送り速度10m/分で圧締ロール1、2
の間に送った。プラスチックシート4を送るのと同時
に、表面温度が45℃に加熱された上記突板貼り基材3
を送り速度10m/分で進行する搬送ベルト15に載せ
て圧締ロール1、2の間に送った。そして圧締ロール
1、2の間で突板貼り基材3の表面にプラスチックシー
ト4を積層すると共に両者を加熱圧締して接着して化粧
板を製造した。この化粧板では、突板5の表面にプラス
チックシート4が密着して突板5の表面の導管による凹
凸をプラスチックシート4の表面に忠実に映し出すこと
ができた。
形態では、図4のラミネート装置を用いて、図2(b)
のシート状に形成された突板貼り基材3にプラスチック
シート4を接着するようにしたものである。シート状の
突板貼り基材3は、ロール状に巻かれた突板シートロー
ル23から解かれながら搬送ベルト15の上に載せら
れ、搬送シート15の進行によって圧締ロール1、2の
間に送られる。24は突板貼り基材3を搬送シート15
の上に押さえつけるための押さえロールである。
形態では、図4のラミネート装置において、ガイドロー
ル22と上側の圧締ロール1の間に、プラスチックシー
ト4の裏面の接着剤層7を予備加熱するための予備加熱
ヒータ20を設けたものである。図7に他の実施の形態
を示す。この実施の形態では、図4のラミネート装置に
おいて、後側の圧締ロール1、2のさらに後方(搬送ベ
ルト15の進行方向側)に、プラスチックシート4が接
着された突板貼り基材3を冷却するための冷却ロール8
と、これに対向する導出ロール19を設けたものであ
る。
形態では、図7のラミネート装置において、後側の圧締
ロール1、2と冷却ロール8の間にさらに上下一対の圧
締ロール1、2を設け、圧締ロール1、2を三連とした
ものである。このように三連の圧締ロール1、2でプラ
スチックシート4と突板貼り基材3を圧締することによ
って、突板貼り基材3へのプラスチックシート4の接着
力を高めることができる。図9に他の実施の形態を示
す。この実施の形態では、図8のラミネート装置におい
て、冷却ロール8と導出ロール19の代わりに、搬送ベ
ルト15の上方にエアー吹き出し装置25を設けたもの
であり、エアー吹き出し装置25からプラスチックシー
ト4が接着された突板貼り基材3に空気を吹き付けるこ
とによって冷却するようにしたものである。このもので
は冷却ロール8を用いた場合のように、突板貼り基材3
やプラスチックシート4に直接大きな力がかからないの
で、突板貼り基材3やプラスチックシート4の破損を少
なくすることができる。
突板5の表面に接着される際のプラスチックシート4の
ヤング率が2×108 〜2×109 dyn/cm2 にな
るように、プラスチックシート4を予備加熱したり圧締
ロール1で加熱したりするのが好ましい。プラスチック
シート4のヤング率が2×108 dyn/cm2 未満で
あれば、プラスチックシート4の軟化の度合いが不十分
となって突板5の表面の導管にプラスチックシート4を
入れることができず、突板5の表面に密着させることが
できなくなって導管による凹凸をプラスチックシート4
の表面に忠実に映し出すことができなくなる恐れがあ
り、プラスチックシート4のヤング率が2×109 dy
n/cm2 を超えると、プラスチックシート4の軟化の
度合いが大き過ぎて保形性がなくなり、プラスチックシ
ート4を安定して接着することができなくなる恐れがあ
り、またプラスチックシート4が白化したりプラスチッ
クシート4の表面の艶が無くなってしまう恐れがある。
塑性樹脂層6として塩化ビニル樹脂を用いた場合は、図
10に示すように、プラスチックシート4の温度が63
〜80℃の時、そのヤング率が2×108 〜2×109
dyn/cm2 となり、またプラスチックシート4の熱
可塑性樹脂層6としてポリプロピレンを用いた場合は、
68〜123℃の時、そのヤング率が2×108 〜2×
109 dyn/cm2となる。従って、圧締ロール1、
2の間で突板5の表面に接着される際のプラスチックシ
ート4の温度が68〜80℃となるように、プラスチッ
クシート4を予備加熱したり圧締ロール1で加熱したり
することによって、プラスチックシート4の熱可塑性樹
脂層6の種類が異なっても、温度条件を変えることなく
共通した温度条件でプラスチックシート4の接着を行う
ことができる。
ラミネートの条件を決定する際に、プラスチックシート
