JPH07282916A - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents
フラットケーブル用コネクタInfo
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- JPH07282916A JPH07282916A JP6095805A JP9580594A JPH07282916A JP H07282916 A JPH07282916 A JP H07282916A JP 6095805 A JP6095805 A JP 6095805A JP 9580594 A JP9580594 A JP 9580594A JP H07282916 A JPH07282916 A JP H07282916A
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- housing
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- cable
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/10—Sockets for co-operation with pins or blades
- H01R13/11—Resilient sockets
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- H—ELECTRICITY
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/77—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/79—Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
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- H01R12/51—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
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- H01R12/57—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals surface mounting terminals
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/16—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/20—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for assembling or disassembling contact members with insulating base, case or sleeve
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フラットケーブルの差し込み作業を円滑に行
うことができるようにする。 【構成】 ハウジング１の内部にはターミナル１７が組
み込まれる複数のターミナル受け孔２と、これに連通す
るケーブル挿入室６を形成しておく。一方、フラットケ
ーブル４はその先端部を係止部材５に接着固定し、係止
部材５と共にケーブル挿入室６へ差し込む。このとき、
係止部材５に形成された係止突起２３がハウジング１側
の係止溝２４に係合するため、フラットケーブル４は係
止部材５と共にハウジング１からの抜けが規制される。
うことができるようにする。 【構成】 ハウジング１の内部にはターミナル１７が組
み込まれる複数のターミナル受け孔２と、これに連通す
るケーブル挿入室６を形成しておく。一方、フラットケ
ーブル４はその先端部を係止部材５に接着固定し、係止
部材５と共にケーブル挿入室６へ差し込む。このとき、
係止部材５に形成された係止突起２３がハウジング１側
の係止溝２４に係合するため、フラットケーブル４は係
止部材５と共にハウジング１からの抜けが規制される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、フラットケーブル用
コネクタに関するものである。
コネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ＦＰＣ（フレキシブルプリン
テッドサーキット）やリボン電線等の絶縁シートにフレ
キシブルに導電体を所要間隔をあけて並設した平型電線
（フラットケーブル）と、ターミナルとを接続するコネ
クタが知られている。その一例として、図６に示すタイ
プのものがある。
テッドサーキット）やリボン電線等の絶縁シートにフレ
キシブルに導電体を所要間隔をあけて並設した平型電線
（フラットケーブル）と、ターミナルとを接続するコネ
クタが知られている。その一例として、図６に示すタイ
プのものがある。
【０００３】このものは、コネクタのハウジング４０内
の後部にはフラットケーブル４１の先端側が挿入される
ケーブル挿入室４２が形成され、前部側にはフォーク状
のターミナル４３が挿入されるターミナル挿入室４４が
複数室に区画形成され、それぞれはフラットケーブル４
１と接続可能となっている。また、コネクタハウジング
４０の後部側にはフラットケーブル４１を固定するため
のスライド部材４５が押し込み操作可能に組み付けられ
ている。スライド部材４５は左右両端部に一対の腕部４
６を有し、これらがハウジング４０の両側面に二つの位
置で係合するようになっている。その一つの位置が図
６、図７（Ａ）に示す仮係止位置（フラットケーブル４
１が挿入可能な位置）であり、他の一つが図７（Ｂ）に
示す本係止位置（フラットケーブル４１が抜け止めされ
る位置）である。すなわち、仮係止の位置においてフラ
ットケーブル４１をコネクタハウジング４０内に差し込
み、スライド部材４５の後部を押圧してスライド部材４
５全体をハウジング４０内に押し込む。すると、スライ
ド部材４５の押圧部４７がハウジング４０内に進入し、
フラットケーブル４１を押し下げてターミナル４３側に
圧接させるため、フラットケーブル４１はその間の摩擦
力によって抜け止め状態に保持されるのである。
