JP3129457B2 - 故障予知機能を備えた真空制御装置 - Google Patents

故障予知機能を備えた真空制御装置

Info

Publication number
JP3129457B2
JP3129457B2 JP03028956A JP2895691A JP3129457B2 JP 3129457 B2 JP3129457 B2 JP 3129457B2 JP 03028956 A JP03028956 A JP 03028956A JP 2895691 A JP2895691 A JP 2895691A JP 3129457 B2 JP3129457 B2 JP 3129457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure prediction
pressure
vacuum
signal
pressure value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03028956A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04268612A (ja
Inventor
繁 菅野
隆 竹林
茂和 永井
吉治 伊藤
Original Assignee
エスエムシー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムシー株式会社 filed Critical エスエムシー株式会社
Priority to JP03028956A priority Critical patent/JP3129457B2/ja
Priority to DE69214976T priority patent/DE69214976T2/de
Priority to EP92102715A priority patent/EP0500064B1/en
Priority to TW081101245A priority patent/TW212232B/zh
Priority to KR1019920002576A priority patent/KR950005892B1/ko
Priority to AU11169/92A priority patent/AU641307B2/en
Publication of JPH04268612A publication Critical patent/JPH04268612A/ja
Priority to US08/393,035 priority patent/US5475619A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3129457B2 publication Critical patent/JP3129457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は故障予知機能を備えた真
空制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気圧機器等には負圧/正圧用の
圧力スイッチが多用されている。
【0003】ここで圧力/電気変換による負圧用の圧力
スイッチの一例を説明する。当該負圧用の圧力スイッチ
は圧力空気、流体路および空気圧機器等からなる負圧
(真空)システム、すなわち、作業対象部材(ワーク)
の搬送に係る吸着、非吸着の確認等に採用される。
【0004】この種の真空用の圧力スイッチの動作状態
の一例を図8に示す。図から容易に理解されるように、
圧力スイッチに配設される拡散型半導体圧力センサ、増
幅器、出力回路並びに可変抵抗器等からなる検知回路か
ら、予め設定された吸着、非吸着(真空破壊)時の圧力
値に係る応差1、2に対応した出力信号Sa 、Sb が送
出される。
【0005】当該出力信号Sa は比較的高真空度の閾値
h1により導出され、また出力信号Sb は出力信号Sa
に比して低真空度の閾値Ph2に係る信号である。当該出
力信号Sa 、Sb は、例えば、FA用のコンピュータ等
に連動するシーケンスコントローラに供給されて、各種
の制御駆動手段等に供される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の従
来の技術にあっては、通常、真空度表示手段が配設され
ておらず、このため、上記閾値Ph1、Ph2を定める際
に、吸着、非吸着の反復動作を行い、ここで閾値Ph1
h2を決定し、且つ対応した出力信号Sa、Sb の送出
を行うべく可変抵抗器等での設定調整が行われる。従っ
て、空気圧機器等に多数の圧力スイッチが配置される際
に、その間に設定値の誤差を生起し、すなわち、定量的
な設定に困難を伴う。また、吸着、非吸着の反復作業に
伴う最大到達真空度等の経時的な低下および異常変化、
例えば、フィルタの目詰まり、真空ポンプあるいはエジ
ェクタの能力低下、配管、継手、吸着パッドからの真空
洩れ、ワークの違い、ワークの表面の変化、ワークの位
置決めの変化、パッドのへたり、摩耗、吸着、非吸着を
