JP3127039B2 - 電子部品用素材基板のブレーク装置 - Google Patents

電子部品用素材基板のブレーク装置

Info

Publication number
JP3127039B2
JP3127039B2 JP04128792A JP12879292A JP3127039B2 JP 3127039 B2 JP3127039 B2 JP 3127039B2 JP 04128792 A JP04128792 A JP 04128792A JP 12879292 A JP12879292 A JP 12879292A JP 3127039 B2 JP3127039 B2 JP 3127039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material substrate
break
roller
substrate
downward
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04128792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05326223A (ja
Inventor
武文 碓井
寛 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP04128792A priority Critical patent/JP3127039B2/ja
Publication of JPH05326223A publication Critical patent/JPH05326223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127039B2 publication Critical patent/JP3127039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ型抵抗器等の電
子部品の製造に際して使用する素材基板を、当該素材基
板の表面に設けたブレーク用筋目線に沿ってブレークす
るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレーク装置は、先行技
術としての特開昭61−99305号公報に記載されて
いるように、テーブルの一端面に、当該テーブルに対し
て上向きに跳ね上げ回動するようにした受け板を、テー
ブルの上面と同一平面状に配設し、前記テーブルの上面
に、素材基板を、当該素材基板に設けたブレーク用筋目
線を下向きにすると共にテーブルにおける一端面に一致
するように載せたのち、この素材基板のテーブルからの
はみ出し部を、前記受け板とその上面に配設した押さえ
片とで挟んだ状態で、前記受け板を、前記素材基板にお
ける上面とブレーク用筋目線を含む鉛直線との交点に一
致する軸線を中心としてその回りに上向きに跳ね上げ回
動することによって、前記素材基板をそのブレーク用筋
目線に沿ってブレークするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来にお
けるブレーク装置は、以下に述べるような問題があっ
た。
【0004】すなわち、素材基板の厚さ寸法にバラツキ
が存在するものであって、この厚さ寸法のバラツキによ
って、受け板における跳ね上げ回動の中心が、素材基板
の上面に対してずれることになり、このずれのために、
素材基板には、受け板の跳ね上げ回動によって無理な力
が作用することになるから、素材基板は、そのブレーク
用筋目線からはずれた部位においてブレークされると言
うブレークミスが多発するのである。
【0005】しかも、素材基板におけるテーブルからの
はみ出し部を、受け板と押さえ片とで挟み付けた状態
で、受け板における跳ね上げ回動によって折り曲げてブ
レークするものであって、そのはみ出し部を、受け板と
押さえ片とで挟み付けた状態で折り曲げるとき、素材基
板におけるブレーク箇所は、折り曲げるときに加える外
力のうち素材基板の面方向への分力にて互いに押圧され
ることになるから、そのブレークの端面に、欠け等のチ
ッピングが発生するのであった。
【0006】本発明は、これらの問題の発生を招来する
ことがないようにしたブレーク装置を提供することを技
術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「上面に素材基板を当該素材基板にお
けるブレーク用筋目線を上向きにし、且つ、当該素材基
板の一部をはみ出して載せるようにしたテーブルの上方
に、前記素材基板のうち少なくとも前記テーブルにおけ
る一端面に隣接する部分をテーブルに対して押圧するよ
うにした押さえ部材を配設する一方、前記テーブルにお
ける一端面の側方に、前記素材基板のうちテーブルの一
端面からはみ出した部分の上面に対して直接に接当する
ようにしたローラを配設し、このローラを、前記テーブ
ルの上面と略等しい高さ部位に位置する基端軸を中心に
前記テーブルの上面より高い部位から低い部位までの間
を往復回動するようにしたアーム部材の先端に回転自在
に取付ける。」という構成にした。
【0008】
【作 用】この構成において、テーブルの上面に、素
材基板を、そのブレーク用筋目線を上向きにし、且つ、
当該素材基板の一部をはみ出して載せるに際して、その
ブレーク用筋目線を、テーブルにおける一端面に略一致
すると、この素材基板を、押さえ部材にて、テーブルに
対して押圧したのち、ローラを、これが取付くアーム部
材の下向きに回動により、テーブルの上面より高い部位
から低い部位まで下降動する。
【0009】すると、このアーム部材に取付けたローラ
が、前記素材基板のうちテーブルの一端面からはみ出し
た部分の上面に対して直接に接当して、これを下向きに
折り曲げるように押圧するから、前記素材基板は、テー
ブルにおける一端面に一致したブレーク用筋目線に沿っ
てブレークされるのである。
【0010】そして、このブレークに際して、素材基板
のうちテーブルの一端面からはみ出した部分の上面に対
して直接に接当するローラは、素材基板のうちはみ出し
た部分を下向きに折り曲げるように押圧しながら、当該
はみ出した部分の上面に対して直接に接当した状態で回
転するから、前記はみ出した部分を下向きに折り曲げる
ための外力のうち素材基板の面方向への分力が前記のブ
レーク箇所に作用することを確実に回避することができ
るのである。
【0011】また、前記のブレークは、前記従来のよう
に素材基板の上面に一致する軸線を中心とする跳ね上げ
回転によって行うものではなく、往復動部材の下降動に
よって行うものであるから、素材基板を、その厚さ寸法
にバラツキが存在しても、ブレーク用筋目線に沿って確
実にブレークすることができるのである。
【0012】更にまた、前記ローラを往復動するアーム
部材の回転中心である基端軸を、前記テーブルの上面と
略同じ高さの部位に位置したことにより、前記アーム部
材の下向き回動に基づいて素材基板のはみ出し部を下向
きに押圧する力は、前記基端軸をテーブルの上面から高
い部位又は低い部位に位置したときよりも大きくなるか
ら、前記素材基板をブレークすることのために要する前
記アーム部材の回転トルクを小さくでき、換言すると、
ブレークを前記アーム部材を軽い力で回動することで行
うことができて、このブレークに要する動力の軽減を図
ることができるのである。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明によると、素材基板をそ
のブレーク用筋目線に沿ってブレークにする場合におい
て、ブレークに要する動力を軽減した状態のもとで、
レーク用筋目線に沿ってブレークすることができないと
言うブレークミスの発生を確実に低減できると共に、ブ
レークした端面にチッピング等の欠けが発生することを
確実に低減できる効果を有する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1に示すよう
に、表面に多数本の縦筋目線B1 と横筋目線B2 とを格
子状に設けて成るチップ型抵抗器用素材基板Aにおい
て、該素材基板Aの左右両側に一体的に設けた余白部A
1 ,A2 の各々を、ブレーク用筋目線B3 ,B4 に沿っ
て、図2に示すように、ブレークすることに適用した場
合の図面(図3及び図4)について説明する。
【0015】この図において、符号1は、前記両余白部
1 ,A2 付き素材基板Aを載せるようにしたテーブル
を示し、このテーブル1における幅寸法Lを、前記素材
基板Aの両余白部A1 ,A2 に対するブレーク用筋目線
3 ,B4 の間隔寸法Sと略等しいか、僅かに小さくす
ることによって、前記テーブル1の上面に、素材基板A
を、その両ブレーク用筋目線B3 ,B4 を上向きにして
載せたとき、両ブレーク用筋目線B3 ,B4 が、テーブ
ル1における左右両端面1a,1bと一致するように構
成するか、或いは、両ブレーク用筋目線B3 ,B4 が、
テーブル1における左右両端面1a,1bから僅かな寸
法xだけ外側に突出するように構成する。
【0016】また、前記テーブル1の上方の左右両側に
は、前記素材基板Aをテーブル1に対して押圧するよう
にした上下動式の押さえ部材2,3が配設されている。
【0017】一方、前記テーブル1における両端面1
a,1bより外側の部位の各々には、前記テーブル1の
上面と略同じ高さの部位に、適宜手段にて矢印で示すよ
うに往復回動するようにした回動軸4,5を、前記テー
ブル1の両端面1a,1bと平行に延びるように配設し
て、この両回動軸4,5の各々には、それぞれ一対のア
ーム部材6,7を固着して、この各アーム部材6,7の
先端部を、両回動軸4,5の回動によって、テーブル1
の上面より高い部位から低い部位までの間を往復動する
ように構成し、更に、この各アーム部材6,7の先端部
に、前記素材基板Aにおける両余白部A1 ,A2 の上面
に接当するようにしたローラ8,9を回転自在に設ける
構成にする。
【0018】この構成において、テーブル1の上面に、
素材基板Aを、そのブレーク用筋目線B3 ,B4 を上向
きにすると共にブレーク用筋目線B3 ,B4 をテーブル
1における左右両端面1a,1bに略一致するようにし
て載せると、両押さえ部材2,3が下降動することによ
り、素材基板Aの左右両側をテーブル1に対して押圧す
る。
【0019】次いで、両回動軸4,5を各々内向き方向
に回動することにより、この両回動軸4,5における各
アーム部材6,7の先端部に取付けたローラ8,9が、
テーブル1の上面より高い部位から低い部位まで下降動
し、その途中で、素材基板Aにおける両余白部A1 ,A
2 の上面に接当して、この両余白部A1 ,A2 を、下向
きに折り曲げるように押圧するから、前記両余白部
1 ,A2 は、その各々に対するブレーク用筋目線
3 ,B4 に沿ってブレークされるのである。
【0020】このブレークに際して、素材基板Aにおけ
る両余白部A1 ,A2 の上面に接当する各ローラ8,9
は、素材基板Aの両余白部A1 ,A2 を下向きに折り曲
げるように押圧しながら、当該両余白部A1 ,A2 の上
面に接当した状態で回転するから、両余白部A1 ,A2
を下向きに折り曲げるための押圧力の分力が、前記両ブ
レーク用筋目線B3 ,B4 のブレーク箇所に作用するこ
とを確実に回避することができる。
【0021】このようにして、一枚の素材基板Aに対す
るブレークが完了すると、この素材基板Aをテーブル1
の上面から取り除き、両回動軸4,5を元の位置まで戻
し回動したのち、テーブル1の上面に次の素材基板Aを
載せると言う作業を繰り返すのである。
【0022】なお、前記実施例は、両回動軸4,5に固
着したアーム部材6,7の先端部にローラ8,9を取付
けて、このローラ8,9を、前記両回動軸4,5の往復
回動によって往復動する場合を示したが、本発明は、こ
れに限らず、両ローラ8,9を、他の構成にて往復動す
る往復動部材に取付けるように構成しても良いのであ
る。
【0023】また、前記の実施例の場合、両ブレーク用
筋目線B3 ,B4 の間隔寸法Sにはバラツキが存在する
ことにより、この両ブレーク用筋目線B3 ,B4 のテー
ブル1における左右両端面1a,1bから突出寸法x
が、0.5mmを越えないときおいて、両ブレーク用筋
目線B3 ,B4 に沿って確実にブレークできるのであっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】素材基板の斜視図である。
【図2】素材基板をブレークしたあとの状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明の実施例装置の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【符号の説明】
A 素材基板 A1 ,A2 余白部 B3 ,B4 ブレーク用筋目線 1 テーブル 1a,1b テーブルの端面 2,3 押さえ部材 4,5 回動軸 6,7 アーム部材 8,9 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 17/00 - 17/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に素材基板を当該素材基板におけるブ
    レーク用筋目線を上向きにし、且つ、当該素材基板の一
    部をはみ出して載せるようにしたテーブルの上方に、前
    記素材基板のうち少なくとも前記テーブルにおける一端
    面に隣接する部分をテーブルに対して押圧するようにし
    た押さえ部材を配設する一方、前記テーブルにおける一
    端面の側方に、前記素材基板のうちテーブルの一端面か
    らはみ出した部分の上面に対して直接に接当するように
    したローラを配設し、このローラを、前記テーブルの上
    面と略等しい高さ部位に位置する基端軸を中心に前記テ
    ーブルの上面より高い部位から低い部位までの間を往復
    回動するようにしたアーム部材の先端に回転自在に取付
    けたことを特徴とする電子部品用素材基板のブレーク装
    置。
JP04128792A 1992-05-21 1992-05-21 電子部品用素材基板のブレーク装置 Expired - Fee Related JP3127039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04128792A JP3127039B2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 電子部品用素材基板のブレーク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04128792A JP3127039B2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 電子部品用素材基板のブレーク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05326223A JPH05326223A (ja) 1993-12-10
JP3127039B2 true JP3127039B2 (ja) 2001-01-22

Family

ID=14993570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04128792A Expired - Fee Related JP3127039B2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 電子部品用素材基板のブレーク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127039B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4509243B2 (ja) * 1999-03-04 2010-07-21 株式会社ディスコ 積層被加工物の切削方法
JP6269350B2 (ja) * 2014-06-30 2018-01-31 アイコム株式会社 集合基板分割用治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05326223A (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3127039B2 (ja) 電子部品用素材基板のブレーク装置
JP3177370B2 (ja) はんだボール供給ならし装置
JP3056931B2 (ja) プリント基板分割装置
JP2839534B2 (ja) 印刷機および印刷方法
JP3417999B2 (ja) 電子部品用素材基板のブレイク装置
JP3625891B2 (ja) 基板の分割装置
JP3630465B2 (ja) ガラス基板カット方法およびその装置
JPH1120128A (ja) クリーム半田印刷機
JP3358861B2 (ja) 電子部品におけるリード端子の曲げ加工装置
JPH07125176A (ja) クリーム半田印刷機のスキージ
JPS5826116Y2 (ja) 印刷機用版曲げ機
JP3209424B2 (ja) 液晶表示装置
JPH0623015Y2 (ja) 印刷配線板
JP2646672B2 (ja) リード付電子部品のリード曲げ方法
JP2536411B2 (ja) リ―ド整形方法及びリ―ド整形装置
JP2687581B2 (ja) チップ形電子部品の位置決め装置
JPH0524036A (ja) セラミツク基板の分割方法および分割装置
JP3247255B2 (ja) 微細加工薄板の分割装置
JPH0440241Y2 (ja)
JP2666078B2 (ja) 基板保持固定装置
JPH0538501Y2 (ja)
JPH0131380Y2 (ja)
JPH09300584A (ja) 印刷用平スキージ装置
JP2890872B2 (ja) レーザトリミング装置
JPH0745660A (ja) ワイヤボンディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees