JP3129833B2 - 透過原稿読み取り装置 - Google Patents

透過原稿読み取り装置

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JP3129833B2 JP04122012A JP12201292A JP3129833B2 JP 3129833 B2 JP3129833 B2 JP 3129833B2 JP 04122012 A JP04122012 A JP 04122012A JP 12201292 A JP12201292 A JP 12201292A JP 3129833 B2 JP3129833 B2 JP 3129833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,ファクシミリ,
スキャナ等に用いられる透過原稿読み取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭61ー232763号公報には、
光源により原画を照明してその像をレンズにより光電変
換素子群に投影結像して画像信号として出力させるに際
してレンズの後段に配置した屋根型ミラーにより光束を
分岐し、それぞれ独立した光電変換素子群に投影結像さ
せる複写光学系において、光路中の結像面における光量
分布に対応した寸法分布の開口を持つ絞り板、又は濃度
分布を持つ光学フィルタを配設して投射光束を部分的に
遮蔽することにより投射光像面全体においてほぼ均一な
光量分布を得るようにした複写光学系の光量ムラ補正装
置が記載されている。
【0003】この装置では、小型の光電変換素子により
高解像度が得られる点で有用である。また、屋根型ミラ
ーを用いたことにより結像面の部位によっては有効径の
レンズを透過した光束の全部が投射されず、その一部し
か利用されないために部分的な光量ムラが生じてその結
果として読み取られた画像にもムラが発生してしまうと
いう問題を解決している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記複写光学系の光量
ムラ補正装置では、投射光像面全体においてほぼ均一な
光量分布を得るように光路中の結像面における光量分布
に対応した寸法分布の開口を持つ絞り板、又は濃度分布
を持つ光学フィルタを配設して投射光束を部分的に遮蔽
するので、光束が通過する光路の断面積が絞り板又は光
学フィルタにより狭められて部分的に光量が低下され、
光電変換素子に投射される光量が絞り板又は光学フィル
タを設けないものに比べて低下してしまう。このため、
光電変換素子に投射される光量として、絞り板又は光学
フィルタを設けない場合と同等の光量を得るには光源の
パワーを上げなければならない。
【0005】本発明は、上記欠点を改善し、光量低下を
発生させずに光量ムラを無くすことができる透過原稿読
み取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、光源からの光束により拡散
光発生手段で拡散光を発生し、この拡散光で原稿を照明
してこの原稿からの透過光を結像光学系により所定の結
像位置に結像し、この結像位置と原稿との間で主走査方
向の1ラインの画像を画像分割手段により複数に分割し
て複数の光電変換素子により読み取る透過原稿読み取り
装置において、前記拡散光発生手段として前記画像分割
手段による画像分割部分に対応する部分付近を透明領域
に構成した拡散光発生手段を用いたものであり、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の透過原稿読み取り装置
において、前記拡散光発生手段の片面側で前記透明領域
の両側に不透明領域を形成したものであり、請求項3記
載の発明は、請求項1記載の透過原稿読み取り装置にお
いて、前記拡散光発生手段の両面側で前記透明領域の両
側に不透明領域を形成したものであり、請求項4記載の
発明は、請求項3記載の透過原稿読み取り装置におい
て、前記不透明領域を一体の部材からなる遮光板で構成
したものであり、請求項5記載の発明は、請求項2また
は3記載の透過原稿読み取り装置において、前記不透明
領域を前記拡散光発生手段に塗布されたペイントで構成
したものであり、請求項6記載の発明は、請求項2また
は3記載の透過原稿読み取り装置において、前記不透明
領域の透過率を位置的に変化させたものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、拡散光発生手段が光
源からの光束を画像分割手段による画像分割部分に対応
する部分付近の透明領域で透過させてその他の領域で拡
散光とする。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
透過原稿読み取り装置において、光源からの光束が拡散
光発生手段の片面側で透明領域の両側に形成された不透
明領域で透過しなくなる。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
透過原稿読み取り装置において、光源からの光束が拡散
光発生手段の両面側で透明領域の両側に形成された不透
明領域で透過しなくなる。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
透過原稿読み取り装置において、光源からの光束が一体
の部材からなる遮光板により構成された不透明領域で透
過しなくなる。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項2または
3記載の透過原稿読み取り装置において、光源からの光
束がペイントで構成された不透明領域で透過しなくな
る。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項2または
3記載の透過原稿読み取り装置において、光源からの光
束が透過率の位置的に変化する不透明領域をその透過率
に応じて透過する。
【0013】
【実施例】図3は本発明の第1実施例を示す。この第1
実施例は、透過原稿読み取り装置において、部分的に光
量を低下させることにより光量分布の均一化を計るので
はなく、原稿の照明を部分的に直接光による照明と拡散
光による照明とに使い分けることにより全体的な光量低
下を発生させずに光量ムラを無くすようにしたものであ
る。
【0014】拡散板からなる拡散光発生手段1は主走査
方向に向けて配置された線状光源2から照射される光束
により拡散光を発生し、この拡散光は透明な原稿台3上
の光を透過する原稿(透過原稿)4に照射される。この
原稿4を透過した光束は結像レンズ5により分割プリズ
ムからなる画像分割手段6を介して複数の光電変換素子
7,8上に結像され、分割プリズムからなる画像分割手
段6は原稿4を透過した光束を複数に分割してそれぞれ
複数の光電変換素子7,8に受光させる。
【0015】原稿4は原稿台3の上に中央を基準として
置かれ、結像レンズ5及び分割プリズム6は原稿台3上
の原稿4の中心(読み取りライン上の中心)4oに合わ
せるように配置される。原稿台3上の原稿4が線状光源
2から拡散板1を介して照明され、原稿4から主走査方
向の1ラインの透過光が射出される。この透過光は結像
レンズ5を通って分割プリズム6により複数に分割さ
れ、それぞれ光電変換素子7,8に結像される。光電変
換素子7,8は主走査方向へ向けて配置され、1ライン
の透過光を多数のドットに分割して光電変換することに
よって原稿の1ライン分を読み取る。原稿4は副走査手
段により副走査方向へ移動させられ、これに伴って原稿
が1ライン分づつ読み取られる。
【0016】拡散板1が従来の均一な透過率を有するも
のである場合には、この透過原稿読み取り装置のシェー
ディング分布は図4に示すように分割プリズム6による
画像分割(透過光の分割)により原稿4の中心4o近傍
で光量低下が発生したものとなる。そこで、この第1実
施例では、拡散板1は図1及び図2に示すように拡散部
分1aにおける分割プリズム6による画像分割部分に対
応した原稿中心4oの近傍の領域を削除して透明な領域
1bに構成したものを用いる。従って、拡散板1は線状
光源2からの光束を透明領域1bでそのまま透過させて
その他の拡散領域で拡散して射出する。これにより、原
稿4の照度分布は図9に示すように拡散板1の透明領域
1bからの光束により作られる照度分布と、拡散板1の
拡散領域からの光束により作られる照度分布との和とし
て形成され、分割プリズム6による画像分割部分に対応
する原稿中心4o付近で高照度領域が形成される。この
高照度領域により分割プリズム6の画像分割による光量
低下が補正されて光量ムラが補正され、S/Nの高い高
品位の読み取りが可能となる。
【0017】原稿4の照度分布は拡散板1の透明領域1
bの幅wと、拡散板1と原稿4との距離によって決ま
る。図13に示すように透明領域1bの幅wを大きくと
ると、原稿4の中心4oの照度は上がるが、周辺の高照
度領域も広くなる。逆に、透明領域1bの幅wを小さく
すると、原稿4の中心4oの照度はあまり向上せず、周
辺部との差異が小さくなる。
【0018】図5及び図6は本発明の第2実施例の一部
を示す。この第2実施例は、上記第1実施例において、
拡散板1の片面に遮光板9を設けるようにしたものであ
り、図13に示すように透明領域1bの幅wを大きくす
る場合に原稿4の中心4oの照度を変えずに高照度領域
の幅を狭くしている。
【0019】上記第1実施例において、原稿4上の高照
度領域の幅が広がる理由の1つは、拡散板1の透明領域
1bからの光束と拡散領域からの光束とが重なる領域が
広いことにある。この第2実施例は、図10に示すよう
に拡散板1の拡散領域から原稿中心4o付近への光束を
遮光板9により制限することにより原稿4上の高照度領
域の幅wを狭くしている。すなわち、幅wの透明領域1
bを持った拡散板1の上に幅p,長さqのスリット9a
を有する幅rの遮光板9を設置している。この遮光板9
のスリット9aは遮光板9の中心に設けられており、拡
散板1の透明領域1b内に位置するように設置されて透
明領域1bの両側に遮光板9による不透明領域を設けた
ことになる。遮光板9の幅rは拡散板1と原稿4との間
の距離および所望の照度分布形状によって決定される。
【0020】この第2実施例では、拡散板1の拡散領域
から原稿中心4o付近への光束を遮光板9により抑制す
るので、原稿4の中心部付近の照度分布をほぼ拡散板1
の透明領域1bからの透過光により作られる原稿4上の
照度分布に近付けることができ、上記第1実施例よりも
原稿4の狭い領域を高照度で照明することが可能とな
る。従って、結像レンズ5によって決まる画像分割部分
での光量低下が生ずる領域の幅がより狭い場合にも、分
割プリズム6の画像分割による光量低下を補正すること
ができ、S/Nの高い高品位の読み取りが可能となる。
【0021】図7および図8は本発明の第3実施例の一
部を示す。この第3実施例は、上記第1実施例におい
て、拡散板1の両面に遮光板10,11を設けるように
したものである。上記第2実施例では、拡散板1から原
稿中心4o付近への光束を遮光板9でしか抑制すること
ができない。この第3実施例では、幅wの透明領域1b
を持った拡散板1の上面に幅2a,長さqのスリット1
0aを有する幅r1の遮光板10を設置し、さらに拡散
板1の下面に幅2b,長さqのスリット11aを有する
幅r2の遮光板11を設置している。遮光板10,11
のスリット10a,11aは遮光板10,11の中心に
設けられており、2つの遮光板10,11のスリット1
0a,11aの中心は一致する。
【0022】この第3実施例では、拡散板1の両面に2
つの遮光板10,11を設けたので、拡散板1の透明領
域1bからの透過光による原稿4の照明幅2Dをより限
定することができる。この照明幅2Dは拡散板1の厚さ
をd、拡散板1の下面から原稿4までの距離をlとし、
遮光板10,11の厚さを無視できるものとすると、
=(a+b)l/d+bとなる。例えばl=10mm、
d=2.5mmのとき、原稿4上の高照度領域の幅2D
を6mmとするためには、p=2a=0.5mmとした
場合にはq=2b=0.8mmにすればよい。このよう
に遮光板10,11のスリット10a,11aの幅を調
整することにより原稿4上の高照度領域の幅を調整する
ことができる。
【0023】さらに、2つの遮光板10,11の幅r
1,r2を互いに調整することにより拡散板1の拡散領
域からの光束が原稿4上に作る照度分布の形状を調整す
ることができ、図11に示すように拡散領域からの光束
が原稿4上に作る照度分布と,透明領域1bが原稿4上
に作る照度分布との合成として得られる原稿4上の照度
分布を所望の形状に近付けることが容易となる。
【0024】このように第3実施例では、2つの遮光板
10,11により透明領域1bの幅と不透明領域の幅と
を調節することで原稿4上の照度分布を調節することが
でき、上記第1実施例及び第2実施例よりも高照度領域
をさらに狭く形成することができる。このため、結像レ
ンズ5によって決まる画像分割部分での光量低下が生ず
る領域の幅が第1実施例及び第2実施例で対象としたも
のよりも狭い場合にも、分割プリズム6の画像分割によ
る光量低下を補正することができ、S/Nの高い高品位
の読み取りが可能となる。
【0025】図14は本発明の第4実施例の遮光板を示
す。この第4実施例は、上記第3実施例において、2つ
の遮光板10,11を連結部分12aで連結して1体に
形成することにより1つの遮光板12とするようにした
ものであり、この遮光板12は拡散板1を側面より挾む
ように設置する。これにより、遮光板10,11のスリ
ット10a,11aの中心を合わせる調整が不要となっ
て調整費用を下げることができ、遮光板12の位置合わ
せが容易で適切なシェーディング補正が可能となり、S
/Nの高い高品位の読み取りが可能となる。
【0026】図15は本発明の第5実施例の遮光板を示
す。この第5実施例は、上記第4実施例において、遮光
板12の代りに遮光板13を用いるようにしたものであ
る。この遮光板13は遮光板12において、長手方向
(副走査方向)に延長した部分13aを設けて長手方向
の長さを拡散板1の長手方向の長さと一致させたもので
ある。これにより、遮光板13はスリット10a,11
aの中心を拡散板1の長手方向の端面を基準として設置
することができる。
【0027】また、本発明の第6実施例は、上記第3実
施例において、w=2aとする場合に遮光板10,11
を拡散板1の上下面に塗布したペイントで置き代えるよ
うにしたものである。この第6実施例では、拡散板1と
は別部材である遮光板10,11を作製して設置するこ
とが不要になり、部品コストを下げることができ、さら
に調整費用を必要としなくて装置のコストダウンを計る
ことができる。
【0028】図12は本発明の第7実施例における拡散
板の透過率特性を示す。この第7実施例は、上記第1実
施例において、拡散板1として透明領域1bを設けずに
透過率が主走査方向へ位置的に変化する拡散板を用いる
ようにしたものである。この第7実施例では、拡散板は
画像分割部分の近傍に対応する透明領域及びその両側付
近の透過率を原稿4の照度分布が所望の形状となって光
電変換素子7,8上での光量ムラが無くなるように0%
から100%までの間で変化させたものである。すなわ
ち、拡散板は図12に示すように画像分割部分に対応す
る部分が透明領域に構成されてその両側近傍が不透明領
域に構成され、この不透明領域の両側近傍が半透明領域
(拡散領域)に構成されてその他の領域が透明領域(拡
散領域)に構成される。
【0029】この第7実施例では、拡散板の透過率が位
置的に変化させているので、拡散板の拡散部分からの光
束が原稿上に作る照度分布の形状を容易に制御すること
ができて所望の原稿照度分布を容易に形成することがで
き、高精度なシェーディング補正を行うことができて高
品位の読み取りが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、光源からの光束により拡散光発生手段で拡散光を発
生し、この拡散光で原稿を照明してこの原稿からの透過
光を結像光学系により所定の結像位置に結像し、この結
像位置と原稿との間で主走査方向の1ラインの画像を画
像分割手段により複数に分割して複数の光電変換素子に
より読み取る透過原稿読み取り装置において、前記拡散
光発生手段として前記画像分割手段による画像分割部分
に対応する部分付近を透明領域に構成した拡散光発生手
段を用いたので、原稿の照度分布が拡散光発生手段の透
明領域からの光束により作られる照度分布と、拡散光発
生手段の拡散領域からの光束により作られる照度分布と
の和として形成されて原稿の画像分割部分に対応する部
分付近で高照度領域が形成され、この高照度領域により
画像分割による光量低下が補正されて光量ムラが少なく
なり、S/Nの高い高品位の読み取りが可能となる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の透過原稿読み取り装置において、前記拡散光発生手
段の片面側で前記透明領域の両側に不透明領域を形成し
たので、原稿の画像分割部分に対応する部分付近の照度
分布をほぼ拡散光発生手段の透明領域からの透過光によ
り作られる原稿上の照度分布に近付けることができ、上
記請求項1記載の発明よりも原稿の狭い領域を高照度で
照明することが可能となる。従って、結像光学系によっ
て決まる画像分割部分での光量低下が生ずる領域の幅が
より狭い場合にも、画像分割による光量低下を補正する
ことができてS/Nの高い高品位の読み取りが可能とな
る。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の透過原稿読み取り装置において、前記拡散光発生手
段の両面側で前記透明領域の両側に不透明領域を形成し
たので、これらの不透明領域により透明領域の幅と不透
明領域の幅とを調節することで原稿上の照度分布を調節
することができ、上記請求項1記載の発明及び請求項2
記載の発明よりも高照度領域をさらに狭く形成すること
ができる。このため、結像光学系によって決まる画像分
割部分での光量低下が生ずる領域の幅が請求項1記載の
発明及び請求項2記載の発明で対象としたものよりも狭
い場合にも、画像分割手段の画像分割による光量低下を
補正することができてS/Nの高い高品位の読み取りが
可能となる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の透過原稿読み取り装置において、前記不透明領域を
一体の部材からなる遮光板で構成したので、各不透明領
域を合わせる調整が不要となって調整費用を下げること
ができ、遮光板の位置合わせが容易で適切なシェーディ
ング補正が可能となり、S/Nの高い高品位の読み取り
が可能となる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の透過原稿読み取り装置において、前記不透
明領域を前記拡散光発生手段に塗布されたペイントで構
成したので、拡散光発生手段とは別部材で不透明領域を
作製して設置することが不要になり、部品コストを下げ
ることができ、さらに調整費用を必要としなくて装置の
コストダウンを計ることができる。
【0035】請求項6記載の発明によれば、請求項2ま
たは3記載の透過原稿読み取り装置において、前記不透
明領域の透過率を位置的に変化させたので、拡散光発生
手段の拡散部分からの光束が原稿上に作る照度分布の形
状を容易に制御することができて所望の原稿照度分布を
容易に形成することができ、高精度なシェーディング補
正を行うことができて高品位の読み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における拡散板を示す斜視
図である。
【図2】同拡散板を示す正面図である。
【図3】上記第1実施例を示す正面図である。
【図4】従来装置のシェーディング分布を示す特性図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例の一部を示す斜視図であ
る。
【図6】同第2実施例の一部を示す正面図である。
【図7】本発明の第3実施例の一部を示す図である。
【図8】同第3実施例の一部を示す正面図である。
【図9】上記第1実施例の原稿照度分布を示す特性図で
ある。
【図10】上記第2実施例の原稿照度分布を示す特性図
である。
【図11】上記第3実施例の原稿照度分布を示す特性図
である。
【図12】本発明の第7実施例における拡散板の透過率
特性を示す特性図である。
【図13】上記第2実施例の原稿照度分布を各透明領域
幅について示す特性図である。
【図14】本発明の第4実施例における遮光板を示す斜
視図である。
【図15】本発明の第5実施例における遮光板を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 拡散板 2 光源 3 原稿台 4 原稿 5 結像レンズ 6 分割プリズム 7,8 光電変換素子 1b 透明領域 9,10,11,12,13 遮光板 9a,10a,11a スリット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光束により拡散光発生手段で拡
    散光を発生し、この拡散光で原稿を照明してこの原稿か
    らの透過光を結像光学系により所定の結像位置に結像
    し、この結像位置と原稿との間で主走査方向の1ライン
    の画像を画像分割手段により複数に分割して複数の光電
    変換素子により読み取る透過原稿読み取り装置におい
    て、前記拡散光発生手段として前記画像分割手段による
    画像分割部分に対応する部分付近を透明領域に構成した
    拡散光発生手段を用いたことを特徴とする透過原稿読み
    取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の透過原稿読み取り装置にお
    いて、前記拡散光発生手段の片面側で前記透明領域の両
    側に不透明領域を形成したことを特徴とする透過原稿読
    み取り装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の透過原稿読み取り装置にお
    いて、前記拡散光発生手段の両面側で前記透明領域の両
    側に不透明領域を形成したことを特徴とする透過原稿読
    み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の透過原稿読み取り装置にお
    いて、前記不透明領域を一体の部材からなる遮光板で構
    成したことを特徴とする透過原稿読み取り装置。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の透過原稿読み取り
    装置において、前記不透明領域を前記拡散光発生手段に
    塗布されたペイントで構成したことを特徴とする透過原
    稿読み取り装置。
  6. 【請求項6】請求項2または3記載の透過原稿読み取り
    装置において、前記不透明領域の透過率を位置的に変化
    させたことを特徴とする透過原稿読み取り装置。
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