JP3034285U - 清掃具 - Google Patents

清掃具

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JP3034285U
JP3034285U JP1996007602U JP760296U JP3034285U JP 3034285 U JP3034285 U JP 3034285U JP 1996007602 U JP1996007602 U JP 1996007602U JP 760296 U JP760296 U JP 760296U JP 3034285 U JP3034285 U JP 3034285U
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head
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cleaning tool
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陽一 鈴木
啓二 阿部
泰樹 堤
幸子 青木
文彦 世代
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃布を装着することにより、狭い隙間等の
清掃も簡便且つ効果的に行い得る清掃具を提供するこ
と。 【解決手段】 柄3の先端部に清掃布が装着されるヘッ
ド部2を備えた清掃具1において、上記ヘッド部の前方
部は、その上面が該ヘッド部の先端部に向けて傾斜面と
なしてあり、且つ該先端部における該傾斜面と該ヘッド
部の底面とのなす角度が鋭角であり、上記ヘッド部に、
上記ヘッド部に装着される清掃布の固定部5を設けてあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、柄の先端部に清掃布が装着されるヘッド部を備えた清掃具に関する もので、この清掃具は、特に、一般家庭における室内及び室内装置品の清掃用と して好適なものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
近年、室内清掃用の清掃具として、掃除機よりも静かで且つ手軽に清掃ができ 、また、雑巾の様に水を使わずに使用できる乾式のシート状清掃布を使用した清 掃具が提案されている。このような清掃具に関する従来技術としては、柄の先端 部に固定プレートを取り付けておき、この固定プレートに使い捨ての清掃用シー トを装着して使用する清掃具(特開平7−8434号公報参照)や、清掃布にク ッション材を使用した清掃具(実公平6−34773号公報参照)等の種々の清 掃具がある。
【0003】 しかしながら、上述したような従来の清掃具では、床等の広い面積の清掃には 適しているが、テーブル、机等の家具(室内装置品)の表面等やそれらの隙間、 及びキーボード等のキーの隙間や各種OA機器の操作ボタンの隙間等の狭い隙間 の清掃には不向きであった。また、従来の清掃具では、清掃用シートに、該清掃 シートを固定プレートへ固定するための取付しろを設ける必要があり、また該取 付しろでは清掃ができない等の経済性の問題もあった。
【0004】 また、上記清掃具においては、清掃布の装着されるヘッド部が柔らかすぎると 、清掃対象の形態によっては該ヘッド部の先端が過度に変形し易いため、汚れの 程度が大であると清掃が満足に行われ難く、また、逆に、該ヘッド部が硬すぎる と、清掃対象への密着性が悪くなるため同様に充分な清掃効果が得られなくなる 他、清掃対象を傷つけたり、清掃中に清掃布が破れたりするおそれがある等の問 題があった。
【0005】 従って、本考案の目的は、清掃布を装着することにより、狭い隙間等の清掃も 簡便且つ効果的に行い得る清掃具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、種々検討した結果、清掃布の装着されるヘッド部の形状及び該 ヘッド部と柄部との関係等を工夫した清掃具が上記目的を達成し得ることを知見 した。 本考案は、上記知見に基づきなされたもので、下記の清掃具を提供するもので ある。 柄の先端部に清掃布が装着されるヘッド部を備えた清掃具において、 上記ヘッド部の形状は、縦長で且つ厚さが横巾より小である扁平形状で、該ヘ ッド部の前方部は、少なくともその上面が該ヘッド部の先端部に向けて傾斜面と なしてあり、且つ該先端部における該傾斜面と該ヘッド部の底面とのなす角度が 鋭角であり、上記ヘッド部は、その後端部において、上記柄の先端部に、該柄の 延長方向に該ヘッド部の先端部を向けて結合してあり、上記柄は、その一部が上 記ヘッド部の上面よりも上方に位置する形状となしてあり、上記ヘッド部にまた は上記柄の先端部近傍に、上記ヘッド部に装着される清掃布の固定部を設けたこ とを特徴とする清掃具。
【0007】 また、本考案は、好ましい実施形態の清掃具として、下記の清掃具を提供する ものである。 柄の先端部に清掃布が装着されるヘッド部を備えた清掃具において、 上記ヘッド部は柔軟性素材から形成されており、該ヘッド部の形状が、縦長で 且つ厚さが横巾より小である扁平形状で、該ヘッド部の前方部は、少なくともそ の上面が該ヘッド部の先端部に向けて傾斜面となしてあり、且つ該先端部におけ る該傾斜面と該ヘッド部の底面とのなす角度が鋭角であり、上記ヘッド部の先端 部の横巾が該ヘッド部の後端部の横巾よりも小であり、上記ヘッド部は、その後 端部において、上記柄の先端に、該柄の延長方向に該ヘッド部の先端部を向けて 結合してあり、上記柄は、その一部が上記ヘッド部の上面よりも上方に位置する 形状となしてあり、上記ヘッド部にまたは上記柄の先端部近傍に、上記ヘッド部 に装着される清掃布の固定部を設けてあり、上記ヘッド部の前方部の横巾が、該 ヘッド部の先端部に向けて漸減しており、該先端部の横巾が15〜40mmであ り、上記ヘッド部の先端部に2個の角部が形成されており、2個の該角部は該ヘ ッド部の平面視上鈍角であり、上記ヘッド部の縦方向の長さが80〜300mm 、該ヘッド部の平均厚さが10〜50mm、該ヘッド部の横巾が50〜150m mで縦方向の長さより小、該ヘッド部の前方部に向けた傾斜面の長さが300m m以下、上記角度が15°〜70°、上記柄の一部である握り手部の位置が上記 ヘッド部の上面よりも0〜100mm上方に存し、上記柄の長さが80〜300 mmであり、上記ヘッド部の両側面は、傾斜面となしてあり、該傾斜面と上記底 面とのなす角度が90°未満である、清掃具。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下に図面に示す実施例に基づいて詳述する。
【0009】
【実施例】
〔第1実施例〕 図1は、本考案の清掃具の好ましい一実施例である第1実施例を示すもので、 図1に示すように、本実施例の清掃具1は、柄3の先端部に柔軟性素材からなる ヘッド部2を備えており、該ヘッド部2に清掃布10が装着されるようになって いる。 上記ヘッド部2の形状は、縦長で且つ厚さが横巾より小である扁平形状で且つ 断面が台形状であり、該ヘッド部2の前方部は、少なくともその上面22が該ヘ ッド部2の先端部21に向けて傾斜面22’となしてあり、且つ該先端部21に おける該傾斜面22’と該ヘッド部の底面23とのなす角度が鋭角になっており 、第1実施例では、該底面23は平面になしてあり、また、上記ヘッド部2の先 端部21の横巾が、該ヘッド部の後端部24の横巾より小となしてある。 上記ヘッド部2は、その後端部24において、上記柄3の先端部に、該柄3の 延長方向に該ヘッド部2の先端部21を向けて結合してある。 また、上記柄3は、上記ヘッド部との連結先端部を含む湾曲部32と握り手部 31とからなり、該握り手部31は上記ヘッド部2の上面よりも上方に位置する 形状となしてある。 また、上記ヘッド部2にまたは上記柄3の先端部近傍に、上記ヘッド部2に装 着される清掃布10の固定部4を設けてある。
【0010】 また、上記ヘッド部2の前方部の横巾は、該ヘッド部2の先端部21に向けて 漸減しており、上記ヘッド部2の先端部21に2個の角部21’、21’が形成 されており、2個の該角部21’、21’は該ヘッド部2の平面視上鈍角、更に 好ましくは95°〜140°(実施例では120°)となしてある。
【0011】 更に、第1実施例の清掃具における各部の大きさ(長さ)、角度、及びそれら の〔好ましい大きさ(長さ)、好ましい角度〕を示すと次の通りである。下記各 項目において、最初に記載した数値が,第1実施例の各部の数値である。 ・ヘッド部の縦方向の長さ;160mm〔80〜300mm、特に100〜2 00mm〕。 ・ヘッド部の厚さ(平均厚さ);30mm〔10〜50mm、特に15〜40 mm〕。 ・ヘッド部の横巾;100mm〔50〜150mmで縦方向の長さより小、特 に80〜120mm〕。 ・ヘッド部の前方部に向けた傾斜面の長さ;65mm〔40〜150mm、特 に40〜80mm〕。 ・上記先端部におけるヘッド部の底面と上記傾斜面とのなす角度;30°〔1 5°〜70°、特に20°〜50°〕。 ・上記握り手部の位置;上記ヘッド部の上面よりも20mm〔0〜90mm、 特に0〜60mm〕上方。 ・上記柄の長さ;150mm〔80〜300mm、特に100〜200mm〕 。 ・上記柄のヘッド部の上面より上方に位置する部分の長さ;120mm〔20 mm以上、特に50〜250mm〕。 ・ヘッド部の先端部の横巾;25mm〔15〜40mm、特に20〜30mm 〕。 ・ヘッド部の先端部の角部;120°〔鈍角、特に95°〜140°〕。 尚、ヘッド部の縦方向の長さa、ヘッド部の厚さ(平均厚さ)b、ヘッド部の 前方部に向けた傾斜面の長さc、上記先端部におけるヘッド部の底面と上記傾斜 面とのなす角度α、上記握り手部の位置d、及び上記柄の長さeは、それぞれ第 1実施例の清掃具の側面図を示す第8図に表示した部位の寸法又は角度である。
【0012】 また、第1実施例の清掃具においては、上記ヘッド部2の両側面22,22も 傾斜面22’,22’となしてあり、該傾斜面22’,22’と底面23とのな す角度は60°〔90°未満、特に40°〜80°〕である。また、上記ヘッド 部2の先端部21の横巾Lが該ヘッド部2の後端部の横巾よりも小となしてある 。
【0013】 本実施例について更に説明すると、第1実施例の清掃具の上記ヘッド部2を形 成する上記柔軟性素材は、スポンジ状の多孔性の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟 性素材であって、C硬度が好ましくは1〜60、更に好ましくは20〜35のも のである。ここで、C硬度とは、SRIS(日本ゴム協会規格)0101に基づ きアスカ−ゴム硬度計C型式で測定した硬度である。
【0014】 上記ヘッド部2をスポンジ状の多孔性の柔軟性素材で作製する場合には、耐久 性に優れた軟質の発泡させた合成樹脂からなる多孔性の柔軟性素材を使用するこ とが特に好ましい。この様な性質を備えた好ましい多孔性の柔軟性素材としては 、例えば、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の合成樹脂が挙げられる。
【0015】 上記ヘッド部2を構成する柔軟性素材には、スポンジ状の多孔性の柔軟性素材 のほかに、人工皮革若しくは布製の袋にフェルトや綿等の繊維材料を内包させた クッション状の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟性素材を使用することが好ましい 。
【0016】 また、上記ヘッド部2内には、芯材(図示せず)を配設することにより、該ヘ ッド部に剛性を付与してある。このような、ヘッド部2内への芯材の配設は、該 ヘッド部2を多孔性の柔軟性素材や、クッション状の柔軟性素材で作製した場合 に特に効果的である。上記芯材は、上記ヘッド部2の先端部21には配設されて おらず該先端部21は可撓性を有している。
【0017】 上記芯材の形態は、上記ヘッド部2の形態に合わせて適宜変更できる。但し、 上記芯材は、上記ヘッド部2の先端部21には配設されておらず該先端部21は 可撓性を有している。上記芯材は、上記柄3と一体的に設けて上記ヘッド部2に 挿入配設してもよく、また、上記柄3と別体に設けてもよい。
【0018】 上記芯材は、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネート等の合成樹脂や、ス テンレス、バネ鋼等の金属製のものが好ましい。この場合、芯材の下端部には、 該芯材を上記柄3と一体化するための装着手段(例えば、雄ねじ部材)を設ける ことが好ましい。
【0019】 上記ヘッド部2は、上述のように、多孔性の柔軟性素材やクッション状の柔軟 性素材材で作製した場合には、内部に芯材を配設することが好ましいが、ゴム等 の柔軟性弾性部材で作製した場合には、芯材を除いた構成とすることもできる。
【0020】 第1実施例の清掃具1は、上記ヘッド部2と上記柄3とを連結部材4を介して 着脱自在に連結可能になしてあり、上記連結部材4は、図1に示すように、上記 ヘッド部2の後端部24に着脱可能に埋設されており、該後端部24に埋設され た連結部材4に、上記柄3の上記湾曲部32の連結先端部が連結されている。
【0021】 上記柄3は、前述したように、湾曲部32と握り手部31とからなっており、 該湾曲部32は、その先端に上記ヘッド部2との連結先端部を有し、該握り手部 32が、上記ヘッド部2の上面より上方に位置するように屈曲形成されて該握り 手部31に一体的に連結されている。このように、上記柄の一部である握り手部 32が、上記ヘッド部2より上方に位置していると、清掃時に清掃面と手との間 に空間を有するので、持ちやすく操作性が良いので、清掃に効果的である。上記 握り手部32の形状及び上記ヘッド部2に対する位置関係は、図示の実施例に準 じて構成されているのが特に好ましいが、清掃具の使用者が手で握り手部32を 握り清掃布の装着されたヘッド部2による清掃を簡便に且つ効果的に行い得る形 状及び位置関係にあれば良い。
【0022】 上記柄3は、塩化ビニル、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネート、アル ミ若しくはその合金、木、竹製のものが、軽量で丈夫且つ低コストであるので好 ましい。
【0023】 また、第1実施例の清掃具1においては、図1に示すように、ヘッド部2に装 着した清掃布を固定する固定部5を、上記ヘッド部2に埋設した上記連結部材4 に設けてある。該固定部5は、上記ヘッド部2の表面より窪むように配設し、図 2に示すように、該固定部5に袋状の清掃布10の開口部近傍を固定させたとき に、該清掃布10の開口部近傍の表面が、上記ヘッド部2の表面部を覆う清掃布 10の表面より窪むようにしてある。また、該固定部5は、該固定部5に形成し た嵌合孔に嵌合設置され該清掃布10を装着固定する清掃シート装着具51を備 えている。該清掃シート装着具51は、筒部と天面部とより構成され、該筒部を 上記嵌合孔に嵌合するとともに、該天面部に開き用スリット及び保持用スリット が形成され、これらのうち開き用スリットは放射状に延在して設けられ、また、 上記保持用スリットは、上記開き用スリットに連続するとともに、更に鋸歯形状 に形成されている。そして、上記清掃布10を指で該清掃シート装着具51に押 し込むだけで該清掃布10をヘッド部2に固定出来るようなしてある。 また、上記固定部5は、図示してないが、上記ヘッド部2の底面22にも該ヘ ッド部5の対応位置に同様に設けてあり、上記清掃布10を該ヘッド部2に確実 に固定できるようにしてある。
【0024】 次に、図1に示す第1実施例の清掃具1に装着される清掃布10の好ましい一 例及び該清掃具1の上記ヘッド部2への該清掃布10の装着態様について説明す る。
【0025】 上記清掃布10は、図2に示すように、周縁部が連続的な山型状にカットされ た2枚のスパンレース不織布が、ヒートシールによって貼り合わされて(結合さ れて)挿入空間Sを有する扁平な袋状に形成されたものである。該清掃布10に は、その先端部に二つの角部11a,11aを有する形状の貼り合わせ部(結合 部)11が設けられている。そして、この貼り合わせ部11の外側に、清掃布1 0の周縁部に沿う幅10mm〜30mmの非貼り合わせ部13が設けられている 。尚、上記角部11a,11aは、上記清掃布10の上記ヘッド部2への装着時 に該ヘッド部2の角部21’,21’に適合するように形成されている。 上記スパンレース不織布は、清掃面側にPET繊維(PET100%、1.5 d/51mm)製の不織布(秤量24g/m2 )を使用するとともに、貼り合わ せ面側にPET(芯)/PE(鞘)〔(PET/PE)重量比=60/40、2 d/51mm〕の複合繊維製の不織布(秤量24g/m2 )を使用し、これらの 不織布を、PP繊維(PP100%)を格子状に形成したPPネット(秤量5g /m2 )を介しウォーターニードリングで不織布化したものである。
【0026】 而して、上記清掃布10は、後述する第2実施例を示す図3におけるようにし て、その開口部から上記挿入空間S内に上記ヘッド部2を挿入し、挿入後、該清 掃布10の一部を上記固定部5の菊座に押し込むことにより、該清掃布10は図 2に示すように上記ヘッド部2に装着固定される。
【0027】 本実施例の清掃具1は、上述したように構成されているため、該清掃具1によ れば、比較的面積の広いテーブル、机などの清掃に際しては、主として清掃布1 0の貼り合わせ部11の内側Fを利用して埃などを拭き取ることができる。また 、家具・その他の狭い隙間等の清掃に際しては、非貼り合わせ部13を挿入して 埃などを吸着させて掃除することができる。 特に、本実施例の清掃具1によれば、ヘッド部2の形状等を上述したように構 成してあるので、即ち、ヘッド部2の前方部を先端部21に向けて傾斜面22’ となし且つ該先端部21における該傾斜面22’と該ヘッド部2の底面23との なす角度を鋭角となし、該ヘッド部2に装着された清掃布10を固定部5で固定 できるようにし、更に、上記柄3の一部である握り手部31を上記ヘッド部2の 上面22より上方に位置させてあるので、狭い隙間等の清掃を簡便且つ効果的に 行うことができる。
【0028】 〔第2実施例〕 次に、図3及び図4に示す本考案の清掃具1の別の好ましい実施例である第2 実施例について、該清掃具1への上記清掃布10の着脱態様と共に説明する。図 3及び図4においては、図1及び図2に示す実施例の清掃具における各部材と同 一部材又は該実施例の清掃具における各部材に対応する部材には、それぞれ同一 符号を付してある。また、本実施例において特に説明しない部分の構成は、図1 及び図2に示す実施例と同様に構成されている。
【0029】 第2実施例の清掃具1のヘッド部2は、表面にメルトーム加工が施されたポリ ウレタン製の多孔性の柔軟性素材から構成されている。また、上記ヘッド部2の 傾斜面22’の前方部には、ファスナー付きテープ〔メカニカルホック「マジッ クテープ」(登録商標)、以下同じ〕T1が貼着されており、このファスナー付 きテープT1のファスナーが、上記ヘッド部2に装着された清掃布10を脱離さ せる際に、該清掃布10の内面に引っ掛かるようになしてある。そして、該清掃 布10をヘッド部2から脱離させると同時に裏返し易くなしてある。尚、上記メ カニカルホックとしては、雄材の突起の先端が一方向を向いているものが、上記 清掃布に対する装着性が好ましく、第2実施例においては、該メカニカルホック T1は、該突起の先端を上記ヘッド部の後方に向けて貼り付けられている。
【0030】 また、上記柄3は、上記ヘッド部2の後端部24に設けた挿入部に挿入される 芯材(図示せず)が該柄3の湾曲部32と一体的に設けられたポリプロピレン製 の成形品である。また、上記芯材と握り手部31との間に位置する湾曲部32に は、ファスナー付きテープT2が貼着されており、上記ヘッド部2に装着された 清掃布10を該ファスナー付きテープT2に押しつけることによって、該清掃布 10が清掃中に該ヘッド部2から剥がれないようになしてある。更に、握り手部 31は、所定位置で互いに係合する係合部を備えた二重構造の部材で構成された 伸縮機構を備えており、その長さを必要に応じて調整できるようになしてある。
【0031】 図3及び図4に示す清掃具1に袋状の上記清掃布10を装着するには、まず、 図3に示すようにして、上記ヘッド部2に上記清掃布10を被せるようにして装 着する。該清掃布10の装着は、上記ヘッド部2の表面にメルトーム加工が施さ れているので、スムーズに行うことができる。次いで、柄3の湾曲部32に貼着 したファスナー付きテープT2上に該清掃布10を押しつけて固定する。また、 上記清掃布10の開口部の一側部には、スリット12が形成されており、該清掃 布10の上記ヘッド部2への着脱が容易に行えるようになしてある。
【0032】 このような本実施例の清掃具1によれば、図1及び図2に示す清掃具1と同様 な効果が奏される。 また、図3及び図4に示す清掃具1によれば、ヘッド部2に装着された清掃布 10の表面の汚れがひどくなった場合には、まず、該清掃布10を柄3のファス ナー付きテープT2から剥がし、次いで、図4に示すように、該清掃布10のス リットの入っていない側を摘んで、該清掃布10をヘッド部2から剥がす。この ようにして清掃布10を剥がすと、上記ヘッド部2の前方部に貼着したファスナ ー付きテープT1によって、該清掃布1の内面が引掛かるため、図4から明らか なように、該清掃布10をヘッド部2から脱離させたときには、該清掃布1が裏 返しになる。従って、汚れのひどい表面側にほとんど手を触れずに清掃布10を 裏返すことができると共に、裏返しになった清掃布10を再度ヘッド部2に装着 することで、清掃布10を表裏両面共無駄なく使用することができる。
【0033】 このように、図3及び図4に示す清掃具10によれば、袋状の清掃布10の脱 離・再使用も手を汚すことなく簡単に行うことができ、使い勝手が良いものであ る。
【0034】 〔第1実施例の清掃具へのシート状清掃布の装着態様〕 第1及び第2実施例の説明と併せて説明したように、本考案の清掃具のヘッド 部2に装着される清掃布としては、袋状の清掃布10が好ましいが、該清掃布1 0に制限されるものではなく、例えば、図5及び図6に示す如く、シート状の清 掃布を装着することもできる。 即ち、シート状の清掃布10’をヘッド部2に装着する場合には、図5に示す ように、ヘッド部2の先端部21を覆うようにして、その一端を該ヘッド部2の 上面に設けた固定部5で固定し、その他端を該ヘッド部2の底面に設けた固定部 (図示せず)で固定したり、また、図6に示すように、ヘッド部2を清掃布10 ’の中央部を載置し、その両端を該ヘッド部2の上面に重ね合わせ、該上面及び 該底面においてそれぞれ該清掃布10’を固定することができる。清掃布10’ を図6に示すように固定する場合には、図3及び図4に示す第2実施例の清掃具 のように、ヘッド部2の先端部21の上面にファスナー付きテープを貼着して置 くことが、清掃布10’を確実に固定する上で好ましい。
【0035】 上記第1実施例及び第2実施例における説明は、適宜相互に適用され、また、 他の実施例にも適用される。
【0036】 本考案の清掃具は、上記第1及び第2実施例に制限されるものではなく、以下 に述べるように、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。 本考案の清掃具は、上記第1実施例においては、ヘッド部と柄とは連結部材を 介して着脱可能に連結されているが、ヘッド部と柄とを直接一体的に又は着脱可 能に連結しても良い。 また、上記ヘッド部22の形状は、前述した形態の範囲で装着する清掃布に応 じて適宜変更可能であり、図7に示すように、断面形状が凸レンズ様形状のもの であっても良い。
【0037】 また、上記固定部は、ヘッド部に装着される袋状の清掃布の開口部近傍である ヘッド部の後端部近傍の上下両面に設けることが好ましいが、上記固定部を設け る位置は、清掃布をヘッド部に固定できる位置であれば良く、柄の先端部の上面 及び(又は)下面であっても良い。
【0038】 上記固定部の形態としては、清掃布をヘッド部に装着固定できるものであれば 、特に袋状の清掃布の場合にはその開口部近傍を確実に固定できるものであれば 、特に限定されるものではなく、菊座と称される放射状のスリットを形成する可 撓性の複数の片部を備えたもの(前記清掃シート装着具)や、ファスナー付きテ ープを備えたもの等、種々の形態が挙げられる。
【0039】 また、本考案の清掃具は、上記ヘッド部と上記柄とを連結した状態において、 その重心を上記ヘッド部に位置させることが好ましい。このように清掃具の重心 をヘッド部に位置させることによって、当該清掃具を載置した際に、柄の後端部 が載置面に付き且つヘッド部の先端部が上方に持ち上がった不安定な状態となる ことを防ぐことができる。従って、載置した状態で握り手の部分を握りやすく、 直ちに清掃を行うことができる。
【0040】
【考案の効果】
本考案に係る清掃布及び清掃具によれば、ヘッド部の形状及びヘッド部と柄と の関係等を上述の如く構成してあるので、そのヘッド部に清掃布を装着すること により、狭い隙間等の清掃も簡便且つ効果的に行うことができる。具体的には以 下の効果等が奏される。 本考案の清掃具のヘッド部に袋状の清掃布を装着すれば、貼り合わせ部の内側 で拭き掃除を行えるほか、非貼り合わせ部を狭い隙間に挿入できるので、清掃箇 所に応じた清掃を良好に行うことができる。
【0041】 本考案の清掃具において、実施例に示す如く、ヘッド部の前方部の横巾を先端 部に向けて漸減させ且つ各部の形状等を上述した特定の数値範囲内に設定すれば 、ヘッド部に清掃布を装着して清掃する際に、ゴミや埃などがたまりやすいコー ナー部分を簡便且つ確実に掃除することができるから、種々の狭い隙間の汚れ等 に対して一層優れた清掃効果が奏される。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の清掃具の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】図2は、図1に示す清掃具のヘッド部に袋状の
清掃布を装着した状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、本考案の清掃具の第2実施例を、該清
掃具のヘッド部への袋状の清掃布の装着態様と共に示す
斜視図である。
【図4】図4は、図3に示す清掃具のヘッド部に装着さ
れた袋状の清掃布の脱離態様を示す斜視図である。
【図5】図5は、図1に示す清掃具にシート状の清掃布
を装着した状態の一例を示す斜視図である。
【図6】図6は、図1に示す清掃具にシート状の清掃布
を装着した状態の別の例を示す斜視図である。
【図7】図7は、本考案の清掃具のヘッド部の別の一例
を示す斜視図である。
【図8】図8は、図1に示す清掃具の側面図である。
【符号の説明】
1 清掃具 2 ヘッド部 21 先端部 21’角部 22 上面 22’傾斜面 23 底面 24 後端部 25 側面 3 柄 31 握り手部 32 湾曲部 4 連結部材 5 固定部 51 清掃シート装着具 10 清掃布 10’清掃布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青木 幸子 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)考案者 世代 文彦 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (21)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄の先端部に清掃布が装着されるヘッド
    部を備えた清掃具において、 上記ヘッド部の形状は、縦長で且つ厚さが横巾より小で
    ある扁平形状で、該ヘッド部の前方部は、少なくともそ
    の上面が該ヘッド部の先端部に向けて傾斜面となしてあ
    り、且つ該先端部における該傾斜面と該ヘッド部の底面
    とのなす角度が鋭角であり、 上記ヘッド部は、その後端部において、上記柄の先端部
    に、該柄の延長方向に該ヘッド部の先端部を向けて結合
    してあり、 上記柄は、その一部が上記ヘッド部の上面よりも上方に
    位置する形状となしてあり、 上記ヘッド部にまたは上記柄の先端部近傍に、上記ヘッ
    ド部に装着される清掃布の固定部を設けたことを特徴と
    する清掃具。
  2. 【請求項2】 上記ヘッド部の前方部の横巾が、該ヘッ
    ド部の先端部に向けて漸減している、請求項1記載の清
    掃具。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド部の先端部の横巾が15〜4
    0mmである、請求項2記載の清掃具。
  4. 【請求項4】 上記ヘッド部の先端部に2個の角部が形
    成されており、2個の該角部は該ヘッド部の平面視上鈍
    角である、請求項1、2又は3記載の清掃具。
  5. 【請求項5】 上記ヘッド部の縦方向の長さが80〜3
    00mm、該ヘッド部の平均厚さが10〜50mm、該
    ヘッド部の横巾が50〜150mmで縦方向の長さより
    小、該ヘッド部の前方部に向けた傾斜面の長さが40〜
    150mm、上記角度が15°〜70°である、請求項
    1〜4の何れかに記載の清掃具。
  6. 【請求項6】 上記柄の上記ヘッド部の上面より上方に
    位置する部分の長さが20mm以上である、請求項1記
    載の清掃具。
  7. 【請求項7】 上記柄が湾曲部を有し、該柄の一部であ
    る握り手部が該湾曲部を介して上記ヘッド部の上面より
    上方に位置させてある、請求項1記載の清掃具。
  8. 【請求項8】 上記握り手部の位置が上記ヘッド部の上
    面よりも0〜100mm上方に存し、上記柄の長さが8
    0〜300mmである、請求項7に記載の清掃具。
  9. 【請求項9】 上記ヘッド部の両側面は、傾斜面となし
    てあり、該傾斜面と上記底面とのなす角度が90°未満
    である、請求項1〜8の何れに記載の清掃具。
  10. 【請求項10】 上記ヘッド部が、柔軟性素材から形成
    されている、請求項1記載の清掃具。
  11. 【請求項11】 上記柔軟性素材は、そのC硬度が1〜
    60である、請求項10記載の清掃具。
  12. 【請求項12】 上記ヘッド部の先端部が可撓性を有す
    る、請求項1記載の清掃具。
  13. 【請求項13】上記ヘッド部の内部に芯材が配設されて
    いる、請求項1記載の清掃具。
  14. 【請求項14】上記ヘッド部の断面形状が、台形状又は
    凸レンズ様形状である、請求項1記載の清掃具。
  15. 【請求項15】上記ヘッド部と上記柄とが直接又は連結
    部材を介して着脱可能に連結されている、請求項1記載
    の清掃具。
  16. 【請求項16】上記連結部材が、上記ヘッド部に埋設さ
    れている請求項15記載の清掃具。
  17. 【請求項17】上記固定部が、上記ヘッド部に装着され
    る上記清掃布の固定用の菊座を備えて形成されている、
    請求項1記載の清掃具。
  18. 【請求項18】上記固定部が、上記連結部材に形成され
    ている、請求項17記載の清掃具。
  19. 【請求項19】上記連結部材及び上記固定部が、上記ヘ
    ッド部の表面より窪んで設けられている、請求項18記
    載の清掃具。
  20. 【請求項20】上記ヘッド部に装着される清掃布が、不
    織布を結合させて結合部を設け、その内側に該ヘッド部
    の挿入空間を有する扁平な袋状に形成した清掃布であ
    る、請求項1記載の清掃具。
  21. 【請求項21】柄の先端部に清掃布が装着されるヘッド
    部を備えた清掃具において、 上記ヘッド部は柔軟性素材から形成されており、該ヘッ
    ド部の形状が、縦長で且つ厚さが横巾より小である扁平
    形状で、該ヘッド部の前方部は、少なくともその上面が
    該ヘッド部の先端部に向けて傾斜面となしてあり、且つ
    該先端部における該傾斜面と該ヘッド部の底面とのなす
    角度が鋭角であり、 上記ヘッド部の先端部の横巾が該ヘッド部の後端部の横
    巾よりも小であり、 上記ヘッド部は、その後端部において、上記柄の先端
    に、該柄の延長方向に該ヘッド部の先端部を向けて結合
    してあり、 上記柄は、その一部が上記ヘッド部の上面よりも上方に
    位置する形状となしてあり、 上記ヘッド部にまたは上記柄の先端部近傍に、上記ヘッ
    ド部に装着される清掃布の固定部を設けてあり、 上記ヘッド部の前方部の横巾が、該ヘッド部の先端部に
    向けて漸減しており、該先端部の横巾が15〜40mm
    であり、 上記ヘッド部の先端部に2個の角部が形成されており、
    2個の該角部は該ヘッド部の平面視上鈍角であり、 上記ヘッド部の縦方向の長さが80〜300mm、該ヘ
    ッド部の平均厚さが10〜50mm、該ヘッド部の横巾
    が50〜150mmで縦方向の長さより小、該ヘッド部
    の前方部に向けた傾斜面の長さが300mm以下、上記
    角度が15°〜70°、上記柄の一部である握り手部の
    位置が上記ヘッド部の上面よりも0〜100mm上方に
    存し、 上記柄の長さが80〜300mmであり、 上記ヘッド部の両側面は、傾斜面となしてあり、該傾斜
    面と上記底面とのなす角度が90°未満である、清掃
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3450605B2 (ja) 1996-03-15 2003-09-29 花王株式会社 清掃具

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