JP3133024B2 - 高設栽培装置 - Google Patents
高設栽培装置Info
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- JP3133024B2 JP3133024B2 JP09335951A JP33595197A JP3133024B2 JP 3133024 B2 JP3133024 B2 JP 3133024B2 JP 09335951 A JP09335951 A JP 09335951A JP 33595197 A JP33595197 A JP 33595197A JP 3133024 B2 JP3133024 B2 JP 3133024B2
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- Japan
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苺、葉物野菜、花
卉、根菜類などを地表面より高い位置で栽培するための
高設栽培容器に関する。
卉、根菜類などを地表面より高い位置で栽培するための
高設栽培容器に関する。
【0002】
【従来の技術】苺、葉物野菜、花卉、根菜類などを栽培
する場合、栽培地の地表面に形成した畝に沿って苗を植
えて生育させる土耕栽培という方法が採られているが、
この栽培方法の場合、育苗から収穫に至るまでの一連の
作業は中腰やしゃがんだ姿勢で行うことが多いため、作
業効率が悪く、作業者の肉体的負担も大きなものとなっ
ている。特に、苺などを栽培する場合、定植作業の際に
は苗の運搬などの重労働を伴うため、作業者は極めて大
きな肉体的負担を強いられている。
する場合、栽培地の地表面に形成した畝に沿って苗を植
えて生育させる土耕栽培という方法が採られているが、
この栽培方法の場合、育苗から収穫に至るまでの一連の
作業は中腰やしゃがんだ姿勢で行うことが多いため、作
業効率が悪く、作業者の肉体的負担も大きなものとなっ
ている。特に、苺などを栽培する場合、定植作業の際に
は苗の運搬などの重労働を伴うため、作業者は極めて大
きな肉体的負担を強いられている。
【0003】このような過酷な労働条件を改善するた
め、人間が起立した姿勢で作業可能な栽培容器の開発あ
るいは新たな栽培技術の研究などが行われ、その成果の
一つとして、いわゆる高設栽培と呼ばれる栽培方法が実
施されている。
め、人間が起立した姿勢で作業可能な栽培容器の開発あ
るいは新たな栽培技術の研究などが行われ、その成果の
一つとして、いわゆる高設栽培と呼ばれる栽培方法が実
施されている。
【0004】本出願人は、苺などの栽培容器として、培
土の使用量が少なくてすみ、根の成長も良好な栽培容器
を開発し(実開平6−34437号公報参照)、また、
この栽培容器を保持する装置および散水や施肥に好適な
補助具を開発している(実公平6−16495号公報参
照)。これらの栽培容器と装置とを組み合わせることに
より、労働条件の改善や作業効率の向上を図ることがで
きる。
土の使用量が少なくてすみ、根の成長も良好な栽培容器
を開発し(実開平6−34437号公報参照)、また、
この栽培容器を保持する装置および散水や施肥に好適な
補助具を開発している(実公平6−16495号公報参
照)。これらの栽培容器と装置とを組み合わせることに
より、労働条件の改善や作業効率の向上を図ることがで
きる。
【0005】図7は前記補助具をセットした栽培容器を
保持装置で保持した状態を示す斜視図である。図7に示
すように、保持装置80はフレーム81および支柱82
などで構成されており、先細り円筒状の栽培容器91や
散水・施肥用の補助具92を保持装置80で保持するこ
とによって、起立姿勢での作業が可能となるため、栽培
作業の効率化、労働条件の改善を図ることができる。
保持装置で保持した状態を示す斜視図である。図7に示
すように、保持装置80はフレーム81および支柱82
などで構成されており、先細り円筒状の栽培容器91や
散水・施肥用の補助具92を保持装置80で保持するこ
とによって、起立姿勢での作業が可能となるため、栽培
作業の効率化、労働条件の改善を図ることができる。
【0006】一方、栽培容器を地表面より高い位置に保
持する方法として、本出願人は、複数個の容器本体を連
結部材で連結した形状の栽培容器を架台に架け渡して保
持する方法を開発し、特開平8−298870号公報な
どで開示している。
持する方法として、本出願人は、複数個の容器本体を連
結部材で連結した形状の栽培容器を架台に架け渡して保
持する方法を開発し、特開平8−298870号公報な
どで開示している。
【0007】図8は前記公報に係る栽培装置の一例を示
す斜視図であり、栽培容器95は、合成樹脂製の容器本
体96の上端の一部を連続的に形成することによって、
10個の容器本体を直線状に連結した形状を有する容器
本体群97a,97bを構成し、容器本体群97a,9
7bの上部を連結部材98で連結した構造を備えてい
る。
す斜視図であり、栽培容器95は、合成樹脂製の容器本
体96の上端の一部を連続的に形成することによって、
10個の容器本体を直線状に連結した形状を有する容器
本体群97a,97bを構成し、容器本体群97a,9
7bの上部を連結部材98で連結した構造を備えてい
る。
【0008】図8に示す栽培装置を使用することによ
り、作業者は起立姿勢での作業が可能となり、従来の栽
培容器の多数個分を1回の係止動作でフレーム99に係
止することができるため、栽培容器の係止作業の効率化