4のヤング率(粘弾性特性)をパラメーターとして用い
ることによって、安定してプラスチックシート4をラミ
ネートすることができる温度範囲を明確に把握すること
ができ、生産性を高めることができる。尚、パラメータ
ーとしてビカット軟化温度を使用することも考えられる
が、熱可塑性樹脂層6がPVCの場合は問題がないが、
PPの場合はビカット軟化温度を超えると急激に流動領
域に入るために、ラミネート後の外観が低下して安定化
しない。従って、パラメーターとしてビカット軟化温度
を使用するよりもヤング率を使用するほうが好ましい。
除去ゾーンであって、突板貼り基材3の表面の異物を除
去する作業が行われる箇所である。30は速度調整機能
付きの自動送りコンベアーであって、その上方には異物
除去装置31が設けられている。異物除去装置31は、
上下面が開口する筒状のカバー32の内部にブラシ33
を回転駆動自在に設けると共にカバー32の上面開口に
ポンプ等を備えたバキューム手段41を設けて形成され
ている。ブラシ33はカバー32の下面開口から下側に
臨ませてある。
面にプレスロール34を押し当ててロールプレスする箇
所である。導管圧縮ゾーンBには上下一対のプレスロー
ル34、35を一連として、この連を突板貼り基材3の
進行方向に沿って二連設けられている。プレスロール3
4、35は上記圧締ロール1、2と同様に形成されるも
のであって、例えば、鉄ロールや鉄ロール36の外周に
ブレネル硬度が20〜90°の耐熱性を有するシリコン
ゴムなどのゴム37を厚さ5〜30mmで巻き付けたゴ
ムロールで直径約250mmの円柱に形成されるもので
ある。またプレスロール34、35はエアーシリンダ等
で上下駆動自在に形成されており、プレスロール34、
35の間隔を変えることによって、プレスロール34に
よる突板5の表面への加圧力を変えることができるよう
になっている。
スチックシート4をラミネートする前の突板貼り基板
3、特に突板5の表面を加熱する箇所である。38は速
度調整機能付きの自動送りコンベアーであって、その上
方には赤外線ヒータ等で形成される多段階温度調整機能
付のプレヒータ39が自動送りコンベアー38の略全長
に亘って設けられている。また基材プレヒートゾーンC
の終端箇所には温度センサ40が設けられており、プレ
ヒータ39の下方を通過した突板貼り基板3の突板5の
表面を温度センサ40で検出するようにしており、この
検出の結果の基づいてプレヒータ39の発熱温度を調整
し、突板貼り基板3の温度を調整するようにしている。
板貼り基材3にラミネートする前のプラスチックシート
4を加熱する箇所である。20は多段階温度調整機能付
の予備加熱ヒータであって、シートロール21から解き
ながら引き出されたプラスチックシート4の上方に配置
されるものであり、圧締ロール1、2の間に導入される
前のプラスチックシート4を上側から加熱するものであ
る。またこのゾーンDにはプラスチックシート4の皺発
生の防止のためにテンションロール機能装置や、プラス
チックシート4の蛇行防止のために蛇行防止装置を設け
てもよい。
基材3の突板5の表面にプラスチックシート4を接着し
て積層する箇所である。ラミネートゾーンEには上下一
対の圧締ロール1、2を一連として、この連を突板貼り
基材3の進行方向に沿って三連設けられたラミネート装
置が設けられている。圧締ロール1、2は上記と同様に
形成されるものであって、例えば、鉄ロール36の外周
にブレネル硬度が20〜90°の耐熱性を有するシリコ
ンゴムなどのゴム37を厚さ5〜30mmで巻き付けた
ゴムロールで直径約250mmの円柱に形成されるもの
である。また圧締ロール1、2はエアーシリンダ等で上
下駆動自在に形成されており、圧締ロール1、2の間隔
を変えることによって、圧締ロール1による突板5の表
面への加圧力を変えることができるようになっている。
さらに上記圧締ロール1、2において、少なくとも上側
の圧締ロール1は120〜150℃になるように加熱さ
れている。この加熱は上側の圧締ロール1の上方に配置
される赤外線ヒータなどの多段階温度調整機能付のヒー
タ16で行うことができる。
貼り基材3の進行方向と反対側)には圧締ロール1の表
面温度を検知する温度センサ44が設けられている。こ
れら温度センサ44の検出の結果の基づいてヒータ16
の発熱温度(例えば165℃)を調整することによっ
て、圧締ロール1の表面温度(例えば135℃)を調整
