JP3130728B2 - 操作ボタンの取付方法 - Google Patents
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Description
の操作レバ−を有する機器の操作ボタンの取付方法に関
するものである。
は、操作ボタンを操作レバ−にスライドさせて嵌合した
後、接着材を塗布して取付ける方法が用いられている。
以下、図5を参照しながら、従来の操作ボタンの取付方
法の一例について説明する。図5は、従来の操作ボタン
の取付方法の断面図を示し、操作ボタン53の取付部5
5をメカニズム50を操作する操作レバー51にスライ
ドして嵌合し、操作ボタン53に一体に形成された爪5
4を操作レバ−51の孔52に係止し、操作レバ−51
と操作ボタン53を接着材55により固定している。
来の操作ボタンの取付方法は、接着材55が固化するま
で一定時間放置しなければならないという問題点を有し
ていた。また、接着材55の塗布工程で、接着材55が
メカニズム50の動作部分に付着して不良の原因となる
という問題点を有していた。
ンを固定した後にメカニズムをストックする必要がな
く、しかも不良原因が少なく信頼性の高い操作ボタンの
取付方法を提供することである。
取付方法は、熱可塑性樹脂製の操作ボタンを板金製の操
作レバーに取付ける操作ボタンの取付方法であって、操
作レバーに抜止め孔およびストッパ突部を形成し、操作
ボタンに、操作レバ−の両側縁にスライドして嵌合する
一対のコ字状の溝を形成した取付部を設けるとともに、
操作レバーの一面に重なって抜止め孔に対向する被加圧
部を取付部に形成し、かつストッパ突部に係止する係止
部を取付部に形成し、操作ボタンの取付部を操作ボタン
に嵌合して、係止部をストッパ突部に係止した状態で、
操作レバーの他面を受け台で支持しながら、加圧具を操
作レバーの一面に向けて被加圧部に加圧して、抜止め孔
内に突出す抜止め用の突出し部を形成することを特徴と
するものである。
項1において、加圧具が、円筒状の金属製ホ−ンであっ
て、その先端を略半球状としたものである。請求項3の
操作ボタンの取付方法は、請求項1または請求項2にお
いて、加圧具の被加圧部への加圧位置を操作レバーの抜
止め孔の抜止め縁部寄りとし、かつ加圧具は加圧時に高
周波で微小な振幅の振動が与えられるものである。
項1、請求項2または請求項3において、加圧具で被加
圧部を加圧する時に、操作ボタンの被加圧部が操作レバ
ーの上面に圧接し、かつ操作レバーの係止部がストッパ
突部に圧接するように、ボタン押さえ具により操作ボタ
ンを押圧しているものである。請求項5の操作ボタンの
取付方法は、請求項1、請求項2、請求項3または請求
項4において、操作レバーのストッパ突部は抜止め孔の
抜止め縁部と反対側の縁部より操作レバーの一面側に切
起しにより形成され、操作レバーを支持する受け台は抜
止め孔内のストッパ突部側に堰を有し、被加圧部の加圧
具による操作ボタンの突出し部を抜止め縁部と堰との間
に形成しているものである。
作ボタンの溝を操作レバーの両側縁にスライドして、操
作ボタンの係止部が操作レバーのストッパ突部に係止す
るまで嵌合し、つぎに加圧具により熱可塑性樹脂製の被
加圧部を加圧して、操作レバーの抜止め孔に突出し部が
突き出すようにしたため、瞬時に操作ボタンを操作レバ
ーに取付けることができる。したがって、従来例と比較
して接着材を使用しないので、接着材の固化のために操
作ボタンの取付後にメカニズムをストックしておく必要
がなく、また接着材を原因とする不良もなく信頼性が高
く安定した品質が得られ、かつ生産性を向上することが
できる。
ば、請求項1において、加圧具が、円筒状の金属製ホ−
ンであって、その先端を略半球状としたため、請求項1
の作用のほか、加圧後の加圧具の抜き出しが容易にな
る。請求項3の操作ボタンの取付方法によれば、請求項
1または請求項2において、加圧具の被加圧部への加圧
位置を操作レバーの抜止め孔の抜止め縁部寄りとし、か
つ加圧具は加圧時に高周波で微小な振幅の振動が与えら
れるため、請求項1または請求項2の作用のほか、高周
波振動により被加圧部より突出し部の突出しが容易にな
るとともに、抜止め孔の抜止め縁部に突出し部が多く突
出すので操作ボタンの固定後のがたつきを確実に防止す
ることができる。
ば、請求項1、請求項2または請求項3において、加圧
具で被加圧部を加圧する時に、操作ボタンの被加圧部が
操作レバーの上面に圧接し、かつ操作レバーの係止部が
ストッパ突部に押圧するように、ボタン押さえ具により
操作ボタンを圧接しているため、請求項1、請求項2ま
たは請求項3の作用のほか、加圧具の加圧時に、操作ボ
タンを操作レバーに確実に位置決め固定でき、とくに加
圧具に高周波振動を加えても加圧時に操作ボタンが抜け
出すのを防止するとともに、固定後の操作レバーのがた
つきを防止できる。
ば、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4にお
いて、操作レバーのストッパ突部は抜止め孔の抜止め縁
部と反対側の縁部より操作レバーの一面側に切起しによ
り形成され、操作レバーを支持する受け台は抜止め孔内
のストッパ突部側に堰を有し、被加圧部の加圧具による
操作ボタンの突出し部を抜止め縁部と堰との間に形成し
ているため、請求項1、請求項2、請求項3または請求
項4の作用のほか、抜止め孔を大きくできストッパ突部
の切起しが容易になるとともに、堰により抜止め孔の抜
止め縁部に確実に突出し部を形成することができる。
について、図1ないし図4を参照しながら詳細に説明す
る。図1は操作ボタンを操作レバーに取付けた直後の状
態における主要断面図、図2はその部分拡大図、図3は
斜視図、図4はその部分拡大図をそれぞれ示すものであ
る。
レーヤ等のメカニズム2を操作する操作レバーであり、
抜止め孔3およびストッパ突部4,5を形成した板金製
である。ストッパ突部4は抜止め孔3の抜止め縁部3a
と反対側で操作レバー1の一面側に切起しにより一体に
形成している。ストッパ突部5は操作レバー1の先端部
の細幅部分をストッパ突部4と反対向きに折曲すること
により形成している。10は操作レバー1の位置決め孔
である。またカセットプレーヤのメカニズム2におい
て、24はモータ、25はフライホイール、26はシャ
ーシ、27は取付フランジである。
操作レバ−1の両側縁にスライドして嵌合する一対のコ
字状の溝7を形成した取付部13を設けるとともに、操
作レバー1の一面に重なって抜止め孔3に対向する被加
圧部8を取付部13に形成し、かつストッパ突部4,5
に係止する係止部11,12を取付部13に形成してい
る。実施例の操作ボタン6は棒状の取付部13と操作つ
まみ部14を有し、取付部13は操作レバー1が嵌合可
能な角筒形に形成することにより両側に操作レバー1の
両側縁に嵌合する一対のコ字状の溝7を形成するととも
に、先端部の下部にストッパ突部5を挿通するスリット
21を形成し、また先端部の上部にストッパ突部4を嵌
合する切欠20を形成している。係止部11,12は切
欠20およびスリット21の縁部によって形成されてい
る。なお、スリット21の両側は操作レバー1を支持す
るために上部側に突出した立上り部32を形成してい
る。
作レバー1に操作ボタン6を取付ける方法であるが、操
作ボタン6の取付部13を操作ボタン6に嵌合して、係
止部11,12をストッパ突部4,5に係止した状態
で、操作レバー1の他面を受け台15で支持しながら、
加圧具16を操作レバー1の一面に向けて被加圧部8に
加圧して、抜止め孔3内に突出す抜止め用の突出し部1
7を形成するものである。
る位置決め突起18を設け、この位置決め突起18を操
作レバー1の位置決め孔10に嵌合して、操作レバー1
を受け台15に位置決めしている。また操作ボタン6の
取付部13を操作レバー1に嵌合した状態で、抜止め孔
3内のストッパ突部4側に抜止め孔3の幅よりも少し小
さい幅を有する堰22を受け台15に突設し、突出し部
17が抜止め縁部3aと堰22との間に形成されるよう
にしている。
時に、ボタン押さえ具23により操作ボタン6を圧接し
て、操作ボタン6の被加圧部8を操作レバー1に圧接
し、かつ係止部11,12をストッパ突部4,5に押圧
するようにしている。また加圧具16は、円筒状の金属
製ホ−ンであって、その先端30が略半球状である。実
施例では、同時に取付ける操作ボタン6の数に対応して
本体28に複数本並設している。また加圧具16の被加
圧部8への加圧位置を操作レバー1の抜止め孔3の抜止
め縁部3a寄りとし、かつ加圧具16は加圧時に高周波
で微小な振幅の振動が与えられるようにしている。
的に示すと、まずメカニズム2を受け台15に設置す
る。この時、操作レバ−1が受け台15に当接すると共
に、操作レバ−1の位置決め孔10を受け台15の位置
決め突起18に位置決めする。つぎに操作ボタン6の取
付部13の溝7を操作レバ−1に嵌合し、ストッパ突部
4,5に係止部11,12が当たるまで挿入し、ボタン
押さえ具23により操作ボタン6を押圧する。この状態
で、操作レバ−1の抜止め孔3に相対する位置の上方か
ら高周波振動する加圧具16で被加圧部8を加圧し圧迫
する。これにより堰22と抜止め孔3の抜止め縁部3a
との間の空間に、被加圧部8の樹脂が押し出され突出し
部17を形成する。ここで、加圧具16の先端30が略
半球状となっているのは、突出し部17の形成後、加圧
具16が被加圧部8に食らい付くことなく容易に上方に
抜き出せるためである。またボタン押さえ具23は、高
周波振動する加圧具16により操作ボタン6が抜け出す
のを防止し、操作ボタン6の固定後の操作レバー1のス
ライド方向のがたつきをなくすためである。
を操作レバー1の両側縁にスライドして、操作ボタン6
の係止部11,12が操作レバー1のストッパ突部4,
5に係止するまで嵌合し、つぎに加圧具16により熱可
塑性樹脂製の被加圧部8を加圧して、操作レバー1の抜
止め孔3に突出し部17が突き出すようにしたため、瞬
時に操作ボタン6を操作レバー1に取付けることができ
る。したがって、従来例と比較して接着材を使用しない
ので、接着材の固化のために操作ボタンの取付後にメカ
ニズムをストックしておく必要がなく、また接着材を原
因とする不良もなく信頼性が高く安定した品質が得ら
れ、かつ生産性を向上することができる。
であって、その先端30を略半球状としたため、加圧後
の加圧具16の抜き出しが容易になる。また加圧具16
の被加圧部8への加圧位置を操作レバー1の抜止め孔3
の抜止め縁部3a寄りとし、かつ加圧具16は加圧時に
高周波で微小な振幅の振動が与えられるため、高周波振
動により被加圧部8より突出し部17の突出しが容易に
なるとともに、抜止め孔3の抜止め縁部3aに突出し部
17が多く突出すので操作ボタン6の固定後のがたつき
を確実に防止することができる。
時に、操作ボタン6の被加圧部8が操作レバー1の上面
に圧接し、かつ操作レバー1の係止部11,12がスト
ッパ突部4,5に圧接するように、ボタン押さえ具23
により操作ボタン6を押圧しているため、加圧具16の
加圧時に、操作ボタン6を操作レバー1に確実に位置決
め固定でき、とくに加圧具16に高周波振動を加えても
加圧時に操作ボタン6が抜け出すのを防止するととも
に、固定後の操作レバー1のがたつきを防止できる。
抜止め孔3の抜止め縁部3aと反対側の縁部より操作レ
バー1の一面側に切起しにより形成され、操作レバー1
を支持する受け台15は抜止め孔3内のストッパ突部4
側に堰22を有し、被加圧部8の加圧具16による操作
ボタン6の突出し部17を抜止め縁部3aと堰22との
間に形成しているため、抜止め孔3を大きくできストッ
パ突部4の切起しが容易になるとともに、堰22により
抜止め孔3の抜止め縁部3aに確実に突出し部17を形
成することができる。
決め孔10を設け、受け台15に位置決め突起18を設
けたが、操作レバ−1に突起を設け、受け台15に突起
を嵌合する凹部を設けて操作レバー1を位置決めするこ
ともできる。またストッパ突部4,5は一方のみでもよ
く、またストッパ突部を操作レバー1の側縁に設けても
よい。
ば、操作ボタンの溝を操作レバーの両側縁にスライドし
て、操作ボタンの係止部が操作レバーのストッパ突部に
係止するまで嵌合し、つぎに加圧具により熱可塑性樹脂
製の被加圧部を加圧して、操作レバーの抜止め孔に突出
し部が突き出すようにしたため、瞬時に操作ボタンを操
作レバーに取付けることができる。したがって、従来例
と比較して接着材を使用しないので、接着材の固化のた
めに操作ボタンの取付後にメカニズムをストックしてお
く必要がなく、また接着材を原因とする不良もなく信頼
性が高く安定した品質が得られ、かつ生産性を向上する
ことができるという効果がある。
ば、請求項1において、加圧具が、円筒状の金属製ホ−
ンであって、その先端を略半球状としたため、請求項1
の効果のほか、加圧後の加圧具の抜き出しが容易にな
る。請求項3の操作ボタンの取付方法によれば、請求項
1または請求項2において、加圧具の被加圧部への加圧
位置を操作レバーの抜止め孔の抜止め縁部寄りとし、か
つ加圧具は加圧時に高周波で微小な振幅の振動が与えら
れるため、請求項1または請求項2の効果のほか、高周
波振動により被加圧部より突出し部の突出しが容易にな
るとともに、抜止め孔の抜止め縁部に突出し部が多く突
出すので操作ボタンの固定後のがたつきを確実に防止す
ることができる。
ば、請求項1、請求項2または請求項3において、加圧
具で被加圧部を加圧する時に、操作ボタンの被加圧部が
操作レバーの上面に圧接し、かつ操作レバーの係止部が
ストッパ突部に押圧するように、ボタン押さえ具により
操作ボタンを圧接しているため、請求項1、請求項2ま
たは請求項3の効果のほか、加圧具の加圧時に、操作ボ
タンを操作レバーに確実に位置決め固定でき、とくに加
圧具に高周波振動を加えても加圧時に操作ボタンが抜け
出すのを防止するとともに、固定後の操作レバーのがた
つきを防止できる。
ば、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4にお
いて、操作レバーのストッパ突部は抜止め孔の抜止め縁
部と反対側の縁部より操作レバーの一面側に切起しによ
り形成され、操作レバーを支持する受け台は抜止め孔内
のストッパ突部側に堰を有し、被加圧部の加圧具による
操作ボタンの突出し部を抜止め縁部と堰との間に形成し
ているため、請求項1、請求項2、請求項3または請求
項4の効果のほか、抜止め孔を大きくできストッパ突部
の切起しが容易になるとともに、堰により抜止め孔の抜
止め縁部に確実に突出し部を形成することができる。
おける取付状態の断面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂製の操作ボタンを板金製の
操作レバーに取付ける操作ボタンの取付方法であって、 前記操作レバーに抜止め孔およびストッパ突部を形成
し、 前記操作ボタンに、前記操作レバ−の両側縁にスライド
して嵌合する一対のコ字状の溝を形成した取付部を設け
るとともに、前記操作レバーの一面に重なって前記抜止
め孔に対向する被加圧部を前記取付部に形成し、かつ前
記ストッパ突部に係止する係止部を前記取付部に形成
し、 前記操作ボタンの前記取付部を前記操作ボタンに嵌合し
て、前記係止部を前記ストッパ突部に係止した状態で、
前記操作レバーの他面を受け台で支持しながら、加圧具
を前記操作レバーの前記一面に向けて前記被加圧部に加
圧して、前記抜止め孔内に突出す抜止め用の突出し部を
形成することを特徴とする操作ボタンの取付方法。 - 【請求項2】 加圧具は、円筒状の金属製ホ−ンであっ
て、その先端が略半球状である請求項1記載の操作ボタ
ンの取付方法。 - 【請求項3】 加圧具の被加圧部への加圧位置を操作レ
バーの抜止め孔の抜止め縁部寄りとし、かつ前記加圧具
は加圧時に高周波で微小な振幅の振動が与えられる請求
項1または請求項2記載の操作ボタンの取付方法。 - 【請求項4】 加圧具で被加圧部を加圧する時に、操作
ボタンの被加圧部が操作レバーの上面に圧接し、かつ操
作レバーの係止部がストッパ突部に圧接するように、ボ
タン押さえ具により操作ボタンを押圧している請求項
1、請求項2または請求項3記載の操作ボタンの取付方
法。 - 【請求項5】 操作レバーのストッパ突部は抜止め孔の
抜止め縁部と反対側の縁部より操作レバーの一面側に切
起しにより形成され、前記操作レバーを支持する受け台
は前記抜止め孔内の前記ストッパ突部側に堰を有し、被
加圧部の加圧具による操作ボタンの突出し部を前記抜止
め縁部と前記堰との間に形成している請求項1、請求項
2、請求項3または請求項4記載の操作ボタンの取付方
法。
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