JP3042549B2 - 多重伝送方式の受信応答方法 - Google Patents
多重伝送方式の受信応答方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/407—Bus networks with decentralised control
- H04L12/413—Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD]
- H04L12/4135—Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD] using bit-wise arbitration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
- B60R16/0315—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるCSMA/CD(Carr
ier Sense Multiple Access/Collision Detection)伝送
方式を用いた多重伝送方式の受信応答方法に関する。
ier Sense Multiple Access/Collision Detection)伝送
方式を用いた多重伝送方式の受信応答方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多重伝送方式では、ペア
電線等からなる多重伝送路(多重バス)に共通に接続さ
れた複数の端末(多重ノード)のうちの一つの多重ノー
ドがCSMA/CD 方式により、上記多重バスに、図5に示す
ようなデータフレームを送信し、他の多重ノードに同時
にデータを伝えると共に、上記データフレームの後尾に
受信確認信号(ACK信号)領域を設け、上記データフ
レームを受信した各多重ノードが、上記ACK信号領域
の予め割り当てられたビット位置に、ACK信号を返送
するものが提案されている。
電線等からなる多重伝送路(多重バス)に共通に接続さ
れた複数の端末(多重ノード)のうちの一つの多重ノー
ドがCSMA/CD 方式により、上記多重バスに、図5に示す
ようなデータフレームを送信し、他の多重ノードに同時
にデータを伝えると共に、上記データフレームの後尾に
受信確認信号(ACK信号)領域を設け、上記データフ
レームを受信した各多重ノードが、上記ACK信号領域
の予め割り当てられたビット位置に、ACK信号を返送
するものが提案されている。
【0003】図5に示したデータフレームは、多重伝送
方式で通常授受されるメッセージフォーマットからな
り、メッセージの始まりを示すSOM(Start Of Message)
、複数の多重ノードが同時に多重バスにデータを送出
した時に、その優先順位を決定するプライオリティ(PR
I) 、後に続く各データ(DATA)の内容を示すメッセージI
D、データ長を示すデータが含まれるコントロールデー
タ領域(CONT)、CONTで示される長さ(可変長)のデータ
領域(DATA1〜DATA4)、CRC (サイクリック符号)等のエ
ラーチェックコード、データの終了を示すEOD(End Of D
ata)、全ての多重ノードからビット対応でACK信号を
返送させるためのACK信号領域及びメッセージの終了
を示すEOM(End Of Message) という構成になっている。
方式で通常授受されるメッセージフォーマットからな
り、メッセージの始まりを示すSOM(Start Of Message)
、複数の多重ノードが同時に多重バスにデータを送出
した時に、その優先順位を決定するプライオリティ(PR
I) 、後に続く各データ(DATA)の内容を示すメッセージI
D、データ長を示すデータが含まれるコントロールデー
タ領域(CONT)、CONTで示される長さ(可変長)のデータ
領域(DATA1〜DATA4)、CRC (サイクリック符号)等のエ
ラーチェックコード、データの終了を示すEOD(End Of D
ata)、全ての多重ノードからビット対応でACK信号を
返送させるためのACK信号領域及びメッセージの終了
を示すEOM(End Of Message) という構成になっている。
【0004】各多重ノードは、それぞれ通信用のコンピ
ュータを装備しており、上記コンピュータは、互いに独
立で動作するものであり、それぞれ任意のタイミングで
図5に示すデータフレームを多重バスに送信することが
できる。このため、多重バス上ではメッセージの衝突が
発生する場合があり、これを防止するために、一般にメ
ッセージに優先順位を設け、図6の伝送手順に示すよう
に、各コンピュータは、メッセージを破壊することなく
優先制御を行い、優先順位の低いメッセージの送信を自
動的に中断し、優先順位の高いメッセージのみの送信を
続行させる非破壊調停型CSMA/CD アクセス方式でデータ
伝送を行っている。そして、各多重ノードは、データの
受信が正常に終了した場合、各ノードに割り当てられた
固有のアドレスに応じた場所にACK信号を返送するよ
うになっている。
ュータを装備しており、上記コンピュータは、互いに独
立で動作するものであり、それぞれ任意のタイミングで
図5に示すデータフレームを多重バスに送信することが
できる。このため、多重バス上ではメッセージの衝突が
発生する場合があり、これを防止するために、一般にメ
ッセージに優先順位を設け、図6の伝送手順に示すよう
に、各コンピュータは、メッセージを破壊することなく
優先制御を行い、優先順位の低いメッセージの送信を自
動的に中断し、優先順位の高いメッセージのみの送信を
続行させる非破壊調停型CSMA/CD アクセス方式でデータ
伝送を行っている。そして、各多重ノードは、データの
受信が正常に終了した場合、各ノードに割り当てられた
固有のアドレスに応じた場所にACK信号を返送するよ
うになっている。
【0005】ACK信号領域は、いろいろな伝送符号で
構成できるが、各多重ノードがACK信号を返送し、ま
た受信し易いように、図7に示すような、PWM(パル
ス幅変調)信号によって構成されるものがある。上記P
WM信号は、1論理ビットを3つの小ビット区間(以
下、「位相」という。)に分割されており、第1位相を
アクティブな信号レベルで、第3位相をパッシブな信号
