JP3130121B2 - 安定化されたポリアセタール組成物 - Google Patents

安定化されたポリアセタール組成物

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JP3130121B2 JP04092371A JP9237192A JP3130121B2 JP 3130121 B2 JP3130121 B2 JP 3130121B2 JP 04092371 A JP04092371 A JP 04092371A JP 9237192 A JP9237192 A JP 9237192A JP 3130121 B2 JP3130121 B2 JP 3130121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はある立体障害のあるアミン光安定
剤(「HALS」)を含むポリアセタール組成物に関す
る。
【0002】ポリアセタール(通常ポリオキシメチレン
とも称せられる)組成物は一般にその末端基がエステル
化またはエーテル化によりエンド-キャッピングされる
ホルムアルデヒドの均質重合体、並びにその末端基がヒ
ドロキシ末端化され得るか、或いはエステル化またはエ
ーテル化によりエンド-キャッピングされ得るホルムア
ルデヒドまたはホルムアルデヒドの環式オリゴマー及び
主鎖中に少なくとも2個の隣接炭素原子を有するオキシ
アルキレン基を生じさせる他の単量体の共重合体をベー
スとする組成物を含むものと理解される。
【0003】比較的高い分子量(即ち、10,000〜
100,000)のポリアセタールをベースとする組成
物は熱可塑性物質に通常使用される技術例えば圧縮成
形、射出成形、押出、ブロー成形、回転成形、溶融紡
糸、スタンピング、熱成形などのいずれかにより、半加
工及び加工製品を製造する際に有用である。かかる組成
物から製造される加工製品は高いステイフネス(sti
ffness)、強さ、低い摩擦係数及び良好な耐溶媒
性を含む望ましい物理的特性を持つ。
【0004】ある応用において、ポリアセタール組成物
は長期間紫外(「UV」)光に曝露される。かかる状況
下でポリアセタール組成物が比較的安定であることが望
ましい。ポリアセタール組成物に対してUV光安定性を
与えるか、またはこれを改善するために、HALSをポ
リアセタール組成物に加え得る。しかしながら、ポリア
セタール組成物に対するHALSの添加はポリアセター
ル組成物の他の特性、特にその溶融処理熱安定性に悪影
響を及ぼし得ることはまれなことではない。
【0005】本発明において、あるHALSをアセター
ル組成物中に含有させることにより所定の期間UV光に
曝した際に重量損失により計測されるUV光への曝露に
対して良好な安定性を有するポリアセタール組成物が生
じることが見い出された。更に、これらのあるHALS
のポリアセタール組成物中への含有がポリアセタール組
成物の他の特性[殊に溶融処理安定性(熱的に発生され
たホルムアルデヒド試験により測定)]に重大な悪影響
を及ぼさないことが見い出された。
【0006】更に詳細には本発明は立体障害のあるフエ
ノール基を含み、そして更にピペリジン環またはオキソ
-ピペラジニル環を含む少なくとも1つのHALSを含
むポリアセタール均質重合体組成物に関する。ピペリジ
ン環及びオキソ-ピペラジニル環は共に環中のN4位置、
即ち第三級官能基で立体障害のあるアミンを含む。これ
らのタイプのHALSはここに「タイプI HALS」
または「タイプI(成分b)HALS」のいずれかとし
て称する。
【0007】また本発明は少なくとも1つの上記節に記
載のHALS(即ちタイプI HALS)並びに加え
て、s-トリアジン環及びピペリジン環またはオキソ-ピ
ペラジニル環を有する少なくとも1つのHALSを含む
ポリアセタール組成物に関する。ピペリジン環及びオキ
ソ-ピペリジニル環は共に第二級または第三級官能基で
あり得る環中のN4位置で、立体障害のあるアミンを含
む。この後者のタイプのHALSは「タイプII HA
LS」または「タイプII(成分c)HALS」のいず
れかとしてここに称せられる。
【0008】本発明の組成物は溶融処理中及び後の両方
において、高められたUV及び熱安定性を有するポリア
セタール組成物をどこで使用されることが望まれても有
用である。本発明の組成物から製造される製品は例えば
自動車または潅漑用に使用し得る。
【0009】米国特許第4,863,981号に(a)ピ
ペラジン環中の立体障害のあるアミンが第三級官能性の
ものであるポリアルキルピペリジン立体障害アミン光安
定剤成分及び(b)s-トリアジン残基を配合するポリ
アルキルピペリジン立体障害アミン光安定剤成分、を含
む重合体安定剤混合物が開示される。成分(a)HAL
Sは立体障害のあるフエノール群を含まない。
【0010】米国特許第4,446,263号に(a)
1,6-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-t-ブチル)-4-
ヒドロキシヒドロシンナメート、(b)2,4,6-トリ
アミノ-sym-トリアジン、(c)ビス(1,2,2,6,
6-ペンタメチル-4-ピペリジニル)[3,5-ビス(1,
1-ジメチルエチル-4-ヒドロキシ-フエニル)メチル]
ブチルプロパンジオエート(TinuvinR144/
Ciba Geigyとして市販)、及び(d)2-ヒ
ドロキシ-4-n-オクトキシ-ベンゾフエノン(Cyas
orbRUV531として市販)、のポリアセタール共
重合体安定剤混合物が開示される。安定剤混合物におい
て、成分(a)は酸化防止剤として作用し、成分(b)
は酸捕捉剤として作用し、成分(c)は遊離基捕捉剤と
して作用し、そして成分(d)は酸捕捉剤として作用す
る。安定剤混合物は特にポリアセタール共重合体組成物
において有用であることが教示される。該安定剤混合物
がポリアセタール均質重合体組成物に有用であるとの教
示はない。事実、下記の実施例に示されるように、該安
定剤包装物の成分(b)はポリアセタール均質重合体組
成物の溶融処理熱安定性を劣化させ、そしてそのままで
はこのものにおける使用に対して許容されない。
【0011】本発明は(a)ポリアセタール均質重合体
95.00〜99.95重量%並びに次式のHALS
(b)(1)及びHALS(b)(2)よりなる群から
選ばれる少なくとも1つのタイプI HALS0.05
〜5.00重量%、を含む組成物に関する:
【0012】
【化14】
【0013】式中、RはC1〜C6アルキル(直鎖状もし
くは分枝鎖状)であり、R′はHまたはC1〜C6アルキ
ル(直鎖状もしくは分枝鎖状)であり、そしてXは次式
の(b)(1)(a)及び(b)(1)(b)から選ば
れ:
【0014】
【化15】
【0015】式中、A=C1〜C6アルキル、好ましくは
1〜C3アルキル、最も好ましくはCH3
【0016】
【化16】
【0017】式中、R及びR′は上のHALS(b)
(1)と同様であり、そしてYは次の(b)(2)
(a)及び(b)(2)(b)から選ばれる:
【0018】
【化17】
【0019】また本発明は(a)ポリアセタール95.
