JP3132587B2 - パワーデバイスの過熱検出回路 - Google Patents

パワーデバイスの過熱検出回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御用パワーIC等の
半導体基板に形成され、そのパワーICに含まれるパワ
ーデバイスの異常温度を検出するパワーデバイスの過熱
検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】制御用パワーICは、制御部とパワー部
を一つの半導体チップに構成したもので、制御ICとパ
ワー段の相互干渉を防ぐ必要がある。そのためには、絶
縁膜で分離する誘電体分離、PN接合で分離する接合分
離およびデバイスが基板と絶縁されるゲートによって制
御され、各デバイス自身のPN接合で分離される自己分
離の各種の方法がある。前2者はコスト高であるので、
自己分離法を採用できることが望ましい。
【0003】パワーデバイスは高電圧,大電流の用途に
使われるために、例えば負荷の急増や短絡などによって
定格電流を超える大電流が流れると、発熱によってパワ
ーデバイスが熱破壊する危険性がある。したがって、パ
ワーデバイスの温度を常時監視して所定温度を超える温
度異常すなわち過熱があった場合には、負荷回路を遮断
するなどの保護操作を行うことによって、パワーデバイ
スの熱破壊事故を防止することが求められる。
【0004】パワーICの温度監視を行おうとする場
合、温度センサを含む過熱検出回路をパワーICと共通
の半導体基板上に作り込むことが温度の検出感度を高め
回路の構成を簡素化する上で有利であることはいうまで
もない。しかし、パワーICに自己分離法で形成した従
来の過熱検出回路は、基板に電源を接続し、その電位を
最高電位または最低電位とした例しかなく、パワーデバ
イスのように基板を出力端子とするものは発表されてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのような過熱検出回
路は、負荷と高電位電源との間にスイッチング用のパワ
ーデバイスが接続されるハイサイド形には使用できる
が、負荷とGND電位との間にスイッチング用のパワー
デバイスが接続されるローサイド形には使用できない。
【0006】本発明の目的は、半導体基板を出力端子と
して用いるパワーデバイスの温度検出を行う検出回路部
を簡素な構成で同一基板に自己分離型で形成でき、かつ
温度依存性を利用して検出温度領域で大きな信号を取り
出せるパワーデバイスの過熱検出回路を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、パワーデバイスと共通の半導体基板に
形成されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であっ
て、デプレッション型MOSFETを用いた定電流電源
と、逆バイアスされ一側が低電位に、他側が前記定電流
電源に接続されたPN接合と、その定電流電源とPN接
合の中間点の電位が所定の値に達したことを判断して信
号を発する判断回路とを備えてなるものとする。
【0008】また本発明は、パワーデバイスと共通の基
板に形成されてパワーデバイスの過熱を検出する回路で
あって、それぞれデプレッション型MOSFETを用い
た定電流電源、逆バイアスされ一側が低電位に接続さ
れ、他側が前記定電流電源に接続されたPN接合ならび
にその定電流電源とPN接合の中間点の電位が所定の値
に達したことにより基板温度が所定の検出温度に達した
ことを判断して信号を発する判断回路を有する検出温度
の高い第一の検出回路および検出温度の低い第二の検出
回路と、基板温度が上昇して第一の検出回路の検出温度
を超えたときに信号を出力し、次いで基板温度が下降し
て第二の検出温度の検出温度以下になるまで前記信号を
接続して出力するヒステリシス回路とを備えてなるもの
とする。
【0009】また、デプレッション型MOSFETを用
いた定電流電源が使用できない場合には、デプレッショ
ン型MOSFETを用いた定電流電源の替わりに高電位
に接続された抵抗あるいはエンハンスメント型MOSF
ETを使用することも可能である。
【0010】そして、いずれの場合も逆バイアスされる
PN接合の低不純物濃度側の層が5×1013/cm2
上の不純物濃度を有することが有効である。
【0011】
【作用】パワーデバイスと同一半導体基板に形成された
PN接合の逆もれ電流は、基板温度の上昇により増加す
