JP3126430B2 - パターン発生回路 - Google Patents

パターン発生回路

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JP3126430B2
JP3126430B2 JP03233082A JP23308291A JP3126430B2 JP 3126430 B2 JP3126430 B2 JP 3126430B2 JP 03233082 A JP03233082 A JP 03233082A JP 23308291 A JP23308291 A JP 23308291A JP 3126430 B2 JP3126430 B2 JP 3126430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時系列方向のテストパタ
ーンを発生するパターン発生回路に係り、特に、任意の
アドレスから規則的なテストパターンを発生することが
可能なパターン発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリのファンクショナル試験で
は、メモリセルに“0”または“1”のビットデータを
書き込み、これを読み出したときそのデータが書込み通
りになっているか否かでメモリの良否を判断する。書き
込みデータには種々のパターンが用意されている。例え
ば、全てのメモリセルに“1”を書き込むウォーキング
“1”とか、逆に全てのセルに“0”を書き込むウォー
キング“0”とか呼ばれるもの、さらには「00100
1…001」というのように3拍子のリズムで規則的に
繰り返すワルツパターンと呼ばれるもの等がある。これ
らの内、ワルツパターンについて説明する。
【0003】ワルツパターンは、図3(A)または
(B)に示すように、X、Yアドレスが進むにつれて
「001001001…001」となるようなパターン
を発生するものである。このパターンに基づいて半導体
メモリをテストする場合、常に「0」番地からテストす
るというわけではなく、テストの種類によっては途中の
任意の番地からアクセスする場合もある。このこともあ
って、従来、ワルツパターンはX、Yのアドレス演算の
みでは発生できず、ソフトウェアによっていた。
【0004】図11および図12は4×4(16ビッ
ト)メモリに関してのワルツパターン発生プログラムを
示す。ここで、XB、YBはX、Y方向のアドレスレジ
スタである。また、Wはメモリにライトデータを書き込
みを、Rはメモリからの読み出しをそれぞれ意味する。
ユーザは、XBレジスタのアドレス演算のMAX値をL
MAXレジスタに、メモリのアドレスを3で割った結果
(16÷3)をIDX1レジスタにそれぞれ入力する。
すなわち、LMAX=3、IDX1=5を入力する(ス
テップ151)。
【0005】プログラムの前半を示す図11ではメモリ
への書き込みを行ない、後半を示す図12ではメモリか
らの読み出しを行なっている。まず、前半プログラムに
おいては、XBレジスタ及びYBレジスタに“0”を代
入(ステップ153)した後、XBレジスタ値がLMA
X値を超えたか否かを判断し(ステップ154)、超え
たと判断されたときはYアドレスを1つ進めるとともに
Xアドレスをクリアする(ステップ157、158)。
超えていなければYアドレス値はそのままとする(ステ
ップ159)。このようにして決定したアドレスにライ
トデータを書き込む(ステップ163)。
【0006】次に、Xアドレスを1進めた後(ステップ
165)、XBレジスタ値がLMAX値を超えたか否か
を判断し(ステップ167)、超えたと判断されたとき
はYアドレスを1つ進めるとともにXアドレスをクリア
する(ステップ169、173)。超えていなければY
アドレス値はそのままとする(ステップ171)。この
ようにして決定したアドレスにライトデータを書き込む
(ステップ175)。
【0007】さらにXアドレスを1進めた後(ステップ
177)、XBレジスタ値がLMAX値を超えたか否か
を判断し(ステップ179)、超えたと判断されたとき
はYアドレスを1つ進めるとともにXアドレスをクリア
する(ステップ181、185)。超えていなければY
アドレス値はそのままとする(ステップ183)。この
ようにして決定したアドレスにライトデータを書き込む
(ステップ187)。
【0008】そして、フラグレジスタFBの値がIDX
1値(=5)に達したか否かを判断し(ステップ18
9)、達していなければFB値に1を加えてIDX1値
に達するまで上記ステップ155〜187を繰り返す。
FB値がIDX1値に達したときは、最初のステップ1
51でメモリのアドレスを3で割って余りが1出ている
ために1アドレス分プログラムを追加する必要があるこ
とから、さらにXアドレスを1進め(ステップ19
3)、XBレジスタ値がLMAX値を超えたか否かを判
断し(ステップ195)、超えたと判断されたときはY
アドレスを1つ進めるとともにXアドレスをクリアする
(ステップ197、201)。超えていなければYアド
レス値はそのままとする(ステップ199)。決定した
アドレスにライトデータを書き込む(ステップ20
3)。このようにして、16ビット分全てのワルツパタ
ーンの書き込みが終了する。
【0009】次に後半プログラムにおいては、メモリへ
の書き込み(W)が読み出し(R)に代わっている点を
除いて前半プログラムと全く同じ操作を行う(ステップ
205〜255)。このようにして、前半で書き込んだ
メモリ内容を読み出すことにより16ビットのワルツパ
ターンを発生するようになっている。なお、任意のアド
レスからワルツパターンを発生する場合には、読み出し
時にそのアドレスからアクセスればよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
はワルツパターンの発生をソフトウェアによっていたた
め、繰り返し単位を構成するビットパターンの繰り返し
制御が煩雑でステップ数が非常に長くなるという欠点が
あった。また、テスタのスループットが低いといった欠
点もあった。
【0011】ところで、ワルツパターンは繰り返しのビ
ットパターンが3ビットで構成されているので、一見、
3進カウンタで実現できるように見える。しかし、常に
アドレスが「0」番地で始る場合は問題ないが、カウン
タは自走するだけでアドレスと相関がとれているわけで
はないので、途中のアドレスから始める場合どこに
“1”を立ててよいかを決定することができない。例え
ば、当該アドレスから「100100…」で始るパター
ンを発生したい場合、そのようになるか、「00100
1…」になるか、さらには「100100…」になるか
はわからない。そのため、メモリアドレスに割り振られ
たワルツパターンにおいて、テスタに必要な任意の番地
からのワルツパターンを3進カウンタでは実現すること
はできない。このように従来のものでは、ワルツパター
ンなどの時系列方向に規則的なテストパターンを任意に
発生するには、ソフトウェアによらなければならないと
いう問題があった。
【0012】本発明は、規則的なテストパターンに内在
する規則性を利用することによって、上述した従来技術
の欠点を解消し、任意のアドレス番地からアクセスして
もアドレス相関のとれた規則的なテストパターンを容易
に発生することが可能で、ステップ数が少なく、スルー
プットの高いパターン発生回路をハードウェアで提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定メモリ
のファンクショナル試験に使用する時系列方向に規則的
なテストパターンを発生するパターン発生回路に適用さ
れる。規則的なテストパターンを被測定メモリのXアド
レスの最大値に相当する長さで切り取った単位をパター
ンデータとし、テストパターンの繰り返し最小単位をビ
ットパターンとしたとき、そのビットパターンの先頭ビ
ットをずらすことにより生じる複数種類のパターンデー
タを格納するXメモリと、Xメモリに格納されたパター
ンデータに基づいて形成される全種類のパターンデータ
から各パターンデータを選択するためのデータを格納す
るYメモリと、これらXメモリ及びYメモリの任意のア
ドレスから順次アクセスし、Xメモリに格納されたパタ
ーンデータに基づいて形成される全種類のパターンデー
タを、Yメモリに格納されたデータによって順次選択す
ると共に、その選択の順序を被測定メモリのXアドレス
の最大値に応じて変更できるようにして、被測定メモリ
のビット数に合せた、時系列方向に規則的なテストパタ
ーンを出力する論理演算器とを備えたものである。な
お、上記したX、Yメモリは逆転してもよい。また、こ
の場合において、特に規則的なパターンを「00100
1…001」となるようなワルツパターンとすることが
できる。
【0014】
【作用】規則的なパターンの繰り返し単位を構成するパ
ターンデータの先頭ビットをずらすことにより生じるビ
ットパターンの組合せ数は、繰り返し単位の長さに応じ
て決まる。例えば、繰り返し単位の長さが3ビットであ
れば3通りの組合せ、4ビットであれば4通りの組合せ
…等となる。Xメモリにはこれら全ての組合せを含む全
種類のパターンデータを格納する必要はない。幾つかの
パターンデータを格納しておけば、それを基にして論理
演算器によって残りのパターンデータを作成できるから
である。
【0015】予め、規則的なパターンの繰り返し単位を
含むパターンデータの幾つかをXメモリに格納し、また
Xメモリに格納されたデータに基づいて形成される全種
類のパターンデータを選択するためのデータをYメモリ
に格納しておく。
【0016】その上で、Xメモリのアドレスを順次アク
セスしていくと、Xメモリに格納された複数のパターン
データが出力され、その出力が論理演算器に加えられて
全ての組合せのパターンデータが形成される。その組合
せパターンデータは、Yメモリのアドレスをアクセスす
ることによって出力されるデータに応じて交互に選択さ
れる。このYメモリから出力されるデータは、被測定メ
モリのXアドレスの最大値に応じて変更できるようにし
て、組合せパターンデータの選択順序を変え、被測定メ
モリのビット数によって“1”の配列の規則性が異なる
ことになる適正で連続性のあるワルツパターンを発生で
きるようにしてある。
【0017】従って、X、Yメモリの任意のアドレスか
らアクセスしてアドレスを進めていくようにしても、被
測定半導体メモリのアドレスに対応して書き込まれる規
則的なテストパターンの順序を崩すことなく、時系列方
向に規則的なテストパターンが出力される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。ここでは、時系列方向に規則的なテストパターンと
してワルツパターンを例に取って説明する。
【0019】概念構成 図4はワルツパターン発生回路の概念図を示す。41は
Xワルツメモリで、ワルツパターンの繰り返し単位を含
むパターンデータを格納する。先頭ビットをずらしたワ
ルツパターンを構成するビットパターンの組合せは、
「001」、「010」、「100」の3種類あるが、
この中の全部をXワルツメモリに格納するようにして
も、あるいはこの中から2つのパターンデータを選択し
て格納するようにしてもよい。なお、パターンデータの
格納ビット数単位は被測定半導体メモリのビット数に応
じて異なり、Xアドレス数と等しくする。例えば、16
(4×4)ビットメモリであれば、パターンデータは
「0010」、「0100」、「1001」というよう
に4ビット単位で、また64(8×8)ビットメモリで
あれば、「00100100」、「0100100
1」、「10010010」、…というように8ビット
単位で格納する。
【0020】42はYワルツメモリで、Xワルツメモリ
41に格納されたパターンデータに基づいて形成される
全種類のパターンデータを選択するためのデータを格納
する。格納するビット数単位はXワルツメモリ11と同
じにする。43は論理演算器で、Xワルツメモリ41及
びYワルツメモリ42を任意のX、Yアドレスから順次
アクセスし、Xワルツメモリ11から出力されるパター
ンデータから全種類の組合せパターンデータを形成す
る。もっともXワルツメモリ41に全種類の組合せパタ
ーンデータを格納するようにした場合には、改めて形成
する必要はない。論理演算器43内で形成される全種類
の組合せパターンデータを、Yワルツメモリ42から出
力されるデータによって順次選択して繋いでいくことに
より、アドレス相関のとれた規則的なテストパターンが
出力される。
【0021】基本構成 次に、図1及び図2を用いて上述したワルツパターン発
生回路の基本構成例を、4×4ビットメモリの適用例に
ついて説明する。4×4ビットメモリの内容は図3
(A)に示したものと同じで、先頭は「001…」で始
る。
【0022】まず、本発明の前提となる規則的なテスト
パターンに内在する規則性について、説明する。図5
(A)〜(L)は、16ビット及び64ビットの2種類
のメモリを例にとった、ワルツパターンの種類を示す説
明図である。これらの図を見るとわかるように、ビット
パターンの相隣る“1”を結ぶ線の向きに規則性があ
り、結線の向きはX−YリンクであるとY−Xリンクで
あるとを問わず、XアドレスのMAX値であるLMAX
によって決まる。すなわち、LMAX=EVENのとき
は上記結線は右上から左下に流れ、LMAX=ODDの
ときは上記結線は左上から右下に流れるようになる。こ
こで、EVENとはLMAXレジスタに格納される
“1”が立っているビット数が偶数であることを意味し
(LMAX=3であれば「011」となる)、ODDと
は同じく“1”が立っているビット数が奇数であること
を意味する(LMAX=7であれば「111」とな
る)。このようにEVENかODDかで相隣る“1”の
結線の向きが反対向きになるということから、次のこと
が言える。4×4ビットメモリのときは、Yアドレスの
1番地と2番地にあるパターンデータを入れ替えると結
線の向きが反対向きになり(図5(A)参照)、同様に
8×8ビットメモリのときは、Yアドレスの1番地と2
番地、4番地と5番地、及び7番地と8番地(8番地は
実際は存在しないので仮想番地である)にあるパターン
データをそれぞれ入れ替えると結線の向きが反対向きに
なる(図5(B)参照)。従って、EVENかODDで
パターンデータの選択を変更できるようにすればメモリ
の大きさに応じたワルツパターンを作成できることにな
る。すなわち、EVENを選択したときは4×4ビット
メモリの、ODDを選択したときは8×8ビットメモリ
のワルツパターンを形成することが可能なる。
【0023】さて、11はXワルツメモリで、パターン
データは付表の通り3種類の組合せ全てを直列4ビット
構成で格納して、出力は並列3ビット構成(D0〜D2
とする。12はYワルツメモリで、パターン選択データ
は付表の通り2種類、直列4ビット構成で格納して、出
力は並列2ビット構成(D0〜D1)とする。
【0024】13はマルチプレクサで、選択信号a、b
に応じてXワルツメモリ11の出力D0〜D2から一つを
選択してQ端子から出力する。
【0025】14、15はバイナリデコーダで、Yワル
ツメモリ12の出力D0〜D1を共通入力とし、EVEN
/ODD信号に応じてゲート16から出力されるイネー
ブル信号により、いずれか一方のデコーダが選択され、
選択されたデコード出力を出す。ここに、バイナリデコ
ーダ14、15の出力はマルチプレクサ13に接続され
て選択信号a、bとなるが、デコーダ14の出力Q1
2と、デコーダ15の出力Q11、Q12とでは選択信号
a、bへの接続を逆にしている。すなわち、EVEN/
ODD信号によりマルチプレクサ13で選択するXワル
ツメモリ11からのパターンデータの組合せ順序を変え
られるようにしてある。本例はメモリが4×4ビット構
成であるからEVEN信号を入力するが、例えば8×8
ビットのような場合にはODD信号を入力する。上述し
たマルチプレクサ13、バイナリデコーダ14、15で
本発明の論理演算器が構成される。
【0026】図2は上述したワルツパターン発生回路の
各部のタイミングチャートを示す。X、Yアドレス指定
は、本例ではXアドレスの全指定が終わったらYアドレ
スを1インクリメントして、またXアドレスを指定して
いくというアドレッシング方式を取っている(以下、X
−Yリンクという)。なお、これに対してYアドレスの
全指定が終わったらXアドレスを1インクリメントし
て、またYアドレスを指定していくというアドレッシン
グ方式を取る場合もある(これを以下、Y−Xリンクと
いう)。図示するようなX−Yリンクに沿うアドレス指
定により、Xワルツメモリ11に格納されたパターンデ
ータが、Yワルツメモリ12のデータによって4ビット
単位で切り替えられ、その結果マルチプレクサ43の出
力Qからはワルツパターン「001001001…00
1」が出力される。このように、アドレスに対応したビ
ットデータがXワルツメモリ11に格納され、その読み
出し順序をYワルツメモリ12に格納したデータによっ
て任意に組合せることができるようにしたので、任意の
アドレスを指定した場合でも、その指定したアドレスに
対応するビットから始るワルツパターンを発生すること
ができる。
【0027】具体的構成 次に本実施例のさらに具体的な説明を図6〜図10を用
いて説明する。ここでも、4×4ビットメモリについて
説明し、そのワルツパターンは図3(A)に示したもの
と同じで、先頭は「001…」で始ることとする。図6
は全体構成図、図7はその論理演算器の詳細構成図であ
る。63はXワルツメモリ、64はYワルツメモリであ
る。Xワルツメモリ63には、3種類全部ではなく、2
種類のパターンデータを格納する。このようにすればメ
モリ資源の有効利用を図ると共に、Yワルツメモリと同
じにしてX−YリンクとY−Xリンクとの切り替えを可
能とするからである。Yワルツメモリ64には、全種類
のパターンデータを選択するためのデータを格納する
が、ここではXワルツメモリ63と同一のデータを格納
することにより相互に逆転使用できるようにする。これ
らのデータは、書き込み時はADDRSEL(アドレス
選択)によりマルチプレクサ61、62で選択されたC
PUXADDR(CPU Xアドレス)またはCPUY
ADDR(CPU Yアドレス)により、CPUDAT
A(CPUXDATA、CPUYDATA)が書き込ま
れる。また、読み出し時はXアドレスまたはYアドレス
によりアクセスされる。
【0028】65はマルチプレクサで、MODE1すな
わちX−YリンクまたはY−Xリンクのいずれかを選択
するモードに応じて、次段のバイナリデコーダ66また
はモードデコーダ67にXワルツメモリ63またはYワ
ルツメモリ64のデータを振分ける。すなわち、X、Y
のデータの入れ替えを行うことにより、ワルツパターン
発生のアドレッシングをX−YリンクまたはY−Xリン
クに切り替えられるようにしている。
【0029】バイナリデコーダ66は、Xワルツメモリ
63またはYワルツメモリ64の2種類のデータからパ
ターンデータの全ての組合せ、すなわち4×4ビットメ
モリのワルツパターンの場合の組合せ数である3種類の
パターンデータを形成する。最終段のマルチプレクサ6
8は、バイナリデコーダ66から出力される3種類(一
般的にはn種類)の並列パターンデータを、セレクト信
号Smに応じて直列4ビット構成単位で順次選択して出
力端子Qより出力してワルツパターンを形成する。セレ
クト信号Smは2種類あり、モードデコーダ67から入
力される一方のセレクト信号はメモリビット数に応じた
ワルツパターンを選択発生するもので、MODE3から
の他方のセレクト信号はワルツパターンの先頭ビットを
どこから始めるかを決めるものである。すなわち、「0
010…」、「0100…」、「1001…」の種類の
いずれかを選択する信号である。
【0030】モードデコーダ67はYワルツメモリ64
またはXワルツメモリ63に格納されているデータを、
MODE2すなわちEVEN/ODD選択信号に応じ
て、マルチプレクサ68のセレクト端子に入れ替え入力
し、メモリビット数に応じたワルツパターンを選択す
る。
【0031】論理演算器の詳細構成を示した図7に示す
ように、マルチプレクサ65はX−Yリンクモードが
“0”のとき、すなわちX−Yリンクのとき、Xワルツ
メモリのデータXWTA、XWTBを次段のバイナリデ
コーダ66にパターンデータとして導き、Yワルツメモ
リのデータYWTA、YWTBをモードデコーダ67に
パターン選択データとして導き、X−YリンクMODE
が“1”のとき、すなわちY−Xリンクのとき、Yワル
ツメモリのデータYWTA、YWTBを次段のバイナリ
デコーダ66に、XワルツメモリのデータXWTA、X
WTBをモードデコーダ67に導く(図8(A)参
照)。
【0032】バイナリデコーダ66はこれに入力された
並列2ビット構成のパターンデータから並列3ビット構
成の全パターンデータを形成して出力Q0、Q1、Q2
出す(図8(B)参照)。また、モードデコーダ67
は、入力を共通にするが出力は2つの回路E0とE1に分
れており、これに入力された並列2ビット構成のデータ
を、EVEN/ODDモードがEVENすなわち“0”
のとき、回路E1が付勢されて出力Q11、Q12を出し、
ODDすなわち“1”のとき、回路E0が付勢されて出
力Q01、Q02を出す。これらの出力は最終段のマルチプ
レクサ68の一方のセレクト端子S0、S1に加えられ
る。他方のセレクト端子S2、S3にはワルツパターンの
先頭ビットを変えてパターンの種類を選択するための選
択信号FP0、FP1が加えられる(図8(C))。パター
ンの種類FP20は「001」を、FP21は「01
0」を、FP22は「100」をそれぞれ意味する。
【0033】バイナリデコーダ66からのパターンデー
タが入力される最終段のマルチプレクサ68は、EVE
NとODDに応じてパターンデータを4ビット単位で時
系列につなぎ合せ所定のワルツパターンを発生する(図
8(D)、(E))。
【0034】次に、上記のような構成における回路動作
を図9を用いて説明する。まず、Xワルツメモリ63、
Yワルツメモリ64にデータを書き込む。このときのC
PUXADDR、およびCPUYADDRのアドレッシ
ングは任意であるが、ここではその後、行なわれる読み
出し用のX、Yのアドレッシングと同じX−Yリンク方
式で行なっている。すなわち、X方向は「012301
23…」というように4ビット単位で繰り返し進めてい
く一方、Y方向は「00001111…」というように
4ビット単位で1番地づつインクリメントしていく。
【0035】ここに確認の意味も含めて、あらためて各
種の設定モードを記しておく。MODE1はX−Yリン
クモード、MODE2はEVENモード、MODE3は
ワルツパターンが「001…」から始るFP20モード
である。
【0036】さて、読み出し時は、バイナリデコーダ6
6の入力A、BにはXワルツメモリ63のXアドレス出
力が加えられる。モードデコーダ67の入力A、Bには
Yワルツメモリ64のYアドレス出力が加えられる。
【0037】最初の4アドレス(X 0123) (Y 0000)では、マルチプレクサ68の出力は、
モードデコーダ67によりバイナリデコーダ66のQ2
の出力「0010」を選択する。
【0038】つぎの4アドレス(X 0123) (Y 1111)ではQ1の出力「0100」を選択す
る。
【0039】つづく4アドレス(X 0123) (Y 1111)ではQ0の出力「1001」を選択す
るというように、Xワルツメモリ63に格納されたパタ
ーンデータを順次切り替えていくことにより、所望のワ
ルツパターンが得られる。このワルツパターンはXとY
のアドレス関数となっているから、任意のアドレスから
のワルツパターンの発生も可能となる。
【0040】このように本実施例のパターン発生回路を
用いたワルツパターン発生のために必要とされるソフト
ウェアプログラムは、図10に示すように、繰り返し単
位を構成するビットパターンの繰り返し制御を行う必要
がなくなるので、書き込み、読み出しの総ステップ数
(ステップ101〜131)が大幅に低減できるように
なる。すなわち、既述したように、従来のソフトウェア
方式によれば、メモリアドレスをLMAX値の3で割っ
てIDX1レジスタに書き込まなければならず、しかも
3で割って余りが出るとその分のプログラムを追加しな
ければならないのに対して(図11、図12参照)、I
DX1にメモリアドレスを書き込むだけでよくなる。か
くして、ユーザはメモリのアドレスさえ書き込めば、パ
ターンの数を全く気にせずにプログラミングできる。
【0041】なお、本実施例では規則的なパターンとし
てワルツパターンの例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、規則的なパターンであれ
ば、いずれにも適用できる。また、メモリビット数も1
6、64ビットに限られないことは勿論であり、1M、
64Mビットなどにも適用できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、従来ソフトウェアによ
っていた規則的なテストパターンの発生を、ハードウェ
アに置き換えるようにしたので、プログラムのステップ
数を少なくし、スループットを高めることができる。ま
た、テストパターンの規則性に着目してアドレス関数と
してパターンを発生できるようにしたので、任意のアド
レス番地からアクセスしても時系列方向に規則的なテス
トパターンを発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるパターン発生回路の基本構成
図。
【図2】図1の基本回路の動作を示す各部のタイミング
テーブル図。
【図3】4×4ビットメモリおよび8×8ビットメモリ
に適用されるワルツパターン例の説明図。
【図4】本発明のパターン発生回路の概念図。
【図5】4×4ビットメモリおよび8×8ビットメモリ
に適用したX−YまたはY−Xリンク方式による各種ワ
ルツパターンの説明図。
【図6】本実施例によるパターン発生回路の具体的構成
図。
【図7】図6の具体的回路の論理演算器の詳細図。
【図8】図7の回路要素の論理値表を示す図。
【図9】図6の回路のタイミングチャート。
【図10】本実施例によるワルツパターンを使用したプ
ログラムチャート。
【図11】従来例によるワルツパターンを使用した書き
込み部のプログラムチャート。
【図12】従来例によるワルツパターンを使用した読み
出し部のプログラムチャート。
【符号の説明】
11 Xワルツメモリ 12 Yワルツメモリ 13 マルチプレクサ 14 バイナリデコーダ 15 バイナリデコーダ 16 選択ゲート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/22 G06F 12/16 G01R 31/28 - 31/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定メモリのファンクショナル試験に
    使用する時系列方向に規則的なテストパターンを発生す
    るパターン発生回路において、 前記規則的なテストパターンを前記被測定メモリのXア
    ドレスの最大値に相当する長さで切り取った単位をパタ
    ーンデータとし、前記テストパターンの繰り返し最小単
    位をビットパターンとしたとき、そのビットパターンの
    先頭ビットをずらすことにより生じる複数種類のパター
    ンデータを格納するXメモリと、 前記Xメモリに格納されたパターンデータに基づいて形
    成される全種類のパターンデータから各パターンデータ
    を選択するためのデータを格納するYメモリと、 これらXメモリ及びYメモリの任意のアドレスから順次
    アクセスし、Xメモリに格納されたパターンデータに基
    づいて形成される全種類のパターンデータを、Yメモリ
    に格納されたデータによって順次選択すると共に、その
    選択の順序を前記被測定メモリのXアドレスの最大値に
    応じて変更できるようにして、前記被測定メモリのビッ
    ト数に合せた、時系列方向に規則的なテストパターンを
    出力する論理演算器とを備えたことを特徴とするパター
    ン発生回路。
  2. 【請求項2】 前記規則的なパターンが「001001
    …001」となるようなワルツパターンであることを特
    徴とする請求項1に記載のパターン発生回路。
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