を図ることができる。
り、作業者は起立姿勢での作業が可能となり、従来の栽
培容器の多数個分を1回の係止動作でフレーム99に係
止することができるため、栽培容器の係止作業の効率化
を図ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の高設栽培装置の
場合、栽培容器が単体容器、連結容器のいずれの形状で
あっても、容器内へ培土を充填する作業は容器ごとに行
う必要があるため、多数の栽培容器を使用する大規模栽
培においては、設置作業や培土充填作業に多大な時間と
労力を要している。
場合、栽培容器が単体容器、連結容器のいずれの形状で
あっても、容器内へ培土を充填する作業は容器ごとに行
う必要があるため、多数の栽培容器を使用する大規模栽
培においては、設置作業や培土充填作業に多大な時間と
労力を要している。
【0010】また、これらの栽培容器は、地面に設置し
た保持装置に垂り下げた状態で使用する構造であるた
め、実際に栽培に寄与している部分に比べ、保持装置の
占める割合の方が大きくなりがちである。このため、装
置の運搬、設置などの際は多大な手間と時間を要するだ
けでなく、広い設置スペースを必要とし、栽培地が狭い
場合は採用が困難である。
た保持装置に垂り下げた状態で使用する構造であるた
め、実際に栽培に寄与している部分に比べ、保持装置の
占める割合の方が大きくなりがちである。このため、装
置の運搬、設置などの際は多大な手間と時間を要するだ
けでなく、広い設置スペースを必要とし、栽培地が狭い
場合は採用が困難である。
【0011】さらに、栽培シーズンの終了後は栽培装置
や栽培容器などを撤収する必要があるが、この場合、栽
培容器内の培土を排出する作業や保持装置類の搬出作業
などに多大な時間と労力を費やしているだけでなく、撤
収後においては、これらの栽培容器や保持装置などを収
納するための広いスペースを必要としている。
や栽培容器などを撤収する必要があるが、この場合、栽
培容器内の培土を排出する作業や保持装置類の搬出作業
などに多大な時間と労力を費やしているだけでなく、撤
収後においては、これらの栽培容器や保持装置などを収
納するための広いスペースを必要としている。
【0012】一方、従来の高設栽培装置は、全体的にサ
イズが比較的大きく、構造も複雑であるため、製作に多
くの時間と手間を要し、合成樹脂などの原材料も大量に
必要とし、高コストである。このため、栽培面積の小さ
な小規模農家などにおいては採用が困難である。
イズが比較的大きく、構造も複雑であるため、製作に多
くの時間と手間を要し、合成樹脂などの原材料も大量に
必要とし、高コストである。このため、栽培面積の小さ
な小規模農家などにおいては採用が困難である。
【0013】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、人間が起立した姿勢での作業が可能で、培土・水・
肥料などの使用量を大幅に低減することができ、運搬・
設置・撤収作業が容易で、収納スペースも小さくてすむ
高設栽培装置を提供することにある。
は、人間が起立した姿勢での作業が可能で、培土・水・
肥料などの使用量を大幅に低減することができ、運搬・
設置・撤収作業が容易で、収納スペースも小さくてすむ
高設栽培装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の高設栽培装置
は、重ね合わせた複数の可撓性シートの一部を、少なく
とも一方が波形である複数の板材で挟持することによっ
て板材間に形成された培土収容体と、培土収容体を地面
に起立状態に保持するための第1保持手段と、培土収容
体の上部から露出させた可撓性シートを溝形状に保持す
るための第2保持手段とを備えたことを特徴とする。
は、重ね合わせた複数の可撓性シートの一部を、少なく
とも一方が波形である複数の板材で挟持することによっ
て板材間に形成された培土収容体と、培土収容体を地面
に起立状態に保持するための第1保持手段と、培土収容
体の上部から露出させた可撓性シートを溝形状に保持す
るための第2保持手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような構造とすることより、各々の培
土収容体は可撓性シートで形成された溝形状部と連通し
た状態となり、この溝形状部に培土を投入したとき溝形
状部分が漏斗として機能するため、培土収容体への培土
充填作業を効率的に行うことができる。また、溝形状部
に充填した培土は長手方向に連続した状態となるため、
多数の植物苗を植えることが可能であり、農作物などの
場合、栽培密度を高めて収穫量の向上を図ることができ
る。さらに、培土収容体と溝状部とを一体的に形成する
ことができるため、設置作業および撤収作業も容易であ
る。
土収容体は可撓性シートで形成された溝形状部と連通し
た状態となり、この溝形状部に培土を投入したとき溝形
状部分が漏斗として機能するため、培土収容体への培土
充填作業を効率的に行うことができる。また、溝形状部
に充填した培土は長手方向に連続した状態となるため、
多数の植物苗を植えることが可能であり、農作物などの
場合、栽培密度を高めて収穫量の向上を図ることができ
る。さらに、培土収容体と溝状部とを一体的に形成する
ことができるため、設置作業および撤収作業も容易であ
る。
【0016】さらに、本発明の高設栽培装置は、少なく
とも一方が波形である板材を重ね合わせることによって
板材間に形成された培土収容体と、培土収容体を地面に
起立状態に保持するための保持手段と、培土収容体の上
部に装着され培土収容体と連通する開口部を有する溝形
状の培土収容器とを備えたことを特徴とする。
とも一方が波形である板材を重ね合わせることによって
板材間に形成された培土収容体と、培土収容体を地面に
起立状態に保持するための保持手段と、培土収容体の上
部に装着され培土収容体と連通する開口部を有する溝形
状の培土収容器とを備えたことを特徴とする。
【0017】このような構造とすることにより、培土収
容体の上部に、各々の培土収容体と連通した溝形状の培
土収容器を備えた高設栽培装置が形成されるため、前述
と同様、培土収容体への培土充填作業を効率的に行うこ
とができ、栽培密度を高めることにより収穫量を増大さ
せることができる。また、培土収容体の形成が完了した
後、培土収容器の装着を行うことができるため、設置作
業時などにおいて、分業化による作業効率の向上を図る
ことができる。
容体の上部に、各々の培土収容体と連通した溝形状の培
土収容器を備えた高設栽培装置が形成されるため、前述
と同様、培土収容体への培土充填作業を効率的に行うこ
とができ、栽培密度を高めることにより収穫量を増大さ
せることができる。また、培土収容体の形成が完了した
後、培土収容器の装着を行うことができるため、設置作
業時などにおいて、分業化による作業効率の向上を図る
ことができる。
【0018】また、本発明の高設栽培装置では、培土収
容器の開口部を、培土収容体と係合可能な筒状体とする
ことができる。このような形状とすることにより、開口
部は培土収容体と相似した筒形状となるため、培土収容
器の開口部を培土収容体の上部に挿入する構造、あるい
はこれと逆に、培土収容器の開口部に培土収容体の上部
を挿入する構造とすることが可能となり、培土収容器と
培土収容体とを確実に連結することができる。したがっ
て、設置作業が容易となり、設置後の離脱などを防止す
ることができる。
容器の開口部を、培土収容体と係合可能な筒状体とする
ことができる。このような形状とすることにより、開口
部は培土収容体と相似した筒形状となるため、培土収容
器の開口部を培土収容体の上部に挿入する構造、あるい
はこれと逆に、培土収容器の開口部に培土収容体の上部
を挿入する構造とすることが可能となり、培土収容器と
培土収容体とを確実に連結することができる。したがっ
て、設置作業が容易となり、設置後の離脱などを防止す
ることができる。
【0019】この場合、培土収容器を、長手方向に沿っ
て分割可能な構造とすることができる。このような構造
とすることにより、不使用時は分割してサイズを小さく
し、互いに重ね合わせることもできるため、保管、運搬
のためのスペースが小さくてすむようになる。また、栽
培期間終了後、培土収容器を分割して培土を排出するこ
とができるため、培土排出作業を効率化することができ
る。
て分割可能な構造とすることができる。このような構造
とすることにより、不使用時は分割してサイズを小さく
し、互いに重ね合わせることもできるため、保管、運搬
のためのスペースが小さくてすむようになる。また、栽
培期間終了後、培土収容器を分割して培土を排出するこ
とができるため、培土排出作業を効率化することができ
る。
【0020】また、本発明の高設栽培装置では、波形板
材、平板材、培土収容器を、合成樹脂、金属、木材のい
ずれかで形成することができる。合成樹脂は軽量で耐蝕
性に優れているため、運搬、設置などが容易で、農薬や
肥料などによる腐食や変質などが発生しない高設栽培装
置を形成することができる。金属は高剛性で熱伝導度が
高いため、充填された培土を外部から温度コントロール
することが容易であって、変形し難い高設栽培装置を形
成することができる。木材は適度の通気性や吸湿性を備
え、温度を伝え難い性質があるため、収容された培土の
水分や空気含有量などを適度に保つことができ、保温性
に優れた高設栽培装置を形成することができる。
材、平板材、培土収容器を、合成樹脂、金属、木材のい
ずれかで形成することができる。合成樹脂は軽量で耐蝕
性に優れているため、運搬、設置などが容易で、農薬や
肥料などによる腐食や変質などが発生しない高設栽培装
置を形成することができる。金属は高剛性で熱伝導度が
高いため、充填された培土を外部から温度コントロール
することが容易であって、変形し難い高設栽培装置を形
成することができる。木材は適度の通気性や吸湿性を備
え、温度を伝え難い性質があるため、収容された培土の
水分や空気含有量などを適度に保つことができ、保温性
に優れた高設栽培装置を形成することができる。
【0021】したがって、波形板材、平板材、培土収容
器などの構成部材を同一材料で統一して高設栽培装置を
形成してもよいが、異なる材質で形成した構成部材を組
み合わせて高設栽培装置を形成することにより、栽培す
る植物の種類、気候などに応じた栽培環境を提供するこ
ともできる。
器などの構成部材を同一材料で統一して高設栽培装置を
形成してもよいが、異なる材質で形成した構成部材を組
み合わせて高設栽培装置を形成することにより、栽培す
る植物の種類、気候などに応じた栽培環境を提供するこ
ともできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態の高設栽培装
置を示す斜視図、図2は前記高設栽培装置の縦断面図で
ある。
に基づいて説明する。図1は第1実施形態の高設栽培装
置を示す斜視図、図2は前記高設栽培装置の縦断面図で
ある。
【0023】第1実施形態の高設栽培装置10では、重
