JP3129062B2 - カール付け装置および画像形成装置 - Google Patents
カール付け装置および画像形成装置Info
- Publication number
- JP3129062B2 JP3129062B2 JP05291420A JP29142093A JP3129062B2 JP 3129062 B2 JP3129062 B2 JP 3129062B2 JP 05291420 A JP05291420 A JP 05291420A JP 29142093 A JP29142093 A JP 29142093A JP 3129062 B2 JP3129062 B2 JP 3129062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- guide member
- roller
- material guide
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動ローラーと、該駆
動ローラーに圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配
列した複数の加圧ローラーと、該加圧ローラー間に配置
したシート材ガイド部材を有し、前記の複数の加圧ロー
ラーとシート材ガイド部材によりシート材を前記駆動ロ
ーラーの周面に沿わせて弯曲させて搬送させる事により
シート材にカール付けをする装置に関する。
動ローラーに圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配
列した複数の加圧ローラーと、該加圧ローラー間に配置
したシート材ガイド部材を有し、前記の複数の加圧ロー
ラーとシート材ガイド部材によりシート材を前記駆動ロ
ーラーの周面に沿わせて弯曲させて搬送させる事により
シート材にカール付けをする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１１に上記のようなカール付け装置の
一例の概略構成を示した。
一例の概略構成を示した。
【０００３】３２は駆動ローラーであり、矢示の反時計
方向に回転駆動される。
方向に回転駆動される。
【０００４】３１ａ・３１ｂはそれぞれ加圧部材として
のコイルスプリング３１ｃ・３１ｄにより該駆動ローラ
ー３２に圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配列し
た第１及び第２の２個の加圧ローラーであり、駆動ロー
ラー３２の回転に連動して駆動ローラーの回転に順方向
に回転する。
のコイルスプリング３１ｃ・３１ｄにより該駆動ローラ
ー３２に圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配列し
た第１及び第２の２個の加圧ローラーであり、駆動ロー
ラー３２の回転に連動して駆動ローラーの回転に順方向
に回転する。
【０００５】Ｇ１は第１と第２の従動ローラー３１ａ・
３１ｂの間に配置したシート材ガイド部材（ローラーガ
イド）である。このシート材ガイド部材Ｇ１は駆動ロー
ラー３２に対向する先端側を鉤形に折り曲げ、その鉤形
折り曲げ部に通紙ガイドＧ２としてポリエチレンテレフ
タレートフィルム（商品名マイラーフィルム）のような
比較的に腰のある薄肉の弾性フィルム材を貼着してあ
る。このシート材ガイド部材Ｇ１はその先端側の通紙ガ
イドＧ２と駆動ローラー３２との間に所定のギャップを
存在させた状態に位置調節して後端側を不動の支持部材
５１に対してねじ５２で止めて支持させてある。
３１ｂの間に配置したシート材ガイド部材（ローラーガ
イド）である。このシート材ガイド部材Ｇ１は駆動ロー
ラー３２に対向する先端側を鉤形に折り曲げ、その鉤形
折り曲げ部に通紙ガイドＧ２としてポリエチレンテレフ
タレートフィルム（商品名マイラーフィルム）のような
比較的に腰のある薄肉の弾性フィルム材を貼着してあ
る。このシート材ガイド部材Ｇ１はその先端側の通紙ガ
イドＧ２と駆動ローラー３２との間に所定のギャップを
存在させた状態に位置調節して後端側を不動の支持部材
５１に対してねじ５２で止めて支持させてある。
【０００６】図１２の装置ではシート材ガイド部材Ｇ３
を、駆動ローラー３２に対向する先端側を横断面鳩尾形
にして先端面を通紙ガイドＧ４として比較的幅広にした
薄板状のモールド部材にし、これを図１１の装置と同様
に先端側の通紙ガイドＧ４と駆動ローラー３２との間に
所定のギャップを存在させた状態に位置調節して後端側
を不動の支持部材５１に対してねじ５２で止めて支持さ
せてある。
を、駆動ローラー３２に対向する先端側を横断面鳩尾形
にして先端面を通紙ガイドＧ４として比較的幅広にした
薄板状のモールド部材にし、これを図１１の装置と同様
に先端側の通紙ガイドＧ４と駆動ローラー３２との間に
所定のギャップを存在させた状態に位置調節して後端側
を不動の支持部材５１に対してねじ５２で止めて支持さ
せてある。
【０００７】而して、駆動ローラー３２と第１の加圧ロ
ーラー３１ａとの圧接ニップ部にシート材１０を導入す
ると、該シート材１０は第１の加圧ローラー３１ａ、シ
ート材ガイド部材Ｇ１又はＧ３の通紙ガイドＧ２又はＧ
４、第２の加圧ローラー３１ｂにより駆動ローラー３２
の周面に沿って撓められて弯曲して搬送されて駆動ロー
ラー３２側へ弯曲のカール付けを受けて駆動ローラー３
２と第２の加圧ローラー３１ｂとの圧接ニップ部から出
てくる。
ーラー３１ａとの圧接ニップ部にシート材１０を導入す
ると、該シート材１０は第１の加圧ローラー３１ａ、シ
ート材ガイド部材Ｇ１又はＧ３の通紙ガイドＧ２又はＧ
４、第２の加圧ローラー３１ｂにより駆動ローラー３２
の周面に沿って撓められて弯曲して搬送されて駆動ロー
ラー３２側へ弯曲のカール付けを受けて駆動ローラー３
２と第２の加圧ローラー３１ｂとの圧接ニップ部から出
てくる。
【０００８】５３はシート材１０を駆動ローラー３２と
第１の加圧ローラー３１ａとの圧接ニップ部へ案内する
入口側ガイド板、５４は駆動ローラー３２と第２の加圧
ローラー３１ｂとの圧接ニップ部から出たカール付けさ
れたシート材１０を案内する出口側ガイド板である。
第１の加圧ローラー３１ａとの圧接ニップ部へ案内する
入口側ガイド板、５４は駆動ローラー３２と第２の加圧
ローラー３１ｂとの圧接ニップ部から出たカール付けさ
れたシート材１０を案内する出口側ガイド板である。
【０００９】このようなカール付け装置は、例えば、静
電吸着式の転写ドラムを用いた画像形成装置において、
給紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に配設して
給紙部から転写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラ
ムの曲率に添う方向にカール付けする手段として使用さ
れている。
電吸着式の転写ドラムを用いた画像形成装置において、
給紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に配設して
給紙部から転写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラ
ムの曲率に添う方向にカール付けする手段として使用さ
れている。
【００１０】即ち、静電吸着式の転写ドラムを用いた画
像形成装置は、一次記録媒体としての電子写真感光体・
静電記録誘電体・磁気記録磁性体等の回転体に、電子写
真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の
作像手段により目的の画像情報に対応した可転写のトナ
ー画像を形成担持させ、また転写手段として該回転体と
同期して該回転体と順方向に回転する静電吸着式の転写
ドラムを配設し、該転写ドラムの外周面に上記回転体側
のトナー画像がもつ電荷と同じ極性を与え、該転写ドラ
ムに給紙部より二次記録媒体としての記録用紙（シート
材）を給送しその表面にトナー画像がもつ電荷と逆極性
の電荷を与えて記録用紙を転写ドラムの周面に静電吸着
させて巻付き状態でサポートさせ、このサポート用紙を
前記回転体に接触させながら転写ドラムを回転体と同期
回転させる事によって回転体上のトナー画像を転写ドラ
ムの周面に静電吸着でサポートされている記録用紙の表
面に静電転写するものである。
像形成装置は、一次記録媒体としての電子写真感光体・
静電記録誘電体・磁気記録磁性体等の回転体に、電子写
真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の
作像手段により目的の画像情報に対応した可転写のトナ
ー画像を形成担持させ、また転写手段として該回転体と
同期して該回転体と順方向に回転する静電吸着式の転写
ドラムを配設し、該転写ドラムの外周面に上記回転体側
のトナー画像がもつ電荷と同じ極性を与え、該転写ドラ
ムに給紙部より二次記録媒体としての記録用紙（シート
材）を給送しその表面にトナー画像がもつ電荷と逆極性
の電荷を与えて記録用紙を転写ドラムの周面に静電吸着
させて巻付き状態でサポートさせ、このサポート用紙を
前記回転体に接触させながら転写ドラムを回転体と同期
回転させる事によって回転体上のトナー画像を転写ドラ
ムの周面に静電吸着でサポートされている記録用紙の表
面に静電転写するものである。
【００１１】このような静電吸着式の転写ドラムは、転
写ドラムの表面に記録用紙を保持するためのグリッパ等
の機械的係止機構を設ける必要がない事から、記録用紙
を転写ドラムの周面に比較的簡単に且つ正確に位置決め
して保持する事が出来、同一の記録用紙面に複数回のト
ナー画像の転写を適用するカラー画像記録機能や多重画
像記録機能を有する画像形成装置の転写手段として適し
ている。
写ドラムの表面に記録用紙を保持するためのグリッパ等
の機械的係止機構を設ける必要がない事から、記録用紙
を転写ドラムの周面に比較的簡単に且つ正確に位置決め
して保持する事が出来、同一の記録用紙面に複数回のト
ナー画像の転写を適用するカラー画像記録機能や多重画
像記録機能を有する画像形成装置の転写手段として適し
ている。
【００１２】この場合において、シート材としての記録
