JP6648410B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、用紙等のシート状材料を搬送する搬送装置としては、例えば、以下に示すものが知られている。
互いに当接可能に支持されている一対の搬送手段と、その搬送手段を回転可能に支持し、対向する搬送手段と離間する方向に自由度を有するよう保持される軸受と、その軸受を介して対向する搬送手段を当接する方向に付勢力を付与する弾性部材と、回動可能に支持され、回動時に対向する搬送手段の両軸受または一方の軸受に作用して両搬送手段を離間させる回動部材と、を具備するシート状材料搬送装置である(特許文献1)。
特開昭60−213645号公報
この発明は、コイルばねのコイル部を軸受に押し当てる構成を採用した場合に比べて、軸受で生じる音の発生を抑制することができる搬送装置を提供し、またその搬送装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の搬送装置は、
固定された位置で回転する第1の回転体と、
軸に取り付けられ、前記第1の回転体に圧接して回転する第2の回転体と、
前記軸を回転自在に支持する軸受と、
前記軸受を前記第2の回転体が前記第1の回転体に対して接近及び離間する方向に移動自在に保持する保持部と前記軸受の前記離間する方向への移動を規制する規制部を有する保持部材と、
前記保持部材の規制部と前記軸受との間に介在して少なくとも当該軸受と接触する側の部位が面で形成されており、前記第2の回転体が前記第1の回転体に圧接しているときに弾性変形する弾性部材と
を備え、
前記弾性部材は、前記軸受の外周面の形状にほぼ対応した円環状に成形されているとともに前記軸受に固定されているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、記録用紙を搬送する搬送装置として、上記発明A1の搬送装置を備えているものである。
上記発明A1の搬送装置によれば、コイルばねのコイル部を軸受に押し当てる構成を採用した場合と弾性部材が軸受の外周面の形状にほぼ対応した円環状に成形されていないとともに軸受けに固定されていない場合に比べて、軸受で生じる音の発生を抑制することができ、弾性部材を軸受に容易に装着することができる。
上記発明B1の画像形成装置によれば、搬送装置においてコイルばねのコイル部を軸受に押し当てる構成を採用した場合と弾性部材が軸受の外周面の形状にほぼ対応した円環状に成形されていないとともに軸受けに固定されていない場合に比べて軸受で生じる音の発生が抑制されて弾性部材が軸受に容易に装着された画像形成装置を提供できる。
実施の形態1等に係る搬送装置を備える画像形成装置の内部を示す概念図である。 図1における画像形成装置の要部(搬送装置とその周辺部の構成部分)を拡大して示す概念図である。 図1における搬送装置の構成を示す一部断面概念図である。 図3における搬送装置における駆動ロールと従動ロールが離間したときの状態及び接触(圧接)したときの状態等を示す説明図である。 図3における搬送装置の一部(従動ロール等が配置された可動側の構成部分)を示す斜視図である。 図3における搬送装置の軸受の支持構造を拡大して示す斜視図である。 図6における支持構造で適用するブラケットを示す斜視図である。 図6における支持構造を示す概略説明図であり、(a)はその支持構造を軸の一端側から見たときの状態を示し、(b)はその支持構造を側面側から見たときの状態を示している。 図6における支持構造の動作状態を示す概略説明図であり、(a)は従動ロールが駆動ロールから離間しているときの状態を示し、(b)は従動ロールが駆動ロールに接触(圧接)しているときの状態を示している。 実施の形態1における図6の支持構造に関する他の構成例を示す概略説明図であり、(a)は従動ロールが駆動ロールから離間しているときの状態を示し、(b)は従動ロールが駆動ロールに接触(圧接)しているときの状態を示している。 実施の形態2に係る搬送装置の要部(図6の支持構造に関する構成部分)を示す概略説明図であり、(a)はその支持構造を軸の一端側から見たときの状態を示し、(b)はその支持構造を側面側から見たときの状態を示している。 図11における支持構造に関する他の構成例を示す概略説明図であり、(a)はその支持構造を軸の一端側から見たときの状態を示し、(b)はその支持構造を側面側から見たときの状態を示している。 実施の形態3に係る搬送装置の要部(図6の支持構造に関する構成部分)を示す概略説明図であり、(a)はその支持構造を軸の一端側から見たときの状態を示し、(b)はその支持構造を側面側から見たときの状態を示している。 (a)は図13における支持構造の変形し得る部材を取り外した状態等を示す概略説明図であり、(b)は図13における支持構造における一部を示す概略説明図である。 参考比較例である搬送装置の一部(従動ロール等が配置された可動側の構成部分)を示す斜視図である。 (a)は図15における支持構造を示す斜視図であり、(b)は図15における支持構造で発生する片寄り現象を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る搬送装置を備えた画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の内部の概要を示し、図2はその画像形成装置の要部(搬送装置とその周囲の構成部分)を示している。各図面中に符号X,Y,Zで示す矢印は、各図面において想定した3次元空間の幅、高さ及び奥行の各方向を示す直交座標軸(の方向)である。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、現像剤で構成される画像を記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものであり、例えば、情報端末機等の外部機器から入力される画像情報を受けて画像の形成を行うプリンタとして構成されている。
この画像形成装置1は、筐体10の内部空間に、入力画像情報に基づいて現像剤としてのトナーで現像されるトナー像を形成する複数の像形成部2と、各像形成部2で形成されたトナー像を保持して記録用紙9への二次転写位置まで搬送する中間転写部3と、中間転写部3の二次転写位置に搬送すべき所要の記録用紙9を収容して供給する給紙部4と、中間転写部3でトナー像が転写された記録用紙9を通過させてトナー像の定着を行う定着部5等が設置されている。筐体10の上面部には、画像が形成された記録用紙9を筐体10の外部において重ねた状態で収容する用紙収容部12が形成されている。図1中の一点鎖線は、筐体10の内部空間において記録用紙9が搬送される際の主な搬送経路を示す。
複数の像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色からなるトナー像をそれぞれ形成する4つの作像装置2Y,2M,2C,2Kにて構成されている。この4つの作像装置2(Y,M,C,K)は、筐体10の内部空間における上部側の位置に、ほぼ水平方向に対して所要の間隔(例えば同じ間隔)で直列状に並べられた状態で配置されている。また、4つの作像装置2(Y,M,C,K)はいずれも、公知の感光ドラム21、帯電装置22、露光装置23、現像装置24(Y,M,C,K)、ドラム清掃装置26、除電器(不図示)等をそれぞれ同様に備えている(この各機器の符号は作像装置2Kに代表して示す)。
中間転写部3は、4つの作像装置2(Y,M,C,K)の上方側になる位置に存在するように配置される。
この中間転写部3は、各作像装置2(Y,M,C,K)における(一次転写位置で)感光ドラム21の上側の部位に接触して通過するよう矢印で示す方向に回転する中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31をその内周面から接触して所望の状態に保持して回転自在に支持する複数の支持ロール32a〜32eと、作像装置2(Y,M,C,K)の感光ドラム21上に形成されるトナー像を中間転写ベルト31上に一次転写させるロール接触型の一次転写装置34と、支持ロール32aに支持されている中間転写ベルト31に記録用紙9を押し付けて中間転写ベルト31上のトナー像を記録用紙9に二次転写させる接触ロール型の二次転写装置35と、二次転写装置35とで構成される二次転写位置を通過した後に中間転写ベルト31に残留して付着するトナー等の不要物を除去するベルト清掃装置36とで主に構成されている。
このうち複数の支持ロール32a〜32eについては、支持ロール32aが中間転写ベルト31を回転駆動させる駆動ロール兼二次転写のバックアップロールとして、支持ロール32bがベルト清掃装置36のバックアップロールとして、支持ロール32cが中間転写ベルト31に所要の張力を付与する張力付与ロールとして、支持ロール32d,32eが中間転写ベルト31の一次転写面を形成して保持する面出しロールとして、それぞれ構成されている。
給紙部4は、作像装置2(Y,M,C,K)の下方側になる位置に存在するように配置されている。この給紙部4は、筐体10の正面側面部(使用者が操作時に向き合う側面部)側に引き出すことができるように取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載板42上に積み重ねた状態で収容する単数又は複数の収容体41と、収容体41から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置43とで主に構成されている。
定着部5は、中間転写部3における二次転写位置の用紙排出側の位置に存在するよう配置されている。この定着部5は、筐体51の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるように加熱手段によって加熱されるロール形式、ベルト形式等の加熱用回転体52と、この加熱用回転体52の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転するロール形式、ベルト形式等の加圧用回転体53とを設置したものである。
