JP3154521U - 携帯調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】セットされた数多くの食材を、他の容器に移し替えることなく温かいまま食することのできる調理容器を提供する。【解決手段】底板7と上蓋6とを備える断熱性の密封容器17と、密封容器内部において棚板10によって仕切られた複数の部屋18と底板に設けられた加熱手段11と、棚板に貫通形成した通風孔19と、を備える。底板の上に載せた調理容器12を加熱手段によって加熱することによって、調理容器から出た水蒸気若しくは温風を通風孔を介して上昇させ、上方の部屋に収納した他の調理容器を加熱するように構成してある。【選択図】図3
Description
本考案は、持ち運び可能な携帯調理器に関するものである。
たとえば、特許文献1に記載された調理器(以下、「従来の調理器」という)が知られている。従来の調理器は、多段に積み重ねた調理容器をホルダーによって一体化できるように構成されている。
特開2003−221091号公報(図1参照)
しかしながら、従来の調理機は複数の調理器を一体化して同時に収納、移動、携帯等を行うことができるが、それ自体が調理する機能を有するものではない。たとえば、ビジネス街の昼時には、食事の順番待ちのビジネスマンをたくさん見かける。しかし、限られた昼時の時間の中での順番待ちは、待つ者にとってたいへん辛い時間である。弁当屋で弁当を買ってくれば、そのような待ち時間は少なくても済むが、持ってくる間に冷めてしまいせっかくの弁当を美味しく食べられないという問題があった。そのような事情を改善しようとして案出したのが本考案である。すなわち、あらかじめセットされた数多くの食材を、他の容器に移し替えることなく温かいまま食することのできる調理容器を提供するのが、本考案の目的である。
上述した目的を達成するために考案者は、次の構成を採用した。即ち、本考案に係る携帯調理器は、底板と上蓋とを備える断熱性の密封容器と、当該密封容器内部において、少なくとも1枚の棚板によって仕切られた複数の部屋と、当該底板に設けられた加熱手段(例えば、電池とヒーター、鉄粉の酸化熱)と、当該棚板に貫通形成した通風孔と、を備え、ている。個々で、当該底板の上に載せた調理容器を当該加熱手段によって加熱することによって、当該調理容器から出た水蒸気若しくは温風を当該通風孔を介して上昇させ、上方の部屋に収納した他の調理容器を加熱するように構成してある。
本発明に係る携帯調理器は、あくまでも携帯用であるから持ち運びできる大きさである。通常は、少なくとも一人前一食分で足りるが、例えば、二人前若しくは二食以上に適用できるものであっても良い。密封容器の密封度は、水蒸気の漏れが全くないかあっても僅かな程度が必要である。加熱手段は調理用器を加熱し、この熱によって、調理容器内の食材に含まれる水分が蒸発する。蒸発によって発生した水蒸気は、調理容器から出て調理容器が収容されている部屋内に充満すると共に、通風孔を介して上昇する。水蒸気の上昇は、上の部屋に充満すると共に、そこにある調理用器を過熱する。さらに、上の部屋があるなら上の部屋も同じ現象が生じる。このような現象によって、世界にない一人前(若しくはそれ以上)用で一度に温かい食事を調理することが出来る。調理容器の中に米を入れておけば炊飯が出来、他の調理容器に、たとえば数多くのおかずに味噌汁、お茶、コーヒー等の食材や飲料を入れておけばそれらを暖かい状態で食することができる。一方、食材以外のもの、例えば、おしぼりを入れておけば、寒いときの野外で冷たい手を温めながら吹くこともできる。温かい食事が時間に合わせて調理ができるように、タイマーを付属させセットした時間に加熱手段が機能するように構成しても良い。このように本考案に係る携帯調理器似よれば、好みの料理を自分に合った味付けで好みの時間に食することができる。自分で選んだ食材であれば、偏りがちな栄養を、バランスのよい栄養価の高い食事とすることができる。さらに、仕事が忙しい中レストランや飲食店に並ばなくても楽しい食事が出来るのでたいへん便利である。
本考案を実施するための最良の形態を、図1乃至図3に示す実施例基づいて具体的に説明する。
図1は、実施例の携帯調理器の正面図であり、図2は図1中のII−II矢視図で平面断面図、図3は図2中のIII−III矢視図で正面断面図である。
図において、1−1乃至1−5は、直径が約1cmで長さが約40cmのステンレス製のパイプ状の支柱である。支柱1−1、1−2、1−3は直角二等辺三角形の頂角位置に配置され、支柱1−1は90度の頂角部分に位置している。残りの支柱1−4、1−5は、支柱1−2、1−3とで長方形を構成する位置の配置されている。支柱1−2と支柱1−4との距離、及び支柱1−3と支柱1−5との距離は、支柱1−2と支柱1−3との距離の略半分である。
図において、1−1乃至1−5は、直径が約1cmで長さが約40cmのステンレス製のパイプ状の支柱である。支柱1−1、1−2、1−3は直角二等辺三角形の頂角位置に配置され、支柱1−1は90度の頂角部分に位置している。残りの支柱1−4、1−5は、支柱1−2、1−3とで長方形を構成する位置の配置されている。支柱1−2と支柱1−4との距離、及び支柱1−3と支柱1−5との距離は、支柱1−2と支柱1−3との距離の略半分である。
ステンレス製で半円形の内壁2−1と外壁3−1とが、空隙を保持して支柱1−1乃至1−3を挟み固着されている。また、支柱1−2と支柱1−4、及び支柱1−3と支柱1−5にも同様に内壁2−2と外壁3−2とが固着されている。
内壁2−1,2−2と外壁3−1,3−2との間隔部には断熱材4が充填されている。
内壁2−1,2−2と外壁3−1,3−2との間隔部には断熱材4が充填されている。
内壁2−1、2−2と外壁3−1、3−2と断熱材4とで、断面がU字形状の携帯調理器の本体側壁5が形成され、本体側壁5の上端部には、本体側壁5と同様に、ステンレス製の内壁と外壁、及ぶ内外壁の空隙に充填された断熱材とから形成された上蓋6が取り付けられている。
本体側壁5の下方には、上蓋6と同様に、ステンレス製の内壁と外壁、及ぶ内外壁の空隙に充填された断熱材とから形成された底板7が取り付けられている。本体側壁5の端部である正面部分には、本体側壁5、上蓋6、底板7と同様に、テンレス製の内壁と外壁、及ぶ内外壁の空隙に充填された断熱材とから形成された扉8が上下に2つ設けられている。扉8の一端部は蝶番等の連結具9により本体側壁5に開閉可能に連結されている。