用紙としては通常、重さ（坪量）６０ｇ／ｍ2 〜９０ｇ
／ｍ2 のものが使用されている。このような用紙の場合
は該用紙の剛性は比較的弱い事から、該用紙を比較的小
さな静電力で転写ドラムの周面に確実に吸着保持させる
事ができた。
用紙としては通常、重さ（坪量）６０ｇ／ｍ2 〜９０ｇ
／ｍ2 のものが使用されている。このような用紙の場合
は該用紙の剛性は比較的弱い事から、該用紙を比較的小
さな静電力で転写ドラムの周面に確実に吸着保持させる
事ができた。
【００１３】しかしながら、重さ１００ｇ／ｍ2 〜２０
０ｇ／ｍ2 の用紙の場合は剛性が比較的高くなり、転写
ドラムに対して用紙の先端部を密着させる事が困難で、
用紙の先端が一次記録媒体としての回転体に突きあた
り、その衝撃と吸着不良でトナー画像を乱すなどのトラ
ブルを生じるようになる。
０ｇ／ｍ2 の用紙の場合は剛性が比較的高くなり、転写
ドラムに対して用紙の先端部を密着させる事が困難で、
用紙の先端が一次記録媒体としての回転体に突きあた
り、その衝撃と吸着不良でトナー画像を乱すなどのトラ
ブルを生じるようになる。
【００１４】そこで使用用紙が比較的剛性のあるもので
あっても転写ドラムに対して先端部が密着して全体に転
写ドラム周面にならって静電吸着保持されるように、給
紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に前述のよう
なカール付け装置を配設する事で転写ドラムに対する給
送用紙を転写ドラムの曲率に添う方向に予めカール付け
処理するものである。
あっても転写ドラムに対して先端部が密着して全体に転
写ドラム周面にならって静電吸着保持されるように、給
紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に前述のよう
なカール付け装置を配設する事で転写ドラムに対する給
送用紙を転写ドラムの曲率に添う方向に予めカール付け
処理するものである。
【００１５】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、前述した
図１１や図１２のような従来のカール付け装置において
は、加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間に配置するシート材
ガイド部材Ｇ１又はＧ３は該部材を配置する加圧ローラ
ー３１ａ・３１ｂの間が狭いので前述のように薄板状部
材となり、その剛性を高める事が困難であった。
図１１や図１２のような従来のカール付け装置において
は、加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間に配置するシート材
ガイド部材Ｇ１又はＧ３は該部材を配置する加圧ローラ
ー３１ａ・３１ｂの間が狭いので前述のように薄板状部
材となり、その剛性を高める事が困難であった。
【００１６】そのため、厚紙シート材の搬送時の搬送押
しつけ力によりシート材ガイド部材Ｇ１又はＧ３が変形
し、該ガイド部材がうまく機能しないで記録用紙１０が
ジャムする事があった。
しつけ力によりシート材ガイド部材Ｇ１又はＧ３が変形
し、該ガイド部材がうまく機能しないで記録用紙１０が
ジャムする事があった。
【００１７】またシート材ガイド部材Ｇ１又はＧ３の駆
動ローラー３２に対する位置決めを狭い空間に離れた距
離からする事が要求され、位置決めの精度出しや装置組
立て性に問題があった。
動ローラー３２に対する位置決めを狭い空間に離れた距
離からする事が要求され、位置決めの精度出しや装置組
立て性に問題があった。
【００１８】そこで本発明はこの種のカール付け装置に
ついて、シート材ガイド部材の剛性を高める事、該部材
の位置決めを確実にする事、装置組立て性を高める事に
より、シート材が厚紙であっても支障なくスムーズに通
紙搬送させてカール付け処理を問題なく実行させる事を
目的とする。
ついて、シート材ガイド部材の剛性を高める事、該部材
の位置決めを確実にする事、装置組立て性を高める事に
より、シート材が厚紙であっても支障なくスムーズに通
紙搬送させてカール付け処理を問題なく実行させる事を
目的とする。
【００１９】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするカール付け装置である。 （１）駆動ローラーと、該駆動ローラーに圧接させて該
駆動ローラーの周に沿って配列した複数の加圧ローラー
と、該加圧ローラー間に配置したシート材ガイド部材を
有し、前記の複数の加圧ローラーとシート材ガイド部材
によりシート材を前記駆動ローラーの周面に沿わせて弯
曲させて搬送させる事によりシート材にカール付けをす
る装置において、前記のシート材ガイド部材はその両側
の加圧ローラーに接して位置規制される事で駆動ローラ
ーとの位置が所定に決定されている事、及び前記シート
材ガイド部材がカバーする通紙ガイド面は装置に通紙可
能な最大サイズのシート材の通紙幅のほぼ全域をカバー
する事を特徴とするカール付け装置。
徴とするカール付け装置である。 （１）駆動ローラーと、該駆動ローラーに圧接させて該
駆動ローラーの周に沿って配列した複数の加圧ローラー
と、該加圧ローラー間に配置したシート材ガイド部材を
有し、前記の複数の加圧ローラーとシート材ガイド部材
によりシート材を前記駆動ローラーの周面に沿わせて弯
曲させて搬送させる事によりシート材にカール付けをす
る装置において、前記のシート材ガイド部材はその両側
の加圧ローラーに接して位置規制される事で駆動ローラ
ーとの位置が所定に決定されている事、及び前記シート
材ガイド部材がカバーする通紙ガイド面は装置に通紙可
能な最大サイズのシート材の通紙幅のほぼ全域をカバー
する事を特徴とするカール付け装置。
【００２０】（２）前記加圧ローラは、第１の加圧ロー
ラーと、該第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向
下流側の第２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、
該第１と第２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に
沿って途中数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出さ
せてあり、前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向か
う方向への動きは、前記シート材ガイド部材に形成さ
れ、前記第２の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させ
たパッチン止め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露
出軸部と当接する内面により規制される事を特徴とする
（１）に記載のカール付け装置。
ラーと、該第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向
下流側の第２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、
該第１と第２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に
沿って途中数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出さ
せてあり、前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向か
う方向への動きは、前記シート材ガイド部材に形成さ
れ、前記第２の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させ
たパッチン止め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露
出軸部と当接する内面により規制される事を特徴とする
（１）に記載のカール付け装置。
【００２１】（３）前記シート材ガイド部材の加圧ロー
ラー間部分の横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横
断面形状に略倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成
し、シート材ガイド部材の上視図形状は十字形状である
事を特徴とする（１）または（２）に記載のカール付け
装置。
ラー間部分の横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横
断面形状に略倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成
し、シート材ガイド部材の上視図形状は十字形状である
事を特徴とする（１）または（２）に記載のカール付け
装置。
【００２２】（４）前記シート材ガイド部材の加圧ロー
ラー長手方向と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧
ローラーと接しシート材ガイド部材の位置が決定される
事を特徴とする（１）乃至（３）の何れかに記載のカー
ル付け装置。
ラー長手方向と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧
ローラーと接しシート材ガイド部材の位置が決定される
事を特徴とする（１）乃至（３）の何れかに記載のカー
ル付け装置。
【００２３】（５）前記シート材ガイド部材は自己潤滑
性材料で一体または複数に分割された成形品である事を
特徴とする（１）乃至（４）の何れかに記載のカール付
け装置。 （６）回転する一次記録媒体と、該一次記録媒体に接触
もしくは近接させて配設した、回転する転写ドラムと、
該転写ドラムに対して記録用紙を給送する給紙部と、を
有し、前記給紙部から給送された記録用紙を前記転写ド
ラムに巻付き状態で保持させて該記録用紙に前記一次記
録媒体に形成担持させたトナー画像を転写させる転写ド
ラム方式の画像形成装置であり、 前記給紙部と前記転写
ドラムとの間の記録用紙搬送路に配設されて 、 給紙部か