行う場合の供給弁、破壊弁、真空安全弁、真空リリーフ
弁の故障等によるワークの吸着確認真空度への到達不能
点(図示される吸着/非吸着状態M)の多発により、修
理フィルタに代表される部品交換等の事前報知を行うべ
く、出力信号Sa の比較処理の際には、スイッチ出力信
号(パルス波形信号)のラッチ信号処理等を必要とし、
その信号処理規模並びに装置規模が増大する。このよう
な状態は正圧用の圧力スイッチにおいても同様な不都合
となる種々の欠点を有していた。
【0007】本発明の目的は上記の点に鑑みてなされた
ものであって、真空制御装置において、ワークの搬送の
反復作業等に伴って真空発生器の最大圧力値が経時的に
低し、予め設定された圧力値(故障予知判定圧力値)へ
到達しなくなり、予め設定された表示についている値と
一致した場合に故障予知信号を送出して、有効な事前判
断に供するとともに、故障予知判定圧力値、応差等の圧
力値の設定が的確、容易に行うことができ、しかも現在
の圧力値と、故障予知判定圧力値、応差等の圧力値を明
確に表示することが可能な故障予知機能を備えた真空制
御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、真空供給機構と、前記真空供給機構か
ら導出される真空圧力を検出し、デジタル的に表示する
検出部と、前記検出部によって検出された真空圧力値と
予め設定された故障予知のための故障予知判定圧力値と
を比較し、前記真空圧力値が前記故障予知判定圧力値に
到達しないときに異常と判断して異常信号を送出する判
定手段と、前記異常信号が発生する毎にカウントし且つ
予め設定されたカウント数と一致したときにのみ故障予
知信号を出力する故障予知信号送出手段と、少なくとも
前記異常であると判定するための異常判定圧力値、故障
予知のための前記故障予知判定圧力値をデジタル的に表
示するための表示手段と、少なくとも前記異常判定圧力
値、故障予知判定圧力値を設定するための圧力設定手段
と、を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】圧力設定手段によって異常判定圧力値と故障予
判定圧力値とが設定され、検出部によって検出された
圧力が判定手段により異常と判定されると、故障予知信
号送出手段から故障予知信号が出力される。すなわち、
判定手段は、検出部によって検出された真空圧力値と予
め設定された故障予知のための故障予知判定圧力値とを
比較し、前記真空圧力値が前記故障予知判定圧力値に到
達しないときに異常と判断して異常信号を送出する。故
障予知信号送出手段は、判定手段から送出された前記異
常信号が連続し且つ予め設定されたカウント数と一致し
たときにのみ故障予知信号を出力する。従って、前記異
常信号が不連続あるいは予め設定されたカウント数に到
達しない場合には、前記カウント数がクリアされ、故障
予知信号が出力されることはない。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る故障予知機能を備えた真
空制御装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係る真空制御装置に組み込
まれる故障予知装置の全体を示す構成図であり、図1
中、参照符号Wはワーク、参照符号12は真空システムに
係る搬送手段に配設されたワーク吸着用の吸着盤を示
す。
【0012】この実施例においては、圧力空気Apの値
(負圧) に係る検知信号を送出する半導体圧力センサ1
6、定電流回路18、増幅器20を有している。そして、増
幅器20から導出された信号、すなわち、圧力空気Apの
値(負圧) に対応したアナログ信号をデジタル検知信号
2 に変換するA/D変換器22と、ワンチップマイクロ
コンピュータ等のコントローラ30とを備え、当該コント
ローラ30には、CPU30a、プログラムを備えたROM
30b、I/O30c等を備えるとともに、後記される設定
値アップ/ダウン用のスイッチSW1/SW2と、セット用
のスイッチSW3、リセット用のスイッチSW4が接続され
ている。さらに、情報を記憶し且つ電源断において情報
が保持されるEE(E2)PROM32と、後記される設定
値、情報の可視的表示(数字、アルファベット、漢字
等)を行うためのLCDドライバ34およびLCD38が接
続されている。
【0013】以上のように構成される故障予知装置を組
み込む真空制御装置を図2乃至図4に示す。
【0014】図2並びに図3において、参照符号50は
真空制御装置を示し、この真空制御装置50はバルブブ
ロック52とエゼクタ54と検出部56とフィルタ58
と接続部材60とから基本的に構成されている。バルブ
ブロック52には空気供給ポート62、64および66
が形成され、その内部にエゼクタ54に圧縮空気を送給
しまたは遮断するためのポペット弁53が設けられ、さ
らにその上面には第1と第2の電磁弁68、70が設け
られている。第1電磁弁68は圧縮空気の供給弁であ
り、第2電磁弁70は真空破壊用の電磁弁である。第1
電磁弁68、第2電磁弁70には夫々電源並びにON/
OFF信号等の制御信号を図示しない導線を介して送給
すべく、第1コネクタ68a、第2コネクタ70aが設
けられている。バルブブロック52に隣接してエゼクタ
54が設けられる。エゼクタ54の内部にはノズル部5
5とディフューザ部57とが設けられ、さらに該エゼク
タ54の上面にはサイレンサ72が配設され、このサイ
レンサ72はエゼクタ54の前記ディフューザ部57か
ら導出される圧力空気によって生起する音を消音する。
検出部56は真空圧力を検出するものであり、その内部
に半導体圧力センサ16を含む。検出部56はその上部
にコネクタ部74、デジタル表示部76、アップ用スイ
ッチSW1、ダウン用スイッチSW2、セット用のスイッチ
W3、リセット用スイッチS W4 有し、さらに、表示部
78、80を有する。デジタル表示部76には、例え
ば、漢字またはカタカナで“故障" “コショウ" 等の
表示をすることもできる。フィルタ58は内部に疏水性
の物質から構成され、水分の侵入を阻止するフィルタ本
体61を含み、摘み82によって接続部材60に着脱自
在に装着されている。言うまでもないが、バルブブロッ
ク52、エゼクタ54、サイレンサ72、検出部56、
フィルタ58は、夫々内部通路によって圧力流体が流通
することが可能なように連通状態にある。特に、検出部
56の内部には、ピエゾ等からなる半導体圧力センサ1
6 (差圧型または容量型を含む) 、定電流回路18、増
幅器20、A/D変換器22、コントローラ30、E
(E 2 PROM32、LCDドライバ34等が配設さ
れている。コネクタ部74は、図1に示す故障予知信号
4 並びに圧力スイッチ信号6 を導出するために、導
線の接続が可能であり、また、該コネクタ部74は検出
部56に対する電源、制御用信号線を接続することがで
き、さらに他の真空制御装置、外部制御装置等に対して
その圧力検出情報あるいは制御情報を提供すべく通信機
能をもたせることができる。
【0015】以上のように構成される真空制御装置にお
いて、先ず、動作開始指令信号C1が供給されると、空
気供給ポート66から圧力空気が導入され、エゼクタ5
4において負圧が発生する。この負圧は接続部材60の
図示しないポートに接続された吸着盤12を負圧とし、
ロボット等の搬送手段の稼働に伴い、該吸着盤12にワ
ークWが吸着し、次いで非吸着(離脱)が行われる。こ
れにより検出部56内の半導体圧力センサ16に印加さ
れる圧力(負圧)は図5に示される変化の圧力値PO1
O2、PO3…PON+1の状態となる。この場合、図から容
易に理解されるように、例えば、吸着盤12側の真空圧
力の漏洩、フィルタの目詰まりの理由により、経時的に
最大圧力値(真空度)が低下する場合がある。
【0016】ここで圧力値PO1、PO2、PO3…PON+1
対応した信号は半導体圧力センサ16、増幅器20、A/D
変換器22を介してデジタル検知信号S2 に変換され、コ
ントローラ30に入力される。
【0017】当該コントローラ30は、後記されるプログ
ラムを備えており、先ず、所定のモードで前記圧力値P
O1乃至PON+1のピークホールドによる値が、例えば、前
回値とともに順次デジタル表示部76のLCD38に表示さ
れる。次いで、再び、モードを切り換えてスイッチSW1
乃至SW4により、前記圧力値PO1乃至PON+1に係る圧力
スイッチ信号S6 を導出するための閾値となる、所謂、
応差PH1 が設定される。その後、モード切換作用下
に、正常な最大圧力値(最大真空度)から、例えば、20
%の低下点を故障予知判定を行う圧力値とする故障予知
判定真空度Phが設定される。
【0018】さらに前記圧力値PO1乃至PON+1におい
て、前記故障予知判定真空度Ph以下が異常とされる、
例えば、6回が設定(設定カウント)される。斯かる設
定値等はLCD38に表示されて視認される。
【0019】前記のように圧力設定後は、前記圧力値P
O1乃至PON+1の応差PH1 に係る圧力スイッチ信号S6
もしくはその情報が連続して導出され、各種の制御駆動
手段等、例えば、搬送手段のフルクローズド制御、FM
S、CIM等の情報処理に供される。
【0020】一方、前記圧力値PO1乃至PON+1におい
て、前記故障予知判定真空度Ph以下の異常とされる真
空値データPd(信号としてはデジタル検知信号S2
が6回連続して生起する、すなわち、6回の異常カウン
トにおいて、故障予知信号S4 が連続して導出される。
【0021】この場合の故障予知信号S4 の導出等に係
る情報は、EE(E2)PROM32に記憶されて、電源断
の後の再動作時に、前記情報の再現が可能となる。
【0022】以下、ROM30bに格納されたプログラム
に基づいた故障予知信号S4 の導出に係るコントローラ
30のシーケンス制御を説明する(図4参照)。
【0023】本プログラムは全体に係る動作開始指令信
号C1 の入力に基づいて、その遂行がスタートする。 1) ステップ101 において、故障予知信号S4 の取り込
