JP3127444U - サイドバイザ - Google Patents
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Abstract
【課題】降雨時にサイドウィンドウを開けても車室内に雨だれが入ることを防止するサイドバイザを提供する。
【解決手段】サイドドアの窓枠上辺部32に取り付けられるサイドバイザ10であって、装着部12から車幅方向外方に延びるバイザ本体部14の、車幅方向外方側の先端に突条部16が設けられており、この突条部16は車両前後方向に延びている。
【選択図】図1
【解決手段】サイドドアの窓枠上辺部32に取り付けられるサイドバイザ10であって、装着部12から車幅方向外方に延びるバイザ本体部14の、車幅方向外方側の先端に突条部16が設けられており、この突条部16は車両前後方向に延びている。
【選択図】図1
Description
本考案は、自動車のサイドドアの窓枠上辺部に沿って装着されるサイドバイザに関するものである。
従来より、自動車のサイドドアのウィンドウから差し込む光を遮ったり、このウィンドウを開けたときに雨水が車室内に降り込むことを防止するために、サイドドアの窓枠上辺部に沿ってサイドバイザが取り付けられている場合がある。例えば特開2003−146072号公報には、バイザ本体に調光機能を持たせて、視界を遮らずに雨水等の侵入を防止できるとともに必要な場合は遮光の機能も果たすことができるという車両用のサイドバイザが記載されている。
上記特許文献は従来のサイドバイザに調光機能を持たせることを目的とした技術を開示している。しかしながら、図6に示すように従来のサイドバイザ110は、窓枠上辺部から斜め下方に真っ直ぐに延びているため、雨が降ったときにはサイドバイザ110の斜め下方に延びた先端115からサイドバイザ110に落ちた雨が垂れてしまい、ウィンドウ140を開けると車室内に雨だれが入ってきてしまうという問題があった。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、降雨時にサイドウィンドウを開けても車室内に雨だれが入ることを防止するサイドバイザを提供することにある。
上記の課題を解決するために本考案のサイドバイザは、次に示す構成を有している。
すなわち、自動車のサイドドアの窓枠上辺部に沿って装着される雨を遮るサイドバイザであって、雨を遮るバイザ本体部と、前記窓枠上辺部に装着される装着部とを備え、前記バイザ本体部は、前記装着部から自動車の車幅方向外方に略水平に延び、前記バイザ本体部の車幅方向外方側における先端側の上面には、車両前後方向に延びる雨水を堰き止める突条部が設けられている構成である。ここでバイザ本体部が車幅方向外方に略水平に延びるというのは、数学的に厳密な意味での水平ではなくてバイザ本体部が水平に対して0から15度の範囲であれば傾いていてもよく、その傾きはバイザ本体部が車幅方向外方に向かうに従って下がるものである。また突条とは、凸部が線状に連なって盛り上がっているもののことである。
このような構成によって、ウィンドウが開いているときに、サイドバイザに降り注いだ雨は、バイザ本体部の車幅方向外方側における先端から落ちて車室内に入ることなく突条部に沿って流れていき、車室の外側に流れ落ちる。
サイドバイザの車幅方向外方側における先端縁の少なくとも一部は、サイドドアの窓枠下辺部の鉛直上方近傍まで延びていることが好ましい。ここで窓枠下辺部の鉛直上方近傍まで延びているというのは、サイドバイザの先端縁が、サイドウィンドウと窓枠の下辺部外面側との境界の鉛直上方の位置から車幅方向に±20mmの範囲内にあることを意味している。なお、ここで窓枠下辺部には、サイドウィンドウと接触して気密を保つリップが含まれる。
ある好適な実施形態において、バイザ本体部の車幅方向外方側における先端部には、該先端部が人体と接触することを防止する保護部材が取り付けられており、当該保護部材が雨水を堰き止める突条部としても機能する。
本考案のサイドバイザは、車幅方向外方側における先端側の上面には、車両前後方向に延びている突条部が設けられているので、雨中にウィンドウを開けていてもサイドバイザから車室内に雨が垂れることが防止され、雨中でも安心してウィンドウを開けることができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
実施形態1に係る自動車用のサイドバイザと自動車サイドドアとを斜めから見た様子を図1に示す。なお、図1では、自動車のサイドドア30にサイドバイザ10を装着する前の状態を示している。また、図2はサイドドア30に取り付けられたサイドバイザ10を上から見た図であり、図3は、図2のA−A線断面図である。
実施形態1に係る自動車用のサイドバイザと自動車サイドドアとを斜めから見た様子を図1に示す。なお、図1では、自動車のサイドドア30にサイドバイザ10を装着する前の状態を示している。また、図2はサイドドア30に取り付けられたサイドバイザ10を上から見た図であり、図3は、図2のA−A線断面図である。
本実施形態のサイドバイザ10は、サイドドア30の窓枠上辺部32に両面粘着テープ40により貼り付けられて装着される装着部12と、装着部12から車幅方向外方へと延びるバイザ本体部14とを備えている。またバイザ本体部14の車幅方向外方側における先端側の上面には突条の雨水をせき止める突条部16が設けられていて、さらにそれよりも先端側には保護部材18が取り付けられている。なお、バイザ本体部14は、突条部16の部分から先の部分が下方に曲がっていて、この部分に保護部材18が取り付けられている。このように曲がっていることにより、バイザ本体部14の強度を向上させている。
サイドバイザ10はポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなっており、着色されて透過光の多くを遮るスモーク仕様となっている。保護部材18はポリ塩化ビニルからなっており、バイザ本体部14の先端の角部を覆って、この先端角部(先端部13)に人が触れて怪我をすることを防止する機能を果たしている。
バイザ本体部14は装着部12から車幅方向外方に向かって略水平に延びていて、サイドバイザ10の先端縁11は、図2の符号40で示す範囲においてサイドドア30の窓枠下辺部34の鉛直上方近傍まで延びている。具体的には、バイザ本体部14は装着部12から水平より6度下方に傾いて車幅方向外方に向かって延びている。この傾き度合いは0から10度の範囲内であれば、後述するように雨水が車室内に垂れ落ちるおそれが無く且つバイザ本体部14の重量を小さくすることができるとともに、乗員がサイドウィンドウから頭を外に出す時に頭がサイドバイザ10にぶつかるおそれが小さくて好ましい。バイザ本体部14の重量が大きすぎると、バイザ本体部14が撓んだり、装着部12が窓枠上辺部32から外れてサイドバイザ10が車両から取れてしまう。なお、図2のB−B断面である図4に示すように、サイドバイザ10を支えるために、車両前後方向に所定の間隔で数ヶ所(本実施形態では4箇所)に支持部材50が窓枠上辺部32に取り付けられて、サイドバイザ10に固定されている。
また、窓枠下辺部34の鉛直上方近傍まで先端縁11が延びているというのは、本実施形態では図3に示すように、サイドウィンドウのウィンドウガラス38に接触するゴム製のリップ39の鉛直上方に先端縁11が位置していることであり、この位置関係は符号40で表されている範囲において保たれている。この位置関係であればウィンドウガラス38が最も下側に下ろされていても、降雨時に雨はサイドバイザ10で止められて車室内に入ってこない。さらに後述するように、サイドバイザ10に降った雨は突条部16のため、先端縁11を越えて落下してくることはなく、車室内への雨水の垂れ落ちが防止される。なお、図3においてウィンドウガラス38が最も上まで上げられると、ウィンドウガラス38前端は窓枠上辺部32に設けられた上側リップ31に当たる。
サイドバイザ10のバイザ本体部14における先端側の上面に設けられた突条部16は、バイザ本体部14が上面に曲げられて形成されている。突条部16は上方に盛り上がった突条の部分であり、サイドバイザ10の先端縁11に沿って車両前後方向に延びている。バイザ本体部14が装着部12から水平より6度下方に傾いて車幅方向外方に向かって延びているので、サイドバイザ10上に降った雨はサイドバイザ10の先端縁11側に流れていき、それから突条部16に当たって突条部16に沿って流れていく。本実施形態では窓枠上辺部が車両前方向に行くに連れて下がっているので、雨水は突条部16に沿って車両の前方へと流れていく。バイザ本体部14の前端はウィンドウガラス38前端よりも前方にあり、突条部16に沿って流れていった雨水は車室の外に垂れ落ちて、ウィンドウガラス38を下げて窓を開けていても車室内に入ることはない。
ここで、バイザ本体部14が装着部12から水平から10度より大きく下方に傾いて車幅方向外方に向かって延びていると、突条部16で雨水が確実にせき止められず、車室内に雨水が垂れ落ちてしまうおそれがあり、バイザ本体部14の面積も大きくなって重量が大きくなってしまい装着部12が窓枠上辺部32から外れてしまうおそれがある。また、上述のように乗員がサイドウィンドウから頭を外に出す時に頭がサイドバイザ10にぶつかるおそれがある。
本実施形態のサイドバイザ10が装着された車両では、降雨時にウィンドウガラス38を下げて窓を開けても雨水がサイドバイザ10から車室内に垂れ落ちることがないので、安心して窓を開けることができる。従って、雨降りであっても踏切を渡る際には、濡れることなく窓を開けて音を確認することができ、教習車用などに本サイドバイザ10は有用である。
(実施形態2)
図5に示す実施形態2に係るサイドバイザ70は、車幅方向外方側の先端部分が実施形態1と異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるので、実施形態1と異なっている部分のみを説明する。
図5に示す実施形態2に係るサイドバイザ70は、車幅方向外方側の先端部分が実施形態1と異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるので、実施形態1と異なっている部分のみを説明する。
本実施形態のサイドバイザ70では、保護部材78の一部が突条部76としての機能を果たしている。すなわち、バイザ本体部74の先端側に嵌め込む断面U字状の保護部材78の上面側端部が、ちょうどバイザ本体部74の車幅方向外方側における先端側の上面に上方に盛り上がるような形状で設けられている。実施形態1と異なり、バイザ本体部74の先端側には上方に盛り上がった部分は形成されておらず、先端が下方に曲がっていてバイザ本体部74の強度を上げている。
本実施形態のサイドバイザ70も実施形態1のサイドバイザ10と同様の効果を奏する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は本考案の例示であり、本考案はこれらの例に限定されない。サイドバイザの窓枠への固定方法は、両面接着テープと支持部材との組み合わせに限定されない。また、バイザ本体部の形状、突条部の形状、保護部材の形状なども上記の形状に限定されず、これらの機能を果たす形状であればどのような形状であっても構わない。突条部は突条に限定されず、溝であってもよいし、壁であってもよい。サイドバイザを支持する支持部材は、ボルトナット以外にプラスチックのファスナと呼ばれる係合部材などであっても構わない。
上述の実施形態は本考案の例示であり、本考案はこれらの例に限定されない。サイドバイザの窓枠への固定方法は、両面接着テープと支持部材との組み合わせに限定されない。また、バイザ本体部の形状、突条部の形状、保護部材の形状なども上記の形状に限定されず、これらの機能を果たす形状であればどのような形状であっても構わない。突条部は突条に限定されず、溝であってもよいし、壁であってもよい。サイドバイザを支持する支持部材は、ボルトナット以外にプラスチックのファスナと呼ばれる係合部材などであっても構わない。
以上説明したように、本考案に係るサイドバイザは、雨中にウィンドウを開けていてもサイドバイザから車室内に雨が垂れることが防止されるので、自動車のサイドドア用等として有用である。
10、70 サイドバイザ
11 先端縁
12 装着部
13 先端部
14、74 バイザ本体部
16、76 突条部
18、78 保護部材
30 サイドドア
32 窓枠上辺部
34 窓枠下辺部
11 先端縁
12 装着部
13 先端部
14、74 バイザ本体部
16、76 突条部
18、78 保護部材
30 サイドドア
32 窓枠上辺部
34 窓枠下辺部
Claims (3)
- 自動車のサイドドアの窓枠上辺部に沿って装着され雨を遮るサイドバイザであって、
雨を遮るバイザ本体部と、
前記窓枠上辺部に装着される装着部と
を備え、
前記バイザ本体部は、前記装着部から自動車の車幅方向外方に略水平に延び、
前記バイザ本体部の車幅方向外方側における先端側の上面には、車両前後方向に延びる雨水を堰き止める突条部が設けられている、サイドバイザ。 - 車幅方向外方側における先端縁の少なくとも一部は、サイドドアの窓枠下辺部の鉛直上方近傍まで延びている、請求項1に記載のサイドバイザ。
- 前記バイザ本体部の車幅方向外方側における先端部には、該先端部が人体と接触することを防止する保護部材が取り付けられており、当該保護部材が雨水を堰き止める突条部としても機能する、請求項1または2に記載のサイドバイザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007685U JP3127444U (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | サイドバイザ |
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---|---|---|---|---|
JP2020019395A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | マツダ株式会社 | サイドバイザ |
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2006
- 2006-09-21 JP JP2006007685U patent/JP3127444U/ja not_active Expired - Fee Related
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