ら転写ドラムへ給送させた記録用紙を転写ドラムの曲率
に添う方向にカール付けするカール付け装置を有し、 前
記カール付け装置は、駆動ローラーと、該駆動ローラー
に圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配列した複数
の加圧ローラーと、該加圧ローラー間に配置したシート
材ガイド部材を有し、前記の複数の加圧ローラーとシー
ト材ガイド部材によりシート材を前記駆動ローラーの周
面に沿わせて弯曲させて搬送させる事によりシート材に
カール付けをする装置であり、前記のシート材ガイド部
材はその両側の加圧ローラーに接して位置規制される事
で駆動ローラーとの位置が所定に決定されている事、及
び前記シート材ガイド部材がカバーする通紙ガイド面は
装置に通紙可能な最大サイズのシート材の通紙幅のほぼ
全域をカバーする事を特徴とする画像形成装置。 （７）前記加圧ローラーは、第１の加圧ローラーと、該
第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向下流側の第
２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、該第１と第
２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に沿って途中
数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出させてあり、
前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向かう方向への
動きは、前記シート材ガイド部材に形成され、前記第２
の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させたパッチン止
め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露出軸部と当接
する内面により規制される事を特徴とする（６）に記載
の画像形成装置。 （８）前記シート材ガイド部材の加圧ローラー間部分の
横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横断面形状に略
倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成し、シート材ガ
イド部材の上視図形状は十字形状である事を特徴とする
（６）または（７）に記載の画像形成装置。 （９）前記シート材ガイド部材の加圧ローラー長手方向
と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧ローラーと接
しシート材ガイド部材の位置が決定される事を特徴とす
る（６）乃至（８）の何れかに記載の画像形成装置。 （１０）前記シート材ガイド部材は自己潤滑性材料で一
体または複数に分割された成形品である事を特徴とする
（６）乃至（９）の何れかに記載の画像形成装置。
性材料で一体または複数に分割された成形品である事を
特徴とする（１）乃至（４）の何れかに記載のカール付
け装置。 （６）回転する一次記録媒体と、該一次記録媒体に接触
もしくは近接させて配設した、回転する転写ドラムと、
該転写ドラムに対して記録用紙を給送する給紙部と、を
有し、前記給紙部から給送された記録用紙を前記転写ド
ラムに巻付き状態で保持させて該記録用紙に前記一次記
録媒体に形成担持させたトナー画像を転写させる転写ド
ラム方式の画像形成装置であり、 前記給紙部と前記転写
ドラムとの間の記録用紙搬送路に配設されて 、 給紙部か
ら転写ドラムへ給送させた記録用紙を転写ドラムの曲率
に添う方向にカール付けするカール付け装置を有し、 前
記カール付け装置は、駆動ローラーと、該駆動ローラー
に圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配列した複数
の加圧ローラーと、該加圧ローラー間に配置したシート
材ガイド部材を有し、前記の複数の加圧ローラーとシー
ト材ガイド部材によりシート材を前記駆動ローラーの周
面に沿わせて弯曲させて搬送させる事によりシート材に
カール付けをする装置であり、前記のシート材ガイド部
材はその両側の加圧ローラーに接して位置規制される事
で駆動ローラーとの位置が所定に決定されている事、及
び前記シート材ガイド部材がカバーする通紙ガイド面は
装置に通紙可能な最大サイズのシート材の通紙幅のほぼ
全域をカバーする事を特徴とする画像形成装置。 （７）前記加圧ローラーは、第１の加圧ローラーと、該
第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向下流側の第
２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、該第１と第
２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に沿って途中
数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出させてあり、
前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向かう方向への
動きは、前記シート材ガイド部材に形成され、前記第２
の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させたパッチン止
め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露出軸部と当接
する内面により規制される事を特徴とする（６）に記載
の画像形成装置。 （８）前記シート材ガイド部材の加圧ローラー間部分の
横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横断面形状に略
倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成し、シート材ガ
イド部材の上視図形状は十字形状である事を特徴とする
（６）または（７）に記載の画像形成装置。 （９）前記シート材ガイド部材の加圧ローラー長手方向
と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧ローラーと接
しシート材ガイド部材の位置が決定される事を特徴とす
る（６）乃至（８）の何れかに記載の画像形成装置。 （１０）前記シート材ガイド部材は自己潤滑性材料で一
体または複数に分割された成形品である事を特徴とする
（６）乃至（９）の何れかに記載の画像形成装置。
【００２４】
【作用】駆動ローラーに近い加圧ローラーをシート材ガ
イド部材の位置決めとして使用するので、駆動ローラー
とシート材ガイド部材の通紙ガイド面との所定のギャッ
プを精度良く保つ事ができ、厚紙シート材の搬送時のシ
ート材の剛性によるシート材ガイド部材の変形も抑える
事ができるので、駆動ローラーのトルク変動を低く抑え
る事ができる。さらに、シート材ガイド部材の組み付け
も容易に精度良く無調整で行なう事ができる。
イド部材の位置決めとして使用するので、駆動ローラー
とシート材ガイド部材の通紙ガイド面との所定のギャッ
プを精度良く保つ事ができ、厚紙シート材の搬送時のシ
ート材の剛性によるシート材ガイド部材の変形も抑える
事ができるので、駆動ローラーのトルク変動を低く抑え
る事ができる。さらに、シート材ガイド部材の組み付け
も容易に精度良く無調整で行なう事ができる。
【００２５】そのため静電吸着式の転写ドラムを用いた
画像形成装置にあっては、給紙部と転写ドラムとの間の
シート材搬送路に該カール付け装置を配設して給紙部か
ら転写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラムの曲率
に添う方向にカール付けする場合に、シート材が厚紙シ
ート材であっても支障なくカール付けして転写ドラムに
確実に静電吸着させた状態にさせる事ができる。
画像形成装置にあっては、給紙部と転写ドラムとの間の
シート材搬送路に該カール付け装置を配設して給紙部か
ら転写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラムの曲率
に添う方向にカール付けする場合に、シート材が厚紙シ
ート材であっても支障なくカール付けして転写ドラムに
確実に静電吸着させた状態にさせる事ができる。
【００２６】
【実施例】図１は本発明のカール付け装置（ユニット）
の一実施例の正面図、図２はその左側面図、図３・図４
・図５・図６はそれぞれ図１の（３）−（３）線、
（４）−（４）線、（５）−（５）線、（６）−（６）
に沿う横断側面図、図７はシート材ガイド部材（ローラ
ーガイド）の斜視図、図８はシート材ガイド部材の組み
付け要領の説明図である。前述図１１・図１２の装置と
共通する構成部材・部分には同一の符号を付して再度の
説明を省略する。
の一実施例の正面図、図２はその左側面図、図３・図４
・図５・図６はそれぞれ図１の（３）−（３）線、
（４）−（４）線、（５）−（５）線、（６）−（６）
に沿う横断側面図、図７はシート材ガイド部材（ローラ
ーガイド）の斜視図、図８はシート材ガイド部材の組み
付け要領の説明図である。前述図１１・図１２の装置と
共通する構成部材・部分には同一の符号を付して再度の
説明を省略する。
【００２７】３０は装置の総括符号である。５５ａ・５
５ｂ（図１）は装置の左右の側板である。駆動ローラー
３２、第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂはそ
れぞれこの左右の側板５５ａ・５５ｂ間に互いに並行に
回転自由に軸受保持させてある。
５ｂ（図１）は装置の左右の側板である。駆動ローラー
３２、第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂはそ
れぞれこの左右の側板５５ａ・５５ｂ間に互いに並行に
回転自由に軸受保持させてある。
【００２８】駆動ローラー３２は、軸径６ｍｍの芯金軸
３２ａと、この芯金軸の外周に表層として同心一体にロ