00〜99.90重量%、(b)上記のHALS(b)
(1)及びHALS(b)(2)から選ばれる少なくと
も1つのタイプI HALS0.05〜2.50重量%、
並びに(c)次式のHALS(c)(1)、HALS
(c)(2)及びHALS(c)(3)から選ばれる少
なくとも1つのタイプII HALS0.05〜2.50
重量%、を含む組成物に関する:
【0020】
【化18】
【0021】式中、R″は
【0022】
【化19】
【0023】であり、そしてAはHまたはC1〜C6アル
キル、好ましくはHまたはC1〜C3アルキル、最も好ま
しくはCH3である;
【0024】
【化20】
【0025】式中、AはHまたはC1〜C6アルキル、好
ましくはHまたはC1〜C3アルキル、最も好ましくはC
3である;
【0026】
【化21】
【0027】式中、Zは
【0028】
【化22】
【0029】であり、そしてAはHまたはC1〜C6アル
キル、好ましくはHまたはC1〜C3アルキル、最も好ま
しくはCH3である。
【0030】本発明の組成物は良好な熱及びUV光安定
性を持つ。かかる組成物はUV光に対する安定性が望ま
れる用途に有用である。
【0031】A.組成物 本発明はある特殊なHALSを含むポリアセタール組成
物に関する。更に詳細には、少なくとも1つのタイプI
(成分b)HALSを含むポリアセタール均質重合体組
成物に関する。また少なくとも1つのタイプI(成分
b)HALS及び少なくとも1つのタイプII(成分
c)HALSを含むポリアセタール組成物に関する。
【0032】タイプI(成分b)HALSは立体障害の
あるフエノール基を含むHALSである。タイプI(成
分b)HALSは更にピペリジン環またはオキソ-ピペ
ラジニル環のいずれかを含む。両方のタイプの環は環中
のN4位置、即ち第三級官能基で立体障害のあるアミン
を含む。
【0033】タイプII(成分c)HALSはs-トリ
アジン環を含むHALSである。加えて、タイプII
(成分c)HALSはピペリジン環またはオキソ-ピペ
ラジニル環のいずれかを含む。ピペリジン環及びオキソ
-ピペラジニル環は共に環中のN4位置で立体障害のある
アミンを含む。立体障害のあるアミンは第二級または第
三級の官能性、好ましくは第三級の官能性であり得る。
【0034】本発明の組成物は本質的に(a)ポリアセ
タール均質重合体95.00〜99.95重量%並びに
(b)上記のHALS(b)(1)及びHALS(b)
(2)から選ばれるタイプI HALS0.05〜5.0
0重量%からなる。好ましくは、これらの組成物は本質
的に成分(a)96.00〜99.95重量%及び成分
(b)0.05〜4.00重量%からなる。最も好ましく
は、これらの組成物は本質的に成分(a)99.00〜
99.95重量%及び成分(b)0.05〜1.00重量
%からなる。上記の重量%は成分(a)及び(b)のみ
の重量をベースとする。
【0035】また他の具体例において、本発明の組成物
は本質的に(a)ポリアセタール95.00〜99.90
重量%、(b)上記のHALS(b)(1)及びHAL
S(b)(2)から選ばれるタイプI HALS0.0
5〜2.50重量%、並びに(c)上記のHALS
(c)(1)、HALS(c)(2)及びHALS
(c)(3)から選ばれるタイプII HALS0.0
5〜2.50重量%からなる。好ましくは、これらの組
成物は本質的に成分(a)96.00〜99.90重量
%、成分(b)0.05〜2.00重量%及び成分(c)
0.05〜2.00重量%からなる。最も好ましくは、こ
れらの組成物は本質的に成分(a)97.00〜99.9
0重量%、成分(b)0.05〜1.50重量%及び成分
(c)0.05〜1.50重量%からなる。この節で与え
られる重量%は成分(a)、(b)及び(c)のみの全
重量をベースとする。
【0036】1.成分(a)-ポリアセタール 「ポリアセタール」なる用語はポリアセタール均質重合
体、ポリアセタール共重合体及びその混合物を表わす。
【0037】「ポリアセタール均質重合体」なる用語は
ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドの環式オリゴ
マーの均質重合体を含み、その末端基はエステル化また
はエーテル化によりエンド-キャッピングされる。一般
に、ポリアセタール均質重合体はその大きなステイフネ
スのためにポリアセタール共重合体より好ましい。好適
なポリアセタール均質重合体はその末端ヒドロキシル基
が化学反応によりエンド-キャッピングされ、それらの
基のエステル、好ましくはそれぞれアセテートまたはメ
トキシ基を生成させるものを含む。
【0038】「ポリアセタール共重合体」なる用語はホ
ルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドの環式オリゴマ
ー及び主鎖中に少なくとも2個の隣接する炭素原子を有
するオキシアルキレン基を生成させる他の単量体の共重
合体を含み、その共重合体の末端基はヒドロキシル末端
化され得るか、またはエステル化もしくはエーテル化に
よりエンド-キャッピングされ得る。ポリアセタール共
重合体は1つまたはそれ以上のコモノマー例えばポリア
セタール組成物を製造する際に一般に用いるものを含有
し得る。より普通に用いるコモノマーには炭素原子2〜
12個のアルキレンオキシド及びそのホルムアルデヒド
との環式付加生成物が含まれる。コモノマーの量は一般
に20重量%以下、好ましくは15重量%以下、最も好
ましくは約2重量%である。最も好適なコモノマーはエ
チレンオキシドである。
【0039】本発明の組成物に用いるポリアセタールは
(このものが均質重合体または共重合体のいずれであっ
ても)分枝鎖状または直鎖状であることができ、そして
一般に10,000〜100,000、好ましくは20,
000〜75,000の範囲の数平均分子量を有する。
分子量は60及び1000Aの呼吸細孔径を有するDu
Pont PSMバイモーダル(bimodal)カラ
ムキットを用いてm-クレゾール中にて160℃でのゲ
ル浸透クロマトグラフイーにより便利に測定し得る。高
または低分子量平均を有するポリアセタールを所望の物
理的及び処理特性に依存して使用し得るが、上記のポリ
アセタール分子量平均は組成物から製造される成形製品
において最も望ましい物理特性の組合せを有する組成物
に溶融配合されるように種々の成分に良好な混合の最適
なバランスを与えるようなものが好ましい。
【0040】ポリアセタールは市販されるか、または容
易に行える技術により製造し得る。 2.成分(b)-タイプI HALS 成分(b)タイプI HALSは一般に上に記載されて
いる。好ましくは、成分(b)HALSは上記のHAL
S(b)(1)及びHALS(b)(2)から選ばれ
る。HALS(b)(1)はHALS(b)(2)より
好ましい。
【0041】HALS(b)(1)の好適な具体例はR
がC(CH33であり、Xが構造式(b)(1)(a)
であり、そしてAがC1〜C3アルキルである場合であ
る。HALS(b)(1)の最も好適な具体例はR=
R′=C(CH33、Xが構造式(b)(1)(a)で
あり、そしてAがメチル基である場合である。
【0042】HALS(b)(2)の好適な具体例はY
が構造式(b)(2)(a)であり、そしてRがC(C
33である場合である。HALS(b)(2)の最も
好適な具体例はYが構造式(b)(2)(a)であり、
そしてR=R′=C(CH33の場合である。
【0043】タイプI成分(b)HALSは市販される
か、または本分野に精通せる者により容易に行える技術
により製造し得る。
【0044】3.成分(c)-タイプII HALS 成分(c)タイプII HALSを一般的に上に記載し
た。好ましくは、成分(c)HALSは上記のHALS
(c)(1)、HALS(c)(2)及びHALS
(c)(3)から選ぶ。
【0045】HALS(c)(1)、HALS(c)
(2)及びHALS(c)(3)の好適な具体例はAが
HまたはC1〜C3アルキルであり、最も好ましくはAが
メチル基である場合である。HALS(c)(2)に対
しては、nは2〜100、好ましくは2〜20、より好
ましくは2〜4である。
【0046】タイプII(成分c)HALSは市販され
るか、または本分野に精通せる者により容易に行える技
術により製造し得る。
【0047】4.追加成分 本発明の組成物は上記の成分(a)、(b)及び(c)
に加えて熱安定剤、酸化防止剤、顔料、着色剤、強じん
剤、強化剤、UV安定剤、増核剤、潤滑剤、ガラス繊維
及びフイラーを含む、一般的にポリアセタール組成物に
使用される他の成分、改質剤及び添加剤を含有し得るこ
とを理解すべきである。またある顔料及び着色剤はそれ
自体ポリアセタール組成物の安定性に悪影響を及ぼし得
ることを理解すべきである。
【0048】殊に興味ある熱安定剤にはポリアミド安定
剤、特にナイロンターポリマー、ヒドロキシ含有重合体
例えば米国特許第4,766,168号及び同第4,81
4,397号に記載されるもの、並びに非溶融性含窒素
またはヒドロキシ含有重合体と共に非溶融性の天然重合
体例えばヨーロッパ特許出願公開第0,388,809号
に記載のものが含まれる。一般に、組成物に加えられる
熱安定剤の全量はポリアセタール及び熱安定剤の重量を
ベースとして0.05〜5.00、好ましくは0.05〜
2.50、最も好ましくは0.05〜1.50重量%間で
ある。
【0049】また本発明の組成物中に混合された酸化防
止剤系を含有させることが熱安定性の目的に有利である
ことが見い出された。好ましくは、混合された酸化防止
剤系はN,N-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-t-ブチル
-4-ヒドロキシ-ヒドロシンナミド)酸化防止剤及び少
なくとも1つの他の立体障害のあるフエノールタイプ酸
化防止剤例えばビス[3-(3′-t-ブチル-4′-ヒド
ロキシ-5′-メチルフエニル)]-プロピオン酸トリエ
チレングリコールまたはテトラキス[メチレン(3,5-
ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシ-ヒドロシンナメート)]
メタンからなる。他の立体障害のあるフエノールタイプ
酸化防止剤は本分野で公知である。一般に、ポリアセタ
ール組成物に加えられる全酸化防止剤の重量%はポリア
セタール、熱安定剤(存在すれば)及び酸化防止剤の重
量をベースとして2.00重量%以下、好ましくは1.0
0重量%以下、最も好ましくは0.50重量%以下であ
る。
【0050】更に、本明細書に記載のHALSと組合せ
たUV吸収剤は等価量のUV吸収剤または該HALSの
いずれかを含むポリアセタール組成物のUV耐久性より
優れているポリアセタールに対するUV耐久性を与え
る。そのままで、更に改善されたUV安定性に対し、本
発明の組成物中に少なくとも1つのUV吸収剤を配合す
ることが有利であり得る。UV吸収剤は公知であり、そ
してベンゾトリアゾール例えば2-[3′,5′-ビス
(1-メチル-1-フエニルエチル)-2′-ヒドロキシフ
エノール]ベンゾトリアゾール;ベンゾフエノン例えば
2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフエノン;オキ
サニリド(シユウ酸ジアミン)例えば2-エトキシ-5-
t-ブチル-2′-エチルオキサニリド及びその2-エトキ
シ-2′-エチル-5,4′-ジ-t-ブチルオキサニリドと
の混合物;シアノアクリレート並びに上記タイプのUV
吸収剤の混合物が含まれる。一般に、組成物に加えられ
るUV吸収剤の全重量%はポリアセタール、熱安定剤
(存在すれば)、酸化防止剤(存在すれば)及びUV吸
