JP3133514B2 - 多重伝送方式 - Google Patents
多重伝送方式Info
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- JP3133514B2 JP3133514B2 JP04264856A JP26485692A JP3133514B2 JP 3133514 B2 JP3133514 B2 JP 3133514B2 JP 04264856 A JP04264856 A JP 04264856A JP 26485692 A JP26485692 A JP 26485692A JP 3133514 B2 JP3133514 B2 JP 3133514B2
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- Japan
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- multiplex
- signal
- group
- frame
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるCSMA/CD(Carr
ier Sense Multiple Access/Collision Detection)伝送
方式を用いた多重伝送方式に関する。
ier Sense Multiple Access/Collision Detection)伝送
方式を用いた多重伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多重伝送方式では、ツイ
ストペア線等からなる多重伝送路(多重バス)に共通に
接続された複数の端末(多重ノード)のうちの一つの多
重ノードがCSMA/CD 方式により、上記多重バスに、図6
に示すようなデータフレームFを送信し、他の多重ノー
ドに同時にデータを伝えると共に、上記データフレーム
Fの後尾に受信確認信号(ACK信号)領域を設け、上
記データフレームFを受信した各多重ノードが、上記A
CK信号領域の予め割り当てられた、例えばビット位置
に、ACK信号を返送するものが提案されている。
ストペア線等からなる多重伝送路(多重バス)に共通に
接続された複数の端末(多重ノード)のうちの一つの多
重ノードがCSMA/CD 方式により、上記多重バスに、図6
に示すようなデータフレームFを送信し、他の多重ノー
ドに同時にデータを伝えると共に、上記データフレーム
Fの後尾に受信確認信号(ACK信号)領域を設け、上
記データフレームFを受信した各多重ノードが、上記A
CK信号領域の予め割り当てられた、例えばビット位置
に、ACK信号を返送するものが提案されている。
【0003】図6に示したデータフレームFは、多重伝
送方式で通常授受されるメッセージフォーマットからな
り、メッセージの始まりを示すSOM(Start Of Message)
、後に続く各データ(DATA)の内容を示すメッセージID
(メッセージIDは、複数の多重ノードが同時に多重バス
にデータを送出した時に、その優先順位を決定するプラ
イオリティを兼ねても良い。)、固定長又は可変長で示
される長さのデータ領域(DATA1〜DATA3)、CRC 等のエラ
ーチェックコード、データの終了を示すEOD(EndOf Dat
a)、全ての多重ノードからビット対応でACK信号を返
送させるためのACK信号領域及びメッセージの終了を
示すEOM(End Of Message) という構成になっている。
送方式で通常授受されるメッセージフォーマットからな
り、メッセージの始まりを示すSOM(Start Of Message)
、後に続く各データ(DATA)の内容を示すメッセージID
(メッセージIDは、複数の多重ノードが同時に多重バス
にデータを送出した時に、その優先順位を決定するプラ
イオリティを兼ねても良い。)、固定長又は可変長で示
される長さのデータ領域(DATA1〜DATA3)、CRC 等のエラ
ーチェックコード、データの終了を示すEOD(EndOf Dat
a)、全ての多重ノードからビット対応でACK信号を返
送させるためのACK信号領域及びメッセージの終了を
示すEOM(End Of Message) という構成になっている。
【0004】しかしながら、上記多重伝送方式では、ネ
ットワーク上の全ての多重ノードからACK信号を返送
させるので、ネットワークに接続される多重ノードを多
く設定すると、フレームFに占めるACK信号領域が大
きくなり、通信相手以外の受信状態も判断しなければな
らなくなり、伝送効率が低下するという欠点があった。
すなわち、ある一定の伝送効率を維持しようとすると、
ネットワークに接続できる多重ノードの数には限度があ
るため、ACK信号をグループ別に返送させて、上記欠
点を防ぐ方式が提案されていた。
ットワーク上の全ての多重ノードからACK信号を返送
させるので、ネットワークに接続される多重ノードを多
く設定すると、フレームFに占めるACK信号領域が大
きくなり、通信相手以外の受信状態も判断しなければな
らなくなり、伝送効率が低下するという欠点があった。
すなわち、ある一定の伝送効率を維持しようとすると、
ネットワークに接続できる多重ノードの数には限度があ
るため、ACK信号をグループ別に返送させて、上記欠
点を防ぐ方式が提案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多重伝
送方式では、グループ間の通信において、受信の確認を
行おうとすると、グループ毎のACK管理手段が必要と
なり、全ノードのACKテーブルを設けなけばならない
ので、ACK管理手段の回路規模が増大して、製作コス
トのアップを招くという問題点があった。また、グルー
プ毎のACK管理手段の回路を設けずに、異なるグルー
プ間で通信を行うと、所定多重ノードからACK信号が
あったかどうか確認できないため、通信の信頼性が不十
分になるという問題点もあった。
送方式では、グループ間の通信において、受信の確認を
行おうとすると、グループ毎のACK管理手段が必要と
なり、全ノードのACKテーブルを設けなけばならない
ので、ACK管理手段の回路規模が増大して、製作コス
トのアップを招くという問題点があった。また、グルー
プ毎のACK管理手段の回路を設けずに、異なるグルー
プ間で通信を行うと、所定多重ノードからACK信号が
あったかどうか確認できないため、通信の信頼性が不十
分になるという問題点もあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、コストアップを招くことなく、異なるグループ間で
のデータ伝送における受信の確認を、容易に行うことが
できる多重伝送方式を提供することを目的とする。
で、コストアップを招くことなく、異なるグループ間で
のデータ伝送における受信の確認を、容易に行うことが
できる多重伝送方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明では、共通の多重伝送路を介して相互に接続
された複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードは互
いにフレーム毎にデータを伝送し、かつ、当該データの
授受が正常に行われた際に、当該各多重ノードに対応し
て前記フレームに設けられた受信確認信号領域に、デー
タ伝送が正常に終了したことを示す受信確認信号を返送
するとともに、当該受信確認信号を返送する各多重ノー
ドを予め定めた組合せでグループを構成させ、さらに前
記フレームには前記受信確認信号の返送を要求されるグ
ループを指定する識別子を設け、送信された前記フレー
ム内の識別子で指定されたグループの多重ノードが前記
受信確認信号を返送する多重伝送方式において、前記フ
レームに受信確認確定領域を設けるとともに、前記識別
子で指定されたある一のグループの少なくとも1つの所
定多重ノードから前記受信確認信号が返送されたかどう
か判断し、当該受信確認信号が返送されると、受信確認
確定信号をフレームの受信確認確定領域にセットする基
本多重ノードを各グループ毎に少なくとも一つ設け、前
記構成されたある一のグループから他のグループに対す
るデータ伝送に際して、送信元の多重ノードは前記基本
多重ノードがフレーム中にセットする受信確認確定信号
に基づいて、データ伝送が正常に終了したことを判断す
る多重伝送方式が提供される。
に、本発明では、共通の多重伝送路を介して相互に接続
された複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードは互
いにフレーム毎にデータを伝送し、かつ、当該データの
授受が正常に行われた際に、当該各多重ノードに対応し
て前記フレームに設けられた受信確認信号領域に、デー
タ伝送が正常に終了したことを示す受信確認信号を返送
するとともに、当該受信確認信号を返送する各多重ノー
ドを予め定めた組合せでグループを構成させ、さらに前
記フレームには前記受信確認信号の返送を要求されるグ
ループを指定する識別子を設け、送信された前記フレー
ム内の識別子で指定されたグループの多重ノードが前記
受信確認信号を返送する多重伝送方式において、前記フ
レームに受信確認確定領域を設けるとともに、前記識別
子で指定されたある一のグループの少なくとも1つの所
定多重ノードから前記受信確認信号が返送されたかどう
か判断し、当該受信確認信号が返送されると、受信確認
確定信号をフレームの受信確認確定領域にセットする基
本多重ノードを各グループ毎に少なくとも一つ設け、前
記構成されたある一のグループから他のグループに対す
るデータ伝送に際して、送信元の多重ノードは前記基本
多重ノードがフレーム中にセットする受信確認確定信号
に基づいて、データ伝送が正常に終了したことを判断す
る多重伝送方式が提供される。
【0008】
【作用】フレーム中に指定されたグループの多重ノード
は、フレームを受信すると、ACK信号を返送する。基
本多重ノードは、上記指定されたグループの多重ノード
のうち、所定多重ノードから返送されたACK信号の適
否を判定し、適合している場合にはACK確定信号を送
出する。また、送信元の多重ノードは、フレーム中に送
出される上記ACK確定信号の有無に応じて、データ再
送の要否を判定する。
は、フレームを受信すると、ACK信号を返送する。基
本多重ノードは、上記指定されたグループの多重ノード
のうち、所定多重ノードから返送されたACK信号の適
否を判定し、適合している場合にはACK確定信号を送
出する。また、送信元の多重ノードは、フレーム中に送
出される上記ACK確定信号の有無に応じて、データ再
送の要否を判定する。
【0009】従って、伝送効率を低下させることなく、
ネットワークに接続できるノードの数の制限を大幅に緩
和させることができるとともに、グループ毎にACK管
理手段を設ける必要がなく、回路の小規模化を図ること
ができる。
ネットワークに接続できるノードの数の制限を大幅に緩
和させることができるとともに、グループ毎にACK管
理手段を設ける必要がなく、回路の小規模化を図ること
ができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5の図面に基づ
き説明する。図1は、本発明に係る非破壊調停型CSMA/C
D アクセス方式を用いた自動車用多重伝送方式のシステ
ム構成図である。図において、フロントライト(FR)
多重ノード11、フロントレフト(FL)多重ノード1
2、リアライト(RR)多重ノード13、リアレフト
(RL)多重ノード14、ドアフロントライト(DF
R)多重ノード15、ドアフロントレフト(DFL)多
重ノード16、ドアリアライト(DRR)多重ノード1
7、ドアリアレフト(DRL)多重ノード18、メータ
(MET)多重ノード19、コンビスイッチ(CS)多
重ノード20、エアコンスイッチ(AS)多重ノード2
1、エアコンユニット(AU)多重ノード22、センタ
ーコンソール(CC)多重ノード23等の複数の多重ノ
ードは、多重バスMBを介してマルチドロップで接続さ
れてネットワークを構成しており、データフレーム毎に
車両運転情報の信号をシリアルで多重伝送している。
き説明する。図1は、本発明に係る非破壊調停型CSMA/C
D アクセス方式を用いた自動車用多重伝送方式のシステ
ム構成図である。図において、フロントライト(FR)
多重ノード11、フロントレフト(FL)多重ノード1
2、リアライト(RR)多重ノード13、リアレフト
(RL)多重ノード14、ドアフロントライト(DF
R)多重ノード15、ドアフロントレフト(DFL)多
重ノード16、ドアリアライト(DRR)多重ノード1
7、ドアリアレフト(DRL)多重ノード18、メータ
(MET)多重ノード19、コンビスイッチ(CS)多
重ノード20、エアコンスイッチ(AS)多重ノード2
1、エアコンユニット(AU)多重ノード22、センタ
ーコンソール(CC)多重ノード23等の複数の多重ノ
ードは、多重バスMBを介してマルチドロップで接続さ
れてネットワークを構成しており、データフレーム毎に
車両運転情報の信号をシリアルで多重伝送している。
【0011】これらの多重ノードのうち、FR多重ノー
ド11及びFL多重ノード12は、それぞれCS多重ノ
ード20から送信されるヘッドライトスイッチ24及び
ターンシグナルスイッチ25からの信号により左右のヘ
ッドライト26,27とターンシグナルライト28,2
9を点灯又は消灯する。また、上記ヘッドライトスイッ
チ24及びターンシグナルスイッチ25からの信号は、
同時にRR多重ノード13及びRL多重ノード14にも
送られ、リアのテールランプ30,31及びターンシグ
ナルライト32,33を点灯又は消灯する。
ド11及びFL多重ノード12は、それぞれCS多重ノ
ード20から送信されるヘッドライトスイッチ24及び
ターンシグナルスイッチ25からの信号により左右のヘ
ッドライト26,27とターンシグナルライト28,2
9を点灯又は消灯する。また、上記ヘッドライトスイッ
チ24及びターンシグナルスイッチ25からの信号は、
同時にRR多重ノード13及びRL多重ノード14にも
送られ、リアのテールランプ30,31及びターンシグ
ナルライト32,33を点灯又は消灯する。
【0012】DFR多重ノード15には、ドアロックス
イッチ34・ドアアンロックスイッチ35からの信号、
各ドアのパワーウィンドウアップ36・ダウンスイッチ
37からの信号が入力され、また上記各信号は多重信号
としてDFL多重ノード16等の他のドア多重ノードへ
伝送される。例えば、DFL多重ノード16は、上記ド
アロック又はドアアンロック信号を受信すると、上記信
号に基づいてドアロック又はドアアンロックモータ3
2,33を駆動させる。また、DFL多重ノード16
は、上記パワーウィンドウアップ又はダウン信号を受信
すると、上記信号に基づいてパワーウィンドウアップ又
はダウンモータ34,35を駆動させる。
イッチ34・ドアアンロックスイッチ35からの信号、
各ドアのパワーウィンドウアップ36・ダウンスイッチ
37からの信号が入力され、また上記各信号は多重信号
としてDFL多重ノード16等の他のドア多重ノードへ
伝送される。例えば、DFL多重ノード16は、上記ド
アロック又はドアアンロック信号を受信すると、上記信
号に基づいてドアロック又はドアアンロックモータ3
2,33を駆動させる。また、DFL多重ノード16
は、上記パワーウィンドウアップ又はダウン信号を受信
すると、上記信号に基づいてパワーウィンドウアップ又
はダウンモータ34,35を駆動させる。
【0013】また、CC多重ノード23には、リモコン
ミラースイッチ38からの信号が入力され、DFR多重
ノード15又はDFL多重ノード16へ多重信号として
伝送され、ミラー位置を調整するモータを駆動する。ま
た、車内の空調を制御するAU多重ノード22とエアコ
ンの操作スイッチを制御するAS多重ノード21との間
には、多くの信号がやりとりされており、MET多重ノ
ード19には、図示しない各種インジケータが接続され
ている。
ミラースイッチ38からの信号が入力され、DFR多重
ノード15又はDFL多重ノード16へ多重信号として
伝送され、ミラー位置を調整するモータを駆動する。ま
た、車内の空調を制御するAU多重ノード22とエアコ
ンの操作スイッチを制御するAS多重ノード21との間
には、多くの信号がやりとりされており、MET多重ノ
ード19には、図示しない各種インジケータが接続され
ている。
【0014】このような自動車用多重伝送システムで
は、互いに関連の深い多重ノードを組み合わせ、グルー
プ化して考えることができる場合がある。この場合、例
えばFR、FL、RR、RL、MET及びCSの各多重
ノード11〜14,19,20をライティング関係のグ
ループ、DFR、DFL、DRR、DRL及びCCの各
多重ノード15〜18,23をドア関係のグループ、A
S、AUの各多重ノード21,22をエアコン関係のグ
ループとして考えることができる。このようにグループ
化して考えた場合、各グループ内での信号のやりとりは
非常に多くなり、グループ間での信号のやりとりは比較
的少ないのが特徴である。一方、多数ではないが、グル
ープに関係なく、伝送される信号もあり、例えば、イグ
ニションスイッチ信号の情報は、電源制御のために全て
のノードで必要な情報である。
は、互いに関連の深い多重ノードを組み合わせ、グルー
プ化して考えることができる場合がある。この場合、例
えばFR、FL、RR、RL、MET及びCSの各多重
ノード11〜14,19,20をライティング関係のグ
ループ、DFR、DFL、DRR、DRL及びCCの各
多重ノード15〜18,23をドア関係のグループ、A
S、AUの各多重ノード21,22をエアコン関係のグ
ループとして考えることができる。このようにグループ
化して考えた場合、各グループ内での信号のやりとりは
非常に多くなり、グループ間での信号のやりとりは比較
的少ないのが特徴である。一方、多数ではないが、グル
ープに関係なく、伝送される信号もあり、例えば、イグ
ニションスイッチ信号の情報は、電源制御のために全て
のノードで必要な情報である。
【0015】このような場合に、本発明は特に有効であ
り、各多重ノードを機能ごとに関連するグループ(ここ
では各グループが8ノード以内としている。)に分割、
例えば本実施例では、ノード0〜ノード7を第1のグル
ープ、ノード8〜ノード15を第2のグループ、ノード
16〜ノード23を第3のグループ、ノード24〜ノー
ド31を第4のグループとし、図2(a) 〜(d) に示す各
データフレームのメッセージフォーマットの実施例のよ
うに、伝送するフレーム内に、そのフレームに対してA
CK信号を返送する多重ノードのグループ(第1〜第4
のグループ)を指定する領域を設け、そこで指定された
グループの多重ノードがフレームの後尾に割り当てられ
たアドレスの若い順にACK信号を返送するようにして
いる。すなわち、本実施例において、送信するフレーム
内のグループ指定領域では、最下位のビット“000
1”から“1000”の順にそれぞれ第1、第2、第
3、第4のグループが割り当てられおり、各グループの
うち、いずれかのグループに該当するビットがグループ
指定領域にセットされている場合には、当該指定された
グループのノードがフレームの後部にACK信号を返送
し、当該指定されたグループの少なくとも一つの基本多
重ノードが返送されたACK信号の適否を判定し、当該
フレーム中のACK確定信号領域(図2(a) 〜(d) 参
照)にACK確定信号を送出する。
り、各多重ノードを機能ごとに関連するグループ(ここ
では各グループが8ノード以内としている。)に分割、
例えば本実施例では、ノード0〜ノード7を第1のグル
ープ、ノード8〜ノード15を第2のグループ、ノード
16〜ノード23を第3のグループ、ノード24〜ノー
ド31を第4のグループとし、図2(a) 〜(d) に示す各
データフレームのメッセージフォーマットの実施例のよ
うに、伝送するフレーム内に、そのフレームに対してA
CK信号を返送する多重ノードのグループ(第1〜第4
のグループ)を指定する領域を設け、そこで指定された
グループの多重ノードがフレームの後尾に割り当てられ
たアドレスの若い順にACK信号を返送するようにして
いる。すなわち、本実施例において、送信するフレーム
内のグループ指定領域では、最下位のビット“000
1”から“1000”の順にそれぞれ第1、第2、第
3、第4のグループが割り当てられおり、各グループの
うち、いずれかのグループに該当するビットがグループ
指定領域にセットされている場合には、当該指定された
グループのノードがフレームの後部にACK信号を返送
し、当該指定されたグループの少なくとも一つの基本多
重ノードが返送されたACK信号の適否を判定し、当該
フレーム中のACK確定信号領域(図2(a) 〜(d) 参
照)にACK確定信号を送出する。
【0016】なお、図2に示したフレームの他の構成
は、図6に示したフレームのメッセージフォーマットと
同様なので、ここでは説明を省略する。この場合の伝送
用の符号としては、図3に示すように、PWM信号を用
いており、上記PWM信号は、1論理ビットを3つの小
ビット区間(以下、「位相」という。)に分割されてお
り、第1位相をアクティブな信号レベルで、第3位相を
パッシブな信号レベルで固定して表し、少なくとも第2
位相をアクティブな信号レベル又はパッシブな信号レベ
ルで表すことにより、論理“1”と論理“0”の状態を
構成している。すなわち、例えばAS多重ノード21と
AU多重ノード22がデータ伝送を行う場合、AS多重
ノード21が送信するフレームの領域においては、AU
多重ノード22が第1位相にアクティブな信号レベルを
送出し、AS多重ノード21がこれに同期して少なくと
も第2位相でデータを送出する。これにより、各多重ノ
ード間では、極めて同期が取り易くなる。
は、図6に示したフレームのメッセージフォーマットと
同様なので、ここでは説明を省略する。この場合の伝送
用の符号としては、図3に示すように、PWM信号を用
いており、上記PWM信号は、1論理ビットを3つの小
ビット区間(以下、「位相」という。)に分割されてお
り、第1位相をアクティブな信号レベルで、第3位相を
パッシブな信号レベルで固定して表し、少なくとも第2
位相をアクティブな信号レベル又はパッシブな信号レベ
ルで表すことにより、論理“1”と論理“0”の状態を
構成している。すなわち、例えばAS多重ノード21と
AU多重ノード22がデータ伝送を行う場合、AS多重
ノード21が送信するフレームの領域においては、AU
多重ノード22が第1位相にアクティブな信号レベルを
送出し、AS多重ノード21がこれに同期して少なくと
も第2位相でデータを送出する。これにより、各多重ノ
ード間では、極めて同期が取り易くなる。
【0017】各グループに少なくとも一つづつ設けた基
本多重ノードは、図4に示すように、インターフェース
回路40、多重伝送制御回路41及び制御回路42から
なっている。ここで、インターフェース回路40は、多
重バスと後述する多重伝送制御回路41とのインターフ
ェースを行う。多重伝送制御回路41は、ネットワーク
に接続可能な全ノードをビット単位で記憶するACKテ
ーブル43を有しており、上記ACKテーブル43に
は、実施例の当該グループのノード数である8ノード分
に対応したビット領域が存在している。また、初期状態
では上記ビット領域は全て論理“1”、すなわちネット
ワーク上に8個の当該グループの全てのノードが接続さ
れている状態を示している。多重伝送制御回路41は、
自局が受信ノードの場合には、インターフェース回路4
0を介して多重バスから取り込んだフレームのグループ
指定領域のデータに基づき、自局が指定されたグループ
に属するかどうか判断し、指定されたグループに属し、
かつデータを正常に受信した時には、受信確認を示すA
CK信号を送信すると共に、CPU42に割り込み信号
を送る。また、自局が送信ノードの場合には、多重伝送
制御回路41は、フレームのグループ指定領域が自局の
属するグループ指定している時、当該グループに属する
多重ノードからのACK信号が一致されているかどうか
判断し、不一致の場合、一致するまで、例えば3回を限
度としてフレームの再送を行う。
本多重ノードは、図4に示すように、インターフェース
回路40、多重伝送制御回路41及び制御回路42から
なっている。ここで、インターフェース回路40は、多
重バスと後述する多重伝送制御回路41とのインターフ
ェースを行う。多重伝送制御回路41は、ネットワーク
に接続可能な全ノードをビット単位で記憶するACKテ
ーブル43を有しており、上記ACKテーブル43に
は、実施例の当該グループのノード数である8ノード分
に対応したビット領域が存在している。また、初期状態
では上記ビット領域は全て論理“1”、すなわちネット
ワーク上に8個の当該グループの全てのノードが接続さ
れている状態を示している。多重伝送制御回路41は、
自局が受信ノードの場合には、インターフェース回路4
0を介して多重バスから取り込んだフレームのグループ
指定領域のデータに基づき、自局が指定されたグループ
に属するかどうか判断し、指定されたグループに属し、
かつデータを正常に受信した時には、受信確認を示すA
CK信号を送信すると共に、CPU42に割り込み信号
を送る。また、自局が送信ノードの場合には、多重伝送
制御回路41は、フレームのグループ指定領域が自局の
属するグループ指定している時、当該グループに属する
多重ノードからのACK信号が一致されているかどうか
判断し、不一致の場合、一致するまで、例えば3回を限
度としてフレームの再送を行う。
【0018】さらに、基本多重ノードは、送信、受信い
ずれの場合も自局の属するフレームのACK信号を観測
し、多重伝送回路内のACKテーブルと一致する時、所
定多重ノードからACK信号が返送されたことを示すA
CK確定信号(本実施例では、1ビットの優勢な符号)
を送出する。ACKテーブル43の更新は、図5に示す
ように、自局が属するグループを指定したフレームに対
して返送されるACK信号を送受信毎に、例えば各対応
ノード毎に一致が所定回数連続したら、ACKテーブル
43の内容を上記所定回数連続して一致した値に変更す
るといった方法により実現できる。
ずれの場合も自局の属するフレームのACK信号を観測
し、多重伝送回路内のACKテーブルと一致する時、所
定多重ノードからACK信号が返送されたことを示すA
CK確定信号(本実施例では、1ビットの優勢な符号)
を送出する。ACKテーブル43の更新は、図5に示す
ように、自局が属するグループを指定したフレームに対
して返送されるACK信号を送受信毎に、例えば各対応
ノード毎に一致が所定回数連続したら、ACKテーブル
43の内容を上記所定回数連続して一致した値に変更す
るといった方法により実現できる。
【0019】このように、グループ内での通信において
は、基本多重ノードは、返送されたACK信号と、AC
Kテーブルの内容をチェックすることにより、データ伝
送が正常に終了したことを確認することができる。ま
た、基本多重ノードは、ACK確定信号を発生するた
め、ACK管理機能を持たない従属多重ノードを設け
て、データ伝送を行うことも可能である。
は、基本多重ノードは、返送されたACK信号と、AC
Kテーブルの内容をチェックすることにより、データ伝
送が正常に終了したことを確認することができる。ま
た、基本多重ノードは、ACK確定信号を発生するた
め、ACK管理機能を持たない従属多重ノードを設け
て、データ伝送を行うことも可能である。
【0020】このような構成において、グループ間の通
信を行う時は、上記ACK確定信号を利用して、データ
伝送が正しく行われたかどうか確認することが可能とな
る。すなわち、異なるグループに属する多重ノードに対
して送信を行う時、上記異なるグループ内に設けた基本
多重ノードがACK信号の適否を判断して、発生するA
CK確定信号の有無を検査することで再送の要否を判断
することが可能となる。
信を行う時は、上記ACK確定信号を利用して、データ
伝送が正しく行われたかどうか確認することが可能とな
る。すなわち、異なるグループに属する多重ノードに対
して送信を行う時、上記異なるグループ内に設けた基本
多重ノードがACK信号の適否を判断して、発生するA
CK確定信号の有無を検査することで再送の要否を判断
することが可能となる。
【0021】なお、CPU42は、図示しない各種負荷
装置の制御を行うと共に、割り込み信号を受け取ると、
自局が必要なデータのフレームを受信したことを認識
し、そのフレームのデータを多重伝送制御回路41から
読み出して、CPU42内の図示しない記憶回路に記憶
しておき、自局の制御パラメータとして制御に使用す
る。
装置の制御を行うと共に、割り込み信号を受け取ると、
自局が必要なデータのフレームを受信したことを認識
し、そのフレームのデータを多重伝送制御回路41から
読み出して、CPU42内の図示しない記憶回路に記憶
しておき、自局の制御パラメータとして制御に使用す
る。
【0022】次に、上記システムにおけるグループ間の
通信動作を図5に基づいて説明する。なお、実施例で
は、図1に示したエアコンの動作モードをメータに表示
させる場合に行うグループ間の通信について説明する。
また、ライティング関係のグループのうち、METとC
Sの多重ノード19,20を基本多重ノードとする。こ
の場合、まず送信多重ノードであるエアコンスイッチ多
重ノード21からグループ指定領域が“0001”で指
定される、図2(a) のフレームが多重バスMBを介して
送信されると、ライティング関係のグループであるF
R、FL、RR、RL、MET及びCSの6個の各多重
ノード11〜14,19,20は、上記フレームのグル
ープ指定領域の値“0001”からACK信号の返送要
求を検知し、データを正常に受信した場合には、ACK
信号領域における各ノードに割り当てられた固有のアド
レスに応じたビット領域にACK信号を返送し、当該ビ
ット領域を論理“1”にする。本実施例では、8ノード
分の上記ACK信号領域に6ノード分のACK信号が返
送されるので、ACK信号領域のACK信号は、図5に
示すように、“11111100”となる。
通信動作を図5に基づいて説明する。なお、実施例で
は、図1に示したエアコンの動作モードをメータに表示
させる場合に行うグループ間の通信について説明する。
また、ライティング関係のグループのうち、METとC
Sの多重ノード19,20を基本多重ノードとする。こ
の場合、まず送信多重ノードであるエアコンスイッチ多
重ノード21からグループ指定領域が“0001”で指
定される、図2(a) のフレームが多重バスMBを介して
送信されると、ライティング関係のグループであるF
R、FL、RR、RL、MET及びCSの6個の各多重
ノード11〜14,19,20は、上記フレームのグル
ープ指定領域の値“0001”からACK信号の返送要
求を検知し、データを正常に受信した場合には、ACK
信号領域における各ノードに割り当てられた固有のアド
レスに応じたビット領域にACK信号を返送し、当該ビ
