JP2594804Y2 - 電気部品における固定接片の固定装置 - Google Patents

電気部品における固定接片の固定装置

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JP2594804Y2
JP2594804Y2 JP1993049828U JP4982893U JP2594804Y2 JP 2594804 Y2 JP2594804 Y2 JP 2594804Y2 JP 1993049828 U JP1993049828 U JP 1993049828U JP 4982893 U JP4982893 U JP 4982893U JP 2594804 Y2 JP2594804 Y2 JP 2594804Y2
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Inventor
禎介 額田
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日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、固定接片を基板に固定
する固定装置に関し、特に固定接片を加締めることによ
り固定接片の固定部の欠所を押し広げるとともに基板の
上下面を挟持して固定する電気部品における固定接片の
固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固定装置は、図6に示す
ように複数の矩形孔8を設けた基板7に、接触片2と固
定部4間に段部5を設けるとともに固定部4と端子3間
に加締部6を設けて一体的に形成した固定接片1を挿入
すると、接触片2が段部5により基板7の上面に載置し
て基板7の下面に加締部6と端子3が突出される。基板
7の下面に突出した加締部6を、治具により切り広げる
ことにより基板7の上面の段部5とで基板7を挟持して
固定接片1を固定するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た固定接片の固定装置は、基板7の上面に固定接片1の
段部5が圧接した状態で基板7の下面の加締部6を切り
広げることにより矩形孔8の縁部に係止して基板7を挟
持するので、基板7の上面の矩形孔8の縁部と固定部4
の側面間に隙間が生じる。この隙間の影響で、固定接片
1の片面はプレス加工時の抜きだれにより丸みをおびて
いる関係から板厚方向に傾いてしまい、複数個の固定接
片が直線上に整列せず、傾いた状態で固定されてしまう
欠点がある。そのため、例えばクリップ状の可動接片が
この固定接片1の接触片2を挟持して摺動する時に接触
片の角部に引っ掛かって摩擦抵抗が大きくなり、操作感
が悪くなる欠点があった。また、端子3側も傾くので、
プリント基板に装着する場合には回路パターンを設けた
孔とピッチとが一致せず、端子曲がりの強制作業を一工
程加えなければならない欠点があった。本考案は、上記
問題点を解決し、基板7に対し固定接片1が垂直に、し
かも強固に固定される電気部品における固定接片の固定
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
解決するために、端子と固定部と接触片とを一体的に形
成した板状の固定接片を基板に設けた矩形孔に挿入し、
前記固定部を加締めて前記固定接片を前記基板に固定す
る固定装置において、前記固定部の両端付近の上面にそ
れぞれ欠所を設けるとともに前記固定部の下方に加締部
を形成し、該加締部を加締めることにより前記欠所を外
方に押し広げて前記矩形孔の縁部に係止するとともに前
記基板の上下面を挟持して固定接片を固定するものであ
る。
【0005】
【作用】本考案によれば、基板に挿入した固定接片の加
締部を切り広げることにより、基板の下面の矩形孔の縁
部に係止するとともに基板の上面に設けた固定部の欠所
を押し広げて基板の上面の矩形孔の縁部も係止状態とな
り、従って、基板の上下面で挟持して固定接片を固定す
るものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本考案の固定接片の固定装置の
正面における要部拡大断面図、図2はその分解斜視図、
図3は本考案の固定接片の固定装置の側面における要部
拡大断面図、図4は本考案の固定接片の要部拡大正面
図、図5は本考案の固定状態を示す斜視図である。
【0007】これらの図において、11は固定接片であ
り、接触片12と固定部14と端子13から形成されて
いる。固定部14は、上端の略中央部に折曲部15を設
けて接触片12と接続し、その折曲部15の左右の固定
部の上端に欠所16が形成される。この欠所16は、外
方に押し広げ易い形状としてV字状やU字状に形成され
ている。また、固定部14の下方には傾斜した段部から
なる加締部17を形成し、略中央部より端子13が突出
されている。本実施例において、この端子13は細長く
形成され、プリント基板に装着するプリント端子となっ
ているが、孔を設けてリード線をはんだ付けにより接続
するはんだ端子等、種々の端子形状が考えられる。19
は基板であり、複数の矩形孔20が形成されているが、
この実施例においては1列に3つの矩形孔20を設け、
しかも2列からなるものであるが、これに限定されず、
1列や複数列、そして、1列に複数個の矩形孔20を設
けたもの等、種々の対応が考えられる。
【0008】図1及び図2に示すように、基板19の矩
形孔20に挿入された固定接片11は、基板19上に折
曲部15が当接されて位置決めされ、刃を設けた加締棒
22により加締部17を外方に切り広げるとともに、基
板19の上面に配設された固定部14の欠所16を傾斜
面を有する受台21により押し広げられることにより固
定部14の両端は矩形孔20の縁部に係止される。この
固定装置を図4により詳細に説明すると、受台21に載
置された欠所16は、加締棒22により加締部17をF
なる力で切り広げると加締部17の両端は矩形孔20の
縁部A及びA’に食いつき状態に係止されるとともに、
欠所16は受台の傾斜面に案内されてFの反力で押し広
げられ、固定部14の側面の上方と矩形孔20の縁部B
及びB’に食いつき状態に係止される。従って、矩形孔
20の上下の縁部で基板19を挟持することになる。
【0009】本実施例の固定接片11は、図2に示すよ
うに複数の固定接片11を連結部18により接続してお
り、基板19に設けた矩形孔20に対応した数の固定接
片11を短冊状に切断して加締作業が行われる。そし
て、基板19に固定接片11を固定した後、連結部18
を切断して図5の状態とし、切断された接触片12の端
面は、クリップ状の可動接片が滑らかに摺動するように
面取り加工が施される。また、固定接片11は、複数個
接続されてなくともよく、単品をそれぞれ矩形孔20に
挿入後、加締作業を行っても良い。なお、本考案は上記
の実施例に限定されるものではなく本考案の趣旨に基づ
いて種々の変形が可能であり、それらを本考案の範囲か
ら排除するものではない。
【0010】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)加締部を有する端子と上面の両端付近のそれぞれ
に欠所を設けた固定部と接触片とを一体的に形成した固
定接片を基板の矩形孔に挿入し、この加締部を切り広げ
ることにより前記欠所の両端を外方に押し広げて矩形孔
の縁部に係止するようにしたので、基板の上下面で固定
接片を固定することになるため、プレス加工時の抜き方
向の丸みに影響されず、固定接片を垂直に固定できる。
特に固定接片が長く突出したものであっても傾くことな
く、垂直に固定される。また、加締作業による加締力の
反力により欠所を押し広げるため、ストレスによる端子
の傾きを防止し、複数個の端子が一列にしかも直線状に
整列させることができる。特にスイッチに適用した場合
には、クリップ状の可動接片の作動が極めて滑らかにな
り、操作性の良いスイッチが得られる。 (2)加締部を有する端子と上面の両端付近のそれぞれ
に欠所を設けた固定部と接触片とを一体的に形成した固
定接片を基板の矩形孔に挿入し、この加締部を切り広げ
ることにより前記欠所を外方に押し広げて矩形孔の縁部
に係止するようにしたので、基板の上下面で端子を固定
することになるため、弱い加締力で端子ガタがなく、強
固に加締められる。 (3)加締部を有する端子と上面の両端付近のそれぞれ
に欠所を設けた固定部と接触片とを一体的に形成した固
定接片を基板の矩形孔に挿入し、加締部を切り広げるこ
とにより前記欠所を外方に押し広げるようにしたので、
基板の上下面にて端子を固定するため、ハンダ付け作業
によるハンダ熱により端子ガタが発生することなく、安
定した端子強度が保たれる。 (4)複数個の固定接片を連ねて短冊状としたので、複
数個の端子を一度に加締めることができるため、作業性
が良く強度の安定した加締めが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面における要部拡大断面図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【図3】本考案の側面における要部拡大断面図である。
【図4】本考案の固定接片の要部拡大正面図である。
【図5】本考案の固定状態を示す斜視図である。
【図6】従来の正面における要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11 固定接片 12 接触片 13 端子 14 固定部 15 折曲部 16 欠所 17 加締部 18 連結部 19 基板 20 矩形孔 21 受台 22 加締棒
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 1/58 H01H 11/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子と固定部と接触片とを一体的に形成
    した板状の固定接片を基板に設けた矩形孔に挿入し、前
    記固定部を加締めて前記基板に前記固定接片を固定する
    固定装置において、前記固定部の両端付近の上面にそれ
    ぞれ欠所を設けるとともに前記固定部の下方に加締部を
    形成し、該加締部を加締めることにより前記欠所を外方
    に押し広げて前記矩形孔の縁部に係合させるとともに前
    記基板の上下面を挟持して固定することを特徴とした電
    気部品における固定接片の固定装置。
  2. 【請求項2】 複数個の固定接片を連ねて短冊状に形成
    した請求項1記載の電気部品における固定接片の固定装
    置。
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