JPH10190965A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10190965A
JPH10190965A JP8350421A JP35042196A JPH10190965A JP H10190965 A JPH10190965 A JP H10190965A JP 8350421 A JP8350421 A JP 8350421A JP 35042196 A JP35042196 A JP 35042196A JP H10190965 A JPH10190965 A JP H10190965A
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JP
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light source
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JP8350421A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Imamichi
和行 今道
Shinichi Arita
信一 有田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を大型化することなく、照明効率を高め
るとともに副走査方向の光量分布の均一化を達成し、光
源ユニットの位置ズレや走査ムラ等が発生した場合で
も、読み取り画像に濃度ムラのない画像読取装置を提供
する。 【解決手段】 原稿載置台1を挟んで一方に透過原稿用
光源10を配置すると共に、他方に反射原稿用光源が配
置され、透過原稿と反射原稿を選択的に読み取る画像読
取装置において、前記透過原稿用光源10と、前記透過
原稿の間に集光手段11と拡散板9を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャナ
ー等の画像読取装置関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、反射原稿と透過原稿を選択的に読
み取り可能な画像読取装置は、反射原稿用光源と透過原
稿用光源を原稿を挟んで上下に配置し、原稿の種類に応
じて点灯する光源を切り換えて原稿を照明し、原稿から
の反射光或いは透過光を同一の光学系にて読み取る構成
であった。
【0003】図6及び図7は第1の従来例を示す。図6
において、120は原稿からの反射光或いは透過光を読
み取るためのイメージスキャナー本体であり、108は
原稿、101は原稿載置台、102は反射原稿を照明す
る光源、103,104,105は折り返しミラー、1
06は投影レンズ、107はCCD等のラインセンサー
である。
【0004】一方、121は透過原稿を照明する照明装
置であり、透過原稿用光源110,111,112,1
13,114及び拡散板109より構成されている。こ
こで、反射原稿を読み取る場合は、原稿載置台101上
に載置された反射原稿108を反射原稿用光源102で
照明し、その反射光を折り返しミラー103,104,
105及び投影レンズ106を介してラインセンサー1
07に導き、ラインセンサー107の配列方向(以下主
走査方向)の1ラインを読み取る。
【0005】そして、主走査方向と直交する方向(以下
副走査方向)の読み取りは、反射原稿用光源102と折
り返しミラー103が矢印A方向にある速度で走査する
とともに、光路長補正のため折り返しミラー104,1
05が一体で前記速度の半分で矢印B方向に走査するこ
とにより行い、反射原稿108の全面を読み取ることが
できる。
【0006】また、透過原稿を読み取る場合は、照明装
置121内に配置された透過原稿用光源110,11
1,112,113,114が点灯し、拡散板109を
介して、原稿載置台101上に載置された透過原稿10
8の全面を背後から照明する。そして、透過原稿108
からの透過光を折り返しミラー103,104,105
及び投影レンズ106を介してラインセンサー107に
導き、主走査方向の1ラインを読み取る。副走査方向の
読み取りは、反射原稿用光源102を消灯した状態で、
反射原稿の場合と同様の走査を行い、透過原稿108の
全面を読み取ることができる。
【0007】図7は第2の従来例を示し、同図におい
て、120はイメージスキャナー本体であり、構成は図
6に示す従来例と同じである。122は透過原稿を照明
する照明装置であり、透過原稿を照明する光源117と
拡散板116より成る光源ユニット123と、透過原稿
108を押えつけるための透明板115より構成されて
いる。ここで、反射原稿を読み取る場合は、図6に示す
従来例と同様の動作により行なわれる。一方、透過原稿
を読み取る場合は、光源ユニット123内に配置された