ーラー状に、ゴム硬度６０度のネオプレンゴム層３２ｂ
を形成した、直径１６ｍｍの弾性ローラーであり、芯金
軸３２ａの両端部を左右の側板５５ａ・５５ｂに定置配
設した軸受３６（図３）間に回転自由に軸受保持させて
ある。
３２ａと、この芯金軸の外周に表層として同心一体にロ
ーラー状に、ゴム硬度６０度のネオプレンゴム層３２ｂ
を形成した、直径１６ｍｍの弾性ローラーであり、芯金
軸３２ａの両端部を左右の側板５５ａ・５５ｂに定置配
設した軸受３６（図３）間に回転自由に軸受保持させて
ある。
【００２９】第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３１
ｂはそれぞれ直径１２ｍｍ，１６ｍｍのステンレスの金
属ローラーであり、それぞれ左右の側板５５ａ・５５ｂ
に設けた可動軸受３４ａ・３４ａ間，３４ｂ・３４ｂ間
（図１・図３）にローラー軸両端部３１ａ1 ・３１ａ
1 ，３１ｂ1 ・３１ｂ1 （軸径６ｍｍ）を回転自由に軸
受保持させてある。
ｂはそれぞれ直径１２ｍｍ，１６ｍｍのステンレスの金
属ローラーであり、それぞれ左右の側板５５ａ・５５ｂ
に設けた可動軸受３４ａ・３４ａ間，３４ｂ・３４ｂ間
（図１・図３）にローラー軸両端部３１ａ1 ・３１ａ
1 ，３１ｂ1 ・３１ｂ1 （軸径６ｍｍ）を回転自由に軸
受保持させてある。
【００３０】第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３１
ｂの可動軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂはそれぞ
れ左右の側板５５ａ・５５ｂに形成したガイド長孔５６
ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに嵌着されていて、このガ
イド長孔に沿って駆動ローラー３２に近づく方向と離れ
る方向にスライド位置移動自由である。そしてそれ等の
軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂをそれぞれガイド
長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄにたわめて嵌め込
んだ加圧部材としてのコイルスプリング３５によりガイ
ド長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに沿って駆動ロ
ーラー３２方向へ移動付勢させて第１及び第２の加圧ロ
ーラー３１ａ・３１ｂをそれぞれ駆動ローラー３２に対
して両側それぞれ約１Ｋｇ−ｃｍの押しつけ力Ｆをもっ
て圧接させてある。
ｂの可動軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂはそれぞ
れ左右の側板５５ａ・５５ｂに形成したガイド長孔５６
ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに嵌着されていて、このガ
イド長孔に沿って駆動ローラー３２に近づく方向と離れ
る方向にスライド位置移動自由である。そしてそれ等の
軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂをそれぞれガイド
長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄにたわめて嵌め込
んだ加圧部材としてのコイルスプリング３５によりガイ
ド長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに沿って駆動ロ
ーラー３２方向へ移動付勢させて第１及び第２の加圧ロ
ーラー３１ａ・３１ｂをそれぞれ駆動ローラー３２に対
して両側それぞれ約１Ｋｇ−ｃｍの押しつけ力Ｆをもっ
て圧接させてある。
【００３１】また第１の加圧ローラー３１ａの軸受３４
ａ・３４ａのガイド長孔５６ｃ・５６ｃの長軸方向と、
第２の加圧ローラー３１ｂの軸受３４ａ・３４ａのガイ
ド長孔５６ｄ・５６ｄの長軸方向は互いに、駆動ローラ
ー３２の軸中心と第１の加圧ローラー３１ａの軸中心を
結ぶ線と、駆動ローラー３２の軸中心と第２の加圧ロー
ラー３１ｂの軸中心を結ぶ線とのなす角度θが６３度と
なる関係に設定してある。
ａ・３４ａのガイド長孔５６ｃ・５６ｃの長軸方向と、
第２の加圧ローラー３１ｂの軸受３４ａ・３４ａのガイ
ド長孔５６ｄ・５６ｄの長軸方向は互いに、駆動ローラ
ー３２の軸中心と第１の加圧ローラー３１ａの軸中心を
結ぶ線と、駆動ローラー３２の軸中心と第２の加圧ロー
ラー３１ｂの軸中心を結ぶ線とのなす角度θが６３度と
なる関係に設定してある。
【００３２】駆動ローラー３２、第１及び第２の加圧ロ
ーラー３１ａ・３１ｂの各ローラー軸の左端部にはそれ
ぞれギア５７・５８・５９（図２）を固着してあり、駆
動ローラーギア５７に対して第１及び第２の加圧ローラ
ー３１ａ・３１ｂのギア５８・５９をそれぞれ噛合わさ
せてある。
ーラー３１ａ・３１ｂの各ローラー軸の左端部にはそれ
ぞれギア５７・５８・５９（図２）を固着してあり、駆
動ローラーギア５７に対して第１及び第２の加圧ローラ
ー３１ａ・３１ｂのギア５８・５９をそれぞれ噛合わさ
せてある。
【００３３】駆動ローラーギヤ５７がこれに噛合わさせ
た不図示の駆動系のギア６０でシート材搬送方向に回転
されて駆動ローラー３２が所定の周速度で回転駆動され
る。また該駆動ローラーギア５７にそれぞれ噛合してい
るギア５８・５９に回転力が伝達されて第１及び第２の
加圧ローラー３１ａ・３１ｂも駆動ローラー３２に順方
向に所定の周速度で連動して回転する。
た不図示の駆動系のギア６０でシート材搬送方向に回転
されて駆動ローラー３２が所定の周速度で回転駆動され
る。また該駆動ローラーギア５７にそれぞれ噛合してい
るギア５８・５９に回転力が伝達されて第１及び第２の
加圧ローラー３１ａ・３１ｂも駆動ローラー３２に順方
向に所定の周速度で連動して回転する。
【００３４】第１及び第２の加圧ローラ３１ａ・３１ｂ
は図１のようにそれぞれローラー長手に沿って途中数ヶ
所部に直径６ｍｍの軸部３１ａ1 ，３１ｂ1 を互いに位
置対応させて露出させてある。
は図１のようにそれぞれローラー長手に沿って途中数ヶ
所部に直径６ｍｍの軸部３１ａ1 ，３１ｂ1 を互いに位
置対応させて露出させてある。
【００３５】３３は第１と第２の加圧ローラー３１ａ・
３１ｂの間の通紙をガイドするシート材ガイド部材であ
る。図７はそのシート材ガイド部材３３の斜視図であ
る。
３１ｂの間の通紙をガイドするシート材ガイド部材であ
る。図７はそのシート材ガイド部材３３の斜視図であ
る。
【００３６】このシート材ガイド部材３３の上視図形状
は、図１・図７のように、第１及び第２の加圧ローラ３
１ａ・３１ｂの長手に沿って途中数ヶ所部に露出させた
対応軸部３１ａ1 ，３１ｂ1 の空間内に対応嵌入する縦
方向部材部分３３1 と、この縦方向部材部分３３1 の略
中央部より左右側に延出させた、第１と第２の加圧ロー
ラー３１ａ・３１ｂの間の空間内に対応嵌入する横方向
部材部分３３2 を有する、略十字形状である。
は、図１・図７のように、第１及び第２の加圧ローラ３
１ａ・３１ｂの長手に沿って途中数ヶ所部に露出させた
対応軸部３１ａ1 ，３１ｂ1 の空間内に対応嵌入する縦
方向部材部分３３1 と、この縦方向部材部分３３1 の略
中央部より左右側に延出させた、第１と第２の加圧ロー
ラー３１ａ・３１ｂの間の空間内に対応嵌入する横方向
部材部分３３2 を有する、略十字形状である。
【００３７】そして上記縦方向部材部分３３1 の上半部
の内側は、第２の加圧ローラ３１ｂの軸部３１ｂ1 に対
してこれを抱え込んで嵌着する略コ字形のパッチン止め
部３３3 にしてある。また横方向部材部分３３2 の内側
は、その横断面形状が図４・図５のように第１と第２の
加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間の空間部の横断面形状に
略倣わせて直線で結んだ横断面糸巻き形状（若しくはつ
づみ形形状）のローラー間嵌入部３３4 としてある。
の内側は、第２の加圧ローラ３１ｂの軸部３１ｂ1 に対
してこれを抱え込んで嵌着する略コ字形のパッチン止め
部３３3 にしてある。また横方向部材部分３３2 の内側
は、その横断面形状が図４・図５のように第１と第２の
加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間の空間部の横断面形状に
略倣わせて直線で結んだ横断面糸巻き形状（若しくはつ
づみ形形状）のローラー間嵌入部３３4 としてある。
【００３８】上記シート材ガイド部材３３の装置に対す
る組み付けは次の要領でなされる。すなわち、第１及び
第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂの各可動軸受３４ａ
・３４ａ，３４ｂ・３４ｂを駆動ローラー３２へ近づく
方向へ移動付勢する各コイルスプリング３５が外された
状態において、第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３
１ｂをそれぞれ図８のように駆動ローラー３２から遠ざ
ける方向に可動軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂを
ガイド長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに沿ってス
ライド移動させて第１と第２の加圧ローラー３１ａ・３
１ｂの間をシート材ガイド部材３３のローラー間嵌入部
３３4 が通過できるように広げた状態にする。
る組み付けは次の要領でなされる。すなわち、第１及び
第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂの各可動軸受３４ａ
・３４ａ，３４ｂ・３４ｂを駆動ローラー３２へ近づく
方向へ移動付勢する各コイルスプリング３５が外された
状態において、第１及び第２の加圧ローラー３１ａ・３
１ｂをそれぞれ図８のように駆動ローラー３２から遠ざ
ける方向に可動軸受３４ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂを
ガイド長孔５６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに沿ってス
ライド移動させて第１と第２の加圧ローラー３１ａ・３
１ｂの間をシート材ガイド部材３３のローラー間嵌入部
３３4 が通過できるように広げた状態にする。
【００３９】そしてシート材ガイド部材３３のローラー
間嵌入部３３4 を上記のように間隔が広げられた状態の
第１と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間に位置させ
て、かつ略コ字形のパッチン止め部３３3 の開放辺部を
第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に対応させて
略コ字形部の弾性に抗して押し当てる事でコ字形部が押
し開かれてこのコ字形部が軸部３１ｂ1 を抱え込んで嵌
着し外れ止め状態になる。
間嵌入部３３4 を上記のように間隔が広げられた状態の
第１と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間に位置させ
て、かつ略コ字形のパッチン止め部３３3 の開放辺部を
第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に対応させて
略コ字形部の弾性に抗して押し当てる事でコ字形部が押
し開かれてこのコ字形部が軸部３１ｂ1 を抱え込んで嵌
着し外れ止め状態になる。
【００４０】次いで第１及び第２の加圧ローラー３１ａ
・３１ｂをその間にシート材ガイド部材３３のローラー
間嵌入部３３4 を挟むように位置させて、それぞれ駆動
ローラー３２に接する方向に移動させ、各ガイド長孔５
６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに加圧部材としてのコイ
ルスプリング３５を嵌める。これにより各可動軸受３４
ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂが駆動ローラー３２へ向か
う方向に移動付勢されて第１及び第２の加圧ローラー３
１ａ・３１ｂはそれぞれ駆動ローラー３２に所定の押圧
力をもって圧接した状態になる。
・３１ｂをその間にシート材ガイド部材３３のローラー
間嵌入部３３4 を挟むように位置させて、それぞれ駆動
ローラー３２に接する方向に移動させ、各ガイド長孔５
６ｃ・５６ｃ，５６ｄ・５６ｄに加圧部材としてのコイ
ルスプリング３５を嵌める。これにより各可動軸受３４
ａ・３４ａ，３４ｂ・３４ｂが駆動ローラー３２へ向か
う方向に移動付勢されて第１及び第２の加圧ローラー３
１ａ・３１ｂはそれぞれ駆動ローラー３２に所定の押圧
力をもって圧接した状態になる。
【００４１】本実施例では第１及び第２の加圧ローラー
３１ａ・３１ｂの長手に沿って途中数ヶ所部に存在させ
た対応軸部３１ａ１，３１ｂ１にそれぞれ分割成形した
都合４個のシート材ガイド部材３３を上記の要領で装着
する事により、シート材ガイド部材３３がカバーする通
紙ガイド面３３5 、即ちローラー間嵌入部３３4 の駆動
ローラー３２に対向する先端面がこの４個のシート材ガ
イド部材全体で装置に通紙可能な最大サイズのシート材
の通紙幅の略全域をカバーするようにしてある。
３１ａ・３１ｂの長手に沿って途中数ヶ所部に存在させ
た対応軸部３１ａ１，３１ｂ１にそれぞれ分割成形した
都合４個のシート材ガイド部材３３を上記の要領で装着
する事により、シート材ガイド部材３３がカバーする通
紙ガイド面３３5 、即ちローラー間嵌入部３３4 の駆動
ローラー３２に対向する先端面がこの４個のシート材ガ
イド部材全体で装置に通紙可能な最大サイズのシート材
の通紙幅の略全域をカバーするようにしてある。
【００４２】シート材ガイド部材３３は上記４個を一連
一体に成形した１個の部品とする事もできる。
一体に成形した１個の部品とする事もできる。
【００４３】またシート材ガイド部材３３は例えばフッ
素系樹脂など自己潤滑性材料の成形品が望ましい。
素系樹脂など自己潤滑性材料の成形品が望ましい。
【００４４】上記の装着シート材ガイド部材３３の加圧
ローラー長手方向（Ｘ方向）への動きは、十字形状の縦
方向部材部分３３1 の上半部左右両側に突出させて具備
させた凸部３３6 ・３３6 がそれぞれの側の第２の加圧
ローラー部分の端面に当接する事で規制される。従って
駆動ローラ３２から極めて近い位置でシート材ガイド部
材３３の加圧ローラー長手方向の位置決めを行なう事が
できる。
ローラー長手方向（Ｘ方向）への動きは、十字形状の縦
方向部材部分３３1 の上半部左右両側に突出させて具備
させた凸部３３6 ・３３6 がそれぞれの側の第２の加圧
ローラー部分の端面に当接する事で規制される。従って
駆動ローラ３２から極めて近い位置でシート材ガイド部
材３３の加圧ローラー長手方向の位置決めを行なう事が
できる。
【００４５】また第１と第２の加圧ローラー３１ａ・３
１ｂの間隔方向（Ｙ方向）への動きは、第２の加圧ロー
ラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌着させたパッチン止め部
３３３と、ローラー間嵌入部３３4 の第１の加圧ローラ
ー３１ａと第２の加圧ローラー３１ｂの外面に対する当
接により規制される。
１ｂの間隔方向（Ｙ方向）への動きは、第２の加圧ロー
ラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌着させたパッチン止め部
３３３と、ローラー間嵌入部３３4 の第１の加圧ローラ
ー３１ａと第２の加圧ローラー３１ｂの外面に対する当
接により規制される。
【００４６】そして駆動ローラー３２へ向かう方向への
動きは、第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌
着させたパッチン止め部３３３と、縦方向部材部分３３
1 の下半部の内面３３7 が第１の加圧ローラー３１ａの
軸部３１ａ1 に当接する事により規制される。
動きは、第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌
着させたパッチン止め部３３３と、縦方向部材部分３３
1 の下半部の内面３３7 が第１の加圧ローラー３１ａの
軸部３１ａ1 に当接する事により規制される。
【００４７】上記にような各方向の動き規制によりシー
ト材ガイド部材３３は、第１と第２の加圧ローラー３１
ａ・３１ｂ間に位置決めされて装着され、ローラー間嵌
入部３３4 の駆動ローラー３２に対向する先端面である
通紙ガイド面３３5 が駆動ロラー３２との間に所定のギ
ャップを存して位置決めされる。
ト材ガイド部材３３は、第１と第２の加圧ローラー３１
ａ・３１ｂ間に位置決めされて装着され、ローラー間嵌
入部３３4 の駆動ローラー３２に対向する先端面である
通紙ガイド面３３5 が駆動ロラー３２との間に所定のギ
ャップを存して位置決めされる。
【００４８】而して、駆動ローラー３２、第１及び第２
の加圧ローラー３１ａ・３１ｂが回転している状態にお
いて、駆動ローラ３２と第１の加圧ローラー３１ａとの
圧接ニップ部にシート材１０が導入される事で、該シー
ト材１０は第１の加圧ローラー３１ａ、シート材ガイド
部材３３の通紙ガイド面３３5 、第２の加圧ローラー３
１ｂにより駆動ローラー３１の周面に沿って撓められて
弯曲して搬送されて駆動ローラー３２側へ弯曲のカール
付けを受けて駆動ローラー３２と第２の加圧ローラー３
１ｂとの圧接ニップ部から出てくる。
の加圧ローラー３１ａ・３１ｂが回転している状態にお
いて、駆動ローラ３２と第１の加圧ローラー３１ａとの
圧接ニップ部にシート材１０が導入される事で、該シー
ト材１０は第１の加圧ローラー３１ａ、シート材ガイド
部材３３の通紙ガイド面３３5 、第２の加圧ローラー３
１ｂにより駆動ローラー３１の周面に沿って撓められて
弯曲して搬送されて駆動ローラー３２側へ弯曲のカール
付けを受けて駆動ローラー３２と第２の加圧ローラー３
１ｂとの圧接ニップ部から出てくる。
【００４９】厚紙シート材の通紙時に該シート材の通紙
ガイド面３３5 に対する押しつけ力はシート材ガイド部
材のパッチン止め部３３3 を中心とする反時計方向への
回動モーメントとなり加圧ローラー長手方向と平行な面
である縦方向部材部分３３1の下半部の内面３３7 が第
１の加圧ローラー３１ａの軸部３１ａ1 に受け止められ
てシート材ガイド部材の位置が保たれる。
ガイド面３３5 に対する押しつけ力はシート材ガイド部
材のパッチン止め部３３3 を中心とする反時計方向への
回動モーメントとなり加圧ローラー長手方向と平行な面
である縦方向部材部分３３1の下半部の内面３３7 が第
１の加圧ローラー３１ａの軸部３１ａ1 に受け止められ
てシート材ガイド部材の位置が保たれる。
【００５０】前述のようにシート材ガイド部材３３の第
１と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂの間隔方向の位
置決めは第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌
着させたパッチン止め部３３３と、ローラー間嵌入部３
３4 の第１の加圧ローラー３１ａ又は第２の加圧ローラ
ー３１ｂの外面に対する当接により規制されるが、ロー
ラー間嵌入部３３4 の第１の加圧ローラー３１ａと第２
の加圧ローラー３１ｂの外面に対する当接によりシート
材ガイド部材３３の回転動きも防止される。
１と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂの間隔方向の位
置決めは第２の加圧ローラー３１ｂの軸部３１ｂ1 に嵌
着させたパッチン止め部３３３と、ローラー間嵌入部３
３4 の第１の加圧ローラー３１ａ又は第２の加圧ローラ
ー３１ｂの外面に対する当接により規制されるが、ロー
ラー間嵌入部３３4 の第１の加圧ローラー３１ａと第２
の加圧ローラー３１ｂの外面に対する当接によりシート
材ガイド部材３３の回転動きも防止される。
【００５１】ローラー間嵌入部３３4 は、第１及び第２
の加圧ローラー３１ａ・３１ｂに対向する面をそれぞれ
図９のように加圧ローラーの周面に倣わせた円弧面にし
てもよいが、図４・図５のようにその横断面形状が第１
と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間の空間部の横断
面形状に略倣わせて直線で結んだ横断面糸巻き形状にす
る、即ち加圧ローラーの外周に近接し平面を角度をつけ
た面でつないだ横断面糸巻き形状とする事で、厚紙シー
ト材の通紙時に該シート材の先端がローラー間嵌入部３
３4 を押す力によって該ローラー間嵌入部３３4 が第２
の加圧ローラー３１ｂの外周との接する面積を少なくで
きて加圧ローラーに対する接触抵抗を減らす事ができ
る。また加圧ローラー表面とローラー間嵌入部３３4 が
接する事で、シート材ガイド部材３３の位置変位を最少
限に抑える事ができる。
の加圧ローラー３１ａ・３１ｂに対向する面をそれぞれ
図９のように加圧ローラーの周面に倣わせた円弧面にし
てもよいが、図４・図５のようにその横断面形状が第１
と第２の加圧ローラー３１ａ・３１ｂ間の空間部の横断
面形状に略倣わせて直線で結んだ横断面糸巻き形状にす
る、即ち加圧ローラーの外周に近接し平面を角度をつけ
た面でつないだ横断面糸巻き形状とする事で、厚紙シー
ト材の通紙時に該シート材の先端がローラー間嵌入部３
３4 を押す力によって該ローラー間嵌入部３３4 が第２
の加圧ローラー３１ｂの外周との接する面積を少なくで
きて加圧ローラーに対する接触抵抗を減らす事ができ
る。また加圧ローラー表面とローラー間嵌入部３３4 が
接する事で、シート材ガイド部材３３の位置変位を最少
限に抑える事ができる。
【００５２】シート材ガイド部材３３がカバーする通紙
ガイド面３３5 は装置に通紙可能な最大サイズのシート
材の通紙幅の略全域をカバーする事で、通紙シート材１
０の先端部の折れ、しわ、裂け等のトラブルがなく、厚
紙の搬送及びカール付けがスムーズに低い駆動トルクで
行なえる。
ガイド面３３5 は装置に通紙可能な最大サイズのシート
材の通紙幅の略全域をカバーする事で、通紙シート材１
０の先端部の折れ、しわ、裂け等のトラブルがなく、厚
紙の搬送及びカール付けがスムーズに低い駆動トルクで
行なえる。
【００５３】シート材ガイド部材３３のローラー間嵌入
部３３4 はその横断面形状を第１と第２の加圧ローラー
３１ａ・３１ｂ間の横断面空間形状と略同じにしてその
肉厚を厚くする事ができるからシート材ガイド部材３３
の全体の剛性を高める事ができ、厚紙シート材の搬送時
の搬送押しつけ力によりシート材ガイド部材３３が変形
する事によるシート材のジャム等の搬送トラブルの発生
を防止できる。
部３３4 はその横断面形状を第１と第２の加圧ローラー
３１ａ・３１ｂ間の横断面空間形状と略同じにしてその
肉厚を厚くする事ができるからシート材ガイド部材３３
の全体の剛性を高める事ができ、厚紙シート材の搬送時
の搬送押しつけ力によりシート材ガイド部材３３が変形
する事によるシート材のジャム等の搬送トラブルの発生
を防止できる。
【００５４】上記のように本実施例の装置は、シート材
ガイド部材３３の位置決めを確実にするために２本の加
圧ローラー軸３１ａ1 ・３１ｂ1 と、該加圧ローラー間
のスペースを位置決めに使用する。厚紙シート材の通紙
時にシート材の腰と搬送力でシート材ガイド部材を加圧
ローラー側に押し加圧ローラーに受け止めさせる事でシ
ート材ガイド部材の変形を防ぎ、シート材ガイド部材の
位置を保つ事で、厚紙シート材の搬送時のシート材ガイ
ド部材の位置決めをする。
ガイド部材３３の位置決めを確実にするために２本の加
圧ローラー軸３１ａ1 ・３１ｂ1 と、該加圧ローラー間
のスペースを位置決めに使用する。厚紙シート材の通紙
時にシート材の腰と搬送力でシート材ガイド部材を加圧
ローラー側に押し加圧ローラーに受け止めさせる事でシ
ート材ガイド部材の変形を防ぎ、シート材ガイド部材の
位置を保つ事で、厚紙シート材の搬送時のシート材ガイ
ド部材の位置決めをする。
【００５５】駆動ローラー３２に近い２本の加圧ローラ
ー３１ａ・３１ｂをシート材ガイド部材の位置決めとし
て使用するので、駆動ローラー３２とシート材ガイド部
材３３の通紙ガイド面３３5 との所定のギャップを精度
良く保つ事ができ、厚紙シート材の搬送時のシート材の
剛性によるシート材ガイド部材の変形も抑える事ができ
るので、駆動ローラー３２のトルク変動を低く抑える事
ができる。さらに、シート材ガイド部材の組み付けも容
易に精度良く無調整で行なう事ができる。以上の事から
静電吸着式の転写ドラムを用いた画像形成装置にあって
は、給紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に該カ
ール付け装置を配設して給紙部から転写ドラムへ給送さ
せたシート材を転写ドラムの曲率に添う方向にカール付
けする場合に、シート材が厚紙シート材であっても支障
なくカール付け処理して転写ドラムに確実に静電吸着さ
せた状態にさせる事ができる。
ー３１ａ・３１ｂをシート材ガイド部材の位置決めとし
て使用するので、駆動ローラー３２とシート材ガイド部
材３３の通紙ガイド面３３5 との所定のギャップを精度
良く保つ事ができ、厚紙シート材の搬送時のシート材の
剛性によるシート材ガイド部材の変形も抑える事ができ
るので、駆動ローラー３２のトルク変動を低く抑える事
ができる。さらに、シート材ガイド部材の組み付けも容
易に精度良く無調整で行なう事ができる。以上の事から
静電吸着式の転写ドラムを用いた画像形成装置にあって
は、給紙部と転写ドラムとの間のシート材搬送路に該カ
ール付け装置を配設して給紙部から転写ドラムへ給送さ
せたシート材を転写ドラムの曲率に添う方向にカール付
けする場合に、シート材が厚紙シート材であっても支障
なくカール付け処理して転写ドラムに確実に静電吸着さ
せた状態にさせる事ができる。
【００５６】なお、駆動ローラーに対する加圧ローラー
は駆動ローラー周方向に３本以上配設する事もでき、シ
ート材ガイド部材はそれ等の加圧ローラー相互間に上記
と同様に配設する事ができる。
は駆動ローラー周方向に３本以上配設する事もでき、シ
ート材ガイド部材はそれ等の加圧ローラー相互間に上記
と同様に配設する事ができる。
【００５７】図１０は上述のカール付け装置３０を組み
込んで使用した画像形成装置の一例の概略構成図であ
る。本例の画像形成装置は静電吸着式転写ドラムを用い
た電子写真式のカラー画像形成装置である。
込んで使用した画像形成装置の一例の概略構成図であ
る。本例の画像形成装置は静電吸着式転写ドラムを用い
た電子写真式のカラー画像形成装置である。
【００５８】１は一次記録媒体としての回転ドラム型の
Ａ−Ｓｉ電子写真感光体（以下、感光ドラムと記す）で
あり、不図示の駆動モーターにより矢示の時計方向に所
定の周速度（プロセススピード）をもって回転駆動され
る。
Ａ−Ｓｉ電子写真感光体（以下、感光ドラムと記す）で
あり、不図示の駆動モーターにより矢示の時計方向に所
定の周速度（プロセススピード）をもって回転駆動され
る。
【００５９】感光ドラム１はその回転過程で、除電器２
５による前除電処理、コロナ帯電器２０による所定の極
性・電位の一様な一次帯電処理（本例はマイナス帯
電）、不図示の露光装置による目的のカラー画像情報の
第１の色成分像（例えばイエロー成分像）の露光Ｌ（本
例はレーザービーム走査露光）を受ける事で、第１の色
成分像に対応した静電潜像の形成を受け、その静電潜像
がイエロー現像器２１Ｙによりイエロートナー画像とし
て反転現像される。２は帯電器２０に対する高圧電源で
ある。
５による前除電処理、コロナ帯電器２０による所定の極
性・電位の一様な一次帯電処理（本例はマイナス帯
電）、不図示の露光装置による目的のカラー画像情報の
第１の色成分像（例えばイエロー成分像）の露光Ｌ（本
例はレーザービーム走査露光）を受ける事で、第１の色
成分像に対応した静電潜像の形成を受け、その静電潜像
がイエロー現像器２１Ｙによりイエロートナー画像とし
て反転現像される。２は帯電器２０に対する高圧電源で
ある。
【００６０】３は感光ドラム１に接触もしくは近接させ
て配設した転写ドラムであり、導電性基体の外周表面を
絶縁処理したもので、不図示の駆動源により感光ドラム
１の回転と順方向の矢示の反時計方向に感光ドラム１と
周期をとった速度で回転される。この回転転写ドラム３
の外周面はコロナ帯電器６によりマイナスの極性に帯電
処理される。４はこの帯電器６に対する高圧電源であ
る。
て配設した転写ドラムであり、導電性基体の外周表面を
絶縁処理したもので、不図示の駆動源により感光ドラム
１の回転と順方向の矢示の反時計方向に感光ドラム１と
周期をとった速度で回転される。この回転転写ドラム３
の外周面はコロナ帯電器６によりマイナスの極性に帯電
処理される。４はこの帯電器６に対する高圧電源であ
る。
【００６１】３７は二次記録媒体としての記録用紙（シ
ート材）１０を積載収容した給紙カセット等の給紙部で
あり、給紙ローラー３７ａと不図示の分離爪等の１枚分
離手段との共働により記録用紙１０が１枚宛繰り出され
て、搬送ローラー対２３、前述のカール付け装置３０の
経路を通って前記のようにマイナス極性に帯電された回
転転写ドラム３に、コロナ帯電器７により表面にプラス
帯電を受けながら供給され、転写ドラム３の外周面に静
電吸着して巻き付き転写ドラム３にサポートされる。コ
ロナ帯電器７は記録用紙１０の転写ドラム３に対する静
電吸着を高める働きをする。５はこの帯電器７に対する
高圧電源である。
ート材）１０を積載収容した給紙カセット等の給紙部で
あり、給紙ローラー３７ａと不図示の分離爪等の１枚分
離手段との共働により記録用紙１０が１枚宛繰り出され
て、搬送ローラー対２３、前述のカール付け装置３０の
経路を通って前記のようにマイナス極性に帯電された回
転転写ドラム３に、コロナ帯電器７により表面にプラス
帯電を受けながら供給され、転写ドラム３の外周面に静
電吸着して巻き付き転写ドラム３にサポートされる。コ
ロナ帯電器７は記録用紙１０の転写ドラム３に対する静
電吸着を高める働きをする。５はこの帯電器７に対する
高圧電源である。
【００６２】記録用紙１０はカール付け装置３０を通る
事により転写ドラム３に添う方向にカール付けされるの
で、厚紙であっても該用紙の先端部も転写ドラム３の外
周面に静電吸着でよく密着して転写ドラム３に対して全
体に良好に巻き付いてサポートされる。
事により転写ドラム３に添う方向にカール付けされるの
で、厚紙であっても該用紙の先端部も転写ドラム３の外
周面に静電吸着でよく密着して転写ドラム３に対して全
体に良好に巻き付いてサポートされる。
【００６３】転写ドラム３にサポートされた記録用紙１
０は転写位置Ｔにおいて感光ドラム１面に接触して搬送
されて感光ドラム１側の前記イエロートナー画像の静電
転写（第１回目転写）を受ける。
０は転写位置Ｔにおいて感光ドラム１面に接触して搬送
されて感光ドラム１側の前記イエロートナー画像の静電
転写（第１回目転写）を受ける。
【００６４】２９は転写ドラムクリーナーであるが、こ
のクリーナーは記録用紙１０に対する次の第２〜第４回
転写が終了するまでは転写ドラム３に非作用の位置に保
持されている。
のクリーナーは記録用紙１０に対する次の第２〜第４回
転写が終了するまでは転写ドラム３に非作用の位置に保
持されている。
【００６５】上記の第１回目のトナー画像転写を受けた
記録用紙１０は、そのまま転写ドラム３にサポートされ
て回転を続行し、その間に、 ａ．感光ドラム１に対する第２の色成分像（例えばマゼ
ンタ成分像）に対応した静電潜像の形成、マゼンタ現像
器２１Ｍによるマゼンタトナー画像としての現像、その
マゼンタトナー画像の重畳転写（第２回目転写）、 ｂ．感光ドラム１に対する第３の色成分像（例えばシア
ン成分像）に対応した静電潜像の形成、シアン現像器２
１Ｃによるシアントナー画像としての現像、そのシアン
トナー画像の重畳転写（第３回目転写）、 ｃ．感光ドラム１に対する第４の色成分像（例えば黒成
分像）に対応した静電潜像の形成、ブラック現像器２１
Ｂによる黒トナー画像としての現像、その黒トナー画像
の重畳転写（第４回目転写） を順次に受ける事で、記録用紙１０面には上記の都合４
回のトナー画像重畳転写にて目的のカラー画像に対応し
たカラートナー画像が合成形成される。
記録用紙１０は、そのまま転写ドラム３にサポートされ
て回転を続行し、その間に、 ａ．感光ドラム１に対する第２の色成分像（例えばマゼ
ンタ成分像）に対応した静電潜像の形成、マゼンタ現像
器２１Ｍによるマゼンタトナー画像としての現像、その
マゼンタトナー画像の重畳転写（第２回目転写）、 ｂ．感光ドラム１に対する第３の色成分像（例えばシア
ン成分像）に対応した静電潜像の形成、シアン現像器２
１Ｃによるシアントナー画像としての現像、そのシアン
トナー画像の重畳転写（第３回目転写）、 ｃ．感光ドラム１に対する第４の色成分像（例えば黒成
分像）に対応した静電潜像の形成、ブラック現像器２１
Ｂによる黒トナー画像としての現像、その黒トナー画像
の重畳転写（第４回目転写） を順次に受ける事で、記録用紙１０面には上記の都合４
回のトナー画像重畳転写にて目的のカラー画像に対応し
たカラートナー画像が合成形成される。
【００６６】２４は感光ドラム１のクリーナーであり、
感光ドラム１に順次に形成した各色のトナー画像が記録
用紙１０に転写され終わる毎に感光ドラム１面の転写残
りトナー等の付着汚染物を除去する。
感光ドラム１に順次に形成した各色のトナー画像が記録
用紙１０に転写され終わる毎に感光ドラム１面の転写残
りトナー等の付着汚染物を除去する。
【００６７】２６は転写ドラム３の外周面にサポートさ
れて回転する記録用紙１０の先端検知器であり、この検
知器２６の用紙先端検知信号により感光ドラム１に対す
る各色トナー画像の形成プロセスが開始される。
れて回転する記録用紙１０の先端検知器であり、この検
知器２６の用紙先端検知信号により感光ドラム１に対す
る各色トナー画像の形成プロセスが開始される。
【００６８】最後の第４回目の黒トナー画像の転写を受
けて転写位置Ｔを出た記録用紙１０はコロナ放電器２７
で除電される事で転写ドラム３に対する静電吸着が解除
され、また分離爪１１が転写ドラム３に接する事で転写
ドラム３の面から分離されて定着装置３４へ搬送されて
転写トナー画像の定着処理を受ける。
けて転写位置Ｔを出た記録用紙１０はコロナ放電器２７
で除電される事で転写ドラム３に対する静電吸着が解除
され、また分離爪１１が転写ドラム３に接する事で転写
ドラム３の面から分離されて定着装置３４へ搬送されて
転写トナー画像の定着処理を受ける。
【００６９】記録用紙１０の分離された転写ドラム３は
コロナ放電器２８により除電され、またクリーナー２９
により付着汚染物の除去がなされて清掃され、次の記録
用紙のサポートに備えられる。８・９はコロナ放電器２
７・２８に対するＡＣバイアス電源である。
コロナ放電器２８により除電され、またクリーナー２９
により付着汚染物の除去がなされて清掃され、次の記録
用紙のサポートに備えられる。８・９はコロナ放電器２
７・２８に対するＡＣバイアス電源である。
【００７０】
【発明の効果】以上のように本発明のカール付け装置
は、駆動ローラーとシート材ガイド部材の通紙ガイド面
との所定のギャップを精度良く保つ事ができ、厚紙シー
ト材の搬送時のシート材の剛性によるシート材ガイド部
材の変形も抑える事ができるので、駆動ローラーのトル
ク変動を低く抑える事ができる。さらに、シート材ガイ
ド部材の組み付けも容易に精度良く無調整で行なう事が
できる。従って、静電吸着式の転写ドラムを用いた画像
形成装置にあっては、給紙部と転写ドラムとの間のシー
ト材搬送路に該カール付け装置を配設して給紙部から転
写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラムの曲率に添
う方向にカール付けする場合に、シート材が厚紙シート
材であっても問題なくカール付け処理して転写ドラムに
確実に静電吸着させた状態にさせる事ができる。
は、駆動ローラーとシート材ガイド部材の通紙ガイド面
との所定のギャップを精度良く保つ事ができ、厚紙シー
ト材の搬送時のシート材の剛性によるシート材ガイド部
材の変形も抑える事ができるので、駆動ローラーのトル
ク変動を低く抑える事ができる。さらに、シート材ガイ
ド部材の組み付けも容易に精度良く無調整で行なう事が
できる。従って、静電吸着式の転写ドラムを用いた画像
形成装置にあっては、給紙部と転写ドラムとの間のシー
ト材搬送路に該カール付け装置を配設して給紙部から転
写ドラムへ給送させたシート材を転写ドラムの曲率に添
う方向にカール付けする場合に、シート材が厚紙シート
材であっても問題なくカール付け処理して転写ドラムに
確実に静電吸着させた状態にさせる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のカール付け装置の一実施例の正面図
【図２】 その左側面図
【図３】 図１の（３）−（３）線に沿う横断側面図
【図４】 図１の（４）−（４）線に沿う横断側面図
【図５】 図１の（５）−（５）線に沿う横断側面図
【図６】 図１の（６）−（６）線に沿う横断側面図
【図７】 シート材ガイド部材の斜視図
【図８】 シート材ガイド部材の組み付け要領の説明図
【図９】 シート材ガイド部材のローラー間嵌入部の加
圧ローラーに対向する面を加圧ローラーの周面に倣わせ
た円弧面形状にした装置の横断面図
圧ローラーに対向する面を加圧ローラーの周面に倣わせ
た円弧面形状にした装置の横断面図
【図１０】 カール付け装置を組込んだ画像形成装置の
一例の概略構成図
一例の概略構成図
【図１１】 従来のカール付け装置の一例の概略構成図
（その１）
（その１）
【図１２】 従来のカール付け装置の一例の概略構成図
（その２）
（その２）
３０ カール付け装置の総括符号 ３２ 駆動ローラー ３１ａ・３１ｂ 第１及び第２の加圧ローラー ３３ シート材ガイド部材 ３３3 パッチン止め部 ３３4 ローラー間嵌入部（横断面糸巻き形状部） ３３5 通紙ガイド面 １ 一次記録媒体としての電子写真感光ドラム ３ 転写ドラム １０ 二次記録媒体としての記録用紙（シート材）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 29/70 B65H 5/38 G03G 15/00 518
Claims (10)
- 【請求項１】 駆動ローラーと、該駆動ローラーに圧接
させて該駆動ローラーの周に沿って配列した複数の加圧
ローラーと、該加圧ローラー間に配置したシート材ガイ
ド部材を有し、前記の複数の加圧ローラーとシート材ガ
イド部材によりシート材を前記駆動ローラーの周面に沿
わせて弯曲させて搬送させる事によりシート材にカール
付けをする装置において、 前記のシート材ガイド部材はその両側の加圧ローラーに
接して位置規制される事で駆動ローラーとの位置が所定
に決定されている事、及び前記シート材ガイド部材がカ
バーする通紙ガイド面は装置に通紙可能な最大サイズの
シート材の通紙幅のほぼ全域をカバーする事を特徴とす
るカール付け装置。 - 【請求項２】 前記加圧ローラーは、第１の加圧ローラ
ーと、該第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向下
流側の第２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、該
第１と第２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に沿
って途中数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出させ
てあり、前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向かう
方向への動きは、前記シート材ガイド部材に形成され、
前記第２の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させたパ
ッチン止め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露出軸
部と当接する内面により規制される事を特徴とする請求
項１に記載のカール付け装置。 - 【請求項３】 前記シート材ガイド部材の加圧ローラー
間部分の横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横断面
形状に略倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成し、シ
ート材ガイド部材の上視図形状は十字形状である事を特
徴とする請求項１または同２に記載のカール付け装置。 - 【請求項４】 前記シート材ガイド部材の加圧ローラー
長手方向と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧ロー
ラーと接しシート材ガイド部材の位置が決定される事を
特徴とする請求項１乃至同３の何れかに記載のカール付
け装置。 - 【請求項５】 前記シート材ガイド部材は自己潤滑性材
料で一体または複数に分割された成形品である事を特徴
とする請求項１乃至同４の何れかに記載のカール付け装
置。 - 【請求項６】 回転する一次記録媒体と、該一次記録媒体
に接触もしくは近接させて配設した、回転する転写ドラ
ムと、該転写ドラムに対して記録用紙を給送する給紙部
と、を有し、前記給紙部から給送された記録用紙を前記
転写ドラムに巻付き状態で保持させて該記録用紙に前記
一次記録媒体に形成担持させたトナー画像を転写させる
転写ドラム方式の画像形成装置であり、 前記給紙部と前記転写ドラムとの間の記録用紙搬送路に
配設されて、給紙部から転写ドラムへ給送させた記録用
紙を転写ドラムの曲率に添う方向にカール付けするカー
ル付け装置を有し、 前記カール付け装置は、駆動ローラーと、該駆動ローラ
ーに圧接させて該駆動ローラーの周に沿って配列した複
数の加圧ローラーと、該加圧ローラー間に配置したシー
ト材ガイド部材を有し、前記の複数の加圧ローラーとシ
ート材ガイド部材によりシート材を前記駆動ローラーの
周面に沿わせて弯曲させて搬送させる事によりシート材
にカール付けをする装置であり、前記のシート材ガイド
部材はその両側の加圧ローラーに接して位置規制される
事で駆動ローラーとの位置が所定に決定されている事、
及び前記シート材ガイド部材がカバーする通紙ガイド面
は装置に通紙可能な最大サイズのシート材の通紙幅のほ
ぼ全域をカバーする事を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項７】 前記加圧ローラーは、第１の加圧ローラ
ーと、該第１の加圧ローラーよりもシート材搬送方向下
流側の第２の加圧ローラーの少なくとも２本を含み、該
第１と第２の加圧ローラーはそれぞれローラー長手に沿
って途中数ヶ所に軸部を互いに位置対応させて露出させ
てあり、前記通紙ガイド面の前記駆動ローラーへ向かう
方向への動きは、前記シート材ガイド部材に形成され、
前記第２の加圧ローラーの前記露出軸部に嵌着させたパ
ッチン止め部と、前記第１の加圧ローラーの前記露出軸
部と当接する内面により規制される事を特徴とする請求
項６に記載の画像形成装置。 - 【請求項８】 前記シート材ガイド部材の加圧ローラー
間部分の横断面形状が加圧ローラー間の空間部の横断面
形状に略倣わせて直線を結んだ糸巻き形状を構成し、シ
ート材ガイド部材の上視図形状は十字形状である事を特
徴とする請求項６または同７に記載の画像形成装置。 - 【請求項９】 前記シート材ガイド部材の加圧ローラー
長手方向と平行な面が厚紙シート材の通紙時に加圧ロー
ラーと接しシート材ガイド部材の位置が決定される事を
特徴とする請求項６乃至同８の何れかに記載の画像形成
装置。 - 【請求項１０】 前記シート材ガイド部材は自己潤滑性
材料で一体または複数に分割された成形品である事を特
徴とする請求項６乃至同９の何れかに記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05291420A JP3129062B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | カール付け装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05291420A JP3129062B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | カール付け装置および画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117913A JPH07117913A (ja) | 1995-05-09 |
| JP3129062B2 true JP3129062B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17768652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05291420A Expired - Fee Related JP3129062B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | カール付け装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129062B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100580222B1 (ko) | 2005-05-12 | 2006-05-16 | 삼성전자주식회사 | 정착기 및 이를 구비한 화상형성장치 |
| JP2016110138A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | 三星電子株式会社Ｓａｍｓｕｎｇ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｃｏ．，Ｌｔｄ． | 定着装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP05291420A patent/JP3129062B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07117913A (ja) | 1995-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4038328B2 (ja) | 画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置 | |
| US5168290A (en) | Image forming apparatus having recording material carrying means | |
| EP0654715B1 (en) | Image forming apparatus | |
| JP2010061060A (ja) | 画像形成装置 | |
| US5130758A (en) | Image forming apparatus with means for separating the recording material from a carrying means | |
| JPH08157107A (ja) | 給紙装置 | |
| US5455663A (en) | Image forming apparatus including recording material carrying means | |
| JPH1083124A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3303622B2 (ja) | 厚紙搬送方法とその方法を用いる画像形成装置 | |
| WO2021033392A1 (ja) | 用紙搬送装置及び画像形成装置 | |
| JP3175633B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US6539194B2 (en) | Image forming apparatus including transfer belt having first and second image transfer surface planes arranged at an angle, and plural image bearing members facing same | |
| JP3129062B2 (ja) | カール付け装置および画像形成装置 | |
| JP3428907B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3340009B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
| JP3420322B2 (ja) | 感光体像形成ベルトからコピー用紙を剥離するためのシステム | |
| JP3001993B2 (ja) | 像担持体ベルト走行装置 | |
| US7292807B2 (en) | Assembly and method for reducing shaft deflection | |
| JP6648410B2 (ja) | 搬送装置及び画像形成装置 | |
| JP2000155480A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2920672B2 (ja) | エンドレスベルト搬送装置 | |
| US20090052963A1 (en) | Unit for cleaning end portion of recording material and image forming apparatus including the unit | |
| JP5782953B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US20240345512A1 (en) | Image forming apparatus | |
| JPH0326630A (ja) | 電子写真装置の記録用紙搬送装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |