JP3124410U - 流体材料混練機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来より混練効率がよく短時間で混練作業を行える流体材料混練機との提供。
【解決手段】<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸103aの中間部分に水平に固定したプロペラ103bと、そのプロペラ103bの先端に、上端部103f,103fを上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕103c,103cと、上記攪拌腕103c,103cの下端に、上記回転軸103aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材103eとからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー103を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
【選択図】 図1

Description

本考案は、従来より広く用いられている各種金属缶(4リットル缶,6リットル缶,18リットル缶,20リットル缶等)や、薄層フィルム製の軟体容器等の流体材料収納用容器に充填収納された塗料,シーリング材(コーキング材),食品材料等の流体材料を混練するための流体材料混練機(以下、「混練機」という。)に関する。
薄層フィルム製の軟体容器1(たとえば、特許文献1参照。)に充填収納された流体材料(主剤と硬化剤等からなる2液型シーリング材)を、従来の混練機2(たとえば、非特許文献1参照。)で混練している様子を図22に示す。
流体材料を収納した軟体容器1は、これを相対回転しないよう支持する混練運搬用容器3に嵌挿され、その混練運搬用容器3ごと上記混練機2の回転台4に乗載固定されている。
そして、その軟体容器1内には、混練機2に立設された支持腕5に支持されるパドル6が挿入され、この状態で上記回転台4を回転駆動し上記軟体容器1をパドル6に対して相対回転させることによって、該軟体容器1内の流体材料を混練するようになっている。
特開2005-096820号公報 日本ソセー工業株式会社、"シリコン・コーキング材専用ハードミキサーライトシリーズ"、[online]、[平成18年5月15日検索]、インターネット<URL: http://www.sosey.co.jp/seihin_folder/hardmixiser/hardmixer_lr2.html>
上記のように混練をする場合、回転台4の回転速度を上げて短時間で混練しようとするとシーリング材中に空気が混入してしまい、目地に充填した際の仕上がり具合が悪くなってしまう。したがって、これを防ぐため、従来は、回転速度をあまり上げずに容器1つあたり15分程度の混練時間を掛けて混練を行っており、1時間あたり多くても容器4つ程度の混練しかできず、現場での施工スピードを上げるためには複数の混練機2を用意し、各混練機2で同時に混練作業を行わざるを得なかった。
一方で、2液型シーリング材は、気温が高いときには混練を始めて20分程度で硬化が始まってしまうので、現場においては混練を十分に時間をかけて行うことなく急いで施工しがちで、このために仕上がり具合の悪いものになってしまう場合があり、より短時間で十分に混練を行える混練機が求められていた。
そこで、本考案は、従来より混練効率がよく短時間で混練作業を行える流体材料混練機の提供を課題とする。
請求項1記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸103aの中間部分に水平に固定したプロペラ103bと、そのプロペラ103bの先端に、上端部103f,103fを上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕103c,103cと、上記攪拌腕103c,103cの下端に、上記回転軸103aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材103eとからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー103を備えた流体材料混練機である。
請求項2記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸103aの中間部分に水平に固定したプロペラ103bと、そのプロペラ103bの先端に固定した環状の巻き込み防止部材103dと、その巻き込み防止部材103dに、上端部103f,103fを上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕103c,103cと、上記攪拌腕103c,103cの下端に、上記回転軸103aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材103eとからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー103を備えた流体材料混練機である。
請求項3記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸115aの中間部分に固定した水平腕115bと、その水平腕115bの両端に、上端部を上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕115c,115cと、その攪拌腕115c,115cの下端に、上記回転軸115aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材115dとからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー115を備えた流体材料混練機である。
請求項4記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸116aの中間部分に固定した水平腕116bと、上記水平腕116bの両端に固定した環状の巻き込み防止部材116dと、その巻き込み防止部材116d上に立設した補助攪拌腕116f,116fと、上記巻き込み防止部材116dに吊下固定した攪拌腕116c,116cと、上記攪拌腕116c,116cの下端に、上記回転軸116aの下端が、その下縁よりも下方に突出した状態になるようにして固定した環状の巻き込み防止部材116eとからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー116を備えた流体材料混練機である。
請求項5記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸117aに固定した水平腕117bと、上記水平腕117bの両端に上端部を上方に突出させた状態にして吊下固定した固定した攪拌腕117c,117cと、その攪拌腕117c,117cの下端間に横架した水平腕117dと、その水平腕117dの下側に固定した支軸117eと、上記回転軸117aの中間部分の、上記水平腕117bの上方に固定した支持腕117fにより支持固定された環状の巻き込み防止部材117gからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー117を備えた流体材料混練機である。
請求項6記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸118aの中間部分に固定した水平腕と、上記水平腕の両端に上端部を上方に突出させかつ上記回転軸118aをその下端よりも下方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕118b,118bと、上記回転軸118aの中間部分の、上記水平腕の上方に固定した支持腕により支持固定された環状の巻き込み防止部材とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー118を備えた流体材料混練機である。
請求項7記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、<ii>回転軸119aの中間部分に水平に固定した水平腕119bと、その水平腕119bの両端に固定した環状の巻き込み防止部材119dと、その巻き込み防止部材119dに吊下固定した攪拌腕119c,119cと、上記攪拌腕119c,119cの下端に、上記回転軸119aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材119eとからなり、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー119、および、<iii>上記スクリュー119の回転軸119aに嵌合させる嵌合環120aと、その外方に固定した水平腕120b,120bと、それらの外端に固定した環状の巻き込み防止部材120cと、この巻き込み防止部材120cに対して吊下固定した攪拌腕120d,120dと、その攪拌腕120d,120dの下端に固定した環状の巻き込み防止部材120eとからなり、上記スクリュー119の回転軸119aに嵌合環120aを嵌合させて、このスクリュー119に対して回転自在にして、該スクリュー119の上に配置された補助スクリュー120を備えた流体材料混練機である。
請求項8記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、<ii>回転軸119aの中間部分に水平に固定した水平腕119bと、その水平腕119bの両端に固定した環状の巻き込み防止部材119dと、その巻き込み防止部材119dに吊下固定した攪拌腕119c,119cと、上記攪拌腕119c,119cの下端に、上記回転軸119aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材119eとからなり、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー121、および、<iii>上記スクリュー121の回転軸119aに嵌合させる嵌合環122aと、その外方に固定した水平腕122b,122bと、それらの外端に固定した環状の巻き込み防止部材122cと、この巻き込み防止部材122cに対して吊下固定した攪拌腕122e,122eと、その攪拌腕122e,122eの下端に固定した環状の巻き込み防止部材122dとからなり、上記スクリュー121の回転軸119aに嵌合環122aを嵌合させて、このスクリュー121に覆い被せて配置される補助スクリュー122を備えた流体材料混練機である。
請求項9記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>窓孔123aを開口した方形状の枠体123bの上下辺に回転軸123d,123dを固定し、その回転軸123d,123dと平行な両側辺に、その縁部の角を覆うように板状の巻き込み防止部材123c,123cを固定したスクリュー123を備えた流体材料混練機である。
請求項10記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>窓孔を開口した方形状の枠体124aの上下辺に回転軸を固定するとともに、その枠体124aの上下端の角を覆う環状の巻き込み防止部材124b,124bを固定したスクリュー124を備えた流体材料混練機である。
請求項11記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>回転軸125aの回りに、該回転軸125aの軸方向に所要の長さを有する混練腕125bをもつ枠体125cを固定してなるスクリュー125を備えた流体材料混練機である。
請求項12記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>縦長長方形の平板126aの上下辺に回転軸126b,126bを固定したスクリュー126を備えた流体材料混練機である。
請求項13記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>螺旋状に捩った板片127aの上下辺中央に軸127b,127bを固定したスクリュー127を備えた流体材料混練機である。
請求項14記載の本考案は、<i>筐体102上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台105、および、<ii>板片に窓孔128aを開口させた長方形枠128bを螺旋状に捩り、その上下辺中央に回転軸を固定したスクリュー128を備えた流体材料混練機である。
請求項15記載の本考案は、上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に水平に位置し、その流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材202を有する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機である。
請求項16記載の本考案は、帯状の板を捩ってなり、上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層に位置する均し部材203,210を有する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機である。
請求項17記載の本考案は、上記均し部材203が、基端に支持環203bを有する支持腕203aの先端に固定されており、上記支持環203bを上記スクリュー103,115,116,117,118,119,121,123,124,125,126,127,128の回転軸103a,115a,116a,117a,118a,119a,123d,125a,126b,127bに嵌合して、該回転軸103a,115a,116a,117a,118a,119a,123d,125a,126b,127bに対して回動自在に支持されている請求項16記載の流体材料混練機である。
請求項18記載の本考案は、水平な基部204a,204a’,206bの両端から、均し腕204b,204b’,206c,206d,206a’,206b’を垂下させてなり、筐体102に立設された支持腕205,207に吊下支持された均し部材204,204’,206,206’を備えた請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機である。
請求項19記載の本考案は、上記均し腕204b,204bの下端が流体材料収納用容器の底部に達する請求項18記載の流体材料混練機である。
請求項20記載の本考案は、2本の上記均し腕206c,206dの長さが異なる請求項18記載の流体材料混練機である。
請求項21記載の本考案は、上記均し腕206b’に、帯状の板片を捩ってなる均し片206c’を固定してなる請求項18記載の流体材料混練機である。
請求項22記載の本考案は、上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に垂直にして位置し、その流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材208,209を有する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機である。
請求項23記載の本考案は、上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に斜めにして位置しその流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材208,209を有する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機である。
請求項24記載の本考案は、<i>筐体305上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台306と、<ii>支持腕309により上記容器回転台306上に支持され、その縁部の角を覆う巻き込み防止部材302dを固定したパドル302と、<iii>スクリュー303,103,115,116,117,118,119,123〜128とを備えた流体材料混練機である。
請求項25記載の本考案は、<i>筐体305上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台306と、<ii>支持腕309により上記容器回転台206上に支持され、その縁部の角を落としたパドル302,315と、<iii>スクリュー303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128とを備えた流体材料混練機である。
請求項26記載の本考案は、上記パドル315が、複数の部品を取り外し自在に連結して構成されている請求項24または25記載の流体材料混練機である。
請求項27記載の本考案は、上記パドル315が、斜め上方に向いた底部掻き取り羽315aの先端に、垂直に起立する側面掻き取り羽315bを連設してなる請求項24,25または26記載の流体材料混練機である。
請求項28記載の本考案は、上記パドルに、回転自在な円柱状の側面掻き取り部314aを設けている請求項24,25,26または27記載の流体材料混練機である。
請求項29記載の本考案は、<i>筐体408上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台402と、<ii>支持腕403により上記容器回転台402上に支持されたパドル404と、<iii>上記容器回転台402を回転させるモータにより回転駆動されるスクリュー405,303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128を備えた流体材料混練機である。
請求項30記載の本考案は、<i>筐体上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台と、<ii>支持腕506により上記容器回転台上に配設され、その角を落としたパドル502と、<iii>複数のスクリュー405,303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128を備えた流体材料混練機である。
以下、本考案の最良の実施形態を実施例により説明するが、本考案はこれらの例に限られない。
まず本考案の実施例1について図1〜9により詳しく説明する。
本実施例の流体材料混練機101は、従来公知の混練機の筐体102に、スクリュー103を有するスクリューユニット104を取り外し自在に取り付けてなる。
上記筐体102は、その上面に流体材料収納用容器1を乗載支持する容器回転台105を配設するとともに、これを回転させるモータを内蔵し、かつ側面に操作盤(図示していない。)を備えているもので、上面には上記容器回転台105の一側に中空筒状の支持ポール106を立設している。
107は、上記支持ポール106に対して取り外し可能に取り付けられ、上記スクリューユニット104を支持する支持腕である。
これは、支柱107aの上端に水平部107bを連続させるとともに、その水平部107bの他端から下方に垂下した垂下部107cを連続させてなる断面円形のもので、その支柱107aを上記支持ポール106に差し込み嵌合させて筐体102上に取り付けられている。
107d……は、上記支柱107aに列設された位置決め孔で、この位置決め孔107d……のうち適宜のものを上記支持ポール106の位置決め孔106’に一致させてネジ106”を螺合することで、支持腕107は、混練しようとする流体材料を収納した流体材料収納用容器(軟体容器)1の大きさに応じた高さにして取り付けられる。
支持腕107は、上記のように一致させた位置決め孔107dと106’とにネジ106”を螺合するのに代え、ピンを挿通することにより所要の高さにして固定するようにしてもよい。さらに、支柱107aの外面と支持ポール106の内面とにネジ山,ネジ溝を切っておき、互いを螺合回転させることで上記支持腕107を上昇,下降させ高さを調整できるようにしてもよい。
108は、方形の底板108aの対向両縁に側板108b,108b(一方のみ図示した。)を立設したスクリューユニット取り付け台で、これは、その底板108aにおいて、上記支持腕107の水平部107bの上に溶接により固定されている。
その固定は溶接により行っているが、ネジ止めや締め付け金具等により行うこともできる。
また、上記支持腕107に対し、たとえば一箇所で左右回動自在に軸支してその向きを変更可能にして取り付けてもよい。
109はスクリューユニット104のモータボックスで、モータ,減速ギア,電源スイッチ110,回転方向切替スイッチ、回転制御部等を備え、その下面から下方に突出させたチャック111の下端に上記スクリュー103を取り付けている。このモータボックス109は、上記スクリューユニット取り付け台108の底板108aに乗載され、その側板108b,108bに対してネジ112,112によりネジ止め固定されている。
なお、側板108b,108bのネジ孔(図示していない。)を横長の長孔としておけば、その取付けは、スクリューユニット取り付け台108に対して前後にスライドさせて位置を微調整したうえで行える。
上記スクリュー103は、直径3mm〜5mm程度の断面丸形の針金からなるものである。
これは、上記チャック111に吊下状態にして取り付けられる回転軸103aの中間部分に、これと直交させて一対の羽根103b’,103b’からなるプロペラ103bを水平に固定し、そのプロペラ103bの両端に環状の巻き込み防止部材103dを固定し、その巻き込み防止部材103dとプロペラ103bとを固定した位置に、下側をやや内方に寄せて斜め(軟体容器1の胴壁1aの傾きと合致する角度)にした攪拌腕103c,103cを、その中間部分において吊下固定するとともに、上記攪拌腕103c,103cの下端に同じく環状の巻き込み防止部材103eを固定してなるものである。
上記攪拌腕103c,103cの上端部103f,103fは、上記プロペラ103bおよび巻き込み防止部材103dより上方に突出しており、このように突出させたことで、攪拌される流体材料の上層部分に過度に渦が発生するのが抑えられ、空気の混入が防止される。
また、上記回転軸103aの下端は、上記巻き込み防止部材103eの下縁よりも少し下方に突出しており、その下端には厚さ約3mm、直径約2cmの円板が固定されている。ただし、この円板は省略してもよい。
上記攪拌腕103c,103cの長さは約11cm、上記巻き込み防止部材103dの径は約9cm、巻き込み防止部材103eの径は約8cmである。
なお、上記スクリュー103は、その攪拌腕103c,103c間に、上記プロペラ103bと平行にさらに針金製の横架部材を適宜横架することで、より混練効率の高いものとすることができる。
上記スクリュー103は、上記モータボックス109の電源スイッチ110の操作により、上記モータによって所定の速度で所定の方向に回転される。なお、その回転数は、混練しようとする流体材料の種類に応じて、たとえば、粘度の高いものの混練の場合は30rpm程度と遅く、粘度の低いものの場合は速くして、最高1000rpm程度のまで上げるのが好ましい。
また、上記回転制御部は、一定時間でモータを停止するタイマー機能を有するもので、さらに必要に応じ、一定時間で回転方向を反転する反転機能等を有するものとしてもよい。
上記スクリュー103は、その巻き込み防止部材103d,103eの外周および攪拌腕103c,103cが容器1の胴壁1aの内面に接する状態にし、かつ、上記回転軸103aの下端が容器1の底円板1bに接する状態にして配置される。
いま、混練しようとする流体材料を収納している上記軟体容器1(たとえば特開2004−250102号公報参照。)は、高さ23cm程度のもので、硬質合成樹脂製の上部円環枠1cと同じく硬質合成樹脂製の上記底円板1bとの間に軟質合成樹脂製の薄層フィルム等からなる上記胴壁1aを、下方がやや窄まった筒状にして張架したもので、使用後にはその胴壁1aを折り畳んでコンパクトな状態で廃棄できるものである。また、全体が合成樹脂製であるのでリサイクル可能なものである。
上記混練運搬用容器3は、胴壁3aと底板3bとからなるバケツ形のもので、上記軟体容器1の上部円環枠1cの嵌合突起1d……を胴壁3aの上縁に形成した凹処3c……に嵌合させて上記容器1を相対回転しないよう受け入れるようになっている。また、胴壁3aの外面には、該混練運搬用容器3を持ち運ぶのに使用する提げ手(図示していない。)を備えている。
上記混練機101による流体材料の混練は、以下のように行われる。
まず、上記容器回転台105に、流体材料を充填収納した軟体容器1を混練運搬用容器3に嵌挿した状態で乗載し、その底部外周を固定具(図示していない。)により締め付けて固定する。
続いて、上記支持ポール106に、スクリューユニット104を取り付けた支持腕107の支柱107aを差し込み、スクリュー103を軟体容器1内に、容器1の胴壁1aにその攪拌腕103c,103cが内接するようにし、かつ回転軸103aの下端が底円板1bに接する状態にして配置する。このとき、攪拌腕103c,103cの上端までが完全に流体材料内に沈められる。
この作業は、従来の混練機においてパドル6を支持ポールに差し込んで固定するのと同様にして、簡単に行うことができるものである。
この状態で上記容器回転台105を回転駆動し、また、上記スクリュー103を回転駆動することによって、上記軟体容器1内の流体材料を混練する。
その容器回転台105とスクリュー103の回転方向は、前者を右回り後者を左回りとし、互いに逆回転となるようにするのがよい。
上記スクリュー103は、その攪拌腕103c,103cが容器1の胴壁1aに内接するように配置されているので、その回転により、容器1の胴壁1aに付着している流体材料を掻き取り、また、そのプロペラ103bが流体材料を下方へ送り上層の流体材料の上方への流れを抑制することにより空気の混入を防ぎつつ混練をする。
これにより混練時間は従来に比べ飛躍的に短縮され、従来の軟体容器(6リットル用)1つあたり15〜20分を要していた2液型シーリング材の混練が、2〜5分で行える。より小さいサイズ(たとえば4リットル用)の容器に充填されたシーリング材であれば、さらに短時間で完全な混練が行える。
また、従来、軟体容器1の胴壁1aは、パドル6のエッジに引っ掛かったりこすられて、負荷がかかり破損するおそれがあったが、上記スクリュー103は断面円形の針金製で、しかも、巻き込み防止部材103d,103eを備えているので、容器1の胴壁1aに当たっても引っ掛かったり負荷を掛けることがなく、容器破損のおそれがない。
また、そのスクリュー103は、回転軸103aの下端の円板が底円板1bに接するよう配設されているから、この回転軸103aを中心に回転するので、ブレが抑えられスムーズに回転する。
上記の容器回転台105とスクリュー103とは、逆に、前者を左回り、後者を右回りに回転させてもよいし、互いの回転方向を同一方向としてもよい。
また容器回転台105とスクリュー103のいずれについても、たとえば30秒ごとに回転方向が変わるようにするのも好ましい。
そのほか、容器回転台105を駆動させずにスクリュー103だけを回転させて混練を行うこともできる。この場合、モータの駆動軸と切り離して容器回転台105の回転をフリーな状態にしておけば、回転するスクリュー103に対し胴壁1aにおいて接している容器1は、スクリュー103の回転により、とも回りする。したがって、容器回転台105のモータを駆動させずに、電力消費量を抑えつつ容器1内の流体材料全体を万遍なく混練できる。
スクリュー103の巻き込み防止部材103d,103eを容器1の胴壁1aに強く押し当てるなどして、容器1との摩擦を増大させれば、容器1はより回転しやすくなる。
流体材料の硬度,粘度によっては、容器1が回転しすぎてしまうことがあるが、そのような場合には、容器回転台105の軸にモータの駆動軸あるいは他に設けた歯車を噛ませるなどして負荷をかけることによって、過度の回転を防止するのが好ましい。
上記スクリュー103は容器1の胴壁1aにしっかり押し当てて、そこに付着している流体材料を掻き取るように配設するのが最も混練効率が好ましいが、混練する流体材料の硬度,粘度等によっては、胴壁1aから離して配設しても十分な混練を行うことができる。