の後部にはフラットケーブル４１の先端側が挿入される
ケーブル挿入室４２が形成され、前部側にはフォーク状
のターミナル４３が挿入されるターミナル挿入室４４が
複数室に区画形成され、それぞれはフラットケーブル４
１と接続可能となっている。また、コネクタハウジング
４０の後部側にはフラットケーブル４１を固定するため
のスライド部材４５が押し込み操作可能に組み付けられ
ている。スライド部材４５は左右両端部に一対の腕部４
６を有し、これらがハウジング４０の両側面に二つの位
置で係合するようになっている。その一つの位置が図
６、図７（Ａ）に示す仮係止位置（フラットケーブル４
１が挿入可能な位置）であり、他の一つが図７（Ｂ）に
示す本係止位置（フラットケーブル４１が抜け止めされ
る位置）である。すなわち、仮係止の位置においてフラ
ットケーブル４１をコネクタハウジング４０内に差し込
み、スライド部材４５の後部を押圧してスライド部材４
５全体をハウジング４０内に押し込む。すると、スライ
ド部材４５の押圧部４７がハウジング４０内に進入し、
フラットケーブル４１を押し下げてターミナル４３側に
圧接させるため、フラットケーブル４１はその間の摩擦
力によって抜け止め状態に保持されるのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
コネクタによる場合には、以下のような問題点があっ
た。すなわち、最近ではコネクタは益々小型化の傾向に
あり、具体的な寸法例を示すと幅が約１５ｍｍ、高さ約
２．５ｍｍ程度である。しかも、フラットケーブルが差
し込まれる部分はスライド部材によって、ケーブル挿入
室４２の開口をきわめて狭いものとしており、このよう
な狭小の開口に可撓性の高いフラットケーブル４１を挿
入するのは容易でない。また、図７に示すもののよう
に、下接点タイプと呼ばれるようなフラットケーブル４
１をスライド部材４５の下方を通して挿入するタイプの
ものでは、スライド部材４５が障害となって挿入作業が
し難いものとなる。さらに、図のタイプのものではスラ
イド部材４５を仮係止位置に保持した状態でフラットケ
ーブル４１の挿入・固定現場へ搬入されるのであるが、
搬入の途上でコネクタ同士の接触等によってスライド部
材４５が本係止位置まで押し込まれてしまうことがあ
る。このようになってしまったものでは、再度仮係止位
置に戻す修復作業が必要になってしまう。
コネクタによる場合には、以下のような問題点があっ
た。すなわち、最近ではコネクタは益々小型化の傾向に
あり、具体的な寸法例を示すと幅が約１５ｍｍ、高さ約
２．５ｍｍ程度である。しかも、フラットケーブルが差
し込まれる部分はスライド部材によって、ケーブル挿入
室４２の開口をきわめて狭いものとしており、このよう
な狭小の開口に可撓性の高いフラットケーブル４１を挿
入するのは容易でない。また、図７に示すもののよう
に、下接点タイプと呼ばれるようなフラットケーブル４
１をスライド部材４５の下方を通して挿入するタイプの
ものでは、スライド部材４５が障害となって挿入作業が
し難いものとなる。さらに、図のタイプのものではスラ
イド部材４５を仮係止位置に保持した状態でフラットケ
ーブル４１の挿入・固定現場へ搬入されるのであるが、
搬入の途上でコネクタ同士の接触等によってスライド部
材４５が本係止位置まで押し込まれてしまうことがあ
る。このようになってしまったものでは、再度仮係止位
置に戻す修復作業が必要になってしまう。
【０００５】さらに、フラットケーブル４１の保持力は
スライド部材４５の押圧部４７の押し込みに伴うターミ
ナル４３との圧接力にのみ依存するものであるため、極
数の少ないコネクタにおいては充分な保持力が得られに
くく、フラットケーブル４１の抜けが懸念される。
スライド部材４５の押圧部４７の押し込みに伴うターミ
ナル４３との圧接力にのみ依存するものであるため、極
数の少ないコネクタにおいては充分な保持力が得られに
くく、フラットケーブル４１の抜けが懸念される。
【０００６】さらにまた、ターミナル４３は個別にター
ミナル挿入室４４に挿入されているため、挿入作業が低
効率となる、という問題点も指摘されていた。
ミナル挿入室４４に挿入されているため、挿入作業が低
効率となる、という問題点も指摘されていた。
【０００７】本発明は上記した事情に鑑みて開発工夫さ
れたものであり、その目的とするところはフラットケー
ブル、ターミナルの挿入作業を円滑に行うことができる
フラットケーブル用コネクタを提供することである。
れたものであり、その目的とするところはフラットケー
ブル、ターミナルの挿入作業を円滑に行うことができる
フラットケーブル用コネクタを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項１の発明の構成は、コネクタハウジングの後
部にはフラットケーブルの先端側が挿入されるケーブル
挿入室が形成され、前部にはこのケーブル挿入室に連通
しかつ前記フラットケーブルに接続可能なターミナルが
挿入されるターミナル受け孔が形成される一方、前記フ
ラットケーブルの先端部にはターミナルとの対向面を露
出させた状態で係止部材が固定されるとともに、この係
止部材は前記ケーブル挿入室に差し込み可能に形成され
かつ前記コネクタハウジング側と係合可能な抜け止め手
段が備えていることを特徴とするものである。
めの請求項１の発明の構成は、コネクタハウジングの後
部にはフラットケーブルの先端側が挿入されるケーブル
挿入室が形成され、前部にはこのケーブル挿入室に連通
しかつ前記フラットケーブルに接続可能なターミナルが
挿入されるターミナル受け孔が形成される一方、前記フ
ラットケーブルの先端部にはターミナルとの対向面を露
出させた状態で係止部材が固定されるとともに、この係
止部材は前記ケーブル挿入室に差し込み可能に形成され
かつ前記コネクタハウジング側と係合可能な抜け止め手
段が備えていることを特徴とするものである。
【０００９】また、請求項２の発明はコネクタハウジン
グの後部にはフラットケーブルの先端側が挿入されるケ
ーブル挿入室を有し、前部にはこのケーブル挿入室に連
通しかつ前記フラットケーブルに接続可能な複数のター
ミナルが挿入されるターミナル受け孔が形成され、しか
も前記各ターミナルはその基部側がターミナルの組み込
み時に切断される接続部を介して一体化されていること
を特徴とするものである。
グの後部にはフラットケーブルの先端側が挿入されるケ