本体側壁5、上蓋6、底板7及び扉8とで密封容器(調理空間)17が形成されている。密封容器17は、パンチングメタル等の多孔(通風孔19 図3参照)の棚板10で仕切られ4つの部屋(調理室18)が形成されている。最下部の調理室18の底板7、及び最下部の調理室18の上部2つの調理室18の棚板10には、加熱手段としての電磁ヒータ11が取り付けられ、電磁ヒータ11の上部に調理と食事兼用の取手付きで一人前80グラム〜400グラムの食材が入れられる調理容器(器12)が五徳のような固定具13により固定されている。最上部の調理室18の棚板10には、電磁ヒータは配置しておらず、固定具13により取手付きの器12が直接乗せられて固定されている。
扉8の内側で各調理室18の正面部にはそれぞれの調理室18を個別に開閉させるための調理室扉14が設けられている。調理室扉14は下端部で回転できるよう図示省略の連結具が取り付けられて上端部を引くことで45度手前に傾斜して開くように構成されている。また、底板7の下方は充電式のバッテリー等の電源15が固定された電源室が形成されていて、電源室の電源15と電磁ヒータ11とは図示省略の導線で通電可能に連結されている。また上蓋6の調理室18側には、調理室18全体の水蒸気、空気等の気体を循環させるための気体旋回機16が取り付けられ、電磁ヒータ11と同様に、導線で通電可能に電源15と連結されている。
なお、図示は省略しているが、本体側壁の上部には持ち運びをし易くするための取手を取り付けてもよい。
なお、図示は省略しているが、本体側壁の上部には持ち運びをし易くするための取手を取り付けてもよい。
下ごしらえされた調理用の材料を、例えば、米と水、2種類の煮物惣菜、お茶等を器12に入れ、扉8を開けてどれか1つの調理室扉14を開けて材料が入った器12を所定位置に配置して固定具13で固定する。各調理室18に器13を配置して固定した後、調理室扉14、扉8を閉めて電源15の図示省略のスイッチを入れて電磁ヒータ11、気体旋回機16に通電する。電磁ヒータ11により調理室18内の器12が加熱され、材料を調理する。調理の際に発生する水蒸気、加熱された器12の周囲の空気は上昇し、本体側壁5の断熱材で保温されているので温度が低下することなく棚板10の孔を通って上部の調理室18へ流入し、最上部の調理室18内に入って最上部の調理室18の器13内の材料を温める。しばらく時間が経過すると材料が調理でき、器13を外部に取り出して、温かい飲食物を食することができる。
1−1、1−2、1−3、1−4、1−5:支柱
2−1、2−2:内壁
3−1、3−2:外壁
4:断熱材
5:本体側壁
6:上蓋
7:底板
8:扉
9:蝶番
10:棚板
11:電磁ヒータ(加熱手段)
12:器(調理容器)
13:固定具
14:調理室扉
15:電源
16:気体旋回機
17:密封容器(調理空間)
18:調理室
19:通風孔
2−1、2−2:内壁
3−1、3−2:外壁
4:断熱材
5:本体側壁
6:上蓋
7:底板
8:扉
9:蝶番
10:棚板
11:電磁ヒータ(加熱手段)
12:器(調理容器)
13:固定具
14:調理室扉
15:電源
16:気体旋回機
17:密封容器(調理空間)
18:調理室
19:通風孔
Claims (1)
- 底板と上蓋とを備える断熱性の密封容器と、
当該密封容器内部において、少なくとも1枚の棚板によって仕切られた複数の部屋と、
当該底板に設けられた加熱手段と、
当該棚板に貫通形成した通風孔と、を備え、
当該底板の上に載せた調理容器を当該加熱手段によって加熱することによって、当該調理容器から出た水蒸気若しくは温風を当該通風孔を介して上昇させ、上方の部屋に収納した他の調理容器を加熱するように構成してある
ことを特徴とする携帯調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005746U JP3154521U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 携帯調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005746U JP3154521U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 携帯調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3154521U true JP3154521U (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=54858658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009005746U Expired - Fee Related JP3154521U (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 携帯調理器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3154521U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015158299A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | マイクロ波加熱調理器 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009005746U patent/JP3154521U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015158299A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | マイクロ波加熱調理器 |
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