また、逆に容器回転台105だけを回転させて混練を行うこともできる。
すなわち、上記のように、容器回転台105とスクリュー103とは、混練する流体材料によっては、一方を回転させることで足りる。
上記流体材料混練機101は、スクリュー103を1つだけ備えているものであるが、たとえば流体材料収納用容器がより深いものである場合などには、2つ以上のスクリューを同軸にして上下に配設でき、また、大径で容量が大きい場合などには、スクリューユニットに2以上の回転軸を設けて容器1内の2箇所以上にスクリューを配設して混練効率を高めることもできる。
また、スクリューユニット取り付け台108を、支持腕107の水平部107bに左右回動自在に軸支してその向きを変更可能にして取り付けておいた場合には、スクリューユニット104の向きの変更ができるから、混練途中で、適宜スクリューユニット104の向きを変更し、容器内の特定箇所の流体材料の混練が不十分になるようなことを防ぐことができる。
その他、上記支持腕107の水平部107bまたはモータボックス109の側面に、添加剤用フック(図示していない。)を設けておき、軟体容器1内の流体材料に添加すべき硬化や調色ための添加剤の容器を掛けられるようにしておくと、その添加の作業が容易になるので便利である。
上記のとおり、本考案流体材料混練機101は、空気の混入をほとんど起こすことなく、短時間で流体材料の混練が行えるものであり、従来の混練機と比べると、その効果は、特にシーリング材等の粘度の高い流体材料の混練の際に顕著にあらわれる。
ここでは、流体材料混練機101により上記軟体容器1に充填された流体材料を混練する場合を例に挙げ説明したが、この流体材料混練機101は、従来公知の各種金属缶に充填された流体材料の混練も同様に行えるものである。
上記スクリュー103の大きさおよび配置は、上記軟体容器1に合わせたものであるので、異なる大きさの容器を使用する場合には、パドルおよびスクリューの大きさや配置も適宜変更するのが好ましい。
また、特に金属缶の場合、その破損のおそれがないから、上記スクリュー103は巻き込み防止部材103d,103eを省略したものとすることが可能である。
図3〜9に、上記スクリューユニット104に対して、上記スクリュー103に代えて取り付けることのできる他のスクリューを示した。スクリューは、攪拌する流体材料の硬度等に応じて、たとえば、硬度の高い流体材料ほど部材の少ない、あるいは各部材の径を細くしたスクリューを用いるのが好ましい。
図3に示したスクリュー115は、上記チャック111に吊下状態にして取り付けられる回転軸115aの中間部分に、これと直交させて、その表裏面を上下に向けた水平板(水平腕)115bを固定し、その両端にそれぞれ、下側をやや内方に寄せて斜めにした攪拌腕115c,115cを、その中間部分に於いて吊下固定するとともに、その攪拌腕115c,115cの下端に環状の巻き込み防止部材115dを固定してなるものである。
上記攪拌腕115c,115cの上端部は、上記水平板115bより上方に突出している。なお、上記水平板115bは平面長方形の板片を上記回転軸115aに対して対称に配設したものであるが、丸棒あるいは角棒状のものとしてもよい。
また、上記回転軸115aの下端は、上記巻き込み防止部材115dの下縁よりも少し下方に突出しており、そこに厚さ約3mm、直径約2cmの円板を固定している。ただし、この円板は省略してもよい。
これは、上記のスクリュー103と比べると、その上側の巻き込み防止部材103dを省略し、また、攪拌腕103c,103c間のプロペラ103bに代え水平板115bを取り付けたものに相当する。
なお、このスクリュー115は、その攪拌腕115c,115c間に、上記水平板115bと平行にさらに針金製の横架部材を適宜横架することで、より混練効率が高いものとすることができる。
上記水平板116bは混練する流体材料の表面下40mm程度のところに位置させ、攪拌腕115cの上端はその表面下20mm程度のところに位置させるのが好ましい。これにより、流体材料中への空気の混入が抑えられ、また、軟体容器1の胴壁1aの引き込みも抑制されるとともに、その攪拌腕115c,115cが軟体容器1の胴壁1aに内接するので、そこに付着している流体材料を掻き取りながら混練を行うことができる。
図4のスクリュー116は、上記チャック111に吊下状態にして取り付けられる回転軸116aの中間部分に、水平腕116bを固定し、その両端に環状の巻き込み防止部材116dを固定し、その巻き込み防止部材116dの、上記水平腕116bとの固定位置の下側に、下側をやや内方に寄せて斜めにした攪拌腕116c,116cを吊下固定するとともに、上記攪拌腕116c,116cの下端に、同じく環状の巻き込み防止部材116eを固定してなる。
また、巻き込み防止部材116d上の、上記攪拌腕116c,116cとずらした位置には、2本の補助攪拌腕116f,116fを立設している。
なお、上記回転軸116aの下端は、上記巻き込み防止部材116eの下縁よりも少し下方に突出した状態になっている。
このスクリュー116を、攪拌腕116c,116c、および補助攪拌腕116f,116fが軟体容器1の胴壁1aに内接するよう配置することで、その胴壁1aに付着している流体材料を掻き取りながら混練を行える。
図5(a)のスクリュー117は、上記チャック111に取り付けられる回転軸117aの下端に水平腕117bを固定し、その水平腕117bの両端に下側をやや内方に寄せて斜めにした攪拌腕117c,117cをその中間部分において、すなわち上端部を上方に突出させた状態にしてそれぞれ吊下固定し、その攪拌腕117c,117cの下端間に水平腕117dを横架し、その水平腕117dの中央の下側に支軸117eを固定し、また、上記回転軸117aの中間部分の、上記水平腕117bの上方に水平に固定した支持腕117fにより環状の巻き込み防止部材117gを支持固定してなる。
これは、その巻き込み防止部材117gおよび攪拌腕117c,117cを軟体容器1の胴壁1aの内面に当接させるとともに、攪拌腕117c,117cをシーリング材中に沈めかつ上記巻き込み防止部材117gをシーリング材の表面より上側に位置させて配設され、そのシーリング材を混練する。
支軸117eは、軟体容器1の底円板1bに接した状態にすることで、回転時のブレ、ガタつきが防止される。
上記スクリュー103,115,116のように下部に巻き込み防止部材を備えたスクリューは、粘度の高い流体材料を攪拌した後に、その巻き込み防止部材に付着した流体材料の洗浄に手間が掛かってしまうが、このスクリュー117は、巻き込み防止部材117gの部分を流体材料に沈めることなく攪拌を行えるので、使用後に該巻き込み防止部材117gに流体材料が付着せず、洗浄が容易である。
図5(b)のスクリュー118は、上記スクリュー117の水平腕117dと支軸117eを備えず、その代わりに回転軸118aを、攪拌腕118b,118bの下端よりも下方に突出させているものである。
図6(a)(b)のスクリュー119は、上記チャック111に取り付けられる回転軸119aの中間部分に、水平腕119bを固定し、その両端に環状の巻き込み防止部材119dを固定し、その巻き込み防止部材119dに下方やや内向きに向けた攪拌腕119c,119cを吊下固定するとともに、上記攪拌腕119c,119cの下端に同じく環状の巻き込み防止部材119eを、上記回転軸119aの下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定してなるものである。
図6(a)〜(c)の120は、上記スクリュー119とともに使用される補助スクリューである。これは、上記スクリュー119の回転軸119aに嵌合させる嵌合環120aの外方に水平腕120b,120bを固定し、それらの外端に、上記スクリュー119の巻き込み防止部材119dと同径の環状の巻き込み防止部材120cを固定し、その巻き込み防止部材120cに対し、攪拌腕120d,120dを吊下固定し、また、その攪拌腕120d,120dの下端に巻き込み防止部材120eを固定してなるもので、上記スクリュー119の回転軸119aに嵌合環120aを嵌合させてそのスクリュー119の上に配置され、このスクリュー119に対して回転自在になっている。
図7(a)のスクリュー121は、図6(a)(b)のスクリュー119と同構造のもので(同一部分に同一符号を付した。)、これとともに用いる補助スクリュー122(図7(a)(b))は、上記図6の補助スクリュー120と比べると、嵌合環122aに固定した水平腕122bの長さを長くして、巻き込み防止部材122c,122dの径を大きくし、かつ、攪拌腕122e,122eを長くすることによりその高さを高くして、スクリュー121に覆い被せて配置されるようになっているものである。
図8(a)のスクリュー123は、窓孔123aを開口した角棒からなる長方形状の枠体123bの上下辺に回転軸123d,123dを固定し、その軸123d,123dと平行な両側辺の縁部、その角を覆うように弧状に湾曲した板状の巻き込み防止部材123c,123cを固定したものである。
なお、角棒に代え、丸棒を枠状に組んで枠体を構成してもよい。この場合、軟体容器1の胴壁1aの破損のおそれはないので、巻き込み防止部材123cをしょうりゃくかのうである
図8(b)のスクリュー124は、上記と同じ枠体124aの両側辺の巻き込み防止部材123c,123cの代わりに、その枠体124aの上下端に、その四隅の角を覆う環状にした帯状の巻き込み防止部材124b,124bを固定したものに相当する。