る。この逆もれ電流の増加を直列接続されたデプレッシ
ョン型MOSFETの静特性を利用して電圧に変化する
ことにより変化の大きな電気信号に変換でき、この電圧
信号を判断回路で判断して過熱温度領域に達したとき
に、パワーデバイスを遮断するなどのための制御信号を
出すようにすれば、パワーICの熱破壊事故などを未然
に防止することができる。
【0012】そしてパワーデバイスと同一半導体基板に
形成され、一側がGND電位にされるPN接合とそれに
直列接続されるデプレッション型MOSFETの中間点
の電位を利用して過熱を検出するため、基板をパワーデ
バイスの出力端子にすることが可能になる。
【0013】さらに、互いに検出温度の異なる上記構成
の過熱検出回路2組とヒステリシス回路とを組み合わ
せ、報知信号の発信と停止との間に所定の温度幅を持た
せるように構成すれば、負荷の変動等によってパワーI
Cに生ずる短時間の温度変化に対して報知信号が繰り返
し出力されることを防止できるので、このような負荷変
動による温度変化を過熱状態と誤認して負荷遮断を行う
などの不都合を排除して信頼性の高い過熱検出を行うこ
とができる。
【0014】また、逆もれ電流から電圧への変換のため
にはデプレッション型MOSFETの替わりに高電位に
接続された抵抗あるいはエンハンスメント型MOSFE
Tを用いても良い。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例の過熱検出回路を構
成する半導体素子を示し、パワーデバイスとしての図2
に示したMOSFETと同一半導体基板に形成されてい
る。半導体基板は、n+ 基板11とその上に形成された
- エピタキシャル層12よりなり、このn- 層12に
+ 拡散層13,p- 拡散層14,n- 拡散層15,n
+ 拡散層16,17,18,19が形成され、n- 層1
2のn+ 層17,18にはさまれた表面の上に絶縁膜2
1を介してゲート電極22,p- 層14のn + 層19と
- 層12の露出部にはさまれた表面の上に絶縁膜23
を介してゲート電極24が多結晶シリコン層で形成され
ている。
【0016】基板表面に露出している接合の保護膜およ
び層間絶縁膜として絶縁膜25,26,27,28,2
9,30が形成され、コンタクトホールを通してp+
13に、またp+ 層13およびp- 層14に共通に接触
し、GND端子に接続される電極31、n+ 層16,1
7およびゲート電極22に接触し、VC 端子に接続され
る電極32、n+ 層18に接触し、VDD端子に接続され
る電極33いずれも金属によって形成されている。基板
の裏面側ではやはり金属よりなり、n+ 層11に出力電
極である出力端子VD に接続されたドレイン電極34が
接触している。
【0017】図2に示したMOSFETは、ドレイン電
極34に正の電圧がかけられているとき、ゲート電極2
4にしきい値以上の正の電圧を印加すると、p- 層14
のn + 層19とn- 層12の露出部とにはさまれた部分
が反転してnチャネルが生ずることにより、電極31か
らソース領域19,nチャネル,n- 層12,n+層1
1を経てドレイン電極34に電子が流れることにより導
通する。そしてオフ時に100〜200V以上であった
出力端子VD の電位はGNDに近くなる。
【0018】図3は図1に示した素子により構成される
回路図であり、図1の各部に対応する部分には同一の符
号が付されている。図1のp+ 層13とn+ 層16とよ
りなるダイオード1とn+ 層17をソース、n+ 層18
をドレインとしゲート電極22を備えたデプレッション
型MOSFET2とが直列接続されている。そして、ダ
イオード1とMOSFET2の中間点がFETなどを用
いたバッファ5に接続されている。
【0019】次に図4を引用して過熱検出動作について
説明する。図4の線40は中間点電位VC を変化させた
ときのMOSFET2の電流値であり、この値はMOS
FET2の形状,n- 層15の濃度等に依存する。線4
1,42,43,44,45,46はダイオード1の逆
もれ電流で、温度をT1 からT6 へ上昇させていったと
きの値である。図から分かるようにもれ電流は温度Tの
平方根√Tに依存して変化し、温度が上がると増加す
る。温度が低い時、例えば15℃で逆もれ電流が50×
10-15 Aのものは、例えば175℃で200nAに増
加する。この電流値もPN接合面積に依存して変化す
る。VC の電位は線40と線41〜46の交点できま
り、温度T1 のときにはV1 であるが、温度T5 のとき
