JP3130883B2 - コンタクタ - Google Patents

コンタクタ

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利昭 荒川
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九州日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC基板から突出
する半田ボ−ルとテストボ−ドのパタ−ンと電気的接触
させるコンタクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、ボ−ルグリットアレイなどの半導
体装置は、IC基板に半球状の端子をもっている。この
ような半導体装置を検査するには、通常、半導体装置を
ICソケットに挿入し、導電性のばねを用いた接触端子
にIC基板の端子を接触させ検査を行っていた。
【0003】しかしながら、この種のICソケットは、
コストが高くハウジング自体が大きくなり取り扱いに難
点がある。この問題を解消するICソケットとして特開
平8−96912号公報に開示されている。
【0004】このICソケットは、平板状の電気絶縁体
から半球状の接触端子を突出させ、その裏面から回路と
導通を行うリ−ドを導出させた単純な構造である。そし
て、この半球状の接触端子をベリリウム銅で製作し、ば
ね性をもたせ適切な接触圧をもたせることを特徴として
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の開示された従来
のICソケットにおいては、ばね性のある接触端子は、
半導体装置の半田ボ−ルとの接触時にワイピング作用が
働き、表面の酸化膜などふき取られるものの、接触端子
の接触位置が常に同じ位置であるので、半田ボ−ルから
の半田が付着し堆積し、正常な電気的導通が得られなく
なるという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的は、IC基板の半田
ボ−ルからの半田の付着があっても常に良好な電気的導
通が得られるコンタクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、IC基
板から突出する複数の半田ボ−ルと接触するとともにテ
ストボ−ドのそれぞれのパタ−ンにばね圧で押さえる複
数のコンタクトボ−ルと、これらコンタクトボ−ルを縦
横に並べ配置するとともに前記コンタクトボ−ルを緩め
にはめ込む断面が太鼓状の穴を有するベ−スプレ−ト
と、前記ベ−スプレ−トの該穴と前記コンタクトボ−ル
との隙間に介在し前記コンタクトボ−ルを支持する支持
部材とを備えるコンタクタである。また、前記支持部材
は、前記ベ−スプレ−トから露出していない前記コンタ
クトボ−ルの部分を包みこむ数珠状の部材であることが
望ましい。あるいは、前記支持部材は、前記コンタクト
ボ−ルの中央部の外周囲をはめ込むリング状部材である
ことが望ましい。さらに、これら前記支持部材は、ポリ
四フッ化エチレン樹脂製であることが好ましい。
【0008】本発明の他の特徴は、IC基板から突出す
る複数の半田ボ−ルと接触するとともにテストボ−ドの
それぞれのパタ−ンにばね圧で押さえる複数のコンタク
トボ−ルと、これらコンタクトボ−ルを縦横に並べ配置
するとともに前記コンタクトボ−ルを緩めにはめ込む断
面が太鼓状の穴を有するベ−スプレ−トと、前記ベ−ス
プレ−トの該穴と前記コンタクトボ−ルとの隙間に介在
し前記コンタクトボ−ルの中央部の外周囲を均等に押圧
し前記コンタクトボ−ルを前記穴に停留させるばね部材
とを備えるコンタクタである。また、前記ばね部材は、
コイルスプリングであるか、あるいは、前記コンタクト
ボ−ルを押圧する突出部を有する板ばねであることが望
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態におけるコンタクタを示す断面図および一部を拡
大して示す断面図である。このコンタクタは、図1に示
すように、IC基板8から突出する複数の半田ボ−ル9
と接触するとともにテストボ−ド5のそれぞれのパタ−
ン7にスプリング6のばね圧で押さえる複数のコンタク
トボ−ル1と、これらコンタクトボ−ル1を縦横に並べ
配置するとともにコンタクトボ−ル1を緩めにはめ込む
断面が太鼓状の穴3aを有するベ−スプレ−ト3と、ベ
−スプレ−ト3の穴3aとコンタクトボ−ル1との隙間
に介在しコンタクトボ−ル1を支持するリティナ−4と
を備えている。
【0011】太鼓状の穴3aにはめ込まれたリティナ−
4は、摩擦係数の小さい、例えば、テフロン樹脂である
ポリフッ化エチレン樹脂で製作することが望ましい。ま
た、リティナ−4とベ−スプレ−ト3と一体化にしても
良い。この場合は、座ぐり穴を開けた2枚の樹脂板を張
り合わせて製作すれば、より簡単に得られる。いずれに
しても、コンタクトボ−ル1が回転し得るように、コン
タクトボ−ル1とリティナ−4との隙間をもたせたはめ
合いにすることが望ましい。
【0012】次に、このコンタクタによるIC基板の検
査手順を説明する。まず、ソケット本体2の開口よりI
C基板8を挿入する。IC基板8の半田ボ−ル9はコン
タクトボ−ル1と接触する。そして、ソケット本体2を
IC基板8とともに下降させ、スプリング6を圧縮させ
て、図1(b)に示すように、コンタクトボ−ル1をテ
ストボ−ド5のパタ−ン7に当接させる。そして、テス
トボ−ド5からの信号の授受により検査を行う。
【0013】検査が終了すると、スプリング6の反発力
によりベ−スプレ−ト3が跳ね上がりベ−スプレ−ト3
が傾いてた状態が復帰する衝撃などにより、コンタクト
ボ−ル1は僅かに回転し、半田ボ−ル9との接触点Aか
らBに移動する。このようにIC基板8を検査する毎
に、接触点は移動し更新されるので常に安定した電気的
導通が得られる。なお、コンタクトボ−ル1は、半田と
親和性が低いタングステンやチタンが望ましい。そし
て、コンタクトボ−ル1の表面は鏡面のようにポリッシ
ュすることが望ましい。
【0014】図2は図1のコンタクタの変形例を示す断
面図である。このコンタクタは、コンタクトボ−ル1が
回転し易いように、コンタクトボ−ルとその支持部材と
の接触面積を減らしたことである。すなわち、図2に示
すように、コンタクトボ−ル1の中央部の外周囲と線接
触するリング10を設けたことである。このコンタクタ
の場合、測定時にコンタクトボ−ル1が抜けるのではな
いかと懸念されるが、断面が太鼓状の穴だあるので、そ
の端部でコンタクトボ−ル1は止められ、抜け落ちるこ
とはない。
【0015】図3は本発明の他の実施の形態におけるコ
ンタクタを示す断面図である。このコンタクタは、コン
タクトボ−ル1が穴3aの空間内で停留させ、自由に空
間内で移動できるようにする発想の基になされたもので
ある。すなわち、図3に示すように、コンタクトボ−ル
1の中央部の外周囲を均等に押し付ける一対のコイルス
プリング11を設けたことである。
【0016】このコイルスプリングは、ばね鋼などで製
作され、ばね定数は低くすることが望ましい。例えば、
コンタクトボ−ル1が落ちない程度にすることが望まし
い。そして、測定時にコイルスプリングからコンタクト
ボ−ル1が抜ける瞬間、コイルスプリング11の不均衡
な反発力によりコンタクトボ−ル1が回転する。従っ
て、前述の実施の形態におけるコンタクトボ−ルの移動
方向がより多様化するという利点がある。なお、ベ−ス
プレ−ト3は、ポリカ−ボネ−ト樹脂あるいはテフロン
樹脂を使用する。
【0017】図4は図3のコンタクタの変形例を示す断
面図である。前述のコイルスプリングであると、コンタ
クトボ−ル1との接触部は、コイルの巻き数を密にし平
坦に仕上げればならないという製作上の難点がある。そ
こで、このコンタクタは、図4に示すように、板ばね1
2を使用した。
【0018】このコンタクタの場合は、板ばね12のコ
ンタクトボ−ル1との接触部分を円弧状にしポリッシュ
すれば、摩擦係数を小さくでき、コンタクトボ−ル1が
回転し易くなる。そして、この板ばね12はベリリウム
銅で製作されることが望ましい。また、ベ−スプレ−ト
3は、ポリカ−ボネ−ト樹脂あるいはテフロン樹脂を使
用する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、IC基板
の半田ボ−ルとテストボ−ドのパタ−ンと直接接触させ
ないで、半田ボ−ルとパタ−ンとの間にコンタクトボ−
ルを介在させるとともにコンタクトボ−ルが回転し得る
ようにベ−スプレ−トの断面が太鼓状の穴内に保持する
ことによって、IC基板を試験する毎に、ベ−スプレ−
トに与えられる衝撃や振動によりコンタクトボ−ルが僅
かに回転され、半田ボ−ルとコンタクトボ−ルとの接触
点が更新され、常に安定した電気的導通が得られる。そ
の結果、測定の信頼性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコンタクタを示
す断面図および一部を拡大して示す断面図である。
【図2】図1のコンタクタの変形例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態におけるコンタクタを
示す断面図である。
【図4】図3のコンタクタの変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンタクトボ−ル 2 ソケット本体 3 ベ−スプレ−ト 4 リティナ− 5 テストボ−ド 6 スプリング 7 パタ−ン 8 IC基板 9 半田ボ−ル 10 リング 11 コイルスプリング 12 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 1/073 H01R 33/76

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC基板から突出する複数の半田ボ−ル
    と接触するとともにテストボ−ドのそれぞれのパタ−ン
    にばね圧で押さえる複数のコンタクトボ−ルと、これら
    コンタクトボ−ルを縦横に並べ配置するとともに前記コ
    ンタクトボ−ルを緩めにはめ込む断面が太鼓状の穴を有
    するベ−スプレ−トと、前記ベ−スプレ−トの該穴と前
    記コンタクトボ−ルとの隙間に介在し前記コンタクトボ
    −ルを支持する支持部材とを備えることを特徴とするコ
    ンタクタ。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記ベ−スプレ−トか
    ら露出していない前記コンタクトボ−ルの部分を包みこ
    む数珠状の部材であることを特徴とする請求項1記載の
    コンタクタ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記コンタクトボ−ル
    の中央部の外周囲をはめ込むリング状部材であることを
    特徴とする請求項1記載のコンタクタ。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、ポリ四フッ化エチレン
    樹脂製であることを特徴とする請求項1、請求項2およ
    び請求項3のいずれか記載のコンタクタ。
  5. 【請求項5】 IC基板から突出する複数の半田ボ−ル
    と接触するとともにテストボ−ドのそれぞれのパタ−ン
    にばね圧で押さえる複数のコンタクトボ−ルと、これら
    コンタクトボ−ルを縦横に並べ配置するとともに前記コ
    ンタクトボ−ルを緩めにはめ込む断面が太鼓状の穴を有
    するベ−スプレ−トと、前記ベ−スプレ−トの該穴と前
    記コンタクトボ−ルとの隙間に介在し前記コンタクトボ
    −ルの中央部の外周囲を均等に押圧し前記コンタクトボ
    −ルを前記穴に停留させるばね部材とを備えることを特
    徴とするコンタクタ。
  6. 【請求項6】 前記ばね部材は、コイルスプリングであ
    ることを特徴とする請求項5記載のコンタクタ。
  7. 【請求項7】 前記ばね部材は、前記コンタクトボ−ル
    を押圧する突出部を有する板ばねであることを特徴とす
    る請求項5記載のコンタクタ。
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