ット領域を論理“1”にする。本実施例では、8ノード
分の上記ACK信号領域に6ノード分のACK信号が返
送されるので、ACK信号領域のACK信号は、図5に
示すように、“11111100”となる。
【0023】送信多重ノードであるエアコンスイッチ多
重ノード21から図2(a) に示すフレームが、多重バス
MBを介して送信されると、ライティング関係のグルー
プの基本多重ノードであるMETとCSの多重ノード1
9,20は、フレーム中のACK信号領域に返送された
ACK信号と、自局が持つACKテーブル43のライテ
ィング関係のグループに対応したビット領域の情報(図
5に示したACKテーブル中の左から8ビットまでの領
域の情報)とを比較する。
重ノード21から図2(a) に示すフレームが、多重バス
MBを介して送信されると、ライティング関係のグルー
プの基本多重ノードであるMETとCSの多重ノード1
9,20は、フレーム中のACK信号領域に返送された
ACK信号と、自局が持つACKテーブル43のライテ
ィング関係のグループに対応したビット領域の情報(図
5に示したACKテーブル中の左から8ビットまでの領
域の情報)とを比較する。
【0024】ここで、上記ACK信号とACKテーブル
43内の情報とが一致した場合には、信号が正常に伝送
できたと判断して、ACK確定信号を送出してデータ伝
送を終了する。ところが、この場合には、ACKテーブ
ル43は、図5に示すように、初期設定により全て論理
“1”になっているので、比較結果は不一致となる。こ
の不一致の場合、送信多重ノード21は、最大3回を限
度として、ACK信号とACKテーブル43内の情報と
が一致するまで再送を続ける。そして、同一フレームの
再送を3回行ったにもかかわらず、ACKテーブル43
に設定されている8個のノードからACK信号の返送が
ない場合には、ACK信号の返送がない2個のノードが
接続されていないものと判断し、基本多重ノード19,
20は、ライティング関係のグループに対応したビット
領域の情報を更新対象として、ACK信号の返送がない
2ノードの上記ビット領域の情報を論理“0”に設定す
る(図5参照)。
43内の情報とが一致した場合には、信号が正常に伝送
できたと判断して、ACK確定信号を送出してデータ伝
送を終了する。ところが、この場合には、ACKテーブ
ル43は、図5に示すように、初期設定により全て論理
“1”になっているので、比較結果は不一致となる。こ
の不一致の場合、送信多重ノード21は、最大3回を限
度として、ACK信号とACKテーブル43内の情報と
が一致するまで再送を続ける。そして、同一フレームの
再送を3回行ったにもかかわらず、ACKテーブル43
に設定されている8個のノードからACK信号の返送が
ない場合には、ACK信号の返送がない2個のノードが
接続されていないものと判断し、基本多重ノード19,
20は、ライティング関係のグループに対応したビット
領域の情報を更新対象として、ACK信号の返送がない
2ノードの上記ビット領域の情報を論理“0”に設定す
る(図5参照)。
【0025】次に、送信側エアコンスイッチ多重ノード
21から図2(a) に示すフレームが送信されると、基本
多重ノード19,20は、各多重ノード11〜14,1
9,20から返送されたACK信号とACKテーブル4
3内の情報とを比較し、両者が一致した場合には、信号
が正常に伝送できたと判断して、フレームのACK確定
信号領域にACK確定信号を送出して、正常に受信した
ことを送信側エアコンスイッチ多重ノード21に知らせ
る。
21から図2(a) に示すフレームが送信されると、基本
多重ノード19,20は、各多重ノード11〜14,1
9,20から返送されたACK信号とACKテーブル4
3内の情報とを比較し、両者が一致した場合には、信号
が正常に伝送できたと判断して、フレームのACK確定
信号領域にACK確定信号を送出して、正常に受信した
ことを送信側エアコンスイッチ多重ノード21に知らせ
る。
【0026】また、例えば同じ信号の伝送において、F
Rの多重ノード11だけが、このフレームの受信時にエ
ラーを検出した場合、当該フレームに対して返送される
ACK信号は、“01111100”となり、METと
CSの基本多重ノード19,20は、この時点で持って
いるACKテーブル43内の情報“11111100”
と一致しないため、ACK確定信号を送出しない。
Rの多重ノード11だけが、このフレームの受信時にエ
ラーを検出した場合、当該フレームに対して返送される
ACK信号は、“01111100”となり、METと
CSの基本多重ノード19,20は、この時点で持って
いるACKテーブル43内の情報“11111100”
と一致しないため、ACK確定信号を送出しない。
【0027】このため、送信側エアコンスイッチ多重ノ
ード21は、送信したフレームに対し、ACK確定信号
が発せられないことを検出し、何らかの異常があったと
判定し、フレームの再送を行う。上記再送は、例えば最
大3回を限度とし上述の正常受信の動作(ACK確定信
号が発生)をするまで繰り返される。そして、同一フレ
ームの再送を3回行ったにもかかわらず、ACKテーブ
ル43に設定されている6個のノードからACK信号の
返送がない場合には、ACK信号の返送がないFRの多
重ノード11が接続されていないものと判断し、MET
とCSの基本多重ノード19,20は、ライティング関
係のグループに対応したビット領域の情報を更新対象と
して、ACK信号の返送がない1ノードの上記ビット領
域の情報を論理“0”に設定する(図5参照)。
ード21は、送信したフレームに対し、ACK確定信号
が発せられないことを検出し、何らかの異常があったと
判定し、フレームの再送を行う。上記再送は、例えば最
大3回を限度とし上述の正常受信の動作(ACK確定信
号が発生)をするまで繰り返される。そして、同一フレ
ームの再送を3回行ったにもかかわらず、ACKテーブ
ル43に設定されている6個のノードからACK信号の
返送がない場合には、ACK信号の返送がないFRの多
重ノード11が接続されていないものと判断し、MET
とCSの基本多重ノード19,20は、ライティング関
係のグループに対応したビット領域の情報を更新対象と
して、ACK信号の返送がない1ノードの上記ビット領
域の情報を論理“0”に設定する(図5参照)。
【0028】一方、イグニションスイッチ信号等の情報
のようにグループに関係なく電源制御のために、全ての
多重ノードで必要な情報等は、グループ1、グループ
2、グループ3、グループ4とグループ毎に送信フレー
ムを分けて送信を繰り返す。なお、本実施例では、伝送
用の符号とし、PWM信号を用いた場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、例えばNRZ符号の
ような種々の符号でも構わない。また、本実施例では、
ビット割当てで各グループの全ノードからACK信号を
返送する方式について説明したが、本発明はこれに限定
されず、例えば複数以上のポジティブACK信号を用
い、信号に対応した受信すべきノードのテーブルを持つ
通信方式に対しても容易に適用することができる。ま
た、本実施例では、登録された全ノードからACK信号
の返送があった場合に、ACK確認領域に所定信号を送
出する肯定応答方式が用いられているが、これに限ら
ず、登録された全ノードからACK信号の返送がなかっ
た場合に、ACK確認領域に所定信号を送出する否定応
答方式も考えられる。
のようにグループに関係なく電源制御のために、全ての
多重ノードで必要な情報等は、グループ1、グループ
2、グループ3、グループ4とグループ毎に送信フレー
ムを分けて送信を繰り返す。なお、本実施例では、伝送
用の符号とし、PWM信号を用いた場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、例えばNRZ符号の
ような種々の符号でも構わない。また、本実施例では、
ビット割当てで各グループの全ノードからACK信号を
返送する方式について説明したが、本発明はこれに限定
されず、例えば複数以上のポジティブACK信号を用
い、信号に対応した受信すべきノードのテーブルを持つ
通信方式に対しても容易に適用することができる。ま
た、本実施例では、登録された全ノードからACK信号
の返送があった場合に、ACK確認領域に所定信号を送
出する肯定応答方式が用いられているが、これに限ら
ず、登録された全ノードからACK信号の返送がなかっ
た場合に、ACK確認領域に所定信号を送出する否定応
答方式も考えられる。
【0029】従って、本実施例では、伝送するデータ内
容に応じてACK信号の返送要求をする各ノードをグル
ープ指定し、かつ、上記グループを指定する識別子を設
け、さらに異なるグループ間の通信において、各グルー
プに少なくとも一つ設けられた基本多重ノードが、受信
の適否を判定してACK確定信号を送出し、送信元の多
重ノードが上記ACK確定信号に基づいて相互のデータ
の授受が正常に行われたか否か判定するので、各フレー
ム送信のたびに全ノードからACK信号の返送を求める
必要がなくなり、フレーム送信におけるフレームに占め
るACK信号領域の比率を小さくすることができ、必要
なノードからACK信号を効率よく受け取ることができ
ると共に、グループ毎にACK管理手段を設ける必要が
なく、回路の小規模化を図ることができる。
容に応じてACK信号の返送要求をする各ノードをグル
ープ指定し、かつ、上記グループを指定する識別子を設
け、さらに異なるグループ間の通信において、各グルー
プに少なくとも一つ設けられた基本多重ノードが、受信
の適否を判定してACK確定信号を送出し、送信元の多
重ノードが上記ACK確定信号に基づいて相互のデータ
の授受が正常に行われたか否か判定するので、各フレー
ム送信のたびに全ノードからACK信号の返送を求める
必要がなくなり、フレーム送信におけるフレームに占め
るACK信号領域の比率を小さくすることができ、必要
なノードからACK信号を効率よく受け取ることができ
ると共に、グループ毎にACK管理手段を設ける必要が
なく、回路の小規模化を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、共通
の多重伝送路を介して相互に接続された複数の多重ノー
ドを備え、前記各多重ノードは互いにフレーム毎にデー
タを伝送し、かつ、当該データの授受が正常に行われた
際に、当該各多重ノードに対応して前記フレームに設け
られた受信確認信号領域に、データ伝送が正常に終了し
たことを示す受信確認信号を返送するとともに、当該受
信確認信号を返送する各多重ノードを予め定めた組合せ
でグループを構成させ、さらに前記フレームには前記受
信確認信号の返送を要求されるグループを指定する識別
子を設け、送信された前記フレーム内の識別子で指定さ
れたグループの多重ノードが前記受信確認信号を返送す
る多重伝送方式において、前記フレームに受信確認確定
領域を設けるとともに、前記識別子で指定されたある一
のグループの少なくとも1つの所定多重ノードから前記
受信確認信号が返送されたかどうか判断し、当該受信確
認信号が返送されると、受信確認確定信号をフレームの
受信確認確定領域にセットする基本多重ノードを各グル
ープ毎に少なくとも一つ設け、前記構成されたある一の
グループから他のグループに対するデータ伝送に際し
て、送信元の多重ノードは前記基本多重ノードがフレー
ム中にセットする受信確認確定信号に基づいて、データ
伝送が正常に終了したことを判断するので、コストアッ
プを招くことなく、異なるグループ間でのデータ伝送に
おける受信の確認を、容易に行うことができる。
の多重伝送路を介して相互に接続された複数の多重ノー
ドを備え、前記各多重ノードは互いにフレーム毎にデー
タを伝送し、かつ、当該データの授受が正常に行われた
際に、当該各多重ノードに対応して前記フレームに設け
られた受信確認信号領域に、データ伝送が正常に終了し
たことを示す受信確認信号を返送するとともに、当該受
信確認信号を返送する各多重ノードを予め定めた組合せ
でグループを構成させ、さらに前記フレームには前記受
信確認信号の返送を要求されるグループを指定する識別
子を設け、送信された前記フレーム内の識別子で指定さ
れたグループの多重ノードが前記受信確認信号を返送す
る多重伝送方式において、前記フレームに受信確認確定
領域を設けるとともに、前記識別子で指定されたある一
のグループの少なくとも1つの所定多重ノードから前記
受信確認信号が返送されたかどうか判断し、当該受信確
認信号が返送されると、受信確認確定信号をフレームの
受信確認確定領域にセットする基本多重ノードを各グル
ープ毎に少なくとも一つ設け、前記構成されたある一の
グループから他のグループに対するデータ伝送に際し
て、送信元の多重ノードは前記基本多重ノードがフレー
ム中にセットする受信確認確定信号に基づいて、データ
伝送が正常に終了したことを判断するので、コストアッ
プを招くことなく、異なるグループ間でのデータ伝送に
おける受信の確認を、容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る非破壊調停型CSMA/CD アクセス方
式を用いた自動車用多重伝送方式のシステム構成図であ
る。
式を用いた自動車用多重伝送方式のシステム構成図であ
る。
【図2】本発明に係るデータフレームのメッセージフォ
ーマットの一実施例を示す図である。
ーマットの一実施例を示す図である。
【図3】多重伝送システムの伝送用の符号として用いら
れるPWM信号の構成を示す図である。
れるPWM信号の構成を示す図である。
【図4】本発明に係る多重ノードの概略構成を示す構成
図である。
図である。
【図5】本発明に係るACKテーブルの更新動作を説明
するための図である。
するための図である。
【図6】従来のデータフレームのメッセージフォーマッ
トの一例を示す図である。
トの一例を示す図である。
11〜23 多重ノード MB 多重バス F データフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 裕 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 坂本 裕昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 信時 宜和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 河西 俊明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−59837(JP,A) 特開 昭63−189030(JP,A) 特開 昭63−274243(JP,A) 特開 平1−173941(JP,A) 特開 昭59−167155(JP,A) 特開 平4−305754(JP,A) 特開 昭58−10943(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28
Claims (2)
- 【請求項1】 共通の多重伝送路を介して相互に接続さ
れた複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードは互い
にフレーム毎にデータを伝送し、かつ、当該データの授
受が正常に行われた際に、当該各多重ノードに対応して
前記フレームに設けられた受信確認信号領域に、データ
伝送が正常に終了したことを示す受信確認信号を返送す
るとともに、当該受信確認信号を返送する各多重ノード
を予め定めた組合せでグループを構成させ、さらに前記
フレームには前記受信確認信号の返送を要求されるグル
ープを指定する識別子を設け、送信された前記フレーム
内の識別子で指定されたグループの多重ノードが前記受
信確認信号を返送する多重伝送方式において、前記フレ
ームに受信確認確定領域を設けるとともに、前記識別子
で指定されたある一のグループの少なくとも1つの所定
多重ノードから前記受信確認信号が返送されたかどうか
判断し、当該受信確認信号が返送されると、受信確認確
定信号をフレームの受信確認確定領域にセットする基本
多重ノードを各グループ毎に少なくとも一つ設け、前記
構成されたある一のグループから他のグループに対する
データ伝送に際して、送信元の多重ノードは前記基本多
重ノードがフレーム中にセットする受信確認確定信号に
基づいて、データ伝送が正常に終了したことを判断する
ことを特徴とする多重伝送方式。 - 【請求項2】 前記ある一のグループから他のグループ
に対するデータ伝送に際して、前記受信確認確定信号が
前記フレーム中にセットされない場合、送信元の多重ノ
ードは当該受信確認確定信号がセットされるまで、所定
回数データの再送を行うことを特徴とする請求項1記載
の多重伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04264856A JP3133514B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 多重伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04264856A JP3133514B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 多重伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06120957A JPH06120957A (ja) | 1994-04-28 |
JP3133514B2 true JP3133514B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17409173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04264856A Expired - Fee Related JP3133514B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 多重伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133514B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP04264856A patent/JP3133514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06120957A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |