JPH04109563A - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH04109563A
JPH04109563A JP22931390A JP22931390A JPH04109563A JP H04109563 A JPH04109563 A JP H04109563A JP 22931390 A JP22931390 A JP 22931390A JP 22931390 A JP22931390 A JP 22931390A JP H04109563 A JPH04109563 A JP H04109563A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、プリント配線基板などに用いられる端子装置
に係り、とくに、電線が鎖錠接続される鎖錠端子を備え
たものに関する。
(従来の技術) 従来、第5図に示すように、合成樹脂により下面を開口
した面形状に成形された端子台本体1内に、導電性を有
する金属板を屈曲形成してなるほぼ矩形枠状の鎖錠端子
2を嵌合し、この鎖錠端子2の底板部3にプリント配線
基板に接続されるピン部4を下方へ切り起こし形成した
プリント配線基板用端子装置が知られている。そして、
前記鎖錠端子2は、底板部3と、一対の側板部5.6と
、一方の側板部5の先端から屈曲した板ばね部7とが一
体に形成された構造になっており、前記端子台本体1の
上面部に形成された電線通孔8から電線を挿入すると、
この電線が鎖錠端子2の電線受は部としての他方の側板
部6と板ばね部7の先端との間に挟まれて鎖錠接続され
るようになっている。また、前記端子台本体1の上面部
に形成されたボタン通孔9.にはリリースボタン10が
上下方向へ貫通支持されており、このリリースボタン1
0を下方へ押すと、リリースボタン10により板ばね部
7が下方へ押圧されて電線から離反し、電線に対する鎖
錠が解除されて、この電線を引き抜けるようになってい
る。
ところで、この種のプリント配線基板用端子装置におい
ては、とくにプリント配線基板の組立試験などで、軟ら
かい電線の代わりに、試験用ピンを電線通孔8に挿入し
て通電試験を行なうことがある。その際、試験用ピンは
、硬質のものが使用されることが多いが、このような硬
質の試験用ピンが挿入された状態で、この試験用ピンに
よりこじられたとき、板はね部7は、この板ばね部7の
応力限界を越えて、塑性変形してしまうおそれがあった
。このような塑性変形は、その後の電線の鎖錠接続の確
実性を損なうことになる。
そこで、これを防止するために、従来は、第6図にも示
すように、板ばね部7の先端部両側に小突片11を形成
するとともに、端子台本体1における板ばね部7の変形
方向に沿う両側壁の内面に、板ばね部7が電線通孔8か
ら離れる方向へ変形したとき、この方向から板ばね部7
の小突片11が当たるストッパー突部12をそれぞれ一
体に形成した構造が採られた。すなわち、これらストッ
パー突部12により、板ばね部7が必要以上に曲がらな
いようにして、この板ばね部7に塑性変形が生じないよ
うにしている。
ところで、端子台本体1が合成樹脂製であるために、こ
の端子台本体1の内面からのストッパー突部12の突出
長(A寸法)を長くすると、このストッパー突部12が
強度不足になり、この強度不足を補うために、ストッパ
ー突部12の肉厚を大きくすると、成形時に端子台本体
1にひけが生じ、外観が悪くなるなどの問題が起きる。
したがって、A寸法は小さくしなければならない。その
結果、端子台本体1の内面と板ばね部7との間の隙間(
8寸法)も小さくしなければならず、この板ばね部7は
端子台本体1の内面に接近することになる。
しかし、このように8寸法が小さいと、端子台本体1が
わずかに変形したり、ひずんだりしただけで、板ばね部
7の両側が端子台本体1の内面に接触するおそれがある
。そして、このように板ばね部7の両側か端子台本体1
に接触すると、電線を着脱する際に、板ばね部7が円滑
に変形しなくなり、最悪の場合には動かなくなる。実際
、前記端子装置は、プリント配線基板に取付けられた状
態で使用されるものであるから、ピン部4をプリント配
線基板に半田付けするときの熱、あるいは、複数の端子
台本体を連結するときやプリント配線基板を電気機器に
取付けるときの荷重などにより、端子台本体1の変形や
ひずみが生じやすく、板ばね部7の両側が端子台本体1
に接触するおそれは大きい。なお、手作業により半田付
けを行なうならば、端子台本体1はそれほど熱くならな
いが、自動半田付けを行なう場合には、プリント配線基
板とともに端子台本体1全体が半田槽内に入るため、こ
の端子台本体1はかなり熱くなる。
また、前記従来のプリント配線基板用端子装置では、鎖
錠端子2の平面形状が長方形状になっており、鎖錠端子
2を前後左右逆に端子台本体1内に組込むことができる
ため、端子台本体1に対する鎖錠端子2の上下の方向性
は間違えないとしても、前後左右の方向性は間違えやす
く、誤組立が生じやすかった。
(発明が解決しようとする課題) 前述のように、従来の端子装置においては、試験用ピン
を鎖錠端子へ挿入したときなどに、この鎖錠端子の板ば
ね部の過度の変形を防止するためのストッパー突部を合
成樹脂製の端子台本体に一体に形成していたため、スト
ッパー突部に十分な強度をもたせることと、電線の着脱
時に板ばね部が円滑に変形できるようにすることとを両
立できない問題があった。また、鎖錠端子を前後左右逆
に端子台本体内に組込むことができるため、誤組立が生
じやすい問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、十分な強度をもって鎖錠端子の板ばね部の過度の変形
を防止できるとともに、電線の接続時などにおける板ば
ね部の円滑な変形が損なわれることのない端子装置を提
供することを目的とするものである。
さらに、この端子装置において、簡単な構造で、誤組立
の防止を図ることを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の端子装置は、外部から挿入される電
線が鎖錠接続される鎖錠端子を備え、この鎖錠端子は、
電線受は部と、この電線受は部とともに前記電線を弾性
的に挟着する板ばね部とを有するものにおいて、前記前
者の目的を達成するために、前記鎖錠端子に、前記板ば
ね部へ向けて延びこの板ばね部に前記電線の挿入方向と
反対方向から対向するストッパー片を一体に切り起こし
形成したものである。
それに加えて、請求項2の端子装置は、外部から電線が
挿入される電線通孔を有し前記鎖錠端子が内部に組込ま
れる端子台本体をも備え、前記鎖錠端子は、底板部と、
この底板部の両端からそれぞれ同方向へ屈曲した一対の
側板部と、これら両側板部のうちの一方の側板部の先端
部から他方の側板部へ向けて延び前記電線通孔に臨んで
位置して前記電線受は部である他方の側板部の内面とと
もに前記電線を弾性的に挟着する前記板はね部とを有す
るものにおいて、前記後者の目的をも達成するために、
前記一方の側板部に、前記板ばね部に前記電線通孔と反
対側から対向する前記ストッパー片を形成し、前記端子
台本体の内面に、前記鎖錠端子においてストッパー片の
切り起こしにより生じた孔部に係合される位置決め突部
を形成したものである。
(作用) 本発明の請求項1の端子装置では、たとえば試験用ピン
や電線を外部から挿入すると、試験用ピンまたは電線が
、鎖錠端子の板ばね部と電線受は部とにより弾性的に挟
着され、鎖錠端子に鎖錠接続される。このとき、板ばね
部は、電線受は部から離れる方向へ変形する。とくに、
たとえば通電試験のために硬質の試験用ピンが接続され
たとき、この試験用ピンによりこじられたとしても、鎖
錠端子に一体に形成され板ばね部へ向けて延びるストッ
パー片に板ばね部が電線の挿入方向から当接することに
より、板ばね部の過度の変形が十分な強度をもって防止
され、この板ばね部が応力限界を越えて塑性変形してし
まうことが確実に防止される。これは、板ばね部の幅に
関係なく可能であるが、この板ばね部の幅をある程度小
さ(しておけば、鎖錠端子が端子台本体内に組込まれる
ものである場合、この端子台本体が半田付は時に加わる
熱や組立時に加わる荷重により変形したりしても、端子
台本体の内面に板ばね部の両側が接触しないようにてき
る。
さらに、請求項2の端子装置では、鎖錠端子が端子台本
体内に組込まれるが、その電線通孔に外部から挿入され
た電線が、鎖錠端子の板ばね部と電線受は部である他方
の側板部の内面とにより挟着される。また、端子台本体
内に鎖錠端子を組込むとき、鎖錠端子の一方の側板部に
おけるストッパー片の切り起こし跡の孔部に端子台本体
の内面の位置決め突部が係合するようにする。これによ
り、一方の側板部と他方の側板部とが逆になった状態で
、鎖錠端子か端子台本体に組込まれてしまうことが防止
される。
(実施例) 以下、本発明の端子装置の一実施例の構成を第1図ない
し第4図に基づいて説明する。なお、この実施例の端子
装置は、プリント配線基板用のものである。
21は合成樹脂たとえばポリアミドなどの絶縁体により
成形された端子台本体で、この端子台本体21は、下面
を開口した面形状になっている。また、前記端子台本体
21内は、左右方向中央部に形成された隔壁22により
、左右一対のほぼ直方体状の端子収納室23に区画され
ている。そして、これら端子収納室23にそれぞれ臨ん
で前記端子台本体21の上面部には、左右一対の電線通
孔24が後側に上下方向へ貫通形成されているとともに
、左右−対のボタン通孔25が前側に上下方向へ貫通形
成されている。前記電線通孔24は、丸孔状で下部が下
方へ向かってテーパ状になっている。また、前記ボタン
通孔25は、角孔状で後面下部に後方へ向かって下降す
る傾斜面26を有している。さらに、前記両ボタン通孔
25の前側の左右の角部には、上下方向に抜ける逃げ凹
部27がそれぞれ形成されている。
そして、前記端子台本体21の上面には、前記各ボタン
通孔25の左右両側方にそれぞれ位置して壁体28が垂
直に突出形成されている。これら壁体28は、前記ボタ
ン通孔25よりも前側、後側それに上側方向へ突出して
いる。
また、前記各端子収納室23にそれぞれ臨んで端子台本
体21の前面部には左右一対の係止孔31が貫通形成さ
れている。また、前記各端子収納室23内の左右両側面
の前縁部と後縁部とには、下方へ抜ける溝部32.33
がそれぞれ凹状に形成されている。さらに、前記各端子
収納室23内の前面上部には、上下方向へ延びる位置決
め突部34がそれぞれ形成されている。
さらに、前記端子台本体21の正面から見て右側の外側
面には、外方へ向かって拡幅する連結凸部36が形成さ
れている。一方、端子台本体21の左側の外側面には、
他の端子台本体21の連結凸部36が係合される連結凹
部37が形成されている。
41は左右一対の鎖錠端子で、これら鎖錠端子41は、
それぞれ、弾性に優れたステンレスを基板材とし導電性
に優れた銅を片面被覆材とする2層のクラツド鋼を銅価
の面が内面となるようにプレス加工などにより屈曲形成
して構成したものである。
そして、前記各鎖錠端子41は、はぼ長方形状の底板部
42と、この底板部42の前後両端縁からそれぞれ上方
へ垂直に屈曲された一対の側板部43゜44と、これら
側板部43.44のうちの前側の一方の側板部43の先
端縁から電線受は部としての後側の他方の側板部44へ
向けて滑らかにかつ鋭角をなして屈曲された板ばね部4
5とを一体に有しており、側面視はぼ矩形の枠状に形成
されている。なお、前記板ばね部45は、自然状態にあ
って、後側の側板部44の内面に先端が圧接するように
なっている。
また、前記底板部42および板ばね部45の左右方向の
幅は、両側板部43.44の左右方向の幅よりも若干小
さくなっている。さらに、前記板ばね部45の左右方向
の幅は、相対向する前記溝部32.33の開LJ間距離
よりも若干小さくなっている。そして、前記各鎖錠端子
41は、前記端子台本体21の各端子収納室23内にそ
れぞれ嵌合されるものであり、また、各側板部43.4
4の左右両側縁部が前記各端子収納室23の各溝部32
.33にそれぞれ挿入されるとともに、板ばね部45の
先端部が前記各電線通孔24の下方に臨んで位置するも
のである。
また、前記前側の側板部43の左右−側縁部には、前記
端子台本体21の係止孔31に係合される前側係止片4
6が上側を基部側として切り起こし形成されている。一
方、前記後側の側板部44の左右両側縁部には、前記端
子台本体21内の後面に圧接される後側係止片47が上
側を基部側としてそれぞれ切り起こし形成されている。
さらに、前記前側の側板部43の中央部には、ストッパ
ー片48が下側を基部側としてかつ鋭角をなして切り起
こし形成されている。このストッパー片48は、前記板
ばね部45へ向けて延びており、この板ばね部45に先
端が前記電線通孔24と反対側から近接対向している。
なお、鎖錠端子41において前記ストッパー片48の切
り起こしにより生じた孔部49は、板ばね部45の基部
まで延びており、前記端子台本体21の内面の位置決め
突部34に係合されるものである。
そして、前記底板部42には、プリント配線基板(図示
しない)への接続用のピン部50が下方へ垂直に切り起
こし形成されている。
51は合成樹脂たとえばポリアミドなどの絶縁体により
成形された左右一対のリリースボタンで、これらリリー
スボタン51は、前記端子台本体21の各ボタン通孔2
5にそれぞれ上下方向へ摺動自在に貫通支持されている
。なお、リリースボタン51の上部におけるボタン通孔
25に貫通された嵌合部52は、水平断面はぼ長方形状
になっており、その縦横の寸法がボタン通孔25の縦横
の寸法とそれぞれほぼ等しくなっている。
また、前記各リリースボタン51の下部には、前記ボタ
ン通孔25の傾斜面26に沿う傾斜部53が形成されて
おり、この傾斜部53は、切り溝54により左右方向へ
弾性的に縮幅可能になっている。そして、前記傾斜部5
3の下方後側に形成された押圧部55が前記鎖錠端子4
1の板ばね部45に上方から当接されている。また、前
記押圧部55の左右両側部は前記嵌合部52および傾斜
部53よりも左右両側方へ突出しており、押圧部55の
左右両側部が前記各端子収納室23内の上面に係合され
て、前記端子台本体21に対しリリースボタン51が抜
は止めされている。また、このリリースボタン51のボ
タン通孔25より上方へ突出した上端部には没入防止用
のフランジ部56が形成されている。さらに、このフラ
ンジ部56の上面には、工具係合用の係合凹部57が形
成されている。
なお、前記各リリースボタン51の端子台本体21から
外方へ突出した部分は、その2対の壁体28により、そ
れぞれ左右両側から全体的に覆われている。
つぎに、前記端子装置の組立方法について説明する。
各リリースボタン51は、端子台本体21の各ボタン通
孔25に上側外方から挿入する。そうすると、リリース
ボタン51の傾斜部53がいったん縮幅して、その押圧
部55の左右両側部がボタン通孔25をのり越え、各端
子収納室23内の上面に係合される。
また、一対の鎖錠端子41をその両側板部43゜44の
先端側から端子台本体2jの各端子収納室23内にその
下面開口を介して嵌合する。それに伴って、各側板部4
3.44における板ばね部45よりも突出した左右両側
縁部が各端子収納室23の溝部32.33にそれぞれ挿
入されるとともに、前側の側板部43におけるストッパ
ー片48の切り起こし跡の孔部49に位置決め突部34
が嵌合される。また、嵌合完了時には、前側の側板部4
3の係止片46が端子台本体21の係止孔31に係合さ
れる。これとともに、後側の側板部44の係止片47が
端子台本体21内の後面に圧接されて、この端子台本体
21に鎖錠端子41がしっかりと保持されて固定される
なお、この組付は状態で、リリースボタン51によって
板ばね部45が上方から押されることにより、この板ば
ね部45の先端が後側の側板部44の内面から若干離間
して位置する。
ところで、端子台本体21内に鎖錠端子41を組込むと
き、この鎖錠端子41を誤って前後左右逆向きに組込も
うとしても、後側の側板部44の先端が端子台本体21
内の位置決め突部34の下端に当たるので、組込むこと
はてきない。したがって、前側の側板部43と後側の側
板部44とが逆になった状態で、鎖錠端子41が端子台
本体21に組込まれてしまうことが確実に防止される。
しかも、このような誤組立の防止のために、鎖錠端子4
1におけるストッパー片48の切り起こし跡の孔部49
を利用したので、構造を簡単にでき、加工部位も少なく
て済み、製造上有利である。
つぎに、前記端子装置の使用について説明する。
必要に応じて、連結凸部36と連結口137とを係合さ
せることにより、複数個の端子台本体21を左右方向に
並べて連結する。
そして、端子装置をプリント配線基板上に取付ける。す
なわち、鎖錠端子41の底板部42のピン部50を半田
付けによりプリント配線基板に機械的かつ電気的に接続
する。
また、電線接続時には、電線通孔24を介して端子台本
体21内に上側外方から電線61を押入する。
そうすると、この電線61が、鎖錠端子41の後側の側
板部44の内面と板ばね部45の先端との間に弾性的に
挟着されて、鎖錠端子41に鎖錠接続される。
このとき、板ばね部45は、後側の側板部44から離れ
る方向へ屈曲変形する。そして、この状態で、電線61
が、板ばね部45により機械的に保持されるとともに、
とくに後側の側板部44および底板部42を介してプリ
ント配線基板に電気的に接続される。
また、鎖錠接続された電線61を外すには、リリースボ
タン51の外側の上面を下方へ押して、このリリースボ
タン51を端子台本体21内へ向けて摺動させる。そう
すると、リリースボタン51により板ばね部45が下方
へ押圧されて、この板ばね部45が弾性変位し、電線6
1から離反するので、この状態で、電線61を引き抜く
ところで、とくにプリント配線基板の組立試験などでは
、軟らかい電線61の代わりに、硬質の試験用ピンを前
述のように電線通孔24に挿入し鎖錠端子41に鎖錠接
続して、通電試験を行なうことがある。このとき、試験
用ピンによりこじられたとしでも、鎖錠端子41のスト
ッパー片48に板はね部45が電線通孔24側から、す
なわち、試験用ピンの挿入方向から垂直に当接すること
により、板ばね部45の過度の変形が防止され、この板
ばね部が応力限界を越えて塑性変形してしまうことが防
止される。そして、ストッパー片48はステンレスなと
からなり強度の高い鎖錠端子41に一体に形成されてい
るので、板ばね部45の過度の変形は十分な強度をもっ
て確実に防止される。したがって、その後の電線61の
鎖錠接続か不確実なものとなることがなく、信頼性か向
上する。これとともに、板はね部45の過度の変形の防
止のために、部品点数が増えることがない。
なお、ストッパー片48および板ばね部45の図示のよ
うな位置および角度関係は、板ばね部45の過度の変形
を確実に防止でき、かつ、電線61なとの着脱に際して
は板ばね部45が十分に変形できるように設定されたも
のである。
また、鎖錠端子41と一体のストッパー片48による板
ばね部45の過度の変形防止は、板ばね部45の幅に関
係なく可能であり、この幅の設定に対して制約にならな
い。すなわち、鎖錠端子41にストッパー片48を形成
したので、端子台本体2Iと鎖錠端子41との関係は、
単にこの鎖錠端子4Iの固定のみであり、板ばね部45
の幅を端子収納室23内の左右方向寸法よりもある程度
小さくすることができるが、これにより、半田付は時に
加わる熱や組立時に加わる荷重により端子台本体21が
変形したりしても、この端子台本体21の内面に板ばね
部45の左右両側が接触しないようにできる。そのため
、電線61などの着脱時における板ばね部45の円滑な
変形は損なわれることがない。
なお、前記実施例では、1つの端子台本体2I内に一対
の鎖錠端子41を設けた構造について説明したが、1つ
の端子台本体2I内に鎖錠端子41を1つのみ設けても
よいし、また、1つの端子台本体21内に3つ以上の鎖
錠端子4Iを並設してもよい。
また、前記実施例では、底板部42および両側板部43
.44からなる鎖錠端子41の本体部に板ばね部45を
一体に形成したが、鎖錠端子は、本体部にこれとは別体
の板ばねを溶接あるいは他の手段により固定したもので
あってもよい。この場合、ストッパー片は、本体部に形
成してもよいし、板ばねに形成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、つぎのような効果が得られる。
請求項1の端子装置では、鎖錠端子自体に、この鎖錠端
子の板ばね部の過度の変形を防止するためのストッパー
片を一体に切り起こし形成したので、たとえば通電試験
時に鎖錠端子に接続された硬質の試験用ピンによりこじ
られるなどしても、十分な強度をもって鎖錠端子の板ば
ね部の過度の変形を防止できて、この板ばねの塑性変形
を確実に防止でき、したがって、その後の電線の鎖錠接
続の確実性が損なわれることがなくて、信頼性が向上し
、また、板ばね部の過度の変形防止のために、部品点数
が増えることもない。これとともに、とくに鎖錠端子が
端子台本体内に組込まれるような場合、鎖錠端子と一体
のストッパー片による板ばね部の過度の変形防止は、板
ばね部の幅の設定に対して制約にならず、この幅をある
稈度小さくできるので、半田付は時に加わる熱や組立時
に加わる荷重により端子台本体が変形したりしても、こ
の端子台本体の内面に板ばね部の両側が接触しないよう
にでき、電線の接続時などにおける板ばね部の円滑な変
形か損なわれないようにできる。
また、請求項2の端子装置では、鎖錠端子が、底板部と
、一対の側板部と、一方の側板部の先端部から他方の側
板部へ向けて延びる前記板ばね部とを有し、端子台本体
内に組込まれるものになっているが、一方の側板部に前
記ストッパー片を形成し、端子台本体の内面に、鎖錠端
子においてストッパー片の切り起こしにより生じた孔部
に係合される位置決め突部を形成したので、一方の側板
部と他方の側板部とが逆になった状態て鎖錠端子が端子
台本体内に組込まれてしまうことを確実に防止でき、し
かも、このような誤組立の防止のために、ストッパー片
の切り起こし跡の孔部を利用したので、構造を簡単にて
き、加工部位も少なくて済み、製造上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の端子装置の一実施例を示す第4図のa
−a視断面図、第2図は同上第1図のb−b視断面図、
第3図は同上一部を断面にした平面図、第4図は同上正
面図、第5図は従来の端子装置の一例を示す縦断面図、
第6図は同上一部の水平断面図である。 21・・端子台本体、24・・電線通孔、34・・位置
決め突部、41・・鎖錠端子、42・・底板部、43・
・一方の側板部、44・・電線受は部としての他方の側
板部、45・・板ばね部、48・・ストッパー片、49
・・ストッパー片の切り起こしにより生じた孔部、61
・・電線。 −40’t

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外部から挿入される電線が鎖錠接続される鎖錠端
    子を備え、この鎖錠端子は、電線受け部と、この電線受
    け部とともに前記電線を弾性的に挟着する板ばね部とを
    有し、前記鎖錠端子に、前記板ばね部へ向けて延びこの
    板ばね部に前記電線の挿入方向と反対方向から対向する
    ストッパー片を一体に切り起こし形成したことを特徴と
    する端子装置。
  2. (2)外部から電線が挿入される電線通孔を有し前記鎖
    錠端子が内部に組込まれる端子台本体を備え、前記鎖錠
    端子は、底板部と、この底板部の両端からそれぞれ同方
    向へ屈曲した一対の側板部と、これら両側板部のうちの
    一方の側板部の先端部から他方の側板部へ向けて延び前
    記電線通孔に臨んで位置して前記他方の側板部の内面と
    ともに前記電線を弾性的に挟着する前記板ばね部とを有
    し、前記一方の側板部に、前記板ばね部に前記電線通孔
    と反対側から対向する前記ストッパー片を形成し、前記
    端子台本体の内面に、前記鎖錠端子においてストッパー
    片の切り起こしにより生じた孔部に係合される位置決め
    突部を形成したことを特徴とする請求項1記載の端子装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453028A (en) * 1994-05-11 1995-09-26 Molex Incorporated Electrical connector
US5876237A (en) * 1994-05-11 1999-03-02 Molex Incorporated Electrical connector
JP2000002366A (ja) * 1998-06-18 2000-01-07 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持具
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JP2017514282A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 ヴァーゴ・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフト・エムベーハー 導体接続端子

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