JP3130652U - 使い捨てカイロ - Google Patents

Abstract

【課題】 複数回の貼り替えができる使い捨てカイロを提供する。
【解決手段】 表面シートに直線や曲線で櫛状または渦状の切れ目を入れることにより、表面シートの一部を剥がせるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図２

Description

本考案は、使い捨てカイロ貼付のための表面シートに関するものである。

使い捨てカイロを使用するときに表面シートを剥がすのは、使い捨てカイロを衣服に貼付するためである。

最近は、表面シートの中央に切れ目を入れ、表面シートを剥がし易くしている。
特許公開２００６−１１６１７１号公報 特許公開２００２−３６０６２４号公報 特許公開２００２−２３８９３８号公報 特許公開２０００−８０３３７号公報

従来、使い捨てカイロを使用するとき、表面シートを一度に剥がすため、使い捨てカイロを貼った場所を変えたいとき、使い捨てカイロを衣服から剥がしてから貼るために粘着力が落ち衣服にうまく貼れない。あるいは、長時間使い捨てカイロを同一場所に貼っていて、低温やけどになることもある。

本考案は、前述のような問題点に鑑み、表面シートに直線や曲線で櫛状または渦状の切れ目を入れ、表面シートの一部を剥がせるようにしたものである。

本考案は切れ目が櫛状または渦状になっているため、櫛状または渦状の切れ目に沿って、櫛状または渦状の表面シートの一部を剥がすと櫛状または渦状の表面シートの形で粘着剤が粘着部分の広範囲にわたって表面に現れ、粘着力の低下を抑えるため、使い捨てカイロを衣服に貼ることができる。さらに、一度貼った使い捨てカイロを衣服から剥がしてのち、剥がしていない櫛状または渦状の表面シートの一部を剥がすと前述同様に櫛状または渦状の表面シートの形で粘着剤が粘着部分の広範囲にわたって新たに表面に現れるため、前述同様の効果があり、複数回使い捨てカイロを貼り替えて使用することができる。そのため、使い捨てカイロを貼る場所を変えることにより、低温やけどの予防にもなるし、経済的でもある。

以下、本考案の実施の形態について説明する。図１、図２、図３は表面シートの切れ目が１本で櫛状の例を示している。使い捨てカイロ本体１に、櫛状の切れ目３の入った表面シート２が貼ってある。

表面シートの櫛状の切れ目３に沿って、櫛状の表面シートの一部４を剥がすと櫛状の表面シートの一部５が残る。このとき、櫛状の表面シートの一部４を剥がすことにより、櫛状の表面シートの一部４の形で粘着剤が表面に現れ粘着面４ａとなる。表面シートの一部４が櫛状をしているため、表面に現れた粘着剤が偏ることなく、粘着剤が粘着部分の広範囲にわたって分布する図２のようになり、粘着力の低下を抑えられ、しっかりと衣服に貼ることができる。

この状態で、使い捨てカイロを使用し、適当なときに使い捨てカイロを衣服から剥がす。続いて剥がしていなかった櫛状の表面シートの一部５を剥がすと櫛状の表面シートの一部５の形で粘着剤が新たに表面に現れ粘着面５ａとなるため、前述同様に粘着力の低下を抑えることができ、表面シートをすべて剥いだ図３の状態になった使い捨てカイロを再度、衣服に貼って使用する。なお、切れ目の数や切れ目の入れ方ならびに粘着力の強い粘着剤を用いることによって３回以上の貼り替えも可能になる。

図４、図５、図６は表面シートの切れ目が渦状の例を示しているが、図１、図２、図３の３、４、４ａ、５、５ａと図４、図５、図６の６、７、７ａ、８、８ａが対応しており、櫛状の切れ目の場合と同様の理由で粘着力の低下を抑えることができる。なお、本実施例では直線で櫛状または渦状の切れ目を入れてあるが、丸みをおびた曲線で櫛状または渦状の切れ目を入れてもよい。

本考案の櫛状の切れ目の入った表面シートを示す正面図である。 表面シートの櫛状の一部を剥がした残りの櫛状の表面シートを示す正面図である。 表面シートを全部剥がした使い捨てカイロの正面図である。 本考案の渦状の切れ目の入った表面シートを示す正面図である。 表面シートの渦状の一部を剥がした残りの渦状の表面シートを示す正面図である。 表面シートを全部剥がした使い捨てカイロの正面図である。

符号の説明

１は使い捨てカイロ本体
２は表面シート
３は切れ目
４は表面シートの一部
４ａは粘着面
５は表面シートの一部
５ａは粘着面
６は切れ目
７は表面シートの一部
７ａは粘着面
８は表面シートの一部
８ａは粘着面

Claims (1)

1. 粘着剤上に表面シートが剥がし得るように貼られた使い捨てカイロにおいて、前記表面シートには切れ目が設けられ、前記切れ目は櫛状または渦状であることを特徴とする使い捨てカイロ。

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