レベルで固定して表し、第2位相をアクティブな信号レ
ベル又はパッシブな信号レベルで表すことにより、論理
“0”と論理“1”の状態を構成している。
構成できるが、各多重ノードがACK信号を返送し、ま
た受信し易いように、図7に示すような、PWM(パル
ス幅変調)信号によって構成されるものがある。上記P
WM信号は、1論理ビットを3つの小ビット区間(以
下、「位相」という。)に分割されており、第1位相を
アクティブな信号レベルで、第3位相をパッシブな信号
レベルで固定して表し、第2位相をアクティブな信号レ
ベル又はパッシブな信号レベルで表すことにより、論理
“0”と論理“1”の状態を構成している。
【0006】各多重ノードは、データの受信が正常に終
了した場合、各ノードに割り当てられた固有のアドレス
に応じた場所にACK信号を返送するようになってい
る。従って、ACK信号領域では、図6に示すように、
データフレームの送信元である送信多重ノードがACK
信号領域の各ビットの第1位相目で多重バス上にアクテ
ィブな信号を送出しており、他の受信多重ノードは、送
信されたデータフレームからそれぞれ自局に割り当てら
れたビット領域(ACK信号領域)の第1位相の立ち上
がりエッジを検出して、同時に多重バスをアクティブに
して第2位相までアクティブ状態を継続し、当該ビット
が論理“0”を示すようにする。また、データの受信が
正常に行われなかった場合には、該当するビット領域の
第1位相の立ち上がりエッジを検出しても、多重バスを
アクティブにすることなく、第2位相はパッシブ状態で
当該ビットが論理“1”を示すようにする。
了した場合、各ノードに割り当てられた固有のアドレス
に応じた場所にACK信号を返送するようになってい
る。従って、ACK信号領域では、図6に示すように、
データフレームの送信元である送信多重ノードがACK
信号領域の各ビットの第1位相目で多重バス上にアクテ
ィブな信号を送出しており、他の受信多重ノードは、送
信されたデータフレームからそれぞれ自局に割り当てら
れたビット領域(ACK信号領域)の第1位相の立ち上
がりエッジを検出して、同時に多重バスをアクティブに
して第2位相までアクティブ状態を継続し、当該ビット
が論理“0”を示すようにする。また、データの受信が
正常に行われなかった場合には、該当するビット領域の
第1位相の立ち上がりエッジを検出しても、多重バスを
アクティブにすることなく、第2位相はパッシブ状態で
当該ビットが論理“1”を示すようにする。
【0007】ここで、ネットワーク上にローカルエラー
が発生し、所定の多重ノードで受信データにエラーがあ
った場合には、上記所定多重ノードは、ACK信号を返
送しないので、送信多重ノードは、異常と判断してデー
タの再送を行う。上記送信多重ノードは、登録された全
ての多重ノードがACK信号を返送するまで、例えば最
大3回までデータの再送を繰り返す。そして、3回再送
してもACK信号を返送しないノードがある場合には、
上記ノードは故障したものと見なして登録から削除し、
ACK信号の数が増えた場合には、そのACK信号に該
当するノードを新たに追加するというACK管理機能を
有していた。
が発生し、所定の多重ノードで受信データにエラーがあ
った場合には、上記所定多重ノードは、ACK信号を返
送しないので、送信多重ノードは、異常と判断してデー
タの再送を行う。上記送信多重ノードは、登録された全
ての多重ノードがACK信号を返送するまで、例えば最
大3回までデータの再送を繰り返す。そして、3回再送
してもACK信号を返送しないノードがある場合には、
上記ノードは故障したものと見なして登録から削除し、
ACK信号の数が増えた場合には、そのACK信号に該
当するノードを新たに追加するというACK管理機能を
有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多重伝
送方式では、ACK信号領域はPWM符号方式によって
構成されるので、NRZ(Non Return to Zero)符号方
式に対し、3倍の周波数帯域を使用している。このた
め、不要輻射等の電波妨害を生じやすく、データ伝送の
高速化が図れないという問題点があった。また、NRZ
方式を用いた場合には、データ伝送の高速化は図られる
が、クロック公差等の影響で各多重ノードのビット同期
が取りづらいという問題点があった。
送方式では、ACK信号領域はPWM符号方式によって
構成されるので、NRZ(Non Return to Zero)符号方
式に対し、3倍の周波数帯域を使用している。このた
め、不要輻射等の電波妨害を生じやすく、データ伝送の
高速化が図れないという問題点があった。また、NRZ
方式を用いた場合には、データ伝送の高速化は図られる
が、クロック公差等の影響で各多重ノードのビット同期
が取りづらいという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、データ伝送を高速に行い、データ伝送の効率化を図
ることができるNRZ方式を用いた多重伝送方式の受信
応答方法を提供することを目的とする。
で、データ伝送を高速に行い、データ伝送の効率化を図
ることができるNRZ方式を用いた多重伝送方式の受信
応答方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明では、共通の多重伝送路を介して相互に接続
された複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードはフ
レーム毎にデータの伝送を行い、前記データの伝送に
は、nビットの同一符号が連続したとき、少なくとも1
ビットの反転符号を挿入するビットスタッフ則による同
期方式を用い、前記各多重ノードは、それぞれデータの
授受が正常に行われた際に、予め定められた順序で、前
記フレームの受信確認信号領域の予め定められた領域に
受信確認信号を返送する多重伝送方式の受信応答方法に
おいて、前記受信確認信号領域をそれぞれが多くとも
(n−1)個のノードに割り当てられる小領域に分割
し、各小領域は(n+1)ビット以下の長さで構成さ
れ、前記各小領域は送信元多重ノードの送出する少なく
とも1ビットの優性ビットで始まり、少なくとも1ビッ
トの劣性ビットで終了する多重伝送方式が提供される。
