JP2014127232A - 基板用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板用コネクタは、相手ハウジング90に嵌合可能なハウジング10と、このハウジング10を基板100に取り付ける金属製の固定部材30とを備える。固定部材30は、ハウジング10に装着されるハウジング装着部35と、基板100に半田付けにより固定される基板装着部34とを一体に有し、全体として線状、好ましくは角線状に形成されている。したがって、固定部材30の板形状が廃止され、コストが低減される。
【選択図】図1
Description
前記固定部材が角線材からなり、前記基板装着部が前記回路基板の板面に対面する面を有している。これにより、回路基板に対する固定部材の固定強度を確保することができる。
本発明の実施例1を図1〜図4によって説明する。実施例1の基板用コネクタは、プリント回路基板(以下、基板100という)の板面に実装されるものであって、ハウジング10と、固定部材30と、端子金具60とを備えている。ハウジング10は、相手ハウジング90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、嵌合時に相手ハウジング90と対向する面側を前方とし、上下方向については、実装時に基板100と対向する面側を下方とする。
両固定部材30は、対応する線材挿入部12に対し、端子金具60と同様に後方から圧入により装着される。固定部材30が正規状態で装着されると、線材本体31の前端が線材挿入部12の前端内面に当て止めされるとともに、基板装着部34がフード11の下面とほぼ面一で連続して配置される(図1を参照)。
また、基板装着部34が端子金具60の挿入方向に沿って線材挿入部12に挿入されて装着されるため、両固定部材30の組み付け時の作業性が良好となる。
さらに、線材挿入部12がハウジング10の両側面間の幅内に形成されているため、ハウジング10が幅方向に大型化するのが回避され、ひいては基板100上のハウジング10の設置領域も大きくなるのが回避される。
さらにまた、ハウジング装着部35には複数の抜け止め部32が形成され、各抜け止め部32が線材挿入部12に係止されることにより、固定部材30がハウジング10から抜け出るのが防止される。
図5及び図6は、実施例2を示す。実施例2は、固定部材30A〜D及び線材挿入部12Aのそれぞれの形態が実施例1とは異なる。その他は、実施例1と同様である。よって、構造上の変更点が特に無い構造は、図面上、実施例1と同様の符号を付す。なお、以下の実施例3〜16も、基準となる実施例からの変更点が特に無い場合、その基準となる実施例と同様の符号を付すことにする。
図7及び図8は、実施例3を示す。実施例3は、固定部材30E及び線材挿入部12Eのそれぞれの形態が実施例1とは異なる。
図9〜図11は、実施例4を示す。実施例4は、固定部材30Fの形態が実施例1とは異なり、且つ、ハウジング10には線材挿入部12に代わって線材保持部16が設けられている点で実施例1とは異なる。
図12は、実施例5を示す。実施例5は、実施例4の構成に対し、固定部材30Gの周回領域が幅方向に2重に巻回された形態とされ、且つ、結果的に幅広になった周回領域と対応するように、線材保持部16の突出量が増加させられた形態とされている。このように固定部材30Gの周回領域が2重巻きされることにより、ハウジング10に対して固定部材30の保持力が向上するようになっている。
図13は、実施例6を示す。実施例6は、実施例4の構成に対し、固定部材30Hの幅寸法が2倍に増加させられ、且つ、幅広になった周回領域と対応するように、線材保持部16Hの突出量が増加させられた形態とされている。このように固定部材30全体の幅寸法が増加させられることにより、ハウジング10及び基板100に対する固定部材30の保持力が向上するようになっている。なお、この場合に、固定部材30が端子金具60と同一の断面形状を有するものであれば、固定部材30を端子金具60とともに成形することができる。
図14は、実施例7を示す。実施例7は、実施例4の構成に対し、線材保持部16Iがフード11の両側面のそれぞれの下端部に前後一対ずつ全部で4つ設けられ、且つ、各線材保持部16Iと対応するように、固定部材30Iの下辺部38Iが短寸とされている。このように固定部材30Iの個数が増加させられることにより、ハウジング10及び基板100に対する固定部材30Iの保持力が向上するようになっている。
図15は、実施例8を示す。実施例8は、線材保持部16J及び固定部材30Jのそれぞれの形態が実施例4とは異なる。
図16は、実施例9を示す。実施例9は、線材保持部16Kの形成位置及び固定部材30Kの形態が実施例4とは異なる。
図17は、実施例10を示す。実施例10は、実施例9の構成に対し、固定部材30Lの突片部41Lがさらに前方に延びて前方垂直部37LFに当接し、且つ、その当接位置にて折り返された折り曲げ部42を有する形態とされ、線材保持部16Lが固定部材30Lの周回領域に対応する形態とされている。これにより、固定部材30の周回領域の形状安定性がより高められる。
図18は、実施例11を示す。実施例11は、固定部材30M及び線材保持部16Mのそれぞれの形態が実施例4とは異なる。
図19は、実施例12を示す。実施例12は、実施例11の構成に対し、固定部材30Nの上下2段の下辺部38Nが高さ方向の連結部43を介することにより互いに離間する形態とされ、且つ、両折り返し部39Mが省略された形態とされ、線材保持部16Nが固定部材30Nの周回領域に対応する形態とされている。この場合、下辺部38Nが上下で密着重ねされないため、製造容易で生産性を向上させることができる。
図20は、実施例13を示す。実施例13は、実施例11の構成に対し、固定部材30Pの上下2段の下辺部38Pのうち、上段の下辺部38Pが両垂直部37Pの下端から下向きに傾斜しつつ互いに接近するように延びる形態とされ、且つ、線材保持部16Pの下面における前後両端部が上段の下辺部38Pと対応するように下向き傾斜のテーパ面19とされ、線材保持部16P全体として5角形状を呈する形態とされている。この場合、実施例12と同様、下辺部38Pが上下で密着重ねされないため、製造容易で生産性を向上させることができる。
図21は、実施例14を示す。実施例14は、固定部材30Q及び線材保持部16Qのそれぞれの形態が実施例4とは異なる。
図22は、実施例15を示す。実施例15は、固定部材30R及び線材保持部16Rのそれぞれの形態が実施例4とは異なる。
図23は、実施例16を示す。実施例16は、実施例15の構成に対し、固定部材30Sの両突片部41Sの下端からそれぞれ前後両側に張り出す張出片44が付設された形態とされ、線材保持部16Sの装着溝15Sには張出片44が嵌合可能となるよう前後両側に張り出す領域が付設された形態とされている。張出片44が装着溝15Sに嵌り込むことにより、固定部材30Sがハウジング10から抜け出るのが確実に防止されるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、固定部材がハウジングに装着された状態で、基板装着部がフードの下面よりも下方に突出する位置に配置されるものであってもよい。
(2)実施例1及び3では、固定部材が、端子金具と同一の断面形状を有するように拡幅されてもよい。こうすると、固定部材を端子金具とともに成形することができる。
(3)端子金具は、フードの奥壁にインサートにより装着されるものであってもよい。
(4)実施例12及び13では、下辺部の端部に折り返し部を設けてもよい。逆に、実施例3〜7、9、10、11及び13では、下辺部の端部から折り返し部を省略してもよい。
(5)固定部材の断面形状は、正方形、長方形、台形及びその他の多角形状などいずれでも対応可能である。
(6)図24に示すように、例えば、実施例4の固定部材30Fの場合、曲げの外側面が曲面状のアール部45となるように成形されるのが通常である。これは、固定部材を曲げ成形する実施例3〜16について同様のことが言え、曲げの外側面には、通常、アール部が形成される。なお、折り返し部の曲げの外側面がアール部とされることにより、半田の濡れ上がりが良好となる。
11…フード
12、12A、12E…線材挿入部
16、16H、16I、16J、16K、16L、16M、16N、16P、16Q、16R、16S…線材保持部
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30H、30I、30J、30K、30L、30M、30N、30P、30Q、30R、30S…固定部材
32、32A…抜け止め部
34、34A、34B、34E、34F、34J、34K、34M、34Q、34R…基板装着部
35、35A、35E、35F、35J、35K、35M、35Q、35R…ハウジング装着部
60…端子金具
90…相手ハウジング
100…基板
Claims (10)
- 相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、このハウジングを回路基板に取り付ける金属製の固定部材とを備え、
前記固定部材は、前記ハウジングに装着されるハウジング装着部と、前記回路基板に半田付けにより固定される基板装着部とを一体に有し、全体として線状に形成されていることを特徴とする基板用コネクタ。 - 前記固定部材が角線材からなり、前記基板装着部が前記回路基板の板面に対面する面を有していることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
- 前記基板装着部が、前記回路基板の板面に沿って両ハウジングの嵌合方向に延びる部分を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の基板用コネクタ。
- 前記基板装着部の端部が曲げられ、この曲げの外側面に半田が付着する面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の基板用コネクタ。
- 前記ハウジングには、端子金具が挿入されて装着される端子挿入部が形成されているとともに、前記ハウジング装着部が前記端子金具の挿入方向に沿って挿入されて装着される線材挿入部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の基板用コネクタ。
- 前記線材挿入部が、前記ハウジングの両側面間の幅内に形成されていることを特徴とする請求項5記載の基板用コネクタ。
- 前記ハウジング装着部には、前記線材挿入部に係止されることで前記固定部材が前記ハウジングから抜け出るのを規制する抜け止め部が形成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の基板用コネクタ。
- 前記ハウジングの側面には、前記ハウジング装着部が係止される線材保持部が突出して形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の基板用コネクタ。
- 前記ハウジング装着部が前記線材保持部に周回する形態で取り付けられていることを特徴とする請求項8記載の基板用コネクタ。
- 前記基板装着部が前記回路基板の板面に沿って両ハウジングの嵌合方向に延びる形態をなし、前記ハウジング装着部が前記線材保持部に係止された状態では、前記線材保持部が前記基板装着部の延出方向中央部に位置していることを特徴とする請求項8又は9記載の基板用コネクタ。
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