JP3130385B2 - 産業車両用エンジン - Google Patents

産業車両用エンジン

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JP3130385B2
JP3130385B2 JP04295651A JP29565192A JP3130385B2 JP 3130385 B2 JP3130385 B2 JP 3130385B2 JP 04295651 A JP04295651 A JP 04295651A JP 29565192 A JP29565192 A JP 29565192A JP 3130385 B2 JP3130385 B2 JP 3130385B2
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valve
cylinder
exhaust
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ビレイ マリオ
キルシュナー シュテファン
竹夫 小川
和哲 乗藤
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/06Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for braking
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • F01L1/181Centre pivot rocking arms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • F02B37/22Control of the pumps by varying cross-section of exhaust passages or air passages, e.g. by throttling turbine inlets or outlets or by varying effective number of guide conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続制動デバイスを含む
エンジンに関し、特に、産業車両用のエンジンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、産業車両は常用ブレーキ
および駐車ブレーキのほかに連続制動デバイスを備えて
いなければならない。このようなデバイスは、使用中に
エンジンの制動能力を利用して長いスロープ上で常用ブ
レーキに頼ることなく車両の連続減速を保証することを
目的とする。
【0003】過給に関する進歩の速度が大きく、これに
よりエンジンが同一距離移動に対してますます高い作業
動力を有し、したがってますます重い車両が牽引可能と
なる。したがって同様にそれに比例して、制動動力/有
効動力の比ができるだけ一定となるようにエンジン制動
能力を増大しなければならない。
【0004】この目的のために過去数年間、制動動力を
発生するためにエンジン圧縮エネルギーを散逸させる原
理に基づいてエンジンに連続制動デバイスが設けられて
きた。
【0005】このような周知のエンジンにおいて前記散
逸は圧縮ストロークの終端において排気弁を開くことに
より達成され;このような解決の有効性ははタービンに
より設けられた過給によって増大され、これにより圧縮
動力したがって制動動力を増大させることができる。
【0006】タービンは遠心式であるのでその効果はエ
ンジン速度の減少とともに低減し;したがって既知のデ
バイスの有効性は低速度において高い制動トルクが必要
とされるにもかかわらず低いエンジン速度においては低
減される。
【0007】各シリンダがサイクルの各行程間において
開く追加の排気弁を有するところの他のエンジンもまた
既知である。このような他の解決法の有効性は、同一マ
ニホルド内に排気背圧を発生する排気マニホルド上の絞
り弁を用いることにより増大される。
【0008】このような方法できわめて高い制動動力を
得ることができるが;得られる最大制動動力は、エンジ
ン内を流れる空気流量が減少ししたがって燃焼室内の温
度が増大されることにより制限される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の既知のシステムに伴うこのような欠点を克服するよう
に産業車両用連続制動デバイスを含むエンジンを具体化
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の産業車両用エン
ジンによれば、複数のシリンダを含み、該複数のシリン
ダの各々には、排気マニホルド(10)と連絡する開口
を遮断可能な少なくとも1つの排気弁(3)が設けられ
ており; 前記排気弁(3)を軸(24)の周りに揺動する個々の
ロッカアーム(18)により制御する複数のカム(3
6)が設けられている少なくとも1つのカム軸(37)
と; 前記シリンダ内で発生された圧縮エネルギーを散逸する
ように前記排気弁(3)の追加開度を制御可能な連続制
動デバイス(2); とを含む産業車両用エンジン(1)において; 前記カム(36)のプロフィルが、前記各シリンダの吸
気行程の一部に対応するリフトがゼロの第1のセクショ
ン(56)と、関連シリンダの吸気行程の最終ステージ
および圧縮行程と動力行程との両行程に対応するリフト
が小さく一定の第2のセクション(57)と、関連シリ
ンダの排気行程に対応する第3のローブセクション(5
8)とから構成され、前記連続制動デバイスが、前記ロ
ッカアーム(18)を、前記ロッカアーム(18)と前
記弁(3)との間の隙間の値(g)が前記カム(36)
のプロフィルの前記第2のセクション(57)を無効に
させるのに十分高い位置にあるところの第1のノーマル
運転位置(A)から、前記隙間の値(g′)が前記プロ
フィルの前記第2のセクション(57)を作動させるよ
うに減少されたところの第2の制動位置へ、移動可能な
第1の動作手段(46)を含み; 前記ロッカアーム(18)が少なくとも1つの偏心ブッ
シュ(38)を介して固定軸(39)上にピボット結合
されており; 前記連続制動デバイス(2)が前記偏心ブッシュ(3
8)と一体の少なくとも1つの作動レバー(45)を備
え; 前記第1の動作手段(46)が前記固定軸(39)の周
りの前記偏心ブッシュ(38)の回転を動作させるよう
に前記作動レバー(45)に結合された少なくとも1つ
の流体アクチュエータ(46)を備え; 前記流体アクチュエータ(46)が作動流体を通過させ
るような少なくとも1つのクリアランスホール(4
8′)を設けたピストン(48)を備え; 前記流体アクチュエータ(46)が作動流体としてエン
ジンオイルを使用しており; 前記流体アクチュエータ(46)のロッド(49)が前
記作動レバー(45)の一端上に設けられた伸長溝(5
1)の内部をスライドするピン(50)を介して作動レ
バー(45)に結合され;前記溝(51)が、前記作動
レバー(45)が前記アクチュエータ(46)によりピ
ボット回転されたときに水平となるように傾斜してい
る。
【0011】また、本発明の産業車両用エンジンによれ
ば、複数のシリンダを含み、該複数のシリンダの各々に
は、排気マニホルド(10)と連絡する開口を遮断可能
な少なくとも1つの排気弁(3)が設けられており; 前記排気弁(3)を軸(24)の周りに揺動する個々の
ロッカアーム(18)により制御する複数のカム(3
6)が設けられている少なくとも1つのカム軸(37)
と; 前記シリンダ内で発生された圧縮エネルギーを散逸する
ように前記排気弁(3)の追加開度を制御可能な連続制
動デバイス(2); とを含む産業車両用エンジン(1)において; 前記カム(36)のプロフィルが、前記各シリンダの吸
気行程の一部に対応するリフトがゼロの第1のセクショ
ン(56)と、関連シリンダの吸気行程の最終ステージ
および圧縮行程と動力行程との両行程に対応するリフト
が小さく一定の第2のセクション(57)と、関連シリ
ンダの排気行程に対応する第3のローブセクション(5
8)とから構成され、前記連続制動デバイスが、前記ロ
ッカアーム(18)を、前記ロッカアーム(18)と前
記弁(3)との間の隙間の値(g)が前記カム(36)
のプロフィルの前記第2のセクション(57)を無効に
させるのに十分高い位置にあるところの第1のノーマル
運転位置(A)から、前記隙間の値(g′)が前記プロ
フィルの前記第2のセクション(57)を作動させるよ
うに減少されたところの第2の制動位置へ、移動可能な
第1の動作手段(46)を含み; 前記マニホルド(10)は加圧手段(12)を備え; 前記加圧手段(12)はそのエンジンの過給のためのタ
ービン(12)であり; 前記タービン(12)が可変形状タイプで構成され; 前記タービン(12)の形状を制御するように第2の流
体動作手段(59)を備え; 前記第1の動作手段(46)を作動するように電気的に
制御される第1の弁手段(54)と、前記第2の動作手
段(59)を作動するように電気的に制御される第2の
弁手段(60)と、前記第1および第2の弁手段(5
4、60)の電子式制御手段(64)とを備えている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】上述のような構成を具備する本発明によれば、
最低のストローク終端直前に排気弁が開き、したがって
ガスを排気マニホルドから逆流させ;これが過給効果す
なわちシリンダの追加充填を発生させる。シリンダの内
圧が排気マニホルドの圧力に等しくなるまで圧縮行程の
第1のステージで継続するこのような効果はそれがより
高い圧縮動力(したがってより高い制動動力)を可能に
するので低いエンジン速度においてはとくに好ましく、
これにより低速度におけるタービンの低い効率をオフセ
ットさせる。
【0025】圧縮行程の間、排気弁は開いてシリンダか
ら排気マニホルドへ流れを発生させて圧縮エネルギーを
散逸させしたがってシリンダ内の圧力を減少する。
【0026】動力行程の間、排気ガスの開度は圧縮エネ
ルギーの散逸が完成されることを可能にし、またその最
終ステージの間ガスが排気から吸引されてシリンダ内の
吸気圧力を減少させ、したがってオイル消費が低減しな
らびに前記オイルが前記吸気圧力のためにシリンダ内に
逆流する。
【0027】排気ストロークの間、排気弁が通常のよう
に開いてシリンダ内に含まれているガスを排気マニホル
ドの方向へ移動させる。前記排気行程の間、エンジンは
タービンにより排気マニホルド内に形成された背圧に打
ち勝つためにより大きな制動動力を与える。
【0028】可変形状タービンが用いられかつ排気マニ
ホルド内にかなりの圧力を発生するように制御される
が:前記圧力は前述のように吸気行程および動力行程の
両方の終端において排気弁を通してシリンダに過給を与
え、したがって排気ストロークの間に発生される制動動
力を増大する。
【0029】さらに前記タービンは周知のように過給機
を駆動し、これにより空気が吸気マニホルド内で圧縮さ
れるのに必要な機械的エネルギーを供給し;吸引空気の
量が大きくなればなるほど逸散される圧縮動力は大きく
なりしたがって制動動力は大きくなる。
【0030】とくに低いエンジン速度において追加の過
給を用いて高い制動動力が得られるが、燃焼室に悪影響
を与えるオーバーヒートは発生しない。
【0031】
【実施例】本発明を添付図面による非制限的実施例につ
いてより詳細に説明しよう。
【0032】図1において、符号1は連続制動デバイス
2を備えた通常過給式ディーゼル形の産業車両のエンジ
ンを示す。
【0033】その構造が周知であるので詳細には図示さ
れてないエンジン1は、各々1対の排気弁3とともに供
給弁(図1に図示なし)を備えた複数のシリンダを含
む。図1は単一シリンダの弁3ならびに前記弁制御を行
うデバイス2のこれらの部品を示すが;他のシリンダの
弁およびデバイス2の関連部品はここに示しかつ以下に
詳細に説明されるものに全く類似しているものとする。
【0034】周知のように各弁3は、固定管状ガイド5
の内部を軸に沿ってスライドするステム4と、およびシ
リンダの燃焼室8と排気ダクト9との間の連絡開口を閉
じるようにシート7と協働する端部ヘッド6と、を含
む。一点鎖線による略図で示した各シリンダの弁3の排
気ダクト9は排気マニホルド10に合流している。排気
マニホルド10に直列に結合されたタービン12は周知
の方法で前記エンジンの過給機(図示なし)を駆動す
る。
【0035】各弁3は周知のように同じ弁のステム4と
同軸のばね13により閉位置に保持されている。前記ば
ね(図2)はステム4のヘッド6とは反対側の端部15
と1対のコッタ16を介して一体のキャップ14とおよ
びエンジンヘッドとの間で圧縮されている。
【0036】両方の弁3は関連ステム4の端部15と協
働するクロス部材19を介して以下に詳細に説明するよ
うに共通のロッカアーム18によって制御される。クロ
ス部材19は通常タイプのねじ調節手段21を含み、該
ねじ調節手段は接触面および弁ステムの両方の同一平面
度したがって同じ弁の介入の同時性を確保することが可
能である。
【0037】ロッカアーム18は弁3の軸を含む平面に
直角な軸24の周りを揺動する。前記ロッカアームはピ
ン26を支持する第1のフォークアーム25を有し、該
ピンの軸は同じロッカアームの軸24に平行でありかつ
該ピンにはローラ27が空回り可能に設けられ、また第
2のアーム28にはその一方の端部にクロス部材19と
協働可能な調節要素29が設けられている。
【0038】さらに詳細には、前記要素29は実質的に
弁隙間調節ねじ30を含み、該ねじの軸は軸24に直角
にかつ弁の軸と同一平面上に横たわり、前記ねじはロッ
カアーム18の第2のアーム28のねじ穴31内にねじ
込まれかつ該ねじには半球端部ヘッド32が設けられて
おり、該ヘッドはクロス部材19と対面しかつ同じクロ
ス部材のマッチング半球面シート33と協働可能であ
る。ヘッド32とは反対側のねじ30の端部には調節工
具用溝34が設けられておりまた該ヘッドはロッカアー
ム18上に固定されたナット35により選択された位置
に保持されている。
【0039】ロッカアーム18のローラ27はエンジン
1のカム軸37のそれぞれのカム36と協働している
が;このようなカム軸は明らかに、相互に適切な角度ず
つ位相が異なりかつ他のシリンダの排気弁を制御可能な
複数の同一カム(図示なし)ならびに吸気弁を制御可能
な複数のカム(同じく図示なし)を含む。
【0040】ここで使用される用語「弁隙間」は、この
場合ヘッド32であるロッカアームの接触要素が、それ
ぞれのカムのゼロリフト位置(またはとくに指定した任
意の他の位置)から出発してこの場合クロス要素19の
シート33である弁3のそれぞれのスラスト要素と接触
をなすまでに完成しなければならない制限された無駄ス
トロークを意味する。
【0041】本発明によれば、連続制動デバイス2は実
質的に、各ロッカアームのために固定ロッカアーム軸受
軸39上に設けられた偏心ブッシュ38を含み、該軸3
9の幾何形状軸は文字Oで示されているが;前記ブッシ
ュ38はそれぞれのロッカアーム18をロッカアーム軸
受軸39上に半径方向にかつ任意の角度位置で支持す
る。さらに詳細にはブッシュ38(図4)は円筒形外面
40を示し、該円筒形外面上にロッカアーム18が装着
され、したがってブッシュの軸はロッカアーム18の回
転軸24とおよびロッカアーム軸受軸39を包囲する軸
方向偏心クリアランスホール41とに同心であり、該軸
39の幾何学的軸が0で表わされており;前記ブッシュ
38はそのそれぞれのロッカアーム18をロッカアーム
軸受軸39上に、半径方向にかつ角度的に自由に支持し
ている。さらに詳細には、ブッシュ38(図4)はその
上にロッカアーム18が装着されている外部円筒面40
を呈し、したがってその軸はロッカアーム18の回転軸
24と一致し、また軸方向偏心クリアランスホール41
がロッカアーム軸受軸39を内包し、したがって該クリ
アランスホール41の軸は軸0と一致する。
【0042】偏心ブッシュ38をロッカアーム軸受軸3
9の周りに回転させることを可能にする半径方向作動レ
バー45は、前記ブッシュの最小厚さの付近において前
記ブッシュの一端から該ブッシュと一体をなして伸長し
ている。
【0043】エンジン1がノーマル運転のとき、すなわ
ち連続制動が存在しないときは、ロッカアーム18の軸
24は軸0を通過する水平面上でかつ該軸0に関してカ
ム軸37と同じ側に存在し;上記の位置にある軸24が
図4においてAで示されている。
【0044】デバイス2はさらに液圧アクチュエータ4
6を含み、該アクチュエータは、弁3の付近でエンジン
のヘッドに装着された垂直軸を有するシリンダ47と、
および前記シリンダ内をスライドしかつ該シリンダの内
部に2つの室52、53すなわち上部室および下部室を
それぞれ形成するピストン48と、で構成されている。
ピストン48と一体の駆動ロッド49が前記シリンダ4
7から上方に突出している。ロッド49はその端部の1
つに接続され、該端部は上記の作動レバー45をピン5
0で支持し、該ピンの軸は軸0に平行でかつ同じロッド
49により支持され、該ロッドはレバー45の一端上に
設けられた伸長溝51と係合している。前記溝51は、
ピン50の軸を通過する水平面に対し下方にかつレバー
45の端部の方に向かって、同じレバー45の角変位に
ほぼ等しい角だけ傾斜していることが好ましい。
【0045】ピストン48は流体がシリンダの室52、
53の間を往復して流れることが可能なように、傾斜軸
を有するクリアランスホール48′を含む。シリンダ4
7の下部室52は前記シリンダの同じ壁上に設けられた
図1に示されていないダクトを介して電気的に制御され
る第1の弁手段54(図8)に接続され、一方該弁手段
はエンジンオイルであることが好ましい圧縮流体源55
に接続されている。
【0046】本発明の他の特徴によれば、排気弁3の制
御カム36は図3に詳細に示すように修正プロフィルを
有する。
【0047】このようなプロフィルは基本的に、実質的
に関連エンジンの吸気行程の大部分に対応するリフトが
ゼロの(すなわちカムベース円の一部分によって規定さ
れる)第1のセクション56と、吸気行程の最終ステー
ジおよび圧縮行程と動力行程とに相当する角度幅を有す
るリフトが小さく一定の第2のセクション57と、およ
び実質的に排気行程に対応しかつ通常形の弁リフト法則
を規定する第3の凸ローブセクション58と、で構成さ
れている。
【0048】プロフィルのセクション56、57および
58はロッカアーム18の大きな加速を避けるような方
法で相互に結合されていることは当然である。
【0049】ねじ30による弁隙間調節は通常のプロフ
ィルカムの場合におけるようにベース円に関しては行わ
れず、カム36の第2のプロフィル57に関して行われ
る。したがってエンジンがノーマル運転にあるとき、弁
隙間はロッカアーム18のローラ27がカム36の第2
のセクション57と協働するときに得られる最適調節値
に相当してきわめて小さく、一方で隙間g(すなわちヘ
ッド32とクロス部材19のそれぞれのシート33との
間の距離)はロッカアーム18のローラ27がカム36
の第1のセクション56すなわちベース円と協働したと
きには著しく大きくなる。
【0050】本発明の他の特徴によれば、タービン12
は排気ガス量が変化したときに最高に可能な効率を与え
るように可変幾何形状タイプである。タービン形状にお
ける前記変化はここに図示されてないような通常の方法
で、圧縮空気源に接続された電気制御比例応答弁手段6
0の第2のグループにより制御される空気式アクチュエ
ータ59(図8)により達成される。第1および第2の
弁手段54および60はそれぞれ関連の信号73、74
を介して、マイクロプロセッサ処理手段65を含む電子
式制御ユニット64により制御される。
【0051】制御ユニット64はスタータキーにより作
動されるスイッチ66′を介して電源ライン66に接続
され、該制御ユニットにライン68が入力信号67を供
給し、前記ライン68に双安定スイッチ69が設けられ
ており、該スイッチは通常運転席内の制御盤上に配置さ
れた押しボタンにより手動操作されて連続制動デバイス
を挿入することが可能である。
【0052】制御ユニット64には、たとえば既知の速
度センサの任意のタイプから発生されるエンジン回転速
度を指示する他の入力信号70ならびに加速ペダルの位
置を示す入力信号71が供給される。
【0053】図9は制御ユニット64により実行される
アクチュエータ46とタービン12との制御サイクルの
論理ブロック図を示す。
【0054】スタートブロック75から信号67の状態
をチェックする第1のチェックブロック76に進み;も
し信号67がアクティブでありすなわちスイッチ69が
オペレータによって作動されたならば、次の信号71の
評価ブロック77に到達し、もしそうでない場合にはサ
イクル終了ブロック78に到達する。
【0055】信号71が加速ペダルを離した状態に対応
した場合に、次のブロック79に到達して信号70の値
が制御ユニット64内に記憶されている基準値と比較さ
れる。
【0056】とくに前記比較はたとえばエンジンの最大
動力速度の60%および120%に相当する1対の基準
値と行われる。もし信号70がこれらの基準値の範囲内
に入るならば、第1の弁手段54の制御信号73とおよ
び第2の弁手段60の制御信号74とのそれぞれの次の
作動ブロック80および81に到達し次にこれらのブロ
ックからサイクル終了ブロックに到達し;もしそうでな
ければブロック79から直接サイクル終了ブロックに到
達する。
【0057】とくに制御ユニット64により発生される
信号74の値は、信号70の値とおよび/または同じ制
御ユニット内に記憶されたマップに従って制御ユニット
64により受け取られるその他のパラメータの値とに応
じて変化する。
【0058】デバイス2およびエンジン1の関連部品は
以下のように作動する。
【0059】ノーマル使用においてはデバイス2の液圧
アクチュエータはアクティブではなく;したがってピス
トン48はその最も低いストローク終端位置にあり、一
方作動レバー45およびブッシュ38は図1および図4
において陰影をつけたセクションで示すように前述のよ
うな位置にある。図5は軸A上で回転するロッカアーム
18のマッチング最小リフト位置−陰影セクション−を
示す。
【0060】前述のようにアクチュエータ46の作動は
以下の条件:挿入されたスイッチ69、離された加速ペ
ダルおよび最大動力速度の60%および120%の間の
エンジン速度の組合せを条件とする。
【0061】前記作動はロッド49を突出させ、したが
って作動レバー45および偏心ブッシュ38を軸Oの周
りに回転させる。ブッシュ38は図4において破線セク
ションで示された位置に移動し、したがってロッカアー
ムの軸24は半径Oの円周に沿ってそれ自身に平行に位
置A′に変位することにより移動される。
【0062】ロッカアーム18のヒンジ軸24を下げる
こと(図5の破線セクション)は弁隙間gを減少させ
る。とくにシステム2の種々の部品の寸法は隙間gがほ
ぼ完全に回復されるように、すなわちローラ27がカム
36のセクション56(ベース円)と協働したときに最
適調節値に相当するきわめて制限された隙間g′が維持
されるようになっている。
【0063】アクチュエータ46の作動ストロークの終
端においてすなわちロッド49上の抵抗負荷がその最大
位置にあるときに溝51は水平であり;したがってこの
ような条件下では同一ロッド上の前記荷重の半径方向成
分はゼロである。
【0064】エンジンはシステム2をスイッチ69によ
り切り離すことにより自動的にそのノーマル運転条件に
戻る。アクチュエータ46への液圧供給がなくなると、
ロッカアーム18に作用する力(本質的に弁3のばね1
3の弾性力および慣性モーメント)はブッシュ38をそ
のノーマル運転位置に戻させるのに十分である。
【0065】アクチュエータ46のピストン48内のホ
ール48′の目的は、同じピストンを非動作位置にある
アクチュエータ46との安定効果を形成するようにシリ
ンダ47の上部室53内にオイルレベルを保持すること
である。
【0066】図7の線図はデバイス2の介入がバルブ3
のリフトに与える影響を示す。前記線図は、x軸上に吸
気行程の開始からの駆動軸の回転角の値をまたy軸上に
排気弁のリフトの値および参考に吸気弁のリフトの値
(一点鎖線)を示す。
【0067】文字a、b、cおよびdはそれぞれ、吸気
行程、圧縮行程、動力行程および排気行程を示す。とく
に実線はデバイス2が有効でないエンジンのノーマル運
転を示す。この条件下では一定の小さいリフトを有する
カム36の第2のセクション57が弁3に全く影響を与
えないことが容易にわかり、これは弁隙間調節に関する
上記の理由により前記セクションにより与えられるリフ
トが単に隙間gを回復させるにすぎないからである。
【0068】排気行程の間、カム36の第3のセクショ
ン58が全く通常の方法で弁3を開かせ次に再びそれを
閉じさせる。
【0069】これに対し破線はデバイス2が作動された
場合のリフトパターンを示す。
【0070】このような場合に隙間gは実質的にロッカ
アーム18の軸24の位置を変えることにより回復され
るので、ロッカアーム18のローラ27がカム36のセ
クション56(ベース円)と協働する吸気行程の間のみ
依然としてゼロであり;圧縮行程が始まる前すなわちカ
ム36の作動領域がセクション56からセクション57
に移動するとき、排気弁3の開度はセクション57のリ
フトに対応する。
【0071】弁3は圧縮行程および動力行程の間は上記
の小さくかつ一定のリフト位置に保持され;排気行程の
間のリフトパターンはカム36のセクション58により
規定される通常のパターンであるが、前記リフトは隙間
を減少させたデバイス2のために僅かにかつ一定の値だ
け増大している。
【0072】デバイス2の作動を運動学的観点から説明
してそれのエンジンサイクルに与える影響をここで検討
してみよう。
【0073】吸気行程の間排気弁3は閉じている。これ
は排気ガスにより圧縮された高温ガスが逆流してピスト
ンに有効仕事を与えるのを防止し、したがってピストン
の吸込み仕事(負の仕事)から得られる制動動力が完全
に利用される。
【0074】図6の線図は本発明による連続制動デバイ
スを備えているがセクション58以外は通常のプロフィ
ルカムすなわち円形の一定半径プロフィルを示すエンジ
ンにおける弁リフトの法則を比較のために示したもので
ある。図7と同様に実線はノーマル使用におけるリフト
パターンを示し破線はシステム2を作動させたときの前
記パターンを示す。図6の線図を図7の線図と比較する
ことにより、吸気行程の間排気弁が開きしたがって上記
欠点を伴うことがわかる。最低のストローク終端直前に
排気弁が開き、したがってガスを排気マニホルドから逆
流させ;これが過給効果すなわちシリンダの追加充填を
発生させる。シリンダの内圧が排気マニホルドの圧力に
等しくなるまで圧縮行程の第1のステージで継続するこ
のような効果はそれがより高い圧縮動力(したがってよ
り高い制動動力)を可能にするので低いエンジン速度に
おいてはとくに好ましく、これにより低速度におけるタ
ービンの低い効率をオフセットさせる。
【0075】圧縮行程の間、排気弁は開いてシリンダか
ら排気マニホルドへ流れを発生させて圧縮エネルギーを
散逸させしたがってシリンダ内の圧力を減少する。
【0076】動力行程の間、排気ガスの開度は圧縮エネ
ルギーの散逸が完成されることを可能にし、またその最
終ステージの間ガスが排気から吸引されてシリンダ内の
吸気圧力を減少させ、したがってオイル消費が低減しな
らびに前記オイルが前記吸気圧力のためにシリンダ内に
逆流する。
【0077】排気ストロークの間、排気弁が通常のよう
に開いてシリンダ内に含まれているガスを排気マニホル
ドの方向へ移動させる。前記排気行程の間、エンジンは
タービン12により排気マニホルド内に形成された背圧
に打ち勝つためにより大きな制動動力を与える。
【0078】その構造が既に周知である可変形状タービ
ン12が用いられかつ排気マニホルド内にかなりの圧力
を発生するように制御されるが:前記圧力は前述のよう
に吸気行程および動力行程の両方の終端において排気弁
を通してシリンダに過給を与え、したがって排気ストロ
ークの間に発生される制動動力を増大する。
【0079】さらに前記タービンは周知のように過給機
を駆動し、これにより空気が吸気マニホルド内で圧縮さ
れるのに必要な機械的エネルギーを供給し;吸引空気の
量が大きくなればなるほど逸散される圧縮動力は大きく
なりしたがって制動動力は大きくなる。
【0080】上記のことは明らかに、デバイス2の使用
とカム36の特定の形状とによりエンジン1に伴う利点
を証明するものである。
【0081】とくに低いエンジン速度において追加の過
給を用いて高い制動動力が得られるが、燃焼室に悪影響
を与えるオーバーヒートは発生しない。
【0082】最後に本発明の保護範囲に入る代替態様お
よび変更態様は明らかに上記エンジン1に付属するもの
である。とくに、たとえばタービン12の形状を修正す
ることにより前記制動動力を調節可能にするように、類
似タイプの手動制御手段を設けてもよい。
【0083】さらに前記タービンは排気マニホルド内に
絞り弁を備えた通常の固定形状タービンなどに置き換え
てもよい。
【0084】最後にエンジンシリンダの数、各シリンダ
に対する弁の数ならびに前記弁の制御の特定実施態様が
変更されてもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、最低のストローク終端
直前に排気弁が開き、したがってガスを排気マニホルド
から逆流させ;これが過給効果すなわちシリンダの追加
充填を発生させる。シリンダの内圧が排気マニホルドの
圧力に等しくなるまで圧縮行程の第1のステージで継続
するこのような効果はそれがより高い圧縮動力(したが
ってより高い制動動力)を可能にするので低いエンジン
速度においてはとくに好ましく、これにより低速度にお
けるタービンの低い効率をオフセットさせる。
【0086】圧縮行程の間、排気弁は開いてシリンダか
ら排気マニホルドへ流れを発生させて圧縮エネルギーを
散逸させしたがってシリンダ内の圧力を減少する。
【0087】動力行程の間、排気ガスの開度は圧縮エネ
ルギーの散逸が完成されることを可能にし、またその最
終ステージの間ガスが排気から吸引されてシリンダ内の
吸気圧力を減少させ、したがってオイル消費が低減しな
らびに前記オイルが前記吸気圧力のためにシリンダ内に
逆流する。
【0088】排気ストロークの間、排気弁が通常のよう
に開いてシリンダ内に含まれているガスを排気マニホル
ドの方向へ移動させる。前記排気行程の間、エンジンは
タービンにより排気マニホルド内に形成された背圧に打
ち勝つためにより大きな制動動力を与える。
【0089】可変形状タービンが用いられかつ排気マニ
ホルド内にかなりの圧力を発生するように制御される
が:前記圧力は前述のように吸気行程および動力行程の
両方の終端において排気弁を通してシリンダに過給を与
え、したがって排気ストロークの間に発生される制動動
力を増大する。
【0090】さらに前記タービンは周知のように過給機
を駆動し、これにより空気が吸気マニホルド内で圧縮さ
れるのに必要な機械的エネルギーを供給し;吸引空気の
量が大きくなればなるほど逸散される圧縮動力は大きく
なりしたがって制動動力は大きくなる。
【0091】とくに低いエンジン速度において追加の過
給を用いて高い制動動力が得られるが、燃焼室に悪影響
を与えるオーバーヒートは発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られるようなエンジンの部分側
面断面図である。
【図2】図1の部分側面断面図である。
【図3】図1のエンジンの改良型カムの略図である。
【図4】2つの異なる作動位置にある図1に示すデバイ
スの作動レバーの略立面図である。
【図5】2つの異なる作動位置にある図1に示すデバイ
スのロッカアームの略側面図である。
【図6】通常のカムを有し、ここに提供されたようなデ
バイスを含むエンジンの弁リフトの法則を示す線図であ
る。
【図7】変形したカムを有する本発明の実施例で示す様
なデバイスを含むエンジンの弁リフトの法則を示す図で
ある。
【図8】図1に示すデバイスの作動電気−流体回路の回
路図である。
【図9】図1に示す装置の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・エンジン 2・・・連続制動装置 3・・・排気弁 10・・・排気マニホルド 12・・・タービン 18・・・ロッカアーム 24・・・軸 36・・・カム 37・・・カム軸 38・・・偏心ブッシュ 39・・・固定軸 45・・・作動レバー 46・・・第1の動作手段 48・・・ピストン 48′・・・クリアランスホール 49・・・ロッド 50・・・ピン 51・・・伸長溝 54・・・第1の弁手段 56・・・第1のセクション 57・・・第2のセクション 58・・・第3のローブセクション 59・・・第2の動作手段 60・・・第2の弁手段 64・・・電子式制御手段 A・・・第1のノーマル運転位置 g、g′・・・隙間の値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン キルシュナー ドイツ国、 ミュンヘン 50、 アンダ ーナッハー シュトラーセ 48 (72)発明者 小川 竹夫 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (72)発明者 乗藤 和哲 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−73527(JP,A) 国際公開90/9514(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/06 F01L 1/18 F02D 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダを含み、該複数のシリン
    ダの各々には、排気マニホルド(10)と連絡する開口
    を遮断可能な少なくとも1つの排気弁(3)が設けられ
    ており; 前記排気弁(3)を軸(24)の周りに揺動する個々の
    ロッカアーム(18)により制御する複数のカム(3
    6)が設けられている少なくとも1つのカム軸(37)
    と; 前記シリンダ内で発生された圧縮エネルギーを散逸する
    ように前記排気弁(3)の追加開度を制御可能な連続制
    動デバイス(2); とを含む産業車両用エンジン(1)において; 前記カム(36)のプロフィルが、前記各シリンダの吸
    気行程の一部に対応するリフトがゼロの第1のセクショ
    ン(56)と、関連シリンダの吸気行程の最終ステージ
    および圧縮行程と動力行程との両行程に対応するリフト
    が小さく一定の第2のセクション(57)と、関連シリ
    ンダの排気行程に対応する第3のローブセクション(5
    8)とから構成され、前記連続制動デバイスが、前記ロ
    ッカアーム(18)を、前記ロッカアーム(18)と前
    記弁(3)との間の隙間の値(g)が前記カム(36)
    のプロフィルの前記第2のセクション(57)を無効に
    させるのに十分高い位置にあるところの第1のノーマル
    運転位置(A)から、前記隙間の値(g′)が前記プロ
    フィルの前記第2のセクション(57)を作動させるよ
    うに減少されたところの第2の制動位置へ、移動可能な
    第1の動作手段(46)を含み; 前記ロッカアーム(18)が少なくとも1つの偏心ブッ
    シュ(38)を介して固定軸(39)上にピボット結合
    されており; 前記連続制動デバイス(2)が前記偏心ブッシュ(3
    8)と一体の少なくとも1つの作動レバー(45)を備
    え; 前記第1の動作手段(46)が前記固定軸(39)の周
    りの前記偏心ブッシュ(38)の回転を動作させるよう
    に前記作動レバー(45)に結合された少なくとも1つ
    の流体アクチュエータ(46)を備え; 前記流体アクチュエータ(46)が作動流体を通過させ
    るような少なくとも1つのクリアランスホール(4
    8′)を設けたピストン(48)を備え; 前記流体アクチュエータ(46)が作動流体としてエン
    ジンオイルを使用しており; 前記流体アクチュエータ(46)のロッド(49)が前
    記作動レバー(45)の一端上に設けられた伸長溝(5
    1)の内部をスライドするピン(50)を介して作動レ
    バー(45)に結合され;前記溝(51)が、前記作動
    レバー(45)が前記アクチュエータ(46)によりピ
    ボット回転されたときに水平となるように傾斜している
    ことを特徴とする産業車両用エンジン。
  2. 【請求項2】 複数のシリンダを含み、該複数のシリン
    ダの各々には、排気マニホルド(10)と連絡する開口
    を遮断可能な少なくとも1つの排気弁(3)が設けられ
    ており; 前記排気弁(3)を軸(24)の周りに揺動する個々の
    ロッカアーム(18)により制御する複数のカム(3
    6)が設けられている少なくとも1つのカム軸(37)
    と; 前記シリンダ内で発生された圧縮エネルギーを散逸する
    ように前記排気弁(3)の追加開度を制御可能な連続制
    動デバイス(2); とを含む産業車両用エンジン(1)において; 前記カム(36)のプロフィルが、前記各シリンダの吸
    気行程の一部に対応するリフトがゼロの第1のセクショ
    ン(56)と、関連シリンダの吸気行程の最終ステージ
    および圧縮行程と動力行程との両行程に対応するリフト
    が小さく一定の第2のセクション(57)と、関連シリ
    ンダの排気行程に対応する第3のローブセクション(5
    8)とから構成され、前記連続制動デバイスが、前記ロ
    ッカアーム(18)を、前記ロッカアーム(18)と前
    記弁(3)との間の隙間の値(g)が前記カム(36)
    のプロフィルの前記第2のセクション(57)を無効に
    させるのに十分高い位置にあるところの第1のノーマル
    運転位置(A)から、前記隙間の値(g′)が前記プロ
    フィルの前記第2のセクション(57)を作動させるよ
    うに減少されたところの第2の制動位置へ、移動可能な
    第1の動作手段(46)を含み; 前記マニホルド(10)は加圧手段(12)を備え; 前記加圧手段(12)はそのエンジンの過給のためのタ
    ービン(12)であり; 前記タービン(12)が可変形状タイプで構成され; 前記タービン(12)の形状を制御するように第2の流
    体動作手段(59)を備え; 前記第1の動作手段(46)を作動するように電気的に
    制御される第1の弁手段(54)と、前記第2の動作手
    段(59)を作動するように電気的に制御される第2の
    弁手段(60)と、前記第1および第2の弁手段(5
    4、60)の電子式制御手段(64)とを備えることを
    特徴とする産業車両用エンジン。
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