JP3210272U - 身飾品の留め具 - Google Patents

身飾品の留め具 Download PDF

Info

Publication number
JP3210272U
JP3210272U JP2017000761U JP2017000761U JP3210272U JP 3210272 U JP3210272 U JP 3210272U JP 2017000761 U JP2017000761 U JP 2017000761U JP 2017000761 U JP2017000761 U JP 2017000761U JP 3210272 U JP3210272 U JP 3210272U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
decorative ball
protrusion
main body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017000761U
Other languages
English (en)
Inventor
阿部 英幸
英幸 阿部
Original Assignee
株式会社ジュエリーアイワ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ジュエリーアイワ filed Critical 株式会社ジュエリーアイワ
Priority to JP2017000761U priority Critical patent/JP3210272U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3210272U publication Critical patent/JP3210272U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】開口部を開閉するための装飾玉の取り付け部の接着強度の劣化を軽減する身飾品の留め具を提供する。【解決手段】突き合わせ両端部間に開口部12を有するところの、略C字状をした環状の留め具本体11と、該留め具本体11に形成した身飾品の端部取付け部15と、留め具本体11の操作部16と、該操作部16の突起部16b上方に取り付けられる装飾玉18とからなり、装飾玉18の取付け軸線Y—Yが、操作部16における突起部16bの突出方向の軸線X—Xに対して指先による押圧側(片側開口部側)に傾いた方向となるように取り付けた。これにより指先による装飾玉18の加圧方向が変わり、指先による装飾玉18の加圧力負担の一部を突起部16bに転嫁することにより、指先押圧による装飾玉18取付け接着部の負担を軽減して引きピンと装飾玉18との取付け強度の劣化を著しく軽減する。【選択図】図2

Description

本考案は、ネックレスやブレスレット、ペンダントチェーン等のアクセサリー身飾品の両端部を連結させるための留め具に関する。
従来汎用されている留め具は、小型軽量でかつ体裁が良く低コストの環状をした引き輪型のものが多く用いられている。これは図4にあらわしたように、内部中空の管体1を、円環状に湾曲して構成するとともに、その両端部1aと1bとの間に身飾品の端部取付部を引き通すのに中分な間隔を有した開口部1cが形成されている。さらに管体1の外周面であって端部1a側寄りの位置には身飾品の他端部を取り付けるための倒U字状をした取付け部2がロウ付け等により設けられ、該取付け部2付近から管体1の外周面に沿って管体端部1aにかけて後記する操作部3aが外方に突出したまま移動可能な幅のスリットが形成されている。
一方管体1の内部には管体1の環状をした湾曲弧状に合わせた軸部材3が挿通されており、前記した取付け部2の付近からコイルバネなどにより常時管体1の開口部1b方向に向けて付勢させており、その結果軸部材3が管体1の内部に沿ってその中空内部を環状方向に自由移動ができ、通常は軸部材3の先端が管体1の端部1b内に入り込んで開口部1cを塞いでいる。なお軸部材3にはその円弧状をした外周方向に向けて操作部3aが突出して一体に設けられており、該操作部3aは管体1のスリットから管体1の外周方向に向けて突出している。
図4に示した汎用の留め具は、その取付け部2に身飾品の他端部を取り付けるとともに、身飾品を首回り等に配置した後、管体1より突出している操作部3aを指先で取付部2方向に移動させることによって、これと一体の軸部材3を管体1に沿ってスライド移動させて管体1の開口部1cを開口させつつ、該開口部分より身飾品の一端の取付部を管体1の管状体の内周側に位置させた後に操作部3aを緩めて開口部1cを閉塞して身飾品を完全に落ちないように取り付けることができる。
しかし、上記した留め具においては、突出する操作部3a自体が小さく、また身飾品の着脱時には目視できないために、身飾品の取付けや取り外しに苦労する。また操作部3aだけを大きめとすると審美観上劣ることになり好ましくない。そこで、本考案者は、引き軸を操作して開閉するための引きピン(操作部)に宝石類や加工貴金属類などの装飾玉を一体に取り付けるようにした引き輪式の止め金具を開発した(実用新案登録第3128197号)。
しかしこの場合には爪先ではなく指の腹で操作できるので操作性には優れるものの、引きピンに対する装飾玉の取付けが、加工金属類である場合にはロウ付けやレーザー溶接によるものであり、また宝石類等にあってはその底面部の一部に穴をあけて接着剤を用いているが、引きピンと装飾玉との接触面積があまり大きくないところから、繰り返し使用により接着力が次第に劣化して装飾玉が比較的早期に外れてしまうことが多い。
そこで、さらに操作部である引きピンの上端部に対する身飾品のロウ付けや接着面積を増やすために引きピンの上部に碗状に形成した台座部材を強固に取り付けるとともに、この台座部材に装飾部材(装飾玉)を安定的に取り付けるようにした留め具も開発した(実用新案登録第3167615号)。
実用新案登録第3128197号公報 実用新案登録第3167615号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、既述したように爪先ではなく指の腹で操作できるので操作性には優れるものの、引きピンに対する装飾玉の取付けが、加工金属類である場合にはロウ付けやレーザー溶接によるものであり、また宝石類等にあっては接着剤を用いているが、引きピンと装飾玉との接触面積があまり大きくないところから、繰り返し使用によりロウ付けや接着力が経時的使用によって次第に劣化して装飾玉が比較的早期に外れてしまうことが多い。
また特許文献2に記載のものにおいても、ロウ付けや接着面積を増やすために引きピン(操作部)に碗状に形成した台座部材を強固に取り付けるとともに、この台座部材に装飾部材(装飾玉)を安定的に取り付けるようにした場合には前記した特許文献1のものに比べて装飾玉の取付け強度は少し向上するものの、それほど大幅に取付け強度が向上するわけではない。むしろ碗状の台座を加工する分だけコスト高となりまた手間もかかり量産性に劣るという課題もある。
そこで本考案においては、操作部である引きピンの上方に取り付けられた身飾品のロウ付けや接着剤による取付け部の強度劣化を招く原因となる、指先による装飾玉の加圧方向を変えることにより、指先による装飾玉の加圧力負担の一部を取付部に転嫁することにより装飾玉の接着部にかかる負荷を軽減して引きピンと装飾玉との取付け強度の劣化を著しく軽減するようにしたものである。
具体的には、
突き合わせ両端部間に開口部を形成した略C字状をなすところの、少なくとも一端側を内部中空とし、しかも該中空部の一部外周面に沿って一定長さで内外に通じる一定幅のスリットを形成した環状の留め具本体部と、
該留め具本体に形成した身飾品の端部を取り付けるための取付け部と、
留め具本体の上記中空部内を留め具本体に沿って、先端部を留め具本体の片側端部から対面する他側の端部に達するまでスライド移動可能とし、しかも該留め具本体の前記スリットより留め具本体の外周側に向けて突出させた突起部を一体に有する軸部材、および該軸部材を常時留め具本体の突き合わせ端部方向に付勢させた操作部と、
該操作部の突起部上方に取り付けられる装飾玉と、を有してなり、
上記装飾玉の突起部に対する取付け軸線が、操作部における突起部の突出方向の軸線に対して指先による押圧側(片側開口部側)に傾いた方向となるように取り付けられていることを特徴とする身飾品の留め具としたものである。
本考案による留め具によれば、装飾玉の取付け方向軸線が、操作部における突起部の突出方向軸線に対して指先による押圧側(片側開口部側)に傾いた方向となるように取り付けられているために、操作部を操作する装飾玉の取付け方向軸線を操作部の突起部突出方向軸線と一致させるのではなく、操作部の突起部突出方向軸線に対して指先による押圧側に傾倒するように取付け方向軸線を交差させた位置に取り付けたために、指先による装飾玉の加圧方向が突起部の突出方向に対して直角ではなしに突起部の突出方向寄りとなる結果、指先による装飾玉を介した突起部への加圧力を操作部の突起部に一部転嫁させることができ、その分だけ加圧負担を軽減して引きピンと装飾玉との取付け部の接着強度の劣化を著しく軽減することができる。
本考案の実施例である留め具の平面図。 本考案の実施例である環状の留め具本体部開口を閉じた状態の断面図。 本考案の実施例である環状の留め具本体部開口を開いた状態の断面図。 従来の標準的な留め具をあらわした平面図。
以下において本考案に係る身飾品用の留め具の具体的な内容について説明をする。
第1〜3図において、11は環状の留め具本体部、15は取付け部、16は操作部、18は装飾玉をあらわしている。具体的には、環状の留め具11は、円環状をした全体が略C字状をなし、その一部両端突き合わせ部11b・11b間に開口部12を有している。この開口部はネックレス等の身飾品の端部等に有する留め部を十分に通過させることができる程度の間隔であればよい。
また環状の留め金具本体11は、その全体もしくは一部がパイプ状に内部中空であって、しかも該中空部の一部外周面(端部11a寄りの位置)に、外周面に沿って環状の留め金具本体11の外周面に沿って一定長さで、しかも内外に前記パイプ状の内外に通じる一定幅のスリット14が形成されている。なお、ここで一定長さとは後記する操作部16のスライド移動により操作部先端16aが開口部12を十分に開閉するに足りる長さ距離であればよい。また前記した一定幅のスリット14については、後記する留め具本体11の前記スリット14より留め具本体の外周側に向けて突出させた突起部16bが容易にスライド移動することが可能な幅である。
留め具本体11にはネックレス等の身飾品の一部を取り付けるための取付け部15が取り付けられる。この取付け部15は、身飾品の一部を外れないように取り付ける構造であればよく、本実施例においては、倒U字状をした部品の開口部両端縁部を留め具本体11の外周縁部にロウ付けして一体に形成している。さらに13は留め具本体11の中空部内に形成したバネ止め部である。
操作部16は留め具本体11の前記した中空部内を留め具本体11に沿って、先端部16aを留め具本体11の片側端部11aから対面する他側の端部11bに達するまでスライド移動可能とした棒状の軸部材により構成されており、しかも該軸部材の一部を円弧外周側に向けて突出させるべく逆U字状に折り曲げることによって該留め具本体11の前記スリット14より留め具本体11の外周側に向けて突出させた突起部16bを一体に形成している。
さらに操作部16の後端部と前記したバネ止め部13との間には弾発手段17が装入されている。本実施例では弾発手段17としてコイル状のスプリングが用いられており、操作部16を留め具本体11の端部11b方向に常時付勢している。なおこの場合に弾発手段17については必ずしもコイル状のスプリングに限られるものではなく弾発力を発揮する他のバネ部材を用いることもできる。
突起部16bに取り付けられる装飾玉18については、例えばパールや金属球体、あるいはプラスチック装飾品などが用いやすいが、このほかにも各種の宝石類や小型の模型類などの使用も可能である。
突起部16bに対する装飾玉18の取り付けについては、上記装飾玉18の取付け軸Y−Yが、操作部16における突起部16bの突出方向軸X−Xに対して指先による押圧側(片側開口部11a側)に傾いている。突起部16bの突出方向軸X−Xに対する装飾玉18の取付け軸Y−Yの傾斜角度については、通常は12度程度で有効であるが、望ましくは30度あるいはそれ以上であるとより一層有効である。しかし45度を超えると装飾玉18の取付け加工が難しくなるため、15度から45度の範囲が良好な範囲であるといえる。
なお装飾玉18の突起部16bに対する取付けについては、装飾玉18の材質や硬さ等にもよるが、取付け軸Y−Yが、必ずしも装飾玉18の中心に位置している必要はなく、装飾玉18の端部寄りに位置してもよい。
上記の構成において、通常は操作部16の先端部16aが留め具本体11の端部11bの内方に入り込んで開口部12が閉鎖されている。
留め具本体11の取付け部15には通常ネックレスやブレスレット等の身飾品の一端が取り付けられており、これらの身飾品を身につける場合おいては、装飾玉18の開口部12側に位置する側面を指先にて取付け部15方向に押圧する。
これにより操作部16も弾発手段17の弾発力に抗して取付け部15の方向にスライドする結果、操作部16の先端部16aが後退して開口部12が開口され(図3参照)、開口している間に身飾品の他方の端部留め部を留め具本体11の環状内方に位置したところで装飾玉18の押圧を開放することによって開口部12が閉鎖され、これによって身体に対する身飾品の着脱をおこなうことができる。
また、本考案においては特に図示はしないが、装飾玉18の取り付けにあたり、操作部における突起部16bの上方に碗状の台座部を取り付けるとともに、該碗状の台座部上に装飾玉18を、その取付け軸Y―Yが、操作部における突起部の突出方向軸X−Xに対して指先による押圧側(片側開口部側)に傾いてロウ付けや接着剤などにより取り付けるようにしてもよい。
11 留め具本体
11a 留め具本体の端部
11b 留め具本体の端部
12 開口部
13 バネ止め部
14 スリット
15 取付け部
16 操作部
16a 操作部の先端部
16b 突起部
17 スプリング
18 装飾玉

Claims (2)

  1. 突き合わせ両端部間に開口部を有するところの、全体が略C字状をなし、その少なくとも一端側を内部中空とし、しかも該中空部の一部外周面に沿って一定長さで内外に通じる一定幅のスリットを形成した環状の留め具本体部と、
    該留め具本体に形成した身飾品の端部を取り付けるための取付け部と、
    留め具本体の上記中空部内を留め具本体に沿って、先端部を留め具本体の片側端部から対面する他側の端部に達するまでスライド移動可能とし、しかも該留め具本体の前記スリットより留め具本体の外周側に向けて突出させた突起部を一体に有する軸部材、および該軸部材を常時留め具本体の突き合わせ端部方向に付勢させた操作部と、
    該操作部の突起部上方に取り付けられる装飾玉と、を有してなり、
    該装飾玉の取付け方向軸線が、操作部における突起部の突出方向軸線に対して指先による押圧側(片側開口部側)に傾いた方向となるように取り付けられていることを特徴とする身飾品の留め具。
  2. 装飾玉が、操作部における突起部上方に取り付けた碗状の台座部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の身飾品の留め具。
JP2017000761U 2017-02-22 2017-02-22 身飾品の留め具 Active JP3210272U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017000761U JP3210272U (ja) 2017-02-22 2017-02-22 身飾品の留め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017000761U JP3210272U (ja) 2017-02-22 2017-02-22 身飾品の留め具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3210272U true JP3210272U (ja) 2017-05-11

Family

ID=58704579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017000761U Active JP3210272U (ja) 2017-02-22 2017-02-22 身飾品の留め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3210272U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD556620S1 (en) Item of jewelry for use as a pendant, earring, ring, brooch, bracelet, hair pin, cuff link or tiepin
JP2001161413A (ja) 装飾品
JP3210272U (ja) 身飾品の留め具
JP3155597U (ja) 装身具用留め具
JP6727995B2 (ja) 装身具
JP3113063U (ja) ネックレス等の装飾品の連結補助具
CA2580099A1 (en) Jewelry setting, particularly suited for displaying multiple faces or gem stones
US20050247079A1 (en) Jewelry ornament
JP3129475U (ja) 吊下げ式装身具
KR101680244B1 (ko) 장신구용 결합장치
KR101549948B1 (ko) 착탈이 용이한 장신구용 체결장치
JP3128197U (ja) 引き輪式止め金具
KR200476048Y1 (ko) 유동형 보석이 구비된 묵주반지
JP3166723U (ja) 装身具用引き輪の装飾構造
KR101991792B1 (ko) 장신구의 체결장치
JP3112368U (ja) 引輪金具
KR101924512B1 (ko) 장신구용 연결구
JP3228360U (ja) 装身具用引輪
JP3108115U (ja) 金属製バンド状装身具
KR200357322Y1 (ko) 귀걸이
US20120279026A1 (en) Ornament lock with wide opening ornament clasp
JP3145052U (ja) 装身具用引き輪
JP3224771U (ja) 身飾品
JP3115496U (ja) ピアスイヤリング
KR101914552B1 (ko) 장신구용 결합장치

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3210272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250