収剤のみの重量をベースとして0.05〜5.00重量%
間、好ましくは0.05〜4.00重量%間、最も好まし
くは0.05〜1.00重量%間である。
【0051】B.組成物の調製 本発明の組成物は本明細書に記載の成分をポリアセター
ル組成物を製造する際に通常用いるいずれかの強力な混
合装置例えばゴム・ミル、内部混合機例えば「バンベリ
ー」及び「ブラベンダー」混合機、外部的または摩擦に
より加熱されるキャビテイーを有するシングルまたはマ
ルチブレード内部混合機、「コーニーダー」、マルチブ
レード混合機例えば「フアレル(Farrel)連続式
混合機」、射出成形機、並びにシングルスクリユー及び
ツインスクリユーの両方の、共回転及び対向回転の両方
の押出機を用いて組成物のポリアセタール重合体成分の
融点以上の温度で混合することにより製造し得る。これ
らの装置は単独でか、または静的混合機、混合トーピド
及び/または内部圧力及び/または混合の強さを増大さ
せるための種々の装置例えばこの目的のために設計され
たバルブ、ゲートまたはスクリユーとの組合せで使用し
得る。押出機が好ましい。勿論、かかる混合は組成物の
ポリアセタール成分の重大な劣化が生じる温度以下で行
うべきである。一般に、ポリアセタール組成物は170
〜280℃間、好ましくは185〜240℃間、最も好
ましくは195〜225℃間で溶融処理する。
【0052】成形製品は圧縮成形、射出成形、押出、ブ
ロー成形、回転成形、溶融紡糸及び熱成形を含む数種の
通常の方法のいずれかを用いて本発明の組成物から製造
し得る。射出成形が好ましい。成形製品の例にはシー
ト、プロフイル、ロッド・ストック(rod stoc
k)、フイルム、フイラメント、繊維、ストラッピング
(strapping)、テープチユーブ及びパイプが
含まれる。かかる成形製品は配向、延伸、被覆、熱処
理、塗装、積層及びプレーテイングにより後処理し得
る。かかる成形製品及びこのものからのスリラップは粉
砕し、そして再成形し得る。
【0053】本発明の組成物及びこのものから製造され
る成形製品の製造に用いる処理条件は約170〜270
℃、好ましくは185〜240℃、最も好ましくは20
0〜230℃の溶融温度を含む。本発明の組成物を射出
成形する場合、製造される複雑な形状と一致するように
できる限り型を冷却することが好ましい。一般に、型温
度は10〜120℃、好ましくは10〜100℃、最も
好ましくは約50〜90℃である。
【0054】
【実施例】次のものは本発明の特殊なHALSの有効性
を測定するためにポリアセタール組成物を用いて行った
試験の結果である。また本発明の範囲内のものではない
同様のタイプのHALSを含むポリアセタール組成物に
対する試験結果を与える。特記せぬ限り、すべての温度
はセッ氏度である。適当ならば測定値は概算であった。
特記せぬ限り、重量%は全組成物の重量をベースとす
る。
【0055】特記せぬ限り、下の実施例で試験された組
成物は各々平均分子量8000を有するポリエチレング
リコール0.50重量%、エチレン-ビニルアルコール共
重合体熱安定剤(米国特許第4,766,168号により
製造)の熱安定剤系0.75重量%、それぞれナイロン
66、ナイロン6/10及びナイロン6の33/23/
43ターポリマー0.25重量%、トリエチレングリコ
ールビス(3,3′-t-ブチル-4′-ヒドロキシ-5′-
メチルフエニル)プロピオネート(IrganoxR
45、Ciba Geigy)の酸化防止剤系0.10
重量%並びにN,N′-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-
t-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナミド(Irga
noxR1098、Ciba Geigy)0.05重量
%を含んでいた。
【0056】特記せぬ限り、下の実施例に用いるポリア
セタールは数平均分子量約40,000を有するアセテ
ートエンド-キャッピングされたポリアセタール均質重
合体であった。
【0057】実施例の組成物を熱及びUV安定性を求め
るために試験した。
【0058】下の実施例で試験する組成物の熱安定性を
熱発生ホルムアルデヒド(「TEF」)試験法を用いて
測定した。試験するポリアセタール組成物の秤量した試
料を管中に置き、そして管に試料を無酸素環境に保持し
ながらいずれかの発生したガスを装置から除去するため
に試験試料に窒素を導入するためのキャップを設けた。
試料を含んだ管をシリコーン油浴中にて259℃で加熱
した。窒素及びこれにより運ばれたいずれかの発生ガス
を亜硫酸ナトリウム40g/lの溶液75mlを通して
バブリングさせた。いずれかの発生したホルムアルデヒ
ドは亜硫酸ナトリウムと反応して水酸化ナトリウムを遊
離させた。水酸化ナトリウムを標準0.1N HClで
連続的に中和した。発生したホルムアルデヒドの%は式
【0059】
【数1】
【0060】式中、V=滴定量、ml、N=滴定液の規
定度、及びSW=試料重量、g、により計算された。フ
アクター「0.03」はホルムアルデヒドのミリ当量重
量g/ミリ当量である。熱発生したホルムアルデヒドの
結果は3.0重量%のホルムアルデヒドが発生するまで
に必要とされる時間、分として便利に報告される。分で
表わす結果は下の「259℃での重量%CH2O損失ま
での時間」として表中に報告される。
【0061】下の実施例で試験される組成物のUV安定
性は下記のようにUV光に対する曝露を通して測定し
た。組成物はUV曝露後の重量損失を測定するために試
験した。UV曝露試験後の重量損失に対する試料は5c
m×8.1cm×4mmの大きさを有する成形板であっ
た。成形板は21〜23g間の重さであり、そして該板
の表面仕上げは高い光沢性の表面であった。板の高い光
沢面を所定量(即ち、下の表に特記するように600、
1250または2000KJ/m2)でUV光源に曝露
した。すべての試料を同じ条件下でUV曝露に付した。
試験前に試料を秤量した。試料をすべてSAE J18
85[自動車内装条件(Automotive Int
erior Conditions)]により操作され
た、石英性内部フイルター及びホウケイ酸塩外部フイル
ターを有するAtlas Ci65キセノンアークウエ
ザロメータ中にて加速されたUV曝露に付した。SAE
J1885法の適切な詳細に次のように直接下記のも
のである:
【0062】
【表1】 明 暗 サイクル サイクル 照射(ワット/m2) 0.55 −− 黒色板温度(℃) 89.0 38.0 相対湿度(%) 50.0 100.0 サイクル時間(時間) 3.8 1.0 下の表に詳細に記載される量でのUV曝露後の重量損失
を所定量でUV光に曝露した後に試料を秤量し、次に次
式により重量%損失を計算することにより求めた:
{[(未曝露試料重量)−(曝露試料重量)]/(未曝
露試料重量)}×100%。重量損失はポリアセタール
UV劣化を検討するための標準試験である。特記せぬ限
り、下の実施例に試験される組成物を次の方法で製造し
た:各々の組成物に対して示される成分を一緒に混合
し、そして150〜200℃のバレル温度設定、210
℃のダイ温度設定及び75rpmのスクリユー速度を有
する2.5インチのスターリング(Sterling)
シングル押出機上で溶融配合した。ダイから出てきた溶
融物の温度は220〜230℃の範囲であった。
【0063】下記の実施例は2つの部分に分けられる。
セクションIはこれに付属する比較例と共に、ポリアセ
タール均質重合体及びHALSタイプIを含む組成物に
関する。セクションIIはこれに付属する比較例と共
に、ポリアセタール、HALSタイプI及びHALSタ
イプIIを含む組成物に関する。
【0064】(実施例1〜14)成分(a)ポリアセタール均質重合体及び成分(b)タ
イプI HALSを含む組成物 I(a).実施例1〜14及びC1〜C27に用いるH
ALS タイプI HALS 「HALS IA」はR=R′=C(CH33、X=構
造式(b)(1)(a)、及びA=メチルであるHAL
S(b)(1)であった。HALS IAの構造式は次
のとおりである:
【0065】
【化23】
【0066】HALS対照2はこのものが立体障害のあ
るフエノール基を含有しないために、タイプI HAL
Sではなかった。
【0067】「HALS対照3」は次の構造式を有して
いた:
【0068】
【化24】
【0069】式中、X″=
【0070】
【化25】
【0071】HALS対照3はこのものが立体障害のあ
るフエノール基を含有しないために、タイプI HAL
Sではなかった。HALS対照3はChimassor
b 119(Ciba Geigy)として市販され
る。
【0072】「HALS対照4」は化学名4-ヒドロキ
シ-2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジンエタノー
ルとのジメチルスクシネート重合体を有し、そして更に
次の構造式を有していた:
【0073】
【化26】
【0074】HALS対照4はこのものが立体障害のあ
るフエノール基を含有しないために、タイプI HAL
Sではなかった。HALS対照4はTinuvinR
22(Ciba Geigy)として市販される。
【0075】「HALS対照5」は化学名1,1′-
(1,3-エタンジイル)ビス(3,3,5,5-テトラメチ
ルピペラジノン)を有し、そして更に次の構造式を有し
ていた:
【0076】
【化27】
【0077】HALS対照5はこのものが立体障害のあ
るフエノール基を有し、そして更にピペラジノン環中の
4位置での立体障害のあるアミンが第二級官能基であ
るために、タイプI HALSではなかった。HALS
対照5はGood-RiteR3034(BF Good
rich)として市販される。
【0078】「HALS対照6」は化学名ビス(2,2,
6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)デカンジオデー
トを有し、そして更に次の構造式を有していた:
【0079】
【化28】
【0080】HALS対照6はピペリジン環中のN4
置での立体障害のあるアミンが第二級官能基であり、そ
して更にこのものが立体障害のあるフエノール基を含有
しないために、タイプI HALSではなかった。HA
LS対照6はTinuvinR770(Ciba Ge
igy)として市販される。
【0081】(実施例1〜3及びC1〜C9)実施例1
〜3及びC1〜C9の生成物に対する成分を下の表Iに
示す。
【0082】実施例C1の組成物はベースポリアセター
ル均質重合体組成物であった。HALS対照1、HAL
S対照2またはHALS対照3またはHALS対照4の
いずれかをベースポリアセタール均質重合体組成物中に
含めることによりベースポリアセタール組成物の熱安定
性は減少するか、または多くとも維持される(比較例C
1対実施例C2〜C9)。これに対し、HALS IA
をベースポリアセタール均質重合体組成物中に配合した
場合、ベースポリアセタール均質重合体組成物の熱安定
性は改善された。更に詳細には、ベースポリアセタール
均質重合体組成物に対するTEF試験中にホルムアルデ
ヒドが3.0重量%発生するのに105分間かかり(実
施例C1)、一方タイプI HALSであるHALS
IAを0.10、0.30及び0.60重量%含む組成物
に対し、ホルムアルデヒドが3.0重量%発生するのに
それぞれ126分(実施例1)、106分(実施例2)
及び110分(実施例3)かかった。
【0083】「UV曝露後の%重量損失」に対するデー
タはベースポリアセタール均質重合体組成物のUV安定
性が、HALS IAをこのものに配合した場合に改善
された。
【0084】
【表2】
【0085】(実施例4、C1及びC10〜C12)実
施例4、C1及びC10〜C12の組成物に対する成分
を下の表IIに示す。更に、実施例4及びC10〜C1
2の組成物は各々2-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イ
ル)-4,6-ビス(1,1-ジメチルエチル)フエノール
である「UV吸収剤A」(TinuvinR320、C
iba Geigy)0.30重量%を含んでいた。
【0086】実施例C1はベースポリアセタール均質重
合体組成物であった。実施例C10〜C11はUV吸収
剤A及びHALS対照1またはHALS対照2をベース
ポリアセタール均質重合体中に含めることにより該組成
物の熱安定性が減少されたことを示す。これに対し、実
施例4はUV吸収剤A及びHALS IA(タイプIH
ALSである)をベースポリアセタール均質重合体組成
物中に含めることにより該組成物の熱及びUV安定性が
減少されたことを示す。
【0087】
【表3】
【0088】(実施例5〜8、C1及びC13〜C2
0)実施例5〜8、C1及びC13〜C20の組成物に
対する成分を下の表IIIに示す。
【0089】実施例5及びC13〜C16の組成物は各
々更に2-(2H-ベンゾトリアゾル-2-イル)-4,6-
ビス(1-メチル-1-フエニルエチル)フエノールであ
る「UV吸収剤B」(TinuvinR234、Cib
a Geigy)0.30重量%を含んでいた。実施例
6〜7及びC17〜C20の組成物は各々更にUV吸収
剤B0.60重量%を含んでいた。実施例8の組成物は
更にUV吸収剤A0.60重量%を含んでいた。
【0090】最良の熱安定性はタイプI HALSであ
るHALS IAを含むポリアセタール均質重合体組成
物により得られた。
【0091】
【表4】
【0092】(実施例9、C1及びC21〜C22)実
施例9、C1及びC21〜C22の組成物に対する成分
を下の表IVに示す。
【0093】実施例9及びC21〜C22の組成物は各
々更に上記のUV吸収剤B0.60重量%及びカーボン
・ブラック約70重量%を含むカーボン・ブラック-ポ
リエチレンカラー濃厚物0.50重量%を含んでいた。
【0094】ベースポリアセタール均質重合体組成物
(即ち、実施例C1)の熱安定性はHALS IAをこ
のものに配合した場合に改善され;これに対し、HAL
S対照1またはHALS対照4のいずれかをこのものに
配合した場合に減少した。
【0095】
【表5】
【0096】[実施例10〜11、C1及びC23〜C
25]実施例10〜11、C1及びC23〜C25の組
成物に対する成分を下の表Vに示す。
【0097】実施例10〜11及びC23〜C25の組
成物は各々フエノール性酸化防止剤IrganoxR
45 0.10重量%の代りにフエノール性酸化防止剤
4,4′-ブチリデンビス(6-t-ブチル-3-メチル)フ
エノール0.10重量%を含んでいた。かかる各組成物
は更にUV吸収剤B0.60重量%を含んでいた。また
実施例11及びC25の組成物はカーボン・ブラック約
70重量%を含むカーボン・ブラック-ポリエチレンカ
ラー濃厚剤0.50重量%を含んでいた。
【0098】得られた結果は前の実施例で得られたもの
と同様であった。
【0099】
【表6】
【0100】(実施例12〜14)実施例12〜14の
組成物の成分を下の表VIに示す。実施例12〜14の
組成物はIrganoxR245もIrganoxR10
98も含んでいなかった。実施例12〜14の組成物は
各々更にUV吸収剤B0.60重量%を含んでいた。実
施例13及び14の組成物は更に各々加えてカーボン・
ブラック約70重量%を含むカーボン・ブラック-ポリ
エチレンカラー濃厚物0.50重量%を含んでいた。実
施例14の組成物はいずれのポリエチレングリコールも
含んでいなかったが、更にN,N′-ジステアロイルエチ
レンジアミン0.25重量%を含んでいた。
【0101】
【表7】
【0102】(実施例C26及びC27) (実施例C26)上に記載され、そして添加剤を含まな
いホモポリアセタール重合体を溶融処理条件下での安定
性を測定するためにTEF試験した。この試料組成物か
ら、ホルムアルデヒド3.0重量%が259℃で発生す
るのに120分かかった。
【0103】(実施例C27)2,4,6-トリアミノ-s
ym-トリアジン0.40重量%及び実施例C26と同様
のホモポリアセタール重合体99.60重量%を含む組
成物を溶融処理条件下での組成物の安定性を測定するた
めにTEF試験した。この試料組成物から、ホルムアル
デヒド3.0重量%が259℃で発生するのに15分し
かかからなかった。
【0104】実施例C26及びC27に対する上記の結
果は2,4,6-トリアミノ-sym-トリアジンがホモポ
リアセタールの溶融処理熱安定性を重大に劣化させたこ
とを示す。2,4,6-トリアミノ-sym-トリアジン
(ポリアセタール共重合体のUV安定性に対して米国特
許第4,446,263号に必要であることが見い出され
た成分)を含む実施例C27はポリアセタール均質重合
体の溶融処理熱安定性を8のフアクターだけ減少させる
ことが見い出された。かくて、ポリアセタール共重合体
に有効な成分は必ずしもポリアセタール均質重合体に有
効ではなく、そして事実、有効でないばかりでなく、有
害でもあり得る。
【0105】(実施例15〜29)成分(a)ポリアセタール、成分(b)タイプI HA
LS及び成分(c)タイプII HALSを含む組成物 実施例15〜29及びC28〜C39に用いるHALS タイプI HALS 「HALS IA」は上記のHALS IAと同様であ
った。
【0106】「HALS IB」は化学名1-[2-
(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフエニル)プロピ
オニルオキシ)エチル]-4-(3,5-ジ-t-ブチル-4-