してプラスチックシート4を突板貼り基材3の表面に接
着する際のプラスチックシート4の温度及び突板貼り基
材3の温度を調整するようにしている。またラミネート
ヒートゾーンEの終端箇所には温度センサ43が設けら
れており、突板貼り基材3の表面に積層されたプラスチ
ックシート4の表面を温度センサ43で検出するように
している。
基材3及びその表面のプラスチックシート4を冷却する
箇所である。45は速度調整機能付きの自動送りコンベ
アーであって、その上方にはスポットクーラー等で形成
される冷却装置46が自動送りコンベアー45の略全長
に亘って設けられており、突板貼り基材3に積層された
プラスチックシート4の表面に冷却装置46から冷却空
気を送るように形成されている。またクーリングゾーン
Fの終端箇所には温度センサ47が設けられており、冷
却装置46の下方を通過した突板貼り基板3及びその表
面のプラスチックシート4の温度を温度センサ47で検
出するようにしており、上記温度センサ43及びこの温
度センサ47の検出の結果の基づいて冷却装置46から
の冷却空気の排出量や温度を調整し、突板貼り基板3及
びその表面のプラスチックシート4の温度を調整するよ
うにしている。
方法を説明する。まず、染料や顔料などの着色剤48を
突板5の表面に塗布することにより着色された突板貼り
基材3を矢印で示すように、異物除去ゾーンAの自動送
りコンベアー30の上に載せて異物除去装置31の下方
を通過させながら速度1〜20m/分で搬送する。異物
除去装置31の下方を通過する際に突板5の表面はブラ
シ33の清掃作用を受けることになり、突板5の表面に
付着していたゴミやほこりなどの異物が取り除かれる。
これら異物はカバー32内を通ってバキューム手段41
に吸引されて除去される。
Bに送られ、ここで回転するプレスロール34、35で
挟持されながら速度1〜20m/分で搬送されるが、こ
の際、突板5の表面はプレスロール34から約20kg
/cm2 (プレスロール34を駆動するエアーシリンダ
ーのエアー圧の値)の加圧を受ける。導管圧縮ゾーンB
に導入された直後の突板5の表面は、図12(a)に示
すように、導管49に着色剤48が入った状態となって
いるが、この着色剤48は導管49に詰まった状態でな
く密度が低くて嵩高になっている。従って、この状態で
ラミネートゾーンEで突板5の表面にプラスチックシー
ト4が接着されると、突板5の表面にプラスチックシー
ト4を密着させることができず、導管49による凹凸を
プラスチックシート4の表面に忠実に映し出すことがで
きなくなる恐れがある。
押さえて加圧することによって、図12(b)に示すよ
うに、導管49内の着色剤48を圧縮して密度を高くし
て嵩を低くするようにしており、このことで、突板5の
表面にプラスチックシート4を密着させることができる
ようになって、導管49による凹凸をプラスチックシー
ト4の表面に忠実に映し出すことができるようにしたの
である。従って、着色剤48として染料系、顔料系を問
わずに用いることができ、化粧板の仕上がり感を格段に
向上させることができる。また突板5の表面の柔らかい
部分をプレスロール34で押し潰すことによって、導管
49による凹凸を浮き立たせることができ、導管49に
よる凹凸をプラスチックシート4の表面に忠実に鮮明に
映し出すことができるものである。
ゾーンCに導入され、このゾーンCの自動送りコンベア
ー38の上に載せられてプレヒータ39の下方を通過し
ながら速度1〜20m/分で搬送される。ここで突板貼
り基材3はプレヒータ39で加熱されて突板5の表面温
度が70〜90℃に昇温されることになり、このこと
で、季節等により突板貼り基材3の温度が影響を受けな
いようにして安定化させ、プラスチックシート4の接着
性の向上を図るようにしている。尚、プラスチックシー
ト4の接着性の向上のために、ラミネートゾーンEのラ
ミネート装置の容量を大きくしてラミネートのスピード
を変えるようにすることも考えられるが、これではラミ
ネート装置の設備費用が高くなって好ましくない。
トゾーンDを通過してラミネートゾーンEへと導入され
る。一方、プラスチックシート4はロール状に巻かれた
シートロール21から解かれながら引き出され、補助ロ
ール50でガイドされながらシートプレヒートゾーンD
を通過した後、ラミネートゾーンEへと導入される。シ
