JP3133629B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3133629B2
JP3133629B2 JP06295421A JP29542194A JP3133629B2 JP 3133629 B2 JP3133629 B2 JP 3133629B2 JP 06295421 A JP06295421 A JP 06295421A JP 29542194 A JP29542194 A JP 29542194A JP 3133629 B2 JP3133629 B2 JP 3133629B2
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yoke
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伸二 吉山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラスタ歪の補正を目的
とする補正コイルが巻き線されたリングコアを有する投
写管型受像管に使用する偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】投写管型受像管を用いたプロジェクショ
ン装置においては、異なる位置にRGBの3本の電子ビ
ーム投写管を配設し、レンズ等で構成される光学系を利
用してスクリーン上に大画面を得るものであるため、前
記各投写管のラスターのずれを完全に補正し、スクリー
ン上で3原色を一致させなくてはならない。
【0003】このため、プロジェクション装置に用いら
れる偏向ヨークは、例えば実開昭63−198158号
公報(H01J29/76)に開示されている如く、主
偏向ヨークの他にダイナミックコンバーゼンス補正用の
副ヨークを備えている。
【0004】図5は従来の偏向ヨークの側面図を示し、
1はコイルセパレータ2にコア3を介して主垂直偏向コ
イル4及び主水平偏向コイル5が装着された偏向ヨーク
で、6は前記コイルセパレータ2の後方拡大部7に取り
付けられる副偏向ヨークであり、リングコア8に副垂直
偏向コイル9及び副水平偏向コイル10が巻き線されて
いる。
【0005】また、この偏向ヨークの後部には図3に示
す如きフォーカスマグネット11と称される電子ビ−ム
収束装置が取り付けられる。このフォーカスマグネット
11は前記の如く電子ビームの形状を補正するものであ
るが、効果を最も良く発揮させるためには、偏向ヨーク
に接触するほど近接した位置に取り付けなくてはならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記フォー
カスマグネットを偏向ヨークに接近させると、フォーカ
スマグネットの漏洩磁界の影響で副偏向ヨークの発生す
る磁界が傾いてしまう。これはフォーカスマグネットに
使用されている強力な永久磁石が発生する漏洩磁界の影
響で起こるものであるが、図6に示す正常時の副ヨーク
磁界12が図7に示すように角度θだけ傾いた磁界13
になってしまう。
【0007】さらに、このフォーカスマグネットにはコ
イルが巻き線されており、このコイルにてフォーカスマ
グネットの磁力をコントロールしているため、フォーカ
スマグネットや偏向ヨーク、さらには投写管のばらつき
等が影響し、このため副偏向ヨークの磁界の前記傾き角
度θは一定していない。
【0008】従来の偏向ヨークのように副偏向ヨークが
主偏向ヨークに固定されているものは、この傾きを補正
するために副偏向ヨークに補正波形を加えなければなら
ないため、回路の複雑化を招いていた。
【0009】この問題を解決するための方法として、前
記図3に示すように主偏向ヨーク14と副偏向ヨーク1
5を分離させたものもあるが、この方法では各ヨークを
固定するヨーククランプ16及び17が2個も必要であ
り、副偏向ヨークを保持するためのベース18及びカバ
ー19も独立して必要になるため、偏向ヨーク全体が長
く大きなものになってしまう。
【0010】その上、副偏向ヨークの磁界の傾き角度θ
を調整するためには、その都度ヨーククランプのネジを
緩めたり締めたりしなければならないため、作業性も悪
くなってしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、主偏向ヨークと、電子ビーム通路を包囲
する円筒状のネック部を有する受像管の、前記ネック部
の外周に、リングコアに巻き線されて成る歪み補正用の
副偏向ヨークとを備えた偏向ヨークにおいて、前記主偏
向ヨークの前記ネック部側に円柱状突起リブを設けると
共に、前記副偏向ヨークのリングコアを前記円柱状突起
リブを介して円周方向に回動可能とした偏向ヨークを提
供せんとするものである。
【0012】
【作用】上記の如く構成したので、リングコアを回動す
ることで補正コイルの発生する磁界のずれが調整され
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
つき詳述する。
【0014】図1は本発明が適用される偏向ヨークの構
成を示す外観斜視図である。本発明の偏向ヨーク22
は、副偏向ヨーク20を主偏向ヨーク21と一体化する
と共に前記副偏向ヨーク20を回動可能に構成してい
る。そして、図2は前記偏向ヨーク22の分解斜視図で
ある。