に、本発明では、共通の多重伝送路を介して相互に接続
された複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードはフ
レーム毎にデータの伝送を行い、前記データの伝送に
は、nビットの同一符号が連続したとき、少なくとも1
ビットの反転符号を挿入するビットスタッフ則による同
期方式を用い、前記各多重ノードは、それぞれデータの
授受が正常に行われた際に、予め定められた順序で、前
記フレームの受信確認信号領域の予め定められた領域に
受信確認信号を返送する多重伝送方式の受信応答方法に
おいて、前記受信確認信号領域をそれぞれが多くとも
(n−1)個のノードに割り当てられる小領域に分割
し、各小領域は(n+1)ビット以下の長さで構成さ
れ、前記各小領域は送信元多重ノードの送出する少なく
とも1ビットの優性ビットで始まり、少なくとも1ビッ
トの劣性ビットで終了する多重伝送方式が提供される。
【0011】
【作用】所定多重ノードは、送信要求フレームの受信確
認信号領域にビットスタッフ則を崩さない所定ビット間
隔で、優性ビットを送出し、データの受信が正常に終了
すると、各多重ノードは、上記受信確認信号領域に所定
の順序で受信確認信号を、送信元多重ノードが発生する
優性ビットに同期させてビットスタッフ則を崩さない所
定の受信確認信号領域に送信させ、相互のデータの授受
を確認する。
認信号領域にビットスタッフ則を崩さない所定ビット間
隔で、優性ビットを送出し、データの受信が正常に終了
すると、各多重ノードは、上記受信確認信号領域に所定
の順序で受信確認信号を、送信元多重ノードが発生する
優性ビットに同期させてビットスタッフ則を崩さない所
定の受信確認信号領域に送信させ、相互のデータの授受
を確認する。
【0012】従って、データ伝送の高速化を図ることが
できる。
できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の図面に基づ
き説明する。図1は、本発明に係る非破壊調停型CSMA/C
D アクセス方式を用いた自動車用多重伝送方式のシステ
ム構成図である。図において、燃料噴射量や点火時期を
制御するエンジンコンピュータ11、駆動力とブレーキ
を制御するアンチロック・トラクションコンピュータ1
2、変速器を制御するトランスミッションコンピュータ
13及び4つの車輪、すなわちフロントライト(F
R)、フロントレフト(FL)、リヤライト(RR)、
リヤレフト(RL)の各車輪の速度を検出する車輪速セ
ンサ14〜17等の複数の多重ノードは、ツイストペア
ケーブル等からなる多重バス18を介して接続されてネ
ットワークを構成しており、車輪の速度情報等の信号を
シリアルで多重伝送している。これらの多重ノードのう
ち、車輪速センサ14〜17は、車両制御のための計算
や判断機能を持たず、各コンピュータ11〜13と通信
を行う、各コンピュータ11〜13に従属したノード
で、車輪の速度情報をコード化して上記各コンピュータ
11〜13に送信しており、上記車輪の速度情報は、エ
ンジン、アンチロックブレーキ、トランスミッション等
の機能の制御に用いられている。上記各多重ノードは、
それぞれ固有のアドレスが割り当てられ、例えばFR、
FL、RR及びRLの各車輪速センサ14〜17はそれ
ぞれアドレス0〜3が、エンジン、アンチロック・トラ
クション、トランスミッションの各コンピュータ11〜
13はそれぞれアドレス4〜6が割り当てられており、
各多重ノードは、データを正常に受信すると、送信フレ
ームに割り当てられた上記固有のアドレスに応じた場所
にACK信号を返送する。
き説明する。図1は、本発明に係る非破壊調停型CSMA/C
D アクセス方式を用いた自動車用多重伝送方式のシステ
ム構成図である。図において、燃料噴射量や点火時期を
制御するエンジンコンピュータ11、駆動力とブレーキ
を制御するアンチロック・トラクションコンピュータ1
2、変速器を制御するトランスミッションコンピュータ
13及び4つの車輪、すなわちフロントライト(F
R)、フロントレフト(FL)、リヤライト(RR)、
リヤレフト(RL)の各車輪の速度を検出する車輪速セ
ンサ14〜17等の複数の多重ノードは、ツイストペア
ケーブル等からなる多重バス18を介して接続されてネ
ットワークを構成しており、車輪の速度情報等の信号を
シリアルで多重伝送している。これらの多重ノードのう
ち、車輪速センサ14〜17は、車両制御のための計算
や判断機能を持たず、各コンピュータ11〜13と通信
を行う、各コンピュータ11〜13に従属したノード
で、車輪の速度情報をコード化して上記各コンピュータ
11〜13に送信しており、上記車輪の速度情報は、エ
ンジン、アンチロックブレーキ、トランスミッション等
の機能の制御に用いられている。上記各多重ノードは、
それぞれ固有のアドレスが割り当てられ、例えばFR、
FL、RR及びRLの各車輪速センサ14〜17はそれ
ぞれアドレス0〜3が、エンジン、アンチロック・トラ
クション、トランスミッションの各コンピュータ11〜
13はそれぞれアドレス4〜6が割り当てられており、
各多重ノードは、データを正常に受信すると、送信フレ
ームに割り当てられた上記固有のアドレスに応じた場所
にACK信号を返送する。
【0014】各コンピュータ11〜13は、互いに独立
で動作するものであり、それぞれが任意のタイミングで
図5に示すメッセージを多重バス18に送信している。
この複数のメッセージが競合し、多重バス上で衝突をし
た場合には、図6の手順によりメッセージを破壊するこ
となく、優先制御が機能し、優先順位の低いメッセージ
は、自動的に送出を中断し、優先順位の高いメッセージ
は、継続的に送信を続けることができる。また、各コン
ピュータ11〜13は、従来例に示したACK管理機能
を有している。
で動作するものであり、それぞれが任意のタイミングで
図5に示すメッセージを多重バス18に送信している。
この複数のメッセージが競合し、多重バス上で衝突をし
た場合には、図6の手順によりメッセージを破壊するこ
となく、優先制御が機能し、優先順位の低いメッセージ
は、自動的に送出を中断し、優先順位の高いメッセージ
は、継続的に送信を続けることができる。また、各コン
ピュータ11〜13は、従来例に示したACK管理機能
を有している。
【0015】本発明では、伝送信号の符号形式をPWM
符号の代わりにNRZ符号を用いる。PWM符号では、
各ビットの立ち上がり、すなわち第1位相の立ち上がり
からカウントし、第2位相の例えば中央の位置でサンプ
リングし、その値によって論理“0”又は論理“1”の
判定を行うことで、送信側と受信側で同期を取ってデー
タの伝送を行うことが可能であった。
符号の代わりにNRZ符号を用いる。PWM符号では、
各ビットの立ち上がり、すなわち第1位相の立ち上がり
からカウントし、第2位相の例えば中央の位置でサンプ
リングし、その値によって論理“0”又は論理“1”の
判定を行うことで、送信側と受信側で同期を取ってデー
タの伝送を行うことが可能であった。
【0016】しかしながら、NRZ符号では、データの
内容によっては、同じ符号が何ビットも連続する場合が
あり、このような場合、送信側と受信側で長時間同期が
取れない状況が生じ、一般的に各ノードのクロックには
ばらつきがあるため、送信側と受信側の同期がずれて、
データの伝送が不能となってしまう。このような不具合
の発生を防止するため、送信側において、同一符号が連
続する場合には、前記連続する同一符号とは逆極性の1
ビットのダミービットをその次に挿入し、バス波形に変
化を生じさせ、送信側と受信側で同期を取り直し、受信
側では前記ダミービット削除し受信する。このような方
法をビットスタッフと言い、データの内容がどのような
ビットパターンであっても、必ずある所定ビット長以内
では同期を取り直すことができる。
内容によっては、同じ符号が何ビットも連続する場合が
あり、このような場合、送信側と受信側で長時間同期が
取れない状況が生じ、一般的に各ノードのクロックには
ばらつきがあるため、送信側と受信側の同期がずれて、
データの伝送が不能となってしまう。このような不具合
の発生を防止するため、送信側において、同一符号が連
続する場合には、前記連続する同一符号とは逆極性の1
ビットのダミービットをその次に挿入し、バス波形に変
化を生じさせ、送信側と受信側で同期を取り直し、受信
側では前記ダミービット削除し受信する。このような方
法をビットスタッフと言い、データの内容がどのような
ビットパターンであっても、必ずある所定ビット長以内
では同期を取り直すことができる。
【0017】この実施例の場合、送信元多重ノードは、
NRZ符号で、5ビットの同一符号が連続した時に6ビ
ット目に反転符号を挿入するスタッフビット則を用い、
ACK信号領域では、ACK信号を4ビットつづに分割
し、送信元多重ノードは、上記分割したACK信号領域
の最初に優性ビットを送出し、それによって同期を取り
予め定められたノードが定められた順にACK信号ビッ
トを挿入する。送信元多重ノードは、4ビットのACK
信号領域の後に、劣性及び優性ビットを送出し、次の4
ビットのACK信号領域を設定する。このように、固有
のアドレスに応じたACK信号領域の所定場所に該当す
るタイミングで、ACK信号を返送すると共に、ACK
信号がどのようなビットパターンであっても、ビットス
タッフ則を崩すことなく、実現することができる。
NRZ符号で、5ビットの同一符号が連続した時に6ビ
ット目に反転符号を挿入するスタッフビット則を用い、
ACK信号領域では、ACK信号を4ビットつづに分割
し、送信元多重ノードは、上記分割したACK信号領域
の最初に優性ビットを送出し、それによって同期を取り
予め定められたノードが定められた順にACK信号ビッ
トを挿入する。送信元多重ノードは、4ビットのACK
信号領域の後に、劣性及び優性ビットを送出し、次の4
ビットのACK信号領域を設定する。このように、固有
のアドレスに応じたACK信号領域の所定場所に該当す
るタイミングで、ACK信号を返送すると共に、ACK
信号がどのようなビットパターンであっても、ビットス
タッフ則を崩すことなく、実現することができる。
【0018】次に、本実施例の伝送手順を図2に基づい
て説明する。例えば、図1に示したトランスミッション
コンピュータ13において、外部のセンサ情報に基づい
て変速器のシフトダウンが判断されると、トランスミッ
ションコンピュータ13自身が制御する変速器のアクチ
ュエータを制御し、シフトダウンを実行すると共に、そ
の旨をエンジンコンピュータへ知らせ、燃料噴射量の制
御にフィードバックする。
て説明する。例えば、図1に示したトランスミッション
コンピュータ13において、外部のセンサ情報に基づい
て変速器のシフトダウンが判断されると、トランスミッ
ションコンピュータ13自身が制御する変速器のアクチ
ュエータを制御し、シフトダウンを実行すると共に、そ
の旨をエンジンコンピュータへ知らせ、燃料噴射量の制
御にフィードバックする。
【0019】このような場合に、トランスミッションコ
ンピュータからエンジンコンピュータへの“シフトダウ
ン”の連絡に例えば、多重伝送システムが利用されると
すると、図5に示すメッセージの送信を開始する。SO
Mは、メッセージの開始を示す符号であり、それ以降の
ビット同期のためのビットスタッフ則(同一ビット値が
5ビット続いたら、その次に反転ビットを1ビット挿入
する。)を破る形の例えば、6ビットの“1”(アクテ
ィブ)と同期確保のための“0”と“1”で構成され
る。なお、反転ビットは、4ビット以下の複数ビットで
も良いが、伝送路上の状態変化で同期をとり直すため、
通常1ビットあれば十分である。
ンピュータからエンジンコンピュータへの“シフトダウ
ン”の連絡に例えば、多重伝送システムが利用されると
すると、図5に示すメッセージの送信を開始する。SO
Mは、メッセージの開始を示す符号であり、それ以降の
ビット同期のためのビットスタッフ則(同一ビット値が
5ビット続いたら、その次に反転ビットを1ビット挿入
する。)を破る形の例えば、6ビットの“1”(アクテ
ィブ)と同期確保のための“0”と“1”で構成され
る。なお、反転ビットは、4ビット以下の複数ビットで
も良いが、伝送路上の状態変化で同期をとり直すため、
通常1ビットあれば十分である。
【0020】その後、メッセージの優先度を規定するプ
ライオリティコード(PRI)、データの内容を示すI
Dコード、データ領域、エラーチェックのためのCRC
コード、データの終了を示すEODの順で送信される。
ここまで、受信したところで、トランスミッションコン
ピュータを除く、残りのノードは、このメッセージのビ
ットエラーチェックに加えて、エラーチェックコードを
用いて、エラーの有無を判定し、エラーがない場合、正
常に受信された場合に正常に受信し、再送の必要のない
ことを送信側へ知らせるために、受信確認信号領域のノ
ードアドレスで定まる所定領域に受信確認信号を送出す
るものである。
ライオリティコード(PRI)、データの内容を示すI
Dコード、データ領域、エラーチェックのためのCRC
コード、データの終了を示すEODの順で送信される。
ここまで、受信したところで、トランスミッションコン
ピュータを除く、残りのノードは、このメッセージのビ
ットエラーチェックに加えて、エラーチェックコードを
用いて、エラーの有無を判定し、エラーがない場合、正
常に受信された場合に正常に受信し、再送の必要のない
ことを送信側へ知らせるために、受信確認信号領域のノ
ードアドレスで定まる所定領域に受信確認信号を送出す
るものである。
【0021】受信確認信号領域は、例えば図3のように
構成し、全12ノード(自ノードを含め)のACK返送
が可能なように構成する。このように構成すると、全て
のノードが、ACK信号を返送した場合も、逆に全ての
ノードが、ACK信号を返送しない場合も、ビットスタ
ッフ則を崩すことがない。
構成し、全12ノード(自ノードを含め)のACK返送
が可能なように構成する。このように構成すると、全て
のノードが、ACK信号を返送した場合も、逆に全ての
ノードが、ACK信号を返送しない場合も、ビットスタ
ッフ則を崩すことがない。
【0022】正常に受信したメッセージに対して、各受
信ノードでは、IDコードを検査し、そのメッセージが
自ノードにとって必要なものであるか否かを判定する。
この場合、エンジンコンピュータ多重ノード以外のノー
ドでは、不要なデータとして継続処理を行わない。エン
ジンコンピュータは、IDコードが自ノードに必要な変
速情報のデータであることを認識し、データをみてそれ
がシフトダウンの情報であることが判り、それに基づい
て燃料噴射量を抑制する等の制御を行う。
信ノードでは、IDコードを検査し、そのメッセージが
自ノードにとって必要なものであるか否かを判定する。
この場合、エンジンコンピュータ多重ノード以外のノー
ドでは、不要なデータとして継続処理を行わない。エン
ジンコンピュータは、IDコードが自ノードに必要な変
速情報のデータであることを認識し、データをみてそれ
がシフトダウンの情報であることが判り、それに基づい
て燃料噴射量を抑制する等の制御を行う。
【0023】これは通常のフレームに対する動作である
が、複数のノードからのフレーム内へのデータ送信要求
を行うような特殊フレームについても同様である。その
例について、図4の図面に基づいて説明する。まず、送
信元多重ノードであるアンチロック・トラクションコン
ピュータ12は、制御のために車輪速度信号が必要にな
ったとき、多重バス18へ車輪速度信号の送信要求を示
すIDで図4に示すようなメッセージの送信を開始す
る。
が、複数のノードからのフレーム内へのデータ送信要求
を行うような特殊フレームについても同様である。その
例について、図4の図面に基づいて説明する。まず、送
信元多重ノードであるアンチロック・トラクションコン
ピュータ12は、制御のために車輪速度信号が必要にな
ったとき、多重バス18へ車輪速度信号の送信要求を示
すIDで図4に示すようなメッセージの送信を開始す
る。
【0024】受信側多重ノードの4つの車輪速度センサ
14〜17では、このメッセージIDを受信し、車輪速
度センサ信号の送信要求であることを認知し、要求され
ているデータの送出準備を開始する。アンチロック・ト
ラクションコンピュータ12は、さらにコントロールデ
ータを多重バス18へ送出する。このノードでは、各1
バイトのデータからなる車輪速度センサ信号を前後左右
の4つのノードから受け取ることがわかっているので、
データ長は4バイトとして指定できる。
14〜17では、このメッセージIDを受信し、車輪速
度センサ信号の送信要求であることを認知し、要求され
ているデータの送出準備を開始する。アンチロック・ト
ラクションコンピュータ12は、さらにコントロールデ
ータを多重バス18へ送出する。このノードでは、各1
バイトのデータからなる車輪速度センサ信号を前後左右
の4つのノードから受け取ることがわかっているので、
データ長は4バイトとして指定できる。
【0025】各車輪速度センサは、予めFR車輪速度セ
ンサ14、FL車輪速度センサ15、RR車輪速度セン
サ16、RL車輪速度センサ17の順にデータを送出す
るように定めておけば、アンチロック・トラクションコ
ンピュータ12は、各車輪速度センサ14〜17から順
次データを取り込むことができる。そして、上記データ
の授受が正常に行われると、各車輪速度センサ14〜1
7は、ACK信号領域の送信ノードが送出する同期ビッ
トによって同期をとり、固有のアドレスに応じたACK
信号領域の所定場所にACK信号を送信する。
ンサ14、FL車輪速度センサ15、RR車輪速度セン
サ16、RL車輪速度センサ17の順にデータを送出す
るように定めておけば、アンチロック・トラクションコ
ンピュータ12は、各車輪速度センサ14〜17から順
次データを取り込むことができる。そして、上記データ
の授受が正常に行われると、各車輪速度センサ14〜1
7は、ACK信号領域の送信ノードが送出する同期ビッ
トによって同期をとり、固有のアドレスに応じたACK
信号領域の所定場所にACK信号を送信する。
【0026】このとき、アンチロック・トラクションコ
ンピュータ12は、5ビットパッシブな領域をおいてか
ら1ビットアクティブな信号を送出するので、ACK信
号を送信するノード、実施例では各車輪速度センサ14
〜17は、予め定められた最初のアクティブな信号の立
ち上がりで、ACK信号を送出するACK信号領域を検
知して同期をとり、5ビットパッシブな領域の最初の4
ビットにACK信号を送信する。また、図4に示すよう
に、車輪速度センサ14〜17以外の受信多重ノードが
存在する場合には、次の1ビットアクティブ信号の後の
5ビットパッシブな領域にACK信号を送信する。この
ようにして、アンチロック・トラクションコンピュータ