ートプレヒートゾーンDを通過する際にプラスチックシ
ート4は予備加熱ヒータ20によって70〜90℃に予
備加熱されることになる。そしてこの加熱によって、プ
ラスチックシート4の表面側の熱可塑性樹脂層6が予備
的に軟化することになって、突板5の導管49の凹凸へ
のプラスチックシート4の追従性(密着性)を向上させ
ることができると共に、裏面側の接着剤層7が昇温して
圧締ロール1、2の間で熱活性しやすくなって突板5へ
のプラスチックシート4の接着性を高めることができる
ようになるのである。
突板貼り基材3とプラスチックシート4は、三連の回転
する圧締ロール1、2で順次挟持されながら速度1〜2
0m/分で搬送される。この際、突板貼り基材3とプラ
スチックシート4は圧締ロール1、2の間で圧力5〜2
0kg/cm2 で加熱圧締されることになり、このため
に、熱可塑性樹脂層6が圧締ロール1の熱により温度6
0〜130℃に昇温されて軟化すると共に接着剤層7が
圧締ロール1の熱により温度60〜130℃に昇温され
て溶融し、さらに突板5の表面の導管49にプラスチッ
クシート4を追従させながら密着して瞬時に接着するこ
とになる。
た突板貼り基材3は、クーリングゾーンFに導入され、
このゾーンFの自動送りコンベアー45の上に載せられ
て冷却装置46の下方を通過しながら速度1〜20m/
分で搬送される。ここでプラスチックシート4が接着さ
れた突板貼り基材3は冷却装置46から冷却空気で約5
0℃に急激に降温されることになり、このことで、突板
5の表面からのプラスチックシート4の浮き上がり(ス
プリングバック)を防止してプラスチックシート4の接
着性の向上を図るようにしている。
たプラスチックシート4(熱可塑性樹脂層6)の表面に
塗装を施すことによって化粧板が形成される。塗料とし
てはウレタン系、ポリエステル系、アクリル系などの紫
外線硬化型塗料(UV塗料)などを用いることができ、
プラスチックシート4の表面が透けて見える程度の透明
感があるクリアーなものが好ましい。このようにプラス
チックシート4の表面に塗装を施すことによって、化粧
板の表面の艶の調整を行うことができ、外観の性能を向
上させることができると共に、塗膜が保護層となって表
面の物性を向上させることができる。
のプラスチックシート4の表面に塗装を施すようにして
もよい。この場合、熱にて光沢が変化しない耐熱性を有
する上記のようなUV塗料を用いるのが好ましい。この
ようにラミネートされる前のプラスチックシート4の表
面に塗装を施すことによって、ラミネート後には塗装が
しにくい複雑な表面形状の化粧板であっても、表面の艶
の調整を行うことができ、外観の性能を向上させること
ができると共に、塗膜が保護層となって表面の物性を向
上させることができる。
層6がPP(ポリプロピレン)である場合、熱可塑性樹
脂層6の表面にコロナ放電処理をして粗面化した後、図
13に示すように、熱可塑性樹脂層6の表面にアクリル
系などのプライマー51を形成した後、プライマー51
の表面に塗装を施すのが好ましく、このことで、塗膜の
接着性を向上させることができる。尚、熱可塑性樹脂層
6がPVC(ポリ塩化ビニル)の場合、プライマー51
は必要ない。
いて化粧板を形成した。条件は基材プレヒートゾーンC
における突板貼り基材3の表面温度を70℃、圧締ロー
ル1の表面温度を135℃、ラミネートゾーンEにおけ
るプラスチックシート4及び突板貼り基材3の速度を
2.5m/分、圧締ロール1のエアーシリンダーのエア
ー圧を10kg/cm2 とし、その他の条件は上記のと
おりである。またプレスロール34、35及びラミネー
ト装置の前側の二連の圧締ロール1、2としては、鉄ロ
ール36の外周にブレネル硬度が70°の耐熱性を有す
るシリコンゴム(ゴム37)を厚さ15mmで巻き付け
たゴムロールを用いた。またラミネート装置の後側の一
連の圧締ロール1、2のうち、上側の圧締ロール1は鉄
ロール36の外周にブレネル硬度が30°の耐熱性を有
するシリコンゴム(ゴム37)を厚さ15mmで巻き付
けたゴムロールを用いた。また下側の圧締ロール2は直
径250mmの金属ロールを用いた。
な光沢度を有するプラスチックシート4(熱可塑性樹脂
層6がポリプロピレン)の表面にUV塗料(アクリルポ
リエステルウレタン系塗料(十條化工製のRM−17)
100重量部にHMDI系イソシアネート(大日精化製
の硬化剤)を5重量部配合したもの)を塗布し、これを
