JP3128966U - 表示画面旋回装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転動体が斜面部上を転がる際に、斜面部上から脱落することなく転がるとともに確実に転動体保持部まで導かれることが可能な保持部材を備えた表示画面旋回装置を提供する。
【解決手段】この表示画面旋回装置20は、ディスプレイ本体10が取り付けられ、水平面内で回動可能な旋回板31および表示画面支持部材50を含む旋回部30と、球形状に形成され、旋回板31と旋回部30の台座34との間に環状に配置された24個の鋼球32と、所定の間隔で環状に設けられ、24個の鋼球32を回転可能に保持する貫通孔33aと、隣り合う貫通孔33a間を連結するとともに上面が貫通孔33aに向かって下り勾配となるように山形状に形成され、鋼球32を貫通孔33aに導くリブ33eと、リブ33eを挟むように鋼球32の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cとが一体的に形成された保持部材33とを備える。
【選択図】図8

Description

この考案は、表示画面旋回装置に関し、特に、球形状に形成されるとともに、回動部材と台座との間に環状に配置された複数の転動体を備えた表示画面旋回装置に関する。
従来、球形状に形成されるとともに、環状に配置された複数の転動体を備えた玉軸受用保持器が知られている(たとえば、特許文献1〜2参照)。
上記特許文献1には、合成樹脂からなる環状体の軸方向の一方端面側(上側)に開口するとともに、玉を抱き込むような玉係止部が一体的に形成されたポケット部が所定間隔で複数設けられ、かつ、ポケット部同志が橋絡部および橋絡部の上部に設けられた連結部によって環状に連結されている玉軸受用保持器が開示されている。この特許文献1に記載の玉軸受用保持器では、橋絡部の上部の連結部が、山形状であるとともに、互いに隣り合うポケット部に向かって左右に同一角度で傾斜する傾斜面により形成されることによって、玉が連結部上を転がって左右のポケット部に案内されることが可能なように構成されている。
また、上記特許文献2には、合成樹脂からなる環状体の軸方向の一方端面側(上側)に開口するとともに、玉を抱き込むように環状体の幅方向に円弧状に延びる爪部と、爪部の略中央部からさらに上方向に突出する突起部とが一体的に形成されたポケット部が所定間隔で環状に設けられた玉軸受用合成樹脂製保持器が開示されている。この特許文献2に記載の玉軸受用合成樹脂製保持器では、突起部の頂部から爪部に向かって斜面部が形成されることによって、玉が斜面部を転がってポケット部に案内されることが可能なように構成されている。
実開昭59−81814号公報 実開昭59−22331号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の玉軸受用保持器では、組立工程において、玉がポケット部に装填される際に、玉が連結部の山形状に沿って連結部上を転がってポケット部に案内される一方、作業者による玉の連結部上への載置状態(玉の載せ方)や、玉が転がる際の不意な振動または衝撃などによって、玉が連結部上を転がる途中で連結部の傾斜面を沿わずに連結部上から脱落してしまう場合が考えられる。このため、連結部上に載せられた玉(転動体)が、確実に連結部上を転がってポケット部(転動体保持部)に案内されない場合が生じるという問題点がある。
また、上記特許文献2に記載の玉軸受用合成樹脂製保持器においても、組立工程において、玉がポケット部に装填される際に、玉が突起部から下り勾配の斜面部に沿って斜面部上を転がってポケット部に案内される一方、作業者による玉の連結部上への載置状態(玉の載せ方)や、玉が転がる際の不意な振動または衝撃などによって、玉が斜面部上を転がる途中で、斜面部を沿わずに斜面部上から脱落してしまう場合が考えられる。このため、突起部に載せられた玉(転動体)が、確実に斜面部上を転がってポケット部(転動体保持部)に案内されない場合が生じるという問題点がある。
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この考案の1つの目的は、転動体が斜面部上を転がる際に、斜面部上から脱落することなく転がるとともに確実に転動体保持部まで導かれることが可能な保持部材を備えた表示画面旋回装置を提供することである。
課題を解決するための手段および考案の効果
この考案の第1の局面による表示画面旋回装置は、表示画面部が取り付けられ、水平面内で回動可能な回動部材と、回動部材を回動可能に保持する台座部と、球形状に形成されるとともに、回動部材と台座部との間に環状に配置された複数の転動体とを備えた表示画面旋回装置において、所定の間隔で環状に設けられ、複数の転動体を回転可能に保持する貫通孔と、隣り合う貫通孔間を連結するとともに上面が貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、転動体を貫通孔に導く第1ガイド部と、第1ガイド部を挟むように転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部と、一対の第2ガイド部を水平面内で互いに連結する連結部とが一体的に形成された樹脂製の保持部材とをさらに備え、山形状に形成された第1ガイド部は、連結部の上面から上方に突出するように形成されるとともに、第1ガイド部の頂部は、一対の第2ガイド部の高さ以下の高さを有し、一対の第2ガイド部は、それぞれ、環状に形成されており、一方の第2ガイド部は、保持部材の環状の外側枠体を構成し、他方の第2ガイド部は、保持部材の環状の内側枠体を構成する。
この第1の局面による表示画面旋回装置では、上記のように、隣り合う貫通孔間を連結するとともに上面が貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、転動体を貫通孔に導く第1ガイド部と、第1ガイド部を挟むように転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部とが一体的に形成された保持部材を備えるように構成することによって、転動体が第1ガイド部上に置かれた状態から第1ガイド部上を転がり始める際に、一対の第2ガイド部により第1ガイド部に沿う方向に転がり易くさせることができる。また、転動体が第1ガイド部上を転がる最中も、一対の第2ガイド部によって転がる方向を逸脱することなく転動体の転がり動作をガイドすることができるので、不意な振動または衝撃などによって、第2ガイド部を乗り越えて保持部材から脱落することを抑制することができる。この結果、第1ガイド部上に置かれた転動体を確実に貫通孔まで導くことができる。
また、第1の局面による表示画面旋回装置では、山形状に形成された第1ガイド部の頂部を、一対の第2ガイド部の高さ以下の高さを有するように構成することによって、転動体が第1ガイド部の頂部を出発点として第1ガイド部を転がる場合においても、転がり動作の開始直後の転動体の位置における第1ガイド部の高さは、その位置の両側の第2ガイド部の高さより低いので、第1ガイド部上の転動体が第2ガイド部を乗り越えて保持部材から脱落することを抑制することができる。これにより、より確実に、第1ガイド部上に置かれた転動体を貫通孔まで導くことができる。また、一対の第2ガイド部は、それぞれ、環状に形成されており、一方の第2ガイド部を、保持部材の環状の外側枠体を構成するとともに、他方の第2ガイド部を、保持部材の環状の内側枠体を構成することによって、第2ガイド部は、転動体を貫通孔に装填する作業時の転動体の転がり動作をガイドする機能を有するとともに、貫通孔に転動体が装填された後は、保持部材を環状に形成するためのフレーム(枠体)としての役割も有するので、第2ガイド部に転動体のガイド機能と、保持部材の構造上のフレーム(枠体)機能とを兼用させることができる。
また、第1の局面による表示画面旋回装置では、保持部材が、一対の第2ガイド部を水平面内で互いに連結する連結部をさらに含み、第1ガイド部を、連結部の上面から上方に突出するように形成されるように構成することによって、連結部によって一対の第2ガイド部が互いに連結されるとともに、この連結部により第1ガイド部を形成することができるので、容易に、一対の第2ガイド部の間に第1ガイド部を設けることができる。また、複数の転動体を回転可能に保持する保持部材を、樹脂製であるように構成することによって、貫通孔、第1ガイド部、第2ガイド部および連結部などの複雑な形状を有するとともに、環状に形成される保持部材を、樹脂成形によって容易に形成することができる。
この考案の第2の局面による表示画面旋回装置は、表示画面部が取り付けられ、水平面内で回動可能な回動部材と、回動部材を回動可能に保持する台座部と、球形状に形成されるとともに、回動部材と台座部との間に環状に配置された複数の転動体と、所定の間隔で環状に設けられ、複数の転動体を回転可能に保持する貫通孔と、隣り合う貫通孔間を連結するとともに上面が貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、転動体を貫通孔に導く第1ガイド部と、第1ガイド部を挟むように転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部とが一体的に形成された保持部材とを備える。
この第2の局面による表示画面旋回装置では、上記のように、隣り合う貫通孔間を連結するとともに上面が貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、転動体を貫通孔に導く第1ガイド部と、第1ガイド部を挟むように転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部とが一体的に形成された保持部材を備えるように構成することによって、転動体が第1ガイド部上に置かれた状態から第1ガイド部上を転がり始める際に、一対の第2ガイド部により第1ガイド部に沿う方向に転がり易くさせることができる。また、転動体が第1ガイド部上を転がる最中も、一対の第2ガイド部によって転がる方向を逸脱することなく転動体の転がり動作をガイドすることができるので、不意な振動または衝撃などによって、第2ガイド部を乗り越えて保持部材から脱落することを抑制することができる。この結果、第1ガイド部上に置かれた転動体を確実に貫通孔まで導くことができる。
上記第2の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、山形状に形成された第1ガイド部の頂部は、一対の第2ガイド部の高さ以下の高さを有する。このように構成すれば、転動体が第1ガイド部の頂部を出発点として第1ガイド部を転がる場合においても、転がり動作の開始直後の転動体の位置における第1ガイド部の高さは、その位置の両側の第2ガイド部の高さより低いので、第1ガイド部上の転動体が第2ガイド部を乗り越えて保持部材から脱落することを抑制することができる。これにより、より確実に、第1ガイド部上に置かれた転動体を貫通孔まで導くことができる。
上記第2の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、一対の第2ガイド部は、それぞれ、環状に形成されており、一方の第2ガイド部は、保持部材の環状の外側枠体を構成し、他方の第2ガイド部は、保持部材の環状の内側枠体を構成する。このように構成すれば、第2ガイド部は、転動体を貫通孔に装填する作業時の転動体の転がり動作をガイドする機能を有するとともに、貫通孔に転動体が装填された後は、保持部材を環状に形成するためのフレーム(枠体)としての役割も有するので、第2ガイド部に転動体のガイド機能と、保持部材の構造上のフレーム(枠体)機能とを兼用させることができる。
上記第2の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、保持部材は、一対の第2ガイド部を水平面内で互いに連結する連結部をさらに含み、第1ガイド部は、連結部の上面から上方に突出するように形成されている。このように構成すれば、連結部によって一対の第2ガイド部が互いに連結されるとともに、この連結部により第1ガイド部を形成することができるので、容易に、一対の第2ガイド部の間に第1ガイド部を設けることができる。
上記第2の局面による表示画面旋回装置において、好ましくは、複数の転動体を回転可能に保持する保持部材は、樹脂製である。このように構成すれば、貫通孔、第1ガイド部、第2ガイド部および連結部などの複雑な形状を有するとともに、環状に形成される保持部材を、樹脂成形によって容易に形成することができる。
以下、本考案を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した本考案の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの分解斜視図である。図3は、図1に示した本考案の一実施形態による表示画面旋回装置の平面図である。図4〜図15は、図1に示した本考案の一実施形態による表示画面旋回装置の詳細構造を示した図である。まず、図1〜図15を参照して、本考案の一実施形態による表示画面旋回装置20および表示画面旋回装置20が設けられた液晶テレビジョン100の構造について説明する。なお、本実施形態では、表示装置の一例である液晶テレビジョンの表示画面旋回装置に本考案を適用した場合について説明する。
本考案の一実施形態による表示画面旋回装置20は、図1に示すように、表示画面支持機構50によって支持されている液晶テレビジョン100のディスプレイ本体10を水平面内で左右方向(矢印A方向およびB方向)に(本実施形態では±30度)旋回させるために設けられている。なお、ディスプレイ本体10は、本考案の「表示画面部」の一例である。
また、表示画面旋回装置20は、図3に示すように、表示画面支持機構50によって支持されているディスプレイ本体10(図2参照)を水平面内で左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回させるための旋回部30と、後述する旋回板31を旋回させるために設けられた、後述する複数のギアなどからなる駆動部40とから構成されている。
また、旋回部30は、図4および図5に示すように、上面に表示画面支持機構50(図2参照)が取り付けられる板金製の旋回板31と、内部に複数(本実施形態では24個)の鋼球32を所定の間隔(本実施形態では15度間隔)で配置するとともに鋼球32を回転可能に保持する樹脂製の保持部材33と、板金製の台座34と、金属製の浮止部材35(本実施形態では4つ)とから構成されている。なお、旋回部30は、本考案の「台座部材」の一例である。また、旋回板31および表示画面支持機構50は、本考案の「回動部材」の一例である。また、鋼球32は、本考案の「転動体」の一例である。
ここで、本実施形態では、保持部材33は、図6および図7に示すように、平面的に見て略矩形形状(略正方形)の複数の貫通孔33a(24箇所)と、複数の貫通孔33aを円環状に連結するとともに保持部材33のフレーム(外側枠体および内側枠体)としての機能も有する外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cと、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cを水平方向に連結する連結部33dと、連結部33dから上方に突出する1本のリブ33e(図8参照)とが樹脂成形によって一体的に環状に形成されている。なお、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cは、それぞれ、本考案の「一方の第2ガイド部」および「他方の第2ガイド部」の一例である。また、リブ33eは、本考案の「第1ガイド部」の一例である。
また、本実施形態では、複数の貫通孔33aは、図6に示すように、所定の間隔(本実施形態では15度間隔)で環状に設けられるとともに、内部で鋼球32を回転可能に保持することが可能なように構成されている。また、リブ33eは、図8および図9に示すように、隣り合う貫通孔33a同志を連結するとともに、平坦な面からなる上面33fおよび33gが貫通孔33aに向かってそれぞれ下り勾配となるように山形状に形成されている。したがって、複数の鋼球32(図8参照)を貫通孔33aに装填する作業を行う際に、図8および図9に示すように、鋼球32(図8参照)がリブ33eの上面33fおよび33gの少なくともいずれか一方を、矢印P方向および矢印Q方向のいずれか一方の方向に転がって、貫通孔33aに導かれることが可能なように構成されている。なお、保持部材33は、実際には図6に示すように環状に形成されているが、図8では、隣り合う貫通孔33a間の形状を詳細に説明するために、便宜上、リブ33e、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cが直線的に延びているように示されている。
また、本実施形態では、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cは、図10および図11に示すように、リブ33eを外側および内側から挟むように鋼球32(2点鎖線で外形形状を示す)の直径以上(本実施形態では5mm以上)の間隔を互いに隔てて設けられている。したがって、図10に示すように、鋼球32が、リブ33eの上面33fと33gとが交差する頂部33h近傍に載置された場合、鋼球32の表面が外側ガイド部33bおよびリブ33eが互いに対向する側のエッジ部にそれぞれ当接しながら、リブ33eの上面33fおよび33g上を矢印P方向(図8参照)および矢印Q方向(図8参照)に転がることが可能なように構成されている。また同様に、図11に示すように、鋼球32は、鋼球32の表面が内側ガイド部33cおよびリブ33eが互いに対向する側のエッジ部にもそれぞれ当接しながら、リブ33eの上面33fおよび33g上を矢印P方向(図8参照)および矢印Q方向(図8参照)に下りながら転がることも可能なように構成されている。
また、本実施形態では、図12に示すように、リブ33eの上面33fと33gとが交差する頂部33hの高さH1(連結部33dの上面から頂部33hまでの垂直距離を示す)は、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cの高さH2(連結部33dの上面からの垂直距離を示す)と実質的に等しい高さを有するように構成されている。したがって、図12に示すように、鋼球32(2点鎖線で外形形状を示す)が頂部33h近傍に載置された場合も、鋼球32の表面が外側ガイド部33bおよびリブ33eが互いに対向する側のエッジ部にそれぞれ当接しながら、リブ33eの上面33fおよび33g上を矢印P方向(図8参照)および矢印Q方向(図8参照)のいずれか一方の方向に転がり始めることが可能なように構成されている。
また、保持部材33の貫通孔33aには、図7および図9に示すように、係止部33i(4箇所)が貫通孔33aの内側面底部(図9参照)に貫通孔33aと一体的に設けられている。この係止部33iは、図9に示すように、鋼球32(2点鎖線で外形形状を示す)が貫通孔33aに嵌まり込んだ際、鋼球32が4箇所の係止部33iによって貫通孔33aから下方向に抜け落ちるのを抑制することが可能なように構成されている。
また、図4および図5に示すように、板金製の台座34は、台座34の上面が旋回板31と対向する方向(上方向)に凸となる絞り形状を有する凸部34aがプレス加工により形成されている。また、凸部34aは、平面的に見て、旋回板31の外周面31aおよび保持部材33の外側ガイド部33bをともに取り囲むように等間隔(本実施形態では90度間隔)に形成されている。また、各凸部34aには、図5に示すように、浮止部材35が上方から対向する部分に、2つのネジ取付孔34bが設けられている。また、台座34には、図5に示すように、台座34の上面が旋回板31と対向する方向(上方向)に凸形状のネジ挿入孔34cが設けられており、図示しないネジによりネジ挿入孔34cを介して、後述する樹脂製のカバー部材21(図2参照)が台座34に取り付けられるように構成されている。また、図5に示すように、台座34には、回動軸部34dが一体的に設けられており、旋回板31に設けられた貫通孔31bに回動軸部34dを通すとともに、回動軸部34dの外側面に円周状に設けられた溝部341dにEリング36を回動軸部34dの軸と直交する方向(水平方向)から挿入することによって、鋼球32および保持部材33が旋回板31と台座34との間に配置されるように構成されている。
また、浮止部材35は、図5および図13に示すように、浮止部材35に設けられたネジ挿入孔35aを介して、ネジ70が凸部34aに設けられたネジ取付孔34bに上方から締め付けられることにより、凸部34aに取り付けられるように構成されている。また、図13に示すように、浮止部材35の浮止部35bによって、旋回板31が左右方向(図4の矢印A方向および矢印B方向)に回動する際に、旋回板31および保持部材33が垂直方向に移動するのが抑制されるとともに、浮止部材35の脚部35cによって、旋回板31および保持部材33の水平面内での位置決めが行われるように構成されている。
また、駆動部40は、図3および図14に示すように、旋回部30上の旋回板31を水平面内で左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に回動させるための伝達ギア部41と、伝達ギア部41の駆動源となるステッピングモータ42とから構成されている。また、駆動部40は、図3に示すように、旋回部30の内部に配置されるように構成されている。また、伝達ギア部41は、図3に示すように、樹脂製のギア43と、トルクリミッタ60と、樹脂製のギア44と、樹脂製のギア45とが樹脂製のギアボックス46に配置されるように構成されている。
また、図14に示すように、ステッピングモータ42の回転軸には、樹脂製のウォームギア47が圧入されている。また、図14および図15に示すように、ギア43は、大径ギア部43aと、小径ギア部43bとを一体的に含んでいる。また、ギア44は、大径ギア部44aと、小径ギア部44bとを一体的に含んでいる。また、ギア45は、大径ギア部45aと、小径ギア部45bとを一体的に含んでいる。また、図3、図5および図14に示すように、旋回部30の旋回板31の上面には、樹脂製の旋回ギア部材48が、4つのネジ70によって固定されている。なお、図14では、伝達ギア部41の構成を説明するために、伝達ギア部41およびステッピングモータ42を内部に配置するためのギアボックス46(図3参照)を図面から省略している。
また、図14および図15に示すように、ウォームギア47は、ギア43の大径ギア部43aに、回転軸が直交するように噛合されているとともに、ギア43の小径ギア部43bは、トルクリミッタ60の原動側ギア62のギア部62a(図15参照)に回転軸が平行に噛合されている。また、図14および図15に示すように、トルクリミッタ60の従動側ギア61のギア部61a(図15参照)は、ギア44の大径ギア部44aに回転軸が平行に噛合されているとともに、ギア44の小径ギア部44bは、ギア45の大径ギア部45aに回転軸が平行に噛合されている。また、図14および図15に示すように、ギア45の小径ギア部45bは、旋回ギア部材48の旋回ギア部48aに回転軸が平行に噛合されている。したがって、図14および図15に示す上述のギア部材の配置関係から、ステッピングモータ42の駆動力が、ウォームギア47、ギア43、トルクリミッタ60、ギア44、ギア45および旋回ギア部材48を介して旋回板31へと伝達されるように構成されている。
また、トルクリミッタ60は、図14および図15に示すように、樹脂製の従動側ギア61と、樹脂製の原動側ギア62と、金属製のバネ部材63(コイルバネ)とから構成されている。また、トルクリミッタ60は、ステッピングモータ42の駆動力が所定の駆動トルク以下の場合に、ステッピングモータ42の駆動力を伝達ギア部41を介して旋回部30に伝達することによって旋回板31を表示画面旋回装置20の内部で旋回させることが可能であるとともに、ステッピングモータ42の駆動力が所定の駆動トルク以上となった場合には、ステッピングモータ42の駆動力が旋回部30に伝達されないような機能を有するように構成されている。
また、表示画面支持機構50は、図2に示すように、表示画面旋回装置20に設けられた旋回部30の旋回板31の上面に設けられている。また、表示画面支持機構50は、表示画面支持部材51と、表示画面支持部材51を補強するための補強部材52とにより構成されている。この表示画面支持部材51および補強部材52は、2つのネジ70によってそれぞれ旋回板31に固定されているとともに、旋回板31の表面に対して垂直方向に延びるように設けられている。また、表示画面支持部材51は、補強部材52と隣接するように設けられているとともに、3つのネジ70により補強部材52と連結されている。
また、図1および図2に示すように、ディスプレイ本体10は、樹脂製のフロントキャビネット11と、樹脂製のリアキャビネット12とから構成されている。また、ディスプレイ本体10の内部には、液晶パネル(図示せず)が取り付けられた液晶モジュール(図示せず)が、フロントキャビネット11およびリアキャビネット12によって取り囲まれるように構成されている。また、ディスプレイ本体10は、表示画面支持部材51のネジ挿入孔51a(図2参照)および51b(図2参照)を介して、ネジ取付孔(図示せず)にネジ70が締め付けられることにより、表示画面支持部材51に取り付けられている。また、リアキャビネット12には、表示画面支持部材51を覆い隠して配置するための切欠部12aが一体的に設けられている。また、リアキャビネット12の外周部には、複数のネジ挿入孔12b(本実施形態では7個所)が設けられ、ネジ80によってフロントキャビネット11に取り付けられるように構成されている。
また、表示画面旋回装置20には、図1および図2に示すように、樹脂製のカバー部材21がネジ(図示せず)によって旋回部30の台座34に台座34の下面側から取り付けられている。また、図1および図2に示すように、樹脂製のカバー部材22が上方から旋回部30を覆うとともに、旋回部30の旋回板31とともに左右方向(図1の矢印A方向およびB方向)に旋回することが可能なように取り付けられている。また、図1および図2に示すように、樹脂製のカバー部材22には、表示画面支持機構50が挿入されるための切欠部22aが設けられている。
図16および図17は、図1に示した本考案の一実施形態による表示画面旋回装置の旋回動作を説明するための図である。図1、図3、図4および図14〜図17を参照して、本実施形態による表示画面旋回装置20の水平面内における左右方向の旋回動作について説明する。
まず、図3に示すように、表示画面支持部材51が旋回部30上の旋回板31に対して垂直であるとともに正面を向いた状態(旋回ギア部材48の旋回ギア部48aの中央部がギア45の小径ギア部45bと噛合している状態)から、ユーザが付属リモコン(図示せず)のオートターンボタン(図示せず)を押圧することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を右方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信される。この信号に基づいて、表示画面旋回装置20のステッピングモータ42が駆動される。具体的には、図3に示すように、ステッピングモータ42が駆動するのに伴って、ステッピングモータ42に取り付けられたウォームギア47が矢印E1方向(図14参照)に回転されるとともに、ギア43が矢印E2方向(図14参照)に回転される。そして、ギア43を介してトルクリミッタ60の原動側ギア62が矢印E3方向に回転される。そして、トルクリミッタ60の従動側ギア61が矢印E3方向に回転されるとともに、ギア44が矢印E4方向(図14参照)に回転される。さらに、ギア45が矢印E5方向(図14参照)に回転されることによって、旋回ギア部材48が矢印E6方向に回転される。これにより、図16に示すように、表示画面支持部材51が取り付けられた旋回部30上の旋回板31が矢印G1方向への旋回を開始するので、ディスプレイ本体10(図1参照)は、矢印A方向(図1参照)へ旋回を開始する。
そして、図16に示すように、ディスプレイ本体10(図1参照)が載置された旋回部30上の旋回板31が所定の回転速度で矢印A方向(図1参照)への旋回を継続する。
このとき、旋回板31は、ディスプレイ本体10(図1参照)の自重によって、台座34側(下方向)に所定の押圧力で押圧された状態で、保持部材33の鋼球32とともに台座34上を旋回する。また、図13に示すように、浮止部材35の当接部35bは、旋回板31の上面に微小な間隔(約0.2mm)を隔てて配置されるとともに、旋回板31の外周面31aおよび保持部材33の外側ガイド部33bの外周面が、浮止部材35の脚部35cと微小な間隙を隔てて実質的に当接した状態となることによって、旋回板31は、旋回板31の回転軸の軸方向(垂直方向)および旋回板31の回転軸と直行する方向(水平方向)のいずれの方向にもがたつきを生じることなく、台座34上を旋回する。
そして、ディスプレイ本体10が、ユーザが希望する角度まで旋回された場合、ユーザは付属リモコン(図示せず)のオートターンボタン(図示せず)の押圧を解除することによって、ディスプレイ本体10(図1参照)を右方向(図1の矢印A方向)に旋回させる信号がディスプレイ本体10の制御回路部(図示せず)に送信されなくなる。したがって、ステッピングモータ42の駆動が停止される。これにより、旋回板31は、図16に示すような位置で矢印G1方向への旋回を停止するとともに静止される。
また、ディスプレイ本体10(図1参照)の矢印A方向(図1参照)への旋回動作がユーザによって継続されている状態において、旋回板31の旋回角度が最大(本実施形態では30度)となった場合は、旋回板31は旋回部30の内部に設けられたストッパ部材(図示せず)に当接することによって、矢印A方向(図1参照)への旋回動作が規制される。したがって、旋回板31は、図17に示すような位置で矢印G1方向への旋回を停止するとともに静止される。この際、ステッピングモータ42(図17参照)は駆動を継続しているので、ステッピングモータ42(図17参照)から伝達される駆動トルクがウォームギア47(図17参照)およびギア43(図17参照)を介して、トルクリミッタ60(図17参照)の原動側ギア62(図17参照)まで伝達される。
なお、図15に示すように、従動側ギア61は、バネ部材63によって予め設定された付勢力で原動側ギア62に圧接されているために、バネ部材63の圧接力に伴う従動側ギア61の外周面と、原動側ギア62の内周面との摩擦力以上の駆動トルクが原動側ギア62に対して発生した場合は、原動側ギア62の内周面と、従動側ギア61の外周面とがスリップを起こすことによって、原動側ギア62の駆動トルクが従動側ギア61に伝達されない。つまり、旋回板31がストッパ部材(図示せず)に当接した場合は、従動側ギア61、ギア44、ギア45および旋回ギア部材48は、原動側ギア62の回転に関わらず回転が停止される。
なお、上記の旋回動作は、旋回板31を図16に示す矢印G1方向に旋回させる際について説明したが、矢印G1方向とは反対の矢印G2方向へ旋回板31を旋回させる旋回動作の際も、上記と同様の旋回動作が行われることによって、旋回板31を矢印G2方向へ旋回させるとともに、ディスプレイ本体10(図1参照)は左方向(図1の矢印B方向)に旋回される。
本実施形態では、上記のように、隣り合う貫通孔33a間を連結するとともに上面33fおよび33gが貫通孔33aに向かって下り勾配となるように山形状に形成され、鋼球32を貫通孔33aに導くリブ33eと、リブ33eを挟むように鋼球32の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cが一体的に形成された保持部材33を備えるように構成することによって、鋼球32がリブ33e上に置かれた状態からリブ33e上を転がり始める際に、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cによりリブ33eに沿う方向に転がり易くさせることができる。また、鋼球32がリブ33e上を転がる最中も、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cによって転がる方向(図8の矢印P方向および矢印Q方向)を逸脱することなく鋼球32の転がり動作をガイドすることができるので、不意な振動または衝撃などによって、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cを乗り越えて保持部材33から脱落することを抑制することができる。この結果、リブ33e上に置かれた鋼球32を確実に貫通孔33aまで導くことができる。
また、本実施形態では、山形状に形成されたリブ33eの頂部33hの高さH1(図12参照)を、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cの高さH2(図12参照)と等しくするように構成することによって、鋼球32がリブ33eの頂部33hを出発点としてリブ33eを転がる場合においても、転がり動作の開始直後の鋼球32の位置におけるリブ33eの高さは、その位置の両側の外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cの高さH1(図12参照)より低いので、リブ33e上の鋼球32が外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cのいずれか一方を乗り越えて保持部材33から脱落することを抑制することができる。これにより、より確実に、リブ33e上に置かれた鋼球32を貫通孔33aまで導くことができる。
また、本実施形態では、保持部材33を、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cよって環状体に形成されるように構成することによって、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cは、鋼球32を貫通孔33aに装填する作業時の鋼球32の転がり動作をガイドする機能を有するとともに、貫通孔33aに鋼球32が装填された後は、保持部材33を環状に形成するためのフレーム(枠体)としての役割も有するので、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cに鋼球32のガイド機能と、保持部材33の構造上のフレーム(枠体)機能とを兼用させることができる。
また、本実施形態では、保持部材33が、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cを水平面内で互いに連結する連結部33dをさらに含み、リブ33eを、連結部33dの上面から上方に突出するように形成されるように構成することによって、連結部33dによって外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cが互いに連結されるとともに、この連結部33dによりリブ33eを形成することができるので、容易に、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cの間にリブ33eを設けることができる。
また、本実施形態では、複数(24個)の鋼球32を回転可能に保持する保持部材33を、樹脂製であるように構成することによって、貫通孔33a、リブ33e、外側ガイド部33b、内側ガイド部33cおよび連結部33dなどの複雑な形状を有するとともに、環状に形成される保持部材33を、樹脂成形によって容易に形成することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、表示装置の一例としての液晶テレビジョンに表示画面旋回装置を設ける例を示したが、本考案はこれに限らず、有機ELパネルなどの液晶パネル以外の表示画面部(表示パネル)を有する表示装置に表示画面旋回装置を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図8に示すように、保持部材33のリブ33eの上面33fおよび33gを、平坦面からなる斜面として構成した例を示したが、本考案はこれに限らず、図18の第1変形例に示す保持部材91のように、リブ91eの上面91fおよび91gを、所定の曲率を有する曲面によって構成するようにしてもよい。この第1変形例のように構成すれば、鋼球がリブ91e上に載置された直後に、容易に、鋼球を内側ガイド部91cまたは外側ガイド部91b側に移動させることができるので、鋼球を、内側ガイド部91cとリブ91eとの間、または、外側ガイド部91bとリブ91eとの間に容易に配置して貫通孔91aまで誘導することができる。
また、上記実施形態では、図10〜図12に示すように、保持部材33のリブ33eの縦断面形状を、矩形形状として形成した例を示したが、本考案はこれに限らず、図19の第2変形例に示す保持部材92のように、リブ92eの縦断面形状を台形形状として形成するようにしてもよい。また、この第2変形例のように構成すれば、上記実施形態に比べて、保持部材92のリブ92eと連結部92dとが接合される部分の機械的強度をより向上させることができ、保持部材92の機械的強度を向上させることができる。
また、上記実施形態では、図8に示すように、保持部材33の連結部33dに1本のリブ33eを設けるように構成した例を示したが、本考案はこれに限らず、図20の第3変形例に示す保持部材93のように、一対のリブ93eを連結部93dと一体的に設けるように構成してもよい。また、この第3変形例のように構成すれば、一対のリブ93e間に鋼球を挟んだ状態で貫通孔93aに向かって転がすことができるので、より安定して鋼球を貫通孔93aに導くことができる。
また、上記実施形態では、図8に示すように、保持部材33のリブ33eを、外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cから所定の隙間を隔てて連結部33dから上方に突出するように構成した例を示したが、本考案はこれに限らず、図21の第4変形例に示す保持部材94のように、ガイド部94eを、外側ガイド部94bおよび内側ガイド部94cとを繋ぐ平坦面からなる斜面によって構成するようにしてもよい。また、この第4変形例のように構成すれば、外側ガイド部94bおよび内側ガイド部94cとを繋ぐガイド部94eの高さ方向の厚みを増加させることができるので、第2変形例と同様に、保持部材94の機械的強度をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、図8に示すように、保持部材33の外側ガイド部33bおよび内側ガイド部33cが円周方向に一定の高さを有するように構成した例を示したが、本考案はこれに限らず、図22の第5変形例に示す保持部材95のように、外側ガイド部95bおよび内側ガイド部95cのうち、貫通孔95a近傍での高さH1より、リブ95eの頂部95hと対向する位置での高さH3の方が低くなるように、外側ガイド部95bおよび内側ガイド部95cを形成するようにしてもよい。この第5変形例では、鋼球32がすでにリブ95eによって貫通孔95aに導かれ、貫通孔95aに保持された状態において、別な鋼球32が続けてリブ95eを同じ方向に転がったとしても、貫通孔95a近傍で転がり動作が止まることなく、軌跡600(図22の2点鎖線)に示すように、外側ガイド部95bまたは内側ガイド部95cのいずれか一方のガイド部の傾斜によって、保持部材95から外側に脱落するのを誘引することが可能なように構成されている。したがって、多数の鋼球32を保持部材95に装填する作業の際、貫通孔95aに保持される必要のない余分な鋼球32を自動的に保持部材95から排除させることができるので、作業者は、余分な鋼球32を作業者自身が取り除く必要がなくなるとともに、作業工程を簡素化させることができる。
なお、図20〜図22に示した上記変形例の保持部材93〜95は、実際には図6と同様に環状に形成されているが、図20〜図22では、隣り合う貫通孔93a、94aおよび95aのそれぞれの間の形状を詳細に説明するために、便宜上、リブ93e〜95e、外側ガイド部93b〜95bおよび内側ガイド部93c〜95cがそれぞれ直線的に延びているように示されている。
本考案の一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置が設けられた液晶テレビジョンの分解斜視図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の平面図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の旋回部の構成を説明するための斜視図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の旋回部の詳細構造を説明するための分解斜視図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の保持部材を示した図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の保持部材の一部を拡大して示した図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の保持部材の一部を拡大して示した図である。 図7の200−200線に沿った断面図である。 図7の300−300線に沿った断面図である。 図7の300−300線に沿った断面図である。 図7の400−400線に沿った断面図である。 図3の100−100線に沿った断面図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の伝達ギア部の構成を説明するための斜視図である。 図14の500−500線に沿った断面図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の旋回動作を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による表示画面旋回装置の旋回動作を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による保持部材の第1変形例を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による保持部材の第2変形例を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による保持部材の第3変形例を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による保持部材の第4変形例を説明するための図である。 図1に示した一実施形態による保持部材の第5変形例を説明するための図である。
符号の説明
10 ディスプレイ本体(表示画面部)
30 旋回部(台座部)
31 旋回板(回動部材)
32 鋼球(転動体)
33 保持部材
33a 貫通孔
33b 外側ガイド部(一方の第2ガイド部)
33c 内側ガイド部(他方の第2ガイド部)
33d 連結部
33e リブ(第1ガイド部)
33h 頂部
50 表示画面支持機構(回動部材)

Claims (6)

  1. 表示画面部が取り付けられ、水平面内で回動可能な回動部材と、前記回動部材を回動可能に保持する台座部と、球形状に形成されるとともに、前記回動部材と前記台座部との間に環状に配置された複数の転動体とを備えた表示画面旋回装置において、
    所定の間隔で環状に設けられ、前記複数の転動体を回転可能に保持する貫通孔と、隣り合う前記貫通孔間を連結するとともに上面が前記貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、前記転動体を前記貫通孔に導く第1ガイド部と、前記第1ガイド部を挟むように前記転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部と、前記一対の第2ガイド部を前記水平面内で互いに連結する連結部とが一体的に形成された樹脂製の保持部材とをさらに備え、
    前記山形状に形成された前記第1ガイド部は、前記連結部の上面から上方に突出するように形成されるとともに、前記第1ガイド部の頂部は、前記一対の第2ガイド部の高さ以下の高さを有し、
    前記一対の第2ガイド部は、それぞれ、環状に形成されており、
    一方の前記第2ガイド部は、前記保持部材の環状の外側枠体を構成し、他方の前記第2ガイド部は、前記保持部材の環状の内側枠体を構成する、表示画面旋回装置。
  2. 表示画面部が取り付けられ、水平面内で回動可能な回動部材と、
    前記回動部材を回動可能に保持する台座部と、
    球形状に形成されるとともに、前記回動部材と前記台座部との間に環状に配置された複数の転動体と、
    所定の間隔で環状に設けられ、前記複数の転動体を回転可能に保持する貫通孔と、隣り合う前記貫通孔間を連結するとともに上面が前記貫通孔に向かって下り勾配となるように山形状に形成され、前記転動体を前記貫通孔に導く第1ガイド部と、前記第1ガイド部を挟むように前記転動体の直径以上の間隔を互いに隔てて設けられた一対の第2ガイド部とが一体的に形成された保持部材とを備えた、表示画面旋回装置。
  3. 前記山形状に形成された前記第1ガイド部の頂部は、前記一対の第2ガイド部の高さ以下の高さを有する、請求項2に記載の表示画面旋回装置。
  4. 前記一対の第2ガイド部は、それぞれ、環状に形成されており、
    一方の前記第2ガイド部は、前記保持部材の環状の外側枠体を構成し、他方の前記第2ガイド部は、前記保持部材の環状の内側枠体を構成する、請求項2または3に記載の表示画面旋回装置。
  5. 前記保持部材は、前記一対の第2ガイド部を前記水平面内で互いに連結する連結部をさらに含み、
    前記第1ガイド部は、前記連結部の上面から上方に突出するように形成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の表示画面旋回装置。
  6. 前記複数の転動体を回転可能に保持する前記保持部材は、樹脂製である、請求項2〜5のいずれか1項に記載の表示画面旋回装置。
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