JP3128079U - 自然石の裏面に脱落防止金具を備えた石積コンクリートパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】自然石面を有する石積コンクリートパネルの自然石とコンクリートを強固に接着させて、パネル自体の重量を軽量化した石積みコンクリートパネルの製造方法を提供する。
【解決手段】自然石の裏面にラッパ状に広がる脱落防止金具を取付け、自然石とコンクリートの付着力を向上させた。肉厚の薄い自然石を用いることでパネルの厚みが薄くなり、軽量な石積コンクリートパネルとなる。そのパネルを両側に立設させ互いに対向して空域を有するように両者を一体化した構造とする。
【選択図】図−5

Description

本考案は石積コンクリートパネル製造方法に関する。
従来の自然石面を有する石積コンクリートブロックの製造方法は、立設する型枠内に奥行きのある自然石を配置し目地に砂を敷き込み、自然石が脱落しないように十分に埋め込んだコンクリートブロックを形成するために型枠の周壁を高くして、その後コンクリートを打設して、自然石とコンクリートを一体化させた。厚み(奥行き)のある自然石面を有するブロックの製造方法がある。
ところが、自然石が脱落しないよう十分に埋め込んだ石積コンクリートブロックを形成するためには、コンクリートブロックの肉厚(奥行き)を確保する必要がありそのためブロック自体の重量が重くなり、製品の移動や設置作業が困難である。
この発明の石積コンクリートパネルは、石積擁壁等においても現場施工の石張り工事に際し、施工時間の大幅短縮・経済性・耐久性のあるものとするため石積コンクリートパネルを用いたものであり、自然石に脱落防止金具を取付け自然石とコンクリートを強固に連結させるようにしたことを特徴とする。
上記石積コンクリートパネルは、肉厚の薄い自然石に脱落防止金具を接続する。Pレスアンカー(タッピングネジ)を用いることにより次のような効果を有している。自然石にアンカーボルト(ルーティアンカー)等を、打込む工法だと、アンカーをハンマーで打込むことによりアンカー本体のテーパー部分に沿って、スリーブ拡張部分が開いて石の下穴周壁を押し広げるため肉厚の薄い自然石や、角などが割れやすくなるが、石材に鋭くネジを切るダイヤカット(切り欠き部分)のあるタッピングネジで締めつけ固定することにより、肉厚の薄い自然石が割れたり欠けたりすることなく脱落防止金具を取り付けることができたことを特徴とするものである。
上記石積コンクリートパネルの脱落防止金具は錆に強いステンレス材を用いて、ラッパ形に広がる筒状に形成されてコンクリート中に埋め込まれるので、コンクリートの付着力を向上させ引抜抵抗を大きくしたことにより自然石が脱落しないことを特徴とするものである。
上記の石積コンクリートパネルは、肉厚の薄い自然石に脱落防止金具をPレスアンカーで接続固定したその後コンクリートを締め固めることにより肉厚の薄い軽量な石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
またこの発明の石積コンクリートパネルの製造方法は、立設した型枠内に肉厚の薄い自然石を配置した後に脱落防止金具をPレスアンカーで取付け、コンクリート打設する前にセメント分が自然石の表面に流入しないように自然石同士の隙間や自然石と周壁の隙間に、隙間充填材(発泡ウレタン材)を挟み込む。
その後、所定の補強鉄筋をセットしてコンクリートを流し込みバイブレーターを用いてコンクリートを締め固める。コンクリートの硬化後脱型し、隙間充填材(発泡ウレタン材)を除去し、自然石面を有する石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
この発明の石積コンクリートパネルの製造方法は、立設した型枠内に肉厚の薄い自然石を配置した後に脱落防止金具をPレスアンカーで取付け、自然石同士や自然石と周壁の隙間に隙間充填材(発泡ウレタン材)を挟装してその後所定の補強鉄筋と、所定の位置より突出したL字形状の差筋をセットし、コンクリートを流し込みバイブレーターを用いてコンクリートを締固める。コンクリート硬化後脱型し、隙間充填材を除去。石積コンクリートパネル裏面のコンクリート部分より所定の位置から突出したL字形状の差筋を少なくとも4ヶ所以具えた石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
この発明のコンクリートパネルの製造方法は、立設した型枠内に補強鉄筋と所定の位置より突出したL字形状の差筋をセットし、コンクリートを流し込みバイブレーターを用いてコンクリートを締固めてコンクリート硬化後脱型し、コンクリートパネルの裏面より所定の位置から突出したL字形状の差筋を少なくとも4ヶ所以上具えた石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
この発明の石積コンクリートパネルの製造方法は、石積コンクリートパネル裏面のコンクリート部分より所定の位置から突出したL字形状の差筋を少なくとも4ヶ所以上具えた石積コンクリートパネル同士を立設させ互いに対向して所定幅の空域を有するように配置して両者の差筋同士を溶接固定一体化し、空域を有する構造の両面石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
この発明のコンクリートパネルの製造方法は、石積コンクリートパネル裏面のコンクリート部分より所定の位置から突出したL字形状の差筋を少なくとも4ヶ所以上具えた石積コンクリートパネルとコンクリートパネル裏面のコンクリート部分より所定の位置から突出したL字形状の差筋を少なくとも4ヶ所以上具えたコンクリートパネルを立設させ互いに対向して所定幅の空域を有するように配置して両者の差筋同士を溶接固定一体化し、空域を有する構造の片面石積コンクリートパネルであることを特徴とするものである。
本発明は自然石面を有する石積コンクリートパネルの製造について以下のすぐれた効果をもつ。自然石が脱落しないように錆に強いステンレス材の脱落防止金具とPレスアンカー(タッピングビス)を使い、自然石とコンクリートが強く接合する。自然石が脱落しないように厚みのあるコンクリートの中に埋め込む必要がなく、肉厚の薄い軽量でなお資材上の無駄もない石積コンクリートパネルが製造できます。
本発明は、差筋が備え付けられたパネルを、両側に互いに対抗して空域を有するよう配置し、差筋同士を溶接固定して両パネルを一体化した構造にしたことで、胴込コンクリートを流し込めるスペースを造ることができる。そのため型枠組立作業の手間を削減できる。本発明により施工コストの低減および施工能率の向上を達成できる利点がある。
この発明の石積コンクリートパネルの製造方法に関する実施の形態に基づいて明細に説明する。図1はこの発明の石積コンクリートパネル製造方法において、肉厚の薄い自然石裏面に脱落防止金具をPレスアンカー(コンクリート用タッピングネジ)で接続固定した詳細図、図2は底版から立設された型枠内に自然石の仕上げ面を揃えて下向きに配置した断面図、図3は石積コンクリートパネルに差筋を具えた断面図、図4はコンクリートパネルに差筋を具えた断面図、図5は立設した石積コンクリートパネル同士を一体化した断面図、図6は立設した石積コンクリートパネルとコンクリートパネルを一体化した断面図。
図1は、肉厚の薄い自然石1にPレスアンカー(タッピングネジ)2の直径より小径の下穴をあけ、さびに強いステンレス材でできた脱落防止金具3をそえてPレンアンカーでねじ込んで締め付け接続固定してある。
また、脱落防止金具3はラッパ状に広がる筒状となり末口部分にはPレスアンカー(タッピングネジ)2の貫通孔が形成されている。
図2は、底版から立設された型枠4内に、肉厚の薄い自然石1の仕上げ面を下向きに配置した後、脱落防止金具3をPレスアンカー(タッピングネジ)2で取り付け、自然石同士の隙間や自然石と周壁の隙間に充填材(発泡ウレタン材)5を挟装してある。
図3・図4は、パネルの裏面コンクリート部分において所定の位置より突出したL字形状の差筋6をタテ・ヨコ・所定のピッチで具えけ、コンクリート7の中に一部分固着させてある。差筋6はパネル同士を接続するための接合部として機能することになる。
図5は差筋6を具えた石積コンクリートパネル、図3同士を立設させ互いに対向して所定幅の空域を有するよう配置。両者の差筋6同士を溶接固定して一体化した空域を有する構造の両面石積コンクリートパネルである。
図6は差筋を具えた石積コンクリートパネル図3と、差筋6を具えたコンクリートパネル図4を立設させ互いに対向して所定幅の空域を有するよう配置、両者の差筋同士を溶接固定して一体化した空域を有する構造の片面石積コンクリートパネルである。
自然石に脱落防止金具を取り付けた詳細図である。 型枠内に自然石を配置した断面図である。 石積コンクリートパネルに差筋をそなえた断面図である。 コンクリートパネルに差筋をそなえた断面図である。 空域を有する両面石積コンクリートパネルの断面図である。 空域を有する片面石積コンクリートパネルの断面図である。
符号の説明
1は 肉厚の薄い自然石
2は Pレスアンカー(タッピングネジ)
3は 脱落防止金具
4は 型枠
5は 隙間充填材(発泡ウレタン)
6は 差筋
7は コンクリート
8は 補強鉄筋

Claims (5)

  1. 底版から周壁が立設する型枠の中に肉厚の薄い自然石の仕上げ面を揃えて下向に設置した、自然石の裏面に金属製(ステンレス材)で作られたラッパ状の脱落防止金具をPレスアンカー(タッピングネジ)で接続固定して所定の補強鉄筋をセット後、上部よりコンクリートを打設して、コンクリートが硬化後脱型し構築した脱落防止機能付軽量石積コンクリートパネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の石積コンクリートパネル裏面のコンクリート部分より所定の位置から突出した差筋を少なくとも4ヶ所以上そなえた石積コンクリートパネルの製造方法。
  3. 底版から周壁が立設する型枠内に所定の補強筋と所定の位置から突出した差筋を具えて、上部よりコンクリートを打設したコンクリートパネルの製造方法。
  4. 請求項2の石積コンクリートパネル同士を立設させ互いに対向して、所定幅の空域を有するように配置して両者の差筋同士を溶接固定して一体化した、両パネルの間に所定空域を有する両面石積コンクリートパネルの製造方法。
  5. 請求項2の石積コンクリートパネルと請求項3のコンクリートパネルを立設させ互いに対向して所定幅の空域を有するようにはいちして両者の差筋同士を溶接固定一体化した。両パネル間に所定空域を有する片面石積コンクリートパネルの製造方法。
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