JP3130698U - おでん用鍋 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単な構成で熱効率が良く、電力消費量が比較的少ないため、コストを安く抑えることができるおでん用鍋を提供する。
【解決手段】外鍋部11と、外鍋部11の内側に設けられた内鍋部12と、外鍋部11と内鍋部12の間に形成された貯湯部13と、貯湯部13に配置された加熱部材15を有する。また、加熱部材15の加熱量を調節する加熱調節部を有する場合がある。さらに、加熱部材15が内鍋部12の外側底部14に配置されることがある。加えて、外鍋部11は鉄、ステンレスあるいは木よりなり、内鍋部はアルミニウム、ステンレスあるいは銅よりなることがある。
【選択図】図2
【解決手段】外鍋部11と、外鍋部11の内側に設けられた内鍋部12と、外鍋部11と内鍋部12の間に形成された貯湯部13と、貯湯部13に配置された加熱部材15を有する。また、加熱部材15の加熱量を調節する加熱調節部を有する場合がある。さらに、加熱部材15が内鍋部12の外側底部14に配置されることがある。加えて、外鍋部11は鉄、ステンレスあるいは木よりなり、内鍋部はアルミニウム、ステンレスあるいは銅よりなることがある。
【選択図】図2
Description
この考案は、おでん用鍋に関する。
従来、コンビニエンスストアや飲食店で業務上使用されているおでん用鍋は、開店から閉店までの長時間に渡り、おでんを煮込むのに用いられている。このようなおでん用鍋の使用方法として、ガス式や電気式のコンロにおでん鍋を載置して、鍋の外側底部から直接加熱して煮込む方法があるが、煮汁が沸騰しすぎて味が変化したり、おでん鍋の底部が局所的に加熱されるため、おでんの具の煮込み具合が不均一になったり、煮崩れする嫌いがある。
そこで、鍋の中のおでんの煮汁や具を均一に加熱するために、湯煎にかけて煮込むことも行われている。例えば、水を入れて直接加熱する外鍋と、外鍋に収容される内鍋を有するおでん鍋等が提案されている(特許文献1参照)。ガス式コンロを用いて湯煎にかける場合には、火力の調整によって、内鍋の煮汁の温度も一定に保ちやすいものの、近年、おでんを販売する店舗が高層ビルの中にある場合などは特に、安全性の観点からガス式コンロの使用が規制されることが多くなっている。一方、電気式のコンロでおでん鍋を湯煎にかける場合には、通常、外鍋の外側底部から加熱するために熱効率が悪く、おでんの煮汁を長時間煮込んだり保温するための電力消費量が極めて大きくなり、コストが高くなる等の問題がある。
特開2000−262396号公報
この考案は、前記の点に鑑みなされたものであり、極めて簡単な構成で熱効率が良く、電力消費量が比較的少ないため、コストを安く抑えることができるおでん用鍋を提供するものである。
すなわち、請求項1の考案は、外鍋部(11)と、前記外鍋部の内側に設けられた内鍋部(12)と、前記外鍋部と内鍋部の間に形成された貯湯部(13)と、前記貯湯部に配置された加熱部材(15)を有するおでん用鍋に係る。
また、請求項2の考案は、前記加熱部材の加熱量を調節する加熱調節部を有する請求項1に記載のおでん用鍋に係る。
さらに、請求項3の考案は、前記加熱部材が前記内鍋部の外側底部に配置された請求項1又は2に記載のおでん用鍋に係る。
請求項4の考案は、前記外鍋部は鉄、ステンレスあるいは木よりなり、前記内鍋部はアルミニウム、ステンレスあるいは銅よりなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のおでん用鍋に係る。
請求項1の考案に係るおでん用鍋によれば、外鍋部と、前記外鍋部の内側に設けられた内鍋部と、前記外鍋部と内鍋部の間に形成された貯湯部と、前記貯湯部に配置された加熱部材を有するため、従来のものと比較して熱効率がよいので、コストを安く抑えることができる。
請求項2の考案によれば、請求項1において、前記加熱部材の加熱量を調節する加熱調節部を有するため、前記貯湯部内の湯の温度の温度調節が容易である。
請求項3の考案によれば、請求項1又は2において、前記加熱部材が前記内鍋部の外側底部に配置されたため、貯湯部内の湯が均一に加熱されやすい。
請求項4の考案によれば、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記外鍋部は鉄、ステンレスあるいは木よりなり、前記内鍋部はアルミニウム、ステンレスあるいは銅よりなるため、前記外鍋部は保温性及び断熱性に優れると共に、前記内鍋部は熱伝導率が高いので、さらに熱効率がよい。
以下添付の図面に従って、この考案を詳細に説明する。図1は本考案の一実施例に係るおでん用鍋の概略全体斜視図、図2は図1を模式的に表した断面図である。
この考案のおでん用鍋10は、図1に示し、請求項1の考案として規定するように、外鍋部11と、前記外鍋部11の内側に設けられた内鍋部12と、前記外鍋部11と内鍋部12の間に形成された貯湯部13と、前記貯湯部13に配置された加熱部材15を有するものである。
外鍋部11は、特に大きさや形状は限定されないが、図1に示す実施例のように、所定の深さを有し、上方が開放されて箱状に成形された鍋が用いられる。また、外鍋部11と内鍋部12の間には貯湯部13が設けられるため、外鍋部11の材質は、断熱性及び保温性に優れたものであることが好ましい。具体的には、請求項4の考案として規定される鉄、ステンレスあるいは木より構成されることが望ましい。また、外鍋部11は、さらに断熱性及び保温性を高めるために、側面板や底面板が二重に形成されてその間を中空とするなどして断熱層が形成されても良い。なお、図示の如く外鍋部11及び内鍋部12の上部には、保温効果を高めたり、衛生上の観点から木、ステンレス、プラスチックよりなる蓋19が載置される。
内鍋部12は、前記外鍋部11の内側に設けられるものであれば、形状や大きさは特に限定されない。実施例では、内鍋部12は外鍋部と同様に、上方が解放されて箱状に成形された鍋が用いられる。例えば、業務用のおでん用鍋である場合は、外鍋部11が約600×400×250mm程度の大きさであるとすると、内鍋部12は約500×300×160mm位に構成される。また、内鍋部12は外鍋部11との間に形成される貯湯部により湯煎可能なように保持される。内鍋部12の保持方法は、内鍋部12の底部に載置部が形成されてもよいし、実施例のように、内鍋部12の上端に顎部を形成させて外鍋部11に掛着されるようにしてもよい。内鍋部12の材質は限定されないが、貯湯部13の湯の温度が伝導しやすいように、熱伝導率の高い金属であることが好ましく、具体的には、アルミニウム、ステンレスあるいは銅より形成されることが好ましい。なお、図1及び図2に示すように、実施例の内鍋部12には煮汁20と共におでんの具21の種類毎に分けて煮込めるように、適宜、縦横に配置される仕切板部12aが形成される。
貯湯部13は、前記外鍋部11と内鍋部12の間に形成される。貯湯部13には、内鍋部12内のおでんの煮汁20や具21を煮込んだり保温するための湯が蓄えられる。貯湯部13は、内鍋部12を湯煎に掛けるために形成されるため、熱効率がよいように構成され、その大きさは前記外鍋部11及び内鍋部12の大きさにより調整される。貯湯部13が構成されることで、内鍋部12内の煮汁20を均一に加熱することができると共に、温度が高くなりすぎて沸騰することがないので、長時間煮込んでも煮汁20の蒸発が少なくおでんの味が変化しにくい。また、おでんの具21の煮くずれや内鍋部12の内側底部への焦げ付きが低減される。
加熱部材15は、貯湯部13に配置される。加熱部材15として、従来公知の耐水性の電気ヒーターが用いられ、貯湯部13に蓄えられた湯あるいは水を加熱するものである。加熱部材15は、内鍋部12内のおでんを煮込んだり保温したりするのに十分な熱容量を持つものが選択される。この考案においては、従来のように加熱部材が外鍋の外側に構成されるのではなく、加熱部材15が貯湯部13に配置されることにより、貯湯部の湯(あるいは水)が直接に加熱されるので、極めて熱効率がよい。また、加熱部材15は、貯湯部13であれば、内鍋部12の外側側部などどこに配置されても良いが、貯湯部13内の湯が加熱されやすく、内鍋部12内のおでんの具21や煮汁20を均一な温度で煮込みやすいように、請求項3の考案として規定するように、加熱部材15は前記内鍋部12の外側底部14に配置されることが好ましい。
また、請求項2の考案として規定するように、前記加熱部材15の加熱量を調節する加熱調節部16が形成されることが好ましい。この加熱調節部16は、貯湯部13内の湯の温度を内鍋部12を湯煎に掛けるのに適した温度に調節するもので、従来公知のサーモ・コントローラ等が用いられる。例えば、このサーモ・コントローラは、貯湯部13の湯の温度あるいは内鍋部12内の煮汁20の温度を検出できる公知の検出手段が設けられ、検出した温度が所定の温度に到達すると、加熱部材15への電力供給を遮断し、検出した温度が所定の温度を下回ると、加熱部材への電力供給を続行されるように制御される。図1の実施例のように、所定温度に設定可能な温度設定ダイヤルが構成される。なお、おでんを煮込むには、内鍋部12内のおでんの煮汁20の温度が約80〜90℃であるのが好ましく、このとき貯湯部13内の湯の温度は内鍋部12内の温度よりも高い約85〜95℃になるように加熱調節部16が設定される。
10 おでん用鍋
11 外鍋部
12 内鍋部
13 貯湯部
14 外側底部
15 加熱部材
16 加熱調節部
11 外鍋部
12 内鍋部
13 貯湯部
14 外側底部
15 加熱部材
16 加熱調節部
Claims (4)
- 外鍋部(11)と、前記外鍋部の内側に設けられた内鍋部(12)と、前記外鍋部と内鍋部の間に形成された貯湯部(13)と、前記貯湯部に配置された加熱部材(15)を有するおでん用鍋。
- 前記加熱部材の加熱量を調節する加熱調節部を有する請求項1に記載のおでん用鍋。
- 前記加熱部材が前記内鍋部の外側底部に配置された請求項1又は2に記載のおでん用鍋。
- 前記外鍋部は鉄、ステンレスあるいは木よりなり、前記内鍋部はアルミニウム、ステンレスあるいは銅よりなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載のおでん用鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000318U JP3130698U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | おでん用鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000318U JP3130698U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | おでん用鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130698U true JP3130698U (ja) | 2007-04-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007000318U Expired - Fee Related JP3130698U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | おでん用鍋 |
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JP (1) | JP3130698U (ja) |
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2007
- 2007-01-24 JP JP2007000318U patent/JP3130698U/ja not_active Expired - Fee Related
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