透過原稿用光源117が点灯し、拡散板116及び透明
板115を介して、原稿載置台101上に載置された透
過原稿108を主走査方向に細長い帯状に背後から照明
する。
【0008】そして、透過原稿108からの透過光を折
り返しミラー103,104,105及び投影レンズ1
06を介してラインセンサー107に導き主走査方向の
1ラインを読み取る。副走査方向の読み取りは、イメー
ジスキャナー本体120の走査Aに同期して、透過原稿
用光源117と拡散板116が一体で矢印C方向に移動
して、透過原稿108を順次帯状に照明することにより
行なわれる。
【0009】図12は第3の従来例を示す。図12は、
フラッドヘッドタイプのイメージスキャナーに於ける透
過原稿読取時の構成を示し、31は管状光源、32は拡
散板、33は透過原稿、34は原稿台ガラス、35はス
リット、36,37,38はミラー、39はレンズ、4
0は光電変換素子を示す。本図に示すタイプは縮少読取
方式であり、まず管状光源31により拡散板32を照明
し、拡散板32において拡散された光が拡散板32と原
稿台ガラス34にはさまれた透過原稿33を照らし、そ
の像が原稿台ガラス34、スリット35、ミラー36,
37,38を介し、レンズ39に投影され光電変換素子
10に縮小結像される。この状態で管状光源1、スリッ
ト35、ミラー36,37,38が図中で原稿台ガラス
34に対して平行かつ同方向でしかも、一体となってい
るミラー7,8が、同速度で走査する管状光源1、スリ
ット35、ミラー36に対して走査速度を1/2に保つ
ことにより、あらゆる原稿読取位置に対して光路長を一
定にするよう走査している。また、拡散板32は、管状
光源31からのムラや指向性をもつ光束を拡散させ、透
過原稿33の読取有効領域内において光量分布を均一に
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下のような欠点があった。
【0011】図6に示す第1の従来例においては、複数
の線状光源を用いて透過原稿全面の広い領域を背後から
照明しているため、原稿全面に渡り均一な照明をするの
が困難であり、副走査方向の光量ムラが発生し、均一な
原稿を読み取った場合に読み取り画像に濃度ムラが生ず
るという問題があった。また、複数の線状光源を必要と
するため、装置が大型化するとともに、コストが高いと
いう欠点もあった。
【0012】図7に示す第2の従来例においては、単一
の線状光源を用いて読み取り領域のみを帯状に照明する
構成のため、複数の線状光源を用いる必要がなく、図6
に示す第1の従来例と比較しコスト的には有利である。
しかしながら、イメージスキャナー本体の走査に同期し
て、光源と拡散板を移動させる構成のため、イメージス
キャナー本体側の読み取り位置と、光源ユニットの照射
位置を正確に一致させる必要があった。
【0013】ここで、図8に原稿面上での副走査方向の
光量分布を示す。図8において、横軸は副走査方向(帯
状照明領域の短手方向)の位置、縦軸は原稿面上での照
射光量である。同図から分かるように、光源ユニットの
中心位置Pが最大光量であり、その両側に行くに従い、
徐々に光量が低下する。透過原稿読み取り時、常に中心
Pの位置を読み取れば良いのであるが、現実的には、イ
メージスキャナー本体側の光軸ズレ、光源ユニットの取
付誤差或いは走査同期ズレ等により、読み取り位置がズ
レ、副走査の移動に伴い光量変動が起こり、読み取り画
像に濃度ムラを生ずるという問題があった。この光量変
動をなくすためには、光源と拡散板を原稿載置台から遠
ざければ良いが、そうすると装置が大型化するとともに
照明効率が悪化するという問題があった。
【0014】しかしながら上記従来例では、管状光源3
1の発光面が円形である為、例えば蛍光灯のように発光
面上が一様な輝度分布であっても、均一な光量を必要と
する透過原稿33に到達する光の副走査方向の光量分布
は図13のようにピークが高いものとなってしまい、結
果として読取に可能な、副走査方向に光量分布が均一な
範囲(以下有効照明領域と呼ぶ)が小さくなってしま
う。これは、別々の駆動系を有する管状光源31とミラ
ー36と一体をなすスリット35が多少なりとも副走査
方向にずれると、スリット35により決定される読取領
域が有効照明領域からはずれることを意味し、その場合
正確な読取が出来なくなってしまう。
【0015】次にまた、上記した図12の従来例では、
拡散板32の透過率が低い為透過原稿33は少ない光量
で照明せざるを得ない。この場合、光電変換素子40か
らの信号は微弱なものとなり暗時ノイズ成分が無視出来
なくなってしまい、画像が劣化してしまう。ここで照明
光量をかせぐため、拡散板32に光源を近づける方法も
あるが、光源が管状であるため、副走査方向に、均一な
配光特性が得られないことや、ハロゲンランプでは、発
熱量が多いことから原稿に損傷を与えかねないのでこれ
が出来ない。
【0016】次にまた上記図12の従来例では、拡散板
32は、光透過性の圧板(例えば、ガラス、透明な樹
脂)に対して非常にコストがかかってしまう。
【0017】本出願に係る第1の発明の目的は、装置を
大型化することなく、照明効率を高めるとともに副走査
方向の光量分布の均一化を達成し、光源ユニットの位置
ズレや走査ムラ等が発生した場合でも、読み取り画像に
濃度ムラのない画像読取装置を提供することである。
【0018】本出願に係る第2の発明の目的は、読取領
域に対して副走査方向に光量が均一な範囲(有効照明領
域)を広げ、読取位置ずれに余裕をもたせることができ
る画像読取装置を提供することである。
【0019】本出願に係る第3の発明の目的は、透過原
稿を照明する光量をアップし、相対的に暗時ノイズ成分
を小さくし、画質を向上させることができる画像読取装
置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する第1の構成は、原稿載置台を挟んで一
方に透過原稿用光源を配置すると共に、他方に反射原稿
用光源が配置され、透過原稿と反射原稿を選択的に読み
取る画像読取装置において、前記透過原稿用光源と、前
記透過原稿の間に集光手段と拡散板を配置したことを特
徴とするものである。
【0021】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第2の構成は、前記透過原稿用光源は、アパーチャー型
蛍光灯であり、前記集光手段は、アパーチャー開口端部
に配置された1対の反射板であることを特徴とするもの
である。
【0022】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
第3の構成は、前記透過原稿用光源は、アパーチャー型
蛍光灯であり、前記集光手段は、シリンドリカルレンズ
或いはシリンドリカルフレネルレンズであることを特徴
とするものである。
【0023】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成は、読取原稿を照明する照明手段と、前記照明手段
により照明された前記読取原稿の透過光あるいは反射光
を、前記照明手段と前記読取原稿とを相対移動させなが
ら読取る画像読取装置において、前記照明手段は、平坦
形状の発光面を有する蛍光灯により構成したことを特徴
とするものである。
【0024】本出願に係る第3の発明の目的を実現する
第1の構成は、前記発光面に対して、光透過性を有する
透過原稿保持手段を近接して平行に配置したことを特徴
とする画像読取装置。
【0025】本出願に係る第3の発明の目的を実現する
第2の構成は、前記透過原稿保持手段は、透明なガラス
又は透明な樹脂であることを特徴とするものである。
【0026】上記した第1の発明の目的を実現する構成
では、集光手段は照明効率を高めるとともに、副走査方
向の光量分布の均一化を達成する。
【0027】上記した第2の発明の目的を実現する構成
では、平面発光面の短手方向の幅は、原稿の読取領域の
副走査方向の幅より多少大きくしておき、平面発光面を
原稿に対して近づけて配置すると、蛍光灯の発光面上で
は、あたかも無数の点光源が平面上で均一にならんでお
り、それぞれの点光源から拡散光が発光する様にふるま
うので、発光面と等距離をなす平面上では、それぞれの
発光点からの拡散光が積分された光量が到達することに
なり、例えば副走査方向の読取領域幅より、平面発光面
の短手方向の幅が十分広いとすると、読取領域を含む広
い領域で均一な副走査方向の配光分布を得ることが出来
る。
【0028】実際副走査方向の読取領域幅は、1〜2m
m程度となるので、平面発光面の短手の幅は、4mmも
あれば、十分広くて均一な副走査方向の配光分布を得る
ことができ、これにより、読取領域が副走査方向に駆動
誤差などで多少ズレてもあらかじめ副走査方向に広い範
囲で均一な光量分布を確保しているから副走査方向の画
像ムラなどの画質劣化は回避出来る。
【0029】また平面発光面を原稿に近づけて設置する
ことにより原稿の照明光量が増加し、これにより光電変
換素子からの信号電圧が増加し、相対的に暗時ノイズが
小さくなり色ムラなどの画質劣化をふせぐことが出来
る。
【0030】これは上記のように平面蛍光灯の発光面が
それ自体輝度分布が均一であり、それと等間隔な平面で
は均一な配光分布が得られることと、蛍光灯であるので
発熱が少なくフィルムなどの透過原稿に損傷をあたえる
ことがないという2点により可能となる。
【0031】上記した第3の発明の目的を実現する構成
では、従来拡散板32は原稿をムラなく照明するために
光束を拡散させる機能と原稿の圧板の機能を有するが、
照明手段は発光面の輝度分布が均一で、拡散性が高い平
面蛍光灯とし、原稿面上を均一に照明するので、圧板と
しての作用さえ持てばよいことになり、透明なガラス板
や透明な樹脂板で代用ができ、非常にコストが安くな
る。
【0032】また拡散板32では拡散性や材質の為、通
常透過率が非常に低いが、本構成では透明なガラス板や
透明な樹脂板などの透過率が高いものを使用することに
より、原稿の照明光量が多くなり、光電変換素子からの
信号電圧が増加し、相対的に暗時ノイズが小さくなり色
ムラなどの画質劣化をふせぐことが出来る。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態を示す。
【0034】図1は画像読取装置の断面図で、同図にお
いて、14は原稿からの反射光或いは透過光を読み取る
ためのイメージスキャナー本体であり、8は原稿、1は
原稿載置台、2は反射原稿を照射する光源、3,4,5
は折り返しミラー、6は投影レンズ、7はCCD等のラ
インセンサーである。
【0035】13は透過原稿を照明する照明装置であ
り、透過原稿を照明する光源10と反射板11,12よ
り成る光源ユニット15と、拡散板9より構成されてい
る。ここで、反射原稿を読み取る場合は、原稿載置台1
上に載置された反射原稿8を反射原稿用光源2で照明
し、その反射光を折り返しミラー3,4,5及び投影レ
ンズ6を介してラインセンサー7に導き、主走査方向の
1ラインを読み取る。
【0036】そして、副走査方向の読み取りは、反射原
稿用光源2と折り返しミラー3が矢印A方向にある速度
で走査するとともに、光路量補正のため、折り返しミラ
ー4,5が一体で前記速度の半分の速度で矢印B方向に
走査することにより行い、反射原稿8の全面を読み取る
ことができる。
【0037】一方、透過原稿を読み取る場合は、光源ユ
ニット15内に配置された透過原稿用光源10が点灯
し、後述する反射板11,12及び拡散板9を介して、
原稿載置台1上に載置された透過原稿8を主走査方向に
細長い帯状に背後から照明する。そして、透過原稿8か
らの透過光を折り返しミラー3,4,5及び投影レンズ
6を介してラインセンサー7に導き主走査方向の1ライ
ンを読み取る。
【0038】副走査方向の読み取りは、イメージスキャ
ナー本体14の走査Aに同期して、透過原稿用光源10
と反射板11,12が一体で矢印C方向に移動して、透
過原稿8を順次帯状に照明することにより行われる。
【0039】ここで、本発明の特徴である光源ユニット
15について図2を用いて詳細に説明する。光源ユニッ
ト15は、透過原稿用光源として、アパーチャー開口部
10aが主走査方向に形成されたアパーチャー型の蛍光
灯10と、アパーチャー開口部10aの両端に配置され
た反射板11,12より構成される。蛍光灯10は、ア
パーチャーの開口中心がイメージスキャナー本体14の
読み取り位置に一致するように配置され、中心光束Dは
直接光として拡散板9を照射する。
【0040】一方、蛍光灯10から出射して読み取りエ
リア外に向かう光束Eは、アパーチャー開口部10aの
両端に配置された反射板11,12により、読み取りエ
リア内に反射され、拡散板9を照射する。
【0041】蛍光灯10からの直接光及び反射板11,
12からの反射光は、拡散板9により拡散され、原稿8
を均一に帯状で照明する。図3に、拡散板9下面での副
走査方向の光量分布を示す。同図において、横軸は副走
査方向の位置、縦軸は照射光量の相対値である。図から
明らかなように、図8の従来例と比較し、照明効率がア
ップするとともに、副走査方向の広い範囲に渡り光量分
布の均一化が達成できる。
【0042】また、光源として用いたアパーチャー型蛍
光灯は、照明効率は高いが、指向性が強く、副走査方向
の光量分布の均一化には不利であり、アパーチャー型蛍
光灯を用いる場合には、蛍光灯の外径寸法を大きくした
り、原稿からの距離を遠ざける必要があったが、本実施
の形態では、光源と拡散板との間に反射板を配置するこ
とにより、コンパクトで照明効率の高い光源ユニットが
可能となる。
【0043】つまり、装置を大型化することなく照明効
率のアップと副走査方向の光量分布の均一化が達成で
き、光源ユニットの位置ズレや走査ムラ等が発生した場
合でも、光量変動がなく、読み取り画像の濃度ムラの発
生を防ぐことができる。
【0044】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態を示す。上記した第1の実施の形態では、
光源と拡散板の間に集光手段として反射板を配置した
が、本第2の実施の形態では、図4に示すように、光源
ユニット17は、蛍光灯10のアパーチャー開口部10
aに対向して副走査方向にのみパワーを有するシリンド
リカルレンズ16を拡散板9との間に配置したもので、
第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態を示す。前記した第1、第2の実施の形態
では、光源10と拡散板9の間に集光手段として反射板
11,12或いは、シリンドリカルレンズ16を配置し
たが、本実施の形態の光源ユニット19は、図5に示す
ように、蛍光灯10のアパーチャー開口部10aに対向
してシリンドリカルフレネルレンズ18を拡散板9との
間に配置したもので、第1の実施の形態と同様の効果を
得ることができる。
【0046】(第4の実施の形態)図9は本発明の第4
の実施の形態を示す。
【0047】図9において、33は透過原稿、34は原
稿台ガラス、35はスリット、36,37,38はミラ
ー、39はレンズ、40は光電変換素子、41は平面の
発光面を有する蛍光灯(以下平面蛍光灯と略す)、42
は圧板の透明アクリル板である。また図10は平面蛍光
灯41の詳細図であり、43はカバーガラス、44はカ
バーガラス上の平面発光面、45は密閉された希ガスと
水銀の混合ガス、46は筐体である。
【0048】まず読取を開始すると、図10中には記載
されていないが、電極から熱電子が発生し、それが水銀
原子に衝突して紫外線を発生させ、カバーガラス43と
筐体46により密閉された内壁に塗布された蛍光体によ
りその紫外線が可視領域の波長の光になり平面発光面4
4から放出される。図9において、その光束が圧板であ
る透明アクリル板42を透過し、透過原稿33を照明す
る。次に照明された透過原稿33の画像が原稿台ガラス
34、スリット35、ミラー36,37,38を介し、
レンズ39により光電変換素子40上に縮小結像され
る。これを透過原稿33全面において行なう為、一体の
ユニットであるスリット35とミラー36が平面蛍光灯
41と常にむかい合う様に、紙面左右方向に走査する。
また透過原稿33から光電変換素子40の間の光路長を
一定に保つ為に、これも一体のユニットであるミラー3
7,38を、スリット35、ミラー36、及び平面蛍光
灯41の走査速度の1/2の速度で同方向に走査するよ
うにしている。
【0049】この構成においては、平面蛍光灯が平面の
発光面を有し、その発光面内側に均一に蛍光体が塗布し
てあるので、発光面上ではあたかも無数の点光源が均一
に並んでおり、そのおのおのが拡散性の光を発する様に
ふるまう。これは平面蛍光灯自身が従来の管状光源と拡
散板の機能を有するということに他ならず、圧板を透明
アクリル板42で代用することが出来、もともと拡散板
の持つ透過率が低いというデメリットがなくなる。
【0050】これにより、光電変換素子40に入射する
光量が増え、出力される信号電圧が大きくなることか
ら、暗時ノイズが相対的に観て小さくなり、色味などの
画像情報を忠実に採取することが出来る。なお、透明ア
クリル板42に代えて、透明であればガラスのものであ
っても良く、いずれにしても従来の拡散板に対して大き
なコストダウンになる。
【0051】また、本実施の形態では、光電変換素子に
RGBの3ラインを有するCCDイメージセンサーを使
用しており、この場合、透過原稿33の副走査方向(平
面左右方向)の読取領域幅は1.2mm〜1.3mmに
なる。
【0052】ここで、図11のグラフは従来例と本実施
の形態の透過原稿33上での副走査方向の光量分布を示
し、これに観られる様に、副走査方向の光量の均一性か
ら決定される有効照明領域幅は、従来の管状光源では
1.4mm程度であり、読取領域幅1.2mm〜1.3
mmに対してほとんど余裕がないものとなっていた。
【0053】しかし本実施の形態の構成では、平面蛍光
灯411の平面発光面44の副走査方向の幅を5mmに
設定することによって、有効照明領域幅は4.2mmと
なり、読取領域幅1.2mm〜1.3mmに対して非常
に余裕ができ、これにより多少平面蛍光灯とスリット3
5がずれたとしても、読取画像の光量が不足して画像劣
化を生じる危険はない。
【0054】ところで、図11に観られる従来例と本実
施の形態の光量ピークの差は、本実施の形態では前述の
通り、圧板に透明のアクリル板42を使用したことと、
蛍光灯であるので発熱が比較的少ないことから透過原稿
33に近い所に平面発光面を設定出来たことによる。
【0055】
【発明の効果】請求項1〜請求項3に係る発明によれ
ば、装置を大型化することなく、照明効率が高められる
とともに、副走査方向の光量分布の均一化を達成し、光
源ユニットの位置ズレや走査ムラ等が発生した場合で
も、読み取り画像に濃度ムラのない良質な画像が得られ
る画像読取装置が提供できる。
【0056】請求項4に係る発明によれば、以下の効果
が得られる。
【0057】副走査方向での光量分布が均一な部分であ
る有効照明領域を、発光面の幅を選ぶことで広げること
が可能。
【0058】発光面から拡散性の光束が射出するので、
従来使用していた拡散性を兼ねた圧板ではなく、透過性
の材質であればどれでも圧板として使用出来る。
【0059】発光面を広げても、奥行きを小さく保てる
ので装置がコンパクトになる。
【0060】請求項5、6に係る発明によれば、以下の
効果が得られる。
【0061】透過原稿を照明する光量が従来の拡散板を
使用していた場合に比べて大幅に多くなるので、光電変
換素子からの出力信号電圧が大きくなり、相対的に暗時
ノイズが小さくなることから色味などの画質が向上す
る。
【0062】拡散特性をもたせなくてよいので、大幅な
コストダウンが狙える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の要部断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の副走査方向光量分
布。
【図4】本発明の第2の実施の形態の要部断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の要部断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
【図7】従来例を示す断面図。
【図8】従来例の副走査方向光量分布。
【図9】本発明の第4の実施の形態を説明する図。
【図10】図9中の平面蛍光灯の詳細図。
【図11】本発明の第4の実施の形態の透過原稿上での
光量分布を示す図。
【図12】従来例を説明する図。
【図13】従来例の透過原稿上での光量分布を示す図。
【符号の説明】
1…原稿載置台 2…反射原稿用光源 3,4,5…折り返しミラー 6…投影レンズ 7…ラインセンサー 9…拡散板 10…透過原稿用光源 11,12…反射板 16…シリンドリカルレンズ 18…シリンドリカルフレネルレンズ 31…管状光源 32…拡散板 33…透過原稿 34…原稿台ガラス 35…スリット 36…ミラー 37…ミラー 38…ミラー 39…レンズ 40…光電変換素子 41…平面蛍光灯 42…透明アクリル板 43…カバーガラス 44…発光面 45…希ガスと水銀の混合ガス 46…筐体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台を挟んで一方に透過原稿用光
    源を配置すると共に、他方に反射原稿用光源が配置さ
    れ、透過原稿と反射原稿を選択的に読み取る画像読取装
    置において、前記透過原稿用光源と、前記透過原稿の間
    に集光手段と拡散板を配置したことを特徴とする画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記透過原稿用光源は、アパーチャー型
    蛍光灯であり、前記集光手段は、アパーチャー開口端部
    に配置された1対の反射板であることを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記透過原稿用光源は、アパーチャー型
    蛍光灯であり、前記集光手段は、シリンドリカルレンズ
    或いはシリンドリカルフレネルレンズであることを特徴
    とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 読取原稿を照明する照明手段と、前記照
    明手段により照明された前記読取原稿の透過光あるいは
    反射光を、前記照明手段と前記読取原稿とを相対移動さ
    せながら読取る画像読取装置において、前記照明手段
    は、平坦形状の発光面を有する蛍光灯により構成したこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記発光面に対し
    て、光透過性を有する透過原稿保持手段を近接して平行
    に配置したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記透過原稿保持手
    段は、透明なガラス又は透明な樹脂であることを特徴と
    する画像読取装置。
JP8350421A 1996-12-27 1996-12-27 画像読取装置 Pending JPH10190965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157282A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Seiko Epson Corp 版画作品生成装置及びそのプログラム

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JP2005157282A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Seiko Epson Corp 版画作品生成装置及びそのプログラム

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