ーブル挿入室を有し、前部にはこのケーブル挿入室に連
通しかつ前記フラットケーブルに接続可能な複数のター
ミナルが挿入されるターミナル受け孔が形成され、しか
も前記各ターミナルはその基部側がターミナルの組み込
み時に切断される接続部を介して一体化されていること
を特徴とするものである。
【００１０】さらに、請求項３の発明は請求項１の発明
において前記コネクタハウジングと前記係止部材とは異
種材料によって形成されていることを特徴とするもので
ある。
において前記コネクタハウジングと前記係止部材とは異
種材料によって形成されていることを特徴とするもので
ある。
【００１１】
【作用】請求項１の発明によれば、フラットケーブルの
先端側には係止部材が取り付けられており、フラットケ
ーブルはコネクタハウジングのケーブル挿入室へ係止部
材と共に挿入され、ターミナル受け孔に挿入されている
ターミナルと接続される。そして、係止部材がケーブル
挿入室へ挿入されると抜け止め手段がコネクタハウジン
グと係合するため、フラットケーブルは抜け止め状態で
保持される。
先端側には係止部材が取り付けられており、フラットケ
ーブルはコネクタハウジングのケーブル挿入室へ係止部
材と共に挿入され、ターミナル受け孔に挿入されている
ターミナルと接続される。そして、係止部材がケーブル
挿入室へ挿入されると抜け止め手段がコネクタハウジン
グと係合するため、フラットケーブルは抜け止め状態で
保持される。
【００１２】請求項２の発明によれば、ターミナルが接
続部によって予めユニット化されているため、ターミナ
ル受け孔への挿入作業は一括して行われる。そして、挿
入後に接続部は切断され各ターミナルは分離される。
続部によって予めユニット化されているため、ターミナ
ル受け孔への挿入作業は一括して行われる。そして、挿
入後に接続部は切断され各ターミナルは分離される。
【００１３】また、請求項３の発明によれば、コネクタ
ハウジングはプリント基板等にリフロー半田付けされる
ことがあり、このような事態を考慮して耐熱材料で成形
されることが望ましいのであるが、フラットケーブルを
固定するための係止部材は別体構成であるため、係止部
材については材料の選択において耐熱性が要求されな
い。
ハウジングはプリント基板等にリフロー半田付けされる
ことがあり、このような事態を考慮して耐熱材料で成形
されることが望ましいのであるが、フラットケーブルを
固定するための係止部材は別体構成であるため、係止部
材については材料の選択において耐熱性が要求されな
い。
【００１４】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。請求項
１の発明では、コネクタハウジングを係止部材と別体構
成としたため、ケーブル挿入室の入り口部分の開口を全
開させることができ、またフラットケーブルの先端部に
剛性の高い係止部材を取付け、フラットケーブルの挿入
作業においてこの係止部材と共にケーブル挿入孔に挿入
できるようにしたため、挿入作業を円滑に行うことがで
きる。また、フラットケーブルは係止部材に固定され、
係止部材を介してコネクタハウジングに取り付けるよう
にしたため、従来のように直接フラットケーブルを圧接
して保持する形式に比較して抜けに対する保持力が高め
られ、また極数に無関係に所定の保持力が得られる。
１の発明では、コネクタハウジングを係止部材と別体構
成としたため、ケーブル挿入室の入り口部分の開口を全
開させることができ、またフラットケーブルの先端部に
剛性の高い係止部材を取付け、フラットケーブルの挿入
作業においてこの係止部材と共にケーブル挿入孔に挿入
できるようにしたため、挿入作業を円滑に行うことがで
きる。また、フラットケーブルは係止部材に固定され、
係止部材を介してコネクタハウジングに取り付けるよう
にしたため、従来のように直接フラットケーブルを圧接
して保持する形式に比較して抜けに対する保持力が高め
られ、また極数に無関係に所定の保持力が得られる。
【００１５】また、請求項２の発明では、複数のターミ
ナルを一括してターミナル受け孔に挿入できるため、挿
入作業を効率よく行うことができる。
ナルを一括してターミナル受け孔に挿入できるため、挿
入作業を効率よく行うことができる。
【００１６】さらに、請求項３の発明によれば、係止部
材はコネクタハウジングと別体に構成されるため、コネ
クタハウジングには耐熱性が要求れさても係止部材につ
いてはこれが要求されないため、材料選択の自由度が高
められ、コストの低減も期待できる。
材はコネクタハウジングと別体に構成されるため、コネ
クタハウジングには耐熱性が要求れさても係止部材につ
いてはこれが要求されないため、材料選択の自由度が高
められ、コストの低減も期待できる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。コネクタのハウジング１は合
成樹脂材によって一体に成形されているが、ハウジング
１は基板に対してリフロー半田付けされることを考慮し
て耐熱・難燃性を有する材料が選択されている。この材
料としては、ＰＰＳ樹脂，ＬＣＰ樹脂等が適当である。
ハウジング１の内部には多数のターミナル受け孔２が幅
方向に沿って並設され、ハウジング１の前面にそれぞれ
開口している。各ターミナル受け孔２は縦向きに形成さ
れた隔壁３によって櫛歯状に区画されている。各隔壁３
は図２に示すように、ハウジング１の前面から内部の所
定深さに至るまでの奥行き寸法をもって形成され、これ
より奥側には延出されず全てのターミナル受け孔２と連
通する空間が形成されている。この空間は、後述するフ
ラットケーブル４および係止部材５が挿入されるケーブ
ル挿入室６となっている。
たがって詳細に説明する。コネクタのハウジング１は合
成樹脂材によって一体に成形されているが、ハウジング
１は基板に対してリフロー半田付けされることを考慮し
て耐熱・難燃性を有する材料が選択されている。この材
料としては、ＰＰＳ樹脂，ＬＣＰ樹脂等が適当である。
ハウジング１の内部には多数のターミナル受け孔２が幅
方向に沿って並設され、ハウジング１の前面にそれぞれ
開口している。各ターミナル受け孔２は縦向きに形成さ
れた隔壁３によって櫛歯状に区画されている。各隔壁３
は図２に示すように、ハウジング１の前面から内部の所
定深さに至るまでの奥行き寸法をもって形成され、これ
より奥側には延出されず全てのターミナル受け孔２と連
通する空間が形成されている。この空間は、後述するフ
ラットケーブル４および係止部材５が挿入されるケーブ
ル挿入室６となっている。
【００１８】また、図１に示すように、ハウジング１に
おいてケーブル挿入室６側の両側面は、後述する係止部
材５の張り出し部７と係合可能な係止凹部８がそれぞれ
切り欠き形成されている。一方、図２に表れるように、
ケーブル挿入室６においてその左右両側部にはガイド凹
部２０が配されており、係止部材５の両位置決め突片５
ｂを受け入れ可能に形成されている。また、ケーブル挿
入室６の入り口部分における下側開口縁であって、両ガ
イド凹部２０間には幅方向に沿って突縁９が起立形成さ
れている。
おいてケーブル挿入室６側の両側面は、後述する係止部
材５の張り出し部７と係合可能な係止凹部８がそれぞれ
切り欠き形成されている。一方、図２に表れるように、
ケーブル挿入室６においてその左右両側部にはガイド凹
部２０が配されており、係止部材５の両位置決め突片５
ｂを受け入れ可能に形成されている。また、ケーブル挿
入室６の入り口部分における下側開口縁であって、両ガ
イド凹部２０間には幅方向に沿って突縁９が起立形成さ
れている。
【００１９】一方、ハウジング１の前面の左右両側寄り
の位置にはホルダー１０を取り付けるための取付け部１
１がそれぞれ配されている。両ホルダー１０はハウジン
グ１をプリント基板１２に固定するためのものであり、
金属材によって形成されている。両ホルダー１０は上下
に長さの異なるＵ字状に屈曲加工されたものであり、下
片側が基板１２の上面に接続される連結片１３であり、
上片側がハウジング１側に対する係合片１４となる。な
お、図５に示すように、両ホルダー１０は連結片１３の
先端側がやや斜め上向きになるように形成されている。
また、係合片１４の先端側は左右に膨出して圧入部１４
ａが形成されている。これに対応してハウジング１側の
取付け部１１はハウジング１の下面に凹設されホルダー
１０の連結片１３と適合可能な溝部１５と、この溝部１
５の上方に平行に配され係合片１４を受け入れ可能な差
し込み孔１６とから構成されている。但し、係合片１４
を差し込み孔１６へ差し込んだ時には圧入部１４ａが差
し込み孔１６の孔壁に圧接してホルダー１０の抜け止め
がされるとともに、係合片１４と連結片１３は互いに平
行になるように矯正変形されるため、このときに生じる
クランプ力によってもハウジング１に対する固定状況が
強化される。
の位置にはホルダー１０を取り付けるための取付け部１
１がそれぞれ配されている。両ホルダー１０はハウジン
グ１をプリント基板１２に固定するためのものであり、
金属材によって形成されている。両ホルダー１０は上下
に長さの異なるＵ字状に屈曲加工されたものであり、下
片側が基板１２の上面に接続される連結片１３であり、
上片側がハウジング１側に対する係合片１４となる。な
お、図５に示すように、両ホルダー１０は連結片１３の
先端側がやや斜め上向きになるように形成されている。
また、係合片１４の先端側は左右に膨出して圧入部１４
ａが形成されている。これに対応してハウジング１側の
取付け部１１はハウジング１の下面に凹設されホルダー
１０の連結片１３と適合可能な溝部１５と、この溝部１
５の上方に平行に配され係合片１４を受け入れ可能な差
し込み孔１６とから構成されている。但し、係合片１４
を差し込み孔１６へ差し込んだ時には圧入部１４ａが差
し込み孔１６の孔壁に圧接してホルダー１０の抜け止め
がされるとともに、係合片１４と連結片１３は互いに平
行になるように矯正変形されるため、このときに生じる
クランプ力によってもハウジング１に対する固定状況が
強化される。
【００２０】ターミナル１７は図１に示すように、ハウ
ジング１へ装着される前の状態では導電性に優れる材料
によって形成されたターミナルユニット１８に組み込ま
れている。ターミナルユニット１８は基部側が接続部１
９となっており、各ターミナル１７は接続部１９にそれ
ぞれの根元側が接続された状態で付着されている。各タ
ーミナル１７はターミナル受け孔２と同一のピッチで配
され、それぞれ対応するターミナル受け孔２へ挿入可能
である。そして、上記したようにこのターミナルユニッ
ト１８は通常の状態では一体化された状態にあるが、各
ターミナル１７をターミナル受け孔２へ挿入した後は図
１に示すＡ−Ａ線に沿って切断され、各ターミナル１７
と接続部１９との切り離しがなされる。この切り離し作
業は図示しない自動機のカッター装置によってなされる
（作業者の手作業によってもよい）。
ジング１へ装着される前の状態では導電性に優れる材料
によって形成されたターミナルユニット１８に組み込ま
れている。ターミナルユニット１８は基部側が接続部１
９となっており、各ターミナル１７は接続部１９にそれ
ぞれの根元側が接続された状態で付着されている。各タ
ーミナル１７はターミナル受け孔２と同一のピッチで配
され、それぞれ対応するターミナル受け孔２へ挿入可能
である。そして、上記したようにこのターミナルユニッ
ト１８は通常の状態では一体化された状態にあるが、各
ターミナル１７をターミナル受け孔２へ挿入した後は図
１に示すＡ−Ａ線に沿って切断され、各ターミナル１７
と接続部１９との切り離しがなされる。この切り離し作
業は図示しない自動機のカッター装置によってなされる
（作業者の手作業によってもよい）。
【００２１】各ターミナル１７についてより詳細に説明
すると、各ターミナル１７は、接続部１９との切断箇所
に近い部分が基板１２上に接触する脚部１７ａとなって
おり、ハウジング１側への組み込み時にターミナル受け
孔２より外側に突出するようになっている。そして、こ
こから先はほぼ直角に起立して前方へ延出されるが、こ
の起立部分はターミナル受け孔２の入り口の下縁部分に
当接してターミナル１７の差し込み量を規制するストッ
パ面となる。また、各ターミナル１７において起立箇所
寄りの位置には抜け止め突部１７ｂが左右方向へ張り出
し形成されている。両抜け止め突部１７ｂ間の先端間距
離はターミナル受け孔２の側壁間の幅より若干広めに形
成され、これによってターミナル１７はターミナル受け
孔２に圧入されて容易には抜けないようになる。さら
に、各ターミナル１７の先端部は上方へ「く」の字状に
屈曲して撓み変形可能なばね部１７ｃを形成しており、
フラットケーブル４側と弾性力をもって接触可能であ
る。
すると、各ターミナル１７は、接続部１９との切断箇所
に近い部分が基板１２上に接触する脚部１７ａとなって
おり、ハウジング１側への組み込み時にターミナル受け
孔２より外側に突出するようになっている。そして、こ
こから先はほぼ直角に起立して前方へ延出されるが、こ
の起立部分はターミナル受け孔２の入り口の下縁部分に
当接してターミナル１７の差し込み量を規制するストッ
パ面となる。また、各ターミナル１７において起立箇所
寄りの位置には抜け止め突部１７ｂが左右方向へ張り出
し形成されている。両抜け止め突部１７ｂ間の先端間距
離はターミナル受け孔２の側壁間の幅より若干広めに形
成され、これによってターミナル１７はターミナル受け
孔２に圧入されて容易には抜けないようになる。さら
に、各ターミナル１７の先端部は上方へ「く」の字状に
屈曲して撓み変形可能なばね部１７ｃを形成しており、
フラットケーブル４側と弾性力をもって接触可能であ
る。
【００２２】次に、前記したケーブル挿入室６へ挿入さ
れるフラットケーブル４および係止部材５について説明
する。係止部材５は合成樹脂材により一体に成形された
ものであり、ハウジング１と異なり、特に耐熱・難燃性
であることが要求されないため、例えばナイロン、ポリ
プロピレン等の材質でよい。この係止部材５は係止基体
５ａを主要部とし、その前面の左右両端寄りの位置には
一対の位置決め突片５ｂが配されている。両位置決め突
片５ｂはガイド凹部２０へ挿入可能であり、これらがガ
イド凹部２０に案内されながら前進することで係止部材
５の挿入動作が案内されるようにしてある。また、両位
置決め突片５ｂの間にはフラットケーブル４の先端部が
巻き付けられるケーブル固定片２１が前方へかつ水平に
張り出し形成されている。このケーブル固定片２１は位
置決め突片５ｂの所定高さ間に横架されることで下面側
を開放した状態となっており、突縁９との干渉を回避し
ながらケーブル挿入室６への差し込みを可能にし、挿入
後にはフラットケーブル４と各ターミナル１７とがター
ミナル１７を下方へ押しやった状態で接触されるように
してある。
れるフラットケーブル４および係止部材５について説明
する。係止部材５は合成樹脂材により一体に成形された
ものであり、ハウジング１と異なり、特に耐熱・難燃性
であることが要求されないため、例えばナイロン、ポリ
プロピレン等の材質でよい。この係止部材５は係止基体
５ａを主要部とし、その前面の左右両端寄りの位置には
一対の位置決め突片５ｂが配されている。両位置決め突
片５ｂはガイド凹部２０へ挿入可能であり、これらがガ
イド凹部２０に案内されながら前進することで係止部材
５の挿入動作が案内されるようにしてある。また、両位
置決め突片５ｂの間にはフラットケーブル４の先端部が
巻き付けられるケーブル固定片２１が前方へかつ水平に
張り出し形成されている。このケーブル固定片２１は位
置決め突片５ｂの所定高さ間に横架されることで下面側
を開放した状態となっており、突縁９との干渉を回避し
ながらケーブル挿入室６への差し込みを可能にし、挿入
後にはフラットケーブル４と各ターミナル１７とがター
ミナル１７を下方へ押しやった状態で接触されるように
してある。
【００２３】フラットケーブル４はケーブル固定片２１
の下面側から上面側へとこれらの面に沿うようにして巻
き付けられ、相互の接触面間に介在された接着剤によっ
て固定されている。この場合において、ケーブル固定片
２１の上面にはフラットケーブル４の厚み分よりやや大
きめの段差をもって段差面２２が形成されている。これ
によって、フラットケーブル４は位置決め突片５ｂの上
面よりやや低位となり、係止部材５と共に挿入されると
きにケーブル挿入室６の上側開口縁となるべく擦れ合わ
ないようにしてある。また、ケーブル固定片２１におけ
る先端縁の下面側は緩やかな弧面２１ａとなっており、
フラットケーブル４の挿入時に各ターミナル１７の先端
に突き当たることなく円滑に通過できるようにしてあ
る。
の下面側から上面側へとこれらの面に沿うようにして巻
き付けられ、相互の接触面間に介在された接着剤によっ
て固定されている。この場合において、ケーブル固定片
２１の上面にはフラットケーブル４の厚み分よりやや大
きめの段差をもって段差面２２が形成されている。これ
によって、フラットケーブル４は位置決め突片５ｂの上
面よりやや低位となり、係止部材５と共に挿入されると
きにケーブル挿入室６の上側開口縁となるべく擦れ合わ
ないようにしてある。また、ケーブル固定片２１におけ
る先端縁の下面側は緩やかな弧面２１ａとなっており、
フラットケーブル４の挿入時に各ターミナル１７の先端
に突き当たることなく円滑に通過できるようにしてあ
る。
【００２４】係止基体５ａにおいて、両位置決め突片５
ｂより外側の張り出し部７はハウジング１の係止凹部８
と係合可能であり、これによってハウジング１に対する
フラットケーブル４の挿入深さが規制される。また、係
止基体５ａの上面には一対の係止突起２３（係止手段）
が離隔して突出しており、ハウジング１の上面に対応し
て貫通する一対の係止溝２４に係合して係止部材５の抜
け止めが可能である。但し、係止突起２３は係止溝２４
の終端位置（ハウジング１の後部側の位置）に係合す
る。
ｂより外側の張り出し部７はハウジング１の係止凹部８
と係合可能であり、これによってハウジング１に対する
フラットケーブル４の挿入深さが規制される。また、係
止基体５ａの上面には一対の係止突起２３（係止手段）
が離隔して突出しており、ハウジング１の上面に対応し
て貫通する一対の係止溝２４に係合して係止部材５の抜
け止めが可能である。但し、係止突起２３は係止溝２４
の終端位置（ハウジング１の後部側の位置）に係合す
る。
【００２５】次に、上記のように構成された本実施例の
作用効果を具体的に説明すると、本例ではフラットケー
ブル４の挿入に先立ち、各ターミナル１７がターミナル
受け孔２へ組み込まれる。この場合、ターミナルユニッ
ト１８として一括して取り扱うことができ、全極数分の
ターミナルユニット１８を一斉にターミナル受け孔２へ
挿入できるため、ターミナル組み込み作業を円滑に効率
よく行うことが可能となる。また、挿入された後に図１
に示すＡ−Ａ線に沿って切断してやれば、各ターミナル
１７は接続部１９は切り離されて個々に分離される。
作用効果を具体的に説明すると、本例ではフラットケー
ブル４の挿入に先立ち、各ターミナル１７がターミナル
受け孔２へ組み込まれる。この場合、ターミナルユニッ
ト１８として一括して取り扱うことができ、全極数分の
ターミナルユニット１８を一斉にターミナル受け孔２へ
挿入できるため、ターミナル組み込み作業を円滑に効率
よく行うことが可能となる。また、挿入された後に図１
に示すＡ−Ａ線に沿って切断してやれば、各ターミナル
１７は接続部１９は切り離されて個々に分離される。
【００２６】そして、ハウジング１全体を基板１２に装
着する場合には両ホルダー１０を取付け部１１へ組み付
ける。すなわち、ホルダー１０の係合片１４を差し込み
孔１６に差し込み、連結片１３を溝部１５に適合させ
る。このとき、前述したように、ホルダー１０は係止片
と連結片１３とのクランプ力をもって取付け部１１へ組
み付けられるため、組み付け途上での位置決め機能が果
たされ、組み込み後には圧入部１４ａが差し込み孔１６
の孔壁に食い込んでホルダー１０全体の抜け止めがなさ
れる。かくして、両ホルダー１０の取付けが完了すれ
ば、ハウジング１を基板１２上にセットし、リフロー半
田付けが行われる。このように、本例では従来と異な
り、ハウジング１単体で基板１２上へ装着される。すな
わち、従来ではフラットケーブル４を固定するためのス
ライド部材を仮係止状態として一体化させておかねばな
らなかったため、スライド部材が本係止位置へ不用意に
変位してその修復のための作業を強いられていたのに対
し、本例ではハウジング１単独で取扱い可能であるた
め、このような煩わしい作業は生じない。
着する場合には両ホルダー１０を取付け部１１へ組み付
ける。すなわち、ホルダー１０の係合片１４を差し込み
孔１６に差し込み、連結片１３を溝部１５に適合させ
る。このとき、前述したように、ホルダー１０は係止片
と連結片１３とのクランプ力をもって取付け部１１へ組
み付けられるため、組み付け途上での位置決め機能が果
たされ、組み込み後には圧入部１４ａが差し込み孔１６
の孔壁に食い込んでホルダー１０全体の抜け止めがなさ
れる。かくして、両ホルダー１０の取付けが完了すれ
ば、ハウジング１を基板１２上にセットし、リフロー半
田付けが行われる。このように、本例では従来と異な
り、ハウジング１単体で基板１２上へ装着される。すな
わち、従来ではフラットケーブル４を固定するためのス
ライド部材を仮係止状態として一体化させておかねばな
らなかったため、スライド部材が本係止位置へ不用意に
変位してその修復のための作業を強いられていたのに対
し、本例ではハウジング１単独で取扱い可能であるた
め、このような煩わしい作業は生じない。
【００２７】フラットケーブル４の組み付けを行う場合
には、フラットケーブル４は予め係止部材５と接着によ
って一体化されているため、係止部材５とともに組み付
けがなされる。この場合には、まず両位置決め突片５ｂ
をガイド凹部２０に適合させ、そのまま押し込むと、係
止部材５は位置決め突片５ｂとガイド凹部２０との係合
による案内作用を受け、位置決めされた状態で押し込ま
れる。また、このときにはケーブル固定片２１の先端の
弧面２１ａが各ターミナル１７先端との突き当てを回避
しながらターミナル１７先端部を徐々に押し下げ変形さ
せながらターミナル１７上を摺接してゆく。そして、両
張り出し部７が対応する係止凹部８と係合する位置まで
係止部材５の差し込みがなされると、係止突起２３が係
止溝２４の終端位置に係合する。この結果、係止部材５
はフラットケーブル４と共にハウジング１に対して抜け
止め状態で組み込まれる。そして、同時に各ターミナル
１７の先端がフラットケーブル４に接触して電気的に接
続される。
には、フラットケーブル４は予め係止部材５と接着によ
って一体化されているため、係止部材５とともに組み付
けがなされる。この場合には、まず両位置決め突片５ｂ
をガイド凹部２０に適合させ、そのまま押し込むと、係
止部材５は位置決め突片５ｂとガイド凹部２０との係合
による案内作用を受け、位置決めされた状態で押し込ま
れる。また、このときにはケーブル固定片２１の先端の
弧面２１ａが各ターミナル１７先端との突き当てを回避
しながらターミナル１７先端部を徐々に押し下げ変形さ
せながらターミナル１７上を摺接してゆく。そして、両
張り出し部７が対応する係止凹部８と係合する位置まで
係止部材５の差し込みがなされると、係止突起２３が係
止溝２４の終端位置に係合する。この結果、係止部材５
はフラットケーブル４と共にハウジング１に対して抜け
止め状態で組み込まれる。そして、同時に各ターミナル
１７の先端がフラットケーブル４に接触して電気的に接
続される。
【００２８】上記のように、本例ではケーブル挿入室６
が大きく開口されており、かつフラットケーブル４を係
止部材５と共に組み込むようにしたため、ハウジング１
に対する挿入が円滑になされる。また、フラットケーブ
ル４の保持力は係止部材５との接着力によっており、従
来のようにターミナル１７の極数に影響を受けることが
ないため、抜け止めが安定して達成される。さらに、こ
の実施例においては係止部材５はコスト的に安価な材料
で形成されるため、コネクタ全体の製造コストを従来よ
りも低減させることが可能となる。
が大きく開口されており、かつフラットケーブル４を係
止部材５と共に組み込むようにしたため、ハウジング１
に対する挿入が円滑になされる。また、フラットケーブ
ル４の保持力は係止部材５との接着力によっており、従
来のようにターミナル１７の極数に影響を受けることが
ないため、抜け止めが安定して達成される。さらに、こ
の実施例においては係止部材５はコスト的に安価な材料
で形成されるため、コネクタ全体の製造コストを従来よ
りも低減させることが可能となる。
【００２９】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものでなく、以下のような変更例が考えられ、このよ
うなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
るものでなく、以下のような変更例が考えられ、このよ
うなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
【００３０】フラットケーブル４と係止部材５との取
付け手段は、本例のような接着剤によるものに限らず、
超音波溶着あるいはビス止め等の手段であっても構わな
い。要は、何らかの方式によって直接的・間接的にフラ
ットケーブル４が係止部材５に取り付けられればよい。
付け手段は、本例のような接着剤によるものに限らず、
超音波溶着あるいはビス止め等の手段であっても構わな
い。要は、何らかの方式によって直接的・間接的にフラ
ットケーブル４が係止部材５に取り付けられればよい。
【００３１】本例では成形の関係で係止溝２４が形成
されたが、実際には長孔状に貫通するのでなく係止突起
２３が係合する必要箇所にのみ穿孔すれば足りる。
されたが、実際には長孔状に貫通するのでなく係止突起
２３が係合する必要箇所にのみ穿孔すれば足りる。
【００３２】係止部材５の係止手段は、本例とは逆に
係止突起２３をハウジング１側に、これに嵌まり合う孔
を係止部材５に設けるものであってもよく、またその配
置についても本例のものに限定されるべき性質のもので
はない。
係止突起２３をハウジング１側に、これに嵌まり合う孔
を係止部材５に設けるものであってもよく、またその配
置についても本例のものに限定されるべき性質のもので
はない。
【図１】本例コネクタの分解斜視図
【図２】コネクタの平断面図
【図３】フラットケーブルを組み込んだ状態を示す斜視
図
図
【図４】フラットケーブルの組み込み作業を示す側断面
図
図
【図５】ホルダーの組み込み状態を示す側断面図
【図６】従来のコネクタを示す斜視図
【図７】同フラットケーブルの組み込み作業を示す断面
図
図
１…ハウジング ２…ターミナル受け孔 ４…フラットケーブル ５…係止部材 ６…ケーブル挿入室 １７…ターミナル １８…ターミナルユニット １９…接続部 ２３…係止突起（係止手段）
Claims (3)
- 【請求項１】 コネクタハウジングの後部にはフラット
ケーブルの先端側が挿入されるケーブル挿入室が形成さ
れ、前部にはこのケーブル挿入室に連通しかつ前記フラ
ットケーブルに接続可能なターミナルが挿入されるター
ミナル受け孔が形成される一方、前記フラットケーブル
の先端部にはターミナルとの対向面を露出させた状態で
係止部材が固定されるとともに、この係止部材は前記ケ
ーブル挿入室に差し込み可能に形成されかつ前記コネク
タハウジング側と係合可能な抜け止め手段を備えている
ことを特徴とするフラットケーブル用コネクタ。 - 【請求項２】 コネクタハウジングの後部にはフラット
ケーブルの先端側が挿入されるケーブル挿入室を有し、
前部にはこのケーブル挿入室に連通しかつ前記フラット
ケーブルに接続可能な複数のターミナルが挿入されるタ
ーミナル受け孔が形成され、しかも前記各ターミナルは
その基部側がターミナルの組み込み時に切断される接続
部を介して一体化されていることを特徴とするフラット
ケーブル用コネクタ。 - 【請求項３】 前記コネクタハウジングと前記係止部材
とは異種材料によって形成されていることを特徴とする
請求項１記載のフラットケーブル用コネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6095805A JPH07282916A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | フラットケーブル用コネクタ |
| US08/758,447 US5690510A (en) | 1994-04-07 | 1996-11-29 | Flat cable connector and method for assembling flat cable and a connector housing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6095805A JPH07282916A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | フラットケーブル用コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282916A true JPH07282916A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14147651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6095805A Pending JPH07282916A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | フラットケーブル用コネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5690510A (ja) |
| JP (1) | JPH07282916A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010053736A (ko) * | 1999-12-01 | 2001-07-02 | 최연학 | 플랫케이블용 커넥터 |
| WO2003015221A1 (en) * | 2001-08-07 | 2003-02-20 | Yazaki Corporation | Connector |
| JP2006313711A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-11-16 | Tyco Electronics Amp Kk | フラットケーブル用カプラおよび電気コネクタ結合体 |
| KR101354420B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2014-01-22 | 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 | 한 쌍의 평평한 유연 케이블 커넥터 및 평평한 유연케이블의 하네스 |
| JP2014127232A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 基板用コネクタ |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6595796B1 (en) | 1997-03-31 | 2003-07-22 | The Whitaker Corporation | Flexible film circuit connector |
| US6183291B1 (en) * | 1997-05-23 | 2001-02-06 | The Whitaker Corporation | Electrical connector assembly |
| US6062900A (en) * | 1998-11-30 | 2000-05-16 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | ZIF FFC connector having a strain relief |
| JP4269031B2 (ja) | 1999-03-03 | 2009-05-27 | モレックス インコーポレイテド | 細線同軸ケーブルの接続方法およびコネクタ |
| US6132236A (en) * | 1999-05-14 | 2000-10-17 | Methode Electronics, Inc. | Flex cable termination apparatus and termination method |
| US6179648B1 (en) * | 1999-07-26 | 2001-01-30 | Motorola, Inc. | Connector assembly and male connector assembly associated therewith |
| PT1224715E (pt) | 2000-05-10 | 2008-08-27 | Thomas & Betts Int | Conector coaxial tendo uma manga de bloqueio separável |
| EP1217638A1 (de) * | 2000-12-21 | 2002-06-26 | ABB Schweiz AG | Kondensator für ein Leistungshalbleitermodul |
| JP3993828B2 (ja) * | 2003-01-23 | 2007-10-17 | 株式会社アドバンストシステムズジャパン | Ｆｐｃ接続用マイクロコネクタ |
| DE10348045A1 (de) * | 2003-10-15 | 2005-06-09 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Elektrischer Verbinder für flexiblen Flachleiter und Schaltvorrichtung |
| DE102007031727A1 (de) * | 2006-08-31 | 2008-03-20 | Zf Friedrichshafen Ag | Verbindungselement zum Verbinden von elektrischen Leitern |
| CN201029125Y (zh) * | 2007-03-02 | 2008-02-27 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 线缆连接器组件 |
| KR100888311B1 (ko) * | 2007-12-13 | 2009-03-11 | 현대자동차주식회사 | 차량용 케이블 커넥터 |
| US7740502B2 (en) * | 2007-12-21 | 2010-06-22 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Reuseable coaxial connectors and related methods |
| US8171629B2 (en) * | 2007-12-21 | 2012-05-08 | Commscope Inc. Of North Carolina | Reuseable coaxial connector method |
| US20100275341A1 (en) * | 2009-04-29 | 2010-11-04 | Ansell Healthcare Products Llc | Knitted Glove Having A Single Layer With A Plurality Of Yarns |
| US20110151709A1 (en) * | 2009-12-23 | 2011-06-23 | Ho Kim | Cable, cable connector and cable assembly |
| US8172608B2 (en) | 2010-04-29 | 2012-05-08 | Commscope Inc. Of North Carolina | Reuseable coaxial connectors and related extraction tools and methods |
| JP5631102B2 (ja) * | 2010-08-10 | 2014-11-26 | 矢崎総業株式会社 | 平板状ケーブル用コネクタ |
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| US5316486A (en) * | 1990-05-29 | 1994-05-31 | Kel Corporation | Connector assembly for film circuitry |
| US5060372A (en) * | 1990-11-20 | 1991-10-29 | Capp Randolph E | Connector assembly and contacts with severed webs |
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| US5474468A (en) * | 1992-09-14 | 1995-12-12 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector |
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1994
- 1994-04-07 JP JP6095805A patent/JPH07282916A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-29 US US08/758,447 patent/US5690510A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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|---|---|
| US5690510A (en) | 1997-11-25 |
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