ね合わせた複数の可撓性シート11,12の下部を波形
板材13,14で挟持することによって筒形状の培土収
容体15を形成し、培土収容体15を地面16に起立状
態に保持するための保持部材17と、培土収容体15の
上部から露出させた可撓性シート11,12を溝形状に
保持するための保持部材18とを備えている。保持部材
17,18は、地面16に立設した支柱22に固定され
ている。また、各々の培土収容体15は、可撓性シート
11,12で形成された溝形状部19と連通した構造と
なっている。
ね合わせた複数の可撓性シート11,12の下部を波形
板材13,14で挟持することによって筒形状の培土収
容体15を形成し、培土収容体15を地面16に起立状
態に保持するための保持部材17と、培土収容体15の
上部から露出させた可撓性シート11,12を溝形状に
保持するための保持部材18とを備えている。保持部材
17,18は、地面16に立設した支柱22に固定され
ている。また、各々の培土収容体15は、可撓性シート
11,12で形成された溝形状部19と連通した構造と
なっている。
【0024】したがって、高設栽培装置10を栽培地に
設置した後、溝形状部19に培土20を投入すれば、溝
形状部19が漏斗として機能するため、各々の培土収容
体15への培土充填作業を効率的に行うことができる。
また、溝形状部19に充填した培土20は長手方向に連
続した状態となるため、多数の植物21を植えることが
可能であり、農作物などの場合、栽培密度を高めて収穫
量の向上を図ることができる。
設置した後、溝形状部19に培土20を投入すれば、溝
形状部19が漏斗として機能するため、各々の培土収容
体15への培土充填作業を効率的に行うことができる。
また、溝形状部19に充填した培土20は長手方向に連
続した状態となるため、多数の植物21を植えることが
可能であり、農作物などの場合、栽培密度を高めて収穫
量の向上を図ることができる。
【0025】さらに、培土収容体15と溝状部19とが
一体的に形成されているため、設置作業は勿論、撤収作
業も容易である。なお、図1に示すように、高設栽培装
置10では、溝形状部19に直接、培土20を収容して
いるが、溝形状部19の強度を高めるため、溝形状をし
た補強部材23を溝形状部19内に装着した後、培土2
0を収容しても良い。補強部材23の底部には培土収容
体15と等間隔に開口部24が形成されているため、培
土20の充填などに支障はない。
一体的に形成されているため、設置作業は勿論、撤収作
業も容易である。なお、図1に示すように、高設栽培装
置10では、溝形状部19に直接、培土20を収容して
いるが、溝形状部19の強度を高めるため、溝形状をし
た補強部材23を溝形状部19内に装着した後、培土2
0を収容しても良い。補強部材23の底部には培土収容
体15と等間隔に開口部24が形成されているため、培
土20の充填などに支障はない。
【0026】このように、培土収容体15および溝形状
部19に培土20を充填すれば、植物21を栽培するこ
とができ、栽培期間中は人間が起立姿勢で各種作業を行
うことができる。この場合、培土収容体内の培土で栽培
される植物の根は、図2に示すように、培土収容体15
の下方に向かって長く伸びていくことができ、さらにそ
の根は培土収容体15の下部を埋めるように形成された
畝25中に伸長していくこともできるため、養分吸収性
が向上し、深耕栽培と同様の効果が生じ、収穫量が増大
する。
部19に培土20を充填すれば、植物21を栽培するこ
とができ、栽培期間中は人間が起立姿勢で各種作業を行
うことができる。この場合、培土収容体内の培土で栽培
される植物の根は、図2に示すように、培土収容体15
の下方に向かって長く伸びていくことができ、さらにそ
の根は培土収容体15の下部を埋めるように形成された
畝25中に伸長していくこともできるため、養分吸収性
が向上し、深耕栽培と同様の効果が生じ、収穫量が増大
する。
【0027】また、培土収容体15は、重ね合わせた可
撓性シート11,12を波形板材14で挟持して、地面
16に起立状態に保持するだけで形成することができる
ため、設置作業は勿論、撤収作業も容易であり、構成部
材は波形板材13,14や可撓性シート11,12など
であるため収納スペースも小さくてすむ。
撓性シート11,12を波形板材14で挟持して、地面
16に起立状態に保持するだけで形成することができる
ため、設置作業は勿論、撤収作業も容易であり、構成部
材は波形板材13,14や可撓性シート11,12など
であるため収納スペースも小さくてすむ。
【0028】さらに、各々の培土収容体15は互いに離
隔状態に配置されているため、土耕栽培で大きな畝を形
成する場合に比べ、培土使用量を低減することができ、
培土収容体15に培土20を収容する場合にも土詰まり
が発生せず、作業性が良好である。また、培土使用量の
低減に伴って、水、肥料などの使用量も低減することが
できる。
隔状態に配置されているため、土耕栽培で大きな畝を形
成する場合に比べ、培土使用量を低減することができ、
培土収容体15に培土20を収容する場合にも土詰まり
が発生せず、作業性が良好である。また、培土使用量の
低減に伴って、水、肥料などの使用量も低減することが
できる。
【0029】一方、地面16に起立状態に保持した培土
収容体15の下部は畝25を介して接地しているため、
栽培期間中、地面16の温度が培土収容体15を形成す
る波形板材13,14や可撓性シート11,12を伝わ
って培土20全体に広がり、保温性も良好である。
収容体15の下部は畝25を介して接地しているため、
栽培期間中、地面16の温度が培土収容体15を形成す
る波形板材13,14や可撓性シート11,12を伝わ
って培土20全体に広がり、保温性も良好である。
【0030】次に、図3,4を参照して、本発明の第2
実施形態について説明する。図3は第2実施形態の高設
栽培装置を示す分解斜視図、図4は培土収容器の他の実
施形態を示す斜視図である。
実施形態について説明する。図3は第2実施形態の高設
栽培装置を示す分解斜視図、図4は培土収容器の他の実
施形態を示す斜視図である。
【0031】図3に示すように、本実施形態の高設栽培
装置30では、複数の波形板材31,32を重ね合わせ
ることによって筒形状の培土収容体33を形成し、培土
収容体33を地面34に起立状態に保持するための保持
部材35と、培土収容体33の上部に装着され培土収容
体33の上部に挿入可能な筒状体36を有する溝形状の
培土収容器37とを備えている。
装置30では、複数の波形板材31,32を重ね合わせ
ることによって筒形状の培土収容体33を形成し、培土
収容体33を地面34に起立状態に保持するための保持
部材35と、培土収容体33の上部に装着され培土収容
体33の上部に挿入可能な筒状体36を有する溝形状の
培土収容器37とを備えている。
【0032】したがって、栽培地に高設栽培装置30を
設置した場合、培土収容体33の上部に、各々の培土収
容体33と連通した溝形状の培土収容器37を備えた構
造となるため、前述した高設栽培装置10と同様、培土
収容体33への培土充填作業を効率的に行うことがで
き、栽培密度を高めて収穫量増大を図ることができる。
また、培土収容体33の形成が完了した後、培土収容器
37の装着を行うことができるため、栽培地での設置作
業時などにおいて、分業化による作業効率の向上を図る
ことができる。
設置した場合、培土収容体33の上部に、各々の培土収
容体33と連通した溝形状の培土収容器37を備えた構
造となるため、前述した高設栽培装置10と同様、培土
収容体33への培土充填作業を効率的に行うことがで
き、栽培密度を高めて収穫量増大を図ることができる。
また、培土収容体33の形成が完了した後、培土収容器
37の装着を行うことができるため、栽培地での設置作
業時などにおいて、分業化による作業効率の向上を図る
ことができる。
【0033】高設栽培装置30では、培土収容器37に
形成された筒状体36は、培土収容体33に挿入する構
造であるため、装着作業は容易であり、設置後の栽培期
間中に離脱することもない。
形成された筒状体36は、培土収容体33に挿入する構
造であるため、装着作業は容易であり、設置後の栽培期
間中に離脱することもない。
【0034】一方、図4(a)に示すように、長手方向
に分割可能な培土収容器38を培土収容体33の上部に
装着する構造を採用することもできる。この場合、不使
用時は培土収容器38を分割すればサイズが小さくな
り、互いに重ね合わせることもできるため、保管、運搬
のためのスペースが小さくてすむようになる。また、栽
培期間終了後、培土収容器38を分割して培土を排出す
ることができるため、排出作業を効率化することができ
る。
に分割可能な培土収容器38を培土収容体33の上部に
装着する構造を採用することもできる。この場合、不使
用時は培土収容器38を分割すればサイズが小さくな
り、互いに重ね合わせることもできるため、保管、運搬
のためのスペースが小さくてすむようになる。また、栽
培期間終了後、培土収容器38を分割して培土を排出す
ることができるため、排出作業を効率化することができ
る。
【0035】また、図4(b)に示すように、培土収容
器39に形成した各筒状体40に、重ね合わせた波形板
材42,43の平面部分を挟持可能な一対のスリット4
1を設け、各筒状体40の内径を培土収容体44の外径
より大きくしておけば、培土収容器の筒状体40内に培
土収容体44の上部を挿入する構造となり、培土収容器
39を培土収容体44に確実に係合することができる。
この場合、各筒状体40のスリット41で波形板材4
2,43の平面部分を挟持するため、波形板材42,4
3が離れるのを防止することができる。
器39に形成した各筒状体40に、重ね合わせた波形板
材42,43の平面部分を挟持可能な一対のスリット4
1を設け、各筒状体40の内径を培土収容体44の外径
より大きくしておけば、培土収容器の筒状体40内に培
土収容体44の上部を挿入する構造となり、培土収容器
39を培土収容体44に確実に係合することができる。
この場合、各筒状体40のスリット41で波形板材4
2,43の平面部分を挟持するため、波形板材42,4
3が離れるのを防止することができる。
【0036】次に、図5,6を参照して、本発明の第
3,4実施形態について説明する。図5は第3実施形態
の高設栽培装置を示す斜視図、図6は第4実施形態の高
設栽培装置を示す斜視図である。
3,4実施形態について説明する。図5は第3実施形態
の高設栽培装置を示す斜視図、図6は第4実施形態の高
設栽培装置を示す斜視図である。
【0037】図5に示すように、第3実施形態の高設栽
培装置50は、複数の波形板材51,52を互いに重ね
合わせることによって形成された筒形状の培土収容体5
3と、培土収容体53を地面54に起立状態に保持する
ための保持部材55とを備えている。
培装置50は、複数の波形板材51,52を互いに重ね
合わせることによって形成された筒形状の培土収容体5
3と、培土収容体53を地面54に起立状態に保持する