上記の条件で突板貼り基材3の表面にラミネートした。
そしてラミネート後のプラスチックシート4の表面の光
沢度を測定した。比較のために、比較例1乃至4として
塗装を施さないプラスチックシート4を上記の条件で突
板貼り基材3の表面にラミネートし、その前後での光沢
度の変化を測定した。結果を表1に示す。
体例1乃至4ではプラスチックシート4の光沢度の変化
が比較例1乃至4よりも小さくなった。
発明は、厚み50〜200μmの熱可塑性樹脂層にホッ
トメルト接着剤の接着剤層を設けてプラスチックシート
を形成し、硬度が20〜90°のゴムロールで形成され
る一対の圧締ロールの間に突板貼り基材とプラスチック
シートを送りつつ突板の表面にプラスチックシートを積
層し、一方の圧締ロールでプラスチックシートを加熱し
つつ圧締ロールの間で突板貼り基材とプラスチックシー
トを圧締することによって複数連の圧締ロールの間で突
板貼り基材とプラスチックシートを圧締した後、冷却ロ
ールでプラスチックシートを冷却することによって、突
板の表面にプラスチックシートを接着するので、突板と
プラスチックシートの間の空気を除去しながらプラスチ
ックシートを積層することができ、突板とプラスチック
シートを密着させて突板の導管による凹凸が忠実に発現
された化粧板を製造することができるものである。しか
も突板貼り基材とプラスチックシートを連続して圧締ロ
ールの間に送って化粧板を製造することができ、生産性
を高めることができるものである。また、厚み50〜2
00μmの熱可塑性樹脂層にホットメルト接着剤の接着
剤層を設けてプラスチックシートを形成することによっ
て、プラスチックシートが破損しないようにすることが
できると共に接着剤層による初期接着力を高めることが
でき、プラスチックシートにスプリングバックが発生し
ないようにしてプラスチックシートを強固に突板に接着
することができるものである。さらに、圧締ロールとし
て、硬度が20〜90°のゴムロールを用いるので、プ
ラスチックシートを傷つけることなく、強固に圧締する
ことができるものである。また、複数連の圧締ロールの
間で突板貼り基材とプラスチックシートを圧締した後、
冷却ロールでプラスチックシートを冷却するので、複数
連の圧締ロールによる圧締で突板貼り基材とプラスチッ
クシートを強固に密着させることができ、プラスチック
シートを強固に突板に接着することができるものであ
り、また冷却ロールによる冷却でプラスチックシートに
スプリングバックが発生しないようにすることができ、
突板とプラスチックシートを密着させて突板の導管によ
る凹凸が忠実に発現された化粧板を製造することができ
るものである。
板の表面にプラスチックシートを積層する前に、接着剤
層を予備加熱するので、接着剤層を積層前に熱活性させ
ることができ、圧締ロールによる接着を行い易くするこ
とができるものである。
ラスチックシートのヤング率が2×108〜2×109d
yn/cm2になるように加熱するので、プラスチック
シートが白化したり表面の艶が無くなったりすることな
く、突板とプラスチックシートを密着させて突板の導管
による凹凸が忠実に発現された化粧板を製造することが
できるものである。
板の表面にプラスチックシートを積層する前に、突板の
表面を着色し、着色後の突板の表面をロールプレスする
ので、着色剤を圧縮して密度を高くして嵩を低くするこ
とができ、突板の表面にプラスチックシートを密着させ
ることができるようになって、突板の導管による凹凸が
忠実に発現された化粧板を製造することができるもので
ある。
板の表面にプラスチックシートを積層する前に、突板貼
り基材を加熱するので、季節等により突板貼り基材の温
度が影響を受けないようにして安定化させることがで
き、プラスチックシートの接着性の向上を図ることがで
きるものである。また本発明の請求項6に記載の発明
は、突板の表面にプラスチックシートを積層した後、プ
ラスチックシートの表面を塗装するので、塗装で形成さ
れる塗膜によって、プラスチックシートの表面の艶の調
整を行うことができ、外観の性能を向上させることがで
きるものであり、また塗膜が保護層となってプラスチッ
クシートの表面の物性を向上させることができるもので
ある。
る。
(b)は他の突板貼り基材を示す断面図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
