JP3177370B2 - はんだボール供給ならし装置 - Google Patents

はんだボール供給ならし装置

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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  • Wire Bonding (AREA)
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ICやLSI
等の複数の半導体装置(より詳しくは半導体装置の基板
として機能するパッケージ表面)や回路基板表面のクリ
ームはんだ印刷面上に、はんだボールを供給し、はん
だボールの高さをならすときに用いるはんだボール供給
ならし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8にはIC,LSI等の半導体素子を
一般的な半導体素子収納用パッケージに収容した半導体
装置1が示されている。この半導体装置1のサイド側に
は複数のリードピン2が配列形成されており、このリー
ドピン2を図示されていない回路基板の回路パターンに
接続することによって、半導体装置1は回路基板に実装
される。
【0003】しかしながら、半導体装置1に複数のリー
ドピン2を配列形成する構成では、リードピン2が半導
体装置1の本体から張り出し形成されるために、半導体
装置1が大型化してしまうという問題があり、また、複
数のリードピン2を半導体装置に接続する作業は複雑で
あり、実装密度が低いものであった。
【0004】このような問題を解消するために、出願人
は、図7に示すような半導体装置1を先に提案してい
る。この提案の半導体装置1は、その表面11の所定位置
複数箇所に、クリームはんだパッドとはんだボールによ
り形成される球状の接続用パッド3を配列形成したもの
である。この半導体装置1を回路基板に実装するときに
は、半導体装置1のパッド3の形成面を回路基板側にし
て回路基板に搭載し、この状態でリフローすることによ
り、半導体装置1の各パッド3は回路基板の所定の接続
位置に一括して接続固定され、半導体装置1の回路基板
への面実装が行われる。
【0005】この提案例の半導体装置1によれば、従来
例のリードピン2やリードフレームが不要となり、半導
体装置1の大幅な小型化と、回路基板への実装接続作業
(パッド接続作業)の効率化が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記提案の半導体装置
1のチップパッケージ11に接続用パッド3を形成する際
には、例えば、チップ配列プレートに半導体装置1を二
次元アレイ状に配列し、図5の(a)に示すように、半
導体装置1の表面11の所定位置複数箇所にクリームはん
だパッド7を一括して印刷形成し、クリームはんだパッ
ド7に対応する位置に、例えば、図4の(a)に示すよ
うなパターンの、クリームはんだパッド7よりも大きめ
のボール落とし込み穴を、同図の(b)に示すようにア
レイ状に形成したボールマスク20を表面11上部側に設
け、図5に示すように、クリームはんだパッド7にボー
ルマスク20のボール落とし込み穴19を対応させてボール
マスク20で表面11を覆い、ボールマスク20上に複数のは
んだボール9を搭載し、例えば、はけ等によりボールマ
スク20の表面を撫でる。
【0007】そして、そうすることにより、図5の
(c)に示すように、ボールマスク20のボール落とし込
み穴19にはんだボール9を落とし込み、クリームはんだ
パッド7の上にはんだボールを載せている。そして、こ
の状態で、チップパッケージを加熱炉に通してリフロー
し、接続用パッド3を形成している。
【0008】しかしながら、上記のように、はけ等でボ
ールマスク20表面を撫でて、ボールマスク20上に搭載さ
れた複数のはんだボール9をボール落とし込み穴19に落
とし込む操作を行うと、はんだボール9がボールマスク
20上に散乱してしまうために、はんだボール9の取り扱
いが大変であった。また、はんだボール9の中には、即
座にボール落とし込み穴19に入るものもあれば、なかな
か入らないものもあり、そのように、はんだボール9が
なかなかボール落とし込み穴19に入らないと、はんだボ
ール9に汚れが付いてしまい、その汚れたはんだボール
9がボール落とし込み穴19に入ると、半導体装置1上に
汚れたはんだボール9が供給されてしまうといった問題
があった。
【0009】さらに、はんだボール9は硬く、クリーム
はんだパッド7は柔らかいために、図5の(c)に示す
ようにクリームはんだパッド7の上にはんだボール9を
落とし込んだときに、柔らかいクリームはんだパッド7
が変形し、その変形の割合により、はんだボール9の高
さが揃わず、その状態のまま加熱炉でリフローして、接
続用パッド3を形成すると、接続用パッド3の高さが揃
わないといった問題があった。そうなると、接続用パッ
ド3により半導体装置1を回路基板へ面実装を精度良く
行うことができないのである。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、半導体装置等の基板表面
にクリームはんだを印刷した後、はんだボールをクリー
ムはんだ上に供給する際、はんだボールの取り扱いが容
易で、汚れたはんだボールを供給することがなく、しか
も、はんだボールの高さを均一にすることができるはん
だボール供給ならし装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、クリームはんだパッドが複数印刷されている基
板を覆い、該基板の各クリームはんだパッドに対応する
位置にボール落とし込み穴を形成したボールマスクの上
部側に、はんだボールを保持し該はんだボールをボール
落とし込み穴に落とし込むボールホッパを水平移動自在
に設け、該ホッパの移動後方側にはホッパに連動して
記ボールマスクの表面に対して間隙を介し非接触状態で
移動して前記ボール落とし込み穴に落とし込まれたはん
だボールを基板側に押圧し、はんだボールの高さを揃え
る押圧部材を設けたことを特徴として構成されている。
【0012】
【作用】上記構成の本発明において、ボールマスクの上
部側には、はんだボールを保持し、はんだボールをボー
ル落とし込み穴に落とし込むボールホッパが水平移動自
在に設けられているために、ボールホッパの水平移動に
より、はんだボールはボールマスクのボール落とし込み
穴に順々に落とし込まれていく。そして、ボールホッパ
の移動後方側には、ボールホッパに連動してはんだボー
ルを基板側に押圧し、はんだボールの高さを揃える押圧
部材が設けられているために、ボール落とし込み穴に落
とし込まれたはんだボールは基板側に押圧され、はんだ
ボールの高さは揃えられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係わるはんだボール供給なら
し装置の一実施例の要部構成が示されている。同図にお
いて、チップ配列プレート10は、図のX,Z軸方向、お
よびX,Z軸と直交するY軸方向の直交3軸方向の移動
とθ回転移動(X,Y表面上での回転移動)とが自在な
作業テーブル(図示せず)に固定されており、このチッ
プ配列プレート10の上側には、図6に示すようなパター
ンの、複数のクリームはんだパッド7を印刷されている
半導体装置1がX方向に6個、Y方向に5個、二次元ア
レイ状に配置されて固定されており、それらの半導体装
置1の上部側には、図4に示すように、半導体装置1の
各クリームはんだパッド7に対応する位置にボール落と
し込み穴19を形成したボールマスク20が配置されてお
り、図1に示すように、ボールマスク20は半導体装置1
を覆っている。
【0014】ボールマスク20の上部側には、ボールねじ
31に嵌め合わされたベースプレート36が設けられてお
り、ベースプレート36はモータ30により正逆所望の方向
の回転により水平方向(図のA⇔B方向)に往復移動で
きるようになっている。なお、モータ30には、図示され
ていない駆動機構が接続されており、駆動機構により、
正逆所望の方向に回転できるようになっている。
【0015】ベースプレート36には、その中央側に、は
んだボール9を保持し、はんだボール9をボールマスク
20のボール落とし込み穴19に落とし込むボールホッパ13
が設けられており、ボールホッパ13の両端側のベースプ
レート36にはエアシリンダ14a,14bがそれぞれ固定さ
れている。エアシリンダ14aのロッド37の先端にはスキ
ージ保持具38が連結されており、スキージ保持具38には
スキージ18aが取り付けられている。また、エアシリン
ダ14bのロッド37には同様にスキージ18bが取り付けら
れている。
【0016】エアシリンダ14a,14bには図示されてい
ないエアポンプが電磁弁を介して連結されており、エア
ポンプからエアシリンダ14a,14bに圧縮空気が供給さ
れるようになっている。電磁弁とエアポンプとの間には
エアポンプからエアシリンダへの空気圧を可変するため
のレギュレータが取り付けられ、このレギュレータの調
節つまみにより、圧縮空気の量、つまり、空気供給圧が
調節されるようになっており、電磁弁の開閉と、レギュ
レータの調節つまみによるエアシリンダ14a,14bへの
空気供給圧の調節により、スキージ18a,18bは、それ
ぞれ、上下方向に自在に移動でき、さらに、図の下部側
に押圧力をかけ、その押圧力の大きさを可変調節するこ
とができるように構成されている。
【0017】そして、このことにより、スキージ18a,
18bは、例えば、ボールマスク20の上部側を水平移動し
たときに、ボール落とし込み穴19に落とし込まれたはん
だボール9がスキージ18a,18bの先端位置よりも図の
上側に突出していたときには、そのはんだボール9を下
側、すなわち、半導体素子1側に押圧できる押圧部材と
して機能するようになっている。なお、スキージ18aと
スキージ18bは取り付け傾斜が逆になっており、ベース
プレート36の往復いずれかの移動方向に合わせてスキー
ジ18aとスキージ18bのどちらを用いるかを選択できる
ようになっている。
【0018】前記ボールホッパ13は、前記ベースプレー
ト36の水平方向(図のX軸方向)の移動に伴い、水平方
向に移動するようになっており、ボールホッパ13には、
下側に縮小するテーパ部22を介してボール供給口23が設
けられており、ボール供給口23は図のX方向の幅が小さ
く、紙面に対して垂直方向(図のX,Z軸方向に対して
垂直なY軸方向)の幅が大きい細長形状の供給口となっ
ている。そして、ボールホッパ13が水平移動するとき
に、ボール供給口23の先端側がボールマスク20に接する
か、又は、ボールホッパ13内のはんだボール9がボール
供給口23から転がり出ない僅かな隙間を介して移動する
ようになっており、なおかつ、ボールホッパ13のボール
供給口23が細長く形成されているために、ボールマスク
20の紙面に対して垂直なY軸方向に配列されているボー
ル落とし込み穴19の一列ごとにはんだボール9を順々に
落とし込めるようになっている。
【0019】また、前記エアシリンダ14a,14bに
取り付けられているスキージ18a,18bもベースプ
レート36のX軸方向の移動に伴い、図のX軸方向に移
動するようになっており、スキージ18a,18bはボ
ールホッパ13に連動して移動するようになっている。
そして、例えば、ボールホッパ13が図1のA方向に移
動するときに、スキージ18aを下方側に下げて、スキ
ージ18aの先端がボールマスク20の表面に微小間隙
を介して対向配置するような状態とすれば、スキージ1
8aはボールホッパ13の移動後方側からボールホッパ
13に追従して、ボールマスク20の表面側を非接触状
態で図のAの方向に移動する。また、その逆に、ボール
ホッパ13を図のBの方向に移動させるときには、スキ
ージ18bを下方側に下げて、スキージ18aを図の上
方側に上げれば、スキージ18bがボールホッパ13の
移動後方側からボールホッパ13の移動に追従してボー
ルマスク20の表面側を非接触状態で図のB方向に移動
る。
【0020】本実施例は、以上のように構成されてお
り、次にその動作について説明する。まず、図1に示す
ように、エアシリンダ14aを駆動させてスキージ18
aを下方側へ下げ、スキージ18aの先端をボールマス
ク20の表面に対し微小間隙を介して対向させ、モータ
30を駆動させてベースプレート36を図のA方向に駆
動させる。そうすると、図2の(a)に示すように、ボ
ールホッパ13が図の矢印のように左側に移動し、同図
の(b)に示すように、ボールホッパ13に保持されて
いるはんだボール9がボールマスク20のボール落とし
込み穴19に落とし込まれ、はんだボール9は半導体装
置1に印刷されているクリームはんだパッド7の上に搭
載される。
【0021】なお、はんだボール9は硬いボールであ
り、クリームはんだパッド7は柔らかいために、はんだ
ボール9がクリームはんだパッド7の上に落とし込まれ
るときに、クリームはんだパッド7が変形し、その変形
の度合の違いにより、はんだボール9の高さは不揃いと
なり、その状態で、はんだボール9の上部側がボールマ
スク20の表面よりも上側に突出した状態となる。
【0022】そして、図2の(b)に示すように、ボー
ルホッパ13の移動後方側に設けられているスキージ1
8aがボールホッパ13の水平方向の移動に連動して、
図の矢印のように、ボールマスク20の表面側を非接触
状態で水平方向に移動してくると、同図の(c)に示す
ように、ボールマスク20のボール落とし込み穴19に
落とし込まれたはんだボール9は、スキージ18aによ
り、半導体装置1側に押圧され、はんだボールの高さは
ボールマスク20の厚みよりも僅かに高い(やや高い)
高さに揃えられて、同図の(d)に示すように、きれい
に均一に揃えられる。
【0023】また、図1に示す状態とは逆に、スキージ
18aを上側に上げ、スキージ18bを下方側に下げ
て、スキージ18bの先端をボールマスク20の表面に
対し微小間隙を介して対向させ、ベースプレート36を
図1のB方向に移動させれば、上記とは逆に、ボールマ
スク20のボール落とし込み穴19のうち、図の左側の
ボール落とし込み穴19から順にはんだボール9がクリ
ームはんだパッド7の上に落とし込まれ、落とし込まれ
たはんだボール9はスキージ18bにより半導体装置1
側に押圧され、はんだボール9の高さは上記と同様に、
ボールマスク20の厚みよりも僅かに高い(やや高い)
位置に均一に揃えられる。
【0024】本実施例によれば、上記動作により、ベー
スプレート36の水平方向の移動に伴い、はんだボール