ための保持部材55とを備えている。
【0038】また、図6に示すように、第4実施形態の
高設栽培装置60は、平板材61と波形板材62とを互
いに重ね合わせることによって形成された培土収容体6
3と、培土収容体63を地面64に起立状態に保持する
ための保持部材65とを備えている。
高設栽培装置60は、平板材61と波形板材62とを互
いに重ね合わせることによって形成された培土収容体6
3と、培土収容体63を地面64に起立状態に保持する
ための保持部材65とを備えている。
【0039】図5,6に示す高設栽培装置50,60
は、重ね合わせた板材間に筒形状の培土収容体53,6
3が形成され、この培土収容体53,63は保持部材5
5,65によって地面54,64に起立状態に保持され
ているため、培土収容体53,63に培土56,66を
充填すれば、植物を栽培することができ、栽培期間中は
人間が起立姿勢で各種作業を行うことができる。
は、重ね合わせた板材間に筒形状の培土収容体53,6
3が形成され、この培土収容体53,63は保持部材5
5,65によって地面54,64に起立状態に保持され
ているため、培土収容体53,63に培土56,66を
充填すれば、植物を栽培することができ、栽培期間中は
人間が起立姿勢で各種作業を行うことができる。
【0040】この場合、培土収容体53,63内の培土
56,66で栽培される植物の根は、培土収容体53,
63の下方に向かって長く生育していくことができるた
め、養分吸収性が高まり、深耕栽培と同様の効果が生
じ、収穫量の増大を図ることができる。高設栽培装置5
0,60の場合、培土収容体53,63が筒形状である
ため、大根、ごぼう、山芋などの根菜類の栽培に適して
いる。
56,66で栽培される植物の根は、培土収容体53,
63の下方に向かって長く生育していくことができるた
め、養分吸収性が高まり、深耕栽培と同様の効果が生
じ、収穫量の増大を図ることができる。高設栽培装置5
0,60の場合、培土収容体53,63が筒形状である
ため、大根、ごぼう、山芋などの根菜類の栽培に適して
いる。
【0041】また、培土収容体53,63は、少なくと
も一方が波形である複数の板材を重ね合わせ、地面上に
起立状態に保持するだけで形成することができるため、
設置作業は勿論、撤収作業も容易であり、構成部材は波
形板材51,52,62や平板材61などであるため収
納スペースも小さくてすむ。
も一方が波形である複数の板材を重ね合わせ、地面上に
起立状態に保持するだけで形成することができるため、
設置作業は勿論、撤収作業も容易であり、構成部材は波
形板材51,52,62や平板材61などであるため収
納スペースも小さくてすむ。
【0042】さらに、培土収容体53,63は互いに離
隔状態に配置されているため、培土使用量を低減するこ
とができ、培土収容体53,63に培土56,66を収
容する場合にも土詰まりが発生せず、作業性が良好であ
る。また、培土使用量の低減に伴って、水、肥料などの
使用量も低減することができる。
隔状態に配置されているため、培土使用量を低減するこ
とができ、培土収容体53,63に培土56,66を収
容する場合にも土詰まりが発生せず、作業性が良好であ
る。また、培土使用量の低減に伴って、水、肥料などの
使用量も低減することができる。
【0043】一方、地面上に起立状態に保持した培土収
容体53,63の下部は接地しているため、使用中、地
面温度が培土収容体53,63を形成する板材を伝わっ
て全体に広がり、保温性も良好である。
容体53,63の下部は接地しているため、使用中、地
面温度が培土収容体53,63を形成する板材を伝わっ
て全体に広がり、保温性も良好である。
【0044】第1〜4実施形態の高設栽培装置10,3
0,50,60においては、波形板材、平板材、培土収
容器などの構成部材を全て合成樹脂で形成している。こ
のため、高設栽培装置10,30,50,60は、軽量
で耐蝕性に優れており、運搬、設置などが容易で、農薬
や肥料などによる腐食や変質なども発生しない。
0,50,60においては、波形板材、平板材、培土収
容器などの構成部材を全て合成樹脂で形成している。こ
のため、高設栽培装置10,30,50,60は、軽量
で耐蝕性に優れており、運搬、設置などが容易で、農薬
や肥料などによる腐食や変質なども発生しない。
【0045】なお、各構成部材は合成樹脂に限定するも
のではないので、金属、木材などで形成することもでき
る。また、各構成部材を同一材料で統一して高設栽培装
置を形成してもよいが、異なる材質で形成した構成部材
を組み合わせて高設栽培装置を形成することにより、栽
培する植物の種類、気候などに応じた栽培環境を提供す
ることもできる。
のではないので、金属、木材などで形成することもでき
る。また、各構成部材を同一材料で統一して高設栽培装
置を形成してもよいが、異なる材質で形成した構成部材
を組み合わせて高設栽培装置を形成することにより、栽
培する植物の種類、気候などに応じた栽培環境を提供す
ることもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0047】(1)重ね合わせた複数の可撓性シートの
一部を、少なくとも一方が波形である複数の板材で挟持
することによって板材間に形成された培土収容体と、培
土収容体を地面に起立状態に保持するための第1保持手
段と、培土収容体の上部から露出させた可撓性シートを
溝形状に保持するための第2保持手段とを備えたことに
より、各々の培土収容体は可撓性シートで形成された溝