から送出される1ビットアクティブ信号の後に、各受信
多重ノードが同様にACK信号を送信し、順次ACK信
号が収集される。
ンピュータ12は、5ビットパッシブな領域をおいてか
ら1ビットアクティブな信号を送出するので、ACK信
号を送信するノード、実施例では各車輪速度センサ14
〜17は、予め定められた最初のアクティブな信号の立
ち上がりで、ACK信号を送出するACK信号領域を検
知して同期をとり、5ビットパッシブな領域の最初の4
ビットにACK信号を送信する。また、図4に示すよう
に、車輪速度センサ14〜17以外の受信多重ノードが
存在する場合には、次の1ビットアクティブ信号の後の
5ビットパッシブな領域にACK信号を送信する。この
ようにして、アンチロック・トラクションコンピュータ
から送出される1ビットアクティブ信号の後に、各受信
多重ノードが同様にACK信号を送信し、順次ACK信
号が収集される。
【0027】このため、各受信側多重ノードは、予め定
められたアクティブ信号の立ち上がりで同期をとり、自
局のACK信号を多重バス上に送信することができ、受
信側多重ノードのうちの一のノード、例えばFR車輪速
度センサが故障等によって正常にデータの授受ができな
いとすると、ACK信号領域には、FR車輪速度センサ
からのACK信号が送信されないが、アンチロック・ト
ラクションコンピュータからは、5ビットパッシブ信号
の後に、1ビットアクティブ信号が送出されているた
め、FL車輪速度センサ以降の各受信側多重ノードは、
ACK信号をACK信号領域の所定場所に送信すること
ができる。これにより、送信元多重ノードは、各受信側
多重ノードの故障を、対応するACK信号が応答してこ
ないことで判定できる。
められたアクティブ信号の立ち上がりで同期をとり、自
局のACK信号を多重バス上に送信することができ、受
信側多重ノードのうちの一のノード、例えばFR車輪速
度センサが故障等によって正常にデータの授受ができな
いとすると、ACK信号領域には、FR車輪速度センサ
からのACK信号が送信されないが、アンチロック・ト
ラクションコンピュータからは、5ビットパッシブ信号
の後に、1ビットアクティブ信号が送出されているた
め、FL車輪速度センサ以降の各受信側多重ノードは、
ACK信号をACK信号領域の所定場所に送信すること
ができる。これにより、送信元多重ノードは、各受信側
多重ノードの故障を、対応するACK信号が応答してこ
ないことで判定できる。
【0028】従って、本実施例では、伝送信号の符号形
式にNRZ方式を用い、発信元多重ノードは、フレーム
の受信確認信号領域に所定ビット間隔で、ビットを送出
し、データの受信が正常に終了すると、各多重ノード
は、上記受信確認信号領域の同期ビットに同期させ、か
つ、所定の順序で受信確認信号を送信し、相互のデータ
の授受を確認するので、PWM方式に比べてデータ伝送
の高速化を図ることができる。
式にNRZ方式を用い、発信元多重ノードは、フレーム
の受信確認信号領域に所定ビット間隔で、ビットを送出
し、データの受信が正常に終了すると、各多重ノード
は、上記受信確認信号領域の同期ビットに同期させ、か
つ、所定の順序で受信確認信号を送信し、相互のデータ
の授受を確認するので、PWM方式に比べてデータ伝送
の高速化を図ることができる。
【0029】なお、本実施例では、ACK信号領域にお
いて送信元多重ノードは、5ビットパッシブ+1ビット
アクティブ信号を送出するが、本発明はパッシブ信号と
アクティブ信号のビット数をこれに限定することなく、
スタッフビット則を崩さない構成であればどのような構
成でも構わない。
いて送信元多重ノードは、5ビットパッシブ+1ビット
アクティブ信号を送出するが、本発明はパッシブ信号と
アクティブ信号のビット数をこれに限定することなく、
スタッフビット則を崩さない構成であればどのような構
成でも構わない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、共通
の多重伝送路を介して相互に接続された複数の多重ノー
ドを備え、前記各多重ノードはフレーム毎にデータの伝
送を行い、前記データの伝送には、nビットの同一符号
が連続したとき、少なくとも1ビットの反転符号を挿入
するビットスタッフ則による同期方式を用い、前記各多
重ノードは、それぞれデータの授受が正常に行われた際
に、予め定められた順序で、前記フレームの受信確認信
号領域の予め定められた領域に受信確認信号を返送する
多重伝送方式の受信応答方法において、前記受信確認信
号領域をそれぞれが多くとも(n−1)個のノードに割
り当てられる小領域に分割し、各小領域は(n+1)ビ
ット以下の長さで構成され、前記各小領域は送信元多重
ノードの送出する少なくとも1ビットの優性ビットで始
まり、少なくとも1ビットの劣性ビットで終了するよう
にしたので、クレーム内容とビットスタッフを用いた伝
送方式で、ビットスタッフ則を崩すことなく、確実に受
信確認信号を得ることができるため、NRZ符号でこの
ような全てのノードからの受信確認信号の返送が可能と
なり、これによりデータ伝送の効率化を図ることができ
る。
の多重伝送路を介して相互に接続された複数の多重ノー
ドを備え、前記各多重ノードはフレーム毎にデータの伝
送を行い、前記データの伝送には、nビットの同一符号
が連続したとき、少なくとも1ビットの反転符号を挿入
するビットスタッフ則による同期方式を用い、前記各多
重ノードは、それぞれデータの授受が正常に行われた際
に、予め定められた順序で、前記フレームの受信確認信
号領域の予め定められた領域に受信確認信号を返送する
多重伝送方式の受信応答方法において、前記受信確認信
号領域をそれぞれが多くとも(n−1)個のノードに割
り当てられる小領域に分割し、各小領域は(n+1)ビ
ット以下の長さで構成され、前記各小領域は送信元多重
ノードの送出する少なくとも1ビットの優性ビットで始
まり、少なくとも1ビットの劣性ビットで終了するよう
にしたので、クレーム内容とビットスタッフを用いた伝
送方式で、ビットスタッフ則を崩すことなく、確実に受
信確認信号を得ることができるため、NRZ符号でこの
ような全てのノードからの受信確認信号の返送が可能と
なり、これによりデータ伝送の効率化を図ることができ
