JP3130003B2 - 清掃布 - Google Patents

清掃布

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JP3130003B2
JP3130003B2 JP09341519A JP34151997A JP3130003B2 JP 3130003 B2 JP3130003 B2 JP 3130003B2 JP 09341519 A JP09341519 A JP 09341519A JP 34151997 A JP34151997 A JP 34151997A JP 3130003 B2 JP3130003 B2 JP 3130003B2
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式の清掃用シー
ト製の袋状の清掃布に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内清掃用の清掃具として、掃除
機よりも静かで且つ手軽に清掃ができ、また、雑巾の様
に水を使わずに使用できる乾式の清掃用シート製の清掃
布を使用した清掃具が提案されている。斯かる清掃具に
関する従来技術としては、柄の先端部に固定プレートを
取り付けておき、この固定プレートに使い捨ての清掃用
シートを装着して使用する清掃具(特開平7−8434
号公報参照)や、清掃布にクッション材を使用した清掃
具(実公平6−34773号公報参照)等の種々の清掃
具が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の清掃
具では、広い面積の清掃には好適であるが、キーボード
などのキーの隙間や、各種OA機器の操作ボタンの隙間
等の狭い隙間の清掃には不向きであった。また、従来の
清掃具では、清掃用シートに、固定プレートへ固定する
ための取付しろを設ける必要があり、また、その取付し
ろでは清掃ができないので、不経済であった。
【0004】従って、本発明の第1の目的は、狭い隙間
の清掃も好適に行える清掃布を提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、清掃具の先端部に装着して
経済的に使用できる清掃布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
不織布を貼り合わせて貼り合わせ部を設け、その内側に
挿入空間を有する扁平な袋状に形成した清掃布であっ
て、上記貼り合わせ部は平面視でU字状またはV字状の
形態であり、該貼り合わせ部の外側に非貼り合わせ部を
有し、上記非貼り合わせ部の外縁部の形態は、連続的な
山型形状にカットした形態であり、先端部に清掃布装着
用のヘッド部を備えた柄を有する清掃具における該ヘッ
ド部が上記挿入空間に挿入されることにより、該ヘッド
部に装着されることを特徴とする清掃布を提供すること
により、上記第1及び第2の目的を達成したものであ
る。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る清
掃布において、開口部を有し、上記ヘッドが該開口部か
ら上記挿入空間に挿入されるようになされており、該開
口部には、少なくとも一箇所以上のスリットが設けられ
ていることを特徴とする清掃布を提供するものである。
【0007】請求項1に係る清掃布は、貼り合わせ部の
内側で拭き掃除を行えるほか、非貼り合わせ部を狭い隙
間に挿入できるので、清掃箇所に応じた清掃を良好に行
うことができる。また、挿入空間を有する袋状に形成さ
れており、当該挿入空間に柄の先端部などを挿入するこ
とによって簡単に装着して清掃を行うことができ、取り
付けしろが不要であるほか、清掃布を裏返すことによっ
て、表裏両面共使用できるので、経済的である。更に、
貼り合わせ部が直接清掃対象に当たらずに済むので、シ
ール方法などで貼り合わせた場合にも当該貼り合わせ部
が清掃対象物を傷付けることがない。
【0008】請求項2に係る清掃布においては、その開
口部に、少なくとも一箇所以上のスリットが設けられて
いるので、清掃具のヘッド部への取付け・取り外しを容
易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下には、本発明に係る清掃布の
実施の形態及び該清掃布が装着される好ましい清掃具に
ついて、添付図面を参照しながら説明する。
【0010】本発明に係る清掃布は、不織布を貼り合わ
せて貼り合わせ部を設け、その内側に挿入空間を有する
扁平な袋状に形成した清掃布であって、上記貼り合わせ
部の外側に、非貼り合わせ部を設けたものである。
【0011】上記清掃布を構成する不織布は、吸塵性に
優れ且つ耐摩耗性に優れている繊維材料からなる不織布
が特に好ましく使用される。この様な性質を備えた好ま
しい不織布としては、例えば、スパンレース不織布、ス
パンボンド不織布、サクション不織布、ヒートボンド不
織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。
【0012】本発明の清掃布は、内部に挿入空間を有す
る扁平な袋状に形成するように、例えば、二枚の不織布
を重ね合わせ、所定の幅でシールして貼り合わせ部を設
けることが好ましいが、一枚の不織布を折曲し、折曲箇
所以外の部分を所定の幅でシールして貼り合わせ部を設
け、ヘッドの形態に対応した挿入空間を有する扁平な袋
状に形成することもできる。
【0013】上記貼り合わせ部の形態は、平面視でU字
状またはV字状の形態であり、U字状の形態としては、
先端部に角部を有する形態等も挙げられる。また、貼り
合わせ部は、種々のシール法による他、縫合によっても
設けることができる。シール法によって貼り合わせ部を
設ける場合には、その幅を、20mm〜0.1mm、好
ましくは10mm〜1mmとすることで、所望の強度を
得ることができる。シール法には、超音波シール法、ホ
ットメルト接着剤を用いたシール法、ヒートシール法等
のシール法を採用することができる。これらのシール法
によって貼り合わせ部を形成する場合のシールパターン
は、特に限定されるものではないが、好ましいシールパ
ターンとしては、例えば、ベタ、ストライプ、トッド等
のシールパターンが挙げられる。また、縫合によって貼
り合わせ部を設ける場合には、ミシン縫い等で用いられ
る通常の縫合法を採用することが好ましい。
【0014】また、貼り合わせ部の外側に設ける非貼り
合わせ部の幅は、貼り合わせ部を上記シール法によって
設ける場合には、不織布の周縁部から1mm〜50m
m、好ましくは、5mm〜30mmとする。上記1mm
よりも幅が狭いと、シールされた貼り合わせ部で清掃対
象物を傷つけ易くなるほか、当該非貼り合わせ部での吸
塵効果がほとんどなくなり、また、上記50mmを超え
ると、非貼り合わせ部の腰がなくなって清掃し辛くな
る。また、上記貼り合わせ部を上記縫合により設ける場
合には、不織布の周縁部から1mm〜50mm、好まし
くは5mm〜30mmとする。1mmよりも狭いと、縫
合糸がほつれやすくなるほか、当該非貼り合わせ部の吸
塵効果がなくなり、また、50mmを超えると、非貼り
合わせ部の腰がなくなって清掃し辛くなる。
【0015】上記非貼り合わせ部は、貼り合わせ部に対
応してその外側に設けることが好ましく、上述の如く、
二枚の不織布から清掃布を形成した場合には、非貼り合
わせ部は、開口部を除く清掃布の全周に設け、また、一
枚の不織布から袋状に形成した場合には、清掃布の周縁
部の一部に設けることが好ましい。なお、非貼り合わせ
部は、貼り合わせ部に対応して設けることが好ましい
が、貼り合わせ部の外側の一部に設けても良い。この
貼り合わせ部の外縁部の形態は、連続的な山型形状(鋸
歯状)にカットした形態であり、そのため、埃等を効果
的に付着させる上で効果的である。
【0016】上記清掃布の開口部に少なくとも一箇所以
上のスリットを設けることは、当該清掃布の取付・取り
外しを容易にする上で効果的である。この場合、スリッ
トの長さは、10mm〜70mm程度とすることが好ま
しい。
【0017】次に、本発明に係る清掃布が装着される好
ましい清掃具について説明する。本発明に係る清掃具
は、柔軟性素材からなる清掃布装着用のヘッド部を備え
た柄と、挿入空間を有する扁平な袋状の清掃布とから構
成されるものである。
【0018】上記清掃具における清掃布は、挿入空間を
有する扁平な袋状の形態を有するものであれば、特に制
限されないが、上述した本発明の清掃布を使用すること
が特に好ましい。なお、本発明の清掃具における清掃布
は、パイルや房状体を備えていないものである。
【0019】上記ヘッド部を構成する柔軟性素材には、
スポンジ状の多孔性の柔軟性素材、人工皮革若しくは布
製の袋にフェルトや綿等の繊維材料を内包させたクッシ
ョン状の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟性素材を使用す
ることが好ましい。
【0020】上記ヘッド部をスポンジ状の多孔性の柔軟
性素材で作製する場合には、耐久性に優れた軟質の発泡
させた合成樹脂からなる多孔性の柔軟性素材を使用する
ことが特に好ましい。この様な性質を備えた好ましい多
孔性の柔軟性素材としては、例えば、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリウレタン等の樹脂が挙げられる。
【0021】また、上記ヘッド部を上記のような合成樹
脂製の多孔性の柔軟性素材で作製する場合には、清掃布
の装着・取り外しがスムーズに行えるように、その表面
滑性を良好なものとすることが好ましく、このような表
面滑性を良好にする方法としては、例えば、メルトーム
加工(表面滑性を良好にする加工法)が挙げられる。
【0022】また、上記ヘッド部の形態は、装着する清
掃布に応じて適宜変更可能であるが、先端部に角部を有
する形態とすることが好ましい。このような形態にする
ことで、コーナー部分や狭い隙間を清掃しやすくでき
る。また、ヘッド部に、先端部に進むにつれて薄くなる
ようにテーパーを設けたり、幅方向に進むにつれて薄く
なるようにテーパーを設けること(例えば、断面形状を
台形状や、凸レンズ状の形状に設ける。)は、コーナー
部分の清掃を容易にしたり、狭い隙間の清掃をしやすく
する上で効果的である。なお、ヘッド部は、一定の厚さ
に設けてもよい。
【0023】また、ヘッド部内には、芯材を配設するこ
とにより、所望の剛性を付与することが好ましい。この
ヘッド部内への芯材の配設は、ヘッドを上記多孔性の柔
軟性素材や、クッション状の柔軟性素材で作製した場合
に特に効果的である。
【0024】上記芯材の形態は、ヘッド部の形態に合わ
せて適宜変更できる。上記芯材は、柄本体に一体的に設
けてもよく、また、柄本体と別体に設けてもよい。
【0025】上記芯材は、柄本体と別体に設ける場合に
は、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネート等の合
成樹脂や、ステンレス、バネ鋼等の金属製のものが好ま
しい。この場合、芯材の下端部には、当該芯材を柄本体
へ装着するための装着手段(例えば、雄ねじ部材)を設
けることが好ましい。
【0026】上記ヘッド部は、上述のように、多孔性の
柔軟性素材やクッション状の柔軟性素材材で作製した場
合には、内部に芯材を配設することが好ましいが、ゴム
等の柔軟性弾性部材で作製した場合には、芯材を除いた
構成とすることもできる。
【0027】また、上記ヘッド部の前方部に、上記清掃
布を取り外す際に該清掃布の内面に引っ掛かる引掛部を
設けることは、清掃布を一旦ヘッド部から取り外して清
掃布の裏面を使用する際に、当該清掃布をヘッド部から
取り外すと同時に裏返し易くする上で効果的である。こ
のような引掛部は、清掃布を取り外す際に該清掃布の内
面に引っ掛かる形態のものであれば特に限定されるもの
ではないが、例えば、ファスナー付きテープ(例えば、
登録商標「マジックテープ」、以下同じ)をそのファス
ナーの先端を後方に向けて当該ヘッド部の前方部に貼着
したり、くさび状の起立突起を備えたプラスチックス製
の薄板を、当該起立突起の先端を後方に向けて貼着した
り、或いは、一端部を櫛歯状に設けたプラスチックス製
の薄板を、当該一端部を後方に向けて貼着したりするこ
とによって設けることができる。また、引掛部は、上述
したようにヘッド部をスポンジ状の多孔性の柔軟性素材
で作製する場合において、ヘッド部自体がくさび状の突
起部を有するように成形可能な成形型を用いて、ヘッド
部を成形することによって設けても良い。
【0028】また、本発明に係る清掃具において、柄本
体の握り手の部分は、上記ヘッド部を装着する部分に比
べて高くなるように設けることが、清掃をしやすくする
上で好ましい。また、柄本体は、棒状に設けてもよい。
【0029】上記ヘッド部は、上記柄本体又は上記芯材
に、着脱不能に固定するか若しくは着脱自在としてもよ
い。上述のように柄本体の握り手の部分を、上記ヘッド
部を装着する部分に比べて高くなるように設ける場合に
は、柄本体とヘッド部とを着脱自在且つ上下反転装着可
能に設けることが清掃布を無駄なく使用して清掃する上
で効果的である。
【0030】本発明に係る清掃具において、上記柄本体
を、公知の伸縮機構を用いて伸縮自在とすることは、高
い箇所や、狭い奥まった箇所を清掃する上で効果的であ
る。上述のように、柄本体の握り手の部分をヘッド部に
比べて高くする場合には、握り手の部分を伸縮自在且つ
所定位置で係止可能としたり、ヘッド部の装着部分を伸
縮自在且つ所定位置で係止可能とすることが好ましい。
なお、柄本体を棒状とする場合には、2本以上の複数本
の筒状部材を主体として構成し、これらを伸縮自在且つ
所定位置で係止可能に設けることが好ましい。柄本体
は、伸縮不能のもので構成してもよいことはいうまでも
ない。また、柄本体を棒状とする場合には、その断面形
状は、楕円形、円形、多角形形状などの種々形状と或い
はこれらの形状を組み合わせたものにすることができ
る。上記柄本体は、塩化ビニル、ポリプロピレン、AB
S、ポリカーボネート、アルミ若しくはその合金、木、
竹製のものが、軽量で丈夫且つ低コストであるので好ま
しい。
【0031】本発明に係る清掃具において、清掃中に清
掃布が剥がれないようにする方法としては、柄本体にフ
ァスナー付きテープを貼着しておき、ヘッド部を清掃布
の挿入空間に挿入させた後にこのファスナー付きテープ
に装着した清掃布を押しつけて固定する方法、ヘッド部
の表面や柄本体の表面に、菊座と称される放射状のスリ
ットを形成する可撓製の複数の片部を設けておき、当該
スリット内に清掃布を押し込んで固定する方法、或い
は、柄本体に嵌合凹所を設けるとともに、この嵌合凹所
に対応した嵌合突起を備えた挟持板をヒンジを介して設
けておき、清掃布を装着した後に、上記嵌合突起を嵌合
凹所に嵌合させて当該清掃布を挟持することによって固
定する方法等の方法を採用することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る清掃布の実施例及び該清
掃布が装着される好ましい清掃具の実施例をさらに具体
的に説明する。
【0033】〔実施例1・・・本発明に係る清掃布の実
施例〕図1及び図2は、本発明に係る清掃布の一実施例
を示したものである。図において、符号1は清掃布を示
している。
【0034】図1及び図2に示したように、上記清掃布
1は、周縁部が連続的な山型状にカットされた2枚のス
パンレース不織布が、ヒートシールによって貼り合わさ
れて挿入空間Sを有する扁平な袋状に形成されたもので
ある。本実施例の清掃布1には、先端部に二つの角部2
aを有する形状の幅5mmの貼り合わせ部2が設けられ
ている。そして、この貼り合わせ部2の外側に、清掃布
1の周縁部に沿う幅10mm〜30mmの非貼り合わせ
部3が設けられている。また、上記清掃布1の一側部に
は、スリット4が形成されており、当該清掃布1の取り
付け・取り外しが容易に行えるようになしてある。
【0035】上記清掃布1は、上記挿入空間S内に、例
えば後述の清掃具における柄本体のヘッド部を挿入し、
貼り合わせ部2の内側でふき清掃を行ったり、上記非貼
り合わせ部3を狭い隙間に挿入して当該隙間内の埃を吸
着させて埃取りを行うなど、掃除個所に応じて清掃を行
うことができる。また、従来のシートタイプの清掃布の
ような取付しろが不要であり、裏面は裏返して使用する
ことができるので、清掃布を余すところ無く使用するこ
とができ、経済的である。
【0036】〔実施例2・・・本発明に係る清掃具の実
施例〕図3〜図6は、本発明に係る清掃具の一実施例を
示したものである。これらの図において、符号10は清
掃具を示している。
【0037】図3に示したように、上記清掃具10は、
柄本体11の先端部に柔軟性素材からなる清掃布装着用
のヘッド部12が固定された柄13と、上記実施例の清
掃布1とからなり、当該清掃布1の挿入空間Sに上記ヘ
ッド部12を挿入し、上記柄13に上記清掃布1を装着
してなるものである。
【0038】上記ヘッド部12は、表面にメルトーム加
工が施されたポリウレタン製の多孔性の柔軟性素材から
構成されている。上記ヘッド部12は、先端部に進むに
つれて、また、幅方向に進むにつれてそれぞれ肉厚が薄
くなるようにテーパー12a、12bが設けられてお
り、その先端部には、二つの角部12cが設けられてい
る。また、上記ヘッド部12の前方部には、ファスナー
の先端を後方に向けたファスナー付きテープT1が貼着
されており、このファスナー付きテープT1のファスナ
ーが、上記清掃布1を取り外す際に当該清掃布の内面に
引っ掛かるようになしてある。そして、当該清掃布1を
ヘッド部12から取り外すと同時に裏返し易くできるよ
うになしてある。なお、ヘッド部12の内部には後述す
る芯材を挿入するための挿入部12dが設けられてい
る。
【0039】上記柄本体11は、その先端部に、上記ヘ
ッド部12の挿入部12dに挿入するための芯材11a
が一体的に設けられたポリプロピレン製の成形品であ
る。また、柄本体11は、先端部の芯材11aの部分よ
りも、握り手11bの部分が高く設けられており、拭取
り操作が行いやすくなっている。また、柄本体11にお
ける、芯材11aの部分と握り手11bの部分との間に
位置する部分には、ファスナー付きテープT2が貼着さ
れており、このファスナー付きテープT2に清掃布1を
押しつけることによって、上記ヘッド部12に装着した
清掃布1が清掃中に剥がれないようになしてある。さら
に、握り手11bは、所定位置で互いに係合する係合部
を備えた二重構造の部材で構成された伸縮機構を備えて
おり、その長さを必要に応じて調整できるようになして
ある。
【0040】上記清掃具10を使用する際には、まず、
図4に示すように、上記柄13のヘッド部12に上記清
掃布1を被せるように装着する。この際、上記ヘッド部
12の表面にメルトーム加工が施されているので、清掃
布1の装着をスムーズに行うことができる。次いで、柄
本体11に貼着したファスナー付きテープT2上に当該
清掃布1を押しつけて固定し、清掃具10を組み立て
る。
【0041】そして、比較的面積の広いテーブルなど
は、主として清掃布1の貼り合わせ部2の内側を利用し
て埃などを拭き取る。また、キーボードのキーの間等の
狭い隙間等は、非貼り合わせ部3を挿入して埃などを吸
着させて掃除する。
【0042】清掃布1の表面の汚れがひどくなった場合
には、まず、柄本体11のファスナー付きテープT2か
ら清掃布1を剥がし、次いで、図5に示すように、清掃
布1のスリット4の入っていない側を摘んで、当該清掃
布1をヘッド部12から剥がすようにして取り外す。こ
のようにしてスリット4の入っていない側を摘んで清掃
布1を剥がすと、スリット4の先端部分が支点となるた
め、当該不織布1を極めて容易に取り外すことができ
る。この際、上記ヘッド部の前方部に貼着したファスナ
ー付きテープT1によって、当該清掃布1の内面が引掛
かるため、図6に示したように、清掃布1をヘッド部1
2から取り外したときには、当該清掃布1が裏返しにな
る。従って、汚れのひどい表面側にほとんど手を触れず
に清掃布1を裏返すことができると共に、裏返しになっ
た清掃布1を再度ヘッド部12に装着することで、清掃
布1を表裏両面共無駄なく使用することができる。
【0043】このように、本実施例に係る清掃具10
は、机やテーブルなどの拭き掃除は勿論、狭い隙間の清
掃も好適に行うことができる。また、清掃布1の取り付
け・取り外しも手汚すことなく簡単に行うことができ、
使い勝手が良いものである。
【0044】また、清掃布1が取り替え式であり、汚れ
た時点で簡単に取り替えることができるため、いつも清
潔に使用することができる。
【0045】本発明に係る清掃布及び清掃具は、上記実
施例の清掃布1、清掃具10に限定されるものではな
く、本発明の目的を逸脱しない範囲において、その寸
法、形状、材質等の形態を適宜変更することができる。
【0046】例えば、本発明の清掃布においては、上記
実施例の清掃布1のように、当該清掃布1の開口部の一
箇所にスリット4を設けることが好ましいが、図7に示
す実施例の清掃布1’のように、二箇所にスリット4’
を設けてもよく、或いは図8に示す実施例の清掃布1’
のように、スリットを設けなくても良い。
【0047】また、上記実施例の清掃具10において
は、柄本体11とヘッド部12とは着脱不能の固定式に
したが、図9(a)及び(b)に示す実施例の柄13’
のように、柄本体11’のヘッド部を装着する部分に、
一対の挿入片部11c’を一体的に設けておくととも
に、ヘッド部12’に当該挿入片部に対応した挿入部1
2d’を設けておき、柄本体11’とヘッド部12’と
を着脱自在且つ上下反転装着可能に設けてもよい。
【0048】また、本発明に係る清掃具においては、上
記実施例の清掃具10における柄本体11のように、握
り手の部分を、ヘッド部を装着する部分に比べて高くな
るように設けることが好ましいが、図10に示す実施例
の清掃具10’における柄本体11’のように、径の異
なる3本の円筒状部材を主体として構成し、これらの円
筒状部材を、大径の円筒状部材内に小径の円筒状部材を
前後動自在且つ係止可能に連結させ、伸縮自在に設けて
もよい。
【0049】また、ヘッド部は、ゴミや埃などがたまり
やすいコーナー部分に適用できる形態とすることが好ま
しく、上記実施例の清掃具10のヘッド部12における
ような、その先端部に二つの角部12cを設けた形態の
他に、例えば、図11(a)に示す実施例のヘッド部1
2’のように、先端部の一箇所に角部12cを有する形
態とすることもできる。また、ヘッド部は、図11
(b)に示す実施例のヘッド部12’のように、断面形
状が凸レンズ状の形態とすることもできる。
【0050】また、ヘッド部内に配設する芯材の形態
は、特に限定されるものではないが、平面視したときに
図12(a)〜(b)に示す実施例の芯材11a’のよ
うな形態とすることが好ましい。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る清掃布によれば、以下の効
果を奏することができる。請求項1に係る清掃布によれ
ば、貼り合わせ部の内側で拭き掃除を行えるほか、非貼
り合わせ部を狭い隙間に挿入できるので、清掃箇所に応
じた清掃を良好に行うことができる。また、挿入空間を
有する袋状に形成されており、当該挿入空間に柄の先端
部などを挿入することによって簡単に装着して清掃を行
うことができ、取り付けしろが不要であるほか、清掃布
を裏返すことによって、表裏両面共使用できるので、経
済的である。更に、貼り合わせ部が直接清掃対象に当た
らずに済むので、シール方法などで貼り合わせた場合に
も当該貼り合わせ部が清掃対象物を傷付けることがな
い。
【0052】請求項2に係る清掃布によれば、その開口
部に、少なくとも一箇所以上のスリットが設けられてい
るので、ヘッド部への取付け・取り外しを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る清掃布の実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 同実施例の清掃布の平面図である。
【図3】 本発明に係る清掃具の一実施例を示す斜視図
である。
【図4】 同実施例の清掃具において、ヘッド部に清掃
布を装着している状態を示す斜視図である。
【図5】 同実施例の清掃具において、ヘッド部から清
掃布を取り外している状態を示す斜視図である。
【図6】 同実施例の清掃具において、ヘッド部から清
掃布を取り外す際に当該清掃布が裏返しになった状態を
示す斜視図である。
【図7】 本発明に係る清掃布の他の実施例を示す平面
図である。
【図8】 本発明に係る清掃布の他の実施例を示す平面
図である。
【図9】 本発明に係る清掃具における柄の他の実施例
を示す斜視図であり、(a)は柄本体にヘッド部を装着
した状態を示す斜視図、(b)は柄本体とヘッド部とを
分離して当該ヘッド部を上下反転させた状態を示す斜視
図である。
【図10】 本発明に係る清掃具の他の実施例を示す斜
視図である。
【図11】 本発明に係る清掃具における柄のヘッド部
の他の実施例を示す図であり、(a)はヘッド部の他の
実施例を示す平面図、(b)はヘッド部の他の実施例を
示す斜視図である。
【図12】 本発明に係る清掃具におけるヘッド部内の
形態を示す図であり、(a)はヘッド部の形態及びヘッ
ド部内の配置を示す要部平断面図、(b)はヘッド部の
形態及びヘッド部内の配置を示す要部平断面図、(c)
はヘッド部の形態及びヘッド部内の配置を示す要部平断
面図である。
【符号の説明】
1 清掃布 2 貼り合わせ部 3 非貼り合わせ部 4 スリット 10 清掃具 11 柄本体 12 ヘッド部 12a 芯材 12c 角部 13 柄 S 挿入空間 T1 引掛部
フロントページの続き (72)発明者 青木 幸子 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式 会社研究所内 (72)発明者 世代 文彦 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式 会社研究所内 (72)発明者 平山 晴信 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式 会社研究所内 (56)参考文献 実開 平7−12060(JP,U) 実開 平3−27696(JP,U) 実開 昭55−13570(JP,U) 実開 平3−119360(JP,U) 実開 平6−7648(JP,U) 実公 昭50−43989(JP,Y2) 実公 昭50−19736(JP,Y2) 実公 昭50−17805(JP,Y2) 実公 昭56−54873(JP,Y2) 実用新案登録3006422(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 13/10 A47L 13/20 A47L 13/24 A47K 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布を貼り合わせて貼り合わせ部を設
    け、その内側に挿入空間を有する扁平な袋状に形成した
    清掃布であって、 上記貼り合わせ部は平面視でU字状またはV字状の形態
    であり、該貼り合わせ部の外側に非貼り合わせ部を有
    し、上記非貼り合わせ部の外縁部の形態は、連続的な山型形
    状にカットした形態であり、 先端部に清掃布装着用のヘッド部を備えた柄を有する清
    掃具における該ヘッド部が上記挿入空間に挿入されるこ
    とにより、該ヘッド部に装着されることを特徴とする清
    掃布。
  2. 【請求項2】 開口部を有し、上記ヘッドが該開口部か
    ら上記挿入空間に挿入されるようになされており、該開
    口部には、少なくとも一箇所以上のスリットが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の清掃布。
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