の関係を示すグラフである。
ある。
板の一部を示す拡大した断面図である。
を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 厚み50〜200μmの熱可塑性樹脂層
にホットメルト接着剤の接着剤層を設けてプラスチック
シートを形成し、硬度が20〜90°のゴムロールで形
成される一対の圧締ロールの間に突板貼り基材とプラス
チックシートを送りつつ突板の表面にプラスチックシー
トを積層し、一方の圧締ロールでプラスチックシートを
加熱しつつ圧締ロールの間で突板貼り基材とプラスチッ
クシートを圧締することによって複数連の圧締ロールの
間で突板貼り基材とプラスチックシートを圧締した後、
冷却ロールでプラスチックシートを冷却することによっ
て、突板の表面にプラスチックシートを接着することを
特徴とする化粧板の製造方法。 - 【請求項2】 突板の表面にプラスチックシートを積層
する前に、接着剤層を予備加熱することを特徴とする請
求項1に記載の化粧板の製造方法。 - 【請求項3】 プラスチックシートのヤング率が2×1
0 8 〜2×10 9 dyn/cm 2 になるように加熱するこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧板の製造方
法。 - 【請求項4】 突板の表面にプラスチックシートを積層
する前に、突板の表面を着色し、着色後の突板の表面を
ロールプレスすることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の化粧板の製造方法。 - 【請求項5】 突板の表面にプラスチックシートを積層
する前に、突板貼り基材を加熱することを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載の化粧板の製造方法。 - 【請求項6】 突板の表面にプラスチックシートを積層
した後、プラスチックシートの表面を塗装することを特
徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の化粧板の製
造方法。
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JP7300297 | 1997-03-26 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10323958A JPH10323958A (ja) | 1998-12-08 |
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Family
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JP09322628A Expired - Fee Related JP3133969B2 (ja) | 1997-03-26 | 1997-11-25 | 化粧板の製造方法 |
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JP (1) | JP3133969B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180024948A (ko) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 주식회사 청하 | 차량 하부 보호 커버용 플라스틱 시트의 고속 합지장치 |
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JP5776989B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-09-09 | 大日本印刷株式会社 | 化粧板の製造方法および製造装置 |
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-
1997
- 1997-11-25 JP JP09322628A patent/JP3133969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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