形状部と連通した状態となり、この溝形状部に培土を投
入したとき溝形状部分が漏斗として機能するため、培土
収容体への培土充填作業を効率的に行うことができる。
また、溝形状部に充填した培土は長手方向に連続した状
態となるため、多数の植物苗を植えることが可能であ
り、農作物などの場合、栽培密度を高めて収穫量の向上
を図ることができる。さらに、培土収容体と溝状部とを
一体的に形成することができるため、設置作業および撤
収作業も容易である。
一部を、少なくとも一方が波形である複数の板材で挟持
することによって板材間に形成された培土収容体と、培
土収容体を地面に起立状態に保持するための第1保持手
段と、培土収容体の上部から露出させた可撓性シートを
溝形状に保持するための第2保持手段とを備えたことに
より、各々の培土収容体は可撓性シートで形成された溝
形状部と連通した状態となり、この溝形状部に培土を投
入したとき溝形状部分が漏斗として機能するため、培土
収容体への培土充填作業を効率的に行うことができる。
また、溝形状部に充填した培土は長手方向に連続した状
態となるため、多数の植物苗を植えることが可能であ
り、農作物などの場合、栽培密度を高めて収穫量の向上
を図ることができる。さらに、培土収容体と溝状部とを
一体的に形成することができるため、設置作業および撤
収作業も容易である。
【0048】(2)少なくとも一方が波形である板材を
重ね合わせることによって板材間に形成された培土収容
体と、培土収容体を地面に起立状態に保持するための保
持手段と、培土収容体の上部に装着され培土収容体と連
通する開口部を有する溝形状の培土収容器とを備えたこ
とにより、培土収容体の上部に、各々の培土収容体と連
通した溝形状の培土収容器を備えた高設栽培装置が形成
されるため、前記(4)と同様、培土収容体への培土充
填作業を効率的に行うことができ、収穫量を増大させる
ことができる。また、培土収容体の形成が完了した後、
培土収容器の装着を行うことができるため、設置作業時
などにおいて、分業化による作業効率の向上を図ること
ができる。
重ね合わせることによって板材間に形成された培土収容
体と、培土収容体を地面に起立状態に保持するための保
持手段と、培土収容体の上部に装着され培土収容体と連
通する開口部を有する溝形状の培土収容器とを備えたこ
とにより、培土収容体の上部に、各々の培土収容体と連
通した溝形状の培土収容器を備えた高設栽培装置が形成
されるため、前記(4)と同様、培土収容体への培土充
填作業を効率的に行うことができ、収穫量を増大させる
ことができる。また、培土収容体の形成が完了した後、
培土収容器の装着を行うことができるため、設置作業時
などにおいて、分業化による作業効率の向上を図ること
ができる。
【0049】(3)培土収容器の開口部を培土収容体と
係合可能な筒状体とすることにより、開口部は培土収容
体と相似した筒形状となるため、培土収容器の開口部を
培土収容体の上部に挿入する構造、あるいはこれと逆
に、培土収容器の開口部に培土収容体の上部を挿入する
構造とすることが可能となり、設置作業が容易化し、培
土収容器と培土収容体とを確実に連結することができ、
設置後の離脱などを防止することができる。
係合可能な筒状体とすることにより、開口部は培土収容
体と相似した筒形状となるため、培土収容器の開口部を
培土収容体の上部に挿入する構造、あるいはこれと逆
に、培土収容器の開口部に培土収容体の上部を挿入する
構造とすることが可能となり、設置作業が容易化し、培
土収容器と培土収容体とを確実に連結することができ、
設置後の離脱などを防止することができる。
【0050】(4)培土収容器を、長手方向に沿って分
割可能な構造とすることにより、不使用時は分割してサ
イズを小さくし、互いに重ね合わせることもできるた
め、保管、運搬のためのスペースが小さくてすむように
なる。また、栽培期間終了後、培土収容器を分割して培
土を排出することができるため、培土排出作業を効率化
することができる。
割可能な構造とすることにより、不使用時は分割してサ
イズを小さくし、互いに重ね合わせることもできるた
め、保管、運搬のためのスペースが小さくてすむように
なる。また、栽培期間終了後、培土収容器を分割して培
土を排出することができるため、培土排出作業を効率化
することができる。
【0051】(5)波形板材、平板材、培土収容器を、
合成樹脂、金属、木材の任意の材料で形成することがで
きる。合成樹脂は軽量で耐蝕性に優れているため、運
搬、設置などが容易で、農薬や肥料などによる腐食や変
質などが発生しない高設栽培装置を形成することができ
る。金属は高剛性で熱伝導度が高いため、充填された培
土を外部から温度コントロールすることが容易であっ
て、変形し難い高設栽培装置を形成することができる。
木材は適度の通気性や吸湿性を備え、温度を伝え難い性
質があるため、収容された培土の水分や空気含有量など
を適度に保つことができ、保温性に優れた高設栽培装置
を形成することができる。
合成樹脂、金属、木材の任意の材料で形成することがで
きる。合成樹脂は軽量で耐蝕性に優れているため、運
搬、設置などが容易で、農薬や肥料などによる腐食や変
質などが発生しない高設栽培装置を形成することができ
る。金属は高剛性で熱伝導度が高いため、充填された培
土を外部から温度コントロールすることが容易であっ
て、変形し難い高設栽培装置を形成することができる。
木材は適度の通気性や吸湿性を備え、温度を伝え難い性
質があるため、収容された培土の水分や空気含有量など
を適度に保つことができ、保温性に優れた高設栽培装置