【0015】この図2において、主偏向ヨーク21の上
側(投写管ネック側)には副偏向ヨーク20を保持する
ベース23を乗せるための円盤状リブ24が設けられ、
このリブ24の上側に前記ベース23に設けられた投写
管ネックの貫通孔25に入り込んで中心出しの役目をす
る円柱状突起リブ26がある。
【0016】この構造において、副偏向ヨーク20を保
持したベース23は、前記円盤状リブ24にて投写管ネ
ック軸方向の位置決めが成され、前記円柱状突起リブ2
6を介して円周方向に回動調整可能となっている。
【0017】また、組み立てられた主偏向ヨーク21及
び副偏向ヨーク20は、ヨークカバー27にて覆われ、
このヨークカバー27に設けられた嵌合フック28を主
偏向ヨーク21に引っ掛けることによって一体化され
る。
【0018】さらに、ヨークカバー27に取り付けられ
ているヨーククランプ34にて投写管ネック部に締め付
けることにより、主偏向ヨーク21のみが固定され、副
偏向ヨーク20は回動調整が可能な状態となる。
【0019】このヨークカバー27には、前記ベース2
3に設けられた調整用摘み29を外方へ露出させるため
の切り欠き30が設けられ、この切り欠き30の幅を規
制することによって副偏向ヨーク21の回動角度を制限
することができる。
【0020】一般的に、フォーカスマグネットの影響に
よる、副偏向ヨークの発生磁界の回転ずれ角度θは8°
程度であるため、前記ヨークカバー27の切り欠き30
の幅は±10°強(20°〜25°)程度を確保できれ
ば充分に種々の機種にも対応可能となる。
【0021】副偏向ヨーク21の回動調整が終了した後
に、接着剤などを使用して前記調整用摘み29とヨーク
カバー27とを固定することにより、副偏向ヨーク21
を固定することができる。
【0022】尚、図2中の31は主偏向ヨーク21のコ
イル配線を行うための端子板で、32は副偏向ヨーク2
0のコイル配線を行うための端子板である。そして副偏
向ヨーク21を保持するための前記ベース23には副偏
向ヨーク21の位置決めをするための位置決めリブ33
が設けられている。
【0023】本発明の如く構成することで、副偏向ヨー
クの発生する磁界の回転ずれの補正を容易に行うことが
できる。また、主偏向ヨークと副偏向ヨークを一体化し
ているために、偏向ヨーク全体をコンパクト化できるの
で、部品点数の削減につながり、偏向ヨークとしての生
産性も向上する。
【0024】さらに、プロジェクションセットのアッセ
ンブリ工程でも偏向ヨークの一体化により生産性が向上
するのに加え、偏向ヨークがコンパクト化されることに
よって、フォーカスマグネットをよりいっそう主偏向ヨ
ークに接近させることが可能になるため、フォーカスマ
グネットの効果を従来の偏向ヨーク以上に発揮させるこ
とができ、ひいては画質の改善にも寄与する。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、主
偏向ヨークと、電子ビーム通路を包囲する円筒状のネッ
ク部を有する受像管の、前記ネック部の外周に、リング
コアに巻き線されて成る歪み補正用の副偏向ヨークとを
備えた偏向ヨークにおいて、前記主偏向ヨークの前記ネ
ック部側に円柱状突起リブを設けると共に、前記副偏向
ヨークのリングコアを前記円柱状突起リブを介して円周
方向に回動可能としたので、副偏向ヨークの発生する磁
界のずれを容易に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向ヨークの外観を示す斜視図。
【図2】本発明の偏向ヨークの外観を示す分解斜視図。
【図3】従来の偏向ヨークの外観を示す分解斜視図。
【図4】従来の偏向ヨークの取り付け状態を示す側面
図。
【図5】従来の偏向ヨークの構成を示す要部側断面図。
【図6】副偏向ヨークの発生する磁界を表す図。
【図7】副偏向ヨークの発生する磁界(傾いた状態)を
表す図。
【符号の説明】
1 偏向ヨーク 2 コイルセパレータ 3 コア 4 主垂直偏向コイル 5 主水平偏向コイル 6 副偏向ヨーク 7 後方拡大部 8 リングコア 9 副垂直偏向コイル 10 副水平偏向コイル 11 フォーカスマグネット 12 正常時の副ヨークの磁界 13 傾いた副ヨークの磁界 14 主偏向ヨーク 15 副偏向ヨーク 16 ヨーククランプ 17 ヨーククランプ 18 ベース 19 カバー 20 副偏向ヨーク 21 主偏向ヨーク 22 偏向ヨーク 23 ベース 24 円盤状リブ 25 貫通孔 26 円柱状突起リブ 27 ヨークカバー 28 嵌合フック 29 調整用摘み 30 切り欠き 31 端子板 32 端子板 33 位置決めリブ 34 ヨーククランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主偏向ヨークと、電子ビーム通路を包囲
    する円筒状のネック部を有する受像管の、前記ネック部
    の外周に、リングコアに巻き線されて成る歪み補正用の
    副偏向ヨークとを備えた偏向ヨークにおいて、前記主偏
    向ヨークの前記ネック部側に円柱状突起リブを設けると
    共に、前記補正コイルのリングコアを前記円柱状突起リ
    ブを介して円周方向に回動可能としたことを特徴とする
    偏向ヨーク。
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