にはV5 に変化する。従って、一定のしきい値電圧Vth
を有するバッファ5を用い、VC がVth以下になったと
きに信号を出力するようにすれば、異常温度の検出信号
を出力させることができる。この信号を制御信号に変化
し、駆動信号との優先順位を決める論理回路を通して図
2に示したパワーデバイスのMOSFETのゲート電極
24に入力して、その電流を制御すれば、パワーICの
破壊を防止することができる。
【0020】上述のようにMOSFETはオン,オフに
より出力端子VD の電位が変化するが、この出力電位に
より検出温度に誤差が生ずる。すなわちMOSFETが
オンして出力電位がGNDに近いときには低い検出温度
を示す傾向にある。これはn + 層16,p+ 層13,n
- 層12で形成される寄生トランジスタの電流増幅によ
るものと考えられる。
【0021】図5はp+ 層13の不純物濃度を変えて検
出温度誤差を測定した結果である。p+ 層13の濃度を
高めて寄生トランジスタのhFEを抑えることにより、誤
差が抑制されることがわかる。制御回路の設計にもよる
がp+ 層13の濃度を5×1013/cm2 以上とするこ
とで実用的な過熱検出回路を形成することができた。
【0022】図6は第二の本発明の実施例である過熱検
出回路を示す回路構成図である。この場合はダイオード
1およびデプレッション型MOSFET2が直列接続さ
れた第一の検出回路61とそれと同一半導体基板に形成
されたダイオード3およびデプレッション型MOSFE
T2とが直列接続された第二の検出回路62とを有す
る。そして、第一の検出回路61に接続されるバッファ
5の出力を反転して出力するインバータ51の出力と第
二の検出回路62に接続されるバッファ5の出力とを受
けて合成出力VX を出力する相互にフィードバック結合
された一対のNAND回路52,53を備える。例えば
この過熱検出回路におけるダイオード1のPN接合面積
をダイオード3のPN接合面積より小さくしておくこと
により第一,第二の検出回路のVC がVth以下になる検
出温度を変えることができる。
【0023】例えば、ダイオード1の接合面積をダイオ
ード3の接合面積の1/4〜1/5にすると、第一検出
回路61の検出温度は180℃、第二検出回路の検出温
度は155℃となる。これにより、半導体基板の温度が
180℃を超えると、出力V X はL→Hとなり、再び1
80℃より下がってもそのままで、155℃より基板温
度が下がるとはじめてH→Lに出力VX が変化する。こ
のようにして20℃の検出誤差があっても出力VX の繰
り返し変化が起こることがなく、安定した制御ができ
る。
【0024】図7はパワーデバイスが絶縁ゲートバイポ
ーラトランジスタ(IGBT)の場合を示し、この場合
は図1のn+ 基板11の代わりにp+ 基板10が用いら
れているが、p+ 層13とn- 層12よりなるダイオー
ドおよびn- 層15、n+ 層17,18およびゲート電
極22からなるMOSFETは図1と同様に形成できる
ことがわかる。また、本発明のいずれも導電型を逆にし
たpチャネル絶縁ゲート型のパワーデバイスに対しても
適用できることはいうまでもない。その場合はGNDは
最高電位となる。
【0025】以上の実施例のいずれの場合においても、
デプレッション型MOSFETを抵抗あるいはエンハン
スメント型MOSFETで置き替えることが可能であ
る。この場合、抵抗にはn- 層やn+ 層,多結晶シリコ
ン層が利用できる。また、エンハンスメント型MOSF
ETのゲートはVDDに接続する。ただし、抵抗あるいは
エンハンスメント型MOSFETを利用した場合には、
高電位のVDD端子の電位が変化すると検出温度にも若干
の変化が生ずるので注意を要する。
【0026】図8はデプレッション型MOSFETの替
わりに抵抗120を用いた場合の実施例の回路を、図9
はエンハンスメント型MOSFET220を用いた場合
の実施例の回路を示す。エンハンスメント型MOSFE
T220を用いた場合はゲート電極22は配線33によ
ってVDDに接続するのが良い。
【0027】図10,図11は図8の抵抗120を用い
た実施例に対応する主要部分の断面図であり、図10は
抵抗120に拡散抵抗層121を用いた場合、図11は
抵抗120にデプレッション型MOSFET2のゲート
電極22に用いているものと同じ多結晶シリコン層を利
用した多結晶シリコン抵抗層122を用いた場合であ
る。いずれの場合にも製造プロセスは図1に示した実施
例のものと同じプロセスで実施できる。
【0028】図12は、デプレッション型MOSFET
2の替わりにエンハンスメント型MOSFET220を
用いた場合の図9の回路の実施例に対応する主要部分の
断面図である。図1との違いはn- 拡散層15が不要な
ことと、ゲート電極22が配線33によりVDDに接続さ
れていることである。以上に実施例を示した抵抗やエン
ハンスメント型MOSFETを用いる例では、先に述べ
たデプレッション型MOSFETを用いる例に比較し
て、例えば、図10では図1でのゲート電極22を形成
するための多結晶シリコン層の堆積プロセスが不要にな
り、図11,図12では図1でのn- 拡散層の形成プロ
セスが不要になるので、低コスト化の面でメリットがあ
るが、VDDの電圧が変動すると加熱検出温度に若干の変
化が生ずるというデメリットもあるので、用途によって
使い分けが必要である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、パワーデバイスと同一半導体
基板に形成されたダイオードと定電流電源としてのデプ
レッション型MOSFETを直列接続し、ダイオードに
逆バイアスを印加し、ダイオードのPN接合のP側ある
いはN側をGNDの最低電位あるいは最高電位に接続す
ることにより、基板温度の変化によるダイオードとMO
SFETの中間点の電位変化を利用して基板温度の異常
を検出することができ、ローサイド形に適用可能の自己
分離型パワーICにおけるパワーデバイスの過熱検出回
路を得ることができた。また一対の検出回路の出力をフ
リップフロップと接続することにより、二つの検出温度
の間でヒステリシス動作を行う安定した過熱検出回路を
得ることができた。
【0030】そしてダイオードの低不純物濃度側の層の
不純物濃度を5×1013/cm2 以上とすることによ
り、パワーデバイスのオン時の検出温度の誤差を抑える
ことができた。
【0031】また、デプレッション型MOSFETの替
わりに抵抗あるいはエンハンスメント型MOSFETを
利用した場合にも以上とほぼ同じ結果が得られたが、電
源電位の変化により検出温度に若干の変化が生じるとい
うデメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の過熱検出回路を構成する素
子の断面図
【図2】図1の回路で保護されるMOSFETの断面図
【図3】本発明の一実施例の過熱検出回路の回路図
【図4】図3の実施例の動作を示す電位とMOSFET
の電流およびダイオードの逆もれ電流の関係線図
【図5】ダイオードを構成するp+ 層の濃度と検出温度
誤差の関係線図
【図6】別の本発明の一実施例の回路図
【図7】本発明の異なる実施例のIGBTを保護する過
熱検出回路を構成する素子の断面図
【図8】本発明の異なる実施例の過熱検出回路の回路図
【図9】本発明の更に異なる実施例の過熱検出回路の回
路図
【図10】本発明の異なる実施例の過熱検出回路を構成
する素子の断面図
【図11】本発明の異なる実施例の過熱検出回路を構成
する素子の断面図
【図12】本発明の更に異なる実施例の過熱検出回路を
構成する素子の断面図
【符号の説明】
1 ダイオード 2 デプレッション型MOSFET 3 ダイオード 5 バッファ 61 第一検出回路 62 第二検出回路 63 ヒステリシス回路 VC 中間点電位 120 抵抗 220 エンハンスメント型MOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H03K 17/08 (56)参考文献 特開 平1−122170(JP,A) 特開 昭55−117267(JP,A) 特開 昭62−143450(JP,A) 特開 平1−122321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/088 H01L 29/78

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    デプレッション型MOSFETを用いた定電流電源と、
    逆バイアスされ一側が低電位に、他側が前記定電流電源
    に接続されたPN接合と、その定電流電源とPN接合の
    中間点の電位が所定の値に達したことを判断して信号を
    発する判断回路とを備えてなることを特徴とするパワー
    デバイスの過熱検出回路。
  2. 【請求項2】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    それぞれデプレッション型MOSFETを用いた定電流
    電源、逆バイアスされ一側が低電位に接続され、他側が
    前記定電流電源に接続されたPN接合ならびにその定電
    流電源とPN接合の中間点の電位が所定の値に達したこ
    とにより基板温度が所定の温度に達したことを判断して
    信号を発する判断回路を有する検出温度の高い第一の検
    出回路および検出温度の低い第二の検出回路と、基板温
    度が上昇して第一の検出回路の検出温度を超えたときに
    信号を出力し、次いで基板温度が下降して第二の検出温
    度の検出温度以下になるまで前記信号を接続して出力す
    るヒステリシス回路とを備えてなることを特徴とするパ
    ワーデバイスの過熱検出回路。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは2記載の回路において、
    逆バイアスされるPN接合の低不純物濃度側の層が5×
    1013/cm2 以上の不純物濃度を有するパワーデバイ
    スの過熱検出回路。
  4. 【請求項4】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    高電位に接続された抵抗と、逆バイアスされ一側が低電
    位に、他側が前記抵抗に接続されたPN接合と、その抵
    抗とPN接合の中間点の電位が所定の値に達したことを
    判断して信号を発する判断回路とを備えてなることを特
    徴とするパワーデバイスの過熱検出回路。
  5. 【請求項5】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    それぞれ高電位に接続された抵抗、逆バイアスされ一側
    が低電位に接続され、他側が前記抵抗に接続されたPN
    接合ならびにその抵抗とPN接合の中間点の電位が所定
    の値に達したことにより基板温度が所定の温度に達した
    ことを判断して信号を発する判断回路を有する検出温度
    の高い第一の検出回路および検出温度の低い第二の検出
    回路と、基板温度が上昇して第一の検出回路の検出温度
    を超えたときに信号を出力し、次いで基板温度が下降し
    て第二の検出温度の検出温度以下になるまで前記信号を
    接続して出力するヒステリシス回路とを備えてなること
    を特徴とするパワーデバイスの過熱検出回路。
  6. 【請求項6】請求項4あるいは5記載の回路において、
    逆バイアスされるPN接合の低不純物濃度側の層が5×
    1013/cm2 以上の不純物濃度を有するパワーデバイ
    スの過熱検出回路。
  7. 【請求項7】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    高電位に接続されたエンハンスメント型MOSFET
    と、逆バイアスされ一側が低電位に、他側が前記エンハ
    ンスメント型MOSに接続されたPN接合と、そのエン
    ハンスメント型MOSとPN接合の中間点の電位が所定
    の値に達したことを判断して信号を発する判断回路とを
    備えてなることを特徴とするパワーデバイスの過熱検出
    回路。
  8. 【請求項8】パワーデバイスと共通の半導体基板に形成
    されてパワーデバイスの過熱を検出する回路であって、
    それぞれ高電位に接続されたエンハンスメント型MOS
    FET、逆バイアスされ一側が低電位に接続され、他側
    が前記エンハンスメント型MOSFETに接続されたP
    N接合ならびにその抵抗とPN接合の中間点の電位が所
    定の値に達したことにより基板温度が所定の温度に達し
    たことを判断して信号を発する判断回路を有する検出温
    度の高い第一の検出回路および検出温度の低い第二の検
    出回路と、基板温度が上昇して第一の検出回路の検出温
    度を超えたときに信号を出力し、次いで基板温度が下降
    して第二の検出温度の検出温度以下になるまで前記信号
    を接続して出力するヒステリシス回路とを備えてなるこ
    とを特徴とするパワーデバイスの過熱検出回路。
  9. 【請求項9】請求項7あるいは8記載の回路において、
    逆バイアスされるPN接合の低不純物濃度側の層が5×
    1013/cm2 以上の不純物濃度を有するパワーデバイ
    スの過熱検出回路。
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