JP3133235U - シャワー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各家庭の浴室でも容易に採用することができ、介助者による要介護者の入浴介助(身体清浄作業)が効率的に実施できるシャワー装置を提供する。
【解決手段】台座部1にポール部2を直立させ、ポール部1の上部にシャワー部3を設けたものであって、ポール部2が二重管による伸縮自在構造を備え、シャワー部3が、先端にシャワー噴射口33a,33bを設けた左右アーム部32a,32bと、開閉コック35を付設して、左右アーム部32a,32bの中央部分(中央部31)に設けたホース連結部35と、前記両シャワー噴射部33a,33bとホース連結部35とを接続する分岐配管36とを備えてなる。
【選択図】図1
【解決手段】台座部1にポール部2を直立させ、ポール部1の上部にシャワー部3を設けたものであって、ポール部2が二重管による伸縮自在構造を備え、シャワー部3が、先端にシャワー噴射口33a,33bを設けた左右アーム部32a,32bと、開閉コック35を付設して、左右アーム部32a,32bの中央部分(中央部31)に設けたホース連結部35と、前記両シャワー噴射部33a,33bとホース連結部35とを接続する分岐配管36とを備えてなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、主として訪問介護ヘルパー(介助者)による要介護者に対して入浴介助作業に使用して、ヘルパーの負担を軽減するシャワー装置に関するものである。
要介護者の入浴に際しては、介助者による手助けが必要であるが、各家庭の浴室設備では、手持ちシャワーが一般的で、片手にシャワーを持ち、他方の手で要介護者の身体清浄作業を行なうため、非常に非効率的な作業である。
また車椅子使用の要介護者の入浴手段として、特許文献1(特開2003−310694号公報)に示すように、多数のシャワー噴射部を備え、浴室用車椅子に乗ったまま自力で使用できるシャワー装置が提案されている。
また特許文献2(特開2003−265575号公報)に開示されているように、自由な場所に配置し、且つ自由な高さでシャワーを使用できるシャワースタンドが提案されている。
特許文献1記載のシャワー装置は、補助者による被介護者の身体清浄作業を必要としないが、浴室の大きさなどを考慮すると、特殊な専門施設でなければ設置できず、一般の家庭では到底採用できるものではない。
また特許文献2記載のシャワースタンドは、一般的に浴室壁面に設けられているシャワー係止構造(シャワーを嵌め込み固定する部材を縦バーに装着し、上下スライド可能に設けている)は、位置がある程度制限されるのに対して、位置変更が自在である点において便利であるが、座位している要介護者に対して一方向のシャワー憤射となり、身体清浄作業に際してスタンドの位置をこまめに変更する必要がある。
そこで、家庭の浴室でも容易に採用することができ、介助者による要介護者の入浴介助(身体清浄作業)が効率的に実施できるシャワー装置を提案したものである。
本考案(請求項1)に係るシャワー装置は、台座部にポール部を直立させ、ポール部の上部にシャワー部を設けたものであって、ポール部が二重管による伸縮自在構造を備え、シャワー部が、先端にシャワー噴射部を設けた左右アーム部と、開閉コックを付設して、左右アーム部の中央部分に設けたホース連結部と、前記両シャワー噴射部とホース連結部とを接続する分岐配管とを備えてなることを特徴とするものである。
而してホース連結部に温水供給ホース(浴室内のシャワーホース)を連結し、開閉コックを開くと、左右アーム部の先端のシャワー噴射部から温水が噴射されるので、要介護者に対しては、二方向からの温水噴射となり、要介護者の身体に広く温水が降り注がれることになる。従って介助者は、シャワーの噴射方向の変更を行なう必要が少なくなり、要介護者の身体清浄作業の作業能率が高められる。
また要介護者が心臓病などで半身浴が要求される場合でも、要介護者の両肩にシャワーによる温水の掛け流しを行うことによって、身体の冷えを抑えることが出来る。
また本考案(請求項2,3)にかかるシャワー装置は、特に前記シャワー装置において、各アーム部先端のシャワー噴射部が、ポール部の前方左右に略対面するように、左右アーム部を中央部から湾曲状に形成してなり、更にポール部を回動固定自在に設けてなるものである。
従って要介護者が座位姿勢のまま、ポール部の上下位置調整並びに回動調整によって要介護者へのシャワー位置(温水を受ける身体部位)を変更できる。
また本考案(請求項4)に係るシャワー装置は、内部に分岐配管の分岐部を設けてポール部に固定した中央部に、ホース連結部を連結すると共に、フレキシブルチューブで形成したアーム部を連結してなるものである。
従ってアーム部を撓ませることによって、介護者へのシャワー位置(温水を受ける身体部位)を変更できる。
本考案のシャワー装置は、シャワー噴射部も二箇所であるから、一般家庭の浴室に設置されているシャワー装置に連結することで充分に効果的なシャワー噴射を得ることができ、訪問介護ヘルパー(介助者)による要介護者の入浴介助作業を効率的に行なうことができる。しかも構造が簡単で、低コストで製造でき、要介護者がいる一般家庭においても十分に使用することができる。
図1,2は第一実施例を示すものである。第一実施例のシャワー装置は、台座部1と、ポール部2と、シャワー部3で構成されている。
台座部1は、直立するポール部2及びシャワー部3が安定する大きさとしたものである。
ポール部2は、二重管構造で、外側管の重合端部に、ネジ締め付けによる固定操作部21を設けた周知構造で、内外管のスライド伸縮並びに内外管の相対的回動を自在としたものである。
シャワー部3は、ポール部2の上端部分に固定される中央部31と、前記中央部31の左右に湾曲状に張り出させた左右のアーム部32a,32bを、中央部31と一体に形成し、各アーム部32a,32bの先端に、シャワー噴射部33a,33bを、ポール部2の前方左右において略対面するように設けてなる。
シャワー噴射部33a,33bへの温水供給構造は、中央部31に開閉コック34を付設したホース連結部35を設け、中央部31内に分岐部を内装すると共に、左右のアーム部32a,32b内に所定の管路を形成し、両シャワー噴射部33とホース連結部35とを接続する分岐配管36を形成するようにしたものである。
而してホース連結部35に温水供給ホース(浴室内のシャワーホース)Aを連結し、開閉コック34を開くと、左右のアーム部32a,32bの先端のシャワー噴射部33a,33bから温水Bが噴射されることになる。
従って全ての温水Bの噴射を要介護者Cに向けられる位置に器具を配置すると、要介護者Cの身体に広く温水Bが降り注がれることになるので、要介護者Cが座位姿勢のまま、介助者Dは、要介護者Cの身体清浄作業を効率的に行うことができる。
またポール部2の上下位置調整並びに回動調整によって要介護者Cへのシャワー位置(温水を受ける身体部位)を簡単に変更でき、清浄部位に対応して噴射方向を調整すればよいもので、特に二方向からの温水噴射であり、且つ広い範囲への噴射となるので前記の位置変更も少なくて良く、この点においても作業能率の向上が図られる。
図3は本考案の第二実施例で、この実施例は、台座部1及びポール部2の構成は第一実施例と同一であり、シャワー部4の構成が相違するものである。
シャワー部4は、ポール部2の上端部分に固定される中央部41内に、分岐部を備えた分岐配管46を設け、分岐配管46の一方に、開閉コック44を付設したホース連結部45を接続し、分岐配管46の他方にフレキシブルチューブ(柔軟で自由自在に曲げることが出来るパイプで、一般的にはステンレス製の薄いパイプに波付加工し、外装にステンレスのワイヤーを編み込んだホース)で形成したアーム部42a,42bを連結接続し、各アーム部42a,42bの各先端に、シャワー噴射部43a,43bを連結接続したものである。
上記第二実施例も第一実施例同様に使用されるもので、特にアーム部42a,42bをフレキシブルチューブで形成しているものであるから、シャワー噴射部43a,43bの位置及び向きの細かな変更は、ポール部2を操作することなく、アーム部42a,42bの撓曲によって任意に且つ容易に実施できる利点がある。
1 台座部
2 ポール部
21 固定操作部
3,4 シャワー部
31,41 中央部
32a,32b,42a,42b アーム部
33a,33b,43a,43b シャワー噴射部
34,44 開閉コック
35,45 ホース連結部
36,46 分岐配管
2 ポール部
21 固定操作部
3,4 シャワー部
31,41 中央部
32a,32b,42a,42b アーム部
33a,33b,43a,43b シャワー噴射部
34,44 開閉コック
35,45 ホース連結部
36,46 分岐配管
Claims (4)
- 台座部にポール部を直立させ、ポール部の上部にシャワー部を設けたものであって、ポール部が二重管による伸縮自在構造を備え、シャワー部が、先端にシャワー噴射部を設けた左右アーム部と、開閉コックを付設して、左右アーム部の中央部分に設けたホース連結部と、前記両シャワー噴射部とホース連結部とを接続する分岐配管とを備えてなることを特徴とするシャワー装置。
- 各アーム部先端のシャワー噴射部が、ポール部の前方左右に略対面するように、左右アーム部を中央部から湾曲状に形成してなる請求項1記載のシャワー装置。
- ポール部を回動固定自在に設けてなる請求項2記載のシャワー装置。
- 内部に分岐配管の分岐部を設けてポール部に固定した中央部に、ホース連結部を連結すると共に、フレキシブルチューブで形成したアーム部を連結してなる請求項1記載のシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002889U JP3133235U (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | シャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007002889U JP3133235U (ja) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | シャワー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3133235U true JP3133235U (ja) | 2007-07-05 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018015297A (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 株式会社Revo | シャワー浴介助装置 |
JP2019198585A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 積水ホームテクノ株式会社 | シャワー装置及びシャワーシステム |
CN112618331A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-04-09 | 曹莹 | 一种皮肤科临床用多功能药浴装置 |
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JP2019198585A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 積水ホームテクノ株式会社 | シャワー装置及びシャワーシステム |
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