また、画像形成装置1においては、筐体10の内部空間における給紙部4と中間転写部3との間に、給紙部4から送り出される記録用紙9を中間転写部3の二次転写位置まで搬送して供給する用紙供給搬送路45が設けられている。この用紙供給搬送路45は、複数の搬送ロール対(61,62)と複数の用紙案内部材(63,64)等で構成されている。このうち、搬送ロール対(61,62)は、記録用紙9の搬送時期や搬送状態を修正する等の機能を有する送出し(レジスト)ロール対として構成されている。また、用紙供給搬送路45における搬送ロール対(61,62)と用紙案内部材(63,64)については、後述する搬送装置6として構成されている。
また、筐体10の内部空間には、中間転写部3の二次転写部から定着部5の間に、二次転写後の記録用紙9を定着部5まで搬送する用紙中継搬送路46が設けられている。この用紙中継搬送路46は、図示しない用紙案内部材で構成されている。さらに、筐体10の内部空間には、定着部5と筐体10の用紙排出口との間に、定着後の記録用紙9を用紙収容部12に搬送して排出する用紙排出搬送路47が設けられている。この用紙排出搬送路47は、排出ロール対48と図示しない用紙案内部材で構成されている。
さらに、画像形成装置1は、作像部2である4つの作像装置2(Y,M,C,K)をすべて使用して形成する4色(Y,M,C,K)のトナー像で構成されるフルカラー画像を形成する作像パターンであるフルカラーモードと、その4つの作像装置2(Y,M,C,K)の1つを使用して形成する1色のトナー像で構成される単色画像を形成する作像パターンである単色モードとを、少なくとも有している。実施の形態1における単色モードは、ブラック色(K)のトナー像で構成される白黒画像を形成する白黒モードとして設定されている。
<画像形成装置による画像形成動作>
次に、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。ここでは、フルカラーモードによるフルカラー画像を形成する場合の動作を例にして説明する。
まず、フルカラーモードの画像形成時には、図1に示されるように、4つの作像装置2(Y,M,C,K)において、各感光ドラム21が矢印で示す方向にそれぞれ回転させられ、各帯電装置22がその各感光ドラム21の像保持面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。次いで、各露光装置23が、帯電後の各感光ドラム21に対して各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像信号に基づく露光を行い、その感光ドラム21の像保持面に所定の電位からなる各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置24(Y,M,C,K)が、感光ドラム21に形成された各色成分(Y,M,C,K)の静電潜像の部分に対し、所定の極性(マイナス極性)に帯電された各色(Y,M,C,K)のトナーをそれぞれ供給して静電的に付着させることにより現像を行う。これにより、作像装置2(Y,M,C,K)における各感光ドラム21の像保持面に、4色(Y,M,C,K)のいずれかの色のトナー像がそれぞれ形成される。
次いで、各作像装置2(Y,M,C,K)の各感光ドラム21上に形成された4色のトナー像が、各一次転写装置34による転写作用を受けて中間転写部3の中間転写ベルト31の外周面に対して順番(Y,M,C,Kの順)に一次転写される。
続いて、中間転写部3において、中間転写ベルト31の外周面に一次転写されたトナー像が、中間転写ベルト31の矢印Bで示す方向の回転により二次転写位置まで搬送された後、その二次転写位置において二次転写装置35の転写作用を受けることにより、給紙部4から用紙供給搬送路45を経由して二次転写位置に搬送される記録用紙9に対して一括で二次転写される。
次いで、中間転写部3でトナー像が二次転写された記録用紙9が、中間転写ベルト31から剥離された後に用紙中継搬送路46を経由して定着装置5に送り込まれるよう搬送される。この際、定着部5では、その記録用紙9を加熱用回転体52と加圧用回転体53とが圧接する定着圧接部に導入して通過させることにより加熱及び加圧させ、これによりトナー像を溶融させて記録用紙9に定着させる。次いで、定着部5でトナー像が定着された後の記録用紙9が、定着部5から排出された後に用紙搬送路47を経由して搬送され、最後に排出ロール対48により筐体10の外部に排出されて用紙収容部12に収容される。
以上の動作により、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が片面に形成された1枚の記録用紙9が出力され、フルカラーモードの画像形成動作が終了する。
<搬送装置の構成>
次に、搬送装置6について説明する。
搬送装置6は、図1から図3等に示されるように、用紙供給搬送路45を構成するロール対(61,62)と、用紙案内部材63,64等を備えている。
このうちロール対は、電動モータ等を含む回転駆動装置13からの動力を受けて所要の方向Cに回転駆動する駆動ロール61と、駆動ロール61に圧接されて従動回転する従動ロール62とで構成されている。
駆動ロール61は、円柱状のロール本体61aと、ロール本体61aの外周面に形成される表面層61b等で構成された構造になっており、そのロール本体61aが軸65に固定された状態で取り付けられている。一方、従動ロール62は、円柱状のロール本体62aと、ロール本体62aの外周面に形成される表面層62b等で構成された構造になっており、そのロール本体62aが軸66に固定した状態で取りけられている。
また、駆動ロール61と従動ロール62は、各軸65,66に対して間隔をあけて複数取り付けられている(図5参照)。軸65は少なくとも2箇所において軸受67に回転自在に支持されており、また軸66は少なくとも2箇所において軸受68,68に回転自在に支持されている。
さらに、駆動ロール61は、その軸受67が、例えば画像形成装置1の筐体10の一部を構成する支持部材に固定した状態で取り付けられており、これにより固定された位置で回転駆動するようになっている。一方、従動ロール62は、その軸受68が、後述するように駆動ロール61に対して接近及び離間する方向に移動自在に保持部材70に保持されており、駆動ロール61に接近する方向に移動して圧接した状態になることで従動回転するようになっている。
また、用紙案内部材63,64はいずれも、用紙供給搬送路45に要求される案内に対応した形状に成形された板材で構成されており、両者の間に記録用紙9を通過させる通路空間(S)が形成されるように所要の間隔をあけて向き合う状態で配置される。また、用紙案内部材63,64のいずれにも、駆動ロール61と従動ロール62が配置される部分に、各ロール61,62の一部を突出させて接触させるようにするための開口部69が形成されている。
この搬送装置6は、給紙部4から用紙供給搬送路45に送り出される記録用紙9を、その用紙案内部材63,64で通路空間Sに誘導した後、回転する駆動ロール61と従動ロール62とが圧接する部位に進入させて挟んだ状態で送り出すことにより、その搬送先にむけて搬送するものである。実際、この搬送装置6は、駆動ロール61と従動ロール62とが前述したような送出しロール対として構成されているため、記録用紙9を回転が停止した両ロール61,62の圧接部位に突き当てて一旦停止させた後、所要の時期で回転が始動する両ロール61,62による搬送力で二次転写位置にむけて送り出すようになっている。
また、この搬送装置6は、図1から図3等に示されるように、その一部を構成する従動ロール62と用紙案内部材64とが画像形成装置1の筐体10の一部である支持部材14に取り付けられており、その支持部材14と共に揺動支点15を中心にして両矢印で示す方向に揺動するように構成されている。このときの支持部材14は、筐体10の外部に露出させて開いた状態になるまで揺動するよう構成されている。また、この支持部材14は、筐体10の内部に収容されるよう揺動した際、その所定の位置で保持されて固定されるように構成されている。
これにより、搬送装置6は、その支持部材14を筐体10の外部に開いた状態にしたときに、駆動ロール61と用紙案内部材63等が配置されて筐体10の内部に存在する固定側の構成部分と、従動ロール62と用紙案内部材64等が配置されて揺動する可動側の構成部分とに分割されるようになっている。このため、搬送装置6は、例えば、用紙供給搬送路45を分割して通路空間Sを筐体10の外部に開放させた状態にしたうえで、その搬送空間S内で詰まった記録用紙6を取り除く作業(紙詰まり処理)等を行いやすくしている。この分割した状態にした際、搬送装置6では、従動ロール62が駆動ロール61から離間されることになる。
さらに、この搬送装置6は、図2から図4等に示されるように、従動ロール62の軸66を回転自在に支持する軸受68を保持部材としてのブラケット70に、従動ロール62が駆動ロール61に対して接近及び離間する方向E1,E2に移動自在に保持している。ブラケット70は、その本体部71の一部に、上記接近及び離間する方向E1,E2に沿って平行するように伸びる移動案内空間73に軸受68の一部を嵌め入れて上記接近及び離間D1,D2する方向に移動させ得る保持部72を有している。
ここで、従動ロール62は、その使用に際して駆動ロール61に圧接した状態にしておく必要があるため、例えば、従動ロール62の軸66を支持する軸受68を、ブラケット70の保持部72において従動ロール62が駆動ロール61に接近する方向D1にむけて弾性的に加圧された状態で支持される構造がとられている。
この場合、その軸受68の加圧支持構造として、例えば、図15や図16(a)に示されるように、コイルばね100を加圧手段として用い、そのばね100のコイル部102を軸受68の外周部に巻き付けるような状態にした後、そのばね100の両端にある取り付け部(引っ掛け部)103をブラケット70の一部に引っ掛けることで、コイルばね全体を少し伸ばした状態で取り付ける構成を採用することができる。この際、軸受68は、その外周面の一部にコイルばね100のコイル部102が押し当てられた状態になる。そして、この加圧支持構造では、図16(b)に示されるように、コイルばね100のコイル部102が取り付け部103の側にばね力(FB)で引っ張られ、これにより、その軸受68をブラケット70の保持部72において上記接近する方向E1にむけて弾性的に加圧するようにしている。