9はボールホッパ13のボール供給口23からボールマ
スク20のボール落とし込み穴19に順々に供給される
ために、はんだボール9がボールマスク20上に散乱す
るようなことがなく、はんだボール9の取り扱いが容易
である。そして、従来のように、ボールマスク20のボ
ール落とし込み穴19に入るのが遅れたはんだボール9
に汚れが付いて、汚れたはんだボール9がクリームはん
だパッド7上に供給されるようなことはなく、きれいな
はんだボール9が各ボール落とし込み穴19に漏れなく
供給され、クリームはんだパッド7の上に搭載されてい
く。そして、はんだボール9は、ボールホッパ13の移
動後方側に設けられたスキージ18a,18bにより、
上側から半導体装置1側に押圧され、はんだボール9の
高さがボールマスク20の厚みよりも僅かに高い(やや
高い)高さに均一に揃えられることになる。
【0025】しかも、ボールホッパ13および、スキージ
18a,18bは、ベースプレート36の水平移動に伴い、図
のA,B方向のいずれにも移動することが可能であり、
スキージ18aとスキージ18bは取り付け形状が逆になっ
ていて、ベースプレート36の移動方向に合わせてスキー
ジ18aとスキージ18bのどちらを用いるかの選択もでき
るようになっているため、例えば、図1に示したよう
に、スキージ18a側を下側に下げて、ベースプレート36
を図のA側に移動し、はんだボール9のボール落とし込
み穴19への供給を行い、はんだボール9の高さを揃えた
後に、スキージ18aを上側に上げてスキージ18bを下側
へ下げて図のB方向にベースプレート36を移動させ、同
じ動作を往復行うようにすれば、万が一、図のA方向へ
の移動の際に、はんだボール9のボール落とし込み穴19
への供給漏れがあったとしても、図のB方向への移動の
際に、はんだボール9が供給されなかったボール落とし
込み穴19にはんだボール9が供給されて、はんだボール
9のボール落とし込み穴19への供給漏れは完全に防ぐこ
とが可能となる。
【0026】また、同様にして、万が一、図のA方向へ
の移動の際に、はんだボール9の高さが完全には均一に
揃えられなかったとしても、その後の図のB方向への移
動の際に、はんだボール9の高さを揃えることが可能と
なるために、はんだボール9の高さを完全に揃えること
が可能となる。
【0027】そのため、本実施例のはんだボール供給な
らし装置を用いてはんだボール9をクリームはんだパッ
ド7の上に搭載し、その後にボールマスク20を除き、そ
の状態で加熱炉に通してリフローすれば半導体装置1の
パッケージ11表面の所定の位置に漏れなく接続用パッド
3が形成され、しかも、形成される接続用パッド3の高
さは均一となり、その接続用パッド3により半導体装置
1を回路基板に精度良く面実装することが可能となる。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、ボール落とし込み穴19に落とし込まれた
はんだボール9を半導体装置1側に押圧し、はんだボー
ル9の高さを揃える押圧部材して、スキージ18a,
18bを設けたが、図3に示すように、押圧部材として
ローラ35を設けても構わないし、ローラ35以外の他
の押圧部材を設けても構わない。
【0029】また、上記実施例では、スキージ18a,18
bをボールホッパ13の両端側に設け、ボールホッパ13の
移動方向に合わせて、スキージ18a,18bのいずれを用
いるかを選択できるようにしたが、スキージ18a,18b
等の押圧部材は、ボールホッパ13の移動後方側に設けら
れていれば構わず、例えば、スキージ18aのみを設け
て、ボールホッパ13が図1のA方向に移動するときの
み、ボールホッパ13からのはんだボール9の供給を行
い、ボールホッパ13から供給されたはんだボール9の高
さをスキージ18aにより揃えるようにしても構わない。
【0030】さらに、上記実施例では、ボールホッパ13
はベースプレート36に固定して設けたが、ボールホッパ
13はベースプレート36に対して上下移動自在に設けても
構わない。
【0031】さらに、上記実施例では、ボールホッパ13
により、ボールマスク20が形成されているボール落とし
込み穴19のY軸方向の一列ごとの全てのボール落とし込
み穴19に一度にはんだボール9を供給できるように、細
長いボール供給口23を設けて構成したが、ボール供給口
23は必ずしも細長く形成されているとは限らない。ま
た、ボールホッパ13により、必ずしも、Y軸方向に形成
されているボール落とし込み穴19に一列ごとにはんだボ
ール9を供給するとは限らないし、一列ごとの全てに一
度にはんだボール9を供給するとは限らず、何度かに分
けて供給しても構わない。但し、一度に一列ごとにはん
だボール9をボール落とし込み穴19に供給した方がより
効率的に作業が行われるために、一度にボール落とし込
み穴19の一列ごとにはんだボール9を供給する方が望ま
しい。
【0032】さらに、ボールマスク20に形成されている
ボール落とし込み穴19のパターンや数等は、上記実施例
に限定されるものではなく、適宜、設定されるものであ
る。
【0033】
【0034】さらに、上記実施例では、基板は半導体装
置1としたが、基板は必ずしも半導体装置1とは限ら
ず、例えば、回路基板としても構わない。そして、本発
明のはんだボール供給ならし装置は、これまでの説明の
ように半導体装置作製用にのみ用いられるとは限らず、
クリームはんだパッド上にはんだボールを供給するとき
に広く適用されるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ボールマスクの上部側
に設けたボールホッパによりはんだボールを保持し、ボ
ールホッパの水平移動により、はんだボールをボール落
とし込み穴に順々に落とし込むことができるために、は
んだボールがボールマスクの上で散乱することもなく、
はんだボールの取り扱いが容易であり、ボールマスクの
ボール落とし込み穴に入るのが遅れたはんだボールが汚
れて、汚れたはんだボールがクリームはんだパッド上に
供給されることもなく、きれいなはんだボールをボール
落とし込み穴に順々に落とし込んで漏れなく各ボール落
とし込み穴に供給することができる。
【0036】そして、ボールホッパの移動後方側には、
ボールホッパに連動してボール落とし込み穴に落とし込
まれたはんだボールを基板側に押圧し、はんだボールの
高さを揃える押圧部材が設けられているために、ボール
落とし込み穴に供給されたはんだボールはその高さが揃
えられ、はんだボールの高さを均一な高さとすることが
可能となる。
【0037】そのため、本発明のはんだボール供給なら
し装置を用いてクリームはんだパッドにはんだボールを
搭載し、はんだボールの高さを揃えて半導体装置等の基
板の接続用のパッドを形成し、その接続用パッドによ
り、半導体装置等の基板を回路基板に面実装すれば、基
板と回路基板とを精度良く実装することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるはんだボール供給ならし装置の
一実施例の要部構成を示す構成図である。
【図2】図1の動作を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図4】ボール落とし込み穴19の配列形成例とボールマ
スク20の一例を示す説明図である。
【図5】出願人が先に提案している半導体装置の接続用
パッドの作製方法を示す説明図である。
【図6】出願人が先に提案している半導体装置の一例を
示す構成説明図である。
【図7】出願人が先に提案している半導体装置の別の例
を示す構成説明図である。
【図8】一般的に知られている半導体装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体装置 13 ボールホッパ 18a,18b スキージ 19 ボール落とし込み穴 20 ボールマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒沢 恒明 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 梅谷 良成 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 国分工場内 (72)発明者 鳥越 岳 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 国分工場内 (72)発明者 佐藤 慎吾 鹿児島県国分市山下町1−1 京セラ株 式会社 国分工場内 (56)参考文献 特開 平2−244696(JP,A) 特開 平4−230095(JP,A) 特開 平4−206894(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/32 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリームはんだパッドが複数印刷されて
    いる基板を覆い、該基板の各クリームはんだパッドに対
    応する位置にボール落とし込み穴を形成したボールマス
    クの上部側に、はんだボールを保持し該はんだボールを
    ボール落とし込み穴に落とし込むボールホッパを水平移
    動自在に設け、該ホッパの移動後方側にはホッパに連動
    して前記ボールマスクの表面に対して間隙を介し非接触
    状態で移動して前記ボール落とし込み穴に落とし込まれ
    たはんだボールを基板側に押圧し、はんだボールの高さ
    を揃える押圧部材を設けたことを特徴とするはんだボー
    ル供給ならし装置。
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