る。
【図1】本発明に係る非破壊調停型CSMA/CD アクセス方
式を用いた自動車用多重伝送方式のシステム構成図であ
る。
式を用いた自動車用多重伝送方式のシステム構成図であ
る。
【図2】本発明に係る多重伝送システムの受信応答方法
における伝送手順の一実施例を説明するためのデータフ
レームの各状態を示す図である。
における伝送手順の一実施例を説明するためのデータフ
レームの各状態を示す図である。
【図3】本発明に係る受信確認信号領域の構成を示す図
である。
である。
【図4】本発明に係る多重伝送システムの受信応答方法
における伝送手順の他の実施例を説明するためのデータ
フレームの各状態を示す図である。
における伝送手順の他の実施例を説明するためのデータ
フレームの各状態を示す図である。
【図5】データフレームのメッセージフォーマットの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】従来の多重伝送システムの受信応答方法におけ
る伝送手順を説明するためのデータフレームの各状態を
示す図である。
る伝送手順を説明するためのデータフレームの各状態を
示す図である。
【図7】多重伝送システムの伝送用の符号として用いら
れるPWM信号の構成を示す図である。
れるPWM信号の構成を示す図である。
11 エンジンコンピュータ 12 アンチロック・トラクションコンピュータ 13 トランスミッションコンピュータ 14〜17 車輪速センサ 18 多重バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 恭介 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 信時 宜和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 坂本 裕昭 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−308433(JP,A) 特開 昭62−208736(JP,A) 特開 平3−190442(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40
Claims (3)
- 【請求項1】 共通の多重伝送路を介して相互に接続さ
れた複数の多重ノードを備え、前記各多重ノードはフレ
ーム毎にデータの伝送を行い、前記データの伝送には、
n(nは任意の整数)ビットの同一符号が連続したと
き、少なくとも1ビットの反転符号を挿入するビットス
タッフ則による同期方式を用い、前記各多重ノードは、
それぞれデータの授受が正常に行われた際に、予め定め
られた順序で、前記フレームの受信確認信号領域の予め
定められた領域に受信確認信号を返送する多重伝送方式
の受信応答方法において、前記受信確認信号領域をそれ
ぞれが多くとも(n−1)個のノードに割り当てられる
小領域に分割し、各小領域は(n+1)ビット以下の長
さで構成され、前記各小領域は送信元多重ノードの送出
する少なくとも1ビットの優性ビットで始まり、少なく
とも1ビットの劣性ビットで終了することを特徴とする
多重伝送方式の受信応答方法。 - 【請求項2】 前記受信確認信号領域の直前に少なくと
も1ビットの劣性符号を配してなることを特徴とする請
求項1記載の多重伝送方式の受信応答方法。 - 【請求項3】 前記受信確認信号領域の直前に少なくと
も1ビットの優性符号を配してなることを特徴とする請
求項1又は2記載の多重伝送方式の受信応答方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211762A JP3042549B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 多重伝送方式の受信応答方法 |
US07/932,339 US5293571A (en) | 1991-08-23 | 1992-08-19 | Receipt acknowledgement method in multiplex transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211762A JP3042549B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 多重伝送方式の受信応答方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556052A JPH0556052A (ja) | 1993-03-05 |
JP3042549B2 true JP3042549B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16611162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211762A Expired - Lifetime JP3042549B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 多重伝送方式の受信応答方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5293571A (ja) |
JP (1) | JP3042549B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2753915B2 (ja) * | 1992-03-25 | 1998-05-20 | 三菱電機株式会社 | 通信制御装置 |
EP0690382B1 (en) * | 1994-07-01 | 2003-01-02 | Sun Microsystems, Inc. | Computer system with a multiplexed address bus and pipelined write operations |
DE19511755C1 (de) * | 1995-03-30 | 1996-08-22 | Framatome Connectors Int | Multiplex-Steuerung von Komponenten bzw. Untersystemen in Kraftfahrzeugen |
US5987505A (en) * | 1995-04-28 | 1999-11-16 | Fry; Shawn C. | Method for emulation of terminal-resident GUI application by transmitting macros having information and command instructing the terminal how to process the information |
US5727154A (en) * | 1995-04-28 | 1998-03-10 | Fry; Shawn C. | Program synchronization on first and second computers by determining whether information transmitted by first computer is an acceptable or unacceptable input to second computer program |
JP3117000B2 (ja) * | 1997-02-21 | 2000-12-11 | 株式会社デンソー | 通信システムおよびそれに使用される電子制御装置 |
US6611529B1 (en) * | 1999-03-03 | 2003-08-26 | Lucent Technologies Inc. | Priority access for real-time traffic in contention-based networks |
DE10029834A1 (de) | 2000-06-16 | 2002-01-03 | Infineon Technologies Ag | Verfahren zum Übertragen von Daten zwischen über einen Bus verbundenen Einrichtungen, und über einen Bus mit anderen Einrichtungen verbindbare Einrichtung |
US7012927B2 (en) * | 2001-02-06 | 2006-03-14 | Honeywell International Inc. | High level message priority assignment by a plurality of message-sending nodes sharing a signal bus |
JP3849137B2 (ja) | 2002-08-27 | 2006-11-22 | 船井電機株式会社 | ディジタル放送受信機 |
US7035951B2 (en) * | 2003-12-04 | 2006-04-25 | Saia-Burgess Automotive Inc. | System and method for auto-addressing devices on a multiplexing bus based on binary coding |
US7769932B2 (en) * | 2005-09-09 | 2010-08-03 | Honeywell International, Inc. | Bitwise arbitration on a serial bus using arbitrarily selected nodes for bit synchronization |
US7680144B2 (en) * | 2006-09-12 | 2010-03-16 | Honeywell International Inc. | Device coupled between serial busses using bitwise arbitration |
WO2012132217A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | Can通信システム、can送信装置、can受信装置、およびcan通信方法 |
DE102017211860B3 (de) * | 2017-07-11 | 2018-09-20 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren zur Übertragung von Daten über einen seriellen Kommunikationsbus, entsprechend ausgelegte Busschnittstelle sowie entsprechend ausgelegtes Computerprogramm |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4951281A (en) * | 1987-11-30 | 1990-08-21 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Multiplex transmission system |
US4920532A (en) * | 1988-12-07 | 1990-04-24 | Chrysler Corporation | Electrical device command system, single wire bus and smart single controller arrangement therefor |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3211762A patent/JP3042549B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-08-19 US US07/932,339 patent/US5293571A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5293571A (en) | 1994-03-08 |
JPH0556052A (ja) | 1993-03-05 |
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