しかし、このコイルばね100のコイル部102を軸受68に押し当てる構成を採用した場合には、軸受から生じる音(不快な異音)が発生することがある。
本発明者は、この異音の発生原因について究明したところ、その異音は、軸受68と軸66との接触部の摩擦に起因する自励振動で発生するものであり、特に図16(b)に示されるように軸受68と軸66が片当たり状態で接触している場合に発生しやすいことを解明した。図16(b)において点線の丸で囲った部分が片当たりしている部分になる。また、その異音は、コイルばね100を軸受68上で少し動かすだけで発生の状況が変わることがあるが、これについても、コイルばね100の姿勢が軸受68と軸66との接触状態に影響して上記片当たりの状態になったりならなかったりすることが原因になっていることも判明した。
詳しくは、上記加圧支持構造においては、コイルばね100のコイル部102が軸受68の外周面に対して数点でしか接触しておらず、そのコイル部102の円形状も起因して接触点の偏りが起こりやすい。しかも、コイルばね100は、そのコイル部102が三次元的に複雑に変形するので、本来の加圧方向(E1)でなく軸66の方向へ向かう加圧力が発生することもある。このため、上記加圧支持構造では、軸受68がコイルばね100から受ける加圧力の偏りにより上記片当たりが発生していると推測される。つまり、コイルばね100は、軸受66に対して安定した固定状態にしにくい状況にあり、これが片当たりの発生原因になり、ひいては異音の発生原因にもなっていると推測される。
そこで、実施の形態1に係る搬送装置6では、その軸受68の加圧支持構造として、図4から図8等に示されるように、ブラケット70として、前記保持部72に加えて、軸受68の駆動ロール61から離間する方向D2への移動を所要の位置で規制する規制部74を有する保持部材を適用するとともに、そのブラケット70の規制部74と軸受68との間に、従動ロール62が駆動ロール61に圧接しているときに弾性変形する弾性部材80を介在させる構造を採用している。
ブラケット70は、図6〜図7等に示されるように、矩形状からなる平板状の本体部71と、その本体部71の一辺部からほぼ垂直の方向(前記切離及び離間する方向E1,E2と平行する方向)に立ち上がるように曲げられた板部の中央部に長方形状の移動案内空間73が形成された保持部72と、保持部72の上端から本体部71の面とほぼ平行して向き合う状態に曲げられて形成された規制部74とで構成されている。このブラケット70は、図5等に示されるように、その本体部71を用紙案内部材64に固定した状態で取り付けられる。図7における符号75は移動案内空間73における軸受68の移動を規制部74とは反対側の位置で停止させる停止突起を示し、符号76はブラケット70の取り付け時の固定ねじを通すためのねじ通し孔である。
軸受68は、軸66を支持する支持孔68aが形成された角柱形状のものである。また、この軸受68は、その外周面に長手方向に沿う一対の被案内面68bが設けられているとともに、その外周面の長手方向の一端に被案内面68bよりも少し外側に突出する土手部68dが設けられている。この軸受68は、ブラケット70の保持部72の移動案内空間73に対し、その一対の被案内面68bを接触させる姿勢で嵌め入れられ、その移動案内空間73においてその案内する方向に自由に移動し得る状態で保持される。図8(b)における符号78は、軸受68の軸55の軸方向における位置を固定するために、軸受68の長手方向の両端部付近に取り付けられるEリング等の固定手段を示す。
弾性部材80は、所要の厚さHをもち、少なくとも軸受68と接触する側の部位が面で形成されている板状の形状で形成されている弾性を有する部材である。弾性部材80の厚さHについては、ブラケット70の規制部74とブラケット70の保持部72の移動案内空間73に嵌め入れられた軸受68との間に介在させることができる厚さであることは必要であるが、例えば、従動ロール62が駆動ロール61に圧接しているときに弾性変形した際に、その従動ロール62の駆動ロール61に対する接触圧が所要の圧力になるような反力が得られる等の観点から設定される。
実施の形態1では、弾性部材80として例えば5mm程度の厚さ、30Hs程度の硬度(ショア硬さ)からなる平板状のゴムを適用している。弾性部材80の硬度(硬さ)についても、上記厚さHの設定の場合と同様の観点から設定される。弾性部材80は、軸受68の長手方向(軸66の軸方向)の外面のほぼ全域にわたって接触し得るように配置することが好ましい。また、この弾性部材80は、その軸受68と向き合う面と反対側の面をブラケット70の規制部74に粘着剤等の固定手段により固定した状態で取り付けられている。
なお、弾性部材80としては、上記単体のゴムに代えて、例えば、ブラケット70の規制部74に形成する弾性体層として構成したものであっても構わない。このような弾性体層としては、例えば、硬化後に柔軟なゴム状の弾性体となる接着剤等の材料を規制部74に塗布して形成したものが適用できる。また、このような弾性体層からなる弾性部材80を採用した場合には、その弾性部材80が、規制部74に固定するための上記固定手段を兼ねるようになる。
<搬送装置の主な動作>
以下、搬送装置6の主な動作について説明する。
まず、搬送装置6は、図5等に示されるように、従動ロール62が用紙案内部材64に設置される。すなわち、従動ロール62の軸66の各取り付け箇所に、2つの軸受68と複数(本例では6つ)の従動ロール62がそれぞれ取り付けられる。この際、軸受68は、例えば、弾性部材80が固定されたブラケット70に予め取り付けられる。続いて、そのブラケット70を用紙案内部材64に固定して取り付けることで、図5に示す形態からなる構造部分が完成する。
次いで、従動ロール62等が設置された用紙案内部材64を、前述した揺動する支持部材14に取り付ける。これにより、搬送装置6のうち、前述した分割したときの従動ロール62等が配置された可動側の構成部分(図2等参照)が組み立てられる。
そして、搬送装置6は、従動ロール62を駆動ロール61から離間させた状態にしているときには(図2等)、図4の上部及び図9(a)に示されるように、従動ロール62の軸受68は、ブラケット70の保持部72における移動案内空間73内でその案内方向である上記接近及び離間する方向E1,E2に対して移動自在な状態におかれている。この際、弾性部材80は、弾性変形しない状態になっている。また、弾性部材80は、ブラケット70の規制部74に固定されているので、その位置が変動するおそれもない。
次いで、搬送装置6は、この従動ロール62等が配置された可動側の構成部分が装着されている支持部材14をその揺動支点15を中心にして上記接近する方向D1に揺動させて閉じた状態にすることで、図1、図3等に示されるように、駆動ロール61等が配置された固定側の構成部分と合体して装置全体が完成した状態になる。
ここで、この搬送装置6では、図4の下部に示されるように、駆動ロール61の軸65と従動ロール62の軸66との離間距離(軸間)が所定の距離L1に保たれるようになる。この軸間距離L1は、両ロール61,62の半径を合計した寸法よりも少し小さい値に設定されている。また駆動ロール61の軸65については、前述した通り、その位置が固定されている。これにより、従動ロール62が駆動ロール61に対して圧接された状態になる。
この際、従動ロール62は、位置が固定されている駆動ロール61に接触すると同時にその駆動ロール61から離間する方向D2に変位させられる。これに伴って従動ロール62の軸受68は、ブラケット70の保持部72における移動案内空間73で従動ロール62が駆動ロール61から離間する方向E2に上記軸間距離L1になるまで移動する。これにより、ブラケット70においては、軸受68がブラケット70の規制部74に固定されている板状の弾性部材80に接触して上記離間する方向E2に移動することになるので、図4の下部や図9(b)に示されるように、その片面側が規制部74で固定されている弾性部材80は、その軸受68と接触する面側において弾性変形した状態になる。
この結果、軸受68は、弾性部材80の弾性変形した分に対応して発生する復元力Fにより、ブラケット70の保持部72において従動ロール62が駆動ロール61に接触する方向E1にむけて弾性的に加圧される。
したがって、この搬送装置6は、従動ロール62が、軸受68を介して弾性部材80の復元力を受けることで駆動ロール61に所要の接触圧で圧接された状態が保持される。これにより、従動ロール62は回転駆動する駆動ロール61に対して従動回転する。また、駆動ロール61と従動ロール62の圧接する部位に搬送対象の記録用紙9が進入して通過する際に、その記録用紙9の厚さ等の影響を受けて従動ロール62が駆動ロール61から離間する方向D2にわずかに変位させられた場合でも、従動ロール62が軸受68を介して弾性部材80を弾性変形させて柔軟に対応する。また、その記録用紙9が通過した後には、従動ロール62が軸受68を介して弾性部材80の復元力Fを受けることにより再び駆動ロール61に接近する方向D1に変位させられる。
この結果、この搬送装置6によれば、前述した記録用紙9の搬送を良好に行うことができる。
そして、この搬送装置6においては、駆動ロール62の軸受68を加圧する板状の弾性部材80が軸受68に対して広い面積で接触して弾性変形する。この際、板状の弾性部材80は軸受68の軸方向に対してもほぼ均一に弾性変形する。しかも、弾性部材80が軸受68に対して安定した状態におかれている。
このため、駆動ロール62の軸受68は弾性部材80からほぼ均一に圧力を受けるようになり、その結果として、軸受68が軸66と均一に接触するようになり、軸受68が軸66と片当たりした状態になりにくくなる。また、このことによって軸受68と軸66の間において摩擦による自励振動が発生しにくくなり、たとえ自励振動が発生しても板状の弾性部材80と面接触していることで効率的に減衰させられる。
したがって、この搬送装置6では、稼働して記録用紙9の搬送動作を行った際、その軸受68の支持構造部などから不快な異音が発生することが大幅に抑制される。また、この搬送装置6を備えた画像形成装置1にあっては、搬送装置6において不快な異音の発生が抑制されるので、画像形成装置全体としても動作騒音が低減された状態になる。
<実施の形態1の変形例>
実施の形態1に係る搬送装置6においては、従動ロール62の軸受68を支持する構造における弾性部材(80)として、図10(a)に例示するような板ばね81を適用しても構わない。
板バネ81は、軸受68の移動により弾性変形し、かつ復元し得るものであればよく、その材質、寸法等については特に限定されない。この板ばね81は、ブラケット70の規制部74との間に弾性変形を考慮した隙間Jをあけた状態で配置するとともに、その両端部を例えば規制部74から垂下させた支持部材83に回動自在に支持するように取り付ける。
このような板ばね81を適用した軸受68の支持構造の場合においても、従動ロール62を駆動ロール61に圧接したときには、図10(b)に示されるように、ブラケット70の保持部72の移動案内空間73において軸受68が上記離間する方向E2に移動することで板ばね81が弾性変形する。これにより、ブラケット70において軸受68がその板ばね81の復元力Fをほぼ均一に受けて上記接触する方向E1に移動させられる。この結果、従動ロール62は、軸受68を介して板ばね81の復元力を受けることで駆動ロール61に所要の接触圧で圧接された状態に保持される。
そして、この場合においても、実施の形態1におけるゴムからなる板状の弾性部材80を適用した場合と同様に、軸受68を加圧する板ばね81からなる弾性部材が軸受68に対して広い面積で接触して弾性変形する。この際、板ばね81は軸受68の軸方向に対してもほぼ均一に弾性変形する。したがって、この搬送装置6においても、稼働して記録用紙9の搬送動作を行った際、その軸受68の支持構造部などから不快な異音が発生することが抑制される。
[実施の形態2]
図11は、実施の形態2に係る搬送装置6の要部を示している。
実施の形態2に係る搬送装置6は、実施の形態1に係る搬送装置6と対比した場合、従動ロール62の軸受68を支持する構造における板状の弾性部材80として軸受68に固定する弾性部材84を適用した点で相違し、それ以外の構成については同じものである。
すなわち、この搬送装置6では、板状の弾性部材84を軸受68の外周面に巻き付けたような状態で取り付けている。実際には、板状の弾性部材84は、板状の部材を軸受68の外周面形状にほぼ対応した円環状に成形したものを使用し、それを軸受68の外周面から被せるように嵌め合わせている。この弾性部材84としては、実施の形態1における弾性部材80の場合と同様に、ゴムからなる部材を適用している。なお、この弾性部材84は、ブラケット70の規制部74に固定されていない。
この板状の弾性部材84を適用した搬送装置6においても、前述した実際の形態1に係る搬送装置6と同様の作用効果が得られる。この場合、特に従動ロール62を駆動ロール61に圧接したときには、弾性部材84のうちブラケット70の規制部74に向き合う板状の部分84a(図11(a))が弾性変形することになる。また、この場合は、弾性部材84を軸受68に容易に装着することができる。
<実施の形態2の変形例>
実施の形態2における板状の弾性部材84としては、図12に示すように、軸受68の外周面の一部分に接触する形態の弾性部材84Bを適用することもできる。このときの弾性部材84Bは、軸受68の外周面に粘着剤等の固定手段により固定される。この場合も、実施の形態2の場合と同様の作用効果が得られる。なお。弾性部材84Bは、前記弾性部材84に比べると、その材料の使用量を低減できる。
[実施の形態3]
図13は、実施の形態3に係る搬送装置6の要部を示している。
実施の形態3に係る搬送装置6は、実施の形態1、2に係る搬送装置6とそれぞれ対比した場合、ブラケット70の規制部74を別の構成とした点で相違し、それ以外の構成については同じものである。
すなわち、この搬送装置6では、ブラケット70の規制部74について、図13と図14に示されるように、板状の弾性部材80を介在させた状態で軸受68の外周面に沿う形態からなるとともにその形態に変形し得る部材77で構成している。その変形し得る部材77は、軸受68の外周面(下部面を除く部分)を覆い得る長さ及び幅からなるシート状のものであり、その一端部がブラケット70の本体部71に配置した取り付け部79Aに固定され、その他端部がブラケット70の本体部71に配置した取り付け部79Bに着脱自在に取り付けて使用される。
実施の形態3では、部材77として、シート状の鉄鋼材料(例えばステンレス)等の材料からなるフレキシブルな材料を適用している。なお部材77としては、その他にも、例えば、ばねに用いられる鋼材等を適用することも可能である。また、この部材77においては、その内面側に、板状の弾性部材80を固定した状態で取り付けて使用するよう構成している。弾性部材80については、実施の形態1における弾性部材80と同様のゴムからなるものを適用しており、軸受68の被案内面68dを覆うことができる長さのものを使用している。さらに、部材77については、その他端部に、取り付け部79Bに形成される長穴79c(図14(b))に引っ掛ける形状の引っ掛け部(フック部)77cを設けている。
そして、このブラケット70においては、その保持部72に移動自在に保持した軸受68の外周面に対して、部材77を巻き付けるような状態に変形させ、その他端部の引っ掛け部77cを取り付け部79Bの長穴79cに引っ掛けることで軸受68等の取り付けが完了する。
この結果、ブラケット70は、部材77のうち軸受68の上方(本体部71とは反対側の位置)に存在する部分77aがブラケット70の本体部71と向き合う湾曲面状の規制部74として使用される。また、このブラケット70においては、部材77に取り付けられた板状の弾性部材80が、その部材77aで構成される規制部74と軸受68との間に介在するように配置される。このときの弾性部材80は、実際には軸受68の外周面に接触した状態におかれる。
この変形し得る部材77で構成する規制部74を備えたブラケット70を適用した搬送装置6においても、前述した実際の形態1、2に係る搬送装置6と同様の作用効果が得られる。この場合、ブラケット70の保持部72(の移動案内空間73)が、規制部74を構成する部材77の片側端部を取り外すことにより開放することができるので(図14(a)参照)、軸受68をブラケット70の保持部72に取り付ける作業(取り外し作業も含む)が容易になる。
[他の実施の形態]
実施の形態1〜3では、搬送装置6として、従動ロール62、軸受68、ブラケット70及び弾性部材80(81,84,84B)を揺動させる支持部材14に装着する構造のものを例示したが、これに限定されず、その従動ロール62、軸受68、ブラケット70及び弾性部材80(81,84,84B)も固定した支持部材に装着するように構成してもよい。搬送装置6における駆動ロール61については、ロール形態のものに限らず、例えば、半円形等の特殊な形態の回転体であってもよい。また、駆動ロール61は、ベルトを支持する支持ロールであっても構わない。さらに、搬送装置6における従動ロール62については、従動ロールに代えて、回転駆動する駆動ロールに変更してもよい。
また、実施の形態1〜3では、搬送装置6として、画像形成装置1の用紙給紙搬送路45の一部として適用した場合を例示したが、他の用紙を搬送する搬送路の搬送装置として適用しても構わない。また、この搬送装置6は、画像形成装置以外の装置の搬送装置として適用することも可能である。搬送する対象物は、所定の形状に予め切断された用紙にかぎらず、他の種類の用紙であってもよく、例えば、連続紙等のシート状の材料であっても差し支えない。
この他、画像形成装置については、中間転写ベルト31を使用しない方式の画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置としては、現像剤で構成される画像を形成する画像記録方式の画像形成装置に限らず、例えば、インク等の他の材料で構成される画像を形成する画像記録方式等の他の画像記録方式からなる画像形成装置でもよい。
1 …画像形成装置
6 …搬送装置
9 …記録用紙(用紙の一例)
14…支持部材(揺動部材の一例)
61…駆動ロール(第1の回転体の一例)
62…従動ロール(第2の回転体の一例)
66…軸
68…軸受(軸受の一例)
61…現像開口部
70…ブラケット(保持部材の一例)
72…保持部
74…規制部
77…変形し得る部材
77a…変形し得る部材の一部(規制部となる部位)
E1,E2…接近及び離間する方向
D1,D2…接触及び離間する方向

Claims (2)

  1. 固定された位置で回転する第1の回転体と、
    軸に取り付けられ、前記第1の回転体に圧接して回転する第2の回転体と、
    前記軸を回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受を前記第2の回転体が前記第1の回転体に対して接近及び離間する方向に移動自在に保持する保持部と前記軸受の前記離間する方向への移動を規制する規制部を有する保持部材と、
    前記保持部材の規制部と前記軸受との間に介在して少なくとも当該軸受と接触する側の部位が面で形成されており、前記第2の回転体が前記第1の回転体に圧接しているときに弾性変形する弾性部材と
    を備え、
    前記弾性部材は、前記軸受の外周面の形状にほぼ対応した円環状に成形されているとともに前記軸受に固定されている搬送装置。
  2. 記録用紙を搬送する搬送装置として、請求項1に記載の搬送装置を備えている画像形成装置。
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