ヒドロキシフエニル)プロピオニルオキシ)-2,2,6,
6-テトラメチルピペリジンを有していた。HALS
IBはR=R′=C(CH3)そしてYが構造式(b)
(2)(a)であるHALS(b)(2)であった。H
ALS IBは次の構造式を有していた:
【0107】
【化29】
【0108】HALS IBはSanol LS-26
26(Sankyo)として市販される。
【0109】タイプII HALS 「HALS IIA」は上記のHALS対照1と同様で
あった。このものはs-トリアジン環及びN4位置で立体
障害のあるアミンを有するピペリジン環を含むためにタ
イプII HALSであった。このものはまたAがCH
3であるHALS(c)(2)と同様であった。
【0110】「HALS IIB」はAがCH3である
HALS(c)(1)と同様であった。
【0111】「HALS IIC」はAがCH3である
HALS(c)(3)と同様であった。
【0112】対照HALS 次の実施例に用いた対照HALSは「HALS対照
4」、「HALS対照5」及び「HALS対照6」であ
った。かかる各対照HALSは上の実施例のセクション
Iに記載した。
【0113】(実施例15〜17及びC1)実施例15
〜17及びC1の組成物に対する成分を下の表VIIに
示す。
【0114】実施例C1の組成物はベースポリアセター
ル組成物であった。本発明の組成物(即ち、実施例15
〜17)はベースポリアセタール組成物より良好なUV
安定性を有していた。
【0115】
【表8】
【0116】(実施例19〜21、C1及びC28〜C
31)実施例19〜21、C1及びC28〜C31の組
成物に対する成分を下の表VIIIに示す。
【0117】本発明のHALS混合物を含む組成物は対
照HALS混合物を含む組成物(比較例C28v.1
8;C29v.19;C30v.20;及びC31v.
21)より良好な熱安定性を有していた。更に、ベース
ポリアセタール組成物(実施例C1)のUV安定性は本
発明のHALS混合物をこのものに配合した場合に改善
された。
【0118】
【表9】
【0119】(実施例22〜24及びC1)実施例22
〜24及びC1の組成物に対する成分を下の表IXに示
す。また実施例22〜24の組成物は実施例4及びC1
0〜C12に対して上に記載されるUV吸収剤A0.3
0重量%を含んでいた。追加物を供給した。
【0120】UV吸収剤Aと共に本発明の混合されたH
ALS系を配合することにより熱安定性を重大に減少さ
せずにベースポリアセタール組成物のUV安定性が重大
に改善された(実施例C1)。
【0121】
【表10】
【0122】(実施例25〜28、C1及びC32〜C
39)実施例25〜28、C1及びC32〜C39の組
成物に対する成分を下の表Xに示す。実施例25〜28
及びC32〜C39の組成物は更に実施例5及びC13
〜C16に対して上に記載するUV吸収剤B0.60重
量%を含んでいた。
【0123】本発明の混合されたHALS系を含む組成
物は対照HALSを含む組成物より良好な熱安定性を有
していた。更に、本発明の混合されたHALS系を配合
することによりベースポリアセタール組成物のUV安定
性が重大に改善された(実施例C1)。
【0124】
【表11】
【0125】
【表12】
【0126】(実施例29〜35)実施例29〜35の
組成物に対する成分を下の表XIに示す。加えて、各々
の組成物は上記のUV吸収剤B0.60重量%を含んで
いた。また実施例29〜30及び33の組成物はカーボ
ン・ブラック約70重量%を含むカーボン・ブラック-
ポリエチレンカラー濃厚物を含んでいた。
【0127】実施例31〜35の組成物に用いた酸化防
止剤系は上記のものであり;このものを下の表XIIに
示す。
【0128】
【表13】表XII 実施例No. 重量%酸化防止剤 31〜33 0.10 4,4′-ブチリデンビス(6-
t-ブチル-3-メチルフエノール);0.05 Irga
noxR1098(上記) 34 0.05 IrganoxR1098(上
記) 35 0.00 表XIは硬化時間に対するUV光への曝露後の各組成物
の重量損失結果を与える。
【0129】
【表14】
【0130】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0131】1.本質的に(a)ポリアセタール均質重
合体95.00〜99.95重量%並びに(b)HALS
(b)(1)及びHALS(b)(2)
【0132】
【化30】
【0133】式中、Xは構造式(b)(1)(a)及び
(b)(1)(b)
【0134】
【化31】
【0135】から選ばれ、ここにAはC1〜C6アルキル
から選ばれる;
【0136】
【化32】
【0137】式中、Yは構造式(b)(2)(a)及び
(b)(2)(b)
【0138】
【化33】
【0139】から選ばれ、そしてHALS(b)(1)
及びHALS(b)(2)において、Rは直鎖状もしく
は分枝鎖状のC1〜C6アルキルであり、そしてR′はH
または直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C6アルキルであ
る、から選ばれる少なくとも1つの立体障害のあるアミ
ン光安定剤(「HALS」)0.05〜5.00重量%、
からなり、但し上記の重量%は成分(a)及び(b)の
みの合計をベースとする、組成物。
【0140】2.本質的に(a)ポリアセタール重合体
95.00〜99.90重量%、(b)HALS(b)
(1)及びHALS(b)(2)
【0141】
【化34】
【0142】式中、Xは構造式(b)(1)(a)及び
(b)(1)(b)
【0143】
【化35】
【0144】から選ばれ、ここにAはC1〜C6アルキル
から選ばれる;
【0145】
【化36】
【0146】式中、Yは構造式(b)(2)(a)及び
(b)(2)(b)
【0147】
【化37】
【0148】から選ばれ、そしてHALS(b)(1)
及びHALS(b)(2)において、Rは直鎖状もしく
は分枝鎖状のC1〜C6アルキルであり、そしてR′はH
または直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C6アルキルであ
る、から選ばれる少なくとも1つのHALS0.05〜
2.50重量%、並びに(c)HALS(c)(1)、
HALS(c)(2)及びHALS(c)(3)
【0149】
【化38】
【0150】式中、R″は
【0151】
【化39】
【0152】である、
【0153】
【化40】
【0154】
【化41】
【0155】式中、Zは
【0156】
【化42】
【0157】であり、そしてHALS(c)(1)、H
ALS(c)(2)及びHALS(c)(3)の各々に
おいて、AはHまたはC1〜C6アルキルである;から選
ばれる少なくとも1つのHALS0.05〜2.50重量
%、からなり、但し上記の重量%は成分(a)、(b)
及び(c)のみの合計をベースとする、組成物。
【0158】3.成分(a)ポリアセタールがポリアセ
タール均質重合体である、上記2に記載の組成物。
【0159】4.成分(a)ポリアセタールがポリアセ
タール共重合体である、上記2に記載の組成物。
【0160】5.成分(b)HALSがHALS(b)
(1)である、上記1または2に記載の組成物。
【0161】6.HALS(b)(1)のAがCH3
ある、上記5に記載の組成物。
【0162】7.HALS(b)(1)のAがR=R′
=(CH33である、上記5に記載の組成物。
【0163】8.成分(b)HALSがHALS(b)
(2)、R=R′=(CH33、及びA=CH3であ
る、上記1または2に記載の組成物。
【0164】9.成分(c)HALSのAがCH3であ
る、上記2に記載の組成物。
【0165】10.更に少なくとも1つの酸化防止剤、
熱安定剤、顔料、着色剤、強じん剤、強化剤、UV吸収
剤、増核剤、潤滑剤、ガラス繊維、顔料、着色剤及びフ
イラーからなる、上記1または2に記載の組成物。
【0166】11.更に含窒素重合体及びヒドロキシ含
有重合体よりなる群から選ばれる少なくとも1つの熱安
定剤からなる、上記1または2に記載の組成物。
【0167】12.更に少なくとも1つの立体障害のあ
るフエノール酸化防止剤からなる、上記1または2に記
載の組成物。
【0168】13.更に少なくとも1つのベンゾトリア
ゾール、ベンゾフエノン、オキサリニド及びシアノアク
リレートよりなる群から選ばれるUV吸収剤からなる、
上記1または2に記載の組成物。
【0169】14.上記1または2に記載の組成物から
製造される成形製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−261854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 59/00 - 59/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に (a)ポリアセタール重合体95.00〜99.95重量
    %並びに (b)HALS(b)(1)及びHALS(b)(2) 【化1】 式中、Xは構造式(b)(1)(a)及び(b)(1)
    (b) 【化2】 から選ばれ、ここにAはC1〜C6アルキルから選ばれ
    る; 【化3】 式中、Yは構造式(b)(2)(a)及び(b)(2)
    (b) 【化4】 から選ばれ、そしてHALS(b)(1)及びHALS
    (b)(2)において、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状の
    1〜C6アルキルであり、そしてR′はHまたは直鎖状
    もしくは分枝鎖状のC1〜C6アルキルである、 から選ばれる少なくとも1つの立体障害のあるアミン光
    安定剤(「HALS」)0.05〜5.00重量%、から
    なり、但し上記の重量%は成分(a)及び(b)のみの
    合計をベースとする、組成物。
  2. 【請求項2】 本質的に (a)ポリアセタール重合体95.00〜99.90重量
    %、 (b)HALS(b)(1)及びHALS(b)(2) 【化5】 式中、Xは構造式(b)(1)(a)及び(b)(1)
    (b) 【化6】 から選ばれ、ここにAはC1〜C6アルキルから選ばれ
    る; 【化7】 式中、Yは構造式(b)(2)(a)及び(b)(2)
    (b) 【化8】 から選ばれ、そしてHALS(b)(1)及びHALS
    (b)(2)において、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状の
    1〜C6アルキルであり、そしてR′はHまたは直鎖状
    もしくは分枝鎖状のC1〜C6アルキルである、 から選ばれる少なくとも1つのHALS0.05〜2.5
    0重量%、並びに(c)HALS(c)(1)、HAL
    S(c)(2)及びHALS(c)(3) 【化9】 式中、R″は 【化10】 である、 【化11】 【化12】 式中、Zは 【化13】 であり、そしてHALS(c)(1)、HALS(c)
    (2)及びHALS(c)(3)の各々において、Aは
    HまたはC1〜C6アルキルである; から選ばれる少なくとも1つのHALS0.05〜2.5
    0重量%、からなり、但し上記の重量%は成分(a)、
    (b)及び(c)のみの合計をベースとする、組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の組成物から
    造される成形製品。
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