を形成することができる。
【図1】第1実施形態の高設栽培装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示す高設栽培装置の縦断面図である。
【図3】第2実施形態の高設栽培装置を示す分解斜視図
である。
である。
【図4】培土収容器の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】第3実施形態の高設栽培装置を示す斜視図であ
る
る
【図6】第4実施形態の高設栽培装置を示す斜視図であ
る
る
【図7】従来の高設栽培装置を示す斜視図である。
【図8】従来の高設栽培装置を示す斜視図である。
10,30,50,60 高設栽培装置 11,12 可撓性シート 13,14,31,32,42,43,51,52,6
2 波形板材 15,33,44,53,63 培土収容体 16,34,54,64 地面 17,18,35,55 保持部材 19 溝形状部 20,56,66 培土 21 植物 22 支柱 23 補強部材 24 開口部 36,40 筒状体 37,38,39 培土収容器 41 スリット 61 平板材
2 波形板材 15,33,44,53,63 培土収容体 16,34,54,64 地面 17,18,35,55 保持部材 19 溝形状部 20,56,66 培土 21 植物 22 支柱 23 補強部材 24 開口部 36,40 筒状体 37,38,39 培土収容器 41 スリット 61 平板材
フロントページの続き (72)発明者 岩重 博 福岡県嘉穂郡筑穂町大字平塚481番1号 矢崎化工株式会社九州支店内 (56)参考文献 特開 平6−169645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/02
Claims (4)
- 【請求項1】 重ね合わせた複数の可撓性シートの一部
を、少なくとも一方が波形である複数の板材で挟持する
ことによって前記板材間に形成された培土収容体と、前
記培土収容体を地面上に起立状態に保持するための第1
保持手段と、前記培土収容体の上部から露出させた前記
可撓性シートを溝形状に保持するための第2保持手段と
を備えた高設栽培装置。 - 【請求項2】 少なくとも一方が波形である複数の板材
を重ね合わせることによって前記板材間に形成された培
土収容体と、前記培土収容体を地面上に起立状態に保持
するための保持手段と、前記培土収容体の上部に装着さ
れ前記培土収容体と連通する開口部を有する溝形状の培
土収容器とを備えたことを特徴とする高設栽培装置。 - 【請求項3】 前記培土収容器の開口部が、前記培土収
容体と係合可能な筒状体である請求項2記載の高設栽培
装置。 - 【請求項4】 前記培土収容器が、長手方向に沿って分
割可能である請求項2または3記載の高設栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09335951A JP3133024B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 高設栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09335951A JP3133024B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 高設栽培装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164622A JPH11164622A (ja) | 1999-06-22 |
JP3133024B2 true JP3133024B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=18294167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09335951A Expired - Fee Related JP3133024B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 高設栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133024B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6899579B2 (ja) * | 2016-05-19 | 2021-07-07 | 株式会社奥村鉄工所 | 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム |
JP7070906B2 (ja) * | 2018-09-26 | 2022-05-18 | 株式会社竹中工務店 | 植栽基盤及び緑化装置 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP09335951A patent/JP3133024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164622A (ja) | 1999-06-22 |
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Legal Events
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