JP3128388U - 湾曲した本体と回転可能な台座を有する身飾品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
湾曲本体と回転可能な台座を有する身飾品において、簡易な回転構造によって容易に台座を回転させ所定の停止位置にセットすることができ、デザイン上の自由度も高い身飾品を提供する。
【解決手段】
前記本体の各取付部は、前記台座に面した略円形の滑らかな係止面を含み、前記台座の両端面には、前記取付軸から係止面の半径よりも小さい距離だけ側方へずれた軸対称な2点において係止面の側へ突出して該係止面を押圧する突出部が設けられ、台座が本体の復元力により係止面の形状に応じた所定の角度だけ回転した姿勢で安定保持されるようにした。
【選択図】図2

Description

本考案は、湾曲した本体と宝石等を取り付けるための回転可能な台座を有する身飾品、例えば指輪、ペンダント等に関する。
指輪等の身飾品にに回転可能な台座を取り付け、台座の表裏に異なる宝石を取り付けたり異なるデザインを施して、任意の側から鑑賞できるようにしたものは従来から知られている。
例えば特開平08−019408号公報は、一部を切り開いたリング状の指輪本体の両端部に跨って複数の多面回転体を軸着したことにより、一個の指輪で複数の宝石の組み合わせを楽しむことのできる多面回転複層体指輪を開示している。また特開平10−151008号公報は、一部を切り開いたリング状の指輪本体の両端部に回転体を軸着するとともに、指輪本体側と回転体側において軸の周囲にそれぞれ係合片及び複数の係合溝のいずれかを設け、指輪本体をたわめて前記係合片を一つの係合溝から外し他の係合溝と係合させることにより、回転体を所定角度で停止させ、複数の宝石を表面に配置して楽しむことのできる指輪等の身飾品を開示している。
特開平08−019408号公報 特開平10−151008号公報
特開平10−151008号のように回転可能な台座及び係合手段を有する身飾品は、台座を所定の角度で停止させて複数の意匠を楽しむことができるが、係合片が係合溝に嵌入する方式であるために、係合を外すためには指輪本体を前もって大きくたわめる必要があり、手順が複雑であると共にある程度の力を要し、気軽に台座の角度を変えられない問題がある。また構造が複雑であるため製造に手間がかかったり身飾品としての意匠にそぐわない場合があり、破損しやすくなる恐れもある。
また、特に大きい台座を指輪に装着する場合には指輪本体の装着部を大きく開く必要があるが、その結果指輪本体が指に密着しなくなり、使用中に動いて装着感が悪くなったり、指から外れたりするような不都合があった。
本考案は、湾曲した本体と回転可能な台座を有する身飾品において、簡易な回転構造によって容易に台座を回転させ所定の停止位置にセットすることができるものを提供することを一つの目的とする。
また本考案は、略環状の本体と回転可能な台座を有する指輪において、大きい回転可能な台座を使用していても指輪本体と指との密着を損なうことが少ないものを提供することを他の目的とする。
請求項1記載の考案は、湾曲した本体と、本体の二箇所の取付部に設けられた取付軸に回転可能に装着された宝石等のための台座とからなり、前記本体の各取付部は、前記台座に面した略円形の滑らかな凹凸ある係止面を含み、前記台座の両端面には、前記取付軸から係止面の半径よりも小さい距離だけ側方へずれた軸対称な二箇所において係止面の側へ突出して該係止面を押圧する突出部が設けられ、本体の復元力により台座が係止面の形状に応じた所定の角度だけ回転した姿勢で安定保持されるようにした身飾品により、上記の課題を解決する。
台座の突出部とは、回転係止状態において指の背の側から見た端部の形状(水平断面)が指輪本体の係止面に対して凸となり、係止面との相対位置が周囲よりも大きく干渉するようになった箇所であればよく、必ずしも鋭い突起や角などを設ける必要はない。突出部は取付け軸に関して軸対称な位置すなわち180°回転した位置に2点を設けることが好ましい。
本体の係止面は、台座の突出部が無理なく一周できるように、表面が滑らかな凹凸を有する形状になっており、突出部以外の台座端面とは干渉しない形状になっている。台座が係止面からはみ出さず引っかかりなく回転するように、台座の各突出部と取付軸の間隔は本体の係止面の半径より小さくなっている。係止面上において、台座が係止された状態における突出部に当接すべき箇所を、同心円上の他の位置よりも後退した位置(外側の位置)とすることにより、本体からの復元力を緩和させて台座の停止を促すことができる。
好ましくは、台座を軸対称な直方体に近い形状とし、端面の水平視を軸の延長上に中心をもつ円で切り取られたような形(逆弧状)とすることができる。係止面の断面は軸の延長上に中心をもつ弧状としてその中央部に軸孔を設けることができる。そして台座端面の弧の曲率を係止面の弧より大きくすると、端面の両端のみが突出部となって係止面と当接し本体を押圧するので、係止部の縦断面をほぼ直線または曲率の小さい弧とし、水平断面はそれよりも曲率の大きい弧とすれば、台座の突出部が横方向に来た状態で最も本体の変形が小さくなり、台座を安定に保持することができる。
請求項2記載の考案は上記構成において前記本体を略環状としてなる指輪であって、略環状の本体がそのまま指輪本体となる。そして台座が平坦な台座の表裏に異なる宝石を取り付けたり異なるデザインを施し、台座を回転させることにより複数の意匠を楽しむことができる。係止面の形状が滑らかなので無理なく台座を回転させることができ、指輪を外さずに回転できる構成とすることも可能である。
請求項3記載の考案は上記構成において前記本体に吊り下げ手段をさらに設けて首から下げられるようにしたペンダントである。吊り下げ手段としては、環状の紐や鎖等を用いることができる。
請求項4記載の考案は、請求項1の身飾品の一つである指輪において、前記本体の各取付部の付根側の部分を指と垂直な平面により複数の弧状部に分割し、該複数の環状部のいずれか1個を取付部に近い側で切って内方に引き起こすことにより、指の背に回り込むように延びる一対の締付部を形成したことを特徴とするものである。
指輪本体の一部を複数の細い弧状部に分割しその1個を指の背の側に回りこませることで、指の背に沿って密着する締付部を形成し、大きな台座を有する指輪であっても指輪全体が回転したり外れるのを防ぐことができる。また取付部の根元側の部分の断面積を加減することにより、指輪本体の復元力を調節し、台座を回転させやすくすることができる。
以下、本考案に係る身飾品である指輪及びペンダントの各実施例を、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本考案に係る指輪の全体の構成方法を示す正面図、図2(a)(b)は台座が異なった角度にあるときの同じ指輪の要部を示す平面図、図3は全体の側面図である。図1に示すように、本考案の指輪本体1は切り開かれたリング状であり、両端の取付部1aはゆるやかに逆方向に湾曲しつつ広がっており、その間に台座2が設けられている。取付部1aの根元側は略S字状に湾曲しながら徐々に指の側部にならう形状となっているが、この部分が指と垂直な平面により三個の弧状部1c、1d、1eに分割され、その中央の弧状部が内側に引き起こされて指の背の側に回りこむ締付部1dを構成している。このとき取付部の根元側の断面が指輪本体の全断面の2/3となることにより取付部1aの復元力が小さくなり、台座を回転させやすくする働きもある。
取付部1aの内側はなめらかな曲面をなす略円形の係止面1fを構成している。本実施例では、係止面は特に図1及び図2に示されるように正面視でも平面視でも円弧状に湾曲し、全体として台座に向かって滑らかな山型となっているが、平面視の曲率がより大きくなっている。その最も高い(突き出た)位置に軸孔1gが設けられ、ピン3が嵌入固定されて取付軸を構成する。
台座2は上下方向に短い直方体で、上下面2a、2bに異なる宝石がはめ込まれて表と裏の表示面をなしている。台座2の両端面2cは平面視で円弧状に切り込まれており、その中心に設けられた軸孔2fによりピン3上に遊嵌される。また側部2dはやや外方に膨らんだ曲面をなしている。
係止面1f、1fの間の間隔は台座2の長さよりやや短くなっているので、端面2cの先端の突出部は常に係止面に当接し、本体1の全体を外側に押し広げるように作用する。端面2cの弧の曲率は係止面1fの最大の曲率よりも大きいので、この場合の突出部2eは端面2cの両端にある。図2(a)のように台座2が上下を向いた状態で本体1の変形が最も小さくなり、図2(b)のように台座2が前後を向いた状態で本体1の変形が最も大きくなる。従って図2(a)の状態で復元力が最小となって安定する。
図4は本考案の指輪の突出部2eと対応する係止面1fの横方向の位置を、台座の角度を横軸にとってあらわしたものである。図の突出部2eの位置は台座の回転係止姿勢に対応する。係止面1fの180°離れた部分は同じ形状になっている。従って台座2がどのような姿勢にあっても左右の突出部2eはほぼ等しい反力を受け、取付軸3aが横方向の力を受けることは少ない。係止面1fの位置を示す曲線は滑らかであるから無理なく回転させることができることがわかる。
この指輪を製造するには、環状に曲げた金属製の本体1の両端を平坦に成型し外側に広げて取付部1aとする。その根元部分は三分割して中央の弧状部を内側に起こして締付部1dとする。取付部1aの内側の面は成型して係止面1fとし、その中心に軸孔1gを設ける。そして指輪の本体1を外側にたわめつつ別に構成した台座2を係止面1f、1fの間に挿入し、軸孔1g−2fにピン3を差し込んで本体1側に固定する。台座2はピン3に固定されず、ピン3上に回転・スライド可能に遊嵌された形となる。
台座を回転させるには、指輪を外して本体1をたわめつつ、台座2に直接回転力を加えると、滑らかな係止面1fの作用により台座がスムーズに回転し、約180°回った位置で安定し、初めに裏側であった宝石等が表側に出た状態となる。また台座2の形状と指輪本体1の弾力によっては、指輪を装着したまま台座2を回転させられるように構成することも可能である。
本実施例の指輪では、係止面1fは内側に凸となる形状、すなわち取付軸3aから離れるほど外方に後退するような形状になっているが、係止面は必ずしもこのような形状に限定されない。係止面1fと台座端面2cの相対的な関係に基づいて台座端面2cの2個の部分が係止面1fと当接し、本体1を押圧しながら一回転できればこれ以外の形状であってもよい。従って、回転係止機構を備えた指輪であっても本体及び台座を自由にデザインし、意匠の優れた指輪とすることができる。
図5は本考案に係るペンダントの正面図、図6はその側面図、図7はA−Aにおける横断面図である。(実施例1の各部分と類似する部分は同じ番号で示す。)図5に示すように、本考案のペンダント本体1はU字状であり、両端の取付部1aはゆるやかに逆方向に湾曲しつつ広がっており、その間に台座2が設けられている。取付部1aの内側はなめらかな曲面をなす略円形の係止面1fを構成している。本実施例では、特に図7からわかるように係止面1fの水平視(横断面)はほぼ直線状であり湾曲しておらず、係止面1fの正面視(縦断面)は台座2に向かって凸となる円弧状となっている。その中央の最も高い位置に軸孔1gが設けられ、ここにピン3が嵌入固定される。また本体1の一部にはリング4を介して鎖5が取り付けられている。
台座2は奥行方向に短い直方体で、前後面2a’、2b’に異なる宝石がはめ込まれて表と裏の表示面をなしている。台座2の両端面2cは正面視で円弧状に切り込まれており、その中心に設けられた軸孔2fがピン3の取付軸3a上に遊嵌される。また、側部2dは大きく外方に膨らんだ曲面をなし、意匠上の効果をあげている。両端面2cの弧の曲率は係止面1fの最大曲率よりも大きいので、上下端にあたる突出部2eが常に係止面1fに当接して本体1の全体を外側に押し広げるように作用するから、台座2が正面を向いた状態で本体1の変形が最も少なくなって安定する。
このペンダントを製造するには、略U字状に曲げた金属製の本体1の両端を幅広く成型し外側に曲げて取付部1a及び係止部1fを形成し、係止部1fの中心に軸孔1gを設ける。そして本体1を外側にたわめつつ別に構成した台座2を係止面1f、1fの間に挿入し、軸孔1g−2fにピン3を差し込んで本体1に固定して、ペンダントを完成する。
台座2を回転させるには、本体1をたわめつつ、台座2に直接回転力を加えると、滑らかな係止面1fの作用により台座がスムーズに回転し、約180°回った位置で安定し、初めに裏側であった宝石等が表側に出た状態となる。この操作はペンダントを吊り下げたままでも容易に行うことができる。
本考案の身飾品では、略環状の本体と回転可能な台座を有する身飾品において、簡易な回転構造によって容易に台座を回転させ所定の停止位置にセットすることができるから、1個の身飾品で複数の意匠を楽しむことができる。また係止面等の形状を変えることにより指輪・ペンダント等の様々な身飾品に応用でき、デザイン上の自由度も大きいから、産業上有望である。
実施例1に係る指輪の全体の構成方法を示す正面図 図1の指輪の要部平面図 図1の指輪の側面図 図1の突出部2eと対応する係止面1fの横方向の位置を台座の角度を横軸にとってあらわした図 実施例2に係るペンダントの正面図 図5のペンダントの側面図 図5のペンダントのA−Aにおける横断面図
符号の説明
1 本体
1a 取付部
1c 弧状部
1d 締付部
1e 弧状部
1f 係止面
1g 軸孔
2 台座
2a 上面
2b 下面
2c 端面
2d 側部
2e 突出部
2f 軸孔
3 ピン
4 リング
5 鎖

Claims (4)

  1. 湾曲した本体と、本体の二箇所の取付部に設けられた取付軸に回転可能に装着された宝石等のための台座とからなり、前記本体の各取付部は、前記台座に面した略円形の滑らかな凹凸ある係止面を含み、前記台座の両端面には、前記取付軸から係止面の半径よりも小さい距離だけ側方へずれた軸対称な二箇所において係止面の側へ突出して該係止面を押圧する突出部が設けられ、押圧された本体の復元力により台座が係止面の形状に応じた所定の角度だけ回転した姿勢で安定に保持されるようにした身飾品。
  2. 請求項1記載の身飾品において、前記本体を略環状とした指輪。
  3. 請求項1記載の身飾品において、前記本体に吊り下げ手段をさらに設けてなるペンダント。
  4. 前記本体の各取付部の根元側の部分を指と垂直な平面により複数の弧状部に分割し、該複数の弧状部のいずれか1個を取付部に近い側で切って内方に引き起こすことにより、指の背に回り込むように延びる一対の締付部を形成したことを特徴とする請求項2記載の指輪。
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