これらのスクリューは、巻き込み防止部材124b,124bをその角を覆うようにに固定しているから、容器の内面に当たったときの、その容器の破損等が防止される。
図8(c)のスクリュー125は、回転軸125aを中心にしてその回りに90°間隔で上下方向(上記回転軸125aの軸方向)に所要の長さを有する混練腕125bをもつコ字型の枠体125cを4つ固定した形態のものである。上記各枠体125cの混練腕125bの縁部の角、あるいはその上下端の角には、上記スクリュー123,124が備えているような巻き込み防止部材を取り付けるのが好ましい。なお上記枠体125cの数は増減変更できる。
図8(d)のスクリュー126は、縦長長方形の平板126aの上下辺の中央に回転軸126b,126bを備えてなる。その平板126aの縁部の角、あるいは上下端の角には、上記スクリュー123,124が備えているような巻き込み防止部材を取り付けるのが好ましい。
図9(a)のスクリュー127は、螺旋状に捩った板片127aの上下辺中央に回転軸127b,127bを固定したもの、図9(b)のスクリュー128は、上記スクリュー127に窓孔を開口させたものに相当する、換言すれば、板片に窓孔128aを開口させた長方形枠128bを螺旋状に捩った形態のものである。
窓孔のない上記スクリュー127は、粘度の低いものの混練に、窓孔128aを備えた上記スクリュー128は、粘度の高いものの混練に好適である。
なお、上記スクリューユニット104は、スクリューユニット取り付け台108より取り外してそのモータボックス109を把持すれば手持ち式の混練機として使用することもできる。
したがって、たとえば、図22に示した従来と同様の混練機による混練の際に、該スクリューユニット104のスクリュー103を流体材料収納用容器に差し込んで上下移動や左右移動させることにより混練を補助することで、従来の混練機を使用した混練を格段に高速化することができる。
本実施例の流体材料混練機201は、実施例1の流体材料混練機101と比べると、均し部材202を有する点を異にするだけのものであるので、同一部分に同一の符号を付し、主に上記均し部材202について説明する。
図10,11に示すように、上記均し部材202は、基端側の幅を約3cmとしその先端側202aを扇形にして幅広にした長さ約10cmの板状のもので、その一側面に固定された吊下軸202bにより、上記支持腕107の垂下部107cに吊下支持されている。
この均し部材202は、流体材料の撹拌時には、軟体容器1に収納された流体材料の上層に、その上面から2〜3cm沈められたところにその表裏面を上下に向けて水平に位置し、その流体材料の上層部分の、上下方向の流れを規制することにより、混練時の空気の混入を防ぐものである。
図12〜16に示したのは、他の均し部材の例である。
図12の均し部材203は、帯状の細長板をその長さ方向中央部分で90°捩ってなるものである。これは基端に支持環203bを有する支持腕203aの先端に固定されており、上記支持環203bをスクリュー103の回転軸103aに嵌合して、該回転軸103に対して回動自在に支持されて、軟体容器1内の流体材料の上層部分中に位置するようになっている。
図13(a)の均し部材204は、水平な基部204aの両端から2本の均し腕204b,204bを垂下させてなる針金製のもので、スクリューユニットを支持する支持腕205の水平部205aに吊下軸204cによって吊下支持されている。
この均し部材204は、混練の際には、上記基部204aおよび均し腕204b,204bは流体材料中に沈められるもので、その均し腕204b,204bは、その下端が容器1の底部に達する長さになっている。
図13(b)の均し部材204’は、上記の均し部材204の均し腕204b,204bよりも短い、長さ2〜3cmの均し腕204b’,204b’を基部204a’の両端から垂下させているものである。
上記均し部材204’も、流体材料の攪拌に際しては、流体材料の上面から2〜3cm沈めた状態とされる。
図14の均し部材206は、スクリューユニットを支持する支持腕207の水平部207aに対し吊下軸206aにより吊下状態で水平に支持された基部206bの両端に、2本の均し腕206c,206dを垂下状態にして備えている。その一方の均し腕206dは他方の均し腕206cよりも短い。
図15の均し部材206’は、上記均し部材206と同様に2本の均し腕206’a,206’bを備え、その一方の均し腕206b’の下端に、帯状板片を中央で捩ってなる均し片206c’を固定してなる。
図16(a),(b)の208,209は方形をなす平板状の均し部材で、これらは吊下軸208a,209aにより、スクリューユニットを支持する支持腕に、取り外し可能にして吊下げ支持される。その均し部材208,209は、流体材料の粘度に応じて、垂直に、すなわちその表裏面を側方に向けて、あるいは斜めにして取り付ける。
図16(c)は、さらに他の形態の均し部材の側面図と底面図である。この均し部材210は、帯状の板を、その左右部分を互いに反対方向に捩った、いわばプロペラ形をなすもので吊下軸210aにより支持されている。
上記の均し部材208,209,210は左右回動自在に支持させるのが好ましい。この例では、図16(a)〜(c)に示すように上記吊下軸208a,209a,210aの下半部を、その上半部に対し回転自在とし、その下半部に均し部材を固定することにより左右回動自在としている。
また、その下半部は、ネジの緊締などにより上半部に対して回動しないよう固定も可能なものとしておくと、混練する流体材料に応じて固定することも可能であり便利である。
上記各種の均し部材は流体材料の流れを規制して、その表面の波打を抑えることで空気の混入を防ぐ。
均し部材208,209,210は、回動自在に吊下支持すれば、混練時の流体材料を過度に堰き止めることなく、流体材料その表面の波打ちを平坦に均し、空気の混入を防ぐ作用を奏する。
そのほか、実施例1と同様、容器回転台105を駆動させずにスクリュー103だけを回転させ、容器1を、とも回りさせて混練してもよい。
流体材料の硬度,粘度により、とも回りする容器1の回転速度が変わるが、スクリュー103の容器1の胴壁1aへの押し当て具合を強めることで回転速度を速め、また、容器回転台105軸に適宜の負荷をかけることで回転速度を遅くすることができる。
また、上記スクリュー103に代え、他タイプの上記スクリュー(図2〜9)を取り付けてもよい。
本発明の実施例3について図17〜21により詳しく説明する。
本実施例の流体材料混練機301は、パドル302を備えた従来公知のものと同様の混練機に対して、スクリュー303を備えたスクリューユニット304を取り外し自在に取り付けてなる。
上記混練機の筐体305は、実施例1および2の筐体102と同様に容器回転台306や支持ポール307を備えている。
302は底面掻き取り羽302aと、その前端に起立した側面掻き取り羽302bとからなる、側面L形の板片状をなすいわゆるL型のパドルである。
上記底面掻き取り羽302aは、流体材料収納用容器の底部に近接するよう配設され底部付近の流体材料を掻き取り上方へ送給する作用を奏し、上記側面掻き取り羽302bは、上記流体材料収納用容器の側面付近の流体材料を掻き取り内方へ送給する。
302d,302dは、上記側面掻き取り羽302bの前縁の上端と下端の角の部分にその角を覆うように取り付けられた曲板状の巻き込み防止部材で、これは、その角が当たることにより容器、特に薄層フィルム製の軟体容器の胴壁を破損し巻き込むことを防止するためのものである。
また、その側面掻き取り羽302bの前縁には、上端から下端までの全長にわたりたとえば曲板状にした巻き込み防止部材を取り付けてもよい。
なお、そのパドル302の縁部、特に側面掻き取り羽302bの前縁部の角を落として、断面を角形ではなく、たとえば図19(a)に示したように半円形とすれば、巻き込み防止部材を省略しても容器の破損を防ぐことができる。
このパドル302は、その底面掻き取り羽302aの上辺に固定された細長板状の取付軸302cを介して、支持腕309に吊下支持され、上記容器回転台306上に位置している。
上記取付軸302cは細長板状のものであるが、丸棒状あるいは角棒状のものとすることもできる。
上記支持腕309は、支柱309aと、その上端に連続する水平部309bと、その水平部309bの他端から垂下し、上記パドル302をその取付軸302cにおいて吊下げ支持する垂下部309cとからなる断面円形のもので、その支柱309aを上記支持ポール307に差し込み嵌合させて筐体305上に立設されている。
310は、方形の底板310aの対向両縁に側板310b,310b(一方のみ図示している。)を立設したスクリューユニット取り付け台で、これは、その底板310aにおいて、上記支持腕309の水平部309bの上に溶接により固定されている。
上記パドル302は、図18に示したように、たとえば、底面掻き取り羽302a’を複数の部品(連結片)を取り外し自在に連結して構成したものとことができるものである。
各連結片は所要の大きさや長さの各種のものを交換部品として用意しておき、その中から必要なものを選択し、互いのネジを螺合し取り外し自在に連結することで、各種の容器に対応する所要の大きさ,形状のパドルを構成することができる。
たとえば、図18(a)の底面掻き取り羽302a’の後端連結片311の代わりに、図19(b)に示したように、側面掻き取り羽312aを立設した後端連結片312を取り付けることにより、底面掻き取り羽302a’の前後端に側面掻き取り羽302b,312aを備えたいわゆる山型のパドルとすることができる。
図18(a)に示したのように、側面掻き取り羽302’は、底面掻き取り羽の一部と一体にして前端連結片313としておくこともでき、この場合、これを適宜取り外すことによって、後方の側面掻き取り羽312aと底面掻き取り羽302aのみからなるL型のパドルとして使用することもできる。
また、図18(a)の上記後端連結片311の代わりに図19(c)に示す後端連結片314を取り付けることもできる。この後端連結片314は、その後端に、円柱状の側面掻き取り部314aを、軸314bにより回転自在にとりつけているものである。
このような回転自在な円柱状の側面掻き取り部はパドルの前方および後方のいずれか一方の端部に取り付けてL形のパドルにもできるし、前後双方に取り付けて山形のパドルとすることもできる。
また、側面掻き取り羽を、複数の連結片を連結して構成するものとし、その一部を省略するとか追加の連結片を連結するなどして、その長さを変更することができる。この場合、各連結片の角部を覆うように巻き込み防止部材を取り付けるのが好ましい。
さらには、側面掻き取り羽を有さず底面掻き取り羽のみを有するパドルとしてもよい。
上記底面掻き取り羽および側面掻き取り羽は、細長板状のものであるが、それは、細長板を捩ったものあるいは角柱状のものや丸棒状のものとしてもよい。
パドルは、上記のものに代え、図18(b)に示したようなものとすることもできる。このパドル315は、支持腕316の下方に、取付軸317により取付けられているものであるが、それは、その取付軸317の下端に連続する底部掻き取り羽315aが斜め上方に向いており、その先端に、垂直に起立する側面掻き取り羽315bを連設している。
混練する流体材料の性状によっては、特に、粘度が低い流体材料の場合には、このように、底部掻き取り羽315aを斜めにして容器1の底部との間に間隙を設けることにより、気泡の混入が少なくなり、また混練効率が高くなる場合がある。
上記底部掻き取り羽315aも複数の部品(連結片)315d……を連結して構成することができ、長さの異なる部品を連結することにより、容器に応じた大きさ、形状のものとすることができる。
また、軟体容器1の破損防止のため、縁部の角を覆う巻き込み防止部材を取り付けるのが好ましい。
なお、そのパドル315と支持腕316は全体を一体に製作してもよいこと明らかである。
上記スクリューユニット304は、モータ,減速ギア,電源スイッチ318,回転方向切替スイッチ、回転制御部等を備えたモータボックス319の下面から下方に突出させたチャック320の下端に上記スクリュー303を取り付けてなる。
上記スクリュー303は、太さ3〜5mm程度の角棒からなり窓孔321を開口した長方形状の枠体322の上辺中央の回転軸323において上記チャック320に取り付けられ、その下辺の中央に垂設した嵌合軸324を、上記パドル302の底面書き取り羽302aの上面に掘削形成した軸受孔325に回転自在に嵌合させ、底面掻き取り羽302aの上方に位置している。
なお、角棒に代え、丸棒を枠状に組んで枠体を構成してもよい。
このスクリュー303は、上記モータボックス内のモータにより回転するもので、上記の通り嵌合軸324を上記パドル302の軸受孔325に嵌合させているから、回転時にブレることがない。
上記混練機301による混練は、上記容器回転台306に、流体材料を充填収納した流体材料収納用容器を乗載固定するとともに、上記支持ポール307に、スクリューユニット304を取り付けた支持腕309の支柱309aを差し込み、パドル302およびスクリュー303を、流体材料収納用容器内に所定の高さに位置させて取り付け固定し、この状態で上記容器回転台306を回転駆動し、また、上記スクリュー303を回転駆動することによって、行われる。
その混練は、パドル302のみならずそのパドル302の底面書き取り羽302aの上方に位置するスクリュー303によっても行われるので、容器内の流体材料全体を偏りなく効率的に混練でき、これにより混練時間を飛躍的に短縮するもので、従来容器1つあたり15〜20分を要していた2液型シーリング材の混練が、2〜5分で行える。
また、スクリューユニット取り付け台310を、支持腕309の水平部309bに左右回動自在に軸支してその向きを変更可能にして取り付けておいた場合には、スクリューユニット304の向きの変更をして、すなわち、スクリュー303をパドル302の底面書き取り羽302aの上方のからずらした箇所に位置させて回転させるとともに、容器回転台306を回転することにより混練を行うこともできる。
この場合、スクリュー303は、その嵌合軸324を、パドル302の底面書き取り羽302aの軸受孔325から抜脱して、モータボックス319より吊下げ支持された状態となる。
このようにして、混練途中でスクリューユニット304の向きを変更すれば、容器内の特定箇所の流体材料の混練が不十分になるようなことを防げる。
また、上記スクリュー303に代え、他タイプの上記スクリュー(図2〜9)を取り付けてもよい。
なお、上記スクリューユニット304は、スクリューユニット取り付け台310より取り外してそのモータボックス319を把持すれば手持ち式の混練機として使用することもできる。
次に、図20により、本発明の実施例4について説明する。
本実施例の流体材料混練機401は、容器回転台402と、支持腕403に吊下支持されたパドル404と、スクリュー405を備えたスクリューユニット406を有する点については、実施例3の流体材料混練機301と同じであるが、スクリュー405の回転駆動を上記容器回転台402を回転させるモータにより行っているものである点を実施例3の上記流体材料混練機301と異にする。
よって、同一の点についての説明は省略し、その相違する点を中心に説明する。
407は、容器回転台402を回転駆動する、筐体408内に配置されたモータの回転軸で、409はその回転軸407に固定されたプーリである。
支持腕403は、支柱403aと水平部403bと、上記パドル404を吊下支持する取付軸403cとからなり、上記支柱403aは、中空の外筒410と、その内部に配設され、上下端にプーリ411,412を固定した回転自在な回転軸413とからなる。
この支柱403aの外筒410と回転軸413は、それぞれ、その中間部分において上下に切り離し可能になっておりそれらの上半部およびこれと一体になった上記水平部403b、取付軸403c、パドル404、スクリューユニット406の部分は、下半部に対して取り外し自在になっている。
上記回転軸413のプーリ412と上記プーリ409との間にはベルト414が掛け渡されており、その回転軸413は、上記モータの回転により、容器回転台402とともに回転させられる。
415は、支持腕403の水平部403bに乗載固定されたプーリボックスである。これは、上記プーリ411との間にベルト416を掛け渡したプーリ417を基端に固定し、実施例3のものと同じスクリュー405を固定したチャック419を軸支しているもので、そのスクリュ405は、上記モータの駆動により、同時に回転されるようになっている。
この流体材料混練機401は、モータ1つのみで容器回転台402とスクリュー405を回転させることができるので、安価に製作でき消費電力も少ない。
なお、スクリュー405を回転させるための上記のプーリ409,411,412,417およびベルト414,416による構成に代えて、歯車を使用した構成としてもよいし、また、上記スクリュー405に代え、他タイプの上記スクリュー (図2〜9)を取り付けてもよい。
次に、図21により、本発明の実施例5について説明する。
本実施例の流体材料混練機501は、実施例4の流体材料混練機401とは、パドル502の形状を異にすること、および、スクリューユニット503が、2つのスクリュー504,505を備えていること等において異なるものである。
したがって、同一の点についての説明は省略し、その相違する点を中心に説明する。
上記パドル502は、底面掻き取り羽502aの前後両端に側面掻き取り羽502b,502cを起立させ、かつ、上記底面掻き取り羽502aの中央に取付軸502dを起立させた山形をなすもので、その取付軸502dにおいて筐体に立設された支持腕506に取り付けられている。
このパドル502は全体を一体に製作してもよいし、たとえば側面掻き取り羽502b,502c等の部分を取り外し自在に製作してもよい。
また、このパドル502は、軟体容器1を破損させないように、縁部の角を落としたものとするか、あるいは巻き込み防止部材を取り付けるのが好ましい。
上記スクリューユニット503は、電源スイッチ507,モータ508、減速ギア、回転方向切替スイッチ、回転制御部等を備えたギアボックス509の下面から突出させた一対の駆動軸510,511に、上記スクリュー504,505を接続したものである。
512は上記モータ508の回転軸、513,514はその回転軸512に固定したプーリ、515,516は上記駆動軸510,511に固定したプーリ、517,518は、上記プーリ514と515との間、また上記プーリ513と516との間に掛けたベルトである。
上記スクリュー504,505は、上記モータ508により、上記各プーリ513,514,515,516およびベルト517,518を介して回転される。
なお、プーリとベルトに代え、歯車を用いた構成としてもよい。
上記スクリュー504,505は実施例3のスクリュー303と同様のものであるが、これに代え、他の上記スクリュー(図2〜9)を取り付けてもよい。なお、上記スクリュー504,505は、実施例4のように、容器回転台を回転させるモータにより回転させてもよい。
(a)は本考案の実施例1に係る流体材料混練機の一部縦断側面図、(b)はその要部拡大断面図である。 その混練機のスクリューの斜視図である。 他のスクリューの第1の例の斜視図である。 他のスクリューの第2の例の斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ他のスクリューの第3,4の例の斜視図である。 (a),(b)は他のスクリューの第5の例の斜視図および縦断面図で、(c)はそのスクリューとともに用いられる補助スクリューである。 (a)は他のスクリューの第6の例の縦断面図、(b)はそのスクリューとともに用いられる補助スクリューの斜視図である。 (a)〜(d)は、他のスクリューの第7〜第10の例の斜視図である。 (a),(b)は、他のスクリューの第11,第12の例の側面図である。 本考案の実施例2に係る流体材料混練機の一部縦断側面図である。 図10の均し部材の拡大斜視図である。 (a)は、他の均し部材の第1の例のものを取り付けた流体材料混練機の側面図、(b)は、その均し部材の拡大斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ他の均し部材の第2,第3の例のものを取り付けた流体材料混練機の側面図である。 他の均し部材の第4の例のものを取り付けた流体材料混練機の要部斜視図である。 他の均し部材の第5の例のものを取り付けた流体材料混練機の要部斜視図である。 (a)〜(c)は、他の均し部材の第6〜第8の例である。 本考案の実施例3に係る流体材料混練機の側面図である。 (a),(b)は、それぞれ他のパドルの例である。 (a)〜(c)は、先端形状を異にする他のパドルの例の要部拡大図である。 本考案の実施例4に係る流体材料混練機の側面図である。 本考案の実施例5に係る流体材料混練機の要部側面図である。 従来の混練機により流体材料収納用容器内の流体材料を混練する様子を示す斜視図である。
符号の説明
1 流体材料収納用容器
102,305,408 筐体
103,115〜119,121,123〜128,303,405 スクリュー
105,306,402 容器回転台
120,122 補助スクリュー
202,203,206,206’,208,209,210 均し部材
203a 支持腕
302,315,404 パドル

Claims (30)

  1. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(103a)の中間部分に水平に固定したプロペラ(103b)と、そのプロペラ(103b)の先端に、上端部(103f,103f)を上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕(103c,103c)と、上記攪拌腕(103c,103c)の下端に、上記回転軸(103a)の下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材(103e)とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(103)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  2. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(103a)の中間部分に水平に固定したプロペラ(103b)と、そのプロペラ(103b)の先端に固定した環状の巻き込み防止部材(103d)と、その巻き込み防止部材(103d)に、上端部(103f,103f)を上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕(103c,103c)と、上記攪拌腕(103c,103c)の下端に、上記回転軸(103a)の下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材(103e)とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(103)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  3. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(115a)の中間部分に固定した水平腕(115b)と、その水平腕(115b)の両端に、上端部を上方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕(115c,115c)と、その攪拌腕(115c,115c)の下端に、上記回転軸(115a)の下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材(115d)とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(115)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  4. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(116a)の中間部分に固定した水平腕(116b)と、上記水平腕(116b)の両端に固定した環状の巻き込み防止部材(116d)と、その巻き込み防止部材(116d)上に立設した補助攪拌腕(116f,116f)と、上記巻き込み防止部材(116d)に吊下固定した攪拌腕(116c,116c)と、上記攪拌腕(116c,116c)の下端に、上記回転軸(116a)の下端が、その下縁よりも下方に突出した状態になるようにして固定した環状の巻き込み防止部材(116e)とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(116)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  5. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(117a)に固定した水平腕(117b)と、上記水平腕(117b)の両端に上端部を上方に突出させた状態にして吊下固定した固定した攪拌腕(117c,117c)と、その攪拌腕(117c,117c)の下端間に横架した水平腕(117d)と、その水平腕(117d)の下側に固定した支軸(117e)と、上記回転軸(117a)の中間部分の、上記水平腕(117b)の上方に固定した支持腕(117f)により支持固定された環状の巻き込み防止部材(117g)からなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(117)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  6. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(118a)の中間部分に固定した水平腕と、上記水平腕の両端に上端部を上方に突出させかつ上記回転軸(118a)をその下端よりも下方に突出させた状態にして吊下固定した攪拌腕(118b,118b)と、上記回転軸(118a)の中間部分の、上記水平腕の上方に固定した支持腕により支持固定された環状の巻き込み防止部材とからなるとともに、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(118)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  7. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、
    <ii>回転軸(119a)の中間部分に水平に固定した水平腕(119b)と、その水平腕(119b)の両端に固定した環状の巻き込み防止部材(119d)と、その巻き込み防止部材(119d)に吊下固定した攪拌腕(119c,119c)と、上記攪拌腕(119c,119c)の下端に、上記回転軸(119a)の下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材(119e)とからなり、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(119)、および、
    <iii>上記スクリュー(119)の回転軸(119a)に嵌合させる嵌合環(120a)と、その外方に固定した水平腕(120b,120b)と、それらの外端に固定した環状の巻き込み防止部材(120c)と、この巻き込み防止部材(120c)に対して吊下固定した攪拌腕(120d,120d)と、その攪拌腕(120d,120d)の下端に固定した環状の巻き込み防止部材(120e)とからなり、上記スクリュー(119)の回転軸(119a)に嵌合環(120a)を嵌合させて、このスクリュー(119)に対して回転自在にして、該スクリュー(119)の上に配置された補助スクリュー(120)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  8. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、
    <ii>回転軸(119a)の中間部分に水平に固定した水平腕(119b)と、その水平腕(119b)の両端に固定した環状の巻き込み防止部材(119d)と、その巻き込み防止部材(119d)に吊下固定した攪拌腕(119c,119c)と、上記攪拌腕(119c,119c)の下端に、上記回転軸(119a)の下端がその下縁よりも下方に突出した状態になるよう固定した環状の巻き込み防止部材(119e)とからなり、上記流体材料収納用容器内に位置して回転するスクリュー(121)、および、
    <iii>上記スクリュー(121)の回転軸(119a)に嵌合させる嵌合環(122a)と、その外方に固定した水平腕(122b,122b)と、それらの外端に固定した環状の巻き込み防止部材(122c)と、この巻き込み防止部材(122c)に対して吊下固定した攪拌腕(122e,122e)と、その攪拌腕(122e,122e)の下端に固定した環状の巻き込み防止部材(122d)とからなり、上記スクリュー(121)の回転軸(119a)に嵌合環(122a)を嵌合させて、このスクリュー(121)に覆い被せて配置される補助スクリュー(122)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  9. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>窓孔(123a)を開口した方形状の枠体(123b)の上下辺に回転軸(123d,123d)を固定し、その回転軸(123d,123d)と平行な両側辺に、その縁部の角を覆うように板状の巻き込み防止部材(123c,123c)を固定したスクリュー(123)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  10. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>窓孔を開口した方形状の枠体(124a)の上下辺に回転軸を固定するとともに、その枠体(124a)の上下端の角を覆う環状の巻き込み防止部材(124b,124b)を固定したスクリュー(124)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  11. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>回転軸(125a)の回りに、該回転軸(125a)の軸方向に所要の長さを有する混練腕(125b)をもつ枠体(125c)を固定してなるスクリュー(125)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  12. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>縦長長方形の平板(126a)の上下辺に回転軸(126b,126b)を固定したスクリュー(126)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  13. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>螺旋状に捩った板片(127a)の上下辺中央に軸(127b,127b)を固定したスクリュー(127)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  14. <i>筐体(102)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(105)、および、
    <ii>板片に窓孔(128a)を開口させた長方形枠(128b)を螺旋状に捩り、その上下辺中央に回転軸を固定したスクリュー(128)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  15. 上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に水平に位置し、その流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材(202)を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機。
  16. 帯状の板を捩ってなり、上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層に位置する均し部材(203,210)を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機。
  17. 上記均し部材(203)が、基端に支持環(203b)を有する支持腕(203a)の先端に固定されており、上記支持環(203b)を上記スクリュー(103,115,116,117,118,119,121,123,124,125,126,127,128)の回転軸(103a,115a,116a,117a,118a,119a,123d,125a,126b,127b)に嵌合して、該回転軸(103a,115a,116a,117a,118a,119a,123d,125a,126b,127b)に対して回動自在に支持されている請求項16記載の流体材料混練機である。
  18. 水平な基部(204a,204a’,206b)の両端から、均し腕(204b,204b’,206c,206d,206a’,206b’)を垂下させてなり、筐体(102)に立設された支持腕(205,207)に吊下支持された均し部材(204,204’,206,206’)を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機。
  19. 上記均し腕(204b,204b)の下端が流体材料収納用容器の底部に達することを特徴とする請求項18記載の流体材料混練機。
  20. 2本の上記均し腕(206c,206d)の長さが異なることを特徴とする請求項18記載の流体材料混練機。
  21. 上記均し腕(206b’)に、帯状の板片を捩ってなる均し片(206c’)を固定してなることを特徴とする請求項18記載の流体材料混練機。
  22. 上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に垂直にして位置し、その流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材(208,209)を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機。
  23. 上記流体材料収納用容器に収納された流体材料の上層部分中に斜めにして位置しその流体材料の上層部分の流れを規制する板状の均し部材(208,209)を有することを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13または14記載の流体材料混練機。
  24. <i>筐体(305)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(306)と、
    <ii>支持腕(309)により上記容器回転台(306)上に支持され、その縁部の角を覆う巻き込み防止部材(302d)を固定したパドル(302)と、
    <iii>スクリュー(303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128)とを備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  25. <i>筐体(305)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(306)と、
    <ii>支持腕(309)により上記容器回転台306上に支持され、その縁部の角を落としたパドル(302,315)と、
    <iii>スクリュー(303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128)とを備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  26. 上記パドル(315)が、複数の部品を取り外し自在に連結して構成されていることを特徴とする請求項24または25記載の流体材料混練機。
  27. 上記パドル(315)が、斜め上方に向いた底部掻き取り羽(315a)の先端に、垂直に起立する側面掻き取り羽(315b)を連設してなることを特徴とする請求項24,25または26記載の流体材料混練機。
  28. 上記パドルに、回転自在な円柱状の側面掻き取り部(314a)を設けていることを特徴とする請求項24,25,26または27記載の流体材料混練機。
  29. <i>筐体(408)上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台(402)と、
    <ii>支持腕(403)により上記容器回転台(402)上に支持されたパドル(404)と、
    <iii>上記容器回転台(402)を回転させるモータにより回転駆動されるスクリュー(405,303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
  30. <i>筐体上に配設され流体材料収納用容器を乗載支持する容器回転台と、
    <ii>支持腕(506)により上記容器回転台上に配設され、その角を落としたパドル(502)と、
    <iii>複数のスクリュー(405,303,103,115,116,117,118,119,121,123〜128)を備えたことを特徴とする流体材料混練機。
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