み指示のプロセス処理が行われる(図6、図7参照)。 2) ステップ102 において、前記故障予知信号S4 の有
無判定に係るデシジョン処理が行われる。YESの場合
は次のステップ103 に進む。また、NOの場合はステッ
プ105 に進む。 3) ステップ103 において、スイッチSW4のON信号の
有無判定のデシジョン処理が行われる。NOの場合は自
己リターンし、YESの場合は次のステップ104に進
む。 4) ステップ104 において、前記故障予知信号S4 の送
出停止の指示のプロセス処理が行われる。
【0024】ここまでのステップ101 乃至104 において
継続して導出される故障予知信号S 4 の停止の処理が行
われる。 5) ステップ105 において、デジタル検知信号S2 の取
り込み指示のプロセス処理が行われる。 6) ステップ106 において、圧力スイッチ信号S6 の有
無判定に係るデシジョン処理が行われる。YESの場合
は次のステップ107 に進む。また、NOの場合は、ステ
ップ110 に進む。 7) ステップ107 において、圧力スイッチ信号S6 がO
N状態において、フラグ SONFを1にするプロセス処理
が行われる(なお、OFF状態=0)。 8) ステップ108 において、真空値データPd(デジタ
ル検知信号S2 の最大値)>故障予知判定真空度Phの
デシジョン処理が行われる。NOの場合、すなわち、真
空値データPdは異常なしと判断されリターンに進む。
YESの場合は次のステップ109 に進む。 9) ステップ109 において、圧力スイッチ信号S6 のO
N状態で、真空値データPdが故障予知判定真空度Ph
を越えた場合に、フラグECFを1にするプロセス処理が
行われてリターンに進む。 10) ステップ110 において、前記ステップ106 がNOの
場合にフラグ SONFが1か否かのデシジョン処理が行わ
れる。NOの場合はリターンに進み、YESの場合は次
のステップ111 に進む。 11) ステップ111 において、フラグECFが1か否かのデ
シジョン処理が行われる。YESの場合はステップ115
に進み、NOの場合は次のステップ112 に進む。 12) ステップ112 において、異常カウントインクリメン
ト(6回)のプロセス処理が行われる。 13) ステップ113 において、異常カウントインクリメン
ト値(6回)と設定カウント値(6回) とが比較され、
一致するYESにおいては次のステップ114 に進む。N
Oの場合はステップ116 に進む。 14) ステップ114 において、異常カウントインクリメン
ト(6回)が設定カウント値(6回)であるとして、故
障予知信号S4 の送出のプロセス処理が行われて、次な
る判定を開始すべくリターンに進む。 15) ステップ115 において、前記ステップ106 がYES
の場合、すなわち、圧力スイッチ信号S6 のON状態に
おいて、真空値データPdが故障予知判定真空度Phを
越える場合があり、正常とされて異常カウントをクリア
するプロセス処理が行われる。 16) ステップ116 においてフラグECFを0にするプロセ
ス処理が行われて次のステップ117 に進む。 17) ステップ117 においてフラグ SONFを0にするプロ
セス処理が行われて次なる再度の判定を開始すべくリタ
ーンに進む。
【0025】このようにして、ワークWの搬送の反復作
業等に伴う最大圧力値の経時的な低下が生じる際、故障
予知判定真空度Phに対する異常カウントが予め設定さ
れた回数と一致するとき、故障予知信号S4 を送出し
て、事前に、例えば、フィルタ部58のフィルタの目詰
まり、エゼクタの性能低下等の交換時期に係る有効な報
知が行われるとともに、故障予知判定真空度Ph、応差
PH1 等の圧力値の設定が的確、容易並びに現在の圧力
値とともに明確な表示が行われる。
【0026】なお、当該実施例では故障予知判定真空度
Phへの到達不能回数n(異常カウント)と予め設定さ
れた回数N(設定カウント)は6回の連続とし、故障予
知信号S4 の送出、すなわち、正常な搬送作業等が不能
となる圧力値に至る故障予知信号S4 を送出して事前判
断に係る報知を行うものである。
【0027】このような判定基準は搬送手段の構成、動
作状態により変更されるものであり、従って、より有効
な経験的な値、例えば、1回の真空値データPdが故障
予知判定真空度Phへ到達不能の場合、さらに所定の回
数において真空値データPdが故障予知判定真空度Ph
へ到達しない割合が所定値を越えた場合、また所定時間
内で真空値データPdが故障予知判定真空度Phに達成
しない割合が所定値を越えた場合等が判定基準となる。
この場合、前記判定基準に基づいたプログラムを遂行し
て前記実施例と同様に故障予知信号S4 を送出すれば良
い。
【0028】図4はエゼクタを組み込んだ図3の真空制
御装置50に対する別の実施例であり、エゼクタ54に代替
して真空ポンプ(図示せず)をポート66に接続するよう
に構成している。このため、ポペット弁53の形状は略同
じであるが、該ポペット弁53をコイルスプリング80によ
って復帰動作させる。残余の構成は第3図に示す真空制
御装置50と同じであるので、その詳細な説明を省略す
る。なお、その作用効果は実質的に第3図の真空制御装
置と同じである。また、図3並びに図4に示す真空制御
装置は複数個連設してマニホールド化することもでき
る。例えば、特開昭63−154900号の図5に開示される構
成の如く組み込めばよい。さらにまた、弁とセンサコン
トロール部位(ここでは、参照符号68a、70a、74) を
一体化させて電磁弁への制御、吸着確認、故障予知、弁
のON/OFF制御を行わせてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の真空制御
装置によれば、ワークの搬送の反復作業等に伴って最大
圧力値が経時的に低下し、予め設定された圧力値(故障
予知判定圧力値)へ到達不能が生じた際に、予め設定さ
れた値との所定の一致において故障予知信号を送出し
て、有効な事前判断に係る報知が行われるとともに、故
障予知判定圧力値、応差等の圧力値の設定がセットスイ
ッチ、リセットスイッチを介して的確、容易に行われ、
さらに現在の圧力値とともにデジタル表示部に前記故障
予知判定圧力値、応差等の圧力値の明確な表示が行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力情報処理装置に係る実施例の全体
を示す構成図である。
【図2】本発明に係る真空制御装置の斜視説明図であ
る。
【図3】本発明に係る真空制御装置において、エゼクタ
を組み込んだ構成の一部縦断説明図である。
【図4】本発明に係る真空制御装置において、真空ポン
プを接続する構成の一部縦断説明図である。
【図5】図1乃至図4に示される実施例の動作説明に供
される図である。
【図6】図1乃至図4に示される実施例のコントローラ
のプログラムに係るフローチャートである。
【図7】図1乃至図4に示される実施例のコントローラ
のプログラムに係るフローチャートである。
【図8】従来の技術の動作説明に供される図である。
【符号の説明】
16…半導体圧力センサ 22…A/D変換器 30…コントローラ 38…LCD 32…EE(E2)PROM PH1 …応差 S2 …デジタル検知信号 S4 …故障予知信号 S6 …圧力スイッチ信号 SW1〜SW4…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 茂和 埼玉県草加市稲荷6−19−1 エスエム シー株式会社 草加工場内 (72)発明者 伊藤 吉治 埼玉県草加市稲荷6−19−1 エスエム シー株式会社 草加工場内 (56)参考文献 特開 昭61−246648(JP,A) 特開 昭62−174810(JP,A) 特開 昭63−14205(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空供給機構と、前記真空供給機構から導出される 真空圧力を検出し、デ
    ジタル的に表示する検出部と、 前記検出部によって検出された真空圧力値と予め設定さ
    れた故障予知のための故障予知判定圧力値とを比較し、
    前記真空圧力値が前記故障予知判定圧力値に到達しない
    ときに異常と判断して異常信号を送出する判定手段と、 前記異常信号が発生する毎にカウントし且つ予め設定さ
    れたカウント数と一致したときにのみ故障予知信号を出
    力する故障予知信号送出手段と、 少なくとも前記異常であると判定するための異常判定圧
    力値、故障予知のための前記故障予知判定圧力値をデジ
    タル的に表示するための表示手段と、 少なくとも前記異常判定圧力値、故障予知判定圧力値を
    設定するための圧力設定手段と、を有す ることを特徴とする故障予知機能を備えた真空制
    御装置。
JP03028956A 1991-02-22 1991-02-22 故障予知機能を備えた真空制御装置 Expired - Lifetime JP3129457B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03028956A JP3129457B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 故障予知機能を備えた真空制御装置
EP92102715A EP0500064B1 (en) 1991-02-22 1992-02-19 Method of processing vacuum pressure information in a vacuum unit to provide a failure precognition signal
DE69214976T DE69214976T2 (de) 1991-02-22 1992-02-19 Verfahren einer Verarbeitung von Vakuumdruckinformation in einer Vakuumeinheit zur Versagensvorkenntnis
KR1019920002576A KR950005892B1 (ko) 1991-02-22 1992-02-20 진공압력처리방법 및 장치
TW081101245A TW212232B (ja) 1991-02-22 1992-02-20
AU11169/92A AU641307B2 (en) 1991-02-22 1992-02-21 Method of and apparatus for processing vacuum pressure information
US08/393,035 US5475619A (en) 1991-02-22 1995-02-23 Method of and apparatus for processing vacuum pressure information

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03028956A JP3129457B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 故障予知機能を備えた真空制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04268612A JPH04268612A (ja) 1992-09-24
JP3129457B2 true JP3129457B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=12262871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03028956A Expired - Lifetime JP3129457B2 (ja) 1991-02-22 1991-02-22 故障予知機能を備えた真空制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129457B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046665A (ja) 1998-07-29 2000-02-18 Smc Corp 多チャンネル圧力センサコントローラ
US6684120B1 (en) 1998-12-03 2004-01-27 Bridgestone Corporation Method of and device for collecting and combining FA information
JP2000207033A (ja) 1999-01-18 2000-07-28 Myotoku Ltd 圧力センサ装置
JP7006554B2 (ja) * 2018-09-26 2022-01-24 株式会社島津製作所 試料搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04268612A (ja) 1992-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3418411B2 (ja) 真空ユニット
KR950005892B1 (ko) 진공압력처리방법 및 장치
CA2372138A1 (en) Emergency shutdown test system
JP3129457B2 (ja) 故障予知機能を備えた真空制御装置
US5481482A (en) Pressure information processing system suitable for use in a vacuum unit
JPS60206956A (ja) 制御方式
JP3318591B2 (ja) 流体ユニット
US5746174A (en) Diagnostic system for pressure switch
JPH0569998A (ja) 真空供給用ユニツト
JP2891060B2 (ja) 安全ガスメータ
JPH0625580U (ja) 加圧装置のポンプ保護装置
KR20010027159A (ko) 반도체 제조 장치의 진공 펌프의 이상 상태를 감지하기 위한 장치
JPS5887601A (ja) 運転操作確認装置
JPH07182049A (ja) 圧力制御装置及び圧力検出装置
JPH09223444A (ja) 補助リレー駆動回路
KR100216042B1 (ko) 2차 에어시스템의 이상 진단장치
JPH04268611A (ja) 真空ユニットにおける圧力値設定方法
JP2571617Y2 (ja) マイコンメータ用コントローラ
JPH0564748U (ja) 圧力センサ
JPS6098279A (ja) 空気作動式調節弁の弁開度制御装置
JPH01298855A (ja) 遠隔操作制御装置
JPH0575743A (ja) 自動通報装置
JPS6366643A (ja) 遠隔保守方式
JPH08129401A (ja) バックアップ手段付き駆動装置
JPH1117824A (